JPH06153248A - 波長クロスコネクト回路 - Google Patents

波長クロスコネクト回路

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JPH06153248A
JPH06153248A JP4302444A JP30244492A JPH06153248A JP H06153248 A JPH06153248 A JP H06153248A JP 4302444 A JP4302444 A JP 4302444A JP 30244492 A JP30244492 A JP 30244492A JP H06153248 A JPH06153248 A JP H06153248A
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JP
Japan
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wavelength
optical
output
input
circuit
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JP4302444A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Obara
仁 小原
Yoshiyuki Hamazumi
義之 浜住
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成要素の種類を少なくするとともに、回路
規模を小さくし、かつ光信号の分配による光パワーの減
衰を少なくスる。また、スイッチサイズの増大に対応し
て回路の増設ができる。 【構成】 光周波数多重された複数の光信号を波長毎に
分離する光信号分離手段と、分離された光信号の波長を
予め定められた波長に変換して送出する波長変換手段
と、光信号の出力ポートを決定する光路決定手段と、複
数の光信号を一つの出力ポートから出力する光信号合成
手段とからなる波長クロスコネクト回路において、光信
号分離手段は光信号の波長から出力ポートを決定し、光
路決定手段は光信号の入力ポートと波長とから出力ポー
トを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長クロスコネクト回
路に係り、特に、波長の異なる複数の光信号がそれぞれ
送信信号で変調され波長多重された光ファイバを、入力
側および出力側に複数本収容し、ある入力光ファイバに
波長多重されたある光信号を出力光ファイバに波長多重
されたある光信号の波長に変換して送出する構成からな
る波長クロスコネクト回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の波長クロスコネクト回路として
は、従来、図8に示すように、いわゆるクロスバー型と
称されるものが知られている。同図において、符号10
0,101は3つの波長102,103,104が波長
多重された入力光ファイバを、105,106,107
は入力光ファイバより分岐した光信号を含むリンクを、
108,109,110は入力の光信号の中から任意の
波長の光を抽出するチューナ(波長可変の光学フィル
タ)を、111,112,113はチューナで選択され
た入力の光信号の波長を出力光ファイバの該当の波長に
変換する波長変換回路を、114,115,116は波
長変換回路の出力光を、117,118,119は10
8〜113を含むスイッチエレメントを、120,12
1は3つの波長122,123,124が多重された出
力光ファイバを示している。
【0003】このような構成において、入力光ファイバ
100の波長102の光信号を出力光ファイバ120の
波長124に変換して送出する例では、チューナ110
で波長102を選択し、波長変換回路113で出力波長
124に変換し、116を経由して120に送出される
ようになる。
【0004】この構成はチューナと波長変換回路が唯一
の構成要素となり、それがクロスポイント毎に複数個設
置されているため、モジュール化された構成となってい
る。
【0005】しかし、このような構成は、入力の光信号
を(出力ファイバ数)×(波長数)のチューナに分配す
るため、光信号レベルが減衰し、高価な光増幅器が必要
となるという欠点と、入出力ファイバの交叉点ごとにチ
ューナと波長変換回路が必要であり、その総数は入出力
ファイバ数の2乗に比例するため、入出力ファイバ数の
増加に伴い回路規模が急激に増大するという欠点があっ
た。
【0006】そして、このような欠点を解消したものと
して、図9に示すような構成の波長クロスコネクト回路
が知られている。同図において、符号200,201は
前記図8と同様に3波長202,203,204が多重
された入力光ファイバを、205,206は200,2
