JPH06121919A - 回転型膜分離装置 - Google Patents

回転型膜分離装置

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JPH06121919A
JPH06121919A JP27307792A JP27307792A JPH06121919A JP H06121919 A JPH06121919 A JP H06121919A JP 27307792 A JP27307792 A JP 27307792A JP 27307792 A JP27307792 A JP 27307792A JP H06121919 A JPH06121919 A JP H06121919A
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JP
Japan
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treated
raw water
drive shaft
filtration
casing
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Application number
JP27307792A
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English (en)
Inventor
Yukio Fukushima
島 幸 生 福
Masahiro Kon
正 浩 昆
Masamitsu Ito
藤 真 実 伊
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/15Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces
    • B01D33/21Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces with hollow filtering discs transversely mounted on a hollow rotary shaft

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】濾過処理の均一性及び濾過効率を向上させるこ
とのできる回転型膜分離装置を提供する。 【構成】濾過膜26を纏着した円板状の複数の濾過板2
8を所定間隔で並設した中空の駆動軸20を、ケーシン
グ16に回転自在に配設する。そして、駆動軸20周囲
近傍に被処理原水が駆動軸20の軸方向に貫流する貫流
路34を設け、その貫流路34には、貫流路34を貫流
する被処理原水が濾過板28間に吐出する複数の吐出口
36を設ける。且つ、各吐出口36の開口径を貫流路3
4両端から中央に行くに従って大きくする。これによ
り、濾過板28の回転により発生する被処理原水の循環
流は、各吐出口36から均等に吐出するので、各濾過板
28間、特に中央に配設された濾過板28間にも中心か
ら円周方向に向かう流れを常に発生させる。従って、各
濾過板28に均等に被処理原水が分配されると共に、被
処理原水の濃度分極が抑制されるので、濾過処理の均一
性及び濾過効率を向上させることのできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転型膜分離装置に係
わり、特に、濾過膜として、ケーシング内に多数の回転
円板膜を配設した回転型膜分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転型膜分離装置は、円板状の濾過板を
回転自在な駆動軸に複数並設し、濾過板を回転させなが
ら被処理原水を濾過する。また、回転型膜分離装置のよ
うな濾過装置は工業的に利用する場合には濾過面積を増
やす為に、数十枚の濾過板が狭いピッチで前記駆動軸に
並設されている。そして、複数の濾過板を回転させて濾
過膜表面に乱流を発生させることにより、被処理原水の
濃度分極を抑制して濾過効率を上げると共に、濾過膜表
面への汚れの蓄積を抑制して濾過量の低下を防止すると
考えられている。
【0003】しかし、従来の回転型膜分離装置の場合、
被処理原水が濾過板と共回りすることにより被処理原水
が滞留する為、被処理原水の濃度分極が生じたり、濾過
板表面に汚れが蓄積したりして、濾過量が低下する欠点
を有している。特に、駆動軸近傍の被処理原水は滞留し
易く、被処理原水の流動性が極端に悪くなるので、濾過
量が極めて少なくなる欠点がある。
【0004】被処理原水の共回りを防止する技術とし
