JPH06118481A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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JPH06118481A
JPH06118481A JP5255293A JP5255293A JPH06118481A JP H06118481 A JPH06118481 A JP H06118481A JP 5255293 A JP5255293 A JP 5255293A JP 5255293 A JP5255293 A JP 5255293A JP H06118481 A JPH06118481 A JP H06118481A
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JP
Japan
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finder
field frame
polarization
light
optical system
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Withdrawn
Application number
JP5255293A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Takashi Inoue
貴 井上
Kunio Yokoyama
久仁雄 横山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファインダ光学系内の第1の偏光
手段の偏光方向と直交する偏光方向を持つ第2の偏光手
段が、ファインダ光学系内に移動することにより、観察
視野枠の大きさを切り換えることができるファインダ装
置を提供する。 【構成】観察視野枠を切換え可能なファインダ装置にお
いて、被写体からの光を結像するファインダ光学系内に
設けられ、ファインダ光学系に入射する特定の光束成分
のみを通過させ、観察視野枠を形成する偏光面を有する
第1の偏光手段7と、この第1の偏光手段の偏光面と略
垂直な偏光面を有し、上記ファインダ光学系中に移動
し、偏光面を重合することにより観察視野枠の大きさを
切り換える第2の偏光手段8とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファインダ装置、詳
しくは、標準画面サイズとパノラマ画面サイズとに切換
可能なカメラにおける観察視野枠の切換や観察視野枠内
の表示等を行う偏光手段を有するファインダ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、標準画面サイズとパノラマ画面サ
イズとの切換えができるカメラにおいて、ファインダ内
の視野枠の切換えを行うファインダ装置に関しては種々
の方法が実施されている。例えば、図14に示すよう
に、ファインダ視野内に、下向きのコの字形の上枠マス
ク31と上向きのコの字形の下枠マスク32を互いに対
向させると共に、上下に移動できるように構成した視野
枠を配設し、図14(A)に示すように、上枠マスク3
1を上方に移動し、これに連動して下枠マスク32を下
方に移動した状態で標準視野枠を形成させ、図14
(B)に示すように、上枠マスク31を下方に移動し、
これに連動する下枠マスク32を上方に移動してパノラ
マ視野枠に切換えるようにしたもの。また、図15に示
すように、図15(A)に示すように長方形の枠体から
なる標準視野枠33に対し、図15(B)に示すコの字
形の規制枠マスク34を上記標準視野枠33部に重合し
て、図15(C)に示すように、パノラマ視野枠に切換
えるようにしたもの。また、図16に示すように、長方
形の枠体を形成する標準視野枠35の上辺部,下辺部に
それぞれ上板マスク36と下板マスク37を上下動自在
に重合して配設し、図16(A)に示すように、上板マ
スク36を上方に、下板マスク37を下方に移動した状
態で標準視野枠を形成させ、図16(B)に示すように
上板マスク36を下方に、下板マスク37を上方に移動
してパノラマ視野枠に切換えるようにしたものなどがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された従来のファインダ装置の画面サイズの切換機
構では、図14,図15,図16に示すように、その機
構の配置場所が結像面近傍に限定されるため、設計の自
由度がなく、また、結像面の近傍に配設された視野枠マ
スクの切換機構とフィルム面近傍の画枠マスクの切換機
構とのリンクが必要であり、更に、図14、図16に示
すように、上下の各マスクをそれぞれ逆方向へ移動させ
るものでは、両マスクの連動機構が複雑になる。また、
図15に示す切換機構は、マスクを視野枠外から視野枠
内に移動するために、退避空間およびマスク駆動機構が
必要になり、大型化やコスト高を招くことになる。更に
結像面近傍に可動部材が配置されるため、ファインダ内
にゴミが発生しやすくなる等、従来の機械的な切換機構
には種々の欠点がある。
【0004】本発明の目的は、偏光手段を利用して、構
造が簡単でスペースをとらずに視野枠を切り換えること
