JPH06114705A - スリーブ式補強ロールのスリーブ研削方法 - Google Patents

スリーブ式補強ロールのスリーブ研削方法

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JPH06114705A
JPH06114705A JP28360292A JP28360292A JPH06114705A JP H06114705 A JPH06114705 A JP H06114705A JP 28360292 A JP28360292 A JP 28360292A JP 28360292 A JP28360292 A JP 28360292A JP H06114705 A JPH06114705 A JP H06114705A
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JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
roll
roll shaft
peripheral surface
ring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28360292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Horie
一彦 堀江
Yutaka Matsuda
裕 松田
Tadashi Hiura
正 日浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スリーブを脱着せずに行なうスリーブ式補強ロ
ールの研削方法。 【構成】スリーブ式補強ロール60のスリーブ52の両
端部にボルト56で固着された双方のサイドプレート5
5と、ロール軸51との間にウエッジ式拡張リングの1
例であるシュパンリング(商品名)10を挿入してその
厚さを拡張し、内外周面との摩擦によりサイドプレート
とロール軸を固定しスリーブの回り止めを行なう。ロー
ル軸にケレー11を装着し、研削盤に搭載したスリーブ
式補強ロールを回軸し、双方のジャーナル軸受部51d
の支承受台によりその高さ及び横方向位置を調整しロー
ル軸の芯出しを行ない、次いでシュパンリングのボルト
を回してロール軸とサイドプレートの間隔を微調整して
スリーブ外周面の芯出しを行ったのち、スリーブ外周面
を研削し欠陥除去を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機の補強ロールに
用いる、ロールクラウンの変更が可能なスリーブ式補強
ロールのスリーブ研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ロールクラウンの変更が可能な
スリーブ式補強ロールを、4段圧延機に利用した例を示
す破断側面図である。
【0003】図5に示すように、ロール軸51には、軸
心から偏心して偏心方向及び径の異なる偏心部51a,
51b,51cが設けられている。そして、この各々の
偏心部51a,51b,51cには、ころがり軸受53
が嵌着され、これらのころがり軸受53の外輪が各々の
偏心部51a,51b,51cに対し回転自在な分割ロ
ールを構成している。
【0004】ころがり軸受53の外輪には1体円筒状の
スリーブ52が遊嵌され、両端部にボルト56によって
固着されたサイドプレート55及びスラスト軸受54を
配置することによってロール軸51の軸方向に位置決め
されている。以上の部材によってスリーブ式補強ロール
60が構成されている。
【0005】ロール軸51の両端部は、図示しない圧延
機のハウジング内を昇降するロールチョック58に回転
自在に支持され、図示しないモータ及びこれと接続する
ウォーム減速機59が装設されている。
【0006】このスリーブロール式補強ロール60によ
ってこれと周接するワークロール61を圧下し、上下ワ
ークロール61を回転して両ロール間で圧延材50を圧
延すると、スリーブ52、サイドプレート55及びボル
ト56、ころがり軸受53及びスラスト軸受54の外輪
がワークロール61と共に回転する。
【0007】圧延中は、図示しないモータ及びウォーム
減速機59によってロール軸51を所要の角度で回動
し、各々の偏心部51a,51b,51cの角度を変え
てスリーブ52及びワークロール61のクラウンパター
ンを調整し、圧延材50の板形状を制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来のスリーブロール式補強ロールによるワークロール
圧下のもとでの圧延作業時には、スリーブ52の外周面
に、圧延材50の圧延によってその外周面に片摩耗、押
傷、すり傷等の欠陥が発生する。
【0009】しかしながら、スリーブ52の内周面とこ
ろがり軸受53の外輪の外周面とには、1〜2mm程度
の隙間が設けてあるため、ロール軸51からロールチョ
