JPH0611825A - ホトマスクの製造方法 - Google Patents

ホトマスクの製造方法

Info

Publication number
JPH0611825A
JPH0611825A JP3153493A JP3153493A JPH0611825A JP H0611825 A JPH0611825 A JP H0611825A JP 3153493 A JP3153493 A JP 3153493A JP 3153493 A JP3153493 A JP 3153493A JP H0611825 A JPH0611825 A JP H0611825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase shift
photomask
transparent substrate
light
shift member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3153493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2781322B2 (ja
Inventor
Junji Miyazaki
順二 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3153493A priority Critical patent/JP2781322B2/ja
Priority to US08/047,463 priority patent/US5415951A/en
Publication of JPH0611825A publication Critical patent/JPH0611825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781322B2 publication Critical patent/JP2781322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/28Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof with three or more diverse phases on the same PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写パターンの形状にかかわらず不都合なく
常に移相部材を転写パターンの全体にわたって配置する
ことができるホトマスクを得る。 【構成】 移相部材13を第1,第2の移相部材13
A,13Bのように多層積層構造とする。各移相部材1
3A,13Bの光の位相の移相角度は180°よりも小
さく、その合計は180°になるように設定する。遮光
部材12に隣接しない端部Eにおいて、上側の第2の移
相部材13Bの端部は下側の第1の移相部材13Aの端
部よりも外側へはみ出して透明基板11上にまで覆いか
ぶさる。そして、熱処理をして、記号Eで示す第2の移
相部材13Bの端部をテーパ状にする。 【効果】 移相部材の積層部分においては位相シフト法
の原理により高い解像力が得られ、かつ端部Eにおいて
は光強度が不都合にゼロに落ち込むことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置等を製造
する際のリソグラフィ工程において用いられるホトマス
クの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リソグラフィ工程では、照明光
に対して透明な透光部分と不透明な遮光部分とから成る
所定の転写パターンが形成されたホトマスクが用いられ
る。このようなホトマスク上の転写パターンは、レンズ
系により、感光性材料層を有した被加工基板上に投影さ
れ、これにより感光性材料層にホトマスク上の転写パタ
ーンの転写が行われる。
【0003】図13に従来のホトマスクの断面図を示
す。ガラス等からなる透明基板31の表面上に、Cr,
MoSi等からなる遮光部材32が形成されている。こ
の遮光部材32により転写パターンが形成される。
【0004】このようなホトマスク30は、例えば次の
ようにして製造されていた。まず、図10に示すよう
に、透明基板31上にCrの薄膜33を形成し、さらに
Cr薄膜33上に電子線レジスト層34を形成する。次
に、電子線レジスト層34に電子線35による所定のパ
ターンの描画を行う。しかる後、現像を行うことによ
り、図11に示すように電子線レジスト層34をパター
ン化する。その後、この電子線レジスト層34をマスク
としてCr薄膜33をエッチングすることにより、図1
2に示すようにパターン化された遮光部材32を得る。
最後に、電子線レジスト層34を除去することにより、
図13に示す構造のホトマスク30が得られる。
【0005】このようにして製造されたホトマスク30
の投影像においては、図14(B)の透過光振幅分布図
に示されるように、図14(A)の透明基板31を透過
した光が、回折現象により、遮光部材32による遮光領
域にまで回り込んでいる。実際の光強度は振幅の二乗と
して得られるので、透過光の光強度分布は図14(C)
に示すようになる。この様に、従来のホトマスクでは、
遮光部材32による遮光領域にまで光の回り込みが見ら
れる。このため、パターン転写の解像力が低下し、微細
パターンを高精度に転写することが困難であった。
【0006】このような回折現象に起因する解像力の低
下を防止する方法として、従来より、位相シフト法が知
られている。この位相シフト法では、図15に示すよう
に、ホトマスク50の透明部分T1,T2…と遮光部分
S1,S2,S3…とが交互に配置されている転写パタ
ーンについて、透明部分のうちの一つおきに移相部材5
3が配される。すなわち、透明部分T2では、隣接する
遮光部材52間の透明基板51上に移相部材53が形成
される。移相部材53は、光がこれを透過した場合とし
ない場合とで180°の位相差を生じるような厚さに設
定されている。
【0007】従って、透明部分T1及びT2をそれぞれ
透過して遮光部分S2に回り込んだ光は、干渉により互
いに打ち消し合う。このため、解像力が向上する。
【0008】図15に示したホトマスク50は例えば次
のようにして製造される。まず、図10〜図13の方法
と同様にして、図16に示すように透明基板51上に所
定のパターンの遮光部材52を形成する。次に、図17
に示すように、透明基板51及び遮光部材52の上に例
えばガラスの透明膜54を形成する。さらに、透明膜5
4上にレジスト層を形成し、これに電子線等による描画
を行うことにより、レジスト層にパターン転写を行う。
しかる後現像を行い、図18に示すように、遮光部材5
