JPH06121357A - 光スイッチ回路 - Google Patents

光スイッチ回路

Info

Publication number
JPH06121357A
JPH06121357A JP4271942A JP27194292A JPH06121357A JP H06121357 A JPH06121357 A JP H06121357A JP 4271942 A JP4271942 A JP 4271942A JP 27194292 A JP27194292 A JP 27194292A JP H06121357 A JPH06121357 A JP H06121357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
circuit
input
optical
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4271942A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Obara
仁 小原
Yoshiyuki Hamazumi
義之 濱住
Mitsuhiro Tejima
光啓 手島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4271942A priority Critical patent/JPH06121357A/ja
Publication of JPH06121357A publication Critical patent/JPH06121357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 n×mのアレー導波路型波長多重/分離回路
を用いて波長スイッチングを行う構成の光スイッチ回路
に関し、スイッチサイズを拡張する際に、必要となるデ
バイスの種類および個数の増加、波長可変範囲の増加、
さらに光検出回路に到達する光パワーの減少を同時に解
決し、容易にスイッチサイズの拡張ができることを目的
とする。 【構成】 n×mの入出力ポートを有し、入力される光
信号の入力ポート位置と波長に応じて出力ポート位置が
決定されるアレー導波路型波長多重/分離回路と、アレ
ー導波路型波長多重/分離回路の各入力ポート対応に設
けられ、入力信号を接続先の出力ポートに対応する波長
の光信号に変換して各入力ポートに送出する波長制御手
段とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長スイッチングを適
用した光スイッチ回路に関する。特に、n×mのアレー
導波路型波長多重/分離回路を用いて波長スイッチング
を行う構成の光スイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、波長スイッチングを適用した
従来の光スイッチ回路の構成を示すブロック図である。
【0003】図において、入力ポート100 〜10n
接続される波長可変レーザモジュール110 〜11
n は、それぞれ発振波長がλ0 〜λn のいずれかに設定
され、入力電気信号により変調した光信号を各結合リン
ク120 〜12n に出力する。各結合リンク120 〜1
n の光信号はスターカップラ13で波長多重され、各
出力ポート170 〜17n に対応した結合リンク140
〜14n に分配出力される。各結合リンク140 〜14
n に接続される光フィルタ150 〜15n は、それぞれ
中心波長がλ0 〜λn に設定され、対応する波長の光信
号を抽出して光検出回路160 〜16n に送出し、各光
検出回路はそれを電気信号に変換して出力ポート170
〜17n に出力する。なお、入力電気信号はアナログあ
るいはディジタルのいずれでもよいが、以下の説明では
2値(0または1)のディジタル信号とする。また、入
力電気信号による波長可変レーザモジュールの変調方式
は直接強度変調とする。
【0004】ここで、出力ポート170 〜17n にそれ
ぞれλ0 〜λn の波長が割り当てられているので、入力
ポート100 〜10n に入力された信号を希望の出力ポ
ートにスイッチングするには、各波長可変レーザモジュ
ール110 〜11n の波長を出力ポートに対応する波長
にチューニングし、その出力光を直接強度変調する。こ
のとき、入力ポートはそれぞれ異なる出力ポートに接続
されるので、結合リンク120 〜12n に出力される光
信号の波長はすべて異なる。スターカップラ13は、こ
れらの光信号を波長多重してすべての結合リンク140
〜14n に分配出力する。光フィルタ150 〜15
n は、それぞれの中心波長λ0 〜λn で指定する波長の
光信号を抜き出すことにより、対応する入力ポートから
の信号を選択して出力ポートに出力させることができ
る。
【0005】このような波長スイッチング構成では、入
力ポートに配置されたレーザの発振波長を入力ポートご
とに独立に制御することで接続が完了するので、スイッ
チング制御が容易である。また、スターカップラと光フ
ィルタは受動素子であり、能動素子である波長可変レー
ザモジュールの個数は入力ポート数だけでよいので、回
路規模を小さくすることが可能である。
【0006】なお、図14に示す構成は、入力ポート側
に波長可変レーザモジュールを配置し、出力ポート側に
固定波長の光フィルタを配置した構成であるが、その逆
に入力ポート側に固定波長のレーザを配置し、出力ポー
ト側に波長可変の光フィルタを配置する構成としても同
様である。また、図14に示す構成は、スターカップラ
を集中配置した構成であるが、小規模のスターカップラ
を入出力に分散配置しても同様である。
【0007】しかし、図14に示す構成では必要なモジ
ュールとして、レーザ,スターカップラおよび光フィル
タの3種類の光回路が必要であった。また、スイッチサ
イズが大きくなる(入出力ポートが多くなる)と、レー
ザ(あるいは光フィルタ)に要求される波長可変幅がそ
れに比例して増大する。さらに、各レーザ出力のパワー
がすべての出力ポートに分配されるので、スイッチサイ
ズに比例して光検出回路に到達する光パワーが減少す