01の入力光信号を分配接続するリンクを、207,2
08,209は入力リンク200または201の一方を
選択する光スイッチ回路を、210,211,212は
入力リンク200または201の入力の任意の波長を選
択可能なチューナを、213,214,215は入力波
長を出力波長219,220,221に変換する波長変
換回路を、217,218は出力光ファイバを示してい
る。
【0007】このような構成において、入力200の波
長202を出力217の波長221に変換して送出する
場合、波長221を送出する波長変換回路215に波長
202を入力させるため、光スイッチ回路209はリン
ク205を選択し、チューナ212は波長202を選択
するようにチューニングされる。チューナ212の出力
光は波長変換回路215で出力波長221に変換され、
出力光ファイバ217に送出されるようになっている。
【0008】このようにした構成は、チューナと波長変
換回路の個数が入出力ファイバ数に比例して増大するた
め、図8に示した構成よりもその個数は減少する。回路
構成要素の種類は多いものの、出力光ファイバに対応し
てモジュール化された回路構成となる。しかし、新たに
[出力ファイバ数]×[波長数]個の光スイッチ回路が
必要になること、図8と同じく光信号の分配により光パ
ワーが減少するという欠点を有する。
【0009】さらに、このような欠点を解消したものと
して、図10に示すような構成の波長クロスコネクト回
路が知られている。
【0010】同図において、符号300,301は図
8,図9と同様に3つの波長302,303,304が
多重された入力光ファイバを、305,306は波長多
重された信号を分離する波長分離回路を、307は分離
された302〜304の波長を、308,309は第1
段目の光スイッチを、310〜312は第2段目の光ス
イッチを、313〜318は波長変換回路を、319,
320は出力光ファイバを、321,322,323は
出力光ファイバに波長多重された3つの波長を示してい
る。
【0011】このような構成において、入力の3つの波
長302,303,304は分離回路305,306で
分離された後、1波長ずつ空間スイッチ308〜312
により当該の出力ファイバに対応する波長変換器313
〜318まで接続され、当該の出力波長321,32
2,323に変換されて出力されるようになっている。
【0012】このような構成は、全体として3段構成の
空間スイッチ回路に等価な構成となっており、等価な3
段スイッチ回路における3段目の空間回路は、波長変換
回路に相当するようになっている。
【0013】そして、この構成からなる波長クロスコネ
クト回路は、図8あるいは図9のように光信号の分配が
ないため、その分配による光パワーの減衰がなくなる。
また、波長変換回路の個数も図9と同様に最小となり、
さらに、図8あるいは図9で必要とされたチューナが不
要となる効果を有する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した構成からなる波長クロスコネクト回路は、その
空間スイッチ回路の個数が増加すること、配線数が増加
すること、スイッチ段数の増加による光パワーの減衰が
生ずるという問題点が残されていた。
【0015】すなわち、図8あるいは図9の構成では、
入出力ファイバ数が増加した場合、その増加分に対応し
た回路を追加接続することにより増設が可能となる。ま
た、その増設は配線替えやサービスの中断なしに容易に
実現できるようになる。
【0016】これに対して、図10の構成において、同
様の条件で増設を可能とするためには、中間段の光スイ
ッチ回路310〜312を最初から最大規模に相当する
個数だけ設置しておく必要があり、増設性に劣るという
欠点が生じることになる。
【0017】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところのものは、構成
要素の種類を少なくするとともに、回路規模を小さく
し、かつ光信号の分配による光パワーの減衰を少なくし
た波長クロスコネクト回路を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、スイッチサイ
ズの増大に対応して回路の増設ができるようにした波長
クロスコネクト回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、光周波数多重された
複数の光信号を波長毎に分離する光信号分離手段と、分
離された光信号の波長を予め定められた波長に変換して
送出する波長変換手段と、光信号の出力ポートを決定す
る光路決定手段と、複数の光信号を一つの出力ポートか
ら出力する光信号合成手段とからなる波長クロスコネク
ト回路において、光信号分離手段は光信号の波長から出
力ポートを決定し、光路決定手段は光信号の入力ポート
と波長とから出力ポートを決定することを特徴とするも
