JPH0612023Y2 - 道路面標識体 - Google Patents

道路面標識体

Info

Publication number
JPH0612023Y2
JPH0612023Y2 JP1989123339U JP12333989U JPH0612023Y2 JP H0612023 Y2 JPH0612023 Y2 JP H0612023Y2 JP 1989123339 U JP1989123339 U JP 1989123339U JP 12333989 U JP12333989 U JP 12333989U JP H0612023 Y2 JPH0612023 Y2 JP H0612023Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retroreflective
road
marker
ridge
scattering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989123339U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362113U (ja
Inventor
チャールズ・ダブリュ・ワイコッフ
Original Assignee
ブライトラインジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブライトラインジャパン株式会社 filed Critical ブライトラインジャパン株式会社
Priority to JP1989123339U priority Critical patent/JPH0612023Y2/ja
Publication of JPH0362113U publication Critical patent/JPH0362113U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0612023Y2 publication Critical patent/JPH0612023Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、道路面に配され、自動車のヘッドライトから
の投射光を再帰反射して夜間における進路を明確に指示
するとともに、昼間の自然光の下においても進路を明確
に指示するシート状の標識体に関する。
〔従来の技術〕
道路面の標識体は、自動車の走行に支障とならず、天
候,昼夜を問わず視認性が高いことが要求される。以上
の要件を満たす標識体としては、低プロフィルであっ
て、しかも降雨等で路面がぬれた場合は進路を指示する
部分が水面上に出る程度の適当な高さを持ち、昼間の自
然光及び夜間のヘッドライトの両方を標識機能に利用す
る構造の標識体が望ましい。
以上のような要件を満たす標識体として、低プロフィル
の隆起部をその表面に多数浮き出させ、隆起部の上面を
平坦にし、隆起部の少なくとも側面にガラスビーズ等を
埋め込んで再帰反射性を持たせた道路面標識体が考案さ
れている(特開昭58-156611号)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来の道路面標識体は、隆起部の側面で夜
間の投射光を再帰反射する一方、隆起部の平坦な上面で
昼間の太陽光を反射し、この散乱光で進路を指示しよう
とするものであるが、太陽光によって標識体上に隆起部
の影ができるため、例えば隆起部上面と隆起部間の谷間
部との面積比を工夫して上面の反射による効果を最大に
引き出した場合であっても、全面平坦な白線等の標識手
段に比べて道路面と標識とのコントラストが低く、昼間
の自然光の下における標識としての機能が低いという問
題があった。
本考案はこのような問題を解決するためになされたもの
であって、主として再帰反射性を有する部分と、昼間の
自然光を反射して散乱させる平坦な散乱部分とを交互に
配することにより、昼夜いずれにおいても視認性が高い
道路面標識体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の道路面標識体は、隆起によって投射光を再帰反
射するシート状の道路面標識体において、複数の隆起の
側面で投射光を再帰反射する反射部と、上面が平坦な散
乱部とを備え、反射部と散乱部とがその長手方向に交互
に配されてあることを特徴とする。
〔作用〕
本考案の道路面標識体は、再帰反射部の隆起の側面が自
動車のヘッドライトからの投射光を再帰反射して夜間に
おける進路を指示し、またこの隆起部の上面及び平坦な
散乱部が太陽光を反射して散乱させ、昼間における進路
を指示し、昼夜いずれにおいても略同等の高い視認性が
得られる。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第4図は本考案の道路面標識体の一実施例を
示す平面図,底面図,正面図及び側面図であって、第5
図は前述した再帰反射部の拡大正面図である。図中1は
幅15cmのストリップ状に形成されたプラスチック,合成
ゴム,ウレタン等の可撓性素材からなるシート状の標識
体である。標識体1は標識体1の長手方向に複数の帯状
の隆起部111がそれぞれに谷間部112を挟んで配され、こ
れら隆起部111及び谷間部112一面に再帰反射性のあるガ
ラスビーズが埋め込まれた長さ約14cmの再帰反射部11
と、表面が白色で平坦であるとともに高さが再帰反射部
11の隆起部111に略等しい長さ約10cmの散乱部12とが長
手方向に交互に配されている。標識体1の裏面は接着剤
が塗布された接着面13であって、接着面13によって標識
体1が路面に接着される。
第5図から明らかなように、再帰反射部11の隆起部111
は台形であって、平坦な上面111aと、上面111aを挟んで
勾配が対称的な2つの斜面111b,111cとからなる。また
上面111aの幅は隆起部111に挟まれた谷間部112の幅に略
等しい。
以上のような構成の道路面標識体1は、夜間、自動車か
ら投射されたヘッドライトの光を再帰反射部11のガラス
ビーズが再帰反射して進行方向を指示する。昼間の太陽
光の下では再帰反射部11の隆起部111の上面111a及び散
乱部12が太陽光を反射して昼間の視認性を高める。
以下に、例えばPVCを用いた再帰反射部11の製造方法
の一例を説明する。例えばアルミニウムブロックで作っ
たみぞ型のみぞの傾斜壁面に、ポリエチレン製のストリ
ップを耐熱性接着剤で接着して型を約138℃に加熱し、
ガラスビーズをみぞ型に入れ、軟化ポリエチレン中に圧
入する。型を冷却し、ポリエチレンに埋まっていない余
分のビーズを除去した後、白色顔料を入れたPVCのプ
ラスチゾルを型みぞにいっぱいに詰め、上面111a側を適
宜厚さで覆う。これを加熱オーブンに入れ約165.5℃で
プラスチゾルが融解して一様化するまで十分に加熱した
後、これを冷却してPVC鋳造品とし、このPVC鋳造
品を型から取り出すと、ガラスビーズが直径の約60%ま
でかたく埋め込まれた再帰反射部11が完成する。
なお、再帰反射部11はPVC鋳造品に限るものではな
く、またその製造方法も上述の方法には限らない。
また、本実施例では、再帰反射部11の全面に再帰反射性
のあるガラスビーズ等を埋め込む場合につき説明した
が、ガラスビーズ等は隆起部111の少なくとも2つの斜
面111b,111cに埋め込んであればよく、その場合にも同