る。これらの要因により、図14に示す構成で実現でき
るスイッチサイズは限定され、大規模な光スイッチには
適用することができなかった。
【0008】それに対して、図14に示す構成を基本に
大規模な光スイッチの実現を可能とした構成が提案され
ている。その光スイッチ回路は、入出力ポートを複数の
グループに分割してグループ単位で同一波長を繰り返し
利用し、波長可変範囲の狭い光デバイスを用いてスイッ
チサイズの拡張を図るものである。
【0009】図15は、グループ分割によって大規模化
を図る従来の光スイッチ回路の構成を示すブロック図で
ある。なお、ここでは2つのグループに分割する場合の
構成例を示す。
【0010】図において、一方のグループの入力ポート
2000〜200nに接続される固定波長レーザ2100〜2
0nは、発振波長がそれぞれ固定のλ0 〜λn に設定さ
れ、入力電気信号により変調した光信号を結合リンク2
00〜220nに出力する。結合リンク2200〜220n
光信号はスターカップラ230 で波長多重され、2つの
グループの出力ポート2900〜290n,2910〜291n
に対応した結合リンク2400〜240n,2410〜241n
に分配出力される。また、他方のグループの入力ポート
2010〜201nに対応する固定波長レーザ2110〜21
1nの出力も同様に、結合リンク2210〜221nを介して
スターカップラ231 で波長多重され、結合リンク25
00〜250n,2510〜251nに分配出力される。
【0011】出力ポート2900に対応する2本の結合リ
ンク2400,2500は、2×1光スイッチ2600を介し
て波長可変フィルタ2700に接続される。以下同様に、
各出力ポートに対応する2本の結合リンクは、2×1光
スイッチ2601〜260n,2610〜261nを介して波長
可変フィルタ2701〜270n,2710〜271nに接続さ
れる。各波長可変フィルタ2700〜270n,2710〜2
1nは、それぞれ中心波長がλ0 〜λn の範囲で可変す
る構成であり、希望する波長の光信号を抽出して光検出
回路2800〜280n,2810〜281nに送出し、各光検
出回路はそれを電気信号に変換してそれぞれ出力ポート
2900〜290n,2910〜291nに出力する。
【0012】ここで、各グループ対応の入力ポート20
00〜200n,2010〜201nにそれぞれλ0 〜λn の波
長が割り当てられているので、各入力ポートに入力した
信号はグループごとに波長多重されて各2×1光スイッ
チ2600〜260n,2610〜261nに入力される。この
2×1光スイッチ26では、各グループ対応のスターカ
ップラ230 ,231 から波長多重されて入力される信
号の中から、希望の信号が多重されている方を選択して
出力する。次に、各出力ポートに対応する波長可変フィ
ルタ27で、波長多重された光信号の中から希望の入力
ポートに対応する波長を抽出することにより、入出力ポ
ート間の波長スイッチングを実現させている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15に示
す構成の光スイッチ回路は、入出力ポートを複数のグル
ープに分割してグループ単位で同一波長を繰り返し利用
することにより、波長可変範囲の狭い光デバイスを用い
てスイッチサイズの拡張が可能になっているが、新たに
出力ポート対応の光スイッチ26が必要になり、デバイ
スの種類および個数の増大が避けられない。また、各グ
ループ対応のスターカップラ23では、分配数がスイッ
チサイズに比例して増大しており、光検出回路28に到
達する光パワーの減少に対しては改善効果はない。
【0014】本発明は、スイッチサイズを拡張する際
に、必要となるデバイスの種類および個数の増加、波長
可変範囲の増加、さらに光検出回路に到達する光パワー
の減少を同時に解決し、容易にスイッチサイズの拡張が
できる光スイッチ回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、n×mの入出力ポートを有し、入力される光信号の
入力ポート位置と波長に応じて出力ポート位置が決定さ
れるアレー導波路型波長多重/分離回路と、アレー導波
路型波長多重/分離回路の各入力ポート対応に設けら
れ、入力信号を接続先の出力ポートに対応する波長の光
信号に変換して各入力ポートに送出する波長制御手段と
を備えて構成する。
【0016】請求項2に記載の発明は、n×mの入出力
ポートを有し、入力される光信号の入力ポート位置と波
長に応じて出力ポート位置が決定されるアレー導波路型
波長多重/分離回路と、アレー導波路型波長多重/分離
回路の1つの入力ポートに接続され、入力信号を接続先
の出力ポートに対応する波長の光信号に時分割で変換し
てその入力ポートに送出する波長制御手段とを備えて構
成する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の光スイッチ回路を複数個並列に配置
し、各光スイッチ回路の対応する出力ポート同士をグル
ープ化し、各グループの出力ポートに取り出される光信
号を波長多重する多重化手段と、各グループ対応に設け
られ、各多重化手段の出力信号を波長ごとに所定の出力
ポートに分離出力する波長多重/分離回路とを備えて構
成する。
【0018】
【作用】本発明の光スイッチ回路に用いられるアレー導
波路型波長多重/分離回路は、入力される光信号の入力
ポート位置と波長の組み合わせで出力ポート位置が決定
されるので、各入力ポートに接続される波長制御手段で
入力する光信号の波長を制御することにより、対応する
出力ポートへのルーチングを行うことができる。。すな
わち、1つの素子で従来のスターカップラと光フィルタ
に相当する波長多重/分離機能が同時に実現される。た
だし、スターカップラと違い、各光信号は接続先以外の
出力ポートには出力されないので分配損はなく、スイッ
チサイズが増大しても出力ポートの光パワーが減少する
ことはない。
【0019】さらに、同じ波長であっても入力ポートが
異なれば出力ポートも異なるので、各入力ポート対応に
同一波長を割り当てることが可能となり、使用する波長
を少なくすることができる。すなわち、スイッチサイズ
