JPH06114516A - 連続鋳造設備におけるロールセグメントフレーム - Google Patents

連続鋳造設備におけるロールセグメントフレーム

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JPH06114516A
JPH06114516A JP26692892A JP26692892A JPH06114516A JP H06114516 A JPH06114516 A JP H06114516A JP 26692892 A JP26692892 A JP 26692892A JP 26692892 A JP26692892 A JP 26692892A JP H06114516 A JPH06114516 A JP H06114516A
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centering
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frame
roll
adjustment
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JP26692892A
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Hajime Umada
一 馬田
Toshitane Matsukawa
敏胤 松川
Nobutaka Goto
信孝 後藤
Akio Yamabe
昭夫 山部
Hitoshi Taniseki
等 谷関
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JFE Steel Corp
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの芯出し作業を迅速かつ正確に行え
て、検査員による調整誤差も生じない。 【構成】 下サポートロール16を支持する下フレーム12
の所定位置に、芯出し用治具フレーム21に設けられた基
準計測ブロック40の基準計測面40a上にロールセグメ
ント10のフレームの撓みを最小で支持可能な複数の芯
出し基準ブロック32を配設し、この芯出し基準ブロック
32の凹部内に、調整ボルトにより水平方向にスライド自
在で下面がテーパー面に形成された調整ライナーと、上
面が前記テーパー面に当接されるテーパー受け面に形成
され下面が基準ブロックの凹部から下方に突出される芯
出し基準面に形成された基準ライナーと、この基準ライ
ナーと調整ライナーとを固定する固定具とを有する経年
変化調整具33を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備において
セグメントフレームに配設されたサポートロールの芯出
しを芯出し治具上で行うためのセグメントフレームに関
する。
【0002】
【従来の技術】図6,図7に示すように、たとえば垂直
湾曲型連続鋳造設備において、モールドから連続的に形
成される鋳片を案内支持するロールセグメント10は、
上下フレーム11,12とサイドフレーム13とで矩形
状に連結され、上下フレーム11,12の対向面に軸受
14を介して上下サポートロール15,16やサイドロ
ール(図示せず)が回転自在に支持されている。そし
て、サイドフレーム13の外面には、鋳造ラインに設置
する時に基準となる左右一対のトラニオン軸17が前後
2組突設されている。
【0003】このロールセグメント10は、組み立て
後、各上下サポートロール15,16やサイドロールの
芯出し作業が必要で、逆門形状の芯出し治具フレーム2
1の支持柱22上にトラニオン軸17を介して支持さ
せ、ロール面に薙刀ゲージ23をゲージジャッキ24を
介して載置し、サポートロール15,16と薙刀ゲージ
23との隙間調整を、軸受14にシムを介装して行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロールセグ
メント10は構造上、下フレーム12とサイドフレーム
13がボルト結合されており、芯出し治具フレーム21
上にトラニオン軸17でロールセグメント10を支持す
ると、下フレーム12とサイドフレーム13の撓みによ
り芯出し精度が低下する。そのため、下フレーム12の
下部四隅位置に調整ジャッキ25を配置するとともに、
トラニオン軸17の頂部にダイヤルゲージ26を配置
し、調整ジャッキ25を進展して下フレーム12を持ち
上げ、ダイヤルゲージ26によりトラニオン軸17が上
昇を開始する直前で調整ジャッキ25を停止してロール
セグメント10を保持させる。これにより、芯出し作業
を行っていた。
【0005】しかし、芯出し作業毎に調整ジャッキ25
を作動させてダイヤルゲージ26によりトラニオン軸1
7の変位を読み取り、キャンセルするという作業を繰り
返すことになるため、極めて時間を要するとともに、検
査員の個人差により微妙に調整誤差が生じることがあっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して、ロール
