JPH06119739A - ディスクカセット - Google Patents

ディスクカセット

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JPH06119739A
JPH06119739A JP13696593A JP13696593A JPH06119739A JP H06119739 A JPH06119739 A JP H06119739A JP 13696593 A JP13696593 A JP 13696593A JP 13696593 A JP13696593 A JP 13696593A JP H06119739 A JPH06119739 A JP H06119739A
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shutter
cassette
cassette body
window
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Etsuro Saito
悦郎 斉藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 カセット本体に設けた窓部を閉成するシャッタを窓部閉
成位置に確実に保持するとともに、シャッタの開成操作
を円滑且つ容易に行ない得るようになし、さらに組立て
の容易化を実現する。 【構成】 収納したディスク2の信号記録部の一部を外
方に臨ませる窓部12,13が設けられた合成樹脂より
なるカセット本体1と、窓部12,13を開閉するため
にカセット本体1に移動自在に設けられ、被ロック爪2
1aが一体に形成された金属板よりなるシャッタ14
と、カセット本体1内に取付けられ被ロック爪21aと
係合する係合凹部27を有する弾性変位部24を備えた
合成樹脂よりなるロック部材22とを備え、シャッタ1
4が窓部閉成位置にあるとき、被ロック爪21aと係合
凹部27を係合させてシャッタ14の移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット本体内に円盤
状をなす記録媒体であるディスクを回転自在に収納した
ディスクカセットに関し、特に上記カセット本体に設け
た窓部を開閉するシャッタを移動自在に取付けたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク等の情報信号の記録
媒体となるディスクは、薄いフィルムシートやその他の
ディスク基板上に信号記録層を被着形成して構成されて
いるため脆弱であって極めて損傷を受けやすいものであ
る。特に信号記録層に損傷を受けると記録及び/又は再
生時の信号の欠落を生じ良好な記録再生特性を得ること
ができなくなってしまう。
【0003】そこで、脆弱で損傷を受けやすいディスク
の保護を図るとともに、取り扱い及び保管の容易化を図
るため、ディスクを筺体状をなすカセット本体に収納
し、このカセット本体に収納したままの状態で記録再生
装置に装着可能としたディスクカセットが提案されてい
る。
【0004】従来提案されているディスクカセットは、
ディスクを回転自在に収納したカセット本体に上記ディ
スクの少なくとも信号記録部の一部を半径方向に亘って
外方に臨ませる窓部を設けるとともに、この窓部を開閉
するシャッタを移動可能に取付けて構成されている。
【0005】上記シャッタは、カセット本体内に組み込
まれたバネ部材の弾性復帰力により上記窓部を閉成する
方向に付勢されてこの窓部を閉成し、カセット本体内に
塵埃等が侵入しディスクが損傷を受けることを防止する
ように構成されている。また、このシャッタは、ディス
クカセットを記録再生装置内の所定の装着部に挿入する
と、上記装置側に設けたシャッタ開成用部材に係合させ
られ、さらに装着部への挿入操作によってバネ部材の付
勢力に抗して上記窓部を開放する方向に移動されてこの
窓部を開放する。
【0006】上述のように、カセット本体に移動自在に
取付けたシャッタをカセット本体内に取付けたバネ部材
によって弾発付勢してカセット本体に設けた窓部を閉成
するようにしたディスクカセットによれば、記録再生装
置への装脱操作に関連してシャッタを移動操作し、カセ
ット本体に設けた窓部の開閉操作を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成さ
れたディスクカセットにあっては、シャッタは単にバネ
部材の付勢力のみによってカセット本体の窓部を閉成し
ているだけであるので、容易に移動操作されてしまい不
用意に窓部を開放してしまうことになる。そして、カセ
ット本体に収納されたディスクの保護を充分に達成する
ことができない。
【0008】また、従来のディスクカセットは、シャッ