て、特開昭62─213809号公報、特開平1─13
9114号公報がある。これらの技術は、図8及び図9
に示すように濾過板1、1…の支持部材2、2…に開口
部3、3…を設け、駆動軸4の軸方向に沿って被処理原
水を貫流させるようにしたものである。即ち、濾過板
1、1…間の被処理原水は、回転する濾過板1、1…の
遠心力により図中矢印に示すように濾過板1、1…の円
周方向に向かって流れ、ケーシング5の周壁面及び側壁
面に沿って移動し、両端に位置する濾過板1、1の前記
支持部材2、2の開口部3、3から流入した後、各開口
部3、3…を通って再び各濾過板1、1…間に戻す循環
流を形成しようとするものである。そして、この循環流
により濾過板1、1…には濾過板1の中心から外周方向
に向かう流れを常に生じさせることにより、濾過板1表
面での被処理原水の滞留を防止しようとするものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した回転型膜分離
装置のように濾過板1の支持部材2に開口部3を形成し
た場合、両端に近い濾過板1では前記循環流の効果が得
られる。しかしながら、前記開口部3は所定間隔で配設
された濾過板1の支持部材2に開口されただけなので、
両端の開口部3、3に流入した被処理原水の流れは、順
次濾過板1間に分散される。この為、工業的に利用する
回転型膜分離装置のように濾過板1が数十枚も設けられ
ている場合、中央部の濾過板1まで達する循環流とはな
らない欠点がある。この結果、中央部の濾過板1では、
被処理原水の滞留を解消することができないという問題
がある。
【0006】この解決策として、並設する濾過板1同志
の間隔を狭くして、両端の濾過板1、1の距離を短くす
ることが考えられるが、機器製作上困難であるばかりで
なく、濾過板1同志の間隔を余り狭くすることは回転す
る濾過板1同志の接触による破損等を生じメンテナンス
上でも好ましくない。また、前記支持部材2に形成する
開口部3の大きさを中央部に行くに従い大きくして、各
開口部3を流れる被処理原水の量を平均化することが考
えられるが、中央部の支持部材2の開口を大きくする
と、濾過板1に占める濾過膜6の面積、所謂濾過面積が
減少し、結果的に濾過量の低下となってしまい適当でな
い。また、濾過板に纏着させる濾過膜の加工が複雑にな
り実際的な解決策とは言えない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、濾過処理の均一性及び濾過効率を向上させるこ
とのできる回転型膜分離装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、円板状の複数の濾過部材を所定間隔で並設し
た中空の駆動軸を、円筒状のケーシングに回転自在に配
設し、前記ケーシング内に供給される被処理原水を前記
濾過部材で濾過し、その濾過液を前記駆動軸の内部に導
いて装置外に排出する回転型膜分離装置に於いて、前記
駆動軸と平行な貫流路を前記濾過部材の支持部に連続し
て形成し、前記貫流路には、前記貫流路を貫流する前記
被処理原水が前記濾過部材間に吐出する複数の吐出口を
設けると共に、前記各吐出口の開口径を前記貫流路両端
入口から中央に行くに従って大きくなるように形成して
成ることを特徴とする。
【0009】本発明は、前記目的を達成する為に、複数
のドーナツ状円板濾過部材を回転駆動軸にスペーサを介
して一体にし、ケーシング内で回転させ、ケーシング内
に供給する被処理原液を前記濾過部材の表面層で濾過
し、濾過液をドーナツ状円板内から回転駆動軸に沿って
装置外へ排出する濾過装置において、ケーシング壁から
回転軸近傍に至る仕切板があることを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、駆動軸と平行な貫流路を
前記濾過部材の支持部に連続して形成し、更に、前記貫
流路には、前記貫流路を貫流する前記被処理原水が前記
濾過部材間に吐出する複数の吐出口を設けた。そして、
前記各吐出口の開口径を前記貫流路両端入口から中央に
行くに従って大きくなるように形成した。
【0011】上記の特徴を有する本発明の回転型膜分離
装置における被処理原水の流れを説明すると、ケーシン
グ内に供給された被処理原水は、回転する円板状の濾過
部材の遠心力によって、濾過部材の円周方向へ向かう流
れを生じる。この流れは、ケーシングの周壁面及び側壁
面に沿って移動し、前記貫流路両端入口から流入する。
前記貫流路内に流入した被処理原水は各吐出口から吐出
され再び各濾過部材間に戻る循環流を形成する。この循
環流において、本発明は前記各吐出口の開口径を前記貫