の芯出し作業を迅速かつ正確に行えて、検査員による調
整誤差も生じない連続鋳造設備におけるロールセグメン
トフレームを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の連続鋳造設備におけるロールセグメントフ
レームは、セグメントフレームのロールを支持する軸受
設置面と反対面に所定位置に、芯出し用治具に設けられ
た基準計測受け面上にセグメントフレームの撓みを最小
で支持可能な複数の芯出し基準ブロックを配設し、この
芯出し基準ブロックの凹部内に、調整ボルトにより水平
方向に移動可能で下面がテーパー面に形成された調整ラ
イナーと、上面を前記テーパー面に当接するテーパー受
け面に形成され下面を基準ブロックの凹部から下方に突
出されて前記基準計測受け面に支持される芯出し基準面
に形成した基準ライナーと、この基準ライナーと調整ラ
イナーとを固定する固定具とを備えた経年変化調整具を
設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ロールの芯出し作業は、芯
出し基準ブロックの芯出し基準面を芯出し用治具フレー
ムの基準計測面上に載置するだけで、薙刀ゲージをロー
ル上に配置して行うことができ、芯出し作業毎のジャッ
キの駆動やダイヤルゲージの読み取りもなく、迅速で個
人差もなく正確な芯出し作業が行える。しかも、長期間
の使用によるセグメントフレームの撓みも、経年変化調
整用治具を使用して、基準ブロック内の基準ライナーを
出退させることにより容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るロールセグメントと芯出
し治具の一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。な
お、従来と同一の部材は同一符号を付し、説明は省略す
る。
【0010】図1〜図3に示すように、ロールセグメン
ト10の下フレーム12の底面には、底面が芯出し基準
面31に形成された芯出し基準ブロック32が四隅側に
それぞれ突設されている。この芯出し基準ブロック32
は、ロールセグメント10が芯出し用治具フレーム21
にトラニオン軸17を介して支持された載置状態で、芯
出し用治具フレーム21に配設された基準計測ブロック
40の基準計測面40aに載置されてロールセグメント
10の上下フレーム11,12およびサイドフレーム1
3の撓みが最小となるように設定されており、この芯出
し基準ブロック32には経年変化調整治具33が組み込
まれている。
【0011】前記経年変化調整治具33は、図4,図5
に示すように、芯出し基準ブロック32に底面が開口す
る凹部32aが形成されている。そして、芯出し基準ブ
ロック32の前後面の対向位置に形成されたボルト孔3
2bにそれぞれ調整ボルト34A,34Bがそれぞれ貫
通され、調整ボルト34A,34Bのねじ部が、凹部3
2a内に前後方向に移動自在に配置された調整ライナー
35の1本の調整ボルト孔35aに両側からそれぞれ螺
合されている。この調整ライナー35の底部には調整ボ
ルト34A,34Bの長さ方向に傾斜するテーパー面3
5bに形成され、またこの調整ライナー35の開口側に
は、底部が芯出し基準面31に形成された基準ライナー
36が出退自在に配置されて固定ボルト37により固定
されている。前記基準ライナー36は、上面が前記テー
パー面35bに摺接するテーパー受け面36aに形成さ
れ、また固定ボルト37の装着孔36bが座ぐりされて
おり、固定ボルト37はこの装着孔36bから調整ライ
ナー35に調整ボルト孔35aと平行に形成された長孔
35cを介して芯出し基準ブロック32の固定用ねじ孔
32cに装着されている。
【0012】図3において、41は芯出し用治具フレー
ム21に設けられた下フレーム12の装着ガイド体、4
2は下フレーム12に突設された芯出しゲージ43(図
2)のゲージ受け具である。
【0013】次にこのロールセグメント10の上下サポ
ートロール15,16およびサイドロールの芯出し方法
を説明する。図2,図3に示すように、連続鋳造設備の
クレーンを使用してロールセグメント10を吊り下げ、
装着ガイド体41に案内させるとともに、位置決めゲー
ジ43をゲージ受け具42に係合して、芯出し治具フレ
ーム21上に搬入し、トラニオン軸17を支持柱22で
支持させる。これにより、初期調整された芯出し基準ブ
ロック32の芯出し基準面31は、基準計測ブロック4
0上に載置されて下フレーム12等の撓みが除去され
る。そして、ゲージジャッキ24上に薙刀ゲージ23を
載せて下サポートロール16との隙間を計測し、下サポ
ートロール16の位置を調整する。同様に上サポートロ
ール15およびサイドロール(薙刀ゲージ23の側辺を
使用する。)を調整する。
【0014】経年変化による芯出し基準面31の調整を
行う場合は、芯出し治具フレーム21上に載置した後、
図1,図2に仮想線で示すように、トラニオン軸17の
浮き上がりを検出するダイヤルゲージ51をそれぞれ配