ができるファインダ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のファインダ装置
は、観察視野枠を切換え可能なファインダ装置におい
て、被写体からの光を結像するファインダ光学系内に設
けられ、ファインダ光学系に入射する特定の光束成分の
みを通過させ、観察視野枠を形成する偏光面を有する第
1の偏光手段と、この第1の偏光手段の偏光面と略垂直
な偏光面を有し、上記ファインダ光学系中を移動し、偏
光面を重合することにより観察視野枠の大きさを切り換
える第2の偏光手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】第1の偏光手段で偏光されたファインダ光学系
に入射した光束は、第1の偏光手段の偏光面を透過する
ので観察視野枠の大きさは変化せず、第2の偏光手段が
ファインダ光学系中を移動して第1の偏光手段と偏光面
が重合することで、観察視野枠の大きさが切り換わる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例を示している。このフ
ァインダ装置は、被写体側に配置された対物レンズ1を
透過した被写体からの光束が、ポロプリズム2の入射面
3に結像し、その像を同プリズム2で正立正像としなが
ら接眼レンズ5で観察するようになっている。
【0008】このポロプリズム2は、周知のように、長
方形をした底面が上方を向くように配設された大きな直
角プリズム2aの底面上に、同形同大であって、それぞ
れ斜面からなる反射面を持つ2つの小さな直角プリズム
2b,2cが、一方のプリズム2bの反射面を接眼レン
ズ5がわに、他方のプリズム2cの反射面を対物レンズ
1がわに向けて一体に取り付けられて構成されている。
【0009】このように構成されたポロプリズム2で
は、上記被写体からの光束は、上記直角プリズム2bの
垂直な上記入射面3に入射し、後方がわの反射面で下方
へ反射し、上記直角プリズム2aの一方の反射面で横方
向へ反射し、他方の反射面で上方へ反射して、上記直角
プリズム2cに入射し、同プリズム2cの反射面で後方
に向けて反射し垂直な出射面4を透過して、接眼レンズ
5に入り、上記被写体像が正立正像として観察される。
そして、上記入射面3の前方がわには、観察視野枠を規
制する視野マスクが配設されている。
【0010】標準の観察視野枠の範囲は、上記ポロプリ
ズム2の入射面3の前に配設されている第1視野マスク
6で規制されるようになっていて、この第1視野マスク
で規制される範囲よりも、より狭い範囲を規制するよう
に、第2視野マスク7が上記第1視野マスク6の前面に
配設されている。この第2視野マスク7は上下に配設さ
れた垂直の偏光方向を有する偏光板で形成されていて、
中央部は横長の長方形の透光部で形成されている。
【0011】一方、上記第2視野マスク7の偏光板の偏
光方向と直交する水平の偏光方向を有する偏光板からな
る切換部材8が、上記ポロプリズム2と上記接眼レンズ
5との間のファインダ光学系外から光学系内に出入自在
となるように配設されている。この切換部材8は平生は
ファインダ光学系外に退避している。上記切換部材は、
長方形の標準の観察視野枠の範囲を全て覆える大きさに
形成されている。
【0012】このように構成されているファインダ装置
においては、標準の観察時では、上記切換部材8がファ
インダ光学系外に退避しているので、上記第2視野マス
ク7の範囲で被写体からの光束は偏光されて若干の光量
の低下はあるものの、上記標準の観察視野枠での被写体
像の観察を妨げるものではなく、標準撮影では、この標
準の観察視野枠の範囲で被写体の観察が行われる。
【0013】ここで、標準の撮影画面サイズからパノラ
マの撮影画面サイズに切り換えると、図示されない切換
機構に連動して上記切換部材8は上記ポロプリズム2と
上記接眼レンズ5との間のファインダ光学系内に、上記
標準の観察視野枠を全て覆うように挿入される。この状
態になると、上記第2視野マスクを通過した光束は上記
切換部材8を通過できないので、上記標準の観察視野枠
内の同第2視野マスクのある範囲は暗くなり、同標準の
観察視野枠の該第2視野マスクのない中央部分の範囲は
上記切換部材8の偏光板により偏光されて若干の光量の
減衰はあるものの、被写体像の観察を妨げることがない
ので、この範囲がパノラマの観察視野枠となる。従っ
て、パノラマ撮影時に、このパノラマの観察視野枠の範
囲で被写体の観察が行われる。また、上記切換部材8
は、上記ファインダ光学系の標準視野枠全体を横切ると
ころであればどの位置に挿入してもよい。
【0014】図2は本発明の第2実施例を示している。
この図2のファインダ装置においては、上記第1実施例
で示した第1視野マスク6が描かれていないが、同様に
設けられている。この第2実施例では、上記第1実施例
に示した上記第2視野マスク7,上記切換部材8に置き
換えて、第2視野マスク9,切換部材10が配設されて
いる。この第2視野マスク9,同切換部材10以外は上
記第1実施例に示す構成と同様である。
【0015】上記第2視野マスク9は上記図1の上記第
2視野マスク7の部分が水平の偏光方向を有する偏光板
でできていること以外はマスク7と同様である。また、
上記切換部材10は、上記第2視野マスク9と同形同大