のである。
【0020】
【作用】このように構成された波長クロスコネクト回路
は、その光路決定手段が波長変換回路に縱続接続された
ものであり、構成要素の種類を少なくできるとともに、
回路規模を小さくすることができるようになる。
【0021】このため、従来において用いられていたチ
ューナ、光空間スイッチ回路、波長分離回路等を不要と
することができるようになる。
【0022】また、光信号を分配する必要が全くなくな
り、該光分配による光パワーの減少をなくすことができ
る。
【0023】さらに、光パワーの減少をなくすことにと
もない、回路の増設も極めて容易にできるようになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明による波長クロスコネクト回路
の各実施例を図面を用いて説明する。
【0025】実施例1.図1は、本発明による波長クロ
スコネクト回路の第1の実施例を示すブロック構成図で
ある。
【0026】同図において、符号400,401,40
2は3つの波長403,404,405が多重された入
力光ファイバを、406は音響光学フィルタ(AOF)
を、407,408,409は波長変換回路を、410
は光マルチプレクサを、411,412は406〜41
0を含むスイッチモジュールを、413,414,41
5は光カップラを、416,417,418は3つの波
長419,420,421が波長多重された出力光ファ
イバを、422は光マルチプレクサと光カップラを接続
する光リンクを示している。
【0027】ここで、光マルチプレクサ410、41
1、412は、図2に示すように動作するようになって
いる。同図において、3入力×3出力の光マルチプレク
サの各入力に波長多重された3つの波長λ1,λ2,λ
3を入力した場合の動作例であり、λ1,λ2,λ3は
入力リンク位置により、同図における、(a)動作モー
ド1、(b)動作モード2、(c)動作モード3、のよ
うにそれぞれ巡回的に出力リンクに送出されるようにな
っている。
【0028】このような構成において、たとえば、入力
光ファイバ400に注目すると、それに波長多重された
波長403,404,405は、AOF406に外部よ
りそれらの波長に対応する該当の周波数の超音波信号を
印加すると屈折率が変化することにより、該当の出力端
子に送出され、それぞれ波長変換回路407,408,
409に入力されるようになる。
【0029】そして、各波長変換回路407、408、
409は、入力波長を該当の出力波長に変換し、光マル
チプレクサ410に送出するようになる。光マルチプレ
クサ410は入力された波長を該当の出力に受動的に振
り分けるようになる。各光マルチプレクサ410、41
1、412より送出された波長は光カップラ413、4
14、415で多重され、出力光ファイバ416、41
7、418へ送出されようになる。
【0030】ここで、たとえば入力光ファイバ400の
波長405を出力光ファイバ417の波長419に変換
して出力する動作を説明する。
【0031】光マルチプレクサ410から出力光ファイ
バ417の波長419が送出されるためには、図2に示
した光マルチプレクサの動作によって、波長変換器40
8より波長419を送出する必要が生じる。このため、
入力光ファイバ400の波長405はAFO406によ
り波長変換回路408へルーチングする必要がある。以
上の例では、入力側の波長は指定された波長に変換でき
るが、一般に図1の構成では指定された出力の波長に変
換できない場合がある。例えば、入力光ファイバ400
の任意の2つの波長を出力416の波長421と出力4
17の波長419に変換して出力しようとすると、その
2つの波長はともに波長変換回路408により送出され
る必要があり、実際には不可能となる。
【0032】しかし、出力の波長を指定しなければ、ど
れかの波長には接続できる性質を有する。その理由は、
各入力ファイバから各出力ファイバへは3つの独立した
経路があり、それらは他の入力ファイバの経路と共用さ
れているので、既存のスイッチ回路網理論より、各入出
力間には3つのコネクションが設定できる(ノンブロッ
ク性)ことが知られているからである。
【0033】なお、スイッチ内部の経路数(すなわち、
入出力ファイバ当りの波長変換回路の個数)に応じて接
続特性が変わることも知られているが、本発明の回路構
成とは関連が深くないため、その詳細については省力す
る。そして、このようなケースでの波長割当て方法につ
いては後述において詳述する。
【0034】図1に示した構成では、入力波長は1対1
に接続されるため、分配による光のパワーの減少をなく
すことができる。そして、入出力ファイバ数の増大に対
応して入力側の回路と出力側の回路を追加し、それらの
間を接続するだけで容易に増設することができるように
なる。また、必要となるアクテイブな光回路はAOFと
