JPH06119971A - El素子の製造方法 - Google Patents

El素子の製造方法

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JPH06119971A
JPH06119971A JP4264741A JP26474192A JPH06119971A JP H06119971 A JPH06119971 A JP H06119971A JP 4264741 A JP4264741 A JP 4264741A JP 26474192 A JP26474192 A JP 26474192A JP H06119971 A JPH06119971 A JP H06119971A
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JP
Japan
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electrode
printed
drawout
sheet
dried
Prior art date
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Pending
Application number
JP4264741A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yanaka
真 谷中
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Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最初から最後まで多数個取りの状態で製造
し、量産性に優れたEL素子の製造方法によりコストの
低減を達成する。 【構成】 透明導電フィルム1の一方の面に透明電極2
を形成したシート状の材料を用い、透明電極2側の面に
多数の発光層3を印刷して乾燥し、その上に絶縁層4を
印刷して乾燥し、その上に背面電極5を印刷して乾燥す
る。ここで取扱が容易な複数個ずつのシートに分割す
る。次に透明電極用及び背面電極用の引出し端子部に引
出し電極を配設して結合する。次にこのシートを反転し
て捕水フィルム8を一面にラミネートし、再び反転し
て、両引出し電極の連結部を切断する。この後でこのシ
ートの上下両面に防湿フィルム10,10をそれぞれ配
置し、引出し電極の接続部及び背面電極5の外周部を熱
圧着して封止する。封止後にそれぞれのEL素子の外形
寸法に切断して完成品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL素子の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より多数個取りによるEL素子の製
造方法がある。これは、透明電極ベースフィルムの上面
に透明電極を形成した多数個取り用のシート上に、多数
個の発光層と絶縁層と背面電極とを順次積層し、ここで
プレス抜きにより各個別に切断して多数の発光セルを形
成する。以後は個別に各発光セルの上下両面にポリアミ
ドフィルムからなる捕水フィルムをラミネートし、透明
電極と背面電極のそれぞれに引出し電極を接続し、捕水
フィルムの上下両面に防湿フィルムをラミネートし、そ
の外周部を熱圧着して封止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な製造方法によ
ると、途中までは多数個取りにより量産性のある製造が
できるが、途中からは個別的なマニュアル作業になり、
量産性がなく、この為に作業コストが上昇していた。
【0004】そこで本発明の目的は、最初から最後まで
多数個取りの状態で製造し、量産性に優れた製造方法に
よりコストの低減を達成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のEL素子の製造方法は、シート状をなす透
明導電フィルムの透明電極側の面に、多数の発光層を印
刷して乾燥し、各発光層上に絶縁層を印刷して乾燥し、
各絶縁層上に背面電極を印刷して乾燥し、透明電極及び
背面電極にそれぞれ設けた引出し端子部に、予め連結部
により一体に形成してある各引出し電極を結合し、透明
導電フィルム側の面に捕水フィルムをラミネートし、上
記により形成された層の上下両面に防湿フィルムをそれ
ぞれ配置して外周部を熱圧着して封止し、それぞれのE
L素子の外形形状及び両引出し電極の連結部を切断する
ことにある。
【0006】
【実施例】本発明の製造方法の一実施例を図面を参照し
て説明する。最初に、図2に示すように、透明導電フィ
ルム1の一方の面に透明電極2を形成してなるシート状
の材料を準備する。このシート材には印刷機用のガイド
孔a,aと位置決め用のマークb…が所定の位置に形成
してある。このシート材の透明電極2を形成した側に、
所定の大きさで所定の位置に配置して多数の発光層3…
を形成する。この発光層3は、酸化亜鉛に銅や塩素など
の活性付与剤が含有された発光体と、予め溶剤に溶けた
高誘電バインダ(シアノエチル化セルロース等)とから
なるインクを、印刷し、乾燥して層を形成したものであ
る。
【0007】次に、図3に示すように、発光層の上に絶
縁層4…を形成する。絶縁層4はチタン酸バリウム粉
と、予め溶剤に溶かした高誘電バインダとからなるイン
クを、印刷し、乾燥して層を形成したもので、発光層3
よりも幾分大径に形成して絶縁を確実にする。また外周
の所定の位置から突出部4aを形成しておく。突出部4
aは、奇数列では上方に向かい、偶数列では下方に向か
って突出しており、相互に向かい合って突出する突出部
4a,4aは連結している。
【0008】次に、図4に示すように、絶縁層4の上
に、背面電極5を形成する。この背面電極5は、カーボ
ン粉と溶剤に溶けた樹脂(アクリル系など)からなる導
電性ペーストを、印刷し、乾燥して形成したもので、突
出部4a上に引出し端子部5aを突出して形成してお
く。このとき同時に同一の導電性ペーストで、引出し端
子部5aと僅かに間隔をおいて並んで、透明電極2上に
透明電極用の引出し端子部2aを形成する。尚、この例
は時計の文字板照明用のEL素子であるので、背面電極
5の中心に指針貫通用の中心孔5bを設けた形状にして
