JPH06122207A - 一次元的にランダムな点分布を用いた熱式インクジェットによるハーフトーン印刷 - Google Patents

一次元的にランダムな点分布を用いた熱式インクジェットによるハーフトーン印刷

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JPH06122207A
JPH06122207A JP5118807A JP11880793A JPH06122207A JP H06122207 A JPH06122207 A JP H06122207A JP 5118807 A JP5118807 A JP 5118807A JP 11880793 A JP11880793 A JP 11880793A JP H06122207 A JPH06122207 A JP H06122207A
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JP5118807A
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Joseph F Stephany
ジョゼフ・エフ・ステファニー
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    • G06K15/105Multipass or interlaced printing
    • G06K15/107Mask selection

Abstract

(57)【要約】 【構成】所定のグレイスケール部分を有した所望の像を
用紙(14)上に印刷する方法。対応する点を前記用紙
上に印刷するために、プリントヘッド(10)から液状
インク小滴を排出させ、前記用紙上に前記点を一連の平
行線内に整列させ、前記一連の平行線の各線内に、前記
点をランダムな間隔の分布状態に配する。 【効果】線形アレイのインクジェット放射器によって、
所望の像の所定のグレイスケール部分が用紙上に印刷さ
れる。個々の放射器は、用紙が前記放射器を通り過ぎる
際に、前記放射器のランダムな作動の頻度を制御する確
率関数に従って操作される。前記作動頻度は、印刷され
る部分の所望のグレイスケールの関数になっている。結
果的に用紙上に印刷された点は、一次元においては均一
な線内に、別の次元においてはランダムに分布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、インクジェット印刷装置を用い
て、「ハーフトーン」または「グレイスケール」部分を
有した像を生じしめる方法と装置とに関する。
【0002】熱式インクジェット印刷では、ディジタル
命令に従ってプリントヘッド内の複数個の小滴放射器か
らインク小滴が選択的に排出されて、コピー用紙(すな
わちシート状の普通紙)上に所望の像が創り出される。
一般にプリントヘッドは、インクを用紙まで搬送するた
めの、線形アレイの放射器からなる。たとえば文字を印
刷するために、プリントヘッドがタイプライターのよう
に用紙に対して前後に移動する場合もあれば、線形アレ
イが用紙の全幅を横切って延在し、この線形アレイがプ
リントヘッドに対して移動する場合もある。前記放射器
は一般に、1つ以上の共通のインク供給マニホルドに接
続された毛管溝またはその他のインク通路からなる。適
切なディジタル信号に呼応して、前記溝内に配設された
加熱素子によって前記溝内のインクが急速に加熱され気
化するまで、マニホルドからのインクは各溝内に維持さ
れる。インクのこうした急速な気化によって、ノズルを
介して若干のインクをコピー用紙へと放射する気泡が生
じる。
【0003】一般に、熱式インクジェット印刷処理は全
か無かの二者択一の処理である。商業的に入手可能なイ
ンクジェット印刷技術のほとんどは、用紙上において印
刷が望まれる全ての部分に点状のインクを付着させ、像
の「白色部分」が望まれるところにはインクを付着させ
ないものである。この二者択一の処理は、英数字または
その他の記号を印刷する場合には許容できるものであっ
て、実際のところ望ましいものではある。しかし写真の
印刷等、「ハーフトーン」または「グレイスケール」と
して周知の、連続的な色調での階調を有した像を印刷す