であって、第2視野マスク9の偏光板の偏光方向と直交
する垂直の偏光方向を有する偏光板でできている。上下
の上記切換部材10の相対位置は、上下の上記第2視野
マスク9の相対位置と同一で、上下の切換部材10は連
結部材10aで結合され、第2視野マスク9の前方に垂
直方向へ移動自在に配置されていて、パノラマ撮影時に
は第2視野マスク9と重合するように配設される。
【0016】このように第2実施例のファインダ装置は
構成されている。そして、標準の観察時には、上記切換
部材10は上記第2視野マスク9と重ならない位置に上
方へ垂直移動するように配置されており、従って、被写
体からの光束が同切換部材10の一方および第2視野マ
スクの範囲で偏光して若干の光量の減衰はあるものの、
接眼レンズ5に到達する。よって、標準撮影では、この
標準の観察視野枠の範囲で被写体の観察が行われる。
【0017】ここで、標準画面サイズからパノラマ画面
サイズの撮影状態に切り換えると、図示されない切換機
構に連動して上記切換部材10は上記第2視野マスク9
と全体の面が重合するように移動する。すると、同切換
部材10で偏光された光束は同第2視野マスク9を通過
できないので、上記標準の観察視野枠内の第2視野マス
ク9のある範囲は暗くなり、同標準の観察視野枠の該第
2視野マスク9のない中央部の範囲がパノラマの観察視
野枠となる。パノラマ撮影では、このパノラマの観察視
野枠の範囲で被写体の観察をする。
【0018】図3は本発明の第3実施例を示したもので
ある。この図3の実施例においても、上記第1実施例で
示した第1視野マスク6が同様に配置されている。この
第3実施例では、上記第2実施例の第2視野マスク9,
切換部材10の構成が異なる。即ち、第2視野マスク1
1は、上記第2視野マスク9を水平方向へ、例えば5つ
の同形同大の区画に分割し、その各区画には、隣合った
区画の偏光方向が直交する偏光板がそれぞれ配置されて
おり、また、切換部材12も、上記切換部材10を上記
第2視野マスク11と同様に水平方向へ、例えば5つの
同形同大の区画に分割し、その各区画には隣合った区画
の偏光方向が直交し、かつ上記第2視野マスク11の各
区画の偏光板の偏光方向と対応する区画の偏光方向が直
交する偏光板がそれぞれ配置される。そして、この切換
部材12は水平方向へ移動して、上記第2視野マスク1
1と重合するように配設されている。その他の構成は上
記第2実施例と同様である。
【0019】このように構成された第3実施例のファイ
ンダ装置では、標準の観察時には、上記切換部材12は
上記第2視野マスク11と全体が完全に重なる状態から
1区画だけ水平方向へずらした位置に配置されている。
従って、第2視野マスク11と切換部材12の互いに重
なっている区画の偏光板はいづれも同じ偏光方向のた
め、被写体からの光束が同切換部材12および同第2視
野マスク11の範囲で偏光,透過して若干の光量の減衰
はあるものの、上記標準の観察視野枠での被写体像の観
察を妨げるものではなく、前記第1視野マスク6の範囲
が標準の視野枠となって観察される。標準撮影では、こ
の標準の観察視野枠の範囲で被写体が観察される。
【0020】ここで、標準の撮影画面サイズからパノラ
マの撮影画面サイズに切り換えると、図示されない切換
機構に連動して上記切換部材12は水平移動して、上記
第2視野マスク11と全体が完全に重合する。この状態
になると、上記切換部材12の各区画の偏光板で偏光さ
れた光束は、偏光方向が直交する上記第2視野マスク1
1の各区画の偏光板を通過できないので、上記標準の観
察視野枠内の同第2視野マスク11のある範囲は暗くな
り、同標準の観察視野枠内の該第2視野マスク11のな
い中央部分の範囲がパノラマの観察視野枠となる。従っ
て、パノラマ撮影時には、このパノラマの観察視野枠の
範囲で被写体の観察が行われる。
【0021】次に、図4は本発明の第4実施例を示した
ものである。この第4実施例は、標準視野枠内に文字を
表示するものである。この第4実施例においても前記第
1実施例で示した第1視野マスク6が同様にあるものと
する。この実施例では、上記第1実施例の上記第2視野
枠7の代わりに表示部材13を配設し、第1実施例の前
記切換部材8の代わりに切換部材14を対物レンズ1の
前方に配設する。上記表示部材13は文字の形をした偏
光板でできていて、視野枠の、例えば上部の一角隅部に
位置するように配設される。また、上記切換部材14は
円形の偏光板でできていて、その円形の中心がファイン
ダー光学系の光軸0上にあり、その光軸を中心にして回
転するように配設されている。それ以外の構成は上記第
1実施例と同様である。
【0022】このように構成された第4実施例において
は、文字を表示しないときは、上記表示部材13の偏光
板の偏光方向と上記切換部材14の偏光板の偏光方向が
一致するように同切換部材14を回転させる。該切換部
材14の偏光板で偏光された被写体からの光束は、同一
の偏光方向の上記表示部材13の偏光板と同表示部材1
3以外の標準視野枠内を通過する。つまり、被写体から
の光束は、標準視野枠内の全体を通過して、標準視野内
で上記表示部材13が形作る文字は確認されない。ここ
で、文字表示に切り換えると、上記切換部材14は偏光
板の偏光方向が上記表示部材13の偏光板の偏光方向と