タをバネによってカセット本体の窓部を閉成する方向に
付勢してなるので、シャッタとカセット本体との間にバ
ネを張設する必要がある。そのため、バネの取付け作業
が必要であり、ディスクカセット自体の組立て作業が複
雑になってしまっている。
【0009】そこで、本発明は、カセット本体に設けた
窓部を閉成するシャッタを上記窓部の閉成位置に確実に
保持し、カセット本体に収納したディスクの保護を充分
に達成し、且つ、上記シャッタの開成操作を円滑且つ容
易に行ない得るなし、さらに組立ての容易なディスクカ
セットを提供することを目的に提案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
セットは、上述した従来のものが有している問題点の解
消を図り上記目的を達成するため、円盤状をなすディス
クを回転自在に収納し、上記ディスクの少なくとも信号
記録部の一部を外方に臨ませる窓部が設けられた合成樹
脂よりなるカセット本体と、上記窓部を開閉するために
上記カセット本体の外表面に移動自在に設けられ、被ロ
ック爪が一体に形成された金属板よりなるシャッタと、
上記カセット本体内に取付けられ上記被ロック爪と係合
する係合凹部を有する弾性変位部を備えた合成樹脂より
なるロック部材とを備え、上記シャッタが上記窓部を閉
成した位置にあるとき、上記被ロック爪と上記係合凹部
を係合させて上記シャッタの移動を阻止するように構成
したものである。
【0011】
【作用】本発明に係るディスクカセットは、シャッタが
カセット本体に設けた窓部を閉成した位置に至ると、カ
セット本体内に取付けられたロック部材に設けた係合凹
部にシャッタに設けた被ロック爪が係合し、シャッタを
窓部を閉成した位置に保持する。
【0012】ロック部材は、シャッタ開成手段によって
弾性変位部が押圧されると、この弾性変位部が弾性変位
されることにより、ロック部材に設けた係合凹部とシャ
ッタに設けた被ロック爪との相対係合が解除される。そ
して、シャッタは、カセット本体に設けた窓部を開放す
る方向に移動自由となる。
【0013】また、カセット本体に設けた窓部を開放す
る位置に移動されたシャッタは、上記窓部を閉成する方
向に移動されることにより、被ロック片がロック部材の
弾性変位部上を乗り上げていき、この弾性変位部を撓ま
せた後弾性復帰させる。このロック部材の弾性復帰によ
り、被ロック片と係合凹部との相対係合が図られ、窓部
閉塞位置にロックされる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を磁気ディスクを収納したディ
スクカセットに適用し例を挙げて説明する。
【0015】本発明に係るディスクカセットは、図1及
び図2に示すように、合成樹脂等により形成されてなる
上下一対のハーフを突合せ結合して構成されてなるカセ
ット本体1内に円盤状の磁気ディスク2を回転自在に収
納している。この磁気ディスク2を収納したカセット本
体1は、手のひらで保持し得る程度の小型なものとして
形成されてなる。
【0016】また、磁気ディスク2の回転中心部には、
この磁気ディスク2を回転操作する磁気記録再生装置側
に設けられる回転駆動軸が挿入係合するセンターコア4
が取付けられている。このセンターコア4は、中心部に
回転駆動軸係合用の駆動孔3が形成され、磁気ディスク
2をカセット本体1に収納したとき、このカセット本体
1に設けられた中心開口部5に係合する如く臨まされ
る。さらに、カセット本体1の後端側コーナ部には、所
定の映像信号が記録されることによって上記磁気ディス
ク2上に形成される環状の記録トラック数を表示する表
示機構6が設けられている。この表示機構6は、図2に
示すように鍵穴状の表示孔7を有する円盤状のダイヤル
表示部材8と、このダイヤル表示部材8に一体的に取付
けられた回転歯車9のギヤ状部10に弾性的に係合する
係合部11aを有するストッパー部材11とから構成さ
れている。
【0017】そして、カセット本体1の両面には、この
カセット本体1に収納された磁気ディスク2の両主面の
一部を半径方向に亘って外方に臨ませる窓部12,13
が設けられている。これら窓部12,13は、カセット
本体1の中心開口部5と前側縁間において設けられ、少
なくとも磁気ディスク2の信号記録部領域を半径方向に
亘って外方に臨ませるに足る幅W1 をもって形成されて
いる。また、上記窓部12,13のうち磁気ディスク2
の信号記録面側が臨む窓部12には、上記信号記録面に
所定の情報信号を記録し、又はこの記録された情報信号
を再生する情報信号記録再生手段としての磁気ヘッドが
進入して上記磁気ディスク2に摺接する。
【0018】そして、カセット本体1には、このカセッ
ト本体1に設けられた上記窓部12,13を開閉するシ
ャッタ14が図2中矢印A方向に移動自在に取付けられ
