JPH061133Y2 - 医療用圧縮空気浄化装置 - Google Patents

医療用圧縮空気浄化装置

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JPH061133Y2
JPH061133Y2 JP17552187U JP17552187U JPH061133Y2 JP H061133 Y2 JPH061133 Y2 JP H061133Y2 JP 17552187 U JP17552187 U JP 17552187U JP 17552187 U JP17552187 U JP 17552187U JP H061133 Y2 JPH061133 Y2 JP H061133Y2
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JP
Japan
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compressed air
hollow fiber
fiber membrane
hollow
housing
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Application number
JP17552187U
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English (en)
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JPH0180114U (ja
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和夫 桑原
修 山本
隆弘 松井
昌宏 盛田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
J Morita Manufaturing Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は医療用圧縮空気浄化装置に関し、特に歯科用に
適した装置に関する。
(従来の技術) 医療においては、患者の診察・治療時に圧縮空気が用い
られる場合があり、特に歯科においては患部の洗浄、又
は処置の前後に、乾燥のため等に圧縮空気が用いられて
いる。
しかし、これは単に周囲の空気をコンプレッサーを用い
て圧縮し、オイルミストと塵等を除去する塵・ミスト除
去器を設けただけのものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような装置では細菌を除去することが困難
であり、口腔内等の圧縮空気を用いる対象部に傷等があ
るとこれを化膿させる恐れもある。又、空気中の水蒸気
が圧縮比に応じて水と飽和水蒸気に変化するため、この
水がノズルを詰まらせて、乾燥すべきときに水を噴出し
てしまうというような不便がある。特にその日の開始時
等しばらくコンプレッサーを休止させた後に最初に圧縮
空気を用いる時は配管内に溜った水がノズルから大量に
噴き出すことも多い。これを避けるために圧縮空気乾燥
器や細菌除去用のフィルターを圧縮空気ラインに設ける
ことも考えられるが、細菌の除去装置は再汚染を防止す
るためには圧縮空気出口近傍即ち歯科用診察台近傍に設
けることが好ましいが、歯科用診察台の周囲は治療用器
具や各種装置が配置されており、大きな装置をそこに置
く余裕は少ない。
本考案は、塵のみならず細菌やオイルミスト、ウオータ
ーミストをも容易に除去でき、液体の水は完全に阻止
し、しかもコンパクトで歯科用診察台の近傍の実質的に
邪魔にならない場所に設置できる圧縮空気浄化装置を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案は上面が実質的に平坦であり、下面に下方
に向けて開口した開口部を有する中空の突部を有する架
台と、該開口部に着脱可能に装着された中空糸膜束と、
該中空糸膜束をとりかこんで架台下面とともにこれを密
封するように着脱可能に該架台下面に装着されたハウジ
ングとからなり、該架台下面には中空突部の中空部につ
ながる圧縮空気取り出し用出口と中空糸膜外部のハウジ
ング内につながる圧縮空気導入用入口とが設けられ、該
ハウジング下部には密封可能な栓を有するドレン排出口
が設けられており、該中空糸膜束が疎水性素材からなり
細菌を阻止し得る孔径の細孔をその壁面に有する多孔質
中空糸膜をU字状に束ねてその端部をボッティング材で
気密に固定してなるものである医療用圧縮空気浄化装置
にある。
以下図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案の医療用圧縮空気浄化装置の模式縦断面
図である。
本考案の装置は上部に架台1を有し、その架台の下面に
ある中空突部5にその中空開口部を密封するように、か
つ着脱可能に多孔質中空糸膜10からなるU字状中空糸
膜束2が装着され、この中空糸膜束2をとりかこんで架
台1の下面とともにこれを密封するハウジング3が着脱
可能に架台下面、好ましくは突部5に装着されている。
この架台1の上面は診察台あるいはその近傍のテーブ
ル、装置の下の空間にこの装置を設置できるように実質
的に平坦になっている。勿論テーブル等の下部に取り付
けられる構造であって過大な無駄な空間ができない程度
であれば若干の凹凸があっても本考案において定義した
実質的に平坦に入るとみなされるものである。
架台下面の突部5は少なくともその中央部が中空になっ
ており、かつ、その中空部4は下面にむけて開口してい
る。この開口部はここに中空糸膜束2を装着するための
もので、中空糸膜束2を装着したときこの中空部4と中
空糸膜10の中空部とが連通するようにするためのもの
である。該突部5の側面には圧縮空気取り出し用出口6
と圧縮空気導入用入口7とが設けられており、出口6は
中空部4に連通し、入口7は中空糸膜束2の外部であっ
てハウジング3の内部に面する架台下面に設けられた開
口に連通している。
本考案で用いられる多孔質中空糸膜の素材は疎水性材料
からなっており、水に対する接触角が60°以上のもの
であれば何でもよく、好ましい素材の例として、ポリエ
チレン、ポリブロピレン、ポリ4−メチルペンテン−
1、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフル
オロチレン、ポリ弗化ビニリデン等を示すことができ
る。この多孔質中空糸膜10は細菌を透過させない細孔
孔径のものである必要がある。このような膜性能は膜の
細孔が円形であれば孔径で表示できるが、近年細孔が円
