JPH0612173Y2 - スパークアレスタ - Google Patents

スパークアレスタ

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JPH0612173Y2
JPH0612173Y2 JP1437789U JP1437789U JPH0612173Y2 JP H0612173 Y2 JPH0612173 Y2 JP H0612173Y2 JP 1437789 U JP1437789 U JP 1437789U JP 1437789 U JP1437789 U JP 1437789U JP H0612173 Y2 JPH0612173 Y2 JP H0612173Y2
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JP
Japan
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separator
gap
exhaust gas
muffler
inlet pipe
Prior art date
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JP1437789U
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JPH02105515U (ja
Inventor
徹夫 加藤
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Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内燃機関の排気系に使用されるマフラのスパ
ーク(カーボンの火の粉)アレスタに関するものであ
る。
[従来技術] 従来のマフラ20では第3図に示すようにアウトレット
パイプ21は前方(第3図では左方)から記載順に第1
セパレータ22、第2セパレータ23、第3セパレータ
24及びリヤアウタプレート25により支持されてい
る。そしてインレットパイプ26はアウタシェル32に
ほぼ垂直でその一部はアウタシェル32から突出してい
る。インレットパイプ26とアウトレットパイプ21の
前端との間にはインレットパイプ26から排出されてア
ウトレットパイプ21に向って流れる排気流を旋回させ
後方に送り込む旋回流発生板27が設けられている。第
1セパレータ22の外周縁近くには複数の孔22aが円
周方向に設けられ、この孔22aを経て排気ガスは第1
セパレータ22、第2セパレータ23間のカーボン捕獲
室28に入る。旋回流発生板27と第1セパレータ22
との間の空間、第2セパレータ23、第3セパレータ2
4間の空間及び第3セパレータ24、リヤアウタプレー
ト25間の空間はそれぞれ拡張室29、30、31とな
っており、拡張室31ではアウトレットパイプ21に複
数の貫通孔21aが設けられていて消音効果を発揮して
いる。なお、33はフロントアウタプレートである。カ
ーボン捕獲室27の下部にはドレンプラグ34が設けら
れている。インレットパイプ26にも消音のために複数
の貫通孔26aが設けられている。
上記の構成において排気ガスはインレットパイプ26及
び貫通孔26aからスパークを含んだ状態で流出し、旋
回流発生板27により旋回させられて遠心力により半径
方向の外方に移動し、大部分の排気ガスは第1セパレー
タ22の孔22aからカーボン捕獲室28に入る。捕獲
室26内では排気ガスは速度エネルギを失い、排気ガス
中のスパークは捕獲室28の底面に溜まる。排気ガスの
一部は拡張室29からアウトレットパイプ21を経て外
部に排出されるが、その際貫通孔21aを経て拡張室3
0、31に入り、消音効果を発揮する。
第4図には別の従来のマフラ40を示す。マフラ40で
は前記旋回流発生板27とは別形状の4個の渦巻き型の
ブレード47aを有する旋回流発生板47がマフラ40
内でインレットパイプ46に取り付けられている。各ブ
レード47aの断面はコの字状になっており、インレッ
トパイプ46の後方にはセパレータ42が配置され、こ
のセパレータ42に分離パイプ43がインレットパイプ
46とほぼ同心に取り付けられている。分離パイプ43
の後方にはこれとほぼ同心にアウトレットパイプ41が
リヤアウタプレート45に取り付けられている。フロン
トアウタプレート44とセパレータ42との間の空間は
拡張室49となっており、セパレータ42とリヤアウタ
プレート45との間の空間がカーボン捕獲室48となっ
ている。50はアウタセル、51はカーボン捕獲室48
に設けたドレンプラグである。
この従来の旋回流発生板47付きマフラ40ではインレ
ットパイプ46に流入した排気ガスの一部はインレット
パイプ46、分離パイプ43を経て直接カーボン捕獲室
48内に入るが、残りの排気ガスは旋回流発生板47の
各ブレード47aのコの字断面の開口部から旋回しなが