波長変換回路の2種類からなり、図8に示した従来のも
のと同じように最小となり、波長変換回路の個数は図9
あるいは図10に示した従来のものと同じように最小と
なる。さらに、AOFの個数は入力ポートに対応させて
1個で済むことになる。
【0035】このようなことから、光マルチプレクサと
光カップラは受動部品であり、シリコン基板上に容易に
集積化することができることから、全体として回路規模
および消費電力のそれぞれを小さくすることができるよ
うになる。
【0036】実施例2.図3は、本発明による波長クロ
スコネクト回路の第2の実施例を示すブロック構成図で
ある。
【0037】同図において、符号400〜422は図1
と同じ構成であり、701は波長分離回路を、702は
光空間スイッチ回路を、703は機能的にAOFに等価
な回路ブロックを、704,705は703と407〜
410を含む回路ブロックを示している。
【0038】このような構成において、図1に示す音響
光学フィルタ(AOF)と同等の機能を波長分離回路7
01と光空間スイッチ回路702とで構成したものであ
り、基本的な動作は図4と同じとなっている。図1に示
したものと同じように分配による光パワーの減少が少な
く、増設も容易にできるようになる。
【0039】なお、入力の波長を任意の出力の波長に変
換するためには、図1の出力側に波長変換回路を追加す
る必要がある。次に、このような構成の本発明の実施例
を示す。
【0040】実施例3.図8は、本発明による波長クロ
スコネクト回路の第3の実施例を示すブロック構成図で
ある。
【0041】同図において、符号400〜422は図1
に示したものと同等の構成であり、新たに801〜81
5を追加した構成となっている。801,802,80
3は305,306と同じく波長分離回路を、804〜
812は407〜409と同じく波長変換回路を、81
3,814,815は413〜415と同じく光カップ
ラを示している。
【0042】このような構成では、出力側にも波長変換
回路804〜812を設置したことにより、入力の波長
を出力の任意の波長に変換することができるようにな
る。この構成は出力側にも波長変換回路804〜812
が必要となるため、回路規模は図1に示したものより増
大するが、図1と同じく分配による光パワーの減少がな
くなり、増設も容易になる。
【0043】ここで、図4に示す構成において、AOF
406の部分は図3に示す703の回路で置き換えるこ
とも可能となる。
【0044】同様に、図4に示すAOF406の部分の
構成として、次の実施例4.に示すように構成しても可
能となる。
【0045】実施例4.図5は、本発明による波長クロ
スコネクト回路の第4の実施例を示すブロック構成図で
ある。
【0046】同図において、符号400〜422、80
1〜815は図4に示すデバイスおよび回路と同様の構
成であり、A1は波長分離回路を、A2,A3,A4は
波長変換回路を、A5は光マルチプレクサを、A6,A
7,A8はA1〜A4を含む406に等価な回路ブロッ
クを示している。
【0047】このような構成において、入力400に多
重された波長403,404,405はA1で多重分離
され、A2,A3,A4に送出されるようになる。図2
に示したようにA2,A3,A4の出力波長を適当に設
定することにより、光マルチプレクサA5の任意の出力
ポートに送出可能であり、結果的に波長変換回路A3,
A4、光マルチプレクサA5は空間スイッチ702と等
価な機能を実現するようになる。
【0048】このように構成された波長クロスコネクト
回路は、図8に示す従来の構成と同じように単一種類の
アクテイブな光デバイスにより構成され、増設も入出力
ファイバ数に対応し、同一の回路モジュールを追加する
だけで容易に実現が可能となる。
【0049】一方、波長変換回路の個数は入力または出
力の全波長数の3倍となり、図8に示した構成よりも大
幅に少なくなる。たとえば、入出力ファイバ数を10
0、1ファイバ当りの多重波長数を10とすると、図8
に示した従来の構成ではチューナおよび波長変換回路の
個数はそれぞれ100,000個となるが、上記実施例
4.の構成では3,000個の波長変換回路が必要であ
り、波長変換回路の個数だけで約1/30の規模とな
り、本発明の効果は極めて大きくなる。なお、その削減
の効果は入出力ファイバ数が大きくにしたがって顕著と
なることはいうまでもない。
【0050】また、上記実施例4.に示した構成は、図
8に示した構成と異なり、光信号の分配に起因するパワ
ー損失をなくすことができるようになる。
【0051】実施例5.図5は、本発明による波長クロ
スコネクト回路の第5の実施例を示すブロック構成図で
ある。
【0052】同図において、符号406の部分を701
に置き換えたものであり、その他の部分は図4と同等の
構成となっている。あるいは、図5の構成において、A
2〜A5の部分を除去した構成に相当している。