2が設けられていない透光部分上に1つおきにレジスト
層が残るレジストパターン55を形成する。このレジス
トパターン55をマスクとして透明膜54をエッチング
することにより、図19に示すように、パターン化され
た移相部材53を得る。そして最後にレジストパターン
55を除去することにより、図15に示す構造のホトマ
スク50が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示す構造のホトマスク50では、図20(A)の記号
Eで示す部分のように、転写パターンの端部において、
移相部材53自身の端部が透明基板51上に直接位置し
てしまう所が必ず生じる。図20(B)に示すように、
透明基板51および移相部材53の両方を透過した光と
透明基板51のみを透過した光とは位相が180°異な
るため、記号Eで示すような部分では、図20(C)に
示すように、不都合にも光強度がゼロになってしまう。
このため、図21に示すように、半導体基板上に形成さ
れた例えばポジ型レジスト56に図21(A)に示すよ
うなホトマスク50の転写パターンを転写しようとする
と、本来ならば図9(B)のようにパターン化されるべ
きはずのところが、図21(B)に示すように、余分な
所(上述のように不都合に光強度が0になってしまう
所)でレジスト56が残渣として残ってしまう。
【0010】実際の半導体装置の製造に使用される転写
パターンは有限のパターンであり、必ず端部がある。よ
って位相シフト法を適用する場合、その端部において必
ずこの様なレジスト残渣の問題が起こる。レジスト残渣
を避けるためには、問題となる部分での移相部材の配置
をやめるしかない。このため、従来の位相シフト法で
は、移相部材を転写パターンの全体にわたって配置する
ことができず、移相部材を配置しない部分では解像力が
低下してしまうという問題点があった。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、転写パターンの形状にかかわらず不都合
なく常に移相部材を転写パターンの全体にわたって配置
することができ、その結果、常に高い解像力でパターン
転写を行うことができるホトマスクの製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るホトマ
スクの製造方法は、光を透過する透明基板を準備する工
程と、この透明基板上に光を遮断する遮光部材を選択的
に形成する工程と、この遮光部材に隣接して透明基板上
に、位相をシフトさせて光を透過する移相部材を形成す
る工程とを備え、この移相部材を形成する工程は、第1
ないし第N(Nは2以上の整数)の移相部材を、遮光部
材に隣接しない部分において第K(Kは2≦K≦Nの整
数)の移相部材の端部が第(K−1)の移相部材の端部
よりも外側へはみ出して透明基板上にまで覆いかぶさる
ように、透明基板上に順に積層する工程を含み、第1な
いし第Nの移相部材の光の位相の移相角度は各々180
°よりも小さく、かつ合計が180°であるように構成
されている。
【0013】そして、望ましくは、第1ないし第N(N
は2以上の整数)の移相部材を透明基板上に順に積層す
る工程に、熱処理を施して前記透明基板上に積層された
前記移相部材の端部の傾斜を小さくする工程を含むよう
に構成されている。
【0014】さらに望ましくは、熱処理を施して移相部
材の端部の傾斜を小さくする工程に、前記第Nの移相部
材を形成した後に、前記移相部材に熱処理を施す工程を
含むように構成されている。
【0015】また、さらに望ましくは、熱処理を施して
移相部材の端部の傾斜を小さくする工程に、前記第1な
いし第Nの移相部材を順次形成する毎に熱処理を施して
該第1ないし第Nの移相部材の端部の傾斜を小さくする
工程を含むように構成されている。
【0016】また、望ましくは、第1ないし第N(Nは
2以上の整数)の移相部材を透明基板上に順に積層する
工程に、前記透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に
平行な方向へ同時に浸食するエッチングによって前記移
相部材の端部の傾斜を小さくする工程を含むように構成
されている。
【0017】第2の発明に係るホトマスクの製造方法
は、光を透過する透明基板を準備する工程と、前記透明
基板上に光を遮断する遮光部材を選択的に形成する工程
と、前記遮光部材に隣接して前記透明基板上に、位相を
シフトさせて光を透過する移相部材を形成する工程と、
熱処理を施して前記透明基板上に形成された前記移相部
材の端部の傾斜を小さくする工程とを備えて構成されて
いる。
【0018】第3の発明に係るホトマスクの製造方法
は、光を透過する透明基板を準備する工程と、前記透明
基板上に光を遮断する遮光部材を選択的に形成する工程
と、前記遮光部材に隣接して前記透明基板上に、位相を
シフトさせて光を透過する移相部材を形成する工程と、
前記透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に平行な方
向へ同時に浸食するエッチングによって前記移相部材の
端部の傾斜を小さくする工程とを備えて構成されてい
る。
【0019】
【作用】第1の発明によるホトマスクの製造方法によっ
て製造されたホトマスクにおいて、第1ないし第Nの移
相部材の光の位相の移相角度の合計は180°に設定さ
れている。よって、第1ないし第Nの移相部材が透明基
板上に順に積層されている部分においては、周知の位相
シフト法の原理により、高い解像力が実現できる。一
方、第1ないし第Nの移相部材の光の位相の移相角度の
各々は180°よりも小さく設定されている。よって、
第Kの移相部材の端部がその下の第(K−1)の移相部
材の端部よりも外側へはみ出して透明基板上にまで覆い
かぶさるように形成されている部分においては、光強度
がゼロにまで落ち込むことはない。なぜなら、第(K−
1)の移相部材の端部では、その上にかぶさる第Kの移
相部材の表面がなだらかに傾斜することになるので、光
強度の低下が小さくて済み、一方、一番上の第Nの移相
部材の端部が透明基板上に直接に位置する部分でも、該
第Nの移相部材の光の位相の移相角度が180°よりも
小さいので、やはり光強度の低下が小さくて済むからで
ある。
【0020】また、移相部材の端部に、さらになだらか
な傾斜を持たせることによって、端部における光強度の
低下をより小さくすることができる。
【0021】第2及び第3の発明によるホトマスクの製
造方法によって製造されたホトマスクにおいて、移相部
材の光の位相の移相角度は180°に設定されている。
よって、移相部材が透明基板上に形成されている部分に
おいては、周知の位相シフト法の原理により、高い解像
力が実現できる。一方、移相部材の端部においては、光
