JPH06117958A - 衛生器具まわりの水圧テスト方法 - Google Patents
衛生器具まわりの水圧テスト方法Info
- Publication number
- JPH06117958A JPH06117958A JP28820492A JP28820492A JPH06117958A JP H06117958 A JPH06117958 A JP H06117958A JP 28820492 A JP28820492 A JP 28820492A JP 28820492 A JP28820492 A JP 28820492A JP H06117958 A JPH06117958 A JP H06117958A
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- Japan
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- water
- pipe
- branch pipe
- sanitary
- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管工事に起因した、給水本管(1) より枝管
(2) を介して連結される複数の衛生器具(4,5) まわりの
漏水を容易に確認できる。 【構成】 少なくとも一つの衛生器具である洗面器(5)
に付属のアングル止水栓(6) に連結管(10)を介して水圧
テスト用ポンプ(9) を接続し、給水本管(1) から枝管
(2) への給水が遮断された状態で前記ポンプを運転し、
前記枝管内を所定圧力まで昇圧して漏水を確認する。
(2) を介して連結される複数の衛生器具(4,5) まわりの
漏水を容易に確認できる。 【構成】 少なくとも一つの衛生器具である洗面器(5)
に付属のアングル止水栓(6) に連結管(10)を介して水圧
テスト用ポンプ(9) を接続し、給水本管(1) から枝管
(2) への給水が遮断された状態で前記ポンプを運転し、
前記枝管内を所定圧力まで昇圧して漏水を確認する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物等に設備される
各種衛生器具の該器具まわりの水圧テスト方法に関す
る。
各種衛生器具の該器具まわりの水圧テスト方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より、洗面化粧台や洗面器等の衛生器
具類を取付けた後、給水,給湯管の止水栓以降の水圧テ
ストは、使用水圧(低圧)による通水目視で行って取付
工事の完了を確認している。
具類を取付けた後、給水,給湯管の止水栓以降の水圧テ
ストは、使用水圧(低圧)による通水目視で行って取付
工事の完了を確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るテ
スト方法では、例えば高層建築物で加圧ポンプ方式等に
より給水が行われているような場合、ウォータハンマー
等の発生に伴って洗面台内部などの目に見えない箇所で
ヘリウス管のスッポ抜け等から漏水を生じ、発見が遅れ
て重大事故になる例が少なくなかった。
スト方法では、例えば高層建築物で加圧ポンプ方式等に
より給水が行われているような場合、ウォータハンマー
等の発生に伴って洗面台内部などの目に見えない箇所で
ヘリウス管のスッポ抜け等から漏水を生じ、発見が遅れ
て重大事故になる例が少なくなかった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、配管末端部に衛生器具が連結された枝管内を所定
圧力まで昇圧することにより、衛生器具との接続部を含
めた枝管各部の漏水を未然に確認できる衛生器具まわり
の水圧テスト方法を提供することを目的とする。
あり、配管末端部に衛生器具が連結された枝管内を所定
圧力まで昇圧することにより、衛生器具との接続部を含
めた枝管各部の漏水を未然に確認できる衛生器具まわり
の水圧テスト方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の上記
目的は、給水本管とゲート弁を介して分岐される枝管に
連結される衛生器具まわりの水圧テスト方法に於いて、
前記衛生器具に付属の止水栓を介して水圧テスト用ポン
プを接続するとともに、前記ゲート弁を閉じて前記水圧
テスト用ポンプを運転し、枝管内を所定圧力まで昇圧す
ることを特徴とする衛生器具まわりの水圧テスト方法に
より達成される。
目的は、給水本管とゲート弁を介して分岐される枝管に
連結される衛生器具まわりの水圧テスト方法に於いて、
前記衛生器具に付属の止水栓を介して水圧テスト用ポン
プを接続するとともに、前記ゲート弁を閉じて前記水圧
テスト用ポンプを運転し、枝管内を所定圧力まで昇圧す
ることを特徴とする衛生器具まわりの水圧テスト方法に
より達成される。
【0006】
【作用】水圧テストは給水本管と分岐管との間に設けら
れるゲート弁を閉じて実施することにより、本管からの
給水とは独立に行うことができ、しかも任意圧力に昇圧
して行うことができる。又、係る水圧テストを実施する
ことにより、配管工事での不備を事前に発見して該不良
部を改修することにより、重大な漏水事故を未然に防げ
る。
れるゲート弁を閉じて実施することにより、本管からの
給水とは独立に行うことができ、しかも任意圧力に昇圧
して行うことができる。又、係る水圧テストを実施する
ことにより、配管工事での不備を事前に発見して該不良
部を改修することにより、重大な漏水事故を未然に防げ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面に従って本発明の衛生器具まわり