ら拡張室49内に入り、排気ガス中のスパークは遠心力
によりアウタシェル10の内周面に沿って螺旋を描きな
がら後方に移動しセパレータ42に設けた孔42aを通
ってカーボン捕獲室48内に入ってその下面に滞留す
る。一方インレットパイプ46から拡張室49を経て直
接カーボン捕獲室48に入った排気ガスはアウトレット
パイプ41を通りマフラ40外に排出される。カーボン
捕獲室48内に滞留したカーボンはドレンプラグ51を
随時開いて取り出される。
[考案が解決しようとする課題] 上記の遠心力を利用してスパークを捕獲する装置は遠心
力がインレットパイプに流入する排気ガスのスピードの
2乗に比例するため排気ガスのスピードが少し変動して
も大きく変動する。このためカーボンの捕獲機能が不安
定となり、インレットパイプ46を流れる排気ガスのス
ピードが減少するとスパーク捕獲機能が小さくなる欠点
をもっている。
この考案はインレットパイプに流入する排気ガスのスピ
ードの影響を受けることなく常に安定したカーボン捕獲
機能を有するスパークアレスタの提供を課題とする。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの考案はインレットパイプ
の後方に第1、第2、第3セパレータを間隔を設けて記
載順にマフラ内に配置し、第1セパレータは後上方に向
かって滑かに湾曲し、第2セパレータはマフラの長手方
向にほぼ垂直の平板部と平板部の上端から後上方に傾斜
するフランジ部とからなり、第2、第3セパレータ間を
カーボン捕獲室とし、第1、第2セパレータの上端縁と
マフラ上部内面との間にそれぞれ第1、第2隙間を形成
し、第1隙間の高さを第2隙間の高さより大きく設定し
た構成を有している。
[作用] 上記の構成において、インレットパイプから出た排気ガ
スは第1セパレートの湾曲面により整流され、かつ第1
セパレータとマフラ上部内面との間に形成された第1隙
間により流路の断面積が滑かに縮小するため流速が連続
的に増加し、最後に流れは多少上向きの速度成分を伴っ
た高速流となって第1隙間を通過する。一方第2隙間の
高さは第1隙間の高さより小さいので排気ガスの流路は
第1隙間から第2隙間に向うにつれてさらに縮小し、排
気ガスはさらに増速される。このため排気ガス中のスパ
ークは第1、第2セパレータ間の拡張室に落下すること
なくカーボン捕獲室に落下し、その底面に滞留する。一
方排気ガスの一部は第1、第2セパレータ間の拡張室か
らインナパイプに入り後方の拡張室に流出する。
[実施例] 以下実施例を示す第1、2図によりこの考案を説明す
る。この考案のマフラMは円筒状のアウタシェル1の前
後端をフロントアウタプレート2、リヤアウタプレート
3で閉鎖されている。アウタシェル1内には前方(第1
図では左方)からインレットパイプ8、第1セパレータ
4、第2セパレータ5、第3セパレータ6、第4セパレ
ータ7が配置されている。又第2、3、4セパレータ
5、6、7には第1インナパイプ9が取り付けられ、第
4セパレータ7には第2インナパイプ10が取り付けら
れ、第4セパレータ7とリヤアウタプレート3とにはア
ウトレットパイプ11が取り付けられている。又フロン
トアウタプレート2と第1セパレータ4との間の空間は
第1拡張室12となっており、第1セパレータ4と第2
セパレータ5との間の空間は第2拡張室13となってい
る。第2セパレータ5と第3セパレータ6との間の空間
はカーボン捕獲室14となっていて、その底部にドレン
プラグ17が取り付けられている。第3セパレータ6と
第4セパレータ7との間の空間は第4拡張室15となっ
ており、第4セパレータ7とリヤアウタプレート3との
間の空間は第3拡張室16となっている。
インレットパイプ8は第1拡張室12内にアウタシェル
1に垂直の状態で配置され、その一部はアウタシェル1
外に突出し、図示しない排気管に連結されている。イン
レットパイプ8は第1拡張室12内において消音用の排
出孔8aを有している。
第1セパレータ4は後上方に向って滑かに湾曲し、その
上端縁4aとアウタシェル1の内面上部との間には第1
隙間18が形成されている。
第1インナパイプ9はほぼアウタシェル1の長手方向の
中心線上に位置し、その前端面は第2拡張室13に臨
み、後端面は第3拡張室16に臨んでいる。
第2セパレータ5は第1インナパイプ9に垂直の平板部
5aと平板部5aの上端から後上方に傾斜するフランジ
部5bとからなっており、フランジ部5bの上端縁5c
とアウタシェル1の内面上部との間に第2隙間19が形
成されている。第2隙間19の高さは第1隙間18の高
さより小さく設定されている。
第2インナパイプ10の前端は第4拡張室15に臨み、
後端は第3拡張室16に臨んでいる。
アウトレットパイプ11の前端は第4拡張室14に臨
み、後端は図示しない排気管に連結されている。
上記の構成において、インレットパイプ8から第1拡張
室12に入った排気ガスは第1セパレータ4の滑かな湾
曲面により整流され、かつ第1セパレータ4とアウタシ
