JPH0612209Y2 - タイミングベルトプ−リ - Google Patents
タイミングベルトプ−リInfo
- Publication number
- JPH0612209Y2 JPH0612209Y2 JP9208387U JP9208387U JPH0612209Y2 JP H0612209 Y2 JPH0612209 Y2 JP H0612209Y2 JP 9208387 U JP9208387 U JP 9208387U JP 9208387 U JP9208387 U JP 9208387U JP H0612209 Y2 JPH0612209 Y2 JP H0612209Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- belt pulley
- teeth
- pulley
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pulleys (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はタイミングベルトプーリに関し、特にエンジン
の動弁機構に好適なタイミングベルトプーリに関する。
の動弁機構に好適なタイミングベルトプーリに関する。
(従来の技術) エンジンの動弁機構を駆動する手段としてクランクシャ
フトとカムシャフトとに歯付プーリ(以下タイミングベ
ルトプーリという)を装着し、これらの各タイミングベ
ルトプーリ間に歯付のタイミングベルトを掛回し、前記
クランクシャフトの回転を前記カムシャフトに伝達して
前記動弁機構を駆動するようにしたものがある。かかる
タイミングベルトを使用したものは、カムシャフトの位
置が自由にとれること、プッシュロッド等を介さないた
めにバルブへの追従性が確実で、高速回転に適している
こと及び騒音が少ないこと等の利点があり、広く採用さ
れている。
フトとカムシャフトとに歯付プーリ(以下タイミングベ
ルトプーリという)を装着し、これらの各タイミングベ
ルトプーリ間に歯付のタイミングベルトを掛回し、前記
クランクシャフトの回転を前記カムシャフトに伝達して
前記動弁機構を駆動するようにしたものがある。かかる
タイミングベルトを使用したものは、カムシャフトの位
置が自由にとれること、プッシュロッド等を介さないた
めにバルブへの追従性が確実で、高速回転に適している
こと及び騒音が少ないこと等の利点があり、広く採用さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記タイミングベルトプーリは歯のピッ
チを如何ように形成しても多角形であることに変わりな
く、このためにタイミングベルトの歯との噛合い、噛外
れが円滑に行われず、両者間にステップ的な衝撃(段階
的衝撃)が発生し、騒音の要因となる。また、この衝撃
が起振力となってタイミングベルトの振動が発生し、騒
音を更に増大させ、最悪の場合にはタイミングベルトの
寿命を短縮することとなる。かかる現象はタイミングベ
ルトの歯とタイミングベルトプーリの歯とが周期的に且
つ確実に行われることによる。
チを如何ように形成しても多角形であることに変わりな
く、このためにタイミングベルトの歯との噛合い、噛外
れが円滑に行われず、両者間にステップ的な衝撃(段階
的衝撃)が発生し、騒音の要因となる。また、この衝撃
が起振力となってタイミングベルトの振動が発生し、騒
音を更に増大させ、最悪の場合にはタイミングベルトの
寿命を短縮することとなる。かかる現象はタイミングベ
ルトの歯とタイミングベルトプーリの歯とが周期的に且
つ確実に行われることによる。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、タイミングベルトプーリの歯とタイミングベルトの
歯との噛合い、噛外れ時の衝撃を緩和して騒音及び振動
を低減するようにしたタイミングベルトプーリを提供す
ることを目的とする。
で、タイミングベルトプーリの歯とタイミングベルトの
歯との噛合い、噛外れ時の衝撃を緩和して騒音及び振動
を低減するようにしたタイミングベルトプーリを提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、駆動軸と被
駆動軸とに夫々装着され、タイミングベルトを掛回され
て前記駆動軸の回転を前記被駆動軸に伝達させるタイミ
ングベルトプーリにおいて、前記各タイミングベルトプ
ーリの歯をテーパ状に形成し、且つ前記駆動軸のタイミ
ングベルトプーリと前記被駆動軸のタイミングベルトプ