の水圧テスト方法の実施例を詳説する。図1は、本発明
の一実施例が実施される配管設備の概略系統図である。
図において、1は給水本管、2は前記給水本管1より分
岐して各衛生器具を繋ぐ枝管、3は前記給水本管1と前
記枝管2との間に配置され、本管1から枝管2への送水
を制御するため開閉操作されるゲート弁、4は前記枝管
2の配管末端に接続される洗面化粧台、5は前記洗面化
粧台4と同じく前記枝管2の末端に接続される洗面器を
それぞれ示している。尚、衛生器具としては、前記洗面
化粧台や洗面器の外に、便器、浴槽、流し台などの各種
機器を連結することができる。
の水圧テスト方法の実施例を詳説する。図1は、本発明
の一実施例が実施される配管設備の概略系統図である。
図において、1は給水本管、2は前記給水本管1より分
岐して各衛生器具を繋ぐ枝管、3は前記給水本管1と前
記枝管2との間に配置され、本管1から枝管2への送水
を制御するため開閉操作されるゲート弁、4は前記枝管
2の配管末端に接続される洗面化粧台、5は前記洗面化
粧台4と同じく前記枝管2の末端に接続される洗面器を
それぞれ示している。尚、衛生器具としては、前記洗面
化粧台や洗面器の外に、便器、浴槽、流し台などの各種
機器を連結することができる。
【0008】この配管設備ついて更に詳述すると、前記
ゲート弁3は前記給水本管1に結合されたT管継手1a
と該T管継手1aに結合されたエルボ1bとを介して該
本管1と連結されており、前記洗面化粧台4および前記
洗面器5は前記枝管2と該枝管2に配した複数のエルボ
2a,2bおよびT管継手2cとを介して前記ゲート弁
3と接続されている。
ゲート弁3は前記給水本管1に結合されたT管継手1a
と該T管継手1aに結合されたエルボ1bとを介して該
本管1と連結されており、前記洗面化粧台4および前記
洗面器5は前記枝管2と該枝管2に配した複数のエルボ
2a,2bおよびT管継手2cとを介して前記ゲート弁
3と接続されている。
【0009】本発明による衛生器具まわりの水圧テスト
方法は、上記のように施工される、通常の配管設備に対
し、衛生器具の近傍に水圧テスト用ポンプ9を配置して
行うことができる。すなわち、前記水圧テスト用ポンプ
9は、各衛生器具に付属されているアングル型またはス
トレート型の止水栓の少なくとも一つ、本実施例では前
記洗面器5に付属のアングル止水栓6と連通管10を介
して接続され、貯水槽12の水を各衛生器具を含む前記
枝管2へ送水することにより該枝管内を所定圧に昇圧で
きるように設けられている。前記ポンプ9には、圧力計
11が設けられており、前記ポンプ9としては、手動式
或いは電動式を用いることができる。
方法は、上記のように施工される、通常の配管設備に対
し、衛生器具の近傍に水圧テスト用ポンプ9を配置して
行うことができる。すなわち、前記水圧テスト用ポンプ
9は、各衛生器具に付属されているアングル型またはス
トレート型の止水栓の少なくとも一つ、本実施例では前
記洗面器5に付属のアングル止水栓6と連通管10を介
して接続され、貯水槽12の水を各衛生器具を含む前記
枝管2へ送水することにより該枝管内を所定圧に昇圧で
きるように設けられている。前記ポンプ9には、圧力計
11が設けられており、前記ポンプ9としては、手動式
或いは電動式を用いることができる。
【0010】図2は、図1の丸枠A内に於ける前記アン
グル止水栓6と前記連通管10との接続構造を示してい
る。この接続は、前記止水栓6の図示しないハンドル袋
ナットを取り外した後に該止水栓6に螺合できるように
設けられた専用アダプタ7、該アダプタ7と前記連通管
10とを結合するソケット8を用いて行われる。尚、前
記アダプタ7は各衛生機器メーカの各種製品に対し兼用
タイプとして構成されている。
グル止水栓6と前記連通管10との接続構造を示してい
る。この接続は、前記止水栓6の図示しないハンドル袋
ナットを取り外した後に該止水栓6に螺合できるように
設けられた専用アダプタ7、該アダプタ7と前記連通管
10とを結合するソケット8を用いて行われる。尚、前
記アダプタ7は各衛生機器メーカの各種製品に対し兼用
タイプとして構成されている。
【0011】次に、上記の様に構成された配管系での水
圧テスト方法について説明する。この水圧テスト方法
は、配管作業が終了した時点で直ちに行われる。先ず、
給水本管1と枝管2とを繋ぐゲート弁3を閉じて前記本
管1から給水が行われないようにした後、洗面器5に付
属のアングル止水栓6のハンドル袋ナットを取り外し、
該アングル止水栓6に専用アダプタ7を螺着する。更
に、前記専用アダプタ7と水圧テスト用ポンプ9が接続
された連結管10とをソケット8を介して連結する。係
る状態にした後、前記水圧テスト用ポンプ9を運転して
前記貯水槽12から前記枝管2へ送水し、該枝管2内を
所定圧力更にそれ以上の圧力に昇圧して前記枝管2を含
む衛生器具まわりの漏水の有無を確認する。このテスト
に於いて漏水が確認された場合には、直ちにポンプ9の
運転を中止して漏水箇所の改修を行い、改修が終了した
時点で再度ポンプ9を運転して漏水の有無を再確認す
る。漏水の見られない完全な配管作業が確認された時点
で、前記水圧テスト用ポンプ9を含むテスト系を取り払
うとともに、前記アングル止水栓6にハンドル袋ナット
を螺着して全作業を終了する。
圧テスト方法について説明する。この水圧テスト方法
は、配管作業が終了した時点で直ちに行われる。先ず、
給水本管1と枝管2とを繋ぐゲート弁3を閉じて前記本
管1から給水が行われないようにした後、洗面器5に付
属のアングル止水栓6のハンドル袋ナットを取り外し、
該アングル止水栓6に専用アダプタ7を螺着する。更