る場合には問題が起こる。従来のオフセット印刷では通
常、原稿の像の連続的な色調をハーフトーンまたは擬似
ハーフトーンの像に変貌させることによって、この問題
を解決している。ハーフトーンの像は一般に、様々なサ
イズの多数のインク点からなる。インク点のサイズは、
再現される暗度すなわち色調に対応する。用紙上におい
て点と点との間の空間にある点が人間の視力に比較して
小さい場合には、これらは見た目には閾下のものとな
り、認識されなくなる。このため、用紙上の点と空間と
が視覚的に融合し、目の錯覚を起こさせて、様々な暗度
の連続的な色調を目にしていると信じ込ませるのであ
る。擬似ハーフトーンの像は、印刷される点のサイズが
固定されかつ点の間隔が固定された印刷装置を用いて連
続的な色調の像すなわちグレイスケールを再現する処理
にあたる。従って、再現されるグレイレベルは、印刷位
置の特定の線部分すなわちマトリックスアレイの多数の
印刷出力された点によって表される。個々の点が十分に
小さければ、肉眼で見るかぎりは、前記点が点と点との
間の空間と視覚的な融合状態を形成する融合効果を発揮
して、様々な暗度の連続的な色調を目にしていると錯覚
させるのである。
【0004】しかし、インクジェット印刷においては、
用紙上に付着させる個々のインク小滴によって様々なサ
イズの点を生じしめて、信頼性のある精度すなわち正確
さでハーフトーンを創り出すことは困難である。周囲温
度等の様々な外部要因が、インクジェット印刷処理にお
いて個々の小滴が生じしめる実際の点サイズに重大な影
響を及ぼすのである。温度にかかわりなしに一貫したサ
イズの点を確実に生じしめるために様々な技術が提案さ
れてきたが、ハーフトーンのために個々の点サイズを直
接制御する方法は現時点では、技術的または商業的に実
用化されていない。
【0005】本発明の実施態様に従って、プリントヘッ
ドから液状のインク小滴を排出して用紙上に対応する点
を印刷する段階からなる、所定のグレイスケール部分を
有した所望の像を用紙上に印刷する方法を提供する。前
記点は、用紙上において一連の平行線内に整列するとと
もに、前記点は前記一連の平行線の各線内においてラン
ダムな間隔の分布状態に配置される。
【0006】図1A、BおよびCは、グレイスケールを
形成させるために部分内に分布させたインク点の比較図
である。
【0007】図2は、用紙上に点を配置しているインク
ジェット・プリントヘッドを示す正面略図である。
【0008】図3は、本発明に従って部分内に分布させ
たインク点を示す詳細図である。
【0009】図4は、本発明の一実施例を示す系統図で
ある。
【0010】図5は、本発明に従って、所望のハーフト
ーン像を形成させるために用紙上に設けられたセルを示
す図である。
【0011】図1Aに、部分内において相互作用状態に
分布させた点の例を示す。相互作用状態の場合には、A
×A(A2 )の大きさを持つセル内に、各々が半径R
(よって面積πR2 )のN個の点を配したとすると、前
記セル内の半径Rの点N個が前記セル上において吸収す
る光の比率として定義される透過率T(すなわち、言い
換えれば、前記セル内の総面積に対するインク被覆部の
面積率)は次のように計算される。 Tint =1−(NπR2 /A2
【0012】部分内において非相互作用状態に分布させ
た点の例を図1Bに示す。セル内において非相互作用状
態に点が配されている場合は、Tの計算は若干異なった
ものになる。 Tnon =[1−(πR2 /A2 )]N この式は以下のように導出される:自身上に半径Rの点
を各1個有した各々面積A2 の透明板がN枚あるとす
る。よって、各板の平均の透過率は、総透過率から前記
板の総面積に対する前記1個の点の面積率を引いた値、
すなわち[1−(πR2 /A2 )]となる。非相互作用
状態の数個の点を有したセルを見ている場合には、作用
としては、自身上に各1個の点を有した数枚の透明板を
通して見ていることになる。このような板がN枚(相互
作用状態の場合のように自身上にN個の点を有した1個
のセルの場合とは逆に)あるのだから、総透過率はN枚
の板全部の積となり、前記の式になるわけである。この
式では、点の個数Nが指数になっているというところが
重要である。