ーリとのテーパの方向を互いに反対にして装着する構成
としたものである。
駆動軸とに夫々装着され、タイミングベルトを掛回され
て前記駆動軸の回転を前記被駆動軸に伝達させるタイミ
ングベルトプーリにおいて、前記各タイミングベルトプ
ーリの歯をテーパ状に形成し、且つ前記駆動軸のタイミ
ングベルトプーリと前記被駆動軸のタイミングベルトプ
ーリとのテーパの方向を互いに反対にして装着する構成
としたものである。
(作用) タイミングベルトは一方のタイミングベルトプーリから
離れた直後は当該プーリの歯のテーパと同方向に傾斜し
ているが、当該プーリから離れるに従って傾斜が無くな
り、他方のプーリと噛合した後は当該プーリの歯のテー
パと同方向に傾斜する。これによりタイミングベルトの
歯とプーリの歯との出会いは徐々に行われて歯筋方向に
円滑に噛合することとなり、噛合い、噛外れ時における
衝撃が緩和され、騒音が低減される。
離れた直後は当該プーリの歯のテーパと同方向に傾斜し
ているが、当該プーリから離れるに従って傾斜が無くな
り、他方のプーリと噛合した後は当該プーリの歯のテー
パと同方向に傾斜する。これによりタイミングベルトの
歯とプーリの歯との出会いは徐々に行われて歯筋方向に
円滑に噛合することとなり、噛合い、噛外れ時における
衝撃が緩和され、騒音が低減される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案を適用した動弁機構のタイミングベルト
プーリを示し、タイミングベクトプーリ1、2は前述し
たように歯付のプーリで、タイミングベルトプーリ1は
エンジンのクランクシャフト3に装着され、タイミング
ベルトプーリ2は当該エンジンのカムシャフト4に装着
され、これらの各タイミングベルトプーリ1、2間に歯
付のタイミングベルト5が掛回される。尚、説明の便宜
上カムシャフトは1本のみ図示してある。
プーリを示し、タイミングベクトプーリ1、2は前述し
たように歯付のプーリで、タイミングベルトプーリ1は
エンジンのクランクシャフト3に装着され、タイミング
ベルトプーリ2は当該エンジンのカムシャフト4に装着
され、これらの各タイミングベルトプーリ1、2間に歯
付のタイミングベルト5が掛回される。尚、説明の便宜
上カムシャフトは1本のみ図示してある。
タイミングベルトプーリ1は外周面即ち、各歯1aの周
面1bを軸方向に沿って僅かに傾斜するテーパ面をなし
て円錐台形状に形成され、大径部の一端面1cの直径d
1と小径部の他端面1dの直径d2との差即ち、半径の
差δa{=(d1−d2)/2}は例えば、約0.2mm程
度に設定されている。従って、当該タイミングベルトプ
ーリ1のテーパは極めて小さい角度である。尚、タイミ
ングベルトプーリ1のテーパ度はその径により異なる
が、0.5<d1−d2<2mmの範囲の適宜の値に設定す
ることが望ましい。
面1bを軸方向に沿って僅かに傾斜するテーパ面をなし
て円錐台形状に形成され、大径部の一端面1cの直径d
1と小径部の他端面1dの直径d2との差即ち、半径の
差δa{=(d1−d2)/2}は例えば、約0.2mm程
度に設定されている。従って、当該タイミングベルトプ
ーリ1のテーパは極めて小さい角度である。尚、タイミ
ングベルトプーリ1のテーパ度はその径により異なる
が、0.5<d1−d2<2mmの範囲の適宜の値に設定す
ることが望ましい。
同様に、タイミングベルトプーリ2は外周面即ち、各歯
2aの周面2bを軸方向に沿って僅かに傾斜するテーパ
面をなして円錐台形状に形成されており、大径部の一端
面2cの直径D1と小径部の他端面2dの直径D2との
差即ち、半径差δb{=(D1−D2)/2}は例え
ば、約0.4mm程度に設定されている。従って、当該タイ
ミングベルトプーリ2のテーパも前記タイミングベルト
プーリ1のテーパと同様に極めて小さい角度である。
尚、タイミングベルトプーリ2のテーパ度はその径によ
り異なるが、前記タイミングベルトプーリ1と同様に0.
5<d1−d2<2mmの範囲の適宜の値に設定すること
が望ましい。
2aの周面2bを軸方向に沿って僅かに傾斜するテーパ
面をなして円錐台形状に形成されており、大径部の一端
面2cの直径D1と小径部の他端面2dの直径D2との
差即ち、半径差δb{=(D1−D2)/2}は例え
ば、約0.4mm程度に設定されている。従って、当該タイ
ミングベルトプーリ2のテーパも前記タイミングベルト
プーリ1のテーパと同様に極めて小さい角度である。
尚、タイミングベルトプーリ2のテーパ度はその径によ
り異なるが、前記タイミングベルトプーリ1と同様に0.