直交する位置へ回転する。すると、上記切換部材14の
偏光板で偏光された被写体からの光束は上記表示部材1
3の偏光板を通過できないために、同表示部材13が形
作る文字が標準視野枠内で確認される。
【0023】図5は本発明の第5実施例を示したもので
あって、本発明のファインダ装置を一眼レフレックスカ
メラのファインダ装置に適用し、標準視野枠とパノラマ
視野枠とを切り換えるようにしたものである。一眼レフ
カメラは、周知のように、被写体側前方に撮影レンズ鏡
筒15が光軸0上に配設され、そのレンズ鏡筒15の後
方には45度の傾斜で可動反射ミラー16が配設されて
いる。そして、同可動反射ミラー16の上方にフォーカ
シングスクリーン17が配設され、同フォーカシングス
クリーン17のさらに上方にはペンタプリズム18が配
設されていて、同ペンタプリズム18の後方に接眼レン
ズ19が配設されている。
【0024】本実施例においては、上記フォーカシング
スクリーン17上に、前端縁部,後端縁部に横方向全体
に偏光板からできている第2視野枠20が配設されてお
り、また、上記ペンタプリズム18と上記接眼レンズ1
9との間のファインダ光学系内には偏光板からできてい
る切換部材21が出入自在に配設される。この切換部材
21は、標準撮影サイズからパノラマ撮影サイズの画面
に切換えたとき、図示されない連動機構により上記ペン
タプリズム18と上記接眼レンズとの間のファインダ光
学系内に挿入される。同切換部材21の偏光板の偏光方
向は第2視野枠20の偏光板の偏光方向とファインダ光
学系において直交している。
【0025】このように構成された上記第5実施例にお
いては、標準の撮影時には、被写体からの光束は上記レ
ンズ鏡筒15を透過して、上記可動反射ミラー16で上
方に反射され、上記フォーカシングスクリーン17上に
被写体像を映し出す。同フォーカシングスクリーン17
上の被写体像からの光束は上記第2視野マスク20で
は、その偏光板により偏光され、同第2視野マスク20
以外では直接上方に配設されている上記ペンタプリズム
18で後方の上記接眼レンズ19に向かって反射され
て、上記第2視野マスク20での若干の光量の減衰はあ
るものの、標準の観察視野枠での被写体像の観察を妨げ
るものではなく、観察視野枠全体の範囲が標準の観察視
野枠となり、上記接眼レンズ19で上記フォーカシング
スクリーン17上の被写体像が確認される。標準撮影で
は、この標準の観察視野枠の範囲で被写体が観察され
る。
【0026】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えると、図示されない切換機構
に連動して上記切換部材21は水平移動して、標準視野
枠全体を覆って上記ペンタプリズム18と上記接眼レン
ズ19との間に挿入される。すると、上記第2視野マス
ク20の偏光板で偏光された光束は、偏光方向が直交す
る上記切換部材21の偏光板を通過できずに暗くなる。
これに対して、上記第2視野マスク部以外からの光束は
偏光されていないので、上記切換部材21で偏光されて
光量は若干減衰するものの被写体像の観察を妨げるもの
ではなく、標準の観察視野枠内の上記第2視野マスク2
1のない中央部の範囲がパノラマの観察視野枠となる。
パノラマ撮影では、このパノラマの観察視野枠の範囲で
被写体が観察される。
【0027】また、図6は本発明の第6実施例を示した
ものである。本実施例は、素通し式ファインダにおい
て、標準視野枠とパノラマ視野枠とを切り換えるように
したものである。標準の視野枠の断面を持った中空の素
通しの直方体をした素通しファインダ22の内部の前方
位置には、上端部,下端部に左右いっぱいに上記ファイ
ンダ22の内壁に沿って、垂直の偏光方向をもった偏光
板からできた第2の視野マスク23を配設する。そし
て、上記ファインダ22の後方のファインダ光学系内に
は、標準視野枠全体をカバーする切換部材24が出入自
在に配設されている。この切換部材24は上記第2の視
野マスク23の偏光板の偏光方向と直交する水平の偏光
方向を持った偏光板でできている。
【0028】このように構成された第6実施例において
は、標準の観察時には、被写体からの光束は上記素通し
ファインダ22の前方から入射して、上記第2視野マス
ク23で被写体からの光束は偏光され、同第2視野マス
ク23以外では上記ファインダ22内を通過する。この
とき、上記第2視野マスク23での若干の光量の低下は
あるものの、標準の観察視野枠での被写体像の観察を妨
げるものではなく、視野枠全体の範囲が標準の観察視野
枠となり、上記素通しファインダ22の後方で被写体が
確認される。標準撮影では、この標準の観察視野枠の範
囲で被写体が観察される。
【0029】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えると、図示されない切換機構
に連動して上記切換部材24は、上記ファインダ22の
後方に標準視野枠全体を覆って水平移動する。すると、
上記第2視野マスク23の偏光板で偏光された光束は、
偏光方向が直交する上記切換部材24の偏光板を通過で
きずに暗くなる。これに対して、上記第2視野マスク2
3以外からの光束は偏光されていないので、上記切換部
材24で偏光されて光量は若干減衰するものの被写体像
