JPH0611635U - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPH0611635U JPH0611635U JP4812392U JP4812392U JPH0611635U JP H0611635 U JPH0611635 U JP H0611635U JP 4812392 U JP4812392 U JP 4812392U JP 4812392 U JP4812392 U JP 4812392U JP H0611635 U JPH0611635 U JP H0611635U
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- JP
- Japan
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- heating
- clamp
- containers
- space
- cooked
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- Pending
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】安全で使い易い挟持式の加熱調理器を提供す
る。 【構成】互いの開口部を突き合わせたときに閉じられた
加熱空間を形成し得る形状に形成された加熱容器1a,
1bと、これら加熱容器1a,1bを連結するヒンジ金
具2と、加熱空間を維持させるために加熱容器1a,1
bを締付けるクランプ機構を備えた加熱調理器におい
て、クランプ機構20におけるクランプ21は、加熱空
間内の圧力が一定以上のときに加熱容器1a,1b間に
隙間を形成すべく一部が弾性変形可能に形成されてい
る。
る。 【構成】互いの開口部を突き合わせたときに閉じられた
加熱空間を形成し得る形状に形成された加熱容器1a,
1bと、これら加熱容器1a,1bを連結するヒンジ金
具2と、加熱空間を維持させるために加熱容器1a,1
bを締付けるクランプ機構を備えた加熱調理器におい
て、クランプ機構20におけるクランプ21は、加熱空
間内の圧力が一定以上のときに加熱容器1a,1b間に
隙間を形成すべく一部が弾性変形可能に形成されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、被調理物を2つの加熱容器で挟んで調理するタイプの加熱調理器に 関する。
【0002】
電気ヒータを加熱源とする加熱調理器の中には、被調理物を2つの加熱容器で 挟んで調理するタイプの加熱調理器がある。このタイプの加熱調理器は、調理中 に被調理物を反転させる必要がないため、両面を均等に加熱することが望まれる 、たとえばたこ焼きやホットサンド等の調理に多用されている。
【0003】 このような挟持式の加熱調理器は、通常、図3に示すように構成されている。
【0004】 すなわち、図中1a,1bは、ほぼ同じ大きさおよび形状に形成された加熱容 器を示している。そして、これら加熱容器1a,1bはヒンジ金具2によって連 結されている。
【0005】 加熱容器1a,1bは、それぞれ皿状に形成された図示しない熱板と、この熱 板の背面に設けられて熱板を加熱する図示しない電気ヒータと、これら電気ヒー タおよび熱板を覆うように設けられた化粧容器3とで構成されている。そして、 ヒンジ金具2を回動支点にして加熱容器1a,1bの開口部を突き合わせると、 互いの熱板間に閉じられた加熱空間が形成されるようになっている。また、各熱 板の背面に設けられた電気ヒータは耐熱性のコード4によって接続され、さらに 図示しない電源コードに接続されている。
【0006】 加熱容器1a,1bの外側面で、ヒンジ金具2とは反対側位置にはそれぞれ取 っ手5a,5bが取り付けられている。これら取っ手5a,5bは、耐熱性の樹 脂等で環状に形成されている。そして、取っ手5a,5bには、加熱容器1a, 1bを図4に示すように突き合わせた状態を保持するためのクランプ機構6が設 けられている。
【0007】 クランプ機構6は、取っ手5bに前述したヒンジ金具2の軸心線と平行に設け られた支持軸7と、この支持軸7に一端側が回動自在に支持されたクランプ8と 、取っ手5aに設けられた係合部9と、クランプ8に設けられて係合部9に選択 的に係合する係止爪10とで構成されている。
【0008】 クランプ8は、硬質のプラスチックまたは金属によって形成されており、遊端 側には操作の便に供される延長部11を備えている。
【0009】 このように構成された加熱調理器では、加熱容器1a内の熱板上に被調理物、 例えばたこ焼きの材料を載せ、図4に示すように加熱容器1aの開口部の上に加 熱容器1bを重ねる。このようにして加熱空間を形成する。そして、クランプ8 の係止爪10を取っ手5aに設けられた係合部9に係合させる。その後、電気ヒ ータに通電して加熱調理する。
