JPH06114527A - 鋳造機の給湯量制御方法 - Google Patents

鋳造機の給湯量制御方法

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JPH06114527A
JPH06114527A JP27179092A JP27179092A JPH06114527A JP H06114527 A JPH06114527 A JP H06114527A JP 27179092 A JP27179092 A JP 27179092A JP 27179092 A JP27179092 A JP 27179092A JP H06114527 A JPH06114527 A JP H06114527A
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JP
Japan
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pressure
hot water
molten metal
water supply
furnace
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Withdrawn
Application number
JP27179092A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Takahashi
俊充 高橋
Fumikazu Otsuki
文和 大槻
Hiroshi Sasaki
博史 佐々木
Kazuki Takahara
一樹 高原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に一定の給湯量を射出スリーブ4内に給湯
する。 【構成】 給湯時の給湯炉内圧力と金型キャビティ内圧
力を圧力計16と圧力計7で測定し、この測定した両圧力
の圧力差を求め、この圧力差が予め設定している設定圧
力に達するまで給湯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧鋳造機、ダイカス
トマシン、低圧鋳造機等の軽合金鋳造機の給湯量制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来技術による立型鋳造機の例を
示す。図6(a) に示すように、金型は移動金型1と固定
金型2から構成され、固定金型2の下部に射出スリーブ
4が形成されている。この射出スリーブ4内をプランジ
ャチップ5が移動する。射出スリーブ4の側壁には給湯
口17が形成され、この給湯口17には射出スリーブ4と溶
湯炉11とを連通させる給湯管12の一端が接続されてい
る。また、溶湯炉11上部には、気体圧元15から電磁弁1
4、減圧弁13を介して通気管18が接続されている。溶湯
炉11と減圧弁13の間の通気管18には圧力計16が設置して
ある。なお、6は金型隙間を示す。
【0003】この鋳造機を用いて鋳造を行う場合は、図
6(b) に示すように、移動金型1と固定金型2を閉じた
状態で、密閉構造の給湯炉11の湯面に気体圧元15からの
気体圧をかけ、射出スリーブ4内に給湯炉11内の溶湯21
を充填する。このときの溶湯量の制御は、圧力計16の値
が設定圧力に達することによって、給湯完了信号を鋳造
機側に送信し、図6(c) に示すように、プランジャチッ
プ5を移動させて、プランジャチップ5で給湯口17を閉
じる。この時点で金型に射出される溶湯量が決定され
る。さらに、プランジャチップ5を移動させ、図6(d)
に示すように、金型キャビティ3内に溶湯を射出する。
【0004】また、溶湯量の制御は、上記のように、圧
力計16の値が設定圧力に達することによって行う方法以
外に、給湯時間を設定しておき、給湯時間が設定時間に
達すると、給湯完了信号を鋳造機側に送信し、プランジ
ャチップ5を移動させて、給湯口17を閉じる方法があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金型内に溶湯を射出す
る鋳造機に給湯する場合、金型キャビティ内に残存する
空気を金型に設けたエアー抜き用の金型隙間6または押
出しピン隙間等を使用して流出させるか、吸引して排出
することにより給湯を行う。すなわち、給湯炉内の圧力
と金型キャビティ内の圧力差を利用して給湯を行う。
【0006】しかし、金型に設けたエアー抜き用金型隙
間は、堆積する金型潤滑剤、金型温度等により変化する
ため、金型キャビティ内の空気の流出量が鋳造毎に変化
し、金型キャビティ内の圧力が鋳造毎に変化する。この
圧力変動により、給湯量が変化する。
【0007】従来の給湯量制御方法は、金型キャビティ
内の圧力の変動に関係なく、給湯炉内の圧力が、ある設
定圧力に達した時点、または給湯開始からある設定時間
に達した時点で給湯完了として、鋳造機側に給湯完了信
号を送信しているので、金型キャビティ内の圧力に変動
が生じた場合、給湯量が変化してしまうという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、給湯時の給湯炉内の圧力と金型キャビ
ティ内の圧力を測定し、この圧力差を設定圧力に合わせ
ること、あるいは、前記圧力差に基づく差圧積分値を給
湯量制御に利用することによって、常に一定の給湯量を