ェル1の上部内面との間に形成された第1隙間18によ
り流路の断面積が逐次滑かに縮小する。このため排気は
連続的に増速し最後に多少上向きの速度成分を伴った高
速流となって第1隙間18を通過する。第2隙間19の
高さは第1隙間18の高さより小さいので排気ガスの流
路は第1セパレータ4から第2セパレータ5に向うにつ
れてさらに縮小し、排気ガスはさらに増速される。この
ため排気ガス中のスパークは第2拡張室13に落下する
ことなくカーボン捕獲室14まで流れて第3セパレータ
6に衝突しカーボン捕獲室14内に落下し、その底面に
滞留する。一方排気ガスの一部は第2拡張室13から第
1インナパイプ9に入り、第3拡張室16、第2インナ
パイプ10、第4拡張室15を経てアウトレットパイプ
11に流れ、さらに図示しない排気管に流れる。カーボ
ン捕獲室14に入った排気ガスは第3セパレータ6とア
ウタシェル1の底面との間に設けた隙間から第4拡張室
15に入り、アウトレットパイプ11を経て外部に流出
する。カーボン捕獲室14の底面に溜ったカーボン粒は
ドレーンプラグ17を随時開いて除去される。
なお、本実施例において各拡張室12、13、15、1
6は消音機能を有している。
[効果] この考案は上記の構成を有するので次のような優れた効
果を有する。
(イ)排気ガスが後上方に向って滑かに湾曲する第1セ
パレータにより整流され、第1セパレータの上端縁とア
ウタシェル上部内面との間の第1隙間により流路が縮小
され、この流路が第1隙間よりさらに小さい、第2セパ
レータの上端縁とアウタシェル上部内面との間の第2隙
間により縮小するのでインレットパイプ内の排気ガスの
スピードが小さくても排気ガスは第1、第2隙間を通過
することにより十分に増速される。このためスパークは
充分な速度エネルギを与えられ、確実にカーボン捕獲室
に落下する。
(ロ)スパークがマフラの外部に排出されないので火災
防止の効果が大きい。
(ハ)従来の排気ガスを旋回させる装置に比較して機構
が簡素で低コストであり、然もスパーク捕獲効果は遥か
に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の縦断正面図を示し、第2図は第1図
のA矢視図を示す。第3図は従来のスパークアレスタ付
きマフラの縦断正面図を示す。第4図は従来の別のスパ
ークアレスタ付きマフラの斜視図を示す。 4……第1セパレータ 5……第2セパレータ 6……第3セパレータ 8……インレットパイプ 9……第1インナパイプ 11……アウトレットパイプ 14……カーボン捕獲室 18……第1隙間 19……第2隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレットパイプの後方に第1、第2、第
    3セパレータを間隔を設けて記載順にマフラ内に配置
    し、第1セパレータは後上方に向って滑かに湾曲し、第
    2セパレータはマフラの長手方向にほぼ垂直の平板部と
    平板部の上端から後上方に傾斜するフランジ部とからな
    り、第2、第3セパレータ間をカーボン捕獲室とし、第
    1、第2セパレータの上端縁とマフラ上部内面との間に
    それぞれ第1、第2隙間を形成し、第1隙間の高さを第
    2隙間の高さより大きく設定したことを特徴とするスパ
    ークアレスタ。
JP1437789U 1989-02-09 1989-02-09 スパークアレスタ Expired - Lifetime JPH0612173Y2 (ja)

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JP1437789U JPH0612173Y2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 スパークアレスタ

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JPH02105515U JPH02105515U (ja) 1990-08-22
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JP1437789U Expired - Lifetime JPH0612173Y2 (ja) 1989-02-09 1989-02-09 スパークアレスタ

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CN108175984A (zh) * 2018-02-08 2018-06-19 海宁欧康电子科技有限公司 一种高强度防冲击的火花熄灭装置

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JPH02105515U (ja) 1990-08-22

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