JPH061166Y2 - 水上滑走用フルフェイス型ヘルメット - Google Patents

水上滑走用フルフェイス型ヘルメット

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JPH061166Y2
JPH061166Y2 JP4851988U JP4851988U JPH061166Y2 JP H061166 Y2 JPH061166 Y2 JP H061166Y2 JP 4851988 U JP4851988 U JP 4851988U JP 4851988 U JP4851988 U JP 4851988U JP H061166 Y2 JPH061166 Y2 JP H061166Y2
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JP
Japan
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cover
cap body
opening
nose
water
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JP4851988U
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JPH01152678U (ja
Inventor
栄太郎 鎌田
Original Assignee
昭栄化工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は帽体の前面下部に設けられた顎覆い部の上方に
は装着者の顔面を臨ませるための開口部が設けられる水
上滑走用フルフェイス型ヘルメットに関する。
(2)従来の技術 かかるヘルメットでは、水上滑走中に飛散する水が開口
部から帽体内に入るのを極力防止するために、開口部の
開口面積を極力小さくすることが望ましい。
ところが、開口部の開口面積を極力小さくすると、装着
者が水上に落下した場合に装着者の鼻の前方にある比較
的硬い開口部下縁部で鼻を打って傷付く可能性があるた
め、開口部の開口面積を小さくするにも或る限度があ
る。
(3)考案が解決しようとする課題 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、開
口部の実質開口面積を小さくして水の浸入を極力防止す
るとともに、鼻を傷付ける心配を解消した水上滑走用フ
ルフェイス型ヘルメットを提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案によれば、帽体の顎覆い部には、開口部の下部か
ら帽体内に入って装着者の鼻を覆うべく、弾性材料から
成るノーズカバーが装着される。
(2)作用 上記構成によれば、ノーズカバーにより開口部の実質開
口面積を小さくすることができる。しかもノーズカバー
は弾性材料から成るので、該ノーズカバーで鼻を打って
も傷つくおそれはない。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する
と、先ず第1図および第2図において、この水上滑走用
ヘルメットは、たとえば水面上を滑走する舟艇あるいは
水上スキー等に乗って水上を滑走するときに用いるフル
フェイス型ヘルメットであり、装着者の頭部を顎まで覆
う帽体1は、硬質強化樹脂製シェル2と、そのシェル2
の内面に密合される柔軟なウレタンフォーム製衝撃吸収
ライナ3とから構成される。しかも衝撃吸収ライナ3の
表面には、耐水性塗料が塗装される。
帽体1の前面下部には、装着者の顎を覆う顎覆い部1a
が設けられており、この顎覆い部1aの上方で帽体1の
前面には装着者の顔面を臨ませるために開口部4が設け
られる。前記衝撃吸収ライナ3の天井面には、柔軟なウ
レタンフォーム製のトップパッド(図示せず)が接着さ
れ、顎覆い部1aに対応する部分と上記天井面とを除く
衝撃吸収ライナ3の内面には、撥水処理を施した生地か
ら成る支持布5に縫着されたフイットパッド6が重合し
て配合される。このフイットパッド6は柔軟なウレタン
フォームから成るものであり、支持布5の外縁はシェル
2および衝撃吸収ライナ3間に挟持される。
第3図を併せて参照して、顎覆い部1aには、吸気孔7
が穿設される。すなわちシェル2の顎覆い部1aに対応
する部分の前端には四角形状の孔8が穿設され、衝撃吸
収シェル3の顎覆い部1aに対応する部分には前記孔8
に対応する孔9が穿設され、両孔8,9により吸気孔7
が構成される。
顎覆い部1aの前面は、弾性部材たとえばゴムから成る
カバー10で覆われる。このカバー10は、開口部4に
おける下縁でシェル2に嵌合するとともに帽体1の下縁
でシェル2に嵌合して帽体1に装着されるものである。
すなわちカバー10の背面上部には開口部4における下
縁でシェル2に嵌合すべく略U字状に形成された嵌合部
10aが突設され、カバー10の下部には帽体1の下縁
でシェル2に嵌合すべく略U字状に形成された嵌合部1
0bが設けられる。これらの嵌合部10a,10bによ
り帽体1の顎覆い部1aに装着した状態で、カバー10
の背面と顎覆い部1aとの間には空気通路11が形成さ
れる。しかもカバー10には、前記吸気孔7の幅よりも
大きな間隔をあけた位置で一対の導入孔12,12が上
下に長く延びて穿設される。したがって導入孔12,1
2から空気通路11内に流入した空気は吸気孔7へと流
通する。しかも導入孔12,12が吸気孔7の幅よりも
大きな間隔をあけた位置に配設されることにより、水上
滑走中に飛散した水が吸気孔7内に直接入ることが防止
される。
前記カバー10には、帽体1の下部周縁に装着されるゴ
ム製縁部材13と、開口部4の周縁に装着されるゴム製
縁部材14とが連設される。またカバー10の上部に
は、開口部4の下部から帽体1内に延びるノーズカバー
15が一体に設けられる。このノーズカバー15は、開
口部4の下縁から、装着者の鼻を覆うべく帽体1の内方
に延びるものであり、このノーズカバー15により開口
部4の実質的な開口面積が小さくなる。
第4図および第5図を併せて参照して、帽体1の上部前