流路両端入口から中央に行くに従って大きくなるように
形成したので、各吐出口から吐出する被処理原水の圧力
損失が等しくなり、各吐出口から被処理原水を均等な吐
出量で吐出させることができる。これにより、各濾過部
材間には被処理原水を均等に循環させることができるの
で、各濾過部材間、特に中央に配設された濾過部材間に
も濾過部材の中心から円周方向に向かう流れを発生させ
ることができる。従って、全ての濾過部材間での被処理
原水の滞留、特に駆動軸近傍での共回りによる滞留を防
止し、被処理原水の濃度分極を抑制できるので、濾過処
理の均一性及び濾過効率を向上させることができる。
【0012】また、前記貫流路両端入口には前記被処理
原水を前記貫流路内に強制的に取り込む取込手段を設け
て前記循環流の循環量を大きくするようにしたので、濾
過処理の均一性及び濾過効率を更に向上させることがで
きる。第2の発明によれば、ケーシング壁から回転駆動
軸近傍に至る仕切板を設けたので、被処理原水は仕切板
で区分けされたケーシング内で多段式に濾過される。こ
れにより、濾過処理の均一性と濾過効率を向上させるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る回転型膜
分離装置の好ましい実施例について詳説する。図1に従
って、本発明の回転型膜分離装置10の第1実施例を説
明すると、入口12と出口14とを有する円筒状のケー
シング16に、軸方向に所定の間隔で連通口18、18
…を有する中空な駆動軸20が回転自在に配設されてい
る。また、前記駆動軸20には肉厚円筒状の複数のスペ
ーサ22、22…が互いに当接した状態で嵌装され、前
記複数のスペーサ22、22…同志の各当接部に形成さ
れる円周溝24、24…に、濾過膜26、26…を纏着
した透水性の円板状の濾過板28、28…が、第1のO
リング30、30…でシールされた状態で夫々装着支持
されている。また、前記駆動軸20に嵌装されたスペー
サ22の端はナット32で固定されている。そして、前
記駆動軸20を回転する図示しない駆動モータにより前
記濾過板28が回転するようになっている。
【0014】次に、図1及び図2に従って前記スペーサ
22の構造を説明すると、前記駆動軸20に嵌装された
スペーサ22側面部の上下左右の4箇所には前記駆動軸
20の軸方向に沿って貫通する貫流路34、34…が形
成され、更に、前記貫流路34には貫流路34を流れる
被処理原水が各濾過板28間に吐出する吐出口36、3
6…が穿設されている。そして、図1に示すように、こ
の吐出口36の径は、両端側のスペーサ22では小さ
く、中央部のスペーサ22に行くに従って大きく形成さ
れている。また、前記スペーサ22の貫流路同志は第2
のOリング38、38…でシールされた状態で連通して
いる。また、前記スペーサ22の径方向には濾過液通路
40、40…が形成され、前記濾過液通路40の一端口
は前記駆動軸に形成された連通口18に連通し、他端口
は濾過板28を装着したスペーサ22の前記円周溝24
に連通している。これにより、前記濾過膜26で濾過さ
れた濾過液は前記濾過液通路40、連通口18を通って
駆動軸20の中空部である濾過液排出通路42に達する
ようになっている。
【0015】また、図2に示すように、駆動軸20に嵌
装されたスペーサ22のうち両端のスペーサ22、22
の前記貫流路34入口には夫々半円形の阻流板44、4
4…が設けられている。次に、上記の如く構成された回
転型膜分離装置10の作用について説明すると、先ず被
処理原水がケーシング内16に供給される。この時、図
示しない駆動モータが駆動し、駆動軸20の回転に伴っ
て濾過板28が回転する。この回転する濾過板28の遠
心力によって各濾過板28間の被処理原水には図1の矢
印で示すように濾過板28の円周方向へ向かう流れが生
じる。そして、濾過板28の円周方向に向かった流れ
は、ケーシング16の周壁面及び側壁面に沿って移動
し、両端のスペーサ22、22近傍に達し、スペーサ2
2に形成された前記貫流路34に流入する。前記貫流路
34に流入した被処理原水は、貫流路34を流れながら
前記吐出口36から各濾過板28間に吐出する。吐出し
た被処理原水は、濾過板28の遠心力により再び同様の
循環系路で循環する。
【0016】本発明によれば、上記した被処理原水の循
環において、両端側のスペーサ22に形成される前記吐
出口36の径は小さく、中央部のスペーサ22に行くに
従って吐出口36を大きく形成した。これにより、各吐
出口36、36…から吐出する被処理原水の圧力損失を
等しくすることができるので、前記貫流路34に流入し
た被処理原水を、各吐出口36から均一な吐出量で吐出