射出スリーブ内に給湯する給湯量制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明は、給湯時に給
湯炉内の圧力と金型キャビティ内の圧力を測定し、この
測定した両圧力の圧力差を求め、この圧力差が予め設定
している設定圧力に達するまで給湯する鋳造機の給湯量
制御方法である。
【0010】第2発明は、給湯時に給湯炉内の圧力と金
型キャビティ内の圧力を測定し、この測定した両圧力の
圧力差に基づく差圧積分値が、予め設定している設定差
圧積分値に達するまで給湯する鋳造機の給湯量制御方法
である。
【0011】
【作用】鋳造毎に、給湯時の給湯炉内圧力と金型キャビ
ティ内圧力を測定し、この圧力差を、給湯炉内の圧力を
制御し、予め設定している設定圧力に合わせるため、溶
湯炉内の溶湯面に加わる圧力は常に設定圧力に等しく、
このため、射出スリーブ内に給湯する給湯量は常に一定
である。すなわち、本発明法では射出スリーブ内の溶湯
面の高さと給湯炉内の溶湯面の高さの差が設定圧力に一
致するため、射出スリーブ内への給湯量は常に一定であ
る。
【0012】また、鋳造毎に、給湯時の給湯炉内圧力と
金型キャビティ内圧力を測定し、圧力差を求めること
は、給湯速度を間接的に測定していることになる。すな
わち、給湯量は給湯速度の積分値として考えることが可
能であり、両方の圧力差に基づく差圧積分値が、予め設
定している設定差圧積分値に達するまで給湯することに
よって、射出スリーブ内の給湯量を常に一定にすること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明法に係わる立型鋳造機の例で、金型キャビ
ティ3内の圧力を測定する圧力計7を移動金型1と固定
金型2が接触する部分に設置したものである。なお、以
下の説明において、前記従来技術例と同じ構成部分につ
いては同一符号を用い、説明を省略もしくは簡略にす
る。
【0014】鋳造時、圧力計16で給湯炉11内の圧力を、
圧力計7で金型キャビティ3内の圧力を測定し、この圧
力差を、気体圧元15からの気体圧を制御して、給湯炉11
内の圧力を、設定圧力に合わせる。この間、給湯炉11内
の溶湯21は射出スリーブ4内に給湯される。この時点で
給湯完了信号を鋳造機側に送信し、プランジャチップ5
を移動させて、プランジャチップ5で給湯口17を閉じ
る。その後、さらにプランジャチップ5を移動させて、
溶湯を金型キャビティ3内に射出する。
【0015】このときの設定圧力と給湯炉内圧力および
金型キャビティ内圧力との関係を図3(a) に示す。給湯
開始前は給湯炉内圧力と金型キャビティ内圧力は同じで
あり、給湯完了時点で、給湯炉内圧力と金型キャビティ
内圧力との差を設定圧力に一致させる。このようにし
て、射出スリーブ4内へ決まった量の溶湯を給湯するこ
とができる。
【0016】また、鋳造毎に、給湯時の給湯炉内圧力と
金型キャビティ内圧力を測定し、この圧力差を求めるこ
とで、給湯速度を知り、給湯速度の積分値を利用して給
湯量を管理する方法は、圧力差に基づく差圧積分値が設
定差圧積分値に達するまで、給湯炉11内の溶湯21を射出
スリーブ4内に給湯する。この時点で給湯完了信号を鋳
造機側に送信し、プランジャチップ5を移動させて、プ
ランジャチップ5で給湯口17を閉じる。このようにし
て、射出スリーブ内の給湯量を常に一定にすることがで
きる。その後、さらにプランジャチップ5を移動させ
て、溶湯を金型キャビティ3内に射出する。
【0017】なお、差圧積分値は、一定間隔のサンプリ
ング時間毎に圧力差を求め、この圧力差とサンプリング
間隔の時間との積をサンプリング間隔毎の差圧積分値と
し、これを給湯開始から給湯完了時点まで繰り返し行
い、得られたサンプリング間隔毎の差圧積分値の和を差
圧積分値とした。この差圧積分値が設定差圧積分値に達
するまで給湯する。
【0018】このときの圧力差と差圧積分値との関係を
図4(a) に示す。図中斜線領域が差圧積分値である。給
湯開始前は圧力差がないため差圧積分値は0であり、給
湯完了時点で、差圧積分値を設定差圧積分値に一致させ
る。このようにして、射出スリーブ4内へ決まった量の
溶湯を給湯することができる。
【0019】図2は本発明法に係わる立型鋳造機の例
で、金型キャビティ3内の圧力を測定する圧力計7と金
型キャビティ3内のエアー等を排除する減圧用ポンプ8
を、移動金型1と固定金型2が接触する部分に設置した
ものである。なお、以下の説明において、前記従来技術
例と同じ構成部分については同一符号を用い、説明を省
略もしくは簡略にする。
【0020】この立型鋳造機では、金型キャビティ3内
のエアー等を減圧用ポンプ8で積極的に排除するもの
で、この場合の設定圧力と給湯炉内圧力および金型キャ
ビティ内圧力との関係を図3(b) に示す。給湯開始前は
給湯炉内圧力と金型キャビティ内圧力は同じであり、給
湯時は減圧用ポンプ8で減圧されているため、給湯完了
時点では、金型キャビティ内圧力はマイナスであるが、
給湯炉内圧力と金型キャビティ内圧力との差は設定圧力
に一致させる。このようにして、射出スリーブ4内へ決
まった量の溶湯を給湯することができる。
【0021】一方、圧力差から給湯速度を知り、給湯速
度の積分値を利用して給湯量を管理する方法では、図4
(b) に示すように、給湯開始前は圧力差がないため差圧