形でない形状の膜がふえてきたため、孔径にかわる指標
としてバブルポイント法で示すと、イソプロパノールを
用いた測定法で2kg/cm2以上となる。又、細菌を通さ
ない中空糸膜であってもあまりバブルポイントが高すぎ
るものは気体透過量が小さくなりすぎるとか圧力損失が
大きすぎる等の不便があり、6kg/cm2以下であること
が好ましい。
このようなポリエチレン中空糸膜としては三菱レイヨン
社製EHF、ポリプロピレン中空糸としては同社製KP
Fを挙げることができる。
本考案においては中空糸膜を用いているため平膜を用い
た場合に比べてコンパクトで大きな膜面積のものとする
ことができ、ドレンの除去も容易となる。中空糸膜束2
としては中空糸膜10をU字状に束ねて端部をボッティ
ング材で固定しただけのものでもよいが、図示した如く
両端が開口した筒状枠11に収納したものを用いると架
台への脱着等の時の取扱いが容易となるので好ましい。
この筒状枠11は単に両端が開口しただけのものでもよ
いが、筒壁に多数の開口部(図示せず)を有しているも
のが好ましく用いられる。この中空糸膜束2の架台突部
5の開口部への装着は気密に装着できればどのような手
段でもよく、嵌合またはねじこみ式でもよい。
ハウジング3の底部には密封可能な栓8付きドレン排出
口9が設けられており、圧縮空気の浄化処理時は栓8を
閉鎖しておき、ドレン排出時にこの栓8を開ける構造で
あればよい。このハウジング3は処理される圧縮空気の
圧力に耐えられるものであればどのような材料からなる
ものでもよいが、ドレンのたまり具合が観察できるよう
に透明であることが好ましく、このような材料としてポ
リカーボネートを例示できる。
本考案の装置はテーブルの下面に取り付けることができ
るが、その取り付け法としては架台に設けられた穴(図
示せず)を介してネジ止め、ビス止めあるいは適宜取り
付け具を用いた方法であってもよい。
(作用) 本考案の装置を用いる場合は、圧縮空気導入用入口7か
ら圧縮空気を導入するとそれに連通する架台の開口を通
ってハウジング3内の中空糸膜束2の外部に入り、多孔
質中空糸膜10の多孔質壁を通って中空糸膜10の内
部、突部中空部4を経由して圧縮空気取り出し用出口6
から出てそこにつなげられたフレキシブルパイプを通っ
てノズルから出て治療用圧縮空気として用いられる。圧
縮空気中には含まれる塵、細菌は多孔質中空糸膜10の
細孔を通過できないので中空糸外部に留まり、オイルミ
ストもウオーターミストも膜で阻止される。通常圧縮空
気中にはオイルミストに比べウオーターミストの方が多
いので中空糸膜10の外表面にたまったミストが集合し
て水滴となり中空糸膜束2の外表面を伝って下方に落下
し、ハウジング底にドレンとして溜る。ドレンがある程
度溜ったらドレン排出口9より適宜排出させればよい。
これにより、ノズル先端から出る圧縮空気は洗浄かつ衛
生的なものとなる。
(考案の効果) 本考案の装置は上記のうよな構成となっているので塵、
オイルミスト、ウオーターミスト及び細菌を圧縮空気を
使用する診察台近傍で使用時に除去できるので再汚染が
少なく、しかもコンパクトであるため、通常は無駄な空
間であるテーブル下等に設置でき診察、治療に必要な装
置道具類をのける必要がなく、その上、中空糸膜束の着
脱が容易であるので中空糸膜束の交換あるいは洗浄再使
用が誰でも容易に行える。しかも、従来あった使用開始
時に配管内に溜った水が噴き出すというようなことが完
全に防止でき安心して圧縮空気を使用できるという優れ
た特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の医療用圧縮空浄化装置の模式縦断面図
である。 図において、1は架台、2は中空糸膜束、3はハウジン
グ、4は中空部、5は突部、6は圧縮空気取り出し用出
口、7は圧縮空気導入用入口、11は筒状枠を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 修 東京都中央区京橋2丁目3番19号 三菱レ イヨン株式会社内 (72)考案者 松井 隆弘 京都府宇治市伊勢田町名木1丁目1番23号 (72)考案者 盛田 昌宏 大阪府堺市百舌鳥赤畑町2丁目73番2号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が実質的に平坦であり、下面に下方に
    向けて開口した開口部を有する中空の突部を有する架台
    と、該開口部に着脱可能に装着された中空糸膜束と、該
    中空糸膜束をとりかこんで架台下面とともにこれを密封
    するように着脱可能に該架台下面に装着されたハウジン
    グとからなり、該架台下面には中空突部の中空部につな
    がる圧縮空気取り出し用出口と中空糸膜外部のハウジン
    グ内につながる圧縮空気導入用入口とが設けられ、該ハ
    ウジング下部には密封可能な栓を有するドレン排出口が
    設けられており、該中空糸膜束が疎水性素材からなり細
    菌を阻止し得る孔径の細孔をその壁面に有する多孔質中
    空糸膜をU字状に束ねてその端部をボッティング材で気
    密に固定してなるものである医療用圧縮空気浄化装置。
JP17552187U 1987-11-17 1987-11-17 医療用圧縮空気浄化装置 Expired - Lifetime JPH061133Y2 (ja)

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JP17552187U JPH061133Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17 医療用圧縮空気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17552187U JPH061133Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17 医療用圧縮空気浄化装置

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Publication Number Publication Date
JPH0180114U JPH0180114U (ja) 1989-05-30
JPH061133Y2 true JPH061133Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31467311

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