JP2001220741A - 鋼杭打用さく岩機 - Google Patents

鋼杭打用さく岩機

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JP2001220741A
JP2001220741A JP2000033926A JP2000033926A JP2001220741A JP 2001220741 A JP2001220741 A JP 2001220741A JP 2000033926 A JP2000033926 A JP 2000033926A JP 2000033926 A JP2000033926 A JP 2000033926A JP 2001220741 A JP2001220741 A JP 2001220741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
striking
steel pile
driving
point
shank rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000033926A
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English (en)
Inventor
Yasushi Inoue
靖 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 打撃ピストンがシャンクロッドを打撃すると
きの打撃エネルギーの大きさを必要に応じて制御し、打
撃による騒音を低減し、且つ周辺部品の耐久性を向上さ
せる。 【解決手段】 シャンクロッドに打撃を与える打撃機構
と、シャンクロッドに回転を与える回転機構とを備え、
鋼杭を打ち込むためのガイド孔のさく孔と、ガイド孔に
挿入した鋼杭の打ち込みとを行う鋼杭打用さく岩機1に
おいて、打撃ピストン11がシャンクロッド2を打撃す
る打撃点を打撃エネルギーが最大となる基準打撃点から
基準打撃点Aより前方の低エネルギー打撃点に移動させ
る打撃点制御ピストン4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地層に鋼杭を打ち
込むためのガイド孔をさく孔し、ガイド孔に挿入した鋼
杭の打ち込みを行う鋼杭打用さく岩機に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼杭打用さく岩機は、打撃機構と回転機
構とを備えており、ガイド孔をさく孔するときには、通
常の地層であれば回転だけを用い、硬い土層、砂層、玉
石混じりの層等に入ったときには、回転と打撃とを併用
してさく孔する。鋼杭を打ち込むときには、鋼杭に打撃
を与える。よって、打撃を用いてさく孔や鋼杭の打ち込
みを行うときには、打撃による騒音が発生する。
【0003】鋼杭打用さく岩機を使用した鋼杭の打ち込
み作業が行われるのは、商店街や住宅密集地などである
ことが多いので、鋼杭打用さく岩機は騒音の発生をでき
るだけ低減することが望ましい。一般に、鋼杭打用さく
岩機では、鋼杭を打ち込むときには、大きな打撃エネル
ギーが必要であるが、さく孔の際にはさほど大きな打撃
エネルギーは必要とされない。
【0004】しかし、従来の鋼杭打用さく岩機では、打
撃ピストンがシャンクロッドを打撃する打撃点は、打撃
エネルギーが最大となる基準打撃点に常時固定されてい
た。従って、大きな打撃エネルギーが必要でないときで
も、打撃ピストンがシャンクロッドを最大の打撃エネル
ギーで打撃することになって過大な騒音を発生させ、ま
た、打撃数も多くなって、騒音発生回数も多くなり、作
業環境を悪化させていた。
【0005】しかも、大きな打撃エネルギーが必要でな
いときでも、打撃ピストンがシャンクロッドを最大の打
撃エネルギーで打撃するので、周辺の部品に不必要な衝
撃を与え、耐久性を低下させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鋼杭打用さ
く岩機における上記の問題を解決するものであって、打
撃ピストンがシャンクロッドを打撃するときの打撃エネ
ルギーの大きさを必要に応じて制御可能で、打撃による
騒音を低減し、且つ周辺部品の耐久性を向上させること
のできる鋼杭打用さく岩機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、シャンク
ロッドに打撃を与える打撃機構と、シャンクロッドに回
転を与える回転機構とを備え、鋼杭を打ち込むためのガ
イド孔のさく孔と、ガイド孔に挿入した鋼杭の打ち込み
とを行う鋼杭打用さく岩機において、打撃ピストンがシ
ャンクロッドを打撃する打撃点を打撃エネルギーが最大
となる基準打撃点から基準打撃点より前方の低エネルギ
ー打撃点に移動させる打撃点制御ピストンを設けること
により上記課題を解決している。
【0008】鋼杭打用さく岩機では、ガイド孔をさく孔
するとき、通常の地層であれば回転だけを用いる。硬い
土層、砂層、玉石混じりの層等をさく孔するときには、
回転と打撃とを併用してさく孔する。このときは大きな
打撃エネルギーは必要とされないので、打撃点制御ピス
トンにより打撃点を基準打撃点より前方の低エネルギー
打撃点に移動させる。
【0009】低エネルギー打撃点で打撃を行うことによ
り、打撃エネルギーが抑制されるので、さく孔時には過
大な騒音が発生せず、また、打撃数も少なくなるので、
騒音発生回数も低減される。鋼杭を打ち込むときには、
大きな打撃エネルギーが必要であるので、打撃点を基準
打撃点に戻す。基準打撃点で打撃することにより打撃エ
ネルギーが最大となるので、鋼杭の貫入量は大となり鋼
杭打ちは速やかに完了する。従って、騒音の発生時間を
抑えることができる。
【0010】大きな打撃エネルギーが必要でないときに
は、打撃ピストンの打撃エネルギーが抑制されるので、
周辺の部品に不必要な衝撃を与えることはなく、耐久性
が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る鋼杭打用さく岩機の打撃点を基準打撃点とした状態を
示す要部の縦断面図、図2は鋼杭打用さく岩機の打撃点