5<d1−d2<2mmの範囲の適宜の値に設定すること
が望ましい。
また、タイミングベルト5の歯5aの高さはタイミング
ベルトプーリ1、2の各歯1a、2aの高さよりも僅か
に低く、その差は約0.15mm程度に設定されている。これ
により、タイミングベルトプーリ1、2とタイミングベ
ルト5との噛合時に当該タイミングベルト5がこれらの
タイミングベルトプーリ1、2から浮き上がることを防
止される。
ベルトプーリ1、2の各歯1a、2aの高さよりも僅か
に低く、その差は約0.15mm程度に設定されている。これ
により、タイミングベルトプーリ1、2とタイミングベ
ルト5との噛合時に当該タイミングベルト5がこれらの
タイミングベルトプーリ1、2から浮き上がることを防
止される。
これらの各タイミングベルトプーリ1、2はテーパの方
向を互いに反対方向にして装着される。即ち、タイミン
グベルトプーリ1はクランクシャフト3の一端にその大
径部を内側に、小径部を外側にして装着され、タイミン
グベルトプーリ2はカムシャフト4の一端にその大径部
を外側に、小径部を内側にして装着される。そして、タ
イミングベルト5はこれらの各タイミングベルトプーリ
1、2間に掛回され、且つ当該タイミングベルト5の歯
5aと各タイミングベルトプーリ1、2の歯1a、2a
とが噛合される。
向を互いに反対方向にして装着される。即ち、タイミン
グベルトプーリ1はクランクシャフト3の一端にその大
径部を内側に、小径部を外側にして装着され、タイミン
グベルトプーリ2はカムシャフト4の一端にその大径部
を外側に、小径部を内側にして装着される。そして、タ
イミングベルト5はこれらの各タイミングベルトプーリ
1、2間に掛回され、且つ当該タイミングベルト5の歯
5aと各タイミングベルトプーリ1、2の歯1a、2a
とが噛合される。
以下に作用を説明する。
エンジンの回転に伴いクランクシャフト3が回転し、当
該クランクシャフト3の回転がタイミングベルトプーリ
1、タイミングベルト5、タイミングベルトプーリ2を
介してカムシャフト4に伝達され、当該カムシャフト4
が回転する。この時の各タイミングベルトプーリ1、2
とタイミングベルト5との各歯1a、2aと5aとの噛
合いは、第2図に示すように行われる。
該クランクシャフト3の回転がタイミングベルトプーリ
1、タイミングベルト5、タイミングベルトプーリ2を
介してカムシャフト4に伝達され、当該カムシャフト4
が回転する。この時の各タイミングベルトプーリ1、2
とタイミングベルト5との各歯1a、2aと5aとの噛
合いは、第2図に示すように行われる。
即ち、タイミングベルト5がタイミングベルトプーリ1
と噛合している状態においては第2図(a)に示すように
当該タイミングベルトプーリ1のテーパに沿って僅かに
傾斜(図では左上がり)しており、当該タイミングベル
ト5はタイミングベルトプーリ1から離れた直後も前記
噛合時と同様に傾斜している。このタイミングベルト5
はタイミングベルトプーリ1から離れるに従って徐々に
その傾斜が無くなり、第2図(b)に示すように略水平状
態となる。
と噛合している状態においては第2図(a)に示すように
当該タイミングベルトプーリ1のテーパに沿って僅かに
傾斜(図では左上がり)しており、当該タイミングベル
ト5はタイミングベルトプーリ1から離れた直後も前記
噛合時と同様に傾斜している。このタイミングベルト5
はタイミングベルトプーリ1から離れるに従って徐々に
その傾斜が無くなり、第2図(b)に示すように略水平状
態となる。
このタイミングベルト5が移動してタイミングベルトプ
ーリ2と噛合する際において、当該噛合直前はタイミン
グベルト5は未だ水平状態にあり、一方、タイミングベ
ルトプーリ2の歯2aのテーパはタイミングベルトプー
リ1の歯1aのテーパと反対方向になっているために、
第2図(c)、(d)に示すようにタイミングベルト5の歯5
aはタイミングベルトプーリ2の歯2aと図中右側から
徐々に噛合することとなる。このため、これらのタイミ
ングベルト5の歯5aはタイミングベルトプーリ2の歯
2aと歯筋方向に円滑に噛合することとなり、噛合音が
緩和される。
ーリ2と噛合する際において、当該噛合直前はタイミン
グベルト5は未だ水平状態にあり、一方、タイミングベ
ルトプーリ2の歯2aのテーパはタイミングベルトプー
リ1の歯1aのテーパと反対方向になっているために、
第2図(c)、(d)に示すようにタイミングベルト5の歯5
aはタイミングベルトプーリ2の歯2aと図中右側から
徐々に噛合することとなる。このため、これらのタイミ
ングベルト5の歯5aはタイミングベルトプーリ2の歯
2aと歯筋方向に円滑に噛合することとなり、噛合音が
緩和される。
このタイミングベルト5がタイミングベクトプーリ2か
ら離れ、タイミングベルトプーリ1と噛合する時も上述
と同様に行われ、当該タイミングベルト5の歯5aはタ
イミングベルトプーリ1の歯1aと歯筋方向に円滑に噛
合し、当該噛合時における噛合音が緩和される。これに
より、タイミングベルト5とタイミングベルトプーリ
1、2との噛合い、噛外れ時における騒音が大幅に低減
される。
ら離れ、タイミングベルトプーリ1と噛合する時も上述
と同様に行われ、当該タイミングベルト5の歯5aはタ