【0013】光学においては、グレイスケールの肉眼に
よる知覚を評価するための好適な基準は「光学濃度」で
ある。光学濃度は、所定の面積から反射される微量な光
の、−10を底とする対数として計算される。光学濃度
における等増分は、目には暗度の等増分となって見え
る。この反応はあらゆる感覚器官に一般的な反応であっ
て、「ウェーバー・フェヒナーの法則」として知られて
いる。ハーフトーンの像が得られる装置を作る際には、
光学濃度と各セル内の点の個数Nとを線形の関係にする
ことよって、像内のハーフトーンのセルは最も効果的な
暗度になり、所定の個数の点について可能な限りすぐれ
た品質の印刷が生み出される。言い換えれば、ハーフト
ーンを生じしめる最も効果的な装置とは、点の個数Nを
線形に増加させることによって、所定のセル内に点が皆
無の状態から所定のセルが点すなわちインクでほぼ完全
に覆われる状態まで、Nの全範囲にわたって均等な階調
の光学濃度を生じしめる装置である。セルを満たす点の
構成において、光学濃度Dは単純に−10を底とする透
過率Tの対数である。従って、相互作用状態の点の場合
は、濃度の式は、点の個数Nの合成関数かつTint の式
の対数となる: Dint =−log10 [1−(NπR2 /A2 )]
【0014】これからわかるように、相互作用状態の場
合には、相互作用する点の光学濃度は点の個数Nの合成
関数となる。しかし、非相互作用状態の場合には、光学
濃度は以下のように計算される: Dnon =−Nlog10 [1−(πR2 /A2 )] この場合には、点の個数NはTnon の計算では指数だっ
たので、対数の場合はこの指数Nが単なる因数となる。
NとDnon との間のこうした線形関係が、たとえば電子
写真方式によるハーフトーンよりも写真の像の方が「写
実的」に見えがちな主要な理由になっている。
【0015】本発明に従って、点の配置は、用紙上にお
いて一次元においてのみ非相互作用状態に行なわれる。
前記点は等間隔の平行線に沿って用紙上に配されるが、
各線に沿って前記点を、所望の像内の特定のセルの光学
濃度に従ってランダムに点を配置させる確率関数に従っ
て分布させる。この点構成を図1Cに示す。用紙上にお
けるこうした半ランダム(semi-random) な点構成は、視
覚的な見地から有利であるばかりでなく、商業製品のイ
ンクジェット印刷機に特に適している。
【0016】図2は、全幅アレイのインクジェット・プ
リントヘッドの基本的な構成を示す正面略図であって、
前記プリントヘッドは、プリントヘッドに対して放射器
の線形アレイの線に垂直な処理方向(Pに示す)に移動
する用紙上に、等間隔の平行線内において、一組の点を
印字している。図2に示すプリントヘッド10は一方向
に延在するとともに、各々1つの熱式インクジェット放
射器に付随した、図2では下向きの一連のノズル12を
含んでいる。1インチ(2.54cm)あたりノズル6
00個の解像力を有した実施例が現在提案されている
が、商業的に入手可能な一般的なインクジェト・プリン
トヘッドの実施例では、ノズル12に、1インチあたり
線形アレイノズル300個の解像力が付与されている。
線形アレイの1インチあたりのノズル数は直接、1イン
チあたりの点の解像力に換算される。図2では、図解の
ために、ノズル12によって用紙14上に創り出される
点の大きさは明らかに誇張されている。用紙14の移動
方向に配置される点の解像力は、像に合わせて個々のノ
ズルの操作とプリントヘッド12に対する用紙14の動
きとを調整することによって達成される。
【0017】本発明に従って全幅アレイのプリントヘッ
ド12を作動させた時は、用紙14が線形アレイのプリ
ントヘッド12に対してこれに垂直な方向に移動する一
方で前記線形アレイのプリントヘッドに沿った個々のノ
ズルの間隔によって、前記線形アレイ内の放射器が創り
出す各平行線内において一次元的なランダム状態の点分
布がもたらされる。従って、プリントヘッド10内に全
幅アレイのノズルが設けられている場合は、各ノズルか
ら点を放射するタイミングを用紙14の動きに対して制
御する装置において本発明を実施してもよい。
【0018】図3に、点面積8(点1個を配置可能な面
積)×点面積8のセル見本を示す。この場合も、意図さ