の観察を妨げるものではなく、標準の観察視野枠内の上
記第2視野マスク23のない範囲がパノラマの観察視野
枠となる。パノラマ撮影では、このパノラマの観察視野
枠の範囲で被写体が観察される。
【0030】図7は、本発明の第7実施例を示してい
る。前記第1実施例では、標準の観察視野枠の範囲にお
いて、パノラマの視野枠の範囲は第2視野マスク7の偏
光板を透過しないので、輝度は減衰せずに100%のま
ま透過する。これに対して、パノラマ視野枠の範囲外は
上記第2視野マスクの偏光板を透過するので、輝度は減
衰して該第1視野マスクの偏光板を透過する前に60〜
70%の輝度となる。そのため、上記標準の視野範囲の
横長の中央部に比べて、上部および下部が薄暗く見える
ようになる。この第7実施例は、標準撮影時に、その視
野枠の範囲を均一の輝度にするためのものである。
【0031】第7実施例では、上記第1実施例における
第2視野マスク7の偏光板を、標準撮影範囲の全体を覆
う偏光板と、パノラマ範囲を規制する波長板に置き換え
ている。その他の構成は上記第1実施例と略同様であ
る。従って、その相違点のみについて説明し、同じ構成
部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0032】ファインダ視野内の標準の観察視野枠の範
囲は、上記ポロプリズム2の入射面3の周囲に印刷等で
黒色枠26を表示して規制されており、これを第1視野
範囲とする。そして、この第1視野範囲より狭い、例え
ば、パノラマ視野枠の範囲を規制する、偏光切換え手段
である波長板25(1/2波長板または1/4波長板,
波長フィルムでもよい)が上記入射面3の前面に配設さ
れている。更にその前面には、上記第1視野範囲をすべ
て覆える大きさの、垂直の偏光方向を有する偏光板7A
が配設されている。
【0033】ここで、1/2波長板および1/4波長板
の原理について説明する。
【0034】図8に示すように、1/2波長板28Aと
は、入射光線に1/2波長の位相差(波長板の射出面に
おいて速い方の成分に比べて遅い方の成分が遅延する)
を生じさせる機能を持った波長板である。1/2波長板
28Aに直線偏光化された入射光線が、その振動方向が
該1/2波長板28Aの光軸方向に対して角度θで入射
すると、射出光線もやはり直線偏光のまま射出される。
この際、射出される直線偏光の振動方向は、上記1/2
波長板28Aの光軸方向に対して、入射光線の振動方向
とは反対側に角度θをなしている。つまり、直線偏光が
上記1/2波長板28Aに、その振動方向が該1/2波
長板28Aの光軸方向に対して角度θで入射すると、振
動方向が2θ回転させられた直線偏光として射出され
る。そして、その射出された光線は上記1/2波長板で
2θ回転させられるだけで、該光線の光量は変化しな
い。
【0035】次に図9に示すように、1/4波長板28
Bとは、入射光線に1/4波長の位相差(波長板の射出
面において速い方の成分に比べて遅い方の成分が遅延す
る)を生じさせる機能を持った波長板である。1/4波
長板28Bに直線偏光化された入射光線がその振動方向
が該1/4波長板28Bの光軸方向に対して角度θ=4
5度の角度で入射したとき、射出光線は円偏光となる。
即ち、入射光線の振動方向と上記1/4波長板28Bの
光軸方向とがθ=−45度の角度をなすときには、射出
する光線はθ=45度のときのそれと逆回りの円偏光と
なる。そして、その射出された光線は上記1/4波長板
28Bで円偏光させられるだけで、該光線の光量は変化
しない。
【0036】ここで、上記波長板25の具体的な構成を
図10によって説明する。2枚のガラス板30A,30
B(または透明シート)の間の中央部に偏光切り換え用
波長フィルム25Aを挟み込んで、その前方部に偏光板
7Aを配置する。そして、後方の上記ガラス板30B
(または透明シート)の後面の標準の撮影画枠を限定す
る範囲に、第1視野枠の範囲を示す黒色枠26を印刷等
で設けて構成される。
【0037】このように構成されたファインダ装置の視
野切り換え作用を、上記波長板25が、1/2波長板の
ときと、1/4波長板のときに分けて説明する。
【0038】まず、図7に示す上記波長板25が1/2
波長板28Aのときは、上記偏光板7Aを透過して垂直
に偏光された光束は、中央の1/2λフィルムのあると
ころでは90度の角度の回転をして、水平方向の偏光の
光束となる。一方、該波長板25の上部および下部のガ
ラス板30A,30Bを透過した光束は、そのまま素通
りするだけで、垂直偏光の光束のままである。このよう
に、標準の視野枠の横長の中央部は水平偏光の光束が通
過して、該視野枠の横長の上部および下部は垂直方向の
光束が通過することとなり、標準の視野枠全体としては
均一の光量となる。
【0039】そして、水平方向の偏光板である上記切換
部材8がファインダ視野枠内に侵入すると、上記波長板
25を透過してきた中央部の光束は水平方向の光束に偏
光されているので、該切換え部材8を透過する。これに
対して、上記波長板25の上部および下部のガラス板3
0A,30Bを透過してきた光束は垂直方向の光束に偏
光されているので、上記切換え部材8を透過しない。つ
まり、上記波長板25を透過してきた光束だけが接眼レ
