JPH06117565A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH06117565A
JPH06117565A JP28661992A JP28661992A JPH06117565A JP H06117565 A JPH06117565 A JP H06117565A JP 28661992 A JP28661992 A JP 28661992A JP 28661992 A JP28661992 A JP 28661992A JP H06117565 A JPH06117565 A JP H06117565A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
opening
housing
gap
lateral force
Prior art date
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Pending
Application number
JP28661992A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Satoshi Sudo
聰 数藤
Ryuichi Nakamura
隆一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP28661992A priority Critical patent/JPH06117565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフト偏心による吸引特性の変動を防止す
る。 【構成】 ハウジング開口を閉鎖する端板6の中心に開
口61を形成してこれにシャフト1の他端11を挿通す
る。挿通されたシャフト他端11の外周と開口61内周
との間隙d1 を、シャフト1の偏心時にこれに作用する
横力が急増することのない範囲内にその偏心量を規制す
べく設定する。他端11外周が開口61の内周に当接し
て、それ以上の偏心は規制され、シャフト1に作用する
横力の急増が避けられるから、シャフト1が撓んでハウ
ジング2の内壁に接し吸引特性が変動する不具合は生じ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁弁に関し、特にその
駆動部構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5にはリニヤソレノイド型の電磁弁駆
動部の一例を示す。駆動部の筒状ハウジング2内には中
心にシャフト1が配設され、該シャフト1は図の右半部
が、筒状部材4に保持されたベアリング41により支持
されて軸方向動自在である。シャフト1の右端にはスプ
ール弁7の一端が当接している。
【0003】ハウジング2の環状凹所には上記シャフト
1と同心状にコイルボビン31に巻回された電磁コイル
3が固定保持され、一方、上記シャフト1には左端部の
外周に円柱状のプランジャ5が固定されている。プラン
ジャ5の外周は小間隙をなしてハウジング2の内壁に対
向し、その内部にはこれを軸方向へ貫通してオイル流路
51が形成してある。ハウジング2の筒開口は、開口縁
にかしめ固定された端板6により閉鎖されている。
【0004】電磁コイル3に通電すると、プランジャ5
が右方の筒状部材4端面のヨーク部に吸引され、これに
伴いシャフト1が右動して(図の下半部)スプール弁7
を押圧作動せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁弁の用
途によっては、摩耗粉が多く混入したオイル中で使用す
ることがあり、この場合のシャフト支持部やスプール弁
摺動部の耐異物性を向上せしめるために、電磁コイルの
巻き数を増して弁駆動力を上げることが行われている。
【0006】電磁コイル3の巻き数を増すとコイルボビ
ン31が大型化し、その軸方向長が長くなって、これに
伴いボールベアリング41の支持部からのシャフト突出
量Lが長くなる。このため、組付け誤差等によりシャフ
ト1がヨーク4に対して偏心していると、プランジャ5
がヨーク4に吸引された時に、その端面間に生じる間隙
が軸直方向で不均等となってシャフトに横力が作用し、
これにより偏心方向の間隙がさらに小さくなることから
益々この方向での横力が大きくなって、シャフト1の偏
心が助長される。そして、甚だしくなると、横力により
シャフト1が撓んで、ブランジャ5がハウジング2の内
壁に接し、その吸引特性が変動するという不具合を生じ
る。
【0007】これを図4で説明すると、シャフト1が偏
心してプランジャ5外周とハウジング2内壁との間隙d
2 が小さくなるにしたがって横力は漸増し、間隙d2 が
A点より小さくなると横力は急増する。間隙d2 がB点
より小さくなるとシャフト1が撓み始め、さらに横力が
大きくなって、ついにはプランジャ5がハウジング2内
壁に密接してしまう(図の×印)。
【0008】本発明はかかる課題を解決するもので、シ
ャフト偏心による吸引特性の変動を効果的に防止できる
電磁弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、一半部をベアリング41により支持されて軸方向へ
移動し、弁体を押圧作動せしめるシャフト1と、該シャ
フト1周りに配設された電磁コイル3を保持し、筒空間
内に上記シャフト1の他半部を位置せしめたハウジング
2と、ハウジング2内壁との間に隙を有して上記シャフ
ト1の他半部外周に嵌着され、上記電磁コイル3の電磁
力により、ヨーク4の端面に吸引されて上記シャフト1
を軸方向動せしめるプランシャ5と、上記ハウジング2
の筒内空間を閉鎖する端板6とを具備し、上記端板6の
中心に開口61を形成してこれに上記シャフト1の他端
11を挿通し、挿通されたシャフト他端11の外周と開
口61内周との間隙d1 を、シャフト1の偏心時にこれ
に作用する横力が急増することのない範囲内にその偏心
量を規制すべく設定したものである。
【0010】
【作用】上記構成において、組付け誤差等によりシャフ
ト1が偏心し、これに作用する横力によりさらにシャフ
ト1が偏心せしめられても、その他端11外周が開口の
内周に当接して、それ以上の偏心は規制され、シャフト
1に作用する横力の急増は避けられる。しかして、シャ
フト1が撓んでハウジング2の内壁に接し吸引特性が変
動する不具合は生じない。
【0011】なお、シャフト1が開口61内周に接する
時の横力は急増前の小さいものであるから、開口61内
周との間に生じる摺動抵抗は小さく、これにより吸引特
性が影響されることはない。
【0012】
【実施例】図1において、筒状の駆動部ハウジング2の
中心には、ボールベアリング41により図の右半部を支
持されて軸方向動するシャフト1が設けられ、該シャフ
ト1の右端は、弁ハウジング8内に収納されて軸方向動
するスプール弁7の一端に当接している。
【0013】駆動部の基本構造は既に説明した従来例と
同様であり、ハウジング2内に設けた電磁コイル3の電
磁力によりシャフト1外周に固定したプランジャ5が筒
状部材4の端面のヨーク部に吸引されて右動し(図の下
半部)、バネ71の付勢力に抗してスプール弁7を押圧
して右動せしめることにより、弁ハウジング8の所定ポ