れているのは、点自体に1インチあたり300個、また
はおそらく1インチあたり600個の解像力を持たせる
ことであって、こうしたセルの実際の大きさがわかる。
図3のセルにおいて、等間隔のインクジェット・ノズル
は、セルの処理方向Pにのみランダムに点を配置するパ
ルスによって、ランダムに変調される。Nmax を、点を
重複させることなく面積A×Aのセル内に配置可能な点
の総数、そして各縦列内の点の数をYまたはY+1と
し、セル内においてY個の点を有する列の数を[(N
max 1/2 −X]、Y+1個の点を有する列の数をXと
すると、Yは(Nmax 1/2 よりも大きくなりうるが、
XはNmax の平方根より大きくはなりえない。よって、
透過量、すなわち前記半セルの総面積に対するセル内の
点の面積率は以下の式により求められる: T=[1−(Nmax-1/2Y(1−([X/
(Nmax)] ここでは、セルの縦列内の点の数に1個を上回る差はな
いと仮定している。従って、前記式に基づいて、セルの
光学濃度は以下のように求められる: D=Ylog10[1−(Nmax-1/2-1+(X/Nmax)l
oge -1(10)
【0019】前記式からわかるように、YとXとに対す
る光学濃度Dの従属状態は線形の関係になっており、こ
れは、光学濃度が、わずかな誤差しか生じずに依然とし
て線形に増加する(点配置が完全に非相互作用状態の望
ましい場合のように)ことを意味する。従って、一方向
にのみ点の位置をランダム化することによって、非相互
作用状態の点配置の十分な近似化が可能であることは明
らかである。図3のセルにおいて、図に示すように、各
列内の点は均一な状態で隣接した放射器によって創り出
されるため、処理方向Pの点列構成は均一かつ等距離に
なり、一方、用紙が放射器に対して移動するにつれて時
間をかけて行なわれる放射器の作動に対応する横行内の
点構成は、各列内においてランダムなものになる。した
がって、セル内の点構成は処理方向Pについては均一
(相互作用状態)になり、もう一方の次元についてはラ
ンダム(非相互作用状態)になる。
【0020】所望の像の所定のセル内に配置される点の
数は、意図されるセルの暗度の関数であること、そし
て、セルの各線内において点をランダムに配置すること
が必要になることから、本発明の理論を実行するには、
確率関数に従って各セル内の利用可能な面積内に点を配
置しなければならないことになる。すなわち、所望の暗
度を得るには、所定のセル内に特定の総数の点を配置す
ることが必要になるかもしれないが、必要なランダム性
を有した実際の点配置を得るには、セル内の所定の面積
内における点配置の是非について、所定の確率によって
制約された決定を下すことが必要になるのである。たと
えば、印刷される所望の像の所定のセルをインク被覆率
50%にする必要がある場合は、前記セル内の線に沿っ
て配置可能点を実質的に1つおきに点で埋めて、残りの
部分を空白状態まま残しておかなればならない。しか
し、セル内の点の印刷と無印刷とをチェッカー盤のよう
に単に交番させるだけでは、特にインク被覆率50%前
後のセルの場合には、写実性を得る上で必要とされる
「非相互作用」性を得られないかもしれない。従って、
点配置の非相互作用性を維持させながら所望のインク被
覆率を達成させるためには、ランダム源を導入しなけれ
ばならない。コイン投げを繰り返すことによって自動的
に完璧に表裏が交番する確度が低いのと同じくらい、た
とえ被覆率が50%でも、確率関数を用いた場合に点と
無印刷部分との単純な交番状態を得られる確度は低いの
である。
【0021】その部分の所望の暗度に従って各セル内に
必要とされる所望数の点を得るとともに、各セル内にお
いて確実にランダムな点分布を得るためには、印刷され
るセルの所望の暗度に従って自身の出力が処理される乱
数発生器を用いることが好ましい。たとえば例証のため
に、所定のランダム数発生器が0から99までの数を出
力し、かつ、像内の所定セルの所望の明度が30%であ
ると仮定するとともに、所定のセルが点64個分の面積
を有すると仮定すると、各点面積に対するランダム数発
生器の出力によって、各点面積の印刷(利用可能面積に
点を配置するか否かにかかわりなく)が行なわれなけれ
