JPH0611576U - 鉤金具 - Google Patents
鉤金具Info
- Publication number
- JPH0611576U JPH0611576U JP6131992U JP6131992U JPH0611576U JP H0611576 U JPH0611576 U JP H0611576U JP 6131992 U JP6131992 U JP 6131992U JP 6131992 U JP6131992 U JP 6131992U JP H0611576 U JPH0611576 U JP H0611576U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- container
- reinforcing flange
- hooked
- shaped cross
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来、柱や壁面に打付けた釘などに吊下げる
ことの困難であった例えばプラスチック製の洗濯用盥の
ような容器類を、簡単に、確実に引掛けることのできる
鉤金具を得る。 【構成】 鉤金具1は開口部Sを下側に設けることによ
って、コ形断面の補強フランジのある容器類を、そのま
まの状態で何等手を加えること無く、フランジの端部4
を鉤金具1の下側の開口部Sを通過して引掛けることが
できる。しかも、台などを使用しないで人間が手を伸ば
した高さより高い所にも、容易に確実に引掛けることが
できて安定する。
ことの困難であった例えばプラスチック製の洗濯用盥の
ような容器類を、簡単に、確実に引掛けることのできる
鉤金具を得る。 【構成】 鉤金具1は開口部Sを下側に設けることによ
って、コ形断面の補強フランジのある容器類を、そのま
まの状態で何等手を加えること無く、フランジの端部4
を鉤金具1の下側の開口部Sを通過して引掛けることが
できる。しかも、台などを使用しないで人間が手を伸ば
した高さより高い所にも、容易に確実に引掛けることが
できて安定する。
Description
【0001】
本考案は周辺にコ形断面の補強用フランジのある容器類(例えばプラスチック 製の洗濯用盥や洗面器など)、又は同等の形をしたものを、整理整頓のため壁面 の高所に吊下げようとするとき、紐を輪にしたような付属品を一切使用せずに容 易に引掛けることができるようにした、整理整頓用鉤金具に関するものである。
【0002】
プラスチック製の洗濯用盥や洗面器などの容器を、壁面に吊り下げて整理整頓 する場合、従来は、容器のコ形断面補強フランジ部に孔をあけておき、その孔を 利用して壁面に打付けた釘に引掛けたり、孔に紐を通して輪にし、その輪を掛金 具に引掛けるようにしていた。
【0003】
従来の技術で述べたように、成型の都合上、抜勾配を付したため、開口部より も底部のほうが縮小している板金製またはプラスチック製の容器類では、不使用 時の保管整理のために、垂直壁面に打付けた釘などに引掛けようとしても滑り落 ちてしまう。そのため、容器のコ形断面補強フランジに予め孔をあけておき、そ の孔を利用して釘に引掛けるか、孔に紐を通して輪にしたもので吊下げていた。
【0004】 また、以上のような引掛け方法や吊り下げ方法では、孔、又は紐輪の部分が人 間の手を伸した高さより高い所には引掛けにくい傾向にあった。また、コ形断面 の補強フランジに孔を設けることは、その部分の強度が少なくなるばかりでなく 、製造上は余分な手間がかかることになる。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、容器周辺のコ形断面補強フランジの孔を廃止して均 一な強度とし、容器周辺のどの位置でも自由に確実に引掛けることができ、高所 でも容易に壁掛けのできる鉤金具を提供しようとするものである。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案における鉤金具は、金具の開口部を下側に設 け、コ形断面補強フランジの任意の場所を利用して、鉤金具の下側へ引掛けるよ うにしたものである。
【0007】
鉤金具は、建物の柱や壁面などの比較的高所の垂直面に、ねじ込んだり、接着 したりして取付ける。
【0008】 そして、プラスチック製の洗濯用盥のような容器類を、壁面に角度α°をつけ た状態で、鉤金具に当たって止まるまで持ち上げ、容器がその自重により壁面に 近付いた状態で手を離せば、確実に引掛けることができる。
【0009】
実施例について図面を参照して説明する。 図1において、1は本考案に係る下側に開口部Sを設けた鉤金具である。2は柱 又は壁などの垂直面、3は周囲にコ形断面の補強フランジを備えた洗濯用盥のよ うな容器である。4はコ形断面補強フランジの端部である。
【0010】 また、Gは容器の重心位置、
【外1】 は垂直壁面から重心位置までの距離、Wは容器の重量を表わしており重心位置G に作用している。このように図1では鉤金具の下側開口の引掛かり部Lを中心と して、時計回りのモーメント
【数1】 が常時容器に作用しているから、鉤金具に容器類が引掛かって壁面に密着して安 定した状態を示している。
【0011】 図1で明らかなように、コ形断面補強フランジの端部4の高さ寸法hの方が鉤 金具の下側開口部寸法Sより大きい状態にしておけば、図1のように引掛かった まま落下することはない。
【0012】 コ形断面補強フランジの端部4の高さ寸法hと,鉤金具1の下側開口部寸法S との関係は、
【数2】 (h−r)×cosα+t×sinα+(r−r×sinα)≦S となるように決めればよい。rはコ形断面補強フランジの端部4の根元外側の曲 率半径、tはコ形断面補強フランジの端部4の板厚である。
【0013】 コ形断面補強フランジのある容器類3を鉤金具1に引掛けるには、図1の二点 鎖線で示すように、垂直壁面2に対してαの角度をつけた状態で容器を壁面に沿 って持ち上げ、鉤金具1の下側開口部Sを通過して止まった状態で手を離せば、 図の一点鎖線で示す位置3で止まって安定する。
【0014】 容器3を鉤金具1から外すには、容器の下端を持って垂直壁面に対して、二点 鎖線で示すようにαの角度にして下に降ろせばよい。このようにすることにより 、鉤金具1を人間の背の高さより高い所に取付けても、容器を引掛けたり外した りできるので、狭い場所でも容易に整理整頓ができることになる。
【0015】 図2は鉤金具1の詳細図で、直径Dφの金属線材で作った具体例を示している 。L部は容器のフランジ端部4が引掛かって接触する直線部分である。従ってL 部の寸法は、