の拡張時に波長制御手段に要求される波長可変範囲の増
加を抑えることができる。
【0020】
【実施例】図1は、請求項1に記載の発明の光スイッチ
回路の実施例構成を示すブロック図である。なお、本実
施例は3×3のアレー導波路型波長多重/分離回路を用
いた場合の構成である。
【0021】図において、入力ポート300 〜302
接続される波長可変レーザモジュール310 〜31
2 は、それぞれ発振波長がλ0 〜λ2 のいずれかに設定
され、入力電気信号により変調した光信号をアレー導波
路型波長多重/分離回路32の各入力ポートに送出す
る。アレー導波路型波長多重/分離回路32の各出力ポ
ートには、それぞれ光検出回路330 〜332 が接続さ
れ、光信号を電気信号に変換して各出力ポート340
342 に出力する。
【0022】ここで、アレー導波路型波長多重/分離回
路32の動作について図2を参照して説明する。3×3
のアレー導波路型波長多重/分離回路32は、3つの動
作モードを有する。動作モード1では、1番上の入力ポ
ートからλ0 ,λ1 ,λ2 の波長の光信号を同時または
個別に入力したときに、3つの出力ポートの上から順に
λ0 ,λ1 ,λ2 の波長の光信号が出力される。動作モ
ード2では、真ん中の入力ポートからλ0 ,λ1 ,λ2
の波長の光信号を同時または個別に入力したときに、3
つの出力ポートの上から順にλ2 ,λ0 ,λ1 の波長の
光信号が出力される。動作モード3では、1番下の入力
ポートからλ0 ,λ1 ,λ2 の波長の光信号を同時また
は個別に入力したときに、3つの出力ポートの上から順
にλ1 ,λ2 ,λ0 の波長の光信号が出力される。この
ように、アレー導波路型波長多重/分離回路32は、入
力される光信号の入力ポート位置と波長の組み合わせで
出力ポート位置が決定されるスイッチング機能をもつ。
【0023】したがって、例えば入力ポート300 の入
力信号を出力ポート340 にルーチングする場合には、
波長可変レーザモジュール310 の波長をλ0 に設定す
ればよい。また、出力ポート341 にルーチングするに
は同様にλ1 に設定し、出力ポート342 にルーチング
するには同様にλ2 に設定すればよい。入力ポート30
1 ,302 の入力信号についても同様に、波長可変レー
ザモジュール311 ,312 の波長をλ0 〜λ2 に設定
することにより、出力ポート340 〜342 のいずれか
と接続することができる。すなわち、各入力ポートの波
長可変レーザモジュールの波長を変えることにより、接
続パターンを変えることができる光スイッチ回路を実現
することができる。このような構成では、光パワーの分
配損は原理的に発生せず、また各出力ポートごとに中心
波長の異なる光フィルタを配置する必要がなくなる。
【0024】次に、図1に示した光スイッチ回路を基本
構成として、さらに大規模な光スイッチ回路を構成する
場合の実施例構成について説明する。図3は、スイッチ
サイズを拡張した光スイッチ回路の実施例構成を示すブ
ロック図である。なお、本実施例は請求項3に記載の発
明に対応し、また入出力ポートをそれぞれ3つのグルー
プに分割し各グループに3つの入力ポートあるいは出力
ポートを収容したものである。
【0025】図において、入力ポート3000〜3002
3010〜3012,3020〜3022をそれぞれ空間スイッ
チ回路400 ,401 ,402 に収容する。空間スイッ
チ回路400 ,401 ,402 の各3出力は、それぞれ
波長可変レーザモジュール3100〜3102,3110〜3
12,3120〜3122を介して、アレー導波路型波長多
重/分離回路320 ,321 ,322 に接続される。各
アレー導波路型波長多重/分離回路320 ,321 ,3
2 の出力ポートに接続される結合リンク41 00〜41
02,4110〜4112,4120〜4122は、それぞれ対応
する出力ポート同士がグループ化される。ここで、結合
リンク4100,4110,4120が光カップラ420 に接
続され、結合リンク4101,4111,4121が光カップ
ラ421に接続され、結合リンク4102,4112,41
22が光カップラ422 に接続される。
【0026】光カップラ420 ,421 ,422 の各出
力は、それぞれアレー導波路型波長多重/分離回路43
0 ,431 ,432 の最も上の入力ポートに入力され、
各波長に分離される。なお、このアレー導波路型波長多
重/分離回路の代わりに通常の波長多重/分離回路を適
用することも可能であるが、アレー導波路型波長多重/
分離回路を用いることにより構成部品の共用化を図るこ
とができ、部品種類の増加を抑えることができる。ま
た、アレー導波路型波長多重/分離回路で使用される入
力ポートは1つであり、他の入力ポートを使用してもよ
い。以下、本実施例では、アレー導波路型波長多重/分
離回路を用いた場合について説明する。
【0027】アレー導波路型波長多重/分離回路4
0 ,431 ,432 の各3出力は、それぞれ光検出回
路3300〜3302,3310〜3312,3320〜3322
接続され、さらに空間スイッチ回路440 ,441 ,4
2 を介して出力ポート3400〜3402,3410〜34
12,3420〜3422に接続される。
【0028】ここで、入力段と出力段に設けられる空間
スイッチ回路400 〜402 ,44 0 〜442 について
は後述し、まずその間に配置される光スイッチ回路(図
中一点鎖線で囲む)の動作について、波長可変レーザモ
ジュール3100に着目して説明する。
【0029】波長可変レーザモジュール3100の波長を
λ0 にチューニングすると、波長λ 0 の光信号はアレー
導波路型波長多重/分離回路320 から結合リンク41
00を介して光カップラ420 に入力され、他の波長の光
信号と多重化されてアレー導波路型波長多重/分離回路
430 に入力され、ここで波長多重分離されて光検出回
路3300に送出される。また、波長可変レーザモジュー
ル3100の波長をλ1にチューニングすると、波長λ1
の光信号はアレー導波路型波長多重/分離回路320
ら結合リンク4101を介して光カップラ421 に入力さ
れ、さらにアレー導波路型波長多重/分離回路431