置し、経年変化調整治具33を使用し、固定ボルト37
を外した状態で、一方の調整ボルト34Aを緩めてお
き、他方の調整ボルト34Bを操作して調整ライナー3
5を移動させ、基準ライナー36を凹部32a内から出
退させる。そして、前記ダイヤルゲージ51が動き始め
た位置で、一方の調整ボルト34Aを締め付け調整ライ
ナー35をロックするとともに、調整ボルト34A,3
4Bの頭部を芯出し基準ブロック32に点溶接して固定
し、そして固定ボルト37を装着して締め付ける。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、ロ
ールの芯出し作業は、芯出し基準部材の水平基準面を芯
出し用治具フレームの基準計測面上に載置するだけで、
薙刀ゲージをロール上に配置して行うことができ、芯出
し作業毎のジャッキの駆動やダイヤルゲージの読み取り
もなく、迅速で検査員の個人差もなく正確に芯出し作業
を行うことができる。しかも、長期間の使用によるセグ
メントフレームの撓みも、経年変化調整用治具により基
準ブロックを出退させることにより行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールセグメントの一実施例を示
し、芯出し治具による芯出し作業を説明する概略正面図
である。
【図2】同ロールセグメントの芯出し治具による芯出し
作業を説明する概略側面図である。
【図3】同芯出し治具フレームを示す概略平面図であ
る。
【図4】同芯出し治具フレームに設けた芯出し基準ブロ
ックの断面図である。
【図5】同芯出し治具フレームに設けた芯出し基準ブロ
ックの底面図である。
【図6】従来のロールセグメントの芯出し作業を説明す
る概略正面図である。
【図7】同ロールセグメントの芯出し作業を説明する概
略側面図である。
【符号の説明】
10 ロールセグメント 11 上フレーム 12 下フレーム 13 サイドフレーム 14 軸受 15 上サポートロール 16 下サポートロール 17 トラニオン軸 21 芯出し治具フレーム 22 支持柱 23 薙刀ゲージ 31 芯出し基準面 32 芯出し基準ブロック 32a 凹部 32c 固定用ねじ孔 33 経年変化調整治具 34A,33B 調整ボルト 35 調整ライナー 35a 調整ボルト孔 35b テーパー面 36 基準ライナー 36a テーパー受け面 37 固定ボルト 40 基準計測ブロック 40a 基準計測面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 敏胤 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番地) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 後藤 信孝 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番地) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 山部 昭夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 谷関 等 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントフレームのロールを支持する
    軸受設置面と反対面に所定位置に、芯出し用治具に設け
    られた基準計測受け面上にセグメントフレームの撓みを
    最小で支持可能な複数の芯出し基準ブロックを配設し、
    この芯出し基準ブロックの凹部内に、調整ボルトにより
    水平方向に移動可能で下面がテーパー面に形成された調
    整ライナーと、上面を前記テーパー面に当接するテーパ
    ー受け面に形成され下面を基準ブロックの凹部から下方
    に突出されて前記基準計測受け面に支持される芯出し基
    準面に形成した基準ライナーと、この基準ライナーと調
    整ライナーとを固定する固定具とを備えた経年変化調整
    具を設けたことを特徴とする連続鋳造設備におけるロー
    ルセグメントフレーム。
JP26692892A 1992-10-06 1992-10-06 連続鋳造設備におけるロールセグメントフレーム Expired - Lifetime JP2815272B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101153614B1 (ko) * 2009-04-09 2012-06-18 주식회사 포스코 연속 주조기의 세그먼트 롤 운반장치용 받침장치
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CN114413733A (zh) * 2022-01-28 2022-04-29 中钢集团西安重机有限公司 一种扇形段基础框架的测量方法

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