イミングベルトプーリ1の歯1aと歯筋方向に円滑に噛
合し、当該噛合時における噛合音が緩和される。これに
より、タイミングベルト5とタイミングベルトプーリ
1、2との噛合い、噛外れ時における騒音が大幅に低減
される。
また、タイミングベルトプーリ1、2間のタイミングベ
ルト5は傾斜し且つ捻じれているために当該タイミング
ベルト5の振動方向に剛性があり、振動も発生し難くな
る。
ルト5は傾斜し且つ捻じれているために当該タイミング
ベルト5の振動方向に剛性があり、振動も発生し難くな
る。
また、クランクシャフト3に装着されるタイミングベル
トプーリ1とカムシャフト4に装着されるタイミングベ
ルトプーリ2との各歯1aと2aとの傾斜の方向を反対
となるようにしているためにタイミングベルト5が外れ
難くい。
トプーリ1とカムシャフト4に装着されるタイミングベ
ルトプーリ2との各歯1aと2aとの傾斜の方向を反対
となるようにしているためにタイミングベルト5が外れ
難くい。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示し、第3図
はタイミングベルトプーリ6の歯6aの歯先6bを前述
と同様にテーパ状に、歯底6cを平らに形成し、タイミ
ングベルト5の歯底5cと当該タイミングベルトプーリ
6の歯先6bとが徐々に噛合するようにしたものであ
る。かかる歯型のタイミングベルトプーリ6は製作上加
工が容易である。
はタイミングベルトプーリ6の歯6aの歯先6bを前述
と同様にテーパ状に、歯底6cを平らに形成し、タイミ
ングベルト5の歯底5cと当該タイミングベルトプーリ
6の歯先6bとが徐々に噛合するようにしたものであ
る。かかる歯型のタイミングベルトプーリ6は製作上加
工が容易である。
また、第4図は前記第3図に示すタイミングベルトプー
リ6と反対に、タイミングベルトプーリ7の歯7aの歯
先7bを平らに、歯底7cをテーパ状に形成し、且つ歯
高をタイミングベルト5の歯高よりも僅かに低くしてタ
イミングベルト5の歯先5bがタイミングベルトプーリ
7の歯底7cに徐々に噛合するようにし、且つ当該歯底
7cの浅い部分においてタイミングベルト5の歯先5b
を弾性圧縮させて噛合させるようにしたものである。
リ6と反対に、タイミングベルトプーリ7の歯7aの歯
先7bを平らに、歯底7cをテーパ状に形成し、且つ歯
高をタイミングベルト5の歯高よりも僅かに低くしてタ
イミングベルト5の歯先5bがタイミングベルトプーリ
7の歯底7cに徐々に噛合するようにし、且つ当該歯底
7cの浅い部分においてタイミングベルト5の歯先5b
を弾性圧縮させて噛合させるようにしたものである。
尚、本実施例においてはエンジンの動弁機構に適用した
場合について記述したが、これに限るものではなく他の
駆動機構にも適用し得ることはいうまでもない。
場合について記述したが、これに限るものではなく他の
駆動機構にも適用し得ることはいうまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、駆動軸と被駆動軸
とに夫々装着され、タイミングベルトを掛回されて前記
駆動軸の回転を前記被駆動軸に伝達させるタイミングベ
ルトプーリにおいて、前記各タイミングベルトプーリの
歯をテーパ状に形成し、且つ前記駆動軸のタイミングベ
ルトプーリと前記被駆動軸のタイミングベルトプーリと
のテーパの方向を互いに反対にして装着するようにした
ので、噛合時において歯の噛合が同時に行われずに一端
から他端に徐々に進み、当該噛合時における衝撃が緩和
されて騒音の発生が大幅に低減される。また、クランク
シャフトに装着するタイミングベルトプーリとカムシャ
フトに装着するタイミングベルトプーリとの傾斜の方向
を反対にしたことによりタイミングベルトが外れ難くな
る等の効果がある。
とに夫々装着され、タイミングベルトを掛回されて前記
駆動軸の回転を前記被駆動軸に伝達させるタイミングベ
ルトプーリにおいて、前記各タイミングベルトプーリの
歯をテーパ状に形成し、且つ前記駆動軸のタイミングベ
ルトプーリと前記被駆動軸のタイミングベルトプーリと
のテーパの方向を互いに反対にして装着するようにした
ので、噛合時において歯の噛合が同時に行われずに一端
から他端に徐々に進み、当該噛合時における衝撃が緩和
されて騒音の発生が大幅に低減される。また、クランク
シャフトに装着するタイミングベルトプーリとカムシャ
フトに装着するタイミングベルトプーリとの傾斜の方向
を反対にしたことによりタイミングベルトが外れ難くな
る等の効果がある。
第1図は本考案に係るタイミングベルトプーリをエンジ
ンのクランクシャフトとカムシャフトとに装着した状態
を示す要部断面図、第2図は第1図のタイミングベルト
プーリとタイミングベルトの作動時における状態を示す
図、第3図及び第4図は本考案に係るタイミングベルト
プーリの他の実施例を示す要部断面図である。 1、2、6、7…タイミングベルトプーリ、3…クラン
クシャフト、4…カムシャフト、5…タイミングベル
ト。
ンのクランクシャフトとカムシャフトとに装着した状態
を示す要部断面図、第2図は第1図のタイミングベルト
プーリとタイミングベルトの作動時における状態を示す