介して光検出回路3311に送出される。また、波長可変
レーザモジュール3100の波長をλ2 にチューニングす
ると、波長λ2 の光信号はアレー導波路型波長多重/分
離回路320 から結合リンク41 02を介して光カップラ
422 に入力され、さらにアレー導波路型波長多重/分
離回路432 を介して光検出回路3322に送出される。
【0030】この波長可変レーザモジュール3100の動
作は、他のグループの波長可変レーザモジュール3
10,3120についてもそのまま当てはまる。同様に、
波長可変レーザモジュール3101,3111,3121の出
力は、そのチューニング波長に応じて光検出回路3
02,3310,3321に送出され、波長可変レーザモジ
ュール3102,3112,3122の出力は、そのチューニ
ング波長に応じて光検出回路3301,3312,3320
送出される。
【0031】以上の回路動作を論理的に等価なスイッチ
回路にまとめると、図4のように表すことができる。た
とえば、波長可変レーザモジュール3100,3110,3
20に着目すると、それらは波長λ0 〜λ2 にチューニ
ングすることにより、光検出回路3300,3311,33
22のいずれかに接続されるので、波長可変レーザモジュ
ール3100,3110,3120の波長は互いに異なる必要
がある。このことは、波長可変レーザモジュール3
00,3110,3120が1つの中間スイッチSW1を共
有していることを示す。他の波長可変レーザモジュール
についても同様のことが言えるので、結局、図3におけ
る波長可変レーザモジュールから光検出回路までの間は
図4に示す等価回路に帰着することがわかる。
【0032】また、この部分を図4の構成で置き換える
と、図3に示す光スイッチ回路は一般的な3段スイッチ
回路網となる。この3段スイッチ回路網は、任意の入力
と任意の出力との接続が可能であることが知られてい
る。この点についてさらに詳細に説明すると、図3の例
のように入出力の空間スイッチサイズがk×kの場合
に、いくつかの入出力ポートがすでに接続された状態で
空いている入力ポートと出力ポートを接続する場合は、
一般に既設の一部のパスの接続ルートを変更(再配置)
する必要がある。入出力の空間スイッチサイズがk×g
(k≦g≦2k−2)の構成のものは、再配置型のスイ
ッチとなることが知られている。また、2k−1≦gと
した場合は、既設のパスに影響を及ぼすことなく、空い
ている入力ポートと出力ポートの接続が可能であること
が知られている。
【0033】ここで、図14および図15に示すスター
カップラを用いた従来の光スイッチ回路と、図1および
図3に示した本発明の光スイッチ回路の違いについて説
明する。
【0034】 構成要素の種類と個数 図14および図15に示す従来の光スイッチ回路は、そ
れぞれ4種類および5種類(光レベルの増幅が必要な場
合は6種類)の素子が必要である。一方、図1および図
3に示す本発明の光スイッチ回路は、それぞれ3種類お
よび4種類でよく、しかも光検出回路を除いてその個数
も入出力ポートの各グループごとに1個ずつでよい。す
なわち、本発明の光スイッチ回路は、スイッチサイズを
拡張する際に必要となるデバイスの種類および個数の増
加を抑えることができる。
【0035】 波長可変幅 図15に示す従来の光スイッチ回路と同様に、本発明の
光スイッチ回路は同一波長の繰り返し使用が可能となる
ので、スイッチサイズを拡張する際の波長可変範囲の増
加を抑えることができる。
【0036】 光信号の減衰 従来の光スイッチ回路は、スターカップラにおいて光信
号がすべての出力ポートに分配されるので、スイッチサ
イズに比例して光信号レベルが減衰する。一方、本発明
の光スイッチ回路は光信号の分配は行われないので、原
理的に分配損は発生しない。すなわち、スイッチサイズ
を拡張しても光検出回路に到達する光パワーの減少は少
ない。
【0037】 スイッチング制御 図15に示す従来の光スイッチ回路では、出力ポート側
で選択制御を行う必要があるので、セルの送出宛先情報
を入力側から出力側へ転送する必要がある。一方、図1
4に示す従来の光スイッチ回路および図1,図3に示す
本発明の光スイッチ回路は、入力ポート側でスイッチン
グ制御が可能である。また、従来の光スイッチ回路は、
セルの宛先情報が与えられればセルのルーチング情報は
自動的に決まるが、図1および図3に示す本発明の光ス
イッチ回路では、宛先情報に基づいてスイッチ内部のル
ートを外部から与える必要があり、その処理の分だけ複
雑化する。
【0038】 モジュール化および増設性 従来の光スイッチ回路および本発明の光スイッチ回路と
もに、モジュール化された構成とすることができる。特
に、図3に示す構成は、論理的には図4に示した構成が
中央段となる3段構成であるが、光化した構成とするこ
とにより、結合リンク4100〜4102,4110〜4
12,4120〜4122を境に左側を入力モジュール、右
側を出力モジュールとする見かけ上2段構成とすること
ができ、増設を容易にすることができる。すなわち、従
来の電気回路による3段構成ではスイッチサイズが小さ
い場合でも、中央段のすべてのスイッチ回路を最初から
設置する必要があったが、図3に示す構成ではスイッチ
規模に見合うだけの入出力モジュールを用意し、それら
の間を結合リンク(光ファイバ)で接続すればよい。ま
た、スイッチ規模を拡張する場合は新たなモジュールを
追加し、既設のモジュールと結合リンク(光ファイバ)
で接続すればよく、既設のモジュールの動作に影響を与
えることなく増設を行うことができる。
【0039】ところで、図1および図3に示す実施例で
は、波長λ0 〜λ2 の光信号を1つの波長可変レーザモ
ジュール31から出力させる構成を示したが、この部分
を複数の固定波長レーザの集合体から構成することもで
きる。
【0040】図5は、波長可変レーザモジュール31と
同等の機能を実現する回路構成を示すブロック図であ
る。図において、λ0 〜λ2 の範囲で波長可変する波長
可変レーザモジュール31に対して、それぞれ発振波長
がλ0 ,λ1 ,λ2 の固定波長レーザ500 ,50 1
502 を配置し、その前段に入力信号を各固定波長レー