させることができる。即ち、前記濾過板28の遠心力で
発生した被処理原水の流れは、循環流となって各濾過板
28間に均等に循環され、各濾過板28表面を中心部か
ら円周方向に向かう流れとなる。これにより、各濾過板
28間には被処理原水を均等に循環させることができる
ので、各濾過板28間、特に中央に配設された濾過板2
8間にも濾過板28の中心から円周方向に向かう流れを
常に発生させることができる。従って、全ての濾過板2
8間での被処理原水の滞留、特に駆動軸近傍での共回り
による滞留を防止し、被処理原水の濃度分極を抑制でき
るので、濾過処理の均一性及び濾過効率を向上させるこ
とができる。
【0017】また、濾過板28間の流れが活発になるの
で、濾過膜26表面への汚れ付着を防止し、濾過量の低
下を抑制することができる。また、被処理原水中で濾過
板28を図2中の矢印46の向きに回転させると、前記
濾過板28の回転とは逆向きの相対流48が発生する。
本発明では、前記貫流路34両端の入口に前記相対流の
向きに対向するように阻流板44を設けた。これによ
り、前記循環流の循環量を大きくし、各濾過板28間の
流れを更に活発にすることができるので、濾過効率の向
上及び濾過膜26表面への汚れ付着防止の効果を増大さ
せることができる。
【0018】次に、図3に本発明の第2実施例を示し、
第1の実施例と同じ部材には同符号を付して説明する。
図3に示したように、スペーサ22と、濾過膜26が纏
着された不透水性の濾過板28と、が第1のOリング3
0を介して駆動軸20に交互に嵌装されている。また、
貫流路34が前記スペーサ22と前記濾過板28とを貫
通して形成されると共に吐出口36の径は、第1実施例
と同様に両端側の吐出口36ほど小さく、中央部の吐出
口36ほど大きくなるように形成されている。また、各
スペーサ22の貫流路34の連通部には第2のOリング
38が設けられ、第1のOリング30及び第2のOリン
グ38によってスペーサ22と濾過板28との間に円周
状の隙間50が形成され、この隙間50が前記駆動軸2
0に形成された連通口18に連通している。また、第1
のOリング30は被処理原水の汚濁物質が前記隙間50
に侵入しないようにシールする役目と、濾過膜26で濾
過された濾過液が濾過膜26と濾過板28との間を通っ
て前記隙間50に流れ込む時に濾過液を透過する役目
と、の両方を兼ね備えた材質で形成されている。また、
第2のOリング38はシールするだけの役目の材質で形
成されている。
【0019】また、第1実施例と同様に、前記貫流路3
4入口に前記相対流の向きに対向するように阻流板44
が設けられている。上記第2の実施例のように駆動軸2
0に交互に嵌装されたスペーサ22と濾過板28との両
方を貫通するように貫流路34を形成しても、第1の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0020】また、図4及び図5は阻流板44の変形例
を示したもので、図4は前記半円形の阻流板44にカバ
ー52を設け、図5は半円形部分の片端が貫流路34の
入口の径よりやや長めに配置するように形成されてい
る。これにより、前記相対流の流れを阻む効果がより大
きくなるので、相対流を更に効率的に前記貫流路34内
に流入させることができる。
【0021】次に、図6に本発明の第3実施例を示し、
第1の実施例と同じ部材には同符号を付して説明する。
図6に示すように、ケーシング16の中間にケーシング
16壁から回転駆動軸20の近傍に至る仕切板60があ
り、被処理原水は2段処理されるようになる。被処理原
水は入口12から入り、大部分はスペーサ22に設けた
貫通路34を通り、各濾過板28の間の吐出口36及び
36bから吐出される。吐出口36aと36bとはほぼ
同量の被処理原水が出るように口径が調整されている。
回転している濾過板28の表面の濾過膜26を通過した
濾過液は濾過液通路40、濾過液排出通路42を経て装
置外に排出される。濾過板28の周縁部にはベーン62
a、62b、62cがあり、このベーンの角度を変える
ことにより、濾過板28間の液の流速を変えることがで
きる。一段目で濾過された被処理液は、仕切板60で駆
動軸20の付近に集められ、再びスペーサ22に搾孔さ
れた貫流路34に入り、後段の濾過板28間に均等配分
される。
【0022】これにより、被処理原水は仕切板60によ
って確実に2回、濾過板間を通過するので、本実施例の
場合も濾過処理の均一性及び濾過効率を向上させること
ができる。次に、図7に本発明の第4実施例を示し、第
1の実施例と同じ部材には同符号を付して説明する。図
7に示すように、ケーシング16の一方に仕切板60が