ンズ5に到達して、パノラマ撮影の観察視野枠に切り換
わることになり、パノラマ視野枠で被写体像を観察でき
る。
【0040】次に、上記波長板25が1/4波長板28
Bのときは、上記偏光板7Aを透過して垂直に偏光され
た光束は、該波長板25を透過して中央の1/4フィル
ムのあるところでは円偏光の光束となる。一方、該波長
板25の上部および下部のガラス板30A,30Bを透
過した光束は、そのまま素通りするだけで、垂直偏光の
光束のままである。このように標準の視野枠の横長の中
央部は円偏光の光束となって、該視野枠の横長の上部お
よび下部は垂直方向の光束が透過することとなり、標準
の視野枠全体としては均一の光量となる。
【0041】ここで、水平方向の偏光板である上記切換
部材8がファインダ視野枠内に侵入すると、上記波長板
25を透過してきた中央部の光束は円偏光の光束なの
で、その水平方向の成分の光束だけが該切換え部材8を
透過して、光量は減衰するものの上記接眼レンズ5に到
達する。これに対して、上記波長板25の上部および下
部のガラス板30A,30Bを透過してきた光束は垂直
方向の光束に偏光されているので、上記切換え部材8を
透過しない。つまり、上記波長板25を透過してきた光
束だけが接眼レンズ5に到達して、パノラマ撮影の観察
視野枠に切り換わることになり、パノラマ視野枠で被写
体像を観察できる。
【0042】また、この波長板25は、図11に示すよ
うに同板25の前方に配設される偏光板と一体になるよ
うに形成してもよい。即ち、3枚のガラス板29,29
A,29B(または透明シート)の後方の2枚のガラス
板29A,29B(または透明シート)の間の中央部に
偏光切り換え用波長フィルム25Aを挟み込み、また前
方の2枚のガラス板または透明シート29,29Aの間
に偏光フィルム27を挟み込んで一体に構成する。そし
て、後方の上記ガラス板29B(または透明シート)の
後面の標準の撮影画枠を限定する範囲に、第1視野枠の
範囲を示す黒色枠26を設ける。
【0043】また、上記切換部材8は、上記ファインダ
光学系の標準視野枠全体を横切るところであれば、どの
位置に挿入してもよい。
【0044】図12は、本発明の第8実施例を示したも
のであって、前記第5実施例と同様に本発明のファイン
ダ装置を一眼レフレックスカメラのファインダ装置に適
用し、標準視野枠とパノラマ視野枠とを切り換えるよう
にしたものである。上記第5実施例では、上記第7実施
例と同様に、標準の撮影視野枠の範囲において、横長の
中央部に比べて、上部および下部が薄暗く見えるように
なる。この第8実施例では、標準撮影時に、その視野範
囲を均一の明るさにするためのものである。
【0045】第8実施例では、上記第5実施例における
第1視野マスクである偏光板を、標準撮影範囲の全体を
覆う偏光板と、パノラマ視野範囲を規制する波長板に置
き換えている。その他の構成は上記第1実施例と略同様
である。従って、その相違点のみについて説明し、同じ
構成部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0046】本実施例においては、上記フォーカシング
スクリーン17上に、ファインダ光学系の光路全体を覆
う垂直の偏光方向を有する偏光板20Aが配設されてお
り、この偏光板20Aの直上の横長の中央には、第2視
野範囲を形成するための偏光切り換え手段を有する波長
板25B(1/2波長板または1/4波長板)が配設さ
れている。
【0047】このように構成された上記第8実施例にお
いて、ファインダ視野の切り換え作用を説明する。
【0048】まず、上記波長板25Bが1/2波長板の
ときは、上記フォーカシングスクリーン17上の被写体
像からの光束は上記偏光板20Aを透過して垂直に偏光
され、その中央部の光束は、上記波長板25Bを透過し
て90度の角度の回転をし、水平方向の偏光光束とな
り、一方、該波長板25Bの前部および後部を通過した
光束は、垂直偏光の光束として直接上方に配設されてい
る上記ペンタプリズム18で後方の上記接眼レンズ19
に向かって反射される。このように標準の視野枠の横長
の中央部は水平偏光の光束が通過して、該視野枠の横長
の上部および下部は垂直方向の光束が通過することとな
り、標準の視野枠全体としては均一の光量となる。
【0049】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えて、上記切換部材21が標準
視野枠全体を覆う位置に移動すると、上記波長板25B
を透過してきた中央部の光束は水平方向の光束に偏光さ
れているので、上記切換部材21を透過する。これに対
して、上記波長板25Bの前部および後部を通過してき
た光束は垂直方向の光束に偏光されているので、上記切
換部材21は透過しない。つまり、上記波長板25Bを
透過してきた光束だけが接眼レンズ19に到達すること
となって、パノラマ撮影の観察視野枠に切り換わり、被
写体像を観察できる。
【0050】次に、上記波長板25Bが1/4波長板の
ときは、上記フォーカシングスクリーン17上の被写体
像からの光束は上記偏光板20Aを透過して垂直に偏光
され、その中央部の光束は、上記波長板25Bを透過し
て円偏光の光束となる。一方、該波長板25Aの前部お
よび後部を通過した光束は、垂直偏光の光束として直接