ザに切り換えるセレクタ回路51を配置し、その後段に
各固定波長レーザから出力される光信号を1つのポート
に出力する光カップラ52を配置する。ここで、入力信
号をセレクタ回路51を介して指定の波長の固定波長レ
ーザに接続することにより、その波長で直接強度変調さ
れた光信号が光カップラ52から出力され、全体として
波長可変レーザモジュールと等価な機能が実現される。
なお、各固定波長レーザは、入力信号がない場合にはレ
ーザ出力がないようにバイアスされているとする。ま
た、同様の構成で、全体の波長可変範囲をいくつかの波
長範囲に分割し、それぞれに波長可変レーザモジュール
を配置するようにしてもよい。
【0041】また、図1および図3において、アレー導
波路型波長多重/分離回路32に接続される3つの波長
可変レーザモジュール310 〜312 を3つの固定波長
レーザで実現することもできる。
【0042】図6は、3つの波長可変レーザモジュール
310 〜312 と同等の機能を実現する回路構成を示す
ブロック図である。図において、固定波長レーザ6
0 ,601 ,602 は、それぞれ発振波長がλ0 ,λ
1 ,λ2 である。光マルチプレクサ610 は、固定波長
レーザ600 〜602 から出力される光信号の1つを選
択して光変調回路620 に送出する。光変調回路620
は、入力信号によって変調した光信号をアレー導波路型
波長多重/分離回路32に出力する。光マルチプレクサ
611 ,612 および光変調回路621 ,622 も同様
に、それぞれ固定波長レーザ601 ,602 から出力さ
れる光信号の1つを選択してアレー導波路型波長多重/
分離回路32に出力する。
【0043】このように、光マルチプレクサ610 〜6
2 および光変調回路620 〜62 2 を用いることによ
り、波長可変レーザモジュール310 〜312 を固定波
長レーザ600 〜602 に置き換えることができる。
【0044】また、図1および図3に示す実施例では、
各入力ポートに波長可変レーザモジュールを対応させた
構成であるが、入力信号がディジタル信号の場合には容
易に時分割多重することができるので、波長可変レーザ
モジュール以下を時分割多重動作する時分割多重処理型
とすることもできる。なお、アナログ信号でも時分割多
重できるが、遅延量の調整等のための構成が複雑にな
る。
【0045】図7は、時分割多重処理型の光スイッチ回
路の第一実施例構成を示すブロック図である。なお、本
実施例は請求項2および請求項3に記載の発明に対応
し、図3に示す構成を基本にしたものである。
【0046】図において、図3に示す構成と異なる点
は、空間スイッチ回路400 ,401,402 が時分割
多重化回路700 ,701 ,702 に代わり、入力ポー
トからのビット列をiビットごとに指定の順番に時分割
多重して出力する。また、波長可変レーザモジュール3
00〜3102,3110〜3112,3120〜3122は、そ
れぞれ1つの波長可変レーザモジュール710 ,7
1 ,712 に代わる。なお、これらは時分割多重動作
するために高速動作が要求される。さらに、空間スイッ
チ回路440 ,441 ,442 が時分割多重分離回路7
0 ,721 ,722に代わる。なお、光検出回路33
00〜3302,3310〜3312,3320〜3322からは、
それぞれ順番に信号が出力されるので、それらの論理和
をとって各時分割多重分離回路に出力する。
【0047】このような構成では、波長可変レーザモジ
ュール71から光検出回路33までが時分割多重動作す
る他は、図3に示すものと同様の動作をする。なお、本
実施例では多重度を3とし、それぞれレーザ個数を1個
とした構成を示したが、多重度が小さい場合には複数の
レーザが必要となる。
【0048】図8は、時分割多重処理型の光スイッチ回
路の第二実施例構成を示すブロック図である。図におい
て、図3に示す構成と異なる点は、空間スイッチ回路4
0 ,401,402 が、入力信号の直並列変換回路を
含む時分割多重化回路800 ,801,802 に代わ
る。また、波長可変レーザモジュール3100〜3102
3110〜3112,3120〜3122が、それぞれ発振波長
がλ0 ,λ1 ,λ2 の固定波長レーザ8100〜8102
8110〜8112,8120〜8122に代わり、アレー導波
路型波長多重/分離回路320 ,321 ,322 との間
に光のオメガ網または光のバレルシフト回路820 ,8
1 ,822 が挿入される。さらに、空間スイッチ回路
440 ,441 ,442 が、並直列変換回路を含む時分
割多重分離回路83 0 ,831 ,832 に代わる。
【0049】このような構成では、例えば入力ポート3
00のビット列B0,B1,B2が時分割多重化回路8
0 で並列展開されて各固定波長レーザ8100〜8102
に入力され、それぞれ強度変調光信号に変換されてバレ
ルシフト回路820 に送出される。バレルシフト回路8
0 では、その並びを変えてアレー導波路型波長多重/
分離回路320 に送出する。その結果、各波長の光信号
が結合リンク4100,4101,4102のいずれかに波長
多重されて出力される。
【0050】ここで、バレルシフト回路820 とアレー
導波路型波長多重/分離回路320による波長多重動作
について図9を参照して説明する。図9は、並列データ
B0,B1,B2に対応する波長λ0 ,λ1 ,λ2 の光
信号が、バレルシフト回路820 による並べ替え処理に
応じて、アレー導波路型波長多重/分離回路320 の任
意の出力ポートに波長多重されて出力される様子を示
す。なお、アレー導波路型波長多重/分離回路320
動作は、図2に示したものと同等である。バレルシフト
回路820 による並べ替えは、図9に示すように入力ポ
ートと出力ポートが巡回的に対応するモードであり、そ
れぞれ動作モード1,動作モード2,動作モード3とし
て示す。この動作は公知のバレルシフト動作に対応し、
バレルシフト回路やオメガ網により実現可能である。
【0051】このように並列展開された入力ビット列
が、時分割多重および波長多重されて時分割多重分離回
路830 ,831 ,832 に転送される。各時分割多重