様の効果を奏する。
さらに、本実施例では標識体のストリップ幅を15cmとし
たが、この幅は設置場所に応じて適宜の幅に設定するこ
とができ、本実施例と同様の効果が得られる。例えば、
第6図乃至第8図は、再帰反射部11と散乱部12との長さ
は本実施例と同じであるが、幅が20cm,30cm,45cmである
場合の標識体の正面図である。本考案の標識体は接着面
13によって路面に容易に接着できるので、これらを適当
に組み合わせれば任意の幅の標識体を路面上に設置でき
る。
また、第9図及び第10図は他の実施例構成を示す部分
平面図及び部分正面図であって、上面が平坦な矩形、側
面が垂直面からなる矩形の隆起141が平坦部142上に千鳥
状に設けられ、一面に再帰反射性のガラスビーズが埋め
込まれた再帰反射部14と、前述の実施例と同様の散乱部
12とが標識体の長手方向に交互に配されており、前述と
同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
本考案の道路面標識体は、隆起が設けられ投射光を再帰
反射する部分と光を反射して散乱させる平坦な部分とを
その長手方向に交互に配することにより、再帰反射する
部分が夜間の投射光を再帰反射して進路を指示する一
方、平坦な部分が全面で太陽光を反射散乱して昼間の進
路を指示し、昼夜の如何に拘らず道路標識として略同等
の高い視認性を実現するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の道路面標識体の平面図、第2図はその
底面図、第3図はその正面図、第4図はその側面図、第
5図は拡大正面図、第6図乃至第9図は他の実施例の平
面図、第10図は第9図の実施例の正面図である。 1……道路面標識体、11,14……再帰反射部、12……散
乱部、13……接着面、111……隆起部、111a……上面、1
11b,111c……斜面、112……谷間部、141……隆起、142
……平坦部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隆起によって投射光を再帰反射するシート
    状の道路面標識体において、 複数の隆起の側面で投射光を再帰反射する反射部と、上
    面が平坦な散乱部とを備え、反射部と散乱部とがその長
    手方向に交互に配されてあることを特徴とする道路面標
    識体。
JP1989123339U 1989-10-20 1989-10-20 道路面標識体 Expired - Lifetime JPH0612023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123339U JPH0612023Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 道路面標識体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123339U JPH0612023Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 道路面標識体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362113U JPH0362113U (ja) 1991-06-18
JPH0612023Y2 true JPH0612023Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31671322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989123339U Expired - Lifetime JPH0612023Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 道路面標識体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612023Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362113U (ja) 1991-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4035059A (en) Low-profile raised retroreflective pavement marker
US4681401A (en) Sheet material marker surface for roadways and the like
JP2650762B2 (ja) 道路等のための改良型標識ストリップ
US4388359A (en) Embossed pavement-marking sheet material
CA1090127A (en) Low-profile raised retroreflective sheeting
US4040760A (en) Direction-indicating surface marking apparatus for roadways and the like
US4069281A (en) Prefabricated roadway marking strip material and method for producing same
US4236788A (en) Direction-indicating surface marker strip for roadways and the like
JP4530443B2 (ja) 路面標示体の製造方法
US4332437A (en) Retroreflective marking tape
US6505994B1 (en) One piece reflective delineator and method of making
US5310279A (en) Pavement markers with frangible installation tabs
US3527518A (en) Shoe instep reflector
JPH0612023Y2 (ja) 道路面標識体
CA1092073A (en) Highway marker
US6841223B2 (en) Composite pavement markings
CA1222157A (en) Sheet material marker surface for roadways and the like
US20200378076A1 (en) Contrast Surface Marking Devices and Systems
ATE98310T1 (de) Oberflaechenmarkierungsstreifen.
JPH11508655A (ja) 再帰反射材料
JP3019876U (ja) 標識体の構造
GB2171440A (en) Planks for temporary roadway or pavement barrier systems
JP3042683U (ja) 走行体感マット
JPH0827743A (ja) 道路標示
JPH06280221A (ja) 道路標示材

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term