上方に配設されている上記ペンタプリズム18で後方の
上記接眼レンズ19に向かって反射される。このよう
に、標準の視野枠の横長の中央部は水平偏光の光束が通
過して、該視野枠の横長の上部および下部は垂直方向の
光束が通過することとなり、標準の視野枠全体としては
均一の光量となる。
【0051】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えると、上記波長板25Bを透
過してきた中央部の光束は円偏光の光束となるので、そ
の水平方向の成分だけが上記切換部材21を透過する。
このとき、光量の減衰は生じるものの、上記光束の一部
が上記接眼レンズ19に到達する。これに対して、上記
波長板25Bの上部および下部を通過してきた光束は垂
直方向の光束に偏光されているので、上記切換部材21
を透過しない。つまり、上記波長板25Bを透過してき
た光束だけが接眼レンズ19に到達することとなり、パ
ノラマ撮影の観察視野枠に切り換えて、被写体像を観察
できる。
【0052】図13は、本発明の第9実施例を示したも
のであって、前記第6実施例と同様に、素通し式ファイ
ンダにおいて、標準視野枠とパノラマ視野枠とを切り換
えるようにしたものである。上記第6実施例では、上記
第7実施例および第8実施例と同様に、標準の観察視野
枠の範囲では、横長の中央部に比べて、上部および下部
が薄暗く見えるようになる。この第9実施例では、標準
撮影時に、その視野枠の範囲を均一の明るさにしたもの
である。
【0053】第9実施例では、上記第6実施例における
第1視野マスクである偏光板を、標準撮影範囲の全体を
覆う偏光板と、パノラマ視野範囲を制限する波長板に置
き換えている。その他の構成は上記第6実施例と略同様
である。従って、その相違点のみについて説明し、同じ
構成部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0054】本実施例では、標準の視野枠の断面を持っ
た中空の素通しの直方体をした素通しファインダ22の
内部の前方位置には、上記ファインダ内いっぱいに、垂
直の偏光方向をもった偏光板23Aが配設されている。
また、該偏光板23Aの直後の横長の中央には、第2視
野範囲を形成するための偏光切り換え手段を有する波長
板25C(1/2波長板または1/4波長板)が配設さ
れている。
【0055】このように構成された第9実施例における
ファインダ視野枠の切り換え動作を説明する。
【0056】まず、上記波長板25Cが1/2波長板の
ときは、標準の観察時に、被写体からの光束は上記素通
しファインダ22の前方から入射し、上記偏光板23A
を透過して垂直に偏光された光束は、波長板25Cの中
央部を透過した光束が90度の角度の回転をし、水平方
向の偏光の光束となる。一方、該波長板25Cの上部お
よび下部を通過した光束は、垂直偏光の光束として直接
後方に向かって進む。このように、標準の視野枠の横長
の中央部は水平偏光の光束が通過して、該視野枠の横長
の上部および下部は垂直方向の光束が通過し、標準の視
野枠全体としては均一の光量となって、上記素通しファ
インダ22の後方で被写体が確認される。
【0057】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えると、切換部材24は標準視
野枠全体を覆う。すると、上記波長板25Cを透過して
きた中央部の光束は水平方向の光束に偏光されているの
で、上記切換部材21を透過する。これに対して、上記
波長板25Cの上部および下部を通過してきた光束は垂
直方向の光束に偏光されているので、上記切換部材21
は透過しない。つまり、上記波長板25Cを透過してき
た光束だけが接眼レンズに到達することとなって、パノ
ラマ撮影の観察視野枠に切り換えられ、被写体像を観察
できる。
【0058】また、上記波長板25Cが1/4波長板の
ときは、標準の観察時に、被写体からの光束は上記素通
しファインダ22の前方から入射して、上記偏光板23
Aを透過して垂直に偏光された光束は、上記波長板25
Cの中央部を透過した光束が円偏光の光束となる。一
方、該波長板25Cの上部および下部を通過した光束
は、垂直偏光の光束として直接後方に向かって進んでい
く。このように、標準の視野枠の横長の中央部は水平偏
光の光束が通過して、該視野枠の横長の上部および下部
は垂直方向の光束が通過することとなり、標準の視野枠
全体としては均一の光量となる。
【0059】ここで、標準撮影画面サイズからパノラマ
撮影画面サイズに切り換えると、上記波長板25Cを透
過してきた中央部の光束は円偏光の光束なので、その水
平方向の成分だけが上記切換部材21を透過する。この
とき、光量の減衰は生じるものの、上記光束の一部は後
方に進んでいく。これに対して、上記波長板25Cの上
部および下部を通過してきた光束は垂直方向の光束に偏
光されているので、上記切換部材24を透過しない。つ
まり、上記波長板25Cを透過してきた光束だけが後方
に進むこととなり、パノラマ撮影の観察視野枠に切り換
えて被写体像を観察できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば互いに偏光方向が直交す
る2つの偏光板を使用しているので、観察視野枠の切換
