JPH06112723A - 半波長ダイポールアンテナ - Google Patents
半波長ダイポールアンテナInfo
- Publication number
- JPH06112723A JPH06112723A JP28532792A JP28532792A JPH06112723A JP H06112723 A JPH06112723 A JP H06112723A JP 28532792 A JP28532792 A JP 28532792A JP 28532792 A JP28532792 A JP 28532792A JP H06112723 A JPH06112723 A JP H06112723A
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- JP
- Japan
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- sleeve
- coaxial cable
- outer conductor
- dielectric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シュペルトップの内壁と同軸ケーブルとの間
の円筒形空間に樹脂等の誘電体を詰めて固定することに
起因し、効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くな
るのを回避する。 【構成】 上記円筒形空間を誘電体円筒7および磁性体
円筒8でみたし、磁性体円筒8により、シュペルトップ
内壁と同軸ケーブルの外導体の外表面からなる同軸伝送
線路の特性インピーダンスを高くした。
の円筒形空間に樹脂等の誘電体を詰めて固定することに
起因し、効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くな
るのを回避する。 【構成】 上記円筒形空間を誘電体円筒7および磁性体
円筒8でみたし、磁性体円筒8により、シュペルトップ
内壁と同軸ケーブルの外導体の外表面からなる同軸伝送
線路の特性インピーダンスを高くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、シュペルトップとし
て機能する導体管を備える半波長ダイポールアンテナに
関する。
て機能する導体管を備える半波長ダイポールアンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、短波等の比較的高い周波数帯域で
の無線通信用のアンテナとして、半波長ダイポールアン
テナの一種であるスリーブアンテナが広く用いられてい
る。これは、図3に示すように、同軸ケーブル1の先端
部の心線がλ0/4の長さで露出されて形成されている
心線露出部1aと(なお、ここでλ0は共振波長をい
い、以下においても同様である)、この心線露出部1a
の後端側の外被が除かれている同軸ケーブル1を覆い、
心線露出部1aの後端部で同軸ケーブル1の外部導体1
bにショート円環2aにより接続しているλ0/4の長
さのスリーブ2とからなり、心線露出部1aとスリーブ
2とで半波長ダイポールアンテナを構成するものであ
る。ところで、この種の半波長ダイポールアンテナで
は、スリーブ2は、ダイポールアンテナの一部を構成す
るだけではなく、シュペルトップとしての役割をも持
ち、開口部2cを回込んで当該スリーブ2の表面に流込
む電流を阻止するようになっている。なお、上記スリー
ブ2を同軸ケーブル1に固定する手段としては、スリー
ブ2の内壁と同軸ケーブル1とにより形成される円筒形
空間にテフロン等の固定材2bを充填する方法が採られ
ている。
の無線通信用のアンテナとして、半波長ダイポールアン
テナの一種であるスリーブアンテナが広く用いられてい
る。これは、図3に示すように、同軸ケーブル1の先端
部の心線がλ0/4の長さで露出されて形成されている
心線露出部1aと(なお、ここでλ0は共振波長をい
い、以下においても同様である)、この心線露出部1a
の後端側の外被が除かれている同軸ケーブル1を覆い、
心線露出部1aの後端部で同軸ケーブル1の外部導体1
bにショート円環2aにより接続しているλ0/4の長
さのスリーブ2とからなり、心線露出部1aとスリーブ
2とで半波長ダイポールアンテナを構成するものであ
る。ところで、この種の半波長ダイポールアンテナで
は、スリーブ2は、ダイポールアンテナの一部を構成す
るだけではなく、シュペルトップとしての役割をも持
ち、開口部2cを回込んで当該スリーブ2の表面に流込
む電流を阻止するようになっている。なお、上記スリー
