JPH06114630A - 皮剥法 - Google Patents

皮剥法

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Publication number
JPH06114630A
JPH06114630A JP26397692A JP26397692A JPH06114630A JP H06114630 A JPH06114630 A JP H06114630A JP 26397692 A JP26397692 A JP 26397692A JP 26397692 A JP26397692 A JP 26397692A JP H06114630 A JPH06114630 A JP H06114630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peeling
stripping
groove
skin
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP26397692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Isejima
武 伊勢島
Tamotsu Muraishi
保 村石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP26397692A priority Critical patent/JPH06114630A/ja
Publication of JPH06114630A publication Critical patent/JPH06114630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】屑処理を容易にすることを可能とする。 【構成】板状の被皮剥材1の皮剥法において、皮剥前に
被皮剥材1をその表面に皮剥ぎ厚さより浅い厚さの溝2
が付けられるようにした溝付け刃3を設けたフリーロー
ラ4を通した後、皮剥ぎするようにしたことを特徴とす
る。 【効果】皮剥時に発生する皮剥屑が分割もしくは折れや
すくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮剥法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】銅、銅合金等の板状材(条材、帯材)は
材料の表面の欠陥部(熱間加工中のスケールの残りや表
面傷)を取り除くために、皮剥ダイスにより表層部を剥
いでいる。この際に発生する皮剥屑は帯状で連続してお
り、体積がかさばる。このため、皮剥ダイス周辺の屑箱
を大きくする必要がある。
【0003】また、作業後に皮剥屑を排出し易くするた
めに圧縮プレス機等を設置して、かさを小さくさせてい
る場合もある。
【0004】棒状、線状の材料に関しては材料表面にス
パイラルカッター等で傷(溝)を付けた後に皮剥ダイス
を通すことにより皮剥屑を分割(チップ状に切断)させ
る方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は皮剥屑
が帯状に連続して発生するために材料または周辺機器等
にからみつき、除去するのに手間がかかる。また、から
みつきを防ぐために皮剥屑箱を大きくとる必要があっ
た。
【0006】さらに作業終了後の皮剥屑の排出もかさば
るために困難なものとなっていた。
【0007】棒状、線状の材料に関しては前述のスパイ
ラルカッター方法があるが、本願のような板状の材料に
関しては適用できない。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、屑処理を容易にすることを可能とした皮剥法を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、皮剥前に被
皮剥材をその表面に皮剥ぎ厚さより浅い厚さの溝が付け
られるようにした溝付け刃を設けたローラ間を通した
後、皮剥することにより、達成される。
【0010】
【作用】上記手段を設けたので、皮剥時に発生する皮剥
屑が分割もしくは折れやすくなる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0012】〔実施例1〕図1から図3には本発明の一
実施例が示されている。本実施例では皮剥前に被皮剥材
1をその表面に皮剥ぎ厚さαより浅い深さβ(図3参
照)の溝2が付けられるようにした溝付け刃3を設けた
回転自在なローラ4間を通した後、皮剥ぎするようにし
た。このようにすることにより皮剥時に発生する皮剥屑
5が分割もしくは折れやすくなって、皮剥屑5のかさば
りが小さくなり、屑処理を容易にすることを可能とした
皮剥法を得ることができる。
【0013】すなわち図1および図2に示されているよ
うに、皮剥ダイス6に被皮剥材1を通す前にローラ4間
を通して皮剥を行う。ローラ4には夫々溝付け刃3が取
付られており、この刃3によって被皮剥材1の表面に溝
2を付けることができる。溝2の深さβは片面の皮剥量
である皮剥厚さαよりも小さくとる(図3参照)必要が
ある。浅すぎる場合は、本効果が得られにくく、また、
深すぎる場合には、皮剥後の材料7表面に溝2が残って
しまい望ましくない。この溝2の深さβは片面の皮剥量
である皮剥厚さαの60〜80%が望ましい。そのため
に深さ(溝2の深さ)βはローラ4表面よりも溝付け刃
3の高さを深さβ分だけ突出させることにより一定に保
たれる。なお図3においてt1は材料厚さ、t2は皮剥後
の材料厚みである。
【0014】実際の作業時は被皮剥材1をローラ4間に
通した後、溝付け刃3のない部分のローラ4の表面を被
皮剥材1に上ローラ上下調整ハンドル8を操作して挾む
だけで一定の溝2深さβが得られる。また、ローラホル
ダ9は上下左右に自由度を持たせれば(固定せずにフリ
ーの状態にしておく)、被皮剥材1の厚みや幅、さらに
通板位置に左右されずに一定に溝2をつけることが可能
である。
【0015】溝2のピッチは皮剥時に皮剥屑5が圧縮さ