【数3】 L+S≧h となるように選定する。そして壁面2からの突起高さHは極力低い方が強度も大 きく、突起物として邪魔になるのも抑制できるから、下隅の曲率半径Rは強度が 十分な範囲で小さい方がよいので図2のような形になる。また、5は位置決め用 の鍔、6は取付用の螺子部である。
【0016】 図3は鉤金具1−2を金属板で成型した実施例を示しており、寸法的には図2 の鉤金具1と同じように考え、強度をもたせるのに鉤部の断面幅を広くしている 。この形のものは取付用孔8を利用して螺子止めするか、又は接着して取付ける ことができる。
【0017】 図4は鉤金具1−3をプラスチック材料で一体成型した例を示している。この 形のものも鉤金具1−2と同様螺子止めか、又は接着で取付けることができる。 なお、この形では※の面が容器を着脱する際に滑り面となるので、柱面や垂直壁 面2を汚さないですむ利点がある。
【0018】 図5は鉤金具1の螺子部6に挿入して、鍔5で押さえ付けるようにした数枚の 板厚の薄い座金7を設け、座金の枚数を選択することで、鉤金具1の下側開口寸 法をコ形断面補強フランジの端部4の高さ寸法hに適合させるためにS〜S′の 間の寸法に調節するようにしたものである。
【0019】 図6は鉤金具1−2の取付け面に数枚の座金9を挟みこんだ状態を示しており 、座金9の枚数を選択することで、下側開口寸法をS〜S′の間の寸法に調節で きるようにしている。
【0020】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0021】 請求項1に記載したように、柱面や垂直壁面2を利用して、プラスチック製の 洗濯用盥のように周囲にコ形断面補強フランジのある容器類3を、特別な加工を 施すことなく、そのままの形でフランジの端部4の任意の位置を引掛けることが できる。従って、一か所に集中して荷重を受けることが避けられることになり、 容器類の耐用年数が長くなる。
【0022】 また、少なくとも、人間が手を伸ばした高さに容器の半径を加えた程度の高さ の所に鉤金具1を取付けても、容易に引掛けることができるので、整理整頓の範 囲がひろくなり、スペースの有効活用が図れる。
【図1】鉤金具1に容器類3を引掛けた状態をしめす説
明図
明図
【図2】鉤金具1の実施例の詳細図
【図3】鉤金具1−2の実施例
【図4】鉤金具1−3の実施例
【図5】鉤金具1のS寸法調節機能図
【図6】鉤金具1−2のS寸法調節機能図
Dφ 金属線材の直径 H 壁面からの突起高さ G 容器の重心位置 L コ形断面補強フランジの端部4が引掛かる鉤金具
の直線部分 R 鉤金具下隅の曲率半径 S・S′ 鉤金具の下側開口部寸法 W 容器の重量 h コ形断面補強フランジの端部4の高さ寸法
の直線部分 R 鉤金具下隅の曲率半径 S・S′ 鉤金具の下側開口部寸法 W 容器の重量 h コ形断面補強フランジの端部4の高さ寸法
【外1】 垂直壁面2から重心位置G迄の距離 r コ形断面補強フランジの端部4の根元外側の曲率
半径 t コ形断面補強フランジの端部4の板厚 α 角度 1 鉤金具 1−2 鉤金具 1−3 鉤金具 2 垂直壁面 3 周囲にコ形断面補強フランジのある容器 4 コ形断面補強フランジの端部 5 鍔 6 螺子部 7 座金 8 取付用孔 9 座金
半径 t コ形断面補強フランジの端部4の板厚 α 角度 1 鉤金具 1−2 鉤金具 1−3 鉤金具 2 垂直壁面 3 周囲にコ形断面補強フランジのある容器 4 コ形断面補強フランジの端部 5 鍔 6 螺子部 7 座金 8 取付用孔 9 座金
Claims (1)
- 【請求項1】 周辺にコ形断面の補強用フランジのある
容器類を、建物の壁面等を利用して整理整頓するのに、
吊下げ用紐や引掛け用孔などを使用しないで、柱や垂直
壁面等に密着出来るようにするため開口部が下側にある
のを特徴とする鉤金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131992U JPH0611576U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉤金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131992U JPH0611576U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉤金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611576U true JPH0611576U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=13167709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6131992U Pending JPH0611576U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 鉤金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611576U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3199437U (ja) * | 2015-06-12 | 2015-08-20 | 七雄 松下 | 洗面器用掛け金具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04249402A (ja) * | 1991-02-06 | 1992-09-04 | Murata Mfg Co Ltd | 電力合成分配装置 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP6131992U patent/JPH0611576U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04249402A (ja) * | 1991-02-06 | 1992-09-04 | Murata Mfg Co Ltd | 電力合成分配装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3199437U (ja) * | 2015-06-12 | 2015-08-20 | 七雄 松下 | 洗面器用掛け金具 |
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