ブ2を同軸ケーブル1に固定する手段としては、スリー
ブ2の内壁と同軸ケーブル1とにより形成される円筒形
空間にテフロン等の固定材2bを充填する方法が採られ
ている。
【0003】また、半波長ダイポールアンテナとして
は、上述の如きスリーブアンテナ以外にも、図4に示す
如きシュペルトップ付きのものも利用されている。この
種のアンテナは、図4に示す如く同軸ケーブル1の心線
がλ0/4の長さで露出している心線露出部1aと、そ
の後端側で、同軸ケーブル1の外部導体がλ0/4の長
さで露出している外部導体露出部1cとで半波長ダイポ
ールアンテナが構成され、この外部導体露出部1cの後
端側の同軸ケーブル1には開口部3cを外部導体露出部
1c側とし、他端側はショート円環3aにより同軸ケー
ブル1の外部導体と接続されている長さλ0/4のシュ
ペルトップ3がテフロン等の固定材3bにより固定され
ている。
は、上述の如きスリーブアンテナ以外にも、図4に示す
如きシュペルトップ付きのものも利用されている。この
種のアンテナは、図4に示す如く同軸ケーブル1の心線
がλ0/4の長さで露出している心線露出部1aと、そ
の後端側で、同軸ケーブル1の外部導体がλ0/4の長
さで露出している外部導体露出部1cとで半波長ダイポ
ールアンテナが構成され、この外部導体露出部1cの後
端側の同軸ケーブル1には開口部3cを外部導体露出部
1c側とし、他端側はショート円環3aにより同軸ケー
ブル1の外部導体と接続されている長さλ0/4のシュ
ペルトップ3がテフロン等の固定材3bにより固定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図3に示す従来の
スリーブアンテナでは、スリーブ2の内壁面と同軸ケー
ブル1との間に誘電体であるテフロン等の固定材2bが
詰められているため、外部導体1bの外表面とスリーブ
2の内表面とに着目した同軸伝送線路を流れる電流等の
波長λYは真空中での波長すなわち共振波長λ0よりも短
縮されたものになる。従って、真空中における波長λ0
を基に算出した長さすなわちλ0/4の長さのスリーブ
2を用いたのでは長すぎて上記電流を阻止するというシ
ュペルトップとしての機能を十分に果たすことができな
い。そこで、上記シュペルトップとしての機能を重視
し、これを十分に果たすようにするためスリーブ2の長
さをλY/4と短いものとしているのが現状である。
スリーブアンテナでは、スリーブ2の内壁面と同軸ケー
ブル1との間に誘電体であるテフロン等の固定材2bが
詰められているため、外部導体1bの外表面とスリーブ
2の内表面とに着目した同軸伝送線路を流れる電流等の
波長λYは真空中での波長すなわち共振波長λ0よりも短
縮されたものになる。従って、真空中における波長λ0
を基に算出した長さすなわちλ0/4の長さのスリーブ
2を用いたのでは長すぎて上記電流を阻止するというシ
ュペルトップとしての機能を十分に果たすことができな
い。そこで、上記シュペルトップとしての機能を重視
し、これを十分に果たすようにするためスリーブ2の長
さをλY/4と短いものとしているのが現状である。
【0005】しかし、上記の如く、スリーブ2の長さを
短かいものにしたときには、ダイポールアンテナの一部
として機能するスリーブ2の外表面側の長さも必然的に
λY/4となり、本来の長さであるλ0/4以下となる。
このためダイポールアンテナとして電波を放射、受信す
る機能が低下しているという問題があった。更に、上記
固定材2bの存在により外部導体1bの外表面とスリー
ブ2の内表面とに着目した同軸伝送線路の特性インピー
ダンスZ0が低下し、このためシュペルトップとして電
流を効果的に阻止できる周波数帯域が狭くなっていると
いう問題があった。
短かいものにしたときには、ダイポールアンテナの一部
として機能するスリーブ2の外表面側の長さも必然的に
λY/4となり、本来の長さであるλ0/4以下となる。
このためダイポールアンテナとして電波を放射、受信す
る機能が低下しているという問題があった。更に、上記
固定材2bの存在により外部導体1bの外表面とスリー
ブ2の内表面とに着目した同軸伝送線路の特性インピー
ダンスZ0が低下し、このためシュペルトップとして電
流を効果的に阻止できる周波数帯域が狭くなっていると
いう問題があった。
【0006】また、前記図4に示すシュペルトップ付き
の半波長ダイポールアンテナでは、シュペルトップ3の
外表面がダイポールアンテナの一部を形成していないの
で、シュペルトップ3は専らシュペルトップとしての機
能にだけ着目し、その長さを決定しても何ら問題がない
が、上記の場合と同様に固定材3bの存在によりシュペ
