JPH0612137Y2 - コンクリート付着物のケレン装置 - Google Patents

コンクリート付着物のケレン装置

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JPH0612137Y2
JPH0612137Y2 JP1987167727U JP16772787U JPH0612137Y2 JP H0612137 Y2 JPH0612137 Y2 JP H0612137Y2 JP 1987167727 U JP1987167727 U JP 1987167727U JP 16772787 U JP16772787 U JP 16772787U JP H0612137 Y2 JPH0612137 Y2 JP H0612137Y2
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JP
Japan
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striking
arm
work
arms
rotation
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JP1987167727U
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JPH0170948U (ja
Inventor
裕晧 野村
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裕晧 野村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート付着物のケレン装置、更に詳
しくは、建築作業用仮設足場の構成材やそれに使用する
ブレース等の軸状物に付着したコンクリートを除去する
のに適したドレッサー機構に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
例えば、建築現場で使用する足場板やブレースにはコン
クリートの付着が発生するため、これを除去するケレン
作業が必要になる。
ケレン作業を自動的に行なうケレン装置として、回転体
の周囲に多数の打撃アームを揺動自在に取付け、回転に
よる遠心力で打撃アームを放射状の配置とし、この打撃
アームでワークを打撃することにより、付着コンクリー
トを除去する遠心力打撃式のケレン装置が考えられてい
る。
ところで、上記のようなケレン装置は、高速回転時にの
み打撃アームが放射状となり、ワークに対して確実に打
撃を加えることができるが、回転を低速にすると、打撃
アームに十分な遠心力が作用せず、打撃アームが自重に
よる垂れ下がり状の姿勢のままワークに衝突し、これが
ため、打撃アームが回転体とワークの間で突っ張り、ワ
ークに損傷を与えるという問題があり、ワークの種類や
材質に応じた回転数、特に低速回転を選ぶことができな
いものである。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような遠心力打撃式のケレン装置に
生じた問題点を解決するためになされたものであり、任
意の回転数、特に低速回転を選ぶことができ、しかもケ
レン効果の高いケレン装置を提供するのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案は、回転
軸の周囲に、多数の打撃アームを揺動自在となるように
配置したコンクリート付着物のケレン装置において、 前記回転軸の周囲で打撃アームに対して回転軸の回転方
向後方の位置に、多数の打撃補助アームを、前記打撃ア
ームと同方向に揺動が自在となり、その先端側が対応す
る打撃アームの前記回転方向の後部側に当接し得るよう
に配置し、前記回転軸の周囲で打撃アームの近傍に打撃
アームの揺動範囲を制限するストッパーを配置した構造
としたものである。
〔作用〕
回転軸を回転させると、各打撃アームはその遠心力によ
って先端が外方に突出し、ストッパーで回転外径が一定
に保持され、打撃補助アームも遠心力によって先端が外
方に向かい、打撃アームの側面に当接した状態になり、
打撃アームの先端が描く回転軌跡内に対してコンクリー
ト付着ワークを回転方向に対向するよう移動通過させる
と、各打撃アームがコンクリート付着ワークの表面を遠
心力によって打撃し、これに打撃補助アームの遠心力が
加わり、付着コンクリートを除去する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図のように、仮設足場用構成部材やその他の長尺状
となるコンクリート付着部材、例えばブレース(以下ワ
ークという)を長手方向に沿って送るため、フレーム1
上のワーク搬送ラインに沿って、上下一対のピンチロー
ラ2、2aが所定の間隔で並べて配列され、更に搬送ラ