ック58及びウォーム減速機59を除去したスリーブ式
補強ロール60の1体の状態で、研削盤によってスリー
ブ52の外周面を研削して前記欠陥を除去することは困
難である。
【0010】従って、従来スリーブ外周面を研削するた
めには、多数のボルト56で固着されたサイドプレート
55を取外してスリーブ52を抜出し、このスリーブ5
2に芯金(図示せず)を装着し、研削盤に搭載して基準
面52aによって芯出し、その外周面を研削していた。
【0011】このため、ボルト56、サイドプレート5
5、スリーブ52、芯金(図示せず)等の脱着に長時間
を要する不具合があった。
【0012】本発明は上記不具合点を解消しスリーブ研
削に要する準備時間を大幅に節減することを可能とした
新たなスリーブ研削方法を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明のスリーブ式補強ロールのスリーブ
研削方法は、偏心補強ロール軸着部を有し、所要角度で
回動させるロール軸に、軸方向に複数個に分割した補強
ロールを回転自在に軸着し、該補強ロールの外周に円筒
状スリーブを遊嵌した圧延機のスリーブ式補強ロールに
おける前記スリーブの両端部と前記ロール軸との隙間に
ウエッジ式拡張リングを挿入して前記スリーブと前記ロ
ール軸との間隔を、軸方向において均一に拡張して両者
を固定し、この状態で該スリーブ式補強ロールを研削盤
に搭載してロール軸の芯出しを行ない、さらに前記ウエ
ッジ式拡張リングによって前記スリーブとロール軸間の
隙間の周方向における寸法を調整して前記スリーブの外
周面の芯出しを行なった後、該スリーブ外周面を前記研
削盤によって研削することを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明のスリーブ研削方法は、スリーブをスリ
ーブ式補強ロールから脱着することなく、スリーブをス
リーブ式補強ロールに装着した1体の状態のままで、そ
のスリーブの両端部内周面を、ウエッジ式拡張リングに
よってロール軸の外周面から軸方向において平行に(均
一に)拡張して、スリーブとロール軸とをウエッジ式拡
張リングの内外周面との摩擦によって回り止めする。
【0015】そして研削盤上でロール軸の芯出しを行な
い、さらにウエッジ式拡張リングによってその各角度に
おける前記拡張の度合いを調整してスリーブ外周面の芯
出しを行なったのち、研削盤によって研削して、その外
周面の片摩耗を解消すると共に、押傷、すり傷等の欠陥
を除去する。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は本発明の一実施例方法に用いるスリーブ
式補強ロールにスリーブ研削用治具を装着した状態を示
す破断平面図、図2は図1の要部を拡大した破断平面
図、図3は図1のスリーブ式補強ロールのスリーブを研
削盤によって研削している状態を示す平面図、図4は図
3のIV−IV断面を拡大した正面図である。
【0017】なお、スリーブ式補強ロールの構成は、従
来の技術のものと同一であるので、その説明を省略す
る。
【0018】本発明に用いるスリーブ式補強ロールにお
いては、図1に示すように、スリーブ52の両端部にボ
ルト56によって固着された双方のサイドプレート55
とロール軸51との間にウエッジ式拡張リングの一例で
ある、公知のシュパンリング(商品名)10を挿入して
その厚さを拡張し、その内外周面との摩擦によってサイ
ドプレート55とロール軸51とを固定して、スリーブ
52の回り止めを施している。
【0019】シュパンリング10は、図2に示すよう
に、外周面が両テーパになった内径リング1と、内周面
が両テーパになった外径リング2と、ねじ穴が周方向に
わたって穿設され、前記一方のテーパと摺動する内ウエ
ッジリング3と、ボルト穴が前記ねじ穴と同一ピッチで
穿設され前記他方のテーパと摺動する外ウエッジリング
4と、前記各々のボルト穴を貫通して前記各々のねじ穴
とそれぞれ螺合するボルト5とで構成している。
【0020】この各々のボルト5を同一のトルクで締結
すると、内径リング1の内周面と、外径リング2の外周
面との厚さは、軸方向で均一に、また周方向でほぼ同一
に拡張されることによって、ロール軸51とサイドプレ
ート55との間隔も周方向でほぼ同一になるので、ロー
ル軸51とスリーブ52の基準面52aの芯はほぼ一致
して回り止めされる。
【0021】そして、ロール軸51の軸端部にケレー1
1を装着し、図3及び図4に示すように、公知の研削盤
40に搭載し、ロール軸51の双方のジャーナル軸受部
51dを受台36によって支承し、軸回転装置35、デ
ィスク33、バー34によって、ケレー11を介して、
スリーブ式補強ロール60を回転し、受台36によって
その高さ及び横方向位置を調整してロール軸51の芯出
しを行う。
【0022】次に、もう1度スリーブ式補強ロール60
を回転して、基準面52aの振れを計測しながら、双方
のシュパンリング10のボルト5を回して、ロール軸5