あり、被処理原水室66が形成される。この原水室66
を貫通する駆動軸20に被処理原水入口33があって、
貫流路34に連なっている。貫流路34に入った被処理
原水はスペーサ22の吐出口36を経由して、回転して
いる濾過板28間に放出される。濾過膜26を通過した
濾過液は濾過液通路40、濾過液排出通路42を通り装
置外に排出される。濾過板28の周辺にはベーン62が
あり、被処理原水がほぼ均等に濾過板間に流出するよう
に調節することができる。濃縮液は出口14から装置外
に排出される。
【0023】これにより、被処理原水は回転している駆
動軸20の中心に流入し、遠心力で濾過板間にスムーズ
に配分されるので、本実施例の場合も濾過処理の均一性
及び濾過効率を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
回転型膜分離装置によれば、駆動軸周囲近傍に前記被処
理原水が前記駆動軸の軸方向に貫流する貫流路を設け、
更に、前記貫流路には、前記貫流路を貫流する前記被処
理原水が前記濾過部材間に吐出する複数の吐出口を設け
た。そして、前記各吐出口の開口径を前記貫流路両端入
口から中央に行くに従って大きくなるように形成した。
これにより、全ての濾過部材間での被処理原水の滞留、
特に駆動軸近傍での共回りによる滞留を防止することが
できるので、被処理原水の濃度分極を抑制し、濾過処理
の均一性及び濾過効率を向上させることができる。ま
た、前記開口部には前記被処理原水を前記貫流路内に強
制的に取り込む取込手段を設けたので、前記循環流の循
環量が大きくなり、濾過部材間の流れを更に活発にする
ことができるので、濾過処理の均一性及び濾過効率を更
に向上させることができる。
【0025】また、第2の発明に係る回転型膜分離装置
によれば、ケーシング壁から回転軸近傍に至る仕切板を
設けたので、被処理原水は仕切板で区分けされたケーシ
ング内で多段式に濾過される。これにより、濾過処理の
均一性と濾過効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転型膜分離装置の第1実施例を
説明する断面図
【図2】図1のA−A方向から見た矢視図
【図3】本発明に係る回転型膜分離装置の第2実施例を
説明する断面図
【図4】本発明の阻流板の変形図
【図5】本発明の阻流板の変形図
【図6】本発明に係る回転型膜分離装置の第3実施例を
説明する断面図
【図7】本発明に係る回転型膜分離装置の第4実施例を
説明する断面図
【図8】従来の回転型膜分離装置の断面図
【図9】図8のB−B方向から見た矢視図
【符号の説明】
10…回転型膜分離装置 16…ケーシング 20…駆動軸 22…スペーサ 26…濾過膜 28…濾過板 34…貫流路 36…吐出口 44…阻流板 60…仕切板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の複数の濾過部材を所定間隔で並
    設した中空の駆動軸を、円筒状のケーシングに回転自在
    に配設し、前記ケーシング内に供給される被処理原水を
    前記濾過部材で濾過し、その濾過液を前記駆動軸の内部
    に導いて装置外に排出する回転型膜分離装置に於いて、 前記駆動軸と平行な貫流路を前記濾過部材の支持部に連
    続して形成し、 前記貫流路には、前記貫流路を貫流する前記被処理原水
    が前記濾過部材間に吐出する複数の吐出口を設けると共
    に、前記各吐出口の開口径を前記貫流路両端入口から中
    央に行くに従って大きくなるように形成して成ることを
    特徴とする回転型膜分離装置。
  2. 【請求項2】 前記貫流路両端入口には前記被処理原水
    を前記貫流路内に強制的に取り込む取込手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1の回転型膜分離装置。
  3. 【請求項3】 複数のドーナツ状円板濾過部材を中空の
    回転駆動軸にスペーサを介して一体にしてケーシング内
    で回転させ、前記ケーシング内に供給する被処理原液を
    前記濾過部材の表面層で濾過し、濾過液を前記濾過部材
    内から回転駆動軸に沿って装置外へ排出する回転型膜分
    離装置において、前記ケーシング壁から前記回転駆動軸
    近傍に至る仕切板を設けたことを特徴とする回転型膜分
    離装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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