インに沿って、前後のピンチローラ間に一対のドレッサ
ー3、3が配置されている。
上記ピンチローラ2と2aは、第2図と第3図のよう
に、フレーム1上に対設した支持壁4、4間に、下部回
転軸5と上部回転軸6を前後に位置をずらして平行状に
架設し、下部回転軸5の中央に下部ピンチローラ2が取
付けられている。
上部回転軸6に一対のL形揺動アーム7をフリー回動し
得るように取付け、両揺動アーム7の先端で回動自在に
支持した軸8に上部ピンチローラ2aを固定し、この上
部ピッチローラ2aを下部ピンチローラ2の直上に揺動
自在となるよう臨ませている。
上下のピンチローラ2と2aは、ワークAをこの長手方
向へ確実に送れるよう溝形ローラによって形成され、上
部ピンチローラ2aは、揺動アーム7に連結したばね9
により、下部ピンチローラ2とでワークAを挾む弾性が
付勢されている。
各ピンチローラ2、2aは、一台のモータMを用いた
駆動手段が採用されており、第1図と第3図のように、
上下回転軸5、6の端部にスプロケット10、11を固
定し、モータMで駆動されるエンドレスチエン12を
各スプロケット10、11に順次巻架するよう配置する
と共に、上部回転軸6と軸8をスプロケットとチエン1
3で連動した構造になっている。
前記した一対のドレッサー3、3は、搬送ラインを挾む
両側又は上下配置され、ピンチローラ2、2aで送ら
れ、ワークAに対して打撃を与えることにより、付着コ
ンクリートの除去を行なうものであり、第4図と第5図
はその具体的な構造を示している。
ドレッサー3、3は、第4図と第5図のように、回転軸
21に固定した2枚の円板22、22と両円板22、2
2間の外周寄りに回転軸21と平行するよう架設した複
数の外側軸23と、この外側軸23よりも内側寄りの位
置に架設した内側軸24と、各外側軸23に取付けた多
数の打撃アーム25と、各内側軸24に取付けた多数の
打撃補助アーム26と、円板22、22間で各外側軸2
3寄りの位置に架設したストッパー27とで構成されて
いる。
上記の打撃アーム25は帯状の板を用いて形成され、一
方の端部を外側軸23に外嵌し、この外側軸23を中心
に回転軸21の回転方向への揺動が自在となり、先端が
円板22の外周よりも外方に突出する長さを有し、外側
軸23の軸方向に沿って多数本が取付けられている。
上記ストッパー27は、回転時に遠心力で放射状の配置
となる打撃アーム25の取付側端部を支持して、姿勢を
一定化し、ワークAに対して打撃アーム25の先端が当
接するときの噛込みの発生を防止するように保持され、
打撃アーム25はストッパー27に当接した状態で最大
回転外径が設定され、回転方向後方への回動が許容され
ている。
前記打撃補助アーム26も打撃アーム25と同様の帯状
金属板を用い、一方の端部を内側軸24に回動自在とな
るよう外嵌し、その先端が打撃アーム25の回転方向の
後部側縁に当接する長さに形成され、打撃アーム25と
等しい枚数分だけ内側軸24に取付けられている。
上記打撃補助アーム26は、回転時に発生する遠心力で
打撃アーム25を最大回転外径Bの位置に押圧し、打撃
アーム25がワークAに対して衝突したときの衝撃力を
増大させると共に、ワークAに当接した打撃アーム25
が後方に退動したとき、第4図のように打撃アーム25
と後位のストッパー27間に挟まれ、打撃アーム25の
最小回転外径Cを形成するようになっている。
前記ドレッサー3、3は、第1図で示したように、回転
軸21をワークAを挾む両側に垂直に配置し、これをモ
ータMで駆動することによってワークAを両側からケ
レンするものと、第6図のように、回転軸21を水平に
配置し、ワークAを上下からケレンする二通りがある。
回転軸21を水平にしたドレッサー3、3は、第1図と
第6図に示すように、各回転軸21の端部に固定したプ
ーリ31とエンドレスベルト32を用い一台のモータM
で同時に駆動するようにしている。
なお、打撃アーム25と打撃補助アーム26の先端は耐
摩耗性を向上させるように焼入れ等の加工を施してもよ
い。
この考案のケレン装置は上記のような構成であり、搬送
ラインの一方端部から送り込んだワークAをピンチロー
ラ2、2aで軸方向の前方に搬送すると共に、各ドレッ
サー3、3を回転させ、通過して行くワークAに対して
各ドレッサー3、3の打撃アーム25で打撃し、付着し
ているコンクリートを剥離する。
各ドレッサー3、3において、第4図のように、最小回
転外径CがワークAに接触するよう配置され、打撃アー
ム25は遠心力によりストッパー27に当接した最大回
転外径Bの状態でワークAに衝突する。
このとき、各打撃アーム25には打撃補助アーム26が
遠心力で当接しているため、打撃アーム25のワークA
に対する打撃力に打撃補助アーム26の遠心力が作用す
ることになり、ワーク打撃力が増大し、ケレン効果の向
上を図ることができる。
各打撃アーム25は、多数枚を並べると共に、回転方向
の後方に対して回動自在となっているため、ワーク表の