る。このシャッタ14は、弾性力を有する薄いステンレ
ス板等の金属板を図1に示すように断面コ字状に折曲し
て形成されてなる。すなわち、シャッタ14は、上記各
窓部12,13を外側面側から閉成するに足る大きさの
互いに平行に対向する一対の蓋板15,16と、これら
各蓋板15,16の一端縁を連結する背面板17とから
なり、全体をもって断面コ字状に形成されてなる。そし
て、上記シャッタ14は、窓部12,13の周縁を含ん
でカセット本体1の一側縁に亘って該カセット本体1の
両側面に形成された凹状の移動領域部18,18に蓋板
15,16を延在させ、上記カセット本体1の前側面側
から嵌合する如く取付けられる。このとき、シャッタ1
4は、一方の蓋板15の背面板17との連結部側の内方
側に折曲して形成された係止突起19,19を上記一方
の移動領域部18の前側面側に形成されたガイド溝50
に係合することによってカセット本体1からの抜け止め
が図られて取付けられる。
【0019】上述のように取付けられてなるシャッタ1
4は、上記移動領域部18,18の範囲に亘って移動操
作され、上記移動領域部18,18の窓部12,13側
の立上り縁18aに蓋板15,16の一側が当接するま
で移動されることによって図2に示すように窓部12,
13を閉成した状態となり、上記移動領域部18,18
の一側縁側の立上り縁18bに蓋板15,16の一側が
当接するまで移動されることによって上記窓部12,1
3を開放した状態となる。
【0020】また、上記シャッタ14の背面板17の図
2中左方側の一端には、先端をコ字状をなすシャッタ1
4の内方側へ折曲して形成してなる被ロック爪21aを
設けた係合片部21が突設されている。この係合片部2
1は、シャッタ14が窓部12,13を閉成する位置に
至ったとき、カセット本体1内に配設したロック部材2
2に被ロック爪21aを係合させ、上記シャッタ14の
移動をロックせしめるものである。なお、上記背面板1
7はカセット本体1の前側面に形成された切欠き凹部2
0に位置され、この切欠き凹部20に沿って移動され
る。
【0021】上述のようにカセット本体1に対し移動自
在に取付けられたシャッタ14を、窓部12,13を閉
成した位置に保持せしめるロック部材22は、弾性を有
する合成樹脂によって一体に形成されてなり、図2及び
図4に示すように、カセット本体1の内方側側面への取
付け部となる支持部23と、この支持部23の先端側か
ら側方に向かって突設され、シャッタ14の各蓋板1
5,16間に臨む弾性変位部24とからなり全体をもっ
て略L字状に形成されてなる。この弾性変位部24の支
持部23への連結部24aは細径となされ、この連結部
24aを弾性変位点となすように形成されている。そし
て、上記弾性変位部24の上端面側は膨出するように突
出され、その頂部付近にシャッタ14に設けた係合片部
21先端の被ロック爪21aが係合する係合部である係
合凹部27が設けられている。この係合凹部27の両側
には、それぞれ連結部24a側に向かって傾斜する第1
の傾斜面部25及び先端側へ向かって傾斜する第2の傾
斜面部26が形成されている。また、上記弾性変位部2
4の内方部には、弾性変位方向を長径とした長孔31が
穿設されている。
【0022】上述のように形成されてなるロック部材2
2は、弾性変位部24をカセット本体1の前側面側に延
在させるとともにカセット本体1内に植立した変位ガイ
ドピン32に長孔31を係合させ、上記カセット本体1
の内方側側面に支持部23の一側を固着させることによ
って図2及び図4に示すように上記カセット本体1に取
付けられる。上記変位ガイドピン32は、長孔31に係
合することによって、ロック部材22の弾性変位位置を
規制する規制手段となる。
【0023】また,上記カセット本体1の前側面側であ
って上記ロック部材22の弾性変位部24が延在する位
置には、切欠き凹部20に連続してガイド溝部28が穿
設され、このガイド溝部28を介して上記弾性変位部2
4の係合凹部27側がカセット本体1の前側面側に突出
されている。
【0024】さらに、上記シャッタ14の背面板17の
長さ方向の略中央位置には、このディスクカセットが磁
気記録再生装置の所定の装着部に装着されることによっ
てカセット本体1の各窓部12,13を開放する位置に
移動された上記シャッタ14を上記磁気記録再生装置の
装着部からの抜き出し操作に関連して上記窓部12,1
3を閉成する方向に操作するシャッタ閉成手段が係合す
る切欠部34が形成されている。この切欠部34は、本
実施例にあっては、背面板17の外側面に凹状の切欠き
を形成して設けられているが、磁気記録再生装置側に設
けられるシャッタ閉成手段が係合し得るようなものであ
ればよく、透孔として形成されたものであってもよい。
【0025】上述のように構成されてなるディスクカセ
