JPH06114756A - 打撃力を制御できる打撃工具 - Google Patents

打撃力を制御できる打撃工具

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JPH06114756A
JPH06114756A JP26144692A JP26144692A JPH06114756A JP H06114756 A JPH06114756 A JP H06114756A JP 26144692 A JP26144692 A JP 26144692A JP 26144692 A JP26144692 A JP 26144692A JP H06114756 A JPH06114756 A JP H06114756A
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JP
Japan
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piston
speed
hardness
impact
rock
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JP26144692A
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English (en)
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JP3394963B2 (ja
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Hajime Yamane
肇 山根
Yoriichi Tsuji
頼一 辻
Takashi Higaki
隆 桧垣
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MATSUDA ASTEC KK
Mazda Motor Corp
Original Assignee
MATSUDA ASTEC KK
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打撃工具において被さく孔物の硬軟に応じて
各打撃毎に打撃力を変える。 【構成】 各打撃毎にピストンの往復運動速度を測定
し、ピストンの速度比を求める。次いで、ピストンの速
度比に対する被さく孔物の硬度を表すマップから被さく
孔物の硬度を求め、その硬度に応じてピストンの打撃力
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は打撃工具に関し、より詳
細には、打撃力を制御することができる打撃工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】打撃工具、例えば、さく岩機によるさく
孔においては、さく孔の対象となる岩の岩質によりさく
孔条件が大きく異なってくる。このため、さく岩機の作
動効率やさく孔速度等を最高の状態で使用するために
は、変化するさく孔対象岩の状態、特に、さく孔対象岩
の硬軟を判断し、それに応じて打撃圧、フィード圧等の
さく孔条件を設定することが必要である。
【0003】従来は、岩の硬軟の判断はさく孔速度(単
位時間当たりにさく孔できる距離)を指標として行って
いた。このさく孔速度はオペレータの目視、時計計測、
エンコーダ等を用いた電気的計測等により計測されてい
たが、何れも実際にあるスパンのさく孔を終了した後で
なければ、岩の硬軟を判断することはできなかった。こ
れでは、さく孔が進むにつれて時々刻々変化する岩の硬
度に即応できず、さく岩機の作動効率やさく孔速度の低
下を招く原因となっていた。
【0004】さく孔の進行とともに変化するさく孔対象
岩の硬度に応じて、ピストンのストロークを選択可能に
構成した打撃工具が特開平2−298475号公報に開
示されているが、同公報においても、さく孔対象岩の硬
軟をどのように判定するかについては言及されておら
ず、あるスパンのさく孔が終了しないと岩の硬軟を判定
できないという問題は未解決のままである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑みてなされたものであり、シリンダ内を往復自在に
運動するピストンと、該ピストンにより打撃されてさく
孔を行うチゼルとを有する打撃工具において、ピストン
の各打撃毎に岩の硬軟を判定し、さく孔の進行とともに
変化する岩の硬軟に応じてピストンの打撃力を変えるこ
とによって、作動効率及びさく孔速度を向上させた打撃
工具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明に係る打撃工具は、各打撃毎にピストンの往復運
動速度を検出する速度検出手段と、該速度検出手段が検
出したピストン速度に基づいて被さく孔物の硬軟を判定
する硬軟判定手段と、該硬軟判定手段の判定結果に基づ
いてピストンの打撃力を制御する制御手段とを備える。
【0007】好ましい実施態様においては、硬軟判定手
段は、打撃前後におけるピストンの速度比から被さく孔
物の硬軟を判定する。
【0008】
【作用】速度検出手段は各打撃毎のピストンの往復運動
速度を検出し、その検出結果を硬軟判定手段に送信す
る。硬軟判定手段は速度検出手段からの信号に基づいて
ピストンの往復運動速度の速度比を算出する。硬軟判定
手段には、予め実験等によって求められた、ピストンの
往復運動速度比に対する岩質の硬度を表すマップが記憶
されている。硬軟判定手段はこのマップに基づいて、算
出した速度比から岩質の硬度を判定する。次いで、硬軟
判定手段はその判定結果を制御手段に送り、制御手段は
この判定結果に基づいてピストンの打撃力の制御を行
う。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る打撃工具の一実施例の概
略図である。打撃工具1は、シリンダ3と、シリンダ3
内を自在に往復運動するピストン5と、ピストン5によ
り駆動されるチゼル7とを備えている。チゼル7は、大
径部7Aとロッド部7Bとからなり、大径部7Aはシリ
ンダ3内において自在に往復運動でき、ロッド部7Bは