上面が湾曲している場合でもコンクリートの除去が行な
えることになる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、回転軸の周囲に多数
の打撃アームを回動自在に配置し、各打撃アームをスト
ッパーで支持するようにしたので、ワークに対する打撃
アーム先端の打撃角度を常に一定化することができ、低
速回転を選んでも打撃アームの先端がワークに噛込んで
損傷を与えるというような不都合の発生を防止でき、遠
心力による打撃のドレッサー方式を実現できる。
また、各打撃アームの内側に打撃補助アームを配置した
ので、打撃アームのワーク打撃時に打撃補助アームの遠
心力を付加することができ、衝撃力の増大によりケレン
効果の向上を図ることができる。
更に、ワークとの衝突によって損傷の生じやすい打撃ア
ームと、これに遠心力を付加する打撃補助アームとに分
離したので、損傷の発生による取り替えは打撃アームの
みでよくなり、打撃アームを打撃補助アームをと一体の
質量に形成した場合に比べ取り替えコストの削減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るケレン装置の正面図、第2図は
同上要部の拡大正面図、第3図は同縦断側面図、第4図
はドレッサーの拡大断面図、第5図はドレッサーの分解
斜視図、第6図はドレッサーの水平回転配置部分を示す
縦断側面図、第7図は同じく垂直回転配置部分を示す縦
断側面図である。 2、2a……ピンチローラ、3……ドレッサー、21…
…回転軸、22……円板、25……打撃アーム、26…
…打撃補助アーム、27……ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の周囲に、多数の打撃アームを揺動
    自在となるように配置したコンクリート付着物のケレン
    装置において、 前記回転軸の周囲で打撃アームに対して回転軸の回転方
    向後方の位置に、多数の打撃補助アームを、前記打撃ア
    ームと同方向に揺動が自在となり、その先端側が対応す
    る打撃アームの前記回転方向の後部側に当接し得るよう
    に配置し、前記回転軸の周囲で打撃アームの近傍に打撃
    アームの揺動範囲を制限するストッパーを配置したこと
    を特徴とするコンクリート付着物のケレン装置。
JP1987167727U 1987-10-30 1987-10-30 コンクリート付着物のケレン装置 Expired - Lifetime JPH0612137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987167727U JPH0612137Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 コンクリート付着物のケレン装置

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JP1987167727U JPH0612137Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 コンクリート付着物のケレン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0170948U JPH0170948U (ja) 1989-05-11
JPH0612137Y2 true JPH0612137Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31456282

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987167727U Expired - Lifetime JPH0612137Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 コンクリート付着物のケレン装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4315803Y1 (ja) * 1965-04-10 1968-07-02
JPS4815458U (ja) * 1971-06-28 1973-02-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4315803Y1 (ja) * 1965-04-10 1968-07-02
JPS4815458U (ja) * 1971-06-28 1973-02-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0170948U (ja) 1989-05-11

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