1とサイドプレート55との間隔を微調整し、スリーブ
52の外周面の芯出しを行なう。
【0023】この芯出し作業を終了したのちこのスリー
ブ式補強ロール60を回転し、砥石31を砥石回転送り
装置32によって回転しながらスリーブ52に押付け、
砥石31を軸方向に往復移動させてスリーブ外周面を研
削し、スリーブ外周面上の片摩耗の修正及び押傷、すり
傷等の欠陥を除去する。
【0024】以上本発明の一実施例方法について縷々説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでな
く、本発明技術思想の範囲内において種々変更し得るも
のであり、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する
ものである。
【0025】
【発明の効果】本発明のスリーブ式補強ロールのスリー
ブ研削方法によれば、スリーブ式補強ロールにおけるス
リーブの両端部とロール軸との間隔をウエッジ式拡張リ
ングによって拡張して回り止めし、さらにウエッジ式拡
張リングによってスリーブの外周面の芯をロール軸の芯
と同一に調整することにより、スリーブをスリーブ式補
強ロールに装着した1体の状態でその外周面を研削盤に
よって容易に研削することができる。
【0026】従って、スリーブの外周面研削に際しスリ
ーブをスリーブ式補強ロールから脱着する必要がなくな
り、スリーブ研削の準備時間を大幅に節減することがで
きる。
【0027】また、スリーブとロール軸との間隔を、ウ
エッジ式拡張リングによって、その軸方向において、均
一に拡張することができるので、スリーブ両端部のラッ
パ状の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法に用いるスリーブ式補強
ロールにスリーブ研削用治具を装着した状態を示す破断
平面図である。
【図2】図1の要部を拡大した破断平面図である。
【図3】図1のスリーブ式補強ロールのスリーブを研削
盤によって研削している状態を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面を拡大した正面図である。
【図5】従来技術におけるスリーブ式補強ロールの一例
を示す破断側面図である。
【符号の説明】
1 内径リング 2 外径リング 3 内ウエッジリング 4 外ウエッジリング 5 ボルト 10 シュパンリング 11 ケレー 31 砥石 33 ディスク 34 バー 36 受台 40 研削盤 51 ロール軸 51a,51b,51c 偏心部 52 スリーブ 52a 基準面 53 ころがり軸受 60 スリーブ式補強ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心補強ロール軸着部を有し、所要角度
    で回動させるロール軸に、軸方向に複数個に分割した補
    強ロールを回転自在に軸着し、該補強ロールの外周に円
    筒状スリーブを遊嵌した圧延機のスリーブ式補強ロール
    における前記スリーブの両端部と前記ロール軸との隙間
    にウエッジ式拡張リングを挿入して前記スリーブと前記
    ロール軸との間隔を、軸方向において均一に拡張して両
    者を固定し、この状態で該スリーブ式補強ロールを研削
    盤に搭載してロール軸の芯出しを行ない、さらに前記ウ
    エッジ式拡張リングによって前記スリーブとロール軸間
    の隙間の周方向における寸法を調整して前記スリーブの
    外周面の芯出しを行なった後、該スリーブ外周面を前記
    研削盤によって研削することを特徴とするスリーブ式補
    強ロールのスリーブ研削方法。
JP28360292A 1992-09-30 1992-09-30 スリーブ式補強ロールのスリーブ研削方法 Withdrawn JPH06114705A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100804944B1 (ko) * 2001-12-08 2008-02-20 주식회사 포스코 스틸 슬리브의 측면 덧살 자동 제거장치
CN103084940A (zh) * 2013-01-23 2013-05-08 本钢板材股份有限公司 利用磨床修磨轧板辊的方法
CN103506952A (zh) * 2013-09-27 2014-01-15 苏州凯欧机械科技有限公司 一种用于叉车上中间套磨削时的新型定位夹紧装置

Cited By (4)

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CN103084940B (zh) * 2013-01-23 2015-02-04 本钢板材股份有限公司 利用磨床修磨轧板辊的方法
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Effective date: 19991130