図、第3図及び第4図は本考案に係るタイミングベルト
プーリの他の実施例を示す要部断面図である。 1、2、6、7…タイミングベルトプーリ、3…クラン
クシャフト、4…カムシャフト、5…タイミングベル
ト。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動軸と被駆動軸とに夫々装着され、タイ
ミングベルトを掛回されて前記駆動軸の回転を前記被駆
動軸に伝達させるタイミングベルトプーリにおいて、前
記各タイミングベルトプーリの歯をテーパ状に形成し、
且つ前記駆動軸のタイミングベルトプーリと前記被駆動
軸のタイミングベルトプーリとのテーパの方向を互いに
反対にして装着することを特徴とするタイミングベルト
プーリ。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9208387U JPH0612209Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | タイミングベルトプ−リ |
EP88905230A EP0318592B1 (en) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | Power transmission system using toothed belt of engine for vehicle |
DE3890512A DE3890512C2 (ja) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | |
PCT/JP1988/000563 WO1988010384A1 (en) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | Power transmission system using toothed belt |
US07/313,968 US4940450A (en) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | Power transmission system using toothed belt of engine for vehicle |
DE8890079U DE8890079U1 (de) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | Kraftübertragungseinrichtung mit Zahnriemen |
DE883890512T DE3890512T1 (de) | 1987-06-17 | 1988-06-13 | Kraftuebertragungseinrichtung mit zahnriemen |
KR1019880007218A KR920007778B1 (ko) | 1987-06-17 | 1988-06-16 | 톱니벨트 전동장치 |
GB8903491A GB2215809B (en) | 1987-06-17 | 1989-02-16 | Power transmission system using toothed belt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9208387U JPH0612209Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | タイミングベルトプ−リ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63200636U JPS63200636U (ja) | 1988-12-23 |
JPH0612209Y2 true JPH0612209Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30953460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9208387U Expired - Lifetime JPH0612209Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | タイミングベルトプ−リ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612209Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018119583A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 株式会社ジェイテクト | ベルト伝動装置及びステアリング装置 |
-
1987
- 1987-06-17 JP JP9208387U patent/JPH0612209Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63200636U (ja) | 1988-12-23 |
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