ットは、シャッタ14をカセット本体1の窓部12,1
3を閉成する位置に移動操作すると、上記シャッタ14
の一端に設けた係合片部21先端の被ロック爪21aが
カセット本体1側に配設したロック部材22の係合凹部
27に係合され、上記シャッタ14による窓部12,1
3の閉成状態が保持され、上記窓部12,13を介して
塵埃等の侵入が防止され、磁気ディスク2の保護が達成
できる。
【0026】次に、上記ディスクカセットを磁気記録再
生装置の所定の装着部に装脱した場合におけるシャッタ
14の開閉操作状態を説明する。
【0027】まず、ディスクカセットを磁気記録再生装
置の装着部に装着するには、シャッタ14をロック部材
22に係合させてカセット本体1の窓部12,13を閉
成した状態におく。
【0028】そして、上記ディスクカセットをシャッタ
14が取付けられた前側面側から磁気記録再生装置の装
着部に挿入していくと、この装着部の一側に突設された
シャッタ14のロック解除を行うとともに上記シャッタ
14の開成操作を行う突条のシャッタ開成用部材35が
カセット本体1の前面側に形成したガイド溝部28に係
合する。ここでさらにカセット本体1を装着部内に挿入
していくとロック部材22の第1の傾斜面部25が上記
シャッタ開成用部材35により押圧されることによって
弾性変位部24がカセット本体1の内方へ押圧変位させ
られる。上記弾性変位部24が押圧変位させられること
によってシャッタ14に設けた係合片部21先端の被ロ
ック爪21aが図5に示すようにロック部材22の係合
凹部27から外れ、上記シャッタ14は移動可能な状態
となる。このようにシャッタ14のロック部材22に対
する係合が解除されると、シャッタ開成用部材35先端
のシャッタ押圧操作部35aがシャッタ14の係合片部
21の先端面に当接し、このシャッタ14の移動が規制
された状態となる。
【0029】また、磁気記録再生装置の装着部一側に
は、上記シャッタ開成用部材35よりディスクカセット
挿入側前方に位置してシャッタ14の背面板17に設け
た切欠部34に係合し、上記ディスクカセットを装着部
から抜き出す際に、カセット本体1の窓部12,13を
開放する位置に置かれたシャッタ14を上記窓部12,
13を閉成する方向に移動操作するシャッタ閉成手段を
構成するシャッタ閉成突片36が設けられている。この
シャッタ閉成突片36は、弾性変位可能な材料により形
成され、シャッタ開成用部材35先端のシャッタ押圧操
作部35aがシャッタ14の係合片部21に当接する状
態に至るとき、シャッタ14の背面板17に弾発的に当
接している。
【0030】そして、カセット本体1をさらに挿入して
いくと、上記シャッタ14はシャッタ開成用部材35に
よって移動が規制された状態にあるので、上記カセット
本体1に対し相対移動することになり図6に示すように
上記各窓部12,13を徐々に開放するようになる。こ
こでさらに上記カセット本体1を装着部内方に挿入して
所定の装着位置まで押し込むと、上記シャッタ14は図
7に示すように窓部12,13を開放させた位置に相対
移動させられた状態となる。そして、いままでシャッタ
14の背面板17の上面に圧接状態に置かれていたシャ
ッタ閉成突片36が弾性復帰するようにして図7に示す
ように上記背面板17の切欠部に落ち込み係合する。そ
して、装着されたディスクカセットを磁気記録再生装置
の所定位置に位置決めし、カセット本体1を上記装着部
内にロックすると、シャッタ14はシャッタ開成用部材
35に当接して支持されるとともにシャッタ閉成突片3
6により押圧支持されることによって窓部12,13を
開放した状態に保持される。そして、シャッタ14は記
録・再生時に不用意に移動させられて上記各窓部12,
13を閉成せしめることがない。
【0031】上述のように所定の装着部に装着されたデ
ィスクカセットを取り外すため、カセット本体1を装着
部から徐々に引出していくと、上記カセット本体1のみ
が図8に示すように引出され、シャッタ14はそのまま
の位置に保持される。すなわち、シャッタ14は、背面
板17に設けた切欠部34にシャッタ閉成突片36が係
合しているため移動が規制され、ディスクカセットを装
着部に位置決め装着したときの位置に保持されたままの
状態におかれる。ここでさらにカセット本体1を図8中
矢印B方向に引き出すと、シャッタ14は上記カセット
本体1に対し相対移動されることになって上記カセット
本体1の窓部12,13を閉成する。
【0032】このようにカセット本発明1の窓部12,
13を閉成すると、シャッタ14はカセット本体1の移
動領域部18,18の窓部12,13側の立上り縁18
bに当接して上記カセット本体1と一体に移動可能とな
る。ここで、さらにカセット本体1を図9中矢印C方向
に引き出すと、シャッタ閉成突片36は弾性変位しなが