ート間を連通し、あるいは遮断する。
【0014】本発明の特徴部を以下に説明すると、ハウ
ジング2の筒開口を閉鎖する端板6には中心に開口61
が設けられて、該開口61内にシャフト1の左端11が
挿通せしめてあり、シャフト1の右動時にも左端11は
開口61内に位置している。上記端板6は全周がハウジ
ング2の開口縁にカシメにより固定されており、その板
面は図2に示す如く、周方向の4箇所が同形の扇型をな
す多孔性のフィルタ部62となって、オイルのみを通過
せしめ摩耗粉等の異物の通過を阻止する。
【0015】シャフト1が端板6を貫通する部分の詳細
を図3(1)で説明すると、シャフト左端11の外周と
開口61内周間には所定の間隙d1 が形成されており、
これの大きさはプランジャ5の外周とハウジング2内壁
間の間隙d2 よりも小さく、より正確には以下に説明す
るような大きさとしてある。
【0016】すなわち、組付け誤差等によりシャフト1
が図の下方へ偏心すると、既述の如く、その左端11に
は偏心方向の下方へ横力が作用し、さらにシャフト1が
偏心する。シャフト1の左端11が偏心により間隙d1
分だけ移動すると、図3(2)に示す如く、シャフト左
端11外周が開口61の内周に当接してこれ以上の偏心
を規制する。この時のプランジャ5外周とハウジング2
内壁との間隙d2 が図4のA点よりも小さくなるように
上記間隙d1 の大きさを設定しておけば、シャフト1に
作用する横力が急増する前の充分小さい段階でシャフト
1の偏心を阻止することができる。かくして、プランジ
ャ5外周とハウジング2内壁が接するほどにシャフト1
が撓み変形することは防止され、ブランジャ5の吸引特
性の変動が回避される。
【0017】シャフト左端11外周が開口61の内周に
当接した時の横力は上述の如く小さいから、この状態で
のシャフト1作動時の摺動抵抗は充分小さく抑えられ、
プランジャ5の吸引特性に影響を与えることはない。
【0018】また、シャフト左端11外周と開口61内
周との間に間隙d1 を設けたことにより、組付け誤差等
により偏心しても、シャフト1のこじりは小さく抑えら
れる。
【0019】本発明ではシャフト1の左端部が端板6を
貫通しているから、シャフト1が移動してもハウジング
2の筒内空間の容積は変化しない。したがって、ハウジ
ング空間内へのオイルの流れは生じず、摩耗粉等の異物
の侵入が防止されて、シャフト支持部でのかみ込み等が
防止される。
【0020】また、本実施例では、端板6の一部をフィ
ルタ部62としたから、オイルが温度変化で膨張収縮し
て外部と出入りしても、オイル中の異物はフィルタ部6
2で除去され、シャフト支持部でのかみ込み等を生じる
ことはない。
【0021】なお本実施例はボールベアリング41でシ
ャフト1が支持されているが、その構成に限定されるも
のではなく、すべり軸受等で支持された構造にも適用で
きる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、電磁弁に
おいて、シャフトの偏心によるプランジャの吸引特性の
変動を効果的に防止して、適正な弁作動を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電磁弁の全体断面図で
ある。
【図2】電磁弁の端面図で、図1のA矢視図である。
【図3】電磁弁駆動部の要部断面図である。
【図4】シャフトに作用する横力の変化を示すグラフで
ある。
【図5】従来例を示す電磁弁駆動部の断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 11 シャフト左端(他端) 2 ハウジング 3 電磁コイル 4 筒状部材 41 ボールベアリング(ベアリング) 5 プランジャ 6 端板 61 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一半部をベアリングにより支持されて軸
    方向へ移動し、弁体を押圧作動せしめるシャフトと、該
    シャフト周りに配設された電磁コイルを保持し、筒空間
    内に上記シャフトの他半部を位置せしめたハウジング
    と、ハウジング内壁との間に隙を有して上記シャフトの
    他半部外周に嵌着され、上記電磁コイルの電磁力によ
    り、ヨークの端面に吸引されて上記シャフトを軸方向動
    せしめるプランジャと、上記ハウジングの筒内空間を閉
    鎖する端板とを具備し、上記端板の中心に開口を形成し
    てこれに上記シャフトの他端を挿通し、挿通されたシャ
    フト他端の外周と開口内周との間隙を、シャフト他端の
    偏心時にこれに作用する横力が急増することのない範囲
    内にその偏心量を規制すべく設定したことを特徴とする
    電磁弁。
JP28661992A 1992-09-30 1992-09-30 電磁弁 Pending JPH06117565A (ja)

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JP28661992A JPH06117565A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 電磁弁

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JP28661992A JPH06117565A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 電磁弁

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JPH06117565A true JPH06117565A (ja) 1994-04-26

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ID=17706757

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JP28661992A Pending JPH06117565A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 電磁弁

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JP (1) JPH06117565A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191881A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp 電磁弁
JP2017163049A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 イーグル工業株式会社 ソレノイド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191881A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp 電磁弁
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