ばならない。暗度30%の場合は、たとえばランダム数
発生器の所定の出力が30未満の場合にのみ、セル内の
特定の点面積に点が配置されなければならない。セルの
被覆率を70%にすることが望まれる場合は、ランダム
数が70未満の場合にのみ、点が印刷されなければなら
ないことになる。当業者には、この一般技術の変形は明
らかであろう。セル内の所定の点面積内に点を印刷する
か否かを決定する際にその都度適用されるこうした確率
関数の目的は、所望の非相互作用状態の光学効果を生じ
しめる、点配置の必要なランダム性を維持しながら、確
実に、セル内に印刷される所望の点の総数に少なくとも
きわめて近い結果を得ることにある。
【0022】図4は、前記の確率関数が熱式インクジェ
ット印刷機、この場合は全幅アレイの熱式インクジェッ
ト印刷機にどのように適用可能であるかを示す簡単な系
統図である。(本発明は、相対的に小さなプリントヘッ
ドが繰り返し帯状に用紙を横切って走査する熱式インク
ジェット印刷機にも実施可能であり、当業者には、本発
明をこうした装置に適応させられることは明らかであろ
う。)図5に、図4の装置によって用紙14上に印刷さ
れた一組のセルを記号Cに示す。再び図4において、印
刷される像に関してディジタル化された原稿の像データ
は、中央処理装置20によって制御される記憶装置内に
維持される。この記憶装置と中央処理装置20とを、ネ
ットワーク化された印刷機またはディジタル・コンピュ
ータ等、何らかの種類のディジタル画像処理装置の一部
分にすることもできる。前記記憶装置において、印刷さ
れる所望の像に関する個々の画素データは、一組のアド
レス番号として維持される。所望の像内の個々の画素
を、印刷機のインクジェット放出器と1対1で対応させ
てもよいが、本発明の場合には、少なくともハーフトー
ン状態にすることが意図されている所望の像部分におい
ては、自身に関連あるデータを有した個々の画素の各々
を像内のセル(たとえばインクジェット・ノズルによっ
て印刷される8×8の点面積)に対応させることが好ま
しい。記憶装置内に記憶されているこの原稿データか
ら、像データが一度に1線ずつバッファ22にオフロー
ドされる。図5において、像データの1「線」Lは、全
てのインクジェット放射器によって一度に処理される
線、すなわち図2に示すように用紙の処理方向Pに垂直
な線内の線である。オフロードされたこうした各像デー
タ内において、(さしあたり、用紙上に印刷されるデー
タが全てハーフトーン像の形をとるものと仮定する)隣
接する画素データは全てグループ化されて、所定の線L
内の隣接する個々のセルになる。各セルCが8×8の点
面積を持つアレイの例では、セルを生じしめるために、
各放射器ごとの情報量は各々、隣接するグループ8つに
グループ化される。したがって、全幅アレイのインクジ
ェット印刷機は、プリントヘッド10内の放射器によっ
て、前記放射器が作動する度毎に、線Lにわたってセル
Cの一部分を印刷する。
【0023】ランダム数発生器28は、好ましくは、ラ
ンダム数の表が複数個ロードされたROM(固定記憶装
置)の形をとるものとする。本例では、印刷されるグレ
イスケールの範囲はレベル総数64に達すると推定され
る。このような場合には、ランダム数発生器28のRO
M内にある各表には、0〜63のランダム数がロードさ
れる。記憶装置22とランダム数発生器28とは、カウ
ンタ30によって制御される。好適な実施例において、
カウンタ30は、複数のビットを有した一連のディジタ
ルワードを出力する。カウンタ30から出力される最下
位部分、すなわち低位ビットがランダム数発生器28へ
と導かれる。カウンタ30の高位またはより上位の出力
はランダム数発生器28とバッファ22との両方に導か
れる。
【0024】線形アレイ内の隣接する放射器の各グルー
プが所望の像内の1つのセルCに関連した全幅アレイに
おいて1線が印刷される際には、事象順は次のようにな
る。中央処理装置20が、グレイスケールの符号化デー
タの1線をバッファ22にロードする。このデータは、
各々のセルにつき1ワードで構成され、データのワード
数は1線あたりのグレイ・セルの数に等しい。グレイス
ケール能力が64レベルの場合には、各グレイ・セルは
自身に関連ある5ビットワードを持つことになる。印刷