シリンダ3の一端から外部に突出してその先端において
さく孔部7Cを形成している。ピストン5はチゼル7の
大径部7Aとは離れた位置に当初位置しており、油圧に
より駆動されて図1の右方向に運動し、チゼル7の大径
部7Aに衝突し、チゼル7に右方向へ衝撃力を加える。
この衝撃力により、チゼル7のさく孔部7Cが岩9をさ
く孔する。ピストン5はチゼル7の大径部7Aに衝突し
た後、反力の作用を受けて、図1の左方向に後退する。
【0010】ピストン5の運動は油圧によって制御され
る。ピストン5とチゼル7との間にはチェンバ11A
が、ピストン5とシリンダ3の端面3Aとの間にはチェ
ンバ11Bが各々形成されており、これらのチェンバ1
1A,11Bに油圧が供給されることによって、ピスト
ン5は図1の左方向及び右方向に各々駆動される。チェ
ンバ11A,11Bへの油圧はポンプ13により供給さ
れる。すなわち、ポンプ13がオイルリザーバ15から
吸い上げたオイルを切換バルブ17に送り、切換バルブ
17がチェンバ11A,11Bに各々通じているオイル
通路19A,19Bの何れか一方にオイルを送り出すこ
とにより、チェンバ11Aまたは11Bの何れかに油圧
が供給される。
【0011】シリンダ3にはピストン5の往復運動速度
1 ,V2 を検出する速度検出センサ21が取り付けら
れている。ここに、速度V1 はピストン5が図1の右方
向に駆動されてチゼル7の大径部7Aに衝突する直前の
速度であり、速度V2 はピストン5がチゼル7の大径部
7Aに衝突して、図1の左方向に後退する直後の速度で
ある。速度検出センサ21は検出したピストン5の往復
運動速度V1 ,V2 を表す信号を硬軟判定手段兼制御手
段としてのコントローラ23に送り、コントローラ23
はこの信号に基づいて速度比V2 /V1 を算出する。
【0012】コントローラ23は速度比V2 /V1 と岩
9の硬度Hとの相関関係を示すマップ25を内蔵してお
り、算出した速度比V2 /V1 に対応する岩の硬度Hを
求める。なお、ピストン5の速度比V2 /V1 と岩の硬
度Hとの相関関係は予め実験等を行うことにより求めて
おく。コントローラ23はマップ25から求めた岩の硬
度Hに対応する信号をポンプ13に送ることによってポ
ンプ13のオイル吐出量を制御し、岩9の硬度Hが大き
くなるにつれて、オイル吐出量が大きくなるようにす
る。
【0013】さらに、コントローラ23は切換バルブ1
7に切換信号を送り、ピストン5をチゼル7に衝突させ
るときはオイル通路19Bを開き、チゼル7が岩9をさ
く孔した後にピストン5を戻すときにはオイル通路19
Aを開くように制御する。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る打撃工具においては、従来
のようにあるスパンのさく孔が終了した後に被さく孔物
の硬軟を判定することに代えて、ピストンの各打撃毎に
被さく孔物の硬軟を判定し、その判定結果に応じてピス
トンの打撃力を変える。このため、さく孔の進行ととも
に変化する被さく孔物の硬軟に十分に対応することがで
き、打撃工具の作動効率及びさく孔速度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る打撃工具の一実施例の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 打撃工具 3 シリンダ 5 ピストン 7 チゼル 9 岩 11A,11B チェンバ 13 ポンプ 15 オイルリザーバ 17 切換バルブ 21 速度センサ 23 コントローラ 25 マップ
フロントページの続き (72)発明者 桧垣 隆 広島県広島市南区仁保二丁目1番26号 マ ツダアステック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復自在に運動するピスト
    ンと、該ピストンにより打撃されてさく孔を行うチゼル
    とを有する打撃工具において、各打撃毎に前記ピストン
    の往復運動速度を検出する速度検出手段と、該速度検出
    手段が検出したピストン速度に基づいて被さく孔物の硬
    軟を判定する硬軟判定手段と、該硬軟判定手段の判定結
    果に基づいて前記ピストンの打撃力を制御する制御手段
    とを備える打撃工具。
  2. 【請求項2】 前記硬軟判定手段は、打撃前後の前記ピ
    ストンの速度比から被さく孔物の硬軟を判定することを
    特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
JP26144692A 1992-09-30 1992-09-30 打撃力を制御できる打撃工具 Expired - Fee Related JP3394963B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GR1009101B (el) * 2016-04-11 2017-09-08 Νεκταριος Μενελαου Βιδακης Εξυπνο εργαλειο κρουστικης λαξευσης
KR102219022B1 (ko) * 2019-09-24 2021-02-23 대모 엔지니어링 주식회사 유압브레이커의 센서용 방진구조체
KR102219023B1 (ko) * 2019-09-24 2021-02-23 대모 엔지니어링 주식회사 유압브레이커용 센서 고정구조체

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GR1009101B (el) * 2016-04-11 2017-09-08 Νεκταριος Μενελαου Βιδακης Εξυπνο εργαλειο κρουστικης λαξευσης
KR102219022B1 (ko) * 2019-09-24 2021-02-23 대모 엔지니어링 주식회사 유압브레이커의 센서용 방진구조체
KR102219023B1 (ko) * 2019-09-24 2021-02-23 대모 엔지니어링 주식회사 유압브레이커용 센서 고정구조체

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