壁には開口部4の上方を覆う合成樹脂製バイザ16が前
下がりの傾斜状態で付設される。このバイザ16は、後
縁17aをそれぞれ帽体1の外面に摺接させるとともに
前方に向かうにつれて帽体1の外面から離反するように
して前方に延びる左右両側部17,17と、後縁17a
と帽体1の外面との間に空隙19を形成する中央部18
とが一体に連設されて成るものであり、中央部18は後
方側に向かうにつれて隆起量を大きくするようにして両
側部17,17から上方に隆起する。しかも該バイザ1
6の左右両端部すなわち両側部17,17の端部は支軸
20,20により帽体1に回動可能に支承され、これに
よりバイザ16はその上下位置を調節可能にして帽体1
に付設されることになる。
またバイザ16の両側部17,17にはそれぞれ一対ず
つの透孔21,21が穿設される。かかる透孔21は、
たとえば矩形状に形成されており、しかもその上縁21
aは前下がりの傾斜状態に形成される。
バイザ16および帽体1間には、バイザ16の位置を弾
性的に保持し得る保持手段30が設けられ、該保持手段
30は、バイザ16に固定される案内板26と、該案内
板26および帽体1の一方たとえば帽体1に固定される
弾性部材22と、弾性部材22を介して案内板26を帽
体1側に押付けるためのねじ部材28とを備える。
帽体1の上部前壁において、バイザ16の中央部18に
対応する部分の外面には、上下方向に延びるゴム製弾性
部材22が貼着され、この弾性部材21の表面は上下方
向に凹凸が連続する波形に形成される。また弾性部材2
2の上部には孔25が穿設されており、この孔25内に
は、帽体1におけるシェル2に固定される筒状支持部材
23が帽体1側から挿入される。しかもこの支持部材2
3の内面には雌ねじ24が刻設される。
一方、バイザ16の中央部18には弾性部材22の上面
に摺接する案内板26が固設されており、この案内板2
6には上下方向すなわちバイザ16の移動方向に沿って
長く延びる長孔27が設けられる。長孔27には、前記
支持部材23の雌ねじ24に螺合するねじ部材28が挿
通され、該ねじ部材28の頭部29は長孔27内への挿
通を不可能とすべく十字状に形成される。したがってね
じ部材28を締付けて頭部29により案内板26を弾性
部材22に押付けることにより、バイザ16の上下方向
位置が定まる。
次にこの実施例の作用について説明すると、水上滑走用
ヘルメットを装着して水上滑走中には、水が飛散するの
で、開口部4はその開口面積を極力小さくして水が入る
のを極力防止することが望ましいが、ノーズカバー15
を帽体1における顎覆い部1aに取付けて開口部4の下
部から帽体1内にノーズカバー15を延ばすようにした
ので、開口部4の実質開口面積を小さくすることができ
る。しかもノーズカバー15は、弾性材料たとえばゴム
から成るものであるので、帽体1に衝撃が加わって装着
者の鼻がノーズカバー15に当たることがあっても、鼻
が傷付くことはない。
また水上滑走中に水面上に落下したときには、帽体1と
バイザ16との間に水が勢いよく入るが、その水は、バ
イザ16における中央部18の後縁18aと帽体1間の
空隙19から後方に逃げることができる。またバイザ1
6における両側部17,17にそれぞれ設けられた透孔
21からも水を逃がすことができ、透孔21の上縁21
aは前下がりとなっているので、水は上縁21aに案内
されてスムーズに各透孔21を流過する。したがってバ
イザ16および帽体1間の水を、空隙19および各透孔
21から後方側にスムーズに流し、バイザ16及び帽体
1に水の衝撃が作用することを回避し、装着者の首に負
担がかかることを防止することができる。
さらに日照状態に応じてバイザ16の上下位置を調節す
る場合には、ねじ部材28を緩めて、バイザ16を上下
位置に移動させ、バイザ16が所望の位置にあるときに
ねじ部材28を締付ければよい。そうすれば、案内板2
6で押圧されて圧縮された弾性部材22の弾発力によ
り、案内板26とねじ部材28の頭部29とが圧接し、
その摩擦力によりバイザ16の位置が固定的に保持され
る。したがって、バイザ16の上下位置移動および所望
の位置での保持を極めて簡単な操作により行なうことが
できる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、帽体の顎覆い部には、開
口部の下部から帽体内に入って装着者の鼻を覆うべく、
ノーズカバーが装着されるので、開口部の開口面積をノ
ーズカバーにより実質的に小さくすることができ、しか
もノーズカバーが弾性材料から成るのでのノーズカバー
で鼻を打っても傷付くおそれはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
のヘルメットの一部縦断側面図、第2図は本考案のヘル
メットの正面図、第3図は第1図のIII−III線拡大断面
図、第4図は第1図のIV矢視方向から見た斜視図、第5
図はバイザの一部を切欠いて示す斜視図である。 1…帽体、1a…顎覆い部、4…開口部、15…ノーズ
カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帽体の前面下部に設けられた顎覆い部の上
    方には装着者の顔面を臨ませるための開口部が設けられ
    る水上滑走用フルフェイス型ヘルメットにおいて、帽体
    の顎覆い部には、開口部の下部から帽体内に入って装着
    者の鼻を覆うべく、弾性材料から成るノーズカバーが装
    着されることを特徴とする水上滑走用フルフェイス型ヘ
    ルメット。
JP4851988U 1988-04-11 1988-04-11 水上滑走用フルフェイス型ヘルメット Expired - Lifetime JPH061166Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01152678U JPH01152678U (ja) 1989-10-20
JPH061166Y2 true JPH061166Y2 (ja) 1994-01-12

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