れるため、100〜200mm程度でよい。すなわちロ
ーラ4の外径を50mmとすれば、ローラ4の表面に1
ケ所だけ溝付け刃3を設ければ十分である。また、ロー
ラ4は被皮剥材1との摩擦により回転駆動されるため、
ローラ4自身の回転駆動装置は不要である。
【0016】以上の装置により、皮剥前に被皮剥材1表
面に溝2を一定につけることが可能となり、皮剥時には
前述したように皮剥部が圧縮されながら皮剥屑5となっ
ていくため、溝2の部分に応力が集中し、皮剥屑5が分
割された皮剥屑10、もしくは曲がりやすくなる。
【0017】このように本実施例によれば板状金属材の
皮剥時に発生する帯状の皮剥屑が分割もしくは折れ曲が
り易くなり、周辺機器および被皮剥材へのからまりがな
くなり、作業効率が向上する。さらに皮剥屑がかさばら
ないため、排出も容易であり、圧縮プレス等の処理設備
も不要となる。インラインで行うこと(ローラに通すだ
け)により、従来の作業効率はほとんど低下しない。さ
らに製作費用も安く、消耗品である溝付け刃を定期的に
交換するだけだよい。
【0018】〔実施例2〕図4には本発明の他の実施例
が示されている。本実施例では斜め刃付きローラ4aを
使用するようにした。すなわち斜め刃にすることで斜め
溝2aがつけられ、皮剥時の引抜力を小さくすることが
でき、さらに溝付け刃での溝付け時の振動、また、皮剥
時の衝撃を緩和させることができる。この場合、上ロー
ラと下ローラとの溝角度を逆にすることにより、スラス
ト方向の力を相殺させられ、被皮剥材1が横にずれるこ
とを防ぐことができる。
【0019】この実施例では溝深さβの調整が前述の場
合よりむずかしく、かつ斜め刃付きローラ4aの製作費
用が高い難点がある。
【0020】この実施例の他にさらに、材料側面部に溝
を付けられるサイド面専用の同様な溝付きローラを取り
付けることが考えられる。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明は、皮剥前に被皮剥
材をその表面に皮剥ぎ厚さより浅い深さの溝が付けられ
るようにした溝付け刃を設けたローラ間を通した後、皮
剥するので、皮剥時に発生する皮剥屑が分割もしくは折
れやすくなって、皮剥屑のかさばりが小さくなり、屑処
理を容易にすることを可能とした皮剥法を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮剥法の一実施例による皮剥装置の斜
視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】本発明の皮剥法の一実施例による溝の深さと皮
剥量との関係を示す説明図である。
【図4】本発明の皮剥法の他の実施例による皮剥装置の
上面図である。
【符号の説明】
1 被皮剥材 2 溝 3 溝付け刃 4 フリーローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の被皮剥材の皮剥法において、皮剥前
    に前記被皮剥材をその表面に皮剥ぎ厚さより浅い厚さの
    溝が付けられるようにした溝付け刃を設けたローラ間を
    通した後、皮剥ぎするようにしたことを特徴とする皮剥
    法。
JP26397692A 1992-10-02 1992-10-02 皮剥法 Pending JPH06114630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26397692A JPH06114630A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 皮剥法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26397692A JPH06114630A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 皮剥法

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Publication Number Publication Date
JPH06114630A true JPH06114630A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17396832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26397692A Pending JPH06114630A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 皮剥法

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JP (1) JPH06114630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0421740B1 (en) * 1989-10-03 1997-08-06 Konica Corporation Silver halide photographic light-sensitive material with high-sensitivity and improved fog and granularity and method of its production

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0421740B1 (en) * 1989-10-03 1997-08-06 Konica Corporation Silver halide photographic light-sensitive material with high-sensitivity and improved fog and granularity and method of its production

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