【0053】このような構成は、図4におけるAOFあ
るいはそれに等価な回路ブロックにおけるスイッチング
機能を取り除いた構成であり、その接続特性は図1と同
等の構成となっている。
【0054】すなわち、入力の波長と出力の波長の組み
合わせを適当に選ぶことによって、任意の入出力ポート
間での接続は可能であるが、任意の波長間の接続は実現
できない。例えば、図6において、入力401の波長λ
1が出力416の波長λ2に変換されて出力されている
状態を考える。同図において、入力401の波長λ1は
816の中の一番上の波長変換に入力され、そこで波長
λ1に変換され、413に送出され804に到達し、そ
こで波長λ2に変換される。この状態で、入力400の
波長λ1を出力416の波長λ3に変換しようとする
と、波長λ1は407に入力するため、出力416に到
達するためには407の出力波長をλ1にする必要があ
る。しかし、413と801では既に波長λ1は使用さ
れているために割当てることができない。ただし、入力
400で波長λ2を選択すると、408に接続されて8
06に到達し、そこでλ1に変換することにより接続可
能となる。この性質は1つのノードに閉じて考えれば、
接続不可能な状態(ブロッキング)の発生原因となる
が、隣接する2つのノードにまたがって考えればブロッ
キングを解消することができる。すなわち、入力400
が接続されている波長クロスコネクト回路の出力光ファ
イバにおいては、804〜806で出力波長を任意に選
択できるため、その波長割当てを調整することにより、
実質的に任意の接続が実現できることになる(図6と等
価な接続機能を有する図1,図3の構成でも同じことが
言える)。この詳細については後述する。
【0055】図6に示す構成では、アクテイブなデバイ
スは波長変換回路のみであり、空間スイッチ回路やチュ
ーナを必要としない。また、波長変換回路の個数は図5
の2/3に減少する。光マルチプレクサと光カップラは
受動部品であり、シリコン基板上に容易に集積化するこ
とができるから、全体として回路規模が小さくなる。
【0056】なお、波長分離回路は光マルチプレクサの
入力の1ポートのみを使えば実現できるから、光マルチ
プレクサと同じ構成で実現できるようになる。図6の構
成では入力波長は1対1に接続されるため、分配による
光のパワーの減少がなくなる。入出力ファイバ数の増大
に対応して入力側の回路と出力側の回路を追加し、それ
らの間を接続するだけで容易に増設できるようになる。
【0057】次に、図1,図3,図6の構成における波
長割当て方法の説明図を図7に示す。ここで、図7は図
6に示す構成を対象としたものであるが、図1,図3に
示す構成の場合も同様に適用されるものである。
【0058】図7において、915と916は隣接した
ノードに設置されている波長クロスコネクト回路(ここ
では図6の構成を仮定する)の出力側の波長変換回路の
部分と入力側の波長変換回路の一部を示しており、90
0,901,902は出力側の波長変換回路に入力する
光信号を、903,904,905は波長変換回路を、
906は光カップラを、907は915と916を接続
する光ファイバ伝送路を、908は波長分離回路を、9
09,910,911は入力側の波長変換回路を、91
2,913,914はその出力光信号を示している。
【0059】上述したように、916のノードにおい
て、908の出力の任意の入力波長と任意の出力波長の
接続はできないが、入力波長を適当に選択すれば接続可
能となる。
【0060】この性質から回線設定が実質的に問題なく
実行できることを次に示す。もともと、ある入力波長を
ある出力波長に変換して送出するということは、それら
の波長に重畳されている回線の伝送信号を転送すること
であり、波長の値は任意となる。
【0061】これにより、908の出力の指定の入力波
長と、それに接続される該当の出力ファイバの該当の出
力波長の接続ができないが、未使用状態の他の入力波長
と該当の出力波長が接続できるなら、もとの指定の入力
波長に代わり、その未使用状態の他の入力波長に該当回
線の情報を重畳すればよい。すなわち、915で送信波
長を決める場合、次のノードでの接続ができるように9
03,904,905の出力波長を設定すればよくなる
(903,904,905の出力波長は波長多重が可能
なように互いに異なっていればよく、絶対的な波長のマ
ッピングは不要であるから、その設定には自由度を有す
る)。
【0062】以上説明したことから、上記各実施例に示
す構成によれば、まず、光信号の分配による光パワーの
減少がなくなる。
【0063】このため、光増幅回路が必要な場合でもそ
のゲインは小さくてよくなる。また、同一のゲインの増
幅器を多段接続して必要なゲインを得る場合は、段数を
少なくでき、必要な増幅器の個数を少なくすることがで
きることになる。
【0064】そして、各実施例の構成は入力側と出力側