強度がゼロにまで落ち込むことはない。なぜなら、移相
部材の端部では、熱処理あるいは透明基板の上面と垂直
な方向及び該上面と平行な方向に同時に浸食するエッチ
ングによって、移相部材の表面がなだらかに傾斜するこ
とになるので、光強度の低下が小さくて済むからであ
る。
【0022】
【実施例】図1ないし図6は、この発明によるホトマス
クの製造方法の一実施例を示す断面図である。先ず図6
を参照して、この発明によるホトマスクの一実施例の構
造について説明する。
【0023】図6に示すホトマスク10は、ガラス等か
らなる透明基板11を備えている。透明基板11の表面
上には、Cr,MoSi等からなる遮光部材12が周期
的に配置されている。この遮光部材12により転写パタ
ーンが形成される。転写パターンにおいて、遮光部材1
2に対応する遮光部分と、遮光部材12のない部分に対
応する透光部分とが交互に位置する。1つおきの透光部
分には、第1の移相部材13Aと第2の移相部材13B
よりなる移相部材13が設けられる。第1,第2の移相
部材13A,13Bは例えばガラスよりなる。
【0024】第1の移相部材13Aは、光がこれを透過
した場合としない場合とでα度(<180°)の位相差
を生じるような厚さに設定されている。また第2の移相
部材13Bは、光がこれを透過した場合としない場合と
でβ度(=180°−α度)の位相差を生じるような厚
さに設定されている。これにより、第1,第2の移相部
材13A,13Bよりなる移相部材13は、光がこれを
透過した場合としない場合とでα度+β度=180°の
位相差を生じさせる特性を有することになる。例えば、
α=120°,β=60°に設定してもよく、あるい
は、α=β=90°に設定してもよい。
【0025】転写パターンの端部において、移相部材1
3自身の端部が透明基板11上に直接位置することにな
る部分Eでは、上側の第2の移相部材13Bは、その端
部が下側の第1の移相部材13Aの端部よりも外側には
み出して透明基板11上にまで覆いかぶさるように形成
される。一方、遮光部材12上においては、第1,第2
の移相部材13A,13Bは、その端部をそろえて形成
される。ただし、遮光部材12上の部分(遮光部分)で
は移相部材13は実質上何の働きもしないので、第1,
第2の移相部材13A,13Bの端部は必ずしもきれい
にそろう必要はない。
【0026】次に、図1ないし図6を参照して、上記構
造のホトマスク10の製造方法の一実施例について説明
する。
【0027】まず、図1に示すように、透明基板11上
に遮光部材12および第1の移相部材13Aが形成され
たホトマスクを準備する。このホトマスクは、図15に
示す従来の位相シフト法によるホトマスク50と同じ構
造を有している。従って、図16ないし図19に示す前
述した製造工程を用いて作ることができる。ただし、第
1の移相部材13Aの厚みは、従来の移相部材53の厚
みよりも薄く形成される。これにより、従来の移相部材
53については、光がこれを透過した場合としない場合
とで180°の位相差を生じたが、本実施例における第
1の移相部材13Aについては、光がこれを透過した場
合としない場合とでα度(<180°)の位相差を生じ
ることになる。α度は、例えば、前述したように120
°や90°であってもよい。
【0028】次に、図2に示すように、図1のホトマス
ク上全面に例えばガラスよりなる透明膜14を形成す
る。この透明膜14の厚みは、光がこれを透過した場合
としない場合とでβ度(180°−α度)の位相差を生
じる厚みに設定しておく。
【0029】次に、図3に示すように、透明膜14上全
面に例えば電子線レジストよりなるレジスト層15を形
成する。このレジスト層15に、例えば電子線露光法に
より、所望のパターンの描画(露光)を行う。
【0030】しかる後、現像することにより、図4に示
すように、レジスト層15を上記所望のパターンに従っ
てパターン化する。このようにして、第1の移相部材1
3Aの上方のみレジスト層が残るレジストパターン15
aを形成する。ただし、遮光部材12よりなる転写パタ
ーン(このホトマスクの転写パターン)の端部の領域に
おいては、レジストパターン15aは、第1の移相部材
13Aの端部よりも外側にはみ出して形成される。
【0031】次に、図5に示すように、レジストパター
ン15aをマスクとして透明膜14をエッチングするこ
とにより、パターン化された第2の移相部材13Bを形
成する。第1,第2の移相部材13A,13Bにより移
相部材13が形成される。しかる後、レジストパターン
15aを除去することにより、図6に示す構造のホトマ
スク10が得られる。
【0032】この実施例によるホトマスク10において
は、第1の移相部材13Aによる光の位相の移相角度α
と第2の移相部材13Bによる光の位相の移相角度βと
を合せると180°になる。このため、図7に示すよう
に、ホトマスク10の転写パターンの中間領域(遮光部
材12で挟まれた領域)では、従来の位相シフト法によ
るホトマスク50(図20)と同様の原理によって、エ
ッジの急峻な光強度変化が得られる。このため、解像力
が高くなり、微細パターンが精度よく形成できる。
【0033】一方、ホトマスク10の転写パターンの端
部領域(移相部材13の端部が透明基板11上に直接位
置する領域)では、図7(B)に示すように、光強度が
ゼロにまで落ち込むことはない。従来のホトマスク50
では、図20(C)に示すように、転写パターン端部で
光強度がゼロに落ち込む不都合が不可避的に発生してい
たが、このような不都合は本発明によるホトマスク10
では完全に克服されている。これは次の様な理由によ
る。すなわち、第1の移相部材13Aの端部(左端)で
は、その上に形成されている第2の移相部材13Bの上
面が徐々に傾斜しているので、移相角の変化が徐々に生
じる。このため、透過光の光強度の低下が比較的小さく
て済む。また、第2の移相部材13Bの端部(左端)で
は、移相角度がβ度(<180°)であるので、従来
(図20)のように移相角度が180°である場合と比
べて、透過光の光強度の低下がやはり小さくて済む。
【0034】このため、図9に示すように、半導体基板
上に形成された例えばポジ型レジスト16に図9(A)
に示すようなホトマスク10の転写パターンを転写しよ
うとすると、従来のホトマスク50による場合は図21
(B)に示すように不要なレジスト残渣が発生したの
が、本発明によるホトマスク10の場合は、図9(B)
に示すように、レジスト残渣の発生は完全に回避でき、
所望どうりのレジストパターンが得られる。
【0035】なお、上記実施例では、移相部材13を第
1,第2の移相部材13A,13Bの2層構造とした
が、3層以上の多層構造としてもよい。図8(A)に、
第1,第2,第3の移相部材13A,13B,13Cの