分離回路830 ,831 ,832 では、それぞれ受信し
た並列データを該当する出力ポートに並直列変換して出
力することにより、図3に示すものと同様の機能を実現
することができる。
【0052】なお、本実施例は、図7に示す第一実施例
構成と同様に時分割多重動作を行うが、入力データを並
列展開し、それぞれ複数の波長に対応させるために、内
部の動作速度の上昇を抑えることができる。また、本実
施例は、並列度をレーザ個数に対応する値とした構成を
示したが、並列度と多重度はトレードオフの関係にある
ので、それらの値を任意の組み合わせに設定することが
できる。
【0053】また、図7に示す第一実施例構成は、時分
割多重処理によって回路規模(特にレーザ個数)を減ら
すことができるが、内部動作速度は上昇する。これに対
して、図8に示す第二実施例構成は、レーザ個数は減ら
ないものの、内部動作速度を下げることができる。
【0054】さらに、第二実施例構成は図3に示す実施
例構成と異なり、固定波長レーザを用いて構成すること
ができる。ただし、新たに光のバレルシフト回路が必要
になるが、その接続パターンが限定されているので回路
規模(スイッチのクロスポイント数)を小さくすること
ができる。
【0055】次に、図3に示す実施例で用いた空間スイ
ッチ回路40の実施例構成を図10に示す。なお、空間
スイッチ回路44についても同様である。図において、
本実施例の空間スイッチ回路40は、図14に示す従来
の光スイッチ回路を適用したものである。波長可変レー
ザモジュール110 〜112 の発振波長を、出力ポート
対応の光フィルタの中心波長にチューニングすることに
より、空間スイッチ回路として機能させることができ
る。
【0056】次に、図3に示す実施例で用いた空間スイ
ッチ回路40の他の実施例構成を図11に示す。なお、
ここでは、入力ポート3000〜3002に対応する部分の
構成例を示す。
【0057】図において、入力ポート3000〜3002
接続される波長可変レーザモジュール3100〜31
02は、それぞれ発振波長がλ0 〜λ2 のいずれかに設定
され、入力電気信号により変調した光信号を出力する。
光マルチプレクサ1100 は、波長可変レーザモジュー
ル310 〜312 から出力される光信号の1つを選択し
てアレー導波路型波長多重/分離回路32に出力する。
光マルチプレクサ1101,1102 も同様に、それぞ
れ波長可変レーザモジュール310 〜312 から出力さ
れる光信号の1つを選択してアレー導波路型波長多重/
分離回路320 に出力する。
【0058】このような構成では、例えば入力ポート3
00に着目すると、その入力信号は波長可変レーザモジ
ュール3100の出力光を変調する。このとき、波長可変
レーザモジュール3100の発振波長が所定の波長に設定
される。ここでチューニングおよび変調された光信号が
光マルチプレクサ1100 〜1102 に分配される。各
光マルチプレクサでは、希望の光信号を選択してアレー
導波路型波長多重/分離回路320 に送出する。このよ
うに、各入力ポート3000〜3002の入力信号は波長λ
0 〜λ2 の中の任意の波長の光を変調することができ、
さらにアレー導波路型波長多重/分離回路320 の任意
の入力ポートに接続することができるので、図3におけ
る空間スイッチ回路400 と等価な機能を実現すること
ができる。
【0059】次に、図3に示す実施例で用いた光カップ
ラ42,アレー導波路型波長多重/分離回路43および
空間スイッチ回路44の他の実施例構成を図12に示
す。なお、ここでは、出力ポート3400〜3402に対応
する部分の構成例を示す。
【0060】図において、光カップラ420 をスターカ
ップラ1200 に置き換え、スターカップラ1200
各出力ポート3400〜3402との間に、波長可変フィル
タ12100〜12102および光検出回路3300〜3302
を配置する。このスターカップラを用いた構成は従来の
光スイッチ回路と同様に機能するので、光カップラ4
2,アレー導波路型波長多重/分離回路43および空間
スイッチ回路44と等価な機能を実現することができ
る。図13は、本発明の光スイッチ回路をATMスイッ
チ回路の空間スイッチに適用した場合の構成例を示すブ
ロック図である。
【0061】図において、基本となる光スイッチ回路
は、ここでは図3に示す構成を用いた。ただし、入力ポ
ート3000〜3002,3010〜3012,3020〜3022
には、それぞれATMセルが時分割多重されて入力され
る。また、出力ポート3400〜3402,3410〜3
12,3420〜3422には、時分割多重されたATMセ
ルが出力される。また、空間スイッチ回路400 ,40
1 ,402 は、セルの送出待ちのためのバッファおよび
セル送出制御機能を内蔵する入力バッファ回路13
0 ,1301 ,1302 に代わる。空間スイッチ回路
440 ,441 ,442 は、セルを宛先の出力ポートに
転送する際の送出待ち合わせを行う出力バッファ回路1
310 ,1311 ,1312 に代わる。さらに、入力バ
ッファ回路1300,1301 ,1302 と制御リンク
132を介して接続され、入力バッファ回路から出力バ
ッファ回路へのセル転送を制御するための制御部133
が設けられる。
【0062】波長可変レーザモジュール31から光検出
回路33までの光スイッチ回路は、論理的に図4に示す
スイッチ回路と等価であり、入力バッファ回路1300
〜1302 と出力バッファ回路1310 〜1312 が空
間スイッチ(SW1,SW2,SW3)で結合された構
成である。
【0063】ここで、入力ポート30に到着したセル
は、一旦入力バッファ回路130に蓄積され、その宛先
の出力ポートへの転送要求が制御リンク132を介して
制御部133に送出される。制御部133は、入力セル
の送出要求を受信し、それらのセルを入力バッファ回路
から出力バッファ回路に転送するためのルーチング情報
を返送する。入力バッファ回路130に蓄積されている
セルは、そのルーチング情報に従って出力バッファ回路
131へ転送される。なお、このATMスイッチ回路の
詳細な動作については、本発明の光スイッチ回路の構成