積分値は0であり、給湯完了時点で、差圧積分値を設定
差圧積分値に一致させる。このようにして、射出スリー
ブ4内へ決まった量の溶湯を給湯することができる。
【0022】図5は金型キャビティ3内の圧力を測定す
る圧力計7を移動金型1と固定金型2が接触する部分に
設置した本発明法に係わる横型鋳造機の例である。横型
鋳造機の場合でも、さきに述べた立型鋳造機と同様に、
設定圧力または設定差圧積分値を利用することによっ
て、射出スリーブ4内へ決まった量の溶湯を給湯するこ
とができる。なお、横型鋳造機に減圧ポンプを設置し
て、上記と同じ効果を得ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、給湯時の給湯炉内圧力と金型
キャビティ内圧力を測定し、この圧力差を設定圧力に合
わせ、あるいは、圧力差に基づく差圧積分値を給湯量制
御に利用する鋳造機の給湯量制御方法であって、本発明
法によば、常に一定の給湯量を射出スリーブ内に給湯す
ることができるため、品質の安定した鋳造品を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法に係わる鋳造機の例で、金型キャビテ
ィ内の圧力を測定する圧力計を設置した立型鋳造機を示
す図である。
【図2】本発明法に係わる鋳造機の例で、金型キャビテ
ィ内の圧力を測定する圧力計と金型キャビティ内のエア
ー等を排除する減圧用ポンプを設置した立型鋳造機を示
す図である。
【図3】設定圧力と給湯炉内圧力および金型キャビティ
内圧力との関係を示す図である。
【図4】圧力差と差圧積分値との関係を示す図である。
【図5】本発明法に係わる鋳造機の例で、金型キャビテ
ィ内の圧力を測定する圧力計を設置した横型鋳造機を示
す図である。
【図6】従来技術による立型鋳造機の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…移動金型、2…固定金型、3…金型キャビティ、4
…射出スリーブ、5…プランジャチップ、6…金型隙
間、7…圧力計、8…減圧用ポンプ、11…給湯炉、12…
給湯管、13…減圧弁、14…電磁弁、15…気体圧元、16…
圧力計、17…給湯口、18…通気管、21…溶湯。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 一樹 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯時に給湯炉内の圧力と金型キャビテ
    ィ内の圧力を測定し、この測定した両圧力の圧力差を求
    め、この圧力差が予め設定している設定圧力に達するま
    で給湯することを特徴とする鋳造機の給湯量制御方法。
  2. 【請求項2】 給湯時に給湯炉内の圧力と金型キャビテ
    ィ内の圧力を測定し、この測定した両圧力の圧力差に基
    づく差圧積分値が、予め設定している設定差圧積分値に
    達するまで給湯することを特徴とする鋳造機の給湯量制
    御方法。
JP27179092A 1992-10-09 1992-10-09 鋳造機の給湯量制御方法 Withdrawn JPH06114527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27179092A JPH06114527A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 鋳造機の給湯量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27179092A JPH06114527A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 鋳造機の給湯量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06114527A true JPH06114527A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17504891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27179092A Withdrawn JPH06114527A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 鋳造機の給湯量制御方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH06114527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078033A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 助川電気工業株式会社 真空鋳造装置用金型とそれを使用した真空鋳造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078033A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 助川電気工業株式会社 真空鋳造装置用金型とそれを使用した真空鋳造装置

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