を低エネルギー打撃点とした状態を示す要部の縦断面
図、図3は打撃ピストンの速度と変位の関係を示す作動
の説明図である。
【0012】ここで、鋼杭打用さく岩機1の前部には、
シャンクロッド2に回転を与える回転機構として、チャ
ック7を介してシャンクロッド2に回転を与えるチャッ
クドライバ8が設けられている。チャック7内に挿着さ
れているシャンクロッド2には、ガイド孔をさく孔する
とき、さく孔用のビットを取付けたロッドが連結され、
また鋼杭を打ち込むときには、アンビルが連結されるよ
うになっている。
【0013】シャンクロッド2の後方には、シャンクロ
ッド2に打撃を与える打撃機構として、シリンダ10内
を軸線Y方向に往復動する打撃ピストン11と、打撃ピ
ストン11の前進後退を制御する制御弁(図示略)が設
けられている。打撃ピストン11は、図3に示すよう
に、後端のストロークエンドOから加速されながら前進
し、速度Vが最大、即ち打撃エネルギーが最大となる基
準打撃点Aに達した後減速され、前端のストロークエン
ドPから後退に転じ、後端のストロークエンドOに戻る
という前後方向への往復動を繰り返すよう、制御弁によ
って作動が制御される。
【0014】また、鋼杭打用さく岩機1には、チャック
ドライバ8の後端部内側にシャンクロッド2の後端に当
接するチャックドライバブッシュ6が装着されおり、こ
のチャックドライバブッシュ6の後側に、スラストワッ
シャ5を介して円筒状の打撃点制御ピストン4が打撃ピ
ストン11と同軸に設けられている。打撃点制御ピスト
ン4は、後部の外径が前部の外径より小径になってい
て、シリンダ10との間に油圧室13が形成され、この
油圧室13に圧油を供給することにより打撃点制御ピス
トン4は前方への推力が与えられる。また、スラストワ
ッシャ5は、シリンダ10の内周に設けられた凹溝15
に係合し前後の移動範囲が規制されている。
【0015】油圧室13に圧油が供給されないとき、打
撃点制御ピストン4は図1の状態にあり、シャンクロッ
ド2の後端を基準打撃点Aに保持する。油圧室13に圧
油が供給されると、打撃点制御ピストン4は前方への推
力が与えられて、スラストワッシャ5を図2に示すよう
に凹溝15の前端に当接するまで前方へ移動させる。こ
れに伴ってチャックドライバブッシュ6が前進してシャ
ンクロッド2を前方へ移動させ、シャンクロッド2の後
端を低エネルギー打撃点Bに保持する。
【0016】この鋼杭打用さく岩機1でガイド孔をさく
孔するときは、さく孔用のビットを取付けたロッドをシ
ャンクロッド2に連結し、通常の地層であればチャック
ドライバ8からチャック7を介してシャンクロッド2に
回転を与え、回転だけを用いてさく孔する。硬い土層、
砂層、玉石混じりの層などにビットが入ると、回転だけ
ではさく孔が困難になるので、回転と打撃とを併用して
さく孔する。このときには大きな打撃エネルギーは必要
とされないので、油圧室13に圧油を供給して打撃点制
御ピストン4でチャックドライバブッシュ6、シャンク
ロッド2を前方へ移動させることにより打撃点を基準打
撃点Aから前方の低エネルギー打撃点Bに変更する。
【0017】低エネルギー打撃点Bでは、図3に示すよ
うに、打撃ピストン11は減速されていて、基準打撃点
Aより速度Vが小さいので、この状態で打撃を行うこと
により、打撃エネルギーが抑制される。また、打撃行程
が長くなって単位時間当たりの打撃数も減少する。従っ
て、さく孔時には過大な騒音が発生せず、また、騒音発
生回数も低減される。さらに、打撃ピストン11の打撃
エネルギーが抑制されるので、周辺の部品に不必要な衝
撃を与えることがなく、耐久性を向上させることができ
る。
【0018】鋼杭を打ち込むときには、大きな打撃エネ
ルギーが必要であるので、油圧室13への圧油の供給を
行わず打撃点制御ピストン4を自由状態とする。アンビ
ルをシャンクロッド2に連結し鋼杭の頭に当接させる
と、シャンクロッド2は後退して図1の状態に戻り、打
撃点が基準打撃点Aに変更される。基準打撃点Aで打撃
することにより打撃エネルギーが最大となるので、鋼杭
の貫入量は大となり鋼杭打ちは速やかに完了する。従っ
て、騒音の発生時間を抑えることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鋼杭打用
さく岩機では、打撃ピストンがシャンクロッドを打撃す
るときの打撃エネルギーの大きさを必要に応じて制御可
能で、打撃による騒音を低減し、且つ周辺部品の耐久性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である鋼杭打用さく岩機
の打撃点を基準打撃点とした状態を示す要部の縦断面図
である。
【図2】鋼杭打用さく岩機の打撃点を低エネルギー打撃
点とした状態を示す要部の縦断面図である。
【図3】打撃ピストンの速度と変位の関係を示す作動の
説明図である。
【符号の説明】
1 鋼杭打用さく岩機 2 シャンクロッド 4 打撃点制御ピストン 5 スラストワッシャ 6 チャックドライバブッシュ 7 チャック 8 チャックドライバ 10 シリンダ 11 打撃ピストン 13 油圧室 15 凹溝 A 基準打撃点 B 低エネルギー打撃点 O 後端のストロークエンド P 前端のストロークエンド V 速度 Y 軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクロッドに打撃を与える打撃機構
    と、シャンクロッドに回転を与える回転機構とを備え、
    鋼杭を打ち込むためのガイド孔のさく孔と、ガイド孔に
    挿入した鋼杭の打ち込みとを行う鋼杭打用さく岩機であ
    って、 打撃ピストンがシャンクロッドを打撃する打撃点を打撃
    エネルギーが最大となる基準打撃点から基準打撃点より
    前方の低エネルギー打撃点に移動させる打撃点制御ピス
    トンを設けたことを特徴とする鋼杭打用さく岩機。
JP2000033926A 2000-02-10 2000-02-10 鋼杭打用さく岩機 Pending JP2001220741A (ja)

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