3層構造よりなる移相部材13の例を示す。第1,第
2,第3の移相部材13A,13B,13Cの移相角度
α度,β度,γ度は、α<180°,β<180°,γ
<180°かつα+β+γ=180°を満足するように
設定される。この場合にも、図7で説明したのと同様の
理由により、図8(B)に示すように、転写パターン端
部において光強度が不都合にゼロに落ち込むということ
が防止できる。
【0036】次に、この発明に係るホトマスク及びその
製造方法のその他の実施例について説明する。図7
(B)に示すように、上記実施例において、第1の移相
部材13Aの端部(左端)では、その上に形成されてい
る第2の移相部材13Bの上面が徐々に傾斜しているの
で、移相角の変化が徐々に生じ、このため、透過光の光
強度の低下が比較的小さくて済み、さらに、第2の移相
部材13Bの端部(左端)では、移相角度がβ度(<1
80°)であるので、従来(図20)のように移相角度
が180°である場合と比べて、透過光の光強度の低下
がやはり小さくて済むため、ホトマスク10の転写パタ
ーンの端部領域(移相部材13の端部が透明基板11上
に直接位置する領域)では、光強度がゼロにまで落ち込
むことはなかった。
【0037】そこで、図6に示したホトマスク10の記
号Eで示す第2の移相部材13Bの端部の傾斜を緩やか
にすることによって、移相角の変化の割合をさらに小さ
くし、透過光の光強度の低下をさらに小さくすることが
できる。
【0038】それを実現するためのこの発明によるホト
マスクの第3実施例の構造及び製造方法について、図2
2を用いて説明する。先ず、図6に示すホトマスク10
を第1実施例と同様の手順によって作成する。その後
に、第2の移相部材13Bのガラス転移点TG 以上の温
度でホトマスク10に熱処理を施ことによって、第2の
移相部材13Bを流動させてその端部をテーパ状とす
る。そうすることで、記号Eで示した第2の移相部材1
3Bの端部が緩やかな傾斜を有するようになる。ここで
用いる第2の移相部材13Bの材質には、例えば、リン
ガラス(PSG)、ボロンリンガラス(BPSG)及び
光学ガラスFSK1(TG =465°C),PK1(T
G =590°C),BK7(TG =565°C)等を用
いることができる。特に光学ガラスは、比較的低い温度
(400〜600°C)で流動的になり、露光波長(3
65nm)付近で良好な透過率を示す材料が多く、第2
の移相部材13Bの材質として適している。
【0039】なお、第1の移相部材13Aと第2の移相
部材13Bの材質は同じであってもよく、また場合によ
っては異なっていてもよい。例えば、第1の移相部材1
3Aの材質のガラス転移点TG が第2の移相部材13B
の材質のガラス点移転TG よりも高いものを用いること
により、第1の移相部材13Aの形状を保ったままで第
2の移相部材13Bのみを流動させることもできる。
【0040】次に、この発明によるホトマスクの第4実
施例の構造と製造方法について、図23ないし図28を
用いて説明する。まず、第1実施例の製造方法の図1に
示す工程のように、透明基板11上に遮光部材12およ
び第1の移相部材13Aが形成されたホトマスクを準備
する。
【0041】次に、図23に示すように第1の移相部材
13Aのガラス転移点TG 以上の温度で熱処理をするこ
とによって、第1の移相部材13Aを流動させてその端
部をテーパ状とする。そうすることで、記号Fで示した
第2の移相部材13Aの端部が緩やかな傾斜を有するよ
うになる。
【0042】次に、図24に示すように、図23のホト
マスク上全面に例えば光学ガラスよりなる透明膜14を
形成する。この透明膜14の厚みは、光がこれを透過し
た場合としない場合とでβ度(180°−α度)の位相
差を生じる厚みに設定しておく。
【0043】次に、図25に示すように、透明膜14上
全面に例えば電子線レジストよりなるレジスト層15を
形成する。このレジスト層15に、例えば電子線露光法
により、所望のパターンの描画(露光)を行う。
【0044】しかる後、現像することにより、図26に
示すように、レジスト層15を上記所望のパターンに従
ってパターン化して、レジストパターン15aを形成す
る。このようにして、第1の移相部材13Aの上方のみ
レジスト層が残るレジストパターン15aを形成する。
ただし、遮光部材12よりなる転写パターン(このホト
マスクの転写パターン)の端部の領域においては、レジ
ストパターン15aは、第1の移相部材13Aの端部よ
りも外側にはみ出して形成される。
【0045】次に、図27に示すように、レジストパタ
ーン15aをマスクとして透明膜14をエッチングする
ことにより、パターン化された第2の移相部材13Bを
形成する。第1,第2の移相部材13A,13Bにより
移相部材13が形成される。しかる後、レジストパター
ン15aを除去し、第2の移相部材13Bの材質がもつ
ガラス転移点TG 以上の温度で熱処理を施すことによ
り、図28に示す構造のホトマスク10が得られる。図
28に示すホトマスク10の記号Eで示される端部にお
いて、第1の移相部材13Aが予めテーパ状に処理され
ているので、図22に示したホトマスク10の記号Eで
示す第2の移相部材13Bの端部よりもさらに、移相角
の変化の割合をさらに小さくし、透過光の光強度の低下
をさらに小さくすることができる。
【0046】なお、移相部材13を多層構造にせずに、
第1の移相部材13Aのみで構成する場合には、図23
に示した工程で移相部材13の形成工程が完了する。こ
の時、移相部材13を第1の移相部材13aのみで構成
しているので、第1の移相部材13aの厚みは、移相角
度が180°になるように設定する。しかし、第1の移
相部材13Aの端部がテーパ状に処理されているため、
その端部での光強度の低下は小さく、レジストが残渣と
して残ることはない。
【0047】上記実施例で用いた熱処理について図29
及び図30を用いて説明する。遮光部材101が設けら
れた透明基板100上に、移相部材に用いられるPSG
(リン濃度3〜9wt%)あるいはBPSG(ボロン濃
度2〜4wt%,リン濃度3〜9wt%)の膜102を
形成した試料を作成する。図29はSEM(走査型電子
顕微鏡)で撮影したその試料断面の写真を示す図であ
る。図29に示した試料を熱処理温度700〜900°
Cで熱処理をした後、その断面を同様にSEMで撮影し
た写真を図30に示す。この時の電子の加速電圧が25
KVで、倍率が15000倍であり、図中の直線103
の長さが1μmを示している。図29及び図30から分
かるように記号Hで示される部分が熱処理後になだらか
になっている。
【0048】次に、この発明によるホトマスクの第5実
施例の構造及び製造方法について、図31を用いて説明