機構や観察視野枠内の表示,非表示の切換機構が簡単に
なり、ファインダ装置が小型になって、この種、従来の
ものの欠点を除去することができる。 また、波長板を
ファインダ光路内に配設することで、標準撮影時のファ
インダ内の明るさを均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すファインダ装置の斜
視図。
【図2】本発明の第2実施例を示すファインダ装置の斜
視図。
【図3】本発明の第3実施例を示すファインダ装置の斜
視図。
【図4】本発明の第4実施例を示すファインダ装置の斜
視図。
【図5】本発明の第5実施例を示すファインダ装置であ
って、一眼レフレックスカメラに適用した場合の斜視
図。
【図6】本発明の第6実施例を示すファインダ装置であ
って、素通しファインダに適用した場合を示す斜視図。
【図7】本発明の第7実施例を示すファインダ装置の斜
視図。
【図8】上記第7実施例に用いられる1/2波長板の原
理を示す線図。
【図9】上記第7実施例に用いられる1/4波長板の原
理を示す線図。
【図10】上記第7実施例のファインダ装置に用いられ
る波長板の詳細を示す拡大断面図。
【図11】上記図10の波長板の他の例を示す拡大断面
図。
【図12】本発明の第8実施例を示すファインダ装置で
あって、一眼レフレックスカメラに適用した場合の斜視
図。
【図13】本発明の第9実施例を示すファインダ装置で
あって、素通しファインダに適用した場合を示す斜視
図。
【図14】従来のカメラのファインダ装置における観察
視野枠の切換え機構を示す概略構成図。
【図15】従来のカメラのファインダ装置における観察
視野枠の切換え機構を示す概略構成図。
【図16】従来のカメラのファインダ装置における観察
視野枠の切換え機構を示す概略構成図。
【符号の説明】
7,7A,9,11,20,20A,23‥‥‥第2視
野マスク(第1の偏光手段) 8,10,12,14,21,24 ‥‥‥切換部
材(第2の偏光手段) 13 ‥‥‥表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察視野枠を切換え可能なファインダ装
    置において、 被写体からの光を結像するファインダ光学系内に設けら
    れ、ファインダ光学系に入射する特定の光束成分のみを
    通過させ、観察視野枠を形成する偏光面を有する第1の
    偏光手段と、 この第1の偏光手段の偏光面と略垂直な偏光面を有し、
    上記ファインダ光学系中を移動し、偏光面を重合するこ
    とにより観察視野枠の大きさを切り換える第2の偏光手
    段と、 を設けたことを特徴とするファインダ装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの光を結像するファインダ光
    学系の結像面に設けられ、上記ファインダ光学系に入射
    する特定の光束成分のみを通過させる偏光面を有する第
    1の偏光手段からなる表示部材と、 この表示部材の前面に回転可能に設けられ、上記表示部
    材の第1の偏光手段の偏光面と偏光面が略垂直となった
    ときに、上記表示部材における光の透過を遮ることによ
    り、その影を上記ファインダに投影する第2の偏光手段
    と、 を設けたことを特徴とするファインダ装置。
  3. 【請求項3】 観察視野枠を切換え可能なファインダ装
    置において、 被写体からの光を結像するファインダ光学系に設けら
    れ、該ファインダ光学系に入射する特定の光束成分のみ
    を通過させる偏光面を有する第1の偏光手段と、 この第1の偏光手段によって偏光された光束成分の内
    の、所定の観察視野枠に対応する範囲の偏光光束にのみ
    位相差を生じさせる位相差変更手段と、 上記第1の偏光手段と略垂直な偏光面を有し、上記ファ
    インダ光学系の光路外から光路内に入れられた際に、上
    記第1の偏光手段によって偏光した偏光光束は遮断し、
    上記位相差変更手段を通過して位相差を生じた光束のみ
    を通過させることによって観察視野枠の大きさを切換え
    る第2の偏光手段と、 を設けたことを特徴とするファインダ装置。
JP5255293A 1992-08-21 1993-03-12 ファインダ装置 Withdrawn JPH06118481A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5255293A JPH06118481A (ja) 1992-08-21 1993-03-12 ファインダ装置
US08/158,685 US5504548A (en) 1992-11-26 1993-11-24 Image-plane-size changeover camera

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22302892 1992-08-21
JP4-223028 1992-08-21
JP5255293A JPH06118481A (ja) 1992-08-21 1993-03-12 ファインダ装置

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