【0010】 クランプ8は、加熱容器1a,1bを堅固に締付け、加熱容器1a,1bの間 の隙間から被調理物がはみ出さないようにする機能を発揮する。
【0011】 しかしながら、上記のように構成された加熱調理器にあっては次のような問題 があった。すなわち、たとえば水分の多いたこ焼き等の被調理物の場合には外側 から固形化していくので、内部の水分によって被調理物が膨張する。また、被調 理物が卵等の材料を含む場合は水分が少なくても温度上昇によって膨張する。さ らに、被調理物に多量の水分が含まれている場合には、被調理物から蒸気が多量 に発生する。このため、加熱空間内の圧力が上昇する。
【0012】 このように加熱容器1a,1bによって形成された加熱空間内の圧力が上昇し ても加熱容器1a,1bがクランプ8によって堅固に締付けられているので、加 熱容器1a,1b間には隙間が生じない。このため、加熱調理終了後にクランプ 8をはずして被調理物を取り出そうとすると、加熱容器から被調理物や蒸気が吹 き出す。したがって、安全性の面から好ましくない問題があった。
【0013】
このように従来の挟持式の加熱調理器にあっては、加熱空間内の圧力が上昇し ても、この圧力を下げることができないため、調理後にクランプをはずすと、加 熱空間内に閉じ込められた被調理物や蒸気が吹き出す虞があった。
【0014】 そこで本考案は、安全性に富んだ挟持式の加熱調理器を提供することを目的と している。
【0015】
上記目的を達成するために、本考案は、互いの開口部を突き合わせたときに閉 じられた加熱空間を形成し得る形状に形成された第1、第2の加熱容器と、これ ら第1、第2の加熱容器を連結するヒンジ機構と、前記加熱空間を維持させるた めに前記第1、第2の加熱容器を締付けるクランプ機構を備えた加熱調理器にお いて、前記加熱空間内の圧力が一定以上のときに前記第1、第2の加熱容器間に 隙間を形成すべく全部もしくは一部が弾性変形可能に形成されたクランプ機構を 備えている。
【0016】
膨張した被調理物および被調理物から発生した蒸気によって加熱容器内の圧力 が上昇する。この圧力が一定以上になると、クランプの全部もしくは一部が弾性 変形することによって、加熱容器間に隙間が生じ、この隙間から蒸気が逃げる。 また、被調理物の膨張に応じてクランプは変形した状態を保つため、加熱空間内 の圧力は上昇せず、調理後にクランプを外した際に内容物が吹き出すのを防止す ることができる。
【0017】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
【0018】 図1(a)(b)には本考案の一実施例に係る加熱調理器における要部の断面 図が示されている。
【0019】 この図では、図3および図4と同一機能部分に同一符号が付されている。した がって、重複する部分の詳しい説明は省略する。
【0020】 この実施例に係る加熱調理器が従来の加熱調理器と異なる点は、取っ手5aと 取っ手5bとを締付けるクランプ機構20の構造にある。
【0021】 すなわち、この実施例に係る加熱調理器のクランプ機構20に組み込まれたク ランプ21は、プラスチックで形成されており、一端側は支持軸7に回動自在に 支持されている。また、他端側は取っ手5aを越える位置まで延びた後に、外方 に向けて延び、その後180度折り曲げられた形状に形成されている。そして、 折り返し部22の先端に係合部9に対して選択的に係合する係止爪23が一体に 形成されている。
【0022】 このように構成されているので、次のように動作する。すなわち、加熱による 被調理物の膨張、被調理物からの蒸気の発生によって加熱空間内の圧力が上昇す ると、加熱容器1a,1bを押し広げようとする力が働く。このとき、ある一定 の力まではクランプ21によって、取っ手5aと取っ手5bとが固定されるので 、加熱容器1a,1bは開かない。しかし、さらに加熱空間内の圧力が上昇する と、図2(b)に示すようにクランプ21の折り返し部22が折り曲げ部を広げ るように弾性変形する。この結果、取っ手5aと取っ手5bとが離れ、加熱容器 1a,1bとの間に隙間ができ、加熱空間内の圧力が低下する。このため、調理 後にクランプ21をはずす際に、加熱空間から被調理物や蒸気が吹き出すような ことはなく、安全に加熱調理を行うことができる。
【0023】 図2にはクランプ21aの変形例が示されている。この例では、クランプ21 aが支持軸7に支持される部分24と、係合部9に係合する部分25とに分割さ れており、部分24と部分25とがばね26で接続されたものとなっている。
【0024】 このように構成されていると、上述した実施例と同様に加熱空間内の圧力があ る一定以上になるとばね26が伸長して、加熱容器1a,1b間に隙間ができ、 これによって安全を確保することができる。
【0025】 なお、ゴム等の弾性に富む材料によってクランプを形成した場合には、従来と 同一の形状に形成してもよい。