する。先ず、図4に示すホトマスクの製造工程まで第1
実施例と同様の手順によって作成する。その後に、第1
実施例のように異方性エッチングを用いず、等方性エッ
チングを用いてエッチングを行う。このことにより図3
1に示すように、第2の移相部材13Bにおいて、レジ
ストパターン15aの下方までエッチングが進み、レジ
ストパターン15aを除去した後、図32に示すように
記号Eで示した第2の移相部材13Bの端部が緩やかな
傾斜を有するようになる。
【0049】なお、第2の移相部材13Bの材質にシリ
コン窒化膜Si3 N(Six X )を用いた場合、エッ
チング液には、熱濃リン酸H3 PO4 (P2 5 ・nH
2 O)を使用する。また、第2の移相部材13Bの材質
にSiO2 を用いた場合、フッ酸HF(1〜15%)を
使用する。この場合、基板もSiO2 であるが、石英ガ
ラスが使用されるので第2の移相部材13Bの材質にS
OG等を用いれば選択的にエッチングが可能である。
【0050】次に、この発明によるホトマスクの第6実
施例の構造と製造方法について、図33ないし図38を
用いて説明する。まず、上記第4実施例と同様にして、
等方性エッチングを用いることにより、図33に示すよ
うに透明基板11上に遮光部材12および第1の移相部
材13Aが形成されたホトマスクを準備する。
【0051】次に、図34に示すように、図23のホト
マスク上全面に例えば光学ガラスよりなる透明膜14を
形成する。この透明膜14の厚みは、光がこれを透過し
た場合としない場合とでβ度(180°−α度)の位相
差を生じる厚みに設定しておく。
【0052】次に、図35に示すように、透明膜14上
全面に例えば電子線レジストよりなるレジスト層15を
形成する。このレジスト層15に、例えば電子線露光法
により、所望のパターンの描画(露光)を行う。
【0053】しかる後、現像することにより、図36に
示すように、レジスト層15を上記所望のパターンに従
ってパターン化して、レジストパターン15aを形成す
る。このようにして、第1の移相部材13Aの上方のみ
レジスト層が残るレジストパターン15aを形成する。
ただし、遮光部材12よりなる転写パターン(このホト
マスクの転写パターン)の端部の領域においては、レジ
ストパターン15aは、第1の移相部材13Aの端部よ
りも外側にはみ出して形成される。
【0054】次に、図37に示すように、レジストパタ
ーン15aをマスクとして透明膜14を等方性エッチン
グすることにより、パターン化された第2の移相部材1
3Bを形成する。第1,第2の移相部材13A,13B
により移相部材13が形成される。しかる後、レジスト
パターン15aを除去し、図38に示す構造のホトマス
ク10が得られる。図38に示すホトマスク10の記号
Eで示される端部において、第1の移相部材13Aが予
めテーパ状に処理されているので、図22に示したホト
マスク10の記号Eで示す第2の移相部材13Bの端部
よりもさらに、移相角の変化の割合をさらに小さくし、
透過光の光強度の低下をさらに小さくすることができ
る。第1、第2の移相部材13A,13Bの材質とエッ
チング液との関係は、第5実施例と同様に設定する。
【0055】なお、移相部材13を多層構造にせずに、
第1の移相部材13Aのみで構成する場合には、図33
に示した工程で移相部材13の形成工程が完了する。こ
の時、移相部材13を第1の移相部材13aのみで構成
しているので、第1の移相部材13aの厚みは、移相角
度が180°になるように設定する。しかし、第1の移
相部材13Aの端部がテーパ状に処理されているため、
その端部での光強度の低下は小さく、レジストが残渣と
して残ることはない。
【0056】また、上記第3乃至第6実施例では、移相
部材13が一層あるいは二層構造になっているものにつ
いて説明したが、移相部材13は3層以上であってもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0057】ここで、2つの光が干渉した場合の光強度
について考察する。一般に、2つの光U1 ,U2 を、
【0058】
【数1】
【0059】と定義したとき、合成波Uは、
【0060】
【数2】
【0061】と表される。
【0062】次に、マスク上のある一点を透過した光の
強度について考える。光強度は、振幅強度の自乗で表さ
れる。この振幅は投影光学系の波長や開口数によって決
まる微小領域の干渉と考えることができる。ここでは簡
単のためある一点xでの振幅ax をxをはさむ微小領域
−Δxと+Δxの合成強度として考えると次式が成り立
つ。
【0063】
【数3】
【0064】位相が連続的に変化している領域では、各
微小領域内では位相が一定であると見なせるので、数3
と同様に定義できる。よって振幅強度は、微小領域間で
の位相差がないとき、つまりθ−Δx=θ+Δxのとき
最大となり、位相差が180°のとき最小となる。そし
て、位相差が90°以内のとき、光強度は1/2以上と
なるこのようにシフター端部をテーパ状とすることで光
強度の低下を抑えることができる。また、テーパを緩や
かにするほど微小領域間の位相差が小さくなるので光の
強度の低下をより効果的に抑えることができる。
【0065】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、次の様な効果を奏する。
【0066】請求項1記載のホトマスクの製造方法によ
れば、第1ないし第Nの移相部材が透明基板上に順に積
層されている部分においては、周知の位相シフト法の原
理により高い解像力が実現でき、一方、第Kの移相部材
の端部がその下の第(K−1)の移相部材の端部よりも
外側にはみ出している部分においては、光強度の低下が
抑えられ光強度がゼロにまで落ち込むことがない。その
結果、転写パターンの形状にかかわらず常に転写パター
ンの全体にわたって移相部材を配置することが可能にな
り、転写パターンの全体にわたって高い解像力を実現し
つつ、レジスト残渣の発生も有効に防止することができ
るホトマスクを容易に製造できるという効果がある。
【0067】請求項2記載のホトマスクの製造方法によ
れば、熱処理を施して透明基板上に積層された移相部材
の端部の傾斜を小さくする工程を備えて構成されている
ので、移相部材の端部において、その端部の傾斜が小さ
くなって光強度の低下が十分に抑えられ、高い解像力を
実現しつつ、レジスト残渣の発生も有効に防止すること
ができるホトマスクを容易に製造できるという効果があ
る。
【0068】請求項3記載のホトマスクの製造方法によ
れば、第Nの移相部材を形成した後に、移相部材に熱処
理を施す工程を備えて構成されているので、熱処理を施
す回数が少なくて済み、高い解像力を実現しつつ、レジ
スト残渣の発生も有効に防止することができるホトマス