および動作との関連がないので省略する。
【0064】空間スイッチSW1,SW2,SW3を電
気回路で構成すると、入出力ポートが3000〜3002
3400〜3402の小規模な場合でも、空間スイッチのす
べてのスイッチ回路を最初から設置する必要あった。こ
れに対して、本発明の光スイッチ回路を用いた場合に
は、スイッチに収容されている入出力ポート数に該当す
るだけの入出力バッファ回路およびそれに付随する光回
路を設置し、それらの間を結合リンク(光ファイバ)で
接続するだけで、容易に任意のシステム規模に対応した
スイッチを構築することができる。また、空間スイッチ
回路を入出力バッファ回路に統合化することにより、装
置のモジュール化を図ることができる。
【0065】一般に、ATMスイッチ回路ではセルと呼
ばれる53バイト長の情報ブロックごとに、スイッチの接
続パターンを高速に切り替える必要がある。本発明の光
スイッチ回路を適用すると、セルのルーチングは、例え
ば送信側に設置された波長可変レーザの波長を変えるだ
けで容易に実現することができる(波長スイッチン
グ)。また、その切り替え速度もナノ秒のオーダで実現
することができるので、高速動作に適している。図13
の構成では、各入力バッファ回路と各出力バッファ回路
において、セルの送出/受信動作を同期化する必要があ
るが、本発明の光スイッチ回路では入出力間が直接光リ
ンクで結合されているので、その長さを合わせるだけで
容易に同期をとることができる。以上のように、本発明
により大容量のATMスイッチが簡単に構成することが
できる。なお、図13において、各入力バッファ回路と
各出力バッファ回路を時間スイッチ(T−SW)とする
構成は、全体として従来のディジタルネットワークで広
く用いられてきたT−S−Tスイッチに相当する。従来
は3段構成で実現されていたが、本発明の適用により2
段構成に縮退化でき、図13と同じく増設をスムーズに
行うことができるとともに、小型化を図ることができ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、波長可変
幅の小さな光デバイスが使用できるとともに、回路規模
を従来構成よりも小さくすることができる。さらに、ス
イッチングに伴う光信号レーザの減衰が小さいので、低
出力のレーザでよく、また光増幅器などの高価な部品を
不要にすることができる。したがって、大規模な光スイ
ッチ回路を小型かつ経済的に実現することができる。ま
た、回路全体がモジュール化された構造になっており、
容易かつ効率的に増設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の光スイッチ回路の実施
例構成を示すブロック図。
【図2】アレー導波路型波長多重/分離回路32の動作
例を示す図。
【図3】スイッチサイズを拡張した光スイッチ回路の実
施例構成を示すブロック図。
【図4】本発明光スイッチ回路の論理的な等価回路を示
すブロック図。
【図5】波長可変レーザモジュール31と同等の機能を
実現する回路構成を示すブロック図。
【図6】3つの波長可変レーザモジュール310 〜31
2 と同等の機能を実現する回路構成を示すブロック図。
【図7】時分割多重処理型の光スイッチ回路の第一実施
例構成を示すブロック図。
【図8】時分割多重処理型の光スイッチ回路の第二実施
例構成を示すブロック図。
【図9】バレルシフト回路とアレー導波路型波長多重/
分離回路による波長多重動作例を説明する図。
【図10】空間スイッチ回路40の実施例構成を示すブ
ロック図。
【図11】空間スイッチ回路40の他の実施例構成を示
すブロック図。
【図12】光カップラ42,アレー導波路型波長多重/
分離回路43および空間スイッチ回路44の他の実施例
構成を示すブロック図。
【図13】本発明の光スイッチ回路をATMスイッチ回
路の空間スイッチに適用した場合の構成例を示すブロッ
ク図。
【図14】従来の光スイッチ回路の構成を示すブロック
図。
【図15】従来の光スイッチ回路の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
30 入力ポート 31,71 波長可変レーザモジュール 32,43 アレー導波路型波長多重/分離回路 33 光検出回路 34 出力ポート 40,44 空間スイッチ回路 41 結合リンク 42,52 光カップラ 50,60,81 固定波長レーザ 51 セレクタ回路 61 光マルチプレクサ 62 光変調回路 70,80 時分割多重化回路 72,83 時分割多重分離回路 82 バレルシフト回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n×mの入出力ポートを有し、入力され
    る光信号の入力ポート位置と波長に応じて出力ポート位
    置が決定されるアレー導波路型波長多重/分離回路と、 前記アレー導波路型波長多重/分離回路の各入力ポート
    対応に設けられ、入力信号を接続先の出力ポートに対応
    する波長の光信号に変換して各入力ポートに送出する波
    長制御手段とを備えたことを特徴とする光スイッチ回
    路。
  2. 【請求項2】 n×mの入出力ポートを有し、入力され
    る光信号の入力ポート位置と波長に応じて出力ポート位
    置が決定されるアレー導波路型波長多重/分離回路と、 前記アレー導波路型波長多重/分離回路の1つの入力ポ
    ートに接続され、入力信号を接続先の出力ポートに対応
    する波長の光信号に時分割で変換してその入力ポートに
    送出する波長制御手段とを備えたことを特徴とする光ス
    イッチ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光スイ
    ッチ回路を複数個並列に配置し、 各光スイッチ回路の対応する出力ポート同士をグループ
    化し、各グループの出力ポートに取り出される光信号を
    波長多重する多重化手段と、 各グループ対応に設けられ、各多重化手段の出力信号を
    波長ごとに所定の出力ポートに分離出力する波長多重/
    分離回路とを備えたことを特徴とする光スイッチ回路。