に、前記専用アダプタ7と水圧テスト用ポンプ9が接続
された連結管10とをソケット8を介して連結する。係
る状態にした後、前記水圧テスト用ポンプ9を運転して
前記貯水槽12から前記枝管2へ送水し、該枝管2内を
所定圧力更にそれ以上の圧力に昇圧して前記枝管2を含
む衛生器具まわりの漏水の有無を確認する。このテスト
に於いて漏水が確認された場合には、直ちにポンプ9の
運転を中止して漏水箇所の改修を行い、改修が終了した
時点で再度ポンプ9を運転して漏水の有無を再確認す
る。漏水の見られない完全な配管作業が確認された時点
で、前記水圧テスト用ポンプ9を含むテスト系を取り払
うとともに、前記アングル止水栓6にハンドル袋ナット
を螺着して全作業を終了する。
【0012】尚、上記実施例では、配管作業の終了後に
水圧テスト系を除去するように記載したが、大規模建築
物に於いてこのような水圧テスト系を恒久的に設備して
定期的なメンテナンス時に活用するようにすることもで
きる。
水圧テスト系を除去するように記載したが、大規模建築
物に於いてこのような水圧テスト系を恒久的に設備して
定期的なメンテナンス時に活用するようにすることもで
きる。
【0013】
【発明の効果】以上記載したとおり、本発明の衛生器具
まわりのテスト方法によれば、配管工事の不備による衛
生器具まわりを含む各枝管部分での漏水を、各枝管に指
定圧力の水を送水することにより、容易に把握確認でき
る。特に、配管作業が終了した時点で直ちにテストを実
施して漏水を確認することにより、工事終了後では目視
し難い箇所での漏水も容易に確認でき、建築物が竣工し
た後の大規模な改修工事の発生を阻止できる。更に、通
常の設定値以上の水圧をかけてテストを行うことによ
り、例えば異常事態での漏水事故も大幅に低減すること
がができる。その結果、顧客に対して完璧な状態で設備
の引渡を自信をもって行うことができる。
まわりのテスト方法によれば、配管工事の不備による衛
生器具まわりを含む各枝管部分での漏水を、各枝管に指
定圧力の水を送水することにより、容易に把握確認でき
る。特に、配管作業が終了した時点で直ちにテストを実
施して漏水を確認することにより、工事終了後では目視
し難い箇所での漏水も容易に確認でき、建築物が竣工し
た後の大規模な改修工事の発生を阻止できる。更に、通
常の設定値以上の水圧をかけてテストを行うことによ
り、例えば異常事態での漏水事故も大幅に低減すること
がができる。その結果、顧客に対して完璧な状態で設備
の引渡を自信をもって行うことができる。
【図1】本発明によるテスト方法が実施される配管設備
の概略系統図である。
の概略系統図である。
【図2】図1の丸枠Aで示す拡大詳細図である。
1 給水本管 2 枝管 3 ゲート弁 4 洗面用化粧台 5 洗面器 6 アングル止水栓 7 アダプタ 8 ソケット 9 水圧テスト用ポンプ 10 連通管 11 圧力計 12 貯水槽
Claims (1)
- 【請求項1】 給水本管とゲート弁を介して分岐される
枝管に連結される衛生器具まわりの水圧テスト方法に於
いて、前記衛生器具に付属の止水栓を介して水圧テスト
用ポンプを接続するとともに、前記ゲート弁を閉じて前
記水圧テスト用ポンプを運転し、枝管内を所定圧力まで
昇圧することを特徴とする衛生器具まわりの水圧テスト
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28820492A JPH06117958A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衛生器具まわりの水圧テスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28820492A JPH06117958A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衛生器具まわりの水圧テスト方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117958A true JPH06117958A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17727171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28820492A Pending JPH06117958A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 衛生器具まわりの水圧テスト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06117958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012529653A (ja) * | 2009-06-11 | 2012-11-22 | ユニヴァーシティ オブ ワシントン | 液体分配システム内の液体の流れに影響する事象の感知 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP28820492A patent/JPH06117958A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012529653A (ja) * | 2009-06-11 | 2012-11-22 | ユニヴァーシティ オブ ワシントン | 液体分配システム内の液体の流れに影響する事象の感知 |
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