クを容易に製造できるという効果がある。
【0069】請求項4記載のホトマスクの製造方法によ
れば、前記第1ないし第Nの移相部材を順次形成する毎
に熱処理を施して該第1ないし第Nの移相部材の端部の
傾斜を小さくする工程を備えて構成されているので、移
相部材の端部において、その端部の傾斜が十分に小さく
なって光強度の低下が十分に抑えられ、高い解像力を実
現しつつ、レジスト残渣の発生も有効に防止することが
できるホトマスクを容易に製造できるという効果があ
る。
【0070】請求項5記載のホトマスクの製造方法によ
れば、透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に平行な
方向へ同時に浸食するエッチングによって移相部材の端
部の傾斜を小さくする工程を備えて構成されているの
で、移相部材の端部において、その端部の傾斜が小さく
なって光強度の低下が十分に抑えられ、少ない工程で、
高い解像力を実現しつつ、レジスト残渣の発生も有効に
防止することができるホトマスクを容易に製造できると
いう効果がある。
【0071】請求項6記載のホトマスクの製造方法によ
れば、熱処理を施して透明基板上に形成された移相部材
の端部の傾斜を小さくする工程を備えて構成されている
ので、移相部材を積層しなくても、移相部材の端部にお
いて、その端部の傾斜が小さくなって光強度の低下が十
分に抑えられ、高い解像力を実現しつつ、レジスト残渣
の発生も有効に防止することができるホトマスクを容易
に製造できるという効果がある。
【0072】請求項7記載のホトマスクの製造方法によ
れば、前記透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に平
行な方向へ同時に浸食するエッチングによって前記移相
部材の端部の傾斜を小さくする工程とを備えて構成され
ているので、移相部材を積層しなくても、移相部材の端
部において、その端部の傾斜が小さくなって光強度の低
下が十分に抑えられ、高い解像力を実現しつつ、レジス
ト残渣の発生も有効に防止することができるホトマスク
を容易に製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるホトマスクの製造
工程を示す断面図である。
【図2】この発明の第1実施例によるホトマスクの製造
工程を示す断面図である。
【図3】この発明の第1実施例によるホトマスクの製造
工程を示す断面図である。
【図4】この発明の第1実施例によるホトマスクの製造
工程を示す断面図である。
【図5】この発明の第1実施例によるホトマスクの製造
工程を示す断面図である。
【図6】この発明によるホトマスクの第1実施例を示す
断面図である。
【図7】この発明の第1実施例によるホトマスクの作用
の説明図である。
【図8】この発明の第2実施例によるホトマスクの作用
の説明図である。
【図9】この発明によるホトマスクの効果の説明図であ
る。
【図10】従来のホトマスクの製造工程を示す断面図で
ある。
【図11】従来のホトマスクの製造工程を示す断面図で
ある。
【図12】従来のホトマスクの製造工程を示す断面図で
ある。
【図13】従来のホトマスクを示す断面図である。
【図14】従来のホトマスクの作用の説明図である。
【図15】従来の位相シフト法を適用したホトマスクを
示す断面図である。
【図16】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
製造工程を示す断面図である。
【図17】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
製造工程を示す断面図である。
【図18】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
製造工程を示す断面図である。
【図19】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
製造工程を示す断面図である。
【図20】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
作用の説明図である。
【図21】従来の位相シフト法を適用したホトマスクの
不都合を示す説明図である。
【図22】この発明の第3実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図23】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図24】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図25】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図26】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図27】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図28】この発明の第4実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図29】熱処理による移相部材の変化を説明するため
の図である。
【図30】熱処理による移相部材の変化を説明するため
の図である。
【図31】この発明の第5実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図32】この発明の第5実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図33】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図34】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図35】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図36】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図37】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【図38】この発明の第6実施例によるホトマスクの製
造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
11 透明基板 12 遮光部材 13A 第1の移相部材 13B 第2の移相部材 13 移相部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を透過する透明基板を準備する工程
    と、 前記透明基板上に光を遮断する遮光部材を選択的に形成