JP4271942A 1992-10-09 1992-10-09 光スイッチ回路 Pending JPH06121357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271942A JPH06121357A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 光スイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271942A JPH06121357A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 光スイッチ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06121357A true JPH06121357A (ja) 1994-04-28

Family

ID=17506986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271942A Pending JPH06121357A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 光スイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06121357A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022267547A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 一种业务光信号的传输方法、网络设备以及光网络
WO2022267542A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 一种业务光信号的传输方法、网络设备以及光网络
WO2022267540A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 通信系统、发射机及通信方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022267547A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 一种业务光信号的传输方法、网络设备以及光网络
WO2022267542A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 一种业务光信号的传输方法、网络设备以及光网络
WO2022267540A1 (zh) * 2021-06-21 2022-12-29 华为技术有限公司 通信系统、发射机及通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0382431B1 (en) Communications network
US5623356A (en) Combined wavelength router and switch apparatus for use in a wavelength division multiplexed optical communication system
CA2285128C (en) Switch for optical signals
US5712932A (en) Dynamically reconfigurable WDM optical communication systems with optical routing systems
US5805320A (en) Cross-connect device
EP0639015B1 (en) Photonic frequency routing type time division highway switch
JP3256419B2 (ja) 光フィルタおよび光信号伝送システム
US6738540B2 (en) Optical cross-connect switch using programmable multiplexers/demultiplexers
EP0463634B1 (en) Wavelength-time-space division switching system
KR100271210B1 (ko) 광회선 분배기
US6333800B1 (en) Optical communication system using wavelength-division multiplexed light
EP0639037B1 (en) Photonic frequency division multiplexed FIFO buffer
JPH0923457A (ja) 非閉塞型交差接続交換装置
JPH07202802A (ja) 光学チャネルドロッピングフィルタ
US5040169A (en) Wavelength division photonic switch
EP2615755A1 (en) Optical switching node for a WDM optical network
EP1089479B1 (en) Wavelength division add/drop multiplexer
US20030206743A1 (en) Cross connecting device and optical communication system
US6959128B2 (en) Coupler-based optical cross-connect having a regeneration module
JPH06121357A (ja) 光スイッチ回路
US7266294B2 (en) Coupler-based optical cross-connect
JPH06153248A (ja) 波長クロスコネクト回路
JPH1051382A (ja) 光クロス・コネクト装置及びアド/ドロップ装置
JP3784553B2 (ja) マルチキャスト光クロスコネクト装置及び光ネットワーク
JPH11243564A (ja) 光クロスコネクト装置