【0026】 また、本考案は上述した実施例に限定されるものではない。すなわち、上述し た実施例では、電気ヒータによって加熱しているが、2つの加熱容器をガスバー ナ等で直接加熱するようにしてもよい。また、ある一定以上の力が加わったとき に支持軸7や係合部9が弾性変形するように構成してもよい。その他、本考案の 要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0027】
本考案によれば、加熱空間の内部圧力が一定以上になるとクランプ機構が弾性 変形して加熱容器間に隙間が生じて加熱空間の圧力を低下させることができるた め安全性を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る加熱調理器の要部断面
図。
図。
【図2】クランプの変形例を示す側面図。
【図3】従来の加熱調理器を一部切欠して示す側面図。
【図4】同加熱調理器においてクランプを止めた状態を
一部切欠して示す側面図。
一部切欠して示す側面図。
1a,1b…加熱容器 2…ヒンジ金具、
5a,5b…取っ手、 7…支持軸、8,
21…クランプ、 9…係合部。
5a,5b…取っ手、 7…支持軸、8,
21…クランプ、 9…係合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大曽根 康弘 東京都品川区大崎4丁目3番8号 株式会 社サンコーシヤ内
Claims (1)
- 【請求項1】 互いの開口部を突き合わせたときに閉じ
られた加熱空間を形成し得る形状に形成された第1、第
2の加熱容器と、これら第1、第2の加熱容器を連結す
るヒンジ機構と、前記加熱空間を維持させるために前記
第1、第2の加熱容器を締付けるクランプ機構とを備え
た加熱調理器において、 前記クランプ機構は、前記加熱空間内の圧力が一定以上
のときに前記第1、第2の加熱容器間に隙間を形成すべ
く全部もしくは一部が弾性変形可能に形成されているこ
とを特徴とする加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4812392U JPH0611635U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4812392U JPH0611635U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611635U true JPH0611635U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=12794557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4812392U Pending JPH0611635U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611635U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020000447A (ja) * | 2018-06-27 | 2020-01-09 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
JP2021126495A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | ユッシ カンパニー リミテッドYuksi Co., Ltd. | ハンバーガーシール装置 |
JP2022104535A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | 広東輝駿科技集団有限公司 | 半枚式多機能トースター |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP4812392U patent/JPH0611635U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020000447A (ja) * | 2018-06-27 | 2020-01-09 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
JP2021126495A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | ユッシ カンパニー リミテッドYuksi Co., Ltd. | ハンバーガーシール装置 |
JP2022104535A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | 広東輝駿科技集団有限公司 | 半枚式多機能トースター |
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