    する工程と、 前記遮光部材に隣接して前記透明基板上に、位相をシフ
    トさせて光を透過する移相部材を形成する工程とを備
    え、 前記移相部材を形成する工程は、 第1ないし第N(Nは2以上の整数)の移相部材を、前
    記遮光部材に隣接しない部分において第K(Kは2≦K
    ≦Nの整数)の前記移相部材の端部が第(K−1)の前
    記移相部材の端部よりも外側へはみ出して前記透明基板
    上にまで覆いかぶさるように、前記透明基板上に順に積
    層する工程を含み、 前記第1ないし第Nの移相部材の光の位相の移相角度は
    各々180°よりも小さく、かつ合計が180°である
    ことを特徴とするホトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ないし第N(Nは2以上の整
    数)の移相部材を前記透明基板上に順に積層する工程
    は、 熱処理を施して前記透明基板上に積層された前記移相部
    材の端部の傾斜を小さくする工程を含む、請求項1記載
    のホトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理を施して前記移相部材の端部
    の傾斜を小さくする工程は、 前記第Nの移相部材を形成した後に、前記移相部材に熱
    処理を施す工程を含む、請求項2記載のホトマスクの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理を施して前記移相部材の端部
    の傾斜を小さくする工程は、 前記第1ないし第Nの移相部材を順次形成する毎に熱処
    理を施して該第1ないし第Nの移相部材の端部の傾斜を
    小さくする工程を含む、請求項2記載のホトマスクの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1ないし第N(Nは2以上の整
    数)の移相部材を前記透明基板上に順に積層する工程
    は、 前記透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に平行な方
    向へ同時に浸食するエッチングによって前記移相部材の
    端部の傾斜を小さくする工程を含む、請求項1記載のホ
    トマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 光を透過する透明基板を準備する工程
    と、 前記透明基板上に光を遮断する遮光部材を選択的に形成
    する工程と、 前記遮光部材に隣接して前記透明基板上に、位相をシフ
    トさせて光を透過する移相部材を形成する工程と、 熱処理を施して前記透明基板上に形成された前記移相部
    材の端部の傾斜を小さくする工程と、を備えるホトマス
    クの製造方法。
  7. 【請求項7】 光を透過する透明基板を準備する工程
    と、 前記透明基板上に光を遮断する遮光部材を選択的に形成
    する工程と、 前記遮光部材に隣接して前記透明基板上に、位相をシフ
    トさせて光を透過する移相部材を形成する工程と、 前記透明基板の上面に垂直な方向及び該上面に平行な方
    向へ同時に浸食するエッチングによって前記移相部材の
    端部の傾斜を小さくする工程と、を備えるホトマスクの
    製造方法。
JP3153493A 1992-04-27 1993-02-22 ホトマスクの製造方法 Expired - Lifetime JP2781322B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3153493A JP2781322B2 (ja) 1992-04-27 1993-02-22 ホトマスクの製造方法
US08/047,463 US5415951A (en) 1992-04-27 1993-04-19 Method of manufacturing a photomask comprising a phase shifter with a stepped edge

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10757892 1992-04-27
JP4-107578 1992-04-27
JP3153493A JP2781322B2 (ja) 1992-04-27 1993-02-22 ホトマスクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0611825A true JPH0611825A (ja) 1994-01-21
JP2781322B2 JP2781322B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=26370019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3153493A Expired - Lifetime JP2781322B2 (ja) 1992-04-27 1993-02-22 ホトマスクの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5415951A (ja)
JP (1) JP2781322B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0990602A (ja) * 1995-09-25 1997-04-04 Lg Semicon Co Ltd 位相シフトマスク及びその製造方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5989752A (en) * 1996-05-29 1999-11-23 Chiu; Tzu-Yin Reconfigurable mask
KR100239924B1 (ko) * 1998-12-15 2000-01-15 박병선 회절격자의 제조방법
US6338921B1 (en) 2000-01-07 2002-01-15 International Business Machines Corporation Mask with linewidth compensation and method of making same
US8323857B2 (en) 2010-12-21 2012-12-04 Ultratech, Inc. Phase-shift mask with assist phase regions