ら切欠部34から抜け出る。そして、シャッタ開成用部
材35もガイド溝部28から離脱され、ロック部材22
の弾性変位部24の押圧を解除する。このように、弾性
変位部24の押圧が解除されると、この弾性変位部24
は弾性復帰力によって上記ガイド溝部28内に突出し、
シャッタ14の係合片部21先端の被ロック爪21aが
弾性変位部24の係合凹部27に係合し、上記シャッタ
14はロック部材22にロックされて各窓部12,13
を閉成状態に保持する。
【0033】そして、シャッタ14の係合片部21先端
の被ロック爪21aがロック部材22の係合凹部27に
係合していく際には、上記被ロック爪21a先端が弾性
変位部24の第2の傾斜面部26上に乗り上げ、徐々に
上記弾性変位部24をカセット本体1内方に弾性変位さ
せていくので円滑な係合操作が図られる。
【0034】上述の実施例では、磁気ディスクを収納し
たディスクカセットに適用した例を挙げて説明したが、
本発明は、円盤状のディスクを収納するディスクカセッ
トに広く適用できるものであって、上記実施例で説明し
たと同様の作用効果が実現されるものである。
【0035】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カセットは、シャッタがカセット本体に設けた窓部を閉
成した状態では、カセット本体内に設けたロック部材に
ロックされた状態になるので不用意な窓部の開放が防止
されディスクの確実な保護が達成される。
【0036】また、シャッタをロックするロック部材
は、合成樹脂により形成されてそれ自身が弾性変位可能
に形成されているので、シャッタの移動操作に伴ってこ
のシャッタに設けた被ロック爪によって弾性変位されて
上記被ロック爪との相対係合が図られ、且つロック部材
の単なる押圧操作でシャッタのロック解除操作が行える
ので、カセット本体の窓部の開閉操作を確実且つ容易に
行える。
【0037】さらに、ロック部材に設けた係合凹部に係
合する被ロック爪が形成されるシャッタは、金属板によ
り形成されてなるので、上記被ロック爪の形成が極めて
容易であり、ロック部材及び被ロック爪の構成が極めて
簡単となる。
【0038】特に、シャッタをカセット本体に設けた窓
部を閉塞した位置に保持するため、バネにより付勢する
必要がないので、組立てが極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカセットを示す分解斜視
図である。
【図2】図1に示すディスクカセットの一部断面拡大正
面図である。
【図3】図1に示すディスクカセットの一部拡大平面図
である。
【図4】ロック部材の取付け部分の拡大正面図である。
【図5】カセット本体を磁気記録再生装置側に装着し、
シャッタが窓部を開放しようとする状態を示す正面図で
ある。
【図6】シャッタが窓部を開放する途中状態を示す正面
図である。
【図7】シャッタが窓部を開放した位置に移動された状
態を示す正面図である。
【図8】カセット本体を磁気記録再生装置側から抜き出
し、シャッタが窓部を途中まで閉成した状態を示す正面
図である。
【図9】シャッタが窓部を閉成した状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 カセット本体 2 磁気ディスク 12,13 窓部 14 シャッタ 21a 被ロック爪 22 ロック部材 23 支持部 24 弾性変位部 24a 連結部 27 係合凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状をなすディスクを回転自在に収納
    し、上記ディスクの少なくとも信号記録部の一部を外方
    に臨ませる窓部が設けられた合成樹脂よりなるカセット
    本体と、 上記窓部を開閉するために上記カセット本体の外表面に
    移動自在に設けられ、被ロック爪が一体に形成された金
    属板よりなるシャッタと、 上記カセット本体内に取付けられ上記被ロック爪と係合
    する係合凹部を有する弾性変位部を備えた合成樹脂より
    なるロック部材とを備え、 上記シャッタが上記窓部を閉成した位置にあるとき、上
    記被ロック爪と上記係合凹部を係合させて上記シャッタ
    の移動を阻止するように構成したことを特徴とするディ
    スクカセット。
JP13696593A 1993-05-17 1993-05-17 ディスクカセット Expired - Lifetime JPH0736262B2 (ja)

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JPH0736262B2 (ja) 1995-04-19

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