のファイバ対応に設置される回路は同一構造で、回路構
成がモジュール化されている。したがって、スイッチの
ポート数が増えた場合でも、これらのモジュールを追加
し、それらの間を配線することにより、任意のスイッチ
サイズに容易に対応できるようになる。この増設は既設
の回路の動作に影響することなく実現できることにな
る。
【0065】また、各実施例の回路構成が極めて簡易に
なる。特に、図6の構成ではアクテイブなデバイスは波
長変換回路のみとなり、チューナや空間スイッチなどを
含む従来の構成と比較して、少ない回路種類および個数
で波長クロスコネクト回路を実現できるようになる。さ
らに、その他の受動部品は集積化が容易であるから、波
長クロスコネクト回路の小型化、低消費電力化、低コス
ト化を図ることができるようになる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による波長クロスコネクト回路によれば、構成要
素の種類を少なくするとともに、回路規模を小さくし、
かつ光信号の分配による光パワーの減衰を少なくできる
ようになる。また、スイッチサイズの増大に対応して回
路の増設ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による波長クロスコネクト回路の第1
の実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示した光マルチプレクサの動作を示し
た説明図である。
【図3】 本発明による波長クロスコネクト回路の第2
の実施例を示す回路ブロック図である。
【図4】 本発明による波長クロスコネクト回路の第3
の実施例を示す回路ブロック図である。
【図5】 本発明による波長クロスコネクト回路の第4
の実施例を示す回路ブロック図である。
【図6】 本発明による波長クロスコネクト回路の第5
の実施例を示す回路ブロック図である。
【図7】 本発明による波長クロスコネクト回路におけ
る波長割当て方法を示した説明図である。
【図8】 従来の波長クロスコネクト回路の一例を示す
ブロック構成図である。
【図9】 従来の波長クロスコネクト回路の他の例を示
すブロック構成図である。
【図10】 従来の波長クロスコネクト回路の他の例を
示すブロック構成図である。
【符号の説明】
406 音響光学フィルタ 407〜409 波長変換回路 410 光マルチプレクサ 422 光リンク 413〜415 光カップラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光周波数多重された複数の光信号を波長
    毎に分離する光信号分離手段と、分離された光信号の波
    長を予め定められた波長に変換して送出する波長変換手
    段と、光信号の出力ポートを決定する光路決定手段と、
    複数の光信号を一つの出力ポートから出力する光信号合
    成手段とからなる波長クロスコネクト回路において、 前記光信号分離手段は光信号の波長から出力ポートを決
    定し、前記光路決定手段は光信号の入力ポートと波長と
    から出力ポートを決定することを特徴とする波長クロス
    コネクト回路。
  2. 【請求項2】 前記光信号合成手段が波長変換手段を内
    包することを特徴とする請求項1記載の波長クロスコネ
    クト回路。
JP4302444A 1992-11-12 1992-11-12 波長クロスコネクト回路 Pending JPH06153248A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6034800A (en) * 1996-04-19 2000-03-07 Nec Corporation NXN light matrix switch
US6404940B1 (en) 1999-01-20 2002-06-11 Fujitsu Limited Optical cross connect apparatus and optical network
US6449070B1 (en) 1998-02-16 2002-09-10 Fujitsu Limited Optical transmission device and wavelength-multiplexed optical transmission system
US6496289B1 (en) 1998-02-20 2002-12-17 Fujitsu Limited Optical exchanger
US6741811B2 (en) 2000-11-29 2004-05-25 Fujitsu Limited Optical cross-connect device and system having the device

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