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234854A (ja) * 1988-03-16 1990-02-05 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0415652A (ja) * 1990-05-09 1992-01-21 Mitsubishi Electric Corp 位相シフトマスク
JPH04355448A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Fujitsu Ltd レチクル及びその製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4759616A (en) * 1985-08-26 1988-07-26 Eastman Kodak Company Method and apparatus for anamorphically shaping and deflecting electromagnetic beams
JP2564337B2 (ja) * 1987-12-04 1996-12-18 株式会社日立製作所 マスク及びパターン転写方法並びに半導体集積回路の製造方法
JPH04254855A (ja) * 1991-02-07 1992-09-10 Hitachi Ltd ホトマスクおよびその製造方法
US5229255A (en) * 1991-03-22 1993-07-20 At&T Bell Laboratories Sub-micron device fabrication with a phase shift mask having multiple values of phase delay
US5281500A (en) * 1991-09-04 1994-01-25 Micron Technology, Inc. Method of preventing null formation in phase shifted photomasks

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234854A (ja) * 1988-03-16 1990-02-05 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0415652A (ja) * 1990-05-09 1992-01-21 Mitsubishi Electric Corp 位相シフトマスク
JPH04355448A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Fujitsu Ltd レチクル及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0990602A (ja) * 1995-09-25 1997-04-04 Lg Semicon Co Ltd 位相シフトマスク及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5415951A (en) 1995-05-16
JP2781322B2 (ja) 1998-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI338814B (en) Multiple resist layer phase shift mask (psm) blank and psm formation method
JPH04136854A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001223156A (ja) フォトリソグラフィによる多層フォトレジストプロセス
US5695896A (en) Process for fabricating a phase shifting mask
JP4497259B2 (ja) フォトマスク及びこれを用いた半導体素子の微細パターン形成方法
US5902701A (en) Phase shift mask and method for fabricating the same
JPH0534897A (ja) 光学マスク及びその製造方法
JP4451990B2 (ja) 位相反転マスク及びその製造方法
JPH0611825A (ja) ホトマスクの製造方法
JP3002961B2 (ja) 位相反転マスク及びその製造方法
US6180290B1 (en) Multi-phase mask using multi-layer thin films
JPH10142768A (ja) 位相反転マスク及びその製造方法
US5942355A (en) Method of fabricating a phase-shifting semiconductor photomask
US6013397A (en) Method for automatically forming a phase shifting mask
JPH03125150A (ja) マスク及びマスク作製方法
KR100207473B1 (ko) 위상반전마스크의 제작방법
JP2724982B2 (ja) 多重位相シフトマスクの製造方法
JP2734753B2 (ja) 位相シフトマスクの形成方法
US7100322B2 (en) Method of manufacturing an alternating phase shift mask
JP2864601B2 (ja) リソグラフィ用光学マスクおよびその製造方法
KR101414335B1 (ko) 해상도 및 초점심도가 우수한 하프톤 위상반전마스크 및 그 제조 방법
KR100594221B1 (ko) 교호위상전이 마스크 제작용 블랭크 마스크
JPH10333318A (ja) 位相シフトフォトマスク及びその製造方法
KR0152925B1 (ko) 부분 투과성을 갖는 하프톤 위상반전마스크 제조방법
TW559687B (en) Method of determining mask feature and application thereof

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100515

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110515

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110515

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110515

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term