周期の開始時点で、カウンタ30が0にセットされる。
その後、中央処理装置20がカウンタ30に指令を出し
て、グレイスケール・データの第1のワードをディジタ
ル比較器26へと送らせるとともに、同時に、ディジタ
ル比較器26に送られる0から63までの対応するラン
ダム数のオフロードを開始する。ランダム数発生器29
からのランダム数がデータの5ビットワードの値よりも
大きければ、比較器の出力は1となり、ランダム数が前
記データの値以下であれば、比較器の出力は0となる。
したがって、より高値のグレイスケールワードをより濃
いグレイスケールに対応させるこうした規則を用いる
と、グレイスケールワードが高値であればあるほど、前
記ワードがランダム数発生器28からの所定のランダム
数よりも大きくなる確度は高まり、従って比較器26か
ら出力される「1」の数が増えることになる。
【0025】比較器26からの出力が1か0かにかかわ
りなく、その後前記ビットは送りレジスタ32にロード
されて、カウンタ30が進められる。次の周期では、前
記同じグレイスケールワードが、ランダム数発生器28
からの新しいランダム数とともに比較器26に送られ、
前記送りレジスタにセル幅1つ分がロードされるまで、
前記処理が何度も繰り返される。送りレジスタ32に送
られたビット数がセルの幅に等しくなると、比較器の処
理を経て次のセルまたは画素に関するデータを送れるよ
うに、バッファ22へのアドレスが進められる。この比
較処理は、印刷されるセルCの線L上における1線分の
点面積からなる1線分の1と0とが送りレジスタ内に配
置された状態になるまで繰り返される。この線全体が送
りレジスタ32にロードされると、その後、中央処理装
置20がラッチ34に通知を出して、1と0との線デー
タが送りレジスタ32からラッチ34へとロードされ
る。一旦1線分のデータが送りレジスタ32からオフロ
ードされると、カウンタ30を0にリセットして、次の
線に対するデータがロードされる。その後、ラッチ34
内のデータを用いて、用紙が点1つ分の幅だけ前進する
間に、線形アレイのインクジェット放射器10を作動さ
せて前記線の像が印刷出力される。
【0026】一般例では、ハーフトーンの各セルは8×
8の点面積からなる。このため、各々のセルの幅は、線
内にある8つの隣接した1と0とに対応し、従って、図
3のように、ハーフトーンのセル列は全て線L8本分の
点を用いて印刷出力される。このように、8本の線が印
刷されて、ハーフトーンのセルが1列形成される(すな
わち、もっと一般的に言えば、ハーフトーンのセル幅に
等しい数の線が完成する)と、中央処理装置20からバ
ッファ22へと新たな線のグレイスケール・データがロ
ードされ、中央処理装置がランダム数発生器28からラ
ンダム数の新たな表を選択して前記段階が繰り返され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グレイスケールを形成させるために部分内に
分布させたインク点の比較図である。
【図2】 用紙上に点を配置しているインクジェット・
プリントヘッドを示す正面略図である。
【図3】 本発明に従って部分内に分布させたインク点
を示す詳細図である。
【図4】 本発明の一実施例を示す系統図である。
【図5】 本発明に従って、所望のハーフトーン像を形
成させるために用紙上に設けられたセルを示す図であ
る。
【符号の説明】 10 プリントヘッド、12 ノズル、14 用紙、2
0 中央処理装置、22バッファメモリ、26 比較
器、28 疑似ランダム数発生器、30 カウンタ、3
2 シフトレジスタ、34 ラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のグレイスケール部分を有した所望
    の像を用紙上に印刷する、次の段階を含む方法:対応す
    る点を前記用紙上に印刷するために、プリントヘッドか
    ら液状インク小滴を排出させる;前記用紙上に前記点を
    一連の平行線内に整列させる;そして前記一連の平行線
    の各線内に、前記点をランダムな間隔の分布状態に配す
    る。
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