いる。
【0009】次に、取扱が容易なように、図4に点線で
示している切断線c…に沿って切断し、4個単位のシー
トに分割する。同時に図5に示すガイド孔d…も穿設し
ておく。従って以後の工程はこの4個単位のシートで進
行する。
【0010】図5に示すように、切断された4個の組
は、その引出し端子部2a,5aがいずれも上下の辺に
位置している。そこで次に、引出し端子部2a,5aに
引出し電極を配設する。引出し電極は、例えばリン青銅
にニッケルメッキを施した板で作られ、引出し端子部2
aに対接する位置から延伸する引出し電極6aと、引出
し端子部5aに対接する位置から延伸する引出し電極6
bとが、その外端部で連結部6cで連結されて一体を成
すものである。引出し電極6a,6bの先端部を引出し
端子部2a,5aに載置した状態で、絶縁テープ7…を
用いて結合しておく。
【0011】次に、図6に示すように、上記の4個の組
のシートを反転して、透明導電フイルム1側の面に、ポ
リアミドフィルムからなる捕水フィルム8を一面にラミ
ネートする。
【0012】次に、図7に示すように、上記の4個の組
のシートを再び反転して、背面電極5の中心孔5bに対
応して、中心孔9…を穿設し、このとき同時に引出し電
極の連結部6c…を切断しておく。
【0013】この後で、4個の組のシートの上下両面に
三フッ化ポリ塩化エチレン等の防湿フィルム10,10
をそれぞれ配置し、引出し電極6a,6bの接続部及び
背面電極5の外周部や、中心孔9の内周部を熱圧着して
封止する。
【0014】最後に、図8に示すように、それぞれのE
L素子の外形形状に切断すると共に針孔11…を穿設
し、完成品とする。この製造工程によって、図1に示し
た断面形状のEL素子となる。
【0015】尚、EL素子に針孔11を必要としないも
のでは、図7における中心孔9の穿設工程は不要であ
り、この工程で同時に行った連結部6cの切断の工程
は、最後に行った外形形状の切断工程と同時に行うこと
も可能である。
【0016】また、図4における4個単位に切断する工
程は、引出し端子部2a,5aが上下の辺に位置する多
数個の配列とすれば必ずしも必要としない。
【0017】図1のEL素子は切断面に捕水フィルム8
の端面が露出しているので、他の実施例として、図9に
示すように、捕水フィルム18が防湿フィルム10内に
封止されている形状のEL素子を製造することも同様な
工程により可能である。この場合には、図6で捕水フィ
ルムを形成する工程に代えて、図10に示すように、予
め1個1個に切断した捕水フィルム18…を所定の位置
にラミネートすれば良い。その他の工程は先に説明した
ものと同一である。
【0018】なお、背面電極用の導電性ペーストは、カ
ーボン粉の他にも金属粉を混練したものを用いてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、透明電極を形成
した透明導電フィルムのシート状の材料を用い、多数の
発光層,絶縁層などを順次印刷して積層して防湿フィル
ムで封止するまでの、最初から最後までの工程を多数個
取りの状態で製造するので、量産性に優れており、製造
コストの低減に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造したEL素子の断
面図である。
【図2】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図3】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図4】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図5】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図6】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図7】製造方法を工程順に説明する正面図である。
【図8】上記の製造方法により製造したEL素子の正面
図である。
【図9】本発明の製造方法の一部を変更して製造したE
L素子の断面図である。
【図10】図9の変更した部分の製造方法の工程を説明
する正面図である。
【符号の説明】
1 透明導電フィルム 2 透明電極 3 発光層 4 絶縁層 5 背面電極 6a,6b 引出し電極 6c 連結部 8,18 捕水フィルム 10 防湿フィルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】本発明の製造方法の一実施例を図面を参照し
て説明する。最初に、図2に示すように、透明導電フィ
ルム1の一方の面に透明電極2を形成してなるシート状
の材料を準備する。このシート材には印刷機用のガイド
孔a,aと位置決め用のマークb…が所定の位置に形成
してある。このシート材の透明電極2を形成した側に、
所定の大きさで所定の位置に配置して多数の発光層3…
を形成する。この発光層3は、化亜鉛に銅や塩素など
の活性付与剤が含有された発光体と、予め溶剤に溶けた
高誘電バインダ(シアノエチル化セルロース等)とから
なるインクを、印刷し、乾燥して層を形成したものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状をなす透明導電フィルムの透明
    電極側の面に、多数の発光層を印刷して乾燥し、 上記各発光層上に絶縁層を印刷して乾燥し、 上記各絶縁層上に背面電極を印刷して乾燥し、 上記透明電極及び上記背面電極にそれぞれ設けた引出し
    端子部に、予め連結部により一体に形成してある各引出
    し電極を結合し、 上記透明導電フィルム側の面に捕水フィルムをラミネー
    トし、 上記により形成された層の上下両面に防湿フィルムをそ
    れぞれ配置して外周部を熱圧着して封止し、 それぞれのEL素子の外形形状及び上記両引出し電極の
    連結部を切断することを特徴とするEL素子の製造方
    法。
JP4264741A 1992-10-02 1992-10-02 El素子の製造方法 Pending JPH06119971A (ja)

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