ルトップとして電流を効果的に阻止できる周波数帯域が
狭くなっているという問題があった。
の半波長ダイポールアンテナでは、シュペルトップ3の
外表面がダイポールアンテナの一部を形成していないの
で、シュペルトップ3は専らシュペルトップとしての機
能にだけ着目し、その長さを決定しても何ら問題がない
が、上記の場合と同様に固定材3bの存在によりシュペ
ルトップとして電流を効果的に阻止できる周波数帯域が
狭くなっているという問題があった。
【0007】本願発明はいずれも上述の如き事情に鑑み
てなされたものであり、シュペルトップとしての機能を
も持つスリーブ2或いはシュペルトップ3の内側に誘電
体である固定材2b或いは3bを詰ることにより発生す
る半波長ダイポールアンテナとしての機能が低くなるこ
と或いはシュペルトップとして電流を効果的に阻止でき
る周波数帯域が狭くなることを避けうる半波長ダイポー
ルアンテナの提供を目的とする。
てなされたものであり、シュペルトップとしての機能を
も持つスリーブ2或いはシュペルトップ3の内側に誘電
体である固定材2b或いは3bを詰ることにより発生す
る半波長ダイポールアンテナとしての機能が低くなるこ
と或いはシュペルトップとして電流を効果的に阻止でき
る周波数帯域が狭くなることを避けうる半波長ダイポー
ルアンテナの提供を目的とする。
【0008】
【実施例】先ず請求項1の発明の実施例を説明する。図
1は、この実施例の構成を示す断面図である。この図1
から分かるように、本実施例は従来例を示す図3のスリ
ーブアンテナの固定材2bに代えて、テフロン等の誘電
体円筒7およびフェライト等の磁性体円筒8でスリーブ
2と同軸ケーブル1との間の円筒状空間を満たし、更
に、心線露出部1aおよびスリーブ2の外表面をそれぞ
れ誘電体又は磁性体からなる被覆材5および6で覆う構
成となっている。
1は、この実施例の構成を示す断面図である。この図1
から分かるように、本実施例は従来例を示す図3のスリ
ーブアンテナの固定材2bに代えて、テフロン等の誘電
体円筒7およびフェライト等の磁性体円筒8でスリーブ
2と同軸ケーブル1との間の円筒状空間を満たし、更
に、心線露出部1aおよびスリーブ2の外表面をそれぞ
れ誘電体又は磁性体からなる被覆材5および6で覆う構
成となっている。
【0009】上記の如くに構成された半波長ダイボール
アンテナでは、電波の放射等に係る心線露出部1aおよ
びスリーブ2の外表面間の空間にも、誘電体又は磁性体
である被覆材5および6が存在することになるので、こ
れらによりスリーブ2内と同様に波長の短縮化が発生す
る。従って、被覆材5および6の誘電率、透磁率および
被覆厚さを適当に選択することによりスリーブ2の内と
外の波長短縮化の程度を一致させて両者における波長を
前述のλYとすることができる。このようにしたとき
は、心線露出部1aの長さと半波長ダイポールアンテナ
の一部としてのスリーブ2の長さとこのスリーブ2をシ
ュペルトップとして充分に機能させるための長さとを全
てλY/4とすることができる。すなわち、アンテナと
して電波の放射等に係る機能を損なうことなく、スリー
ブ2にシュペルトップとしての機能を充分に発揮せしめ
ることができることになる。また、このようにした半波
長ダイポールアンテナでは形態的に見て突出部となる心
線露出部1a、スリーブ2が共に短くなり、かつそれぞ
れ被覆材5、6に覆われているのでアンテナの小型化、
堅固化といった点でも有利である。
アンテナでは、電波の放射等に係る心線露出部1aおよ
びスリーブ2の外表面間の空間にも、誘電体又は磁性体
である被覆材5および6が存在することになるので、こ
れらによりスリーブ2内と同様に波長の短縮化が発生す
る。従って、被覆材5および6の誘電率、透磁率および
被覆厚さを適当に選択することによりスリーブ2の内と
外の波長短縮化の程度を一致させて両者における波長を
前述のλYとすることができる。このようにしたとき
は、心線露出部1aの長さと半波長ダイポールアンテナ
の一部としてのスリーブ2の長さとこのスリーブ2をシ
ュペルトップとして充分に機能させるための長さとを全
てλY/4とすることができる。すなわち、アンテナと
して電波の放射等に係る機能を損なうことなく、スリー
ブ2にシュペルトップとしての機能を充分に発揮せしめ
ることができることになる。また、このようにした半波
長ダイポールアンテナでは形態的に見て突出部となる心
線露出部1a、スリーブ2が共に短くなり、かつそれぞ
れ被覆材5、6に覆われているのでアンテナの小型化、
堅固化といった点でも有利である。
【0010】更に、本実施例ではスリーブ2内表面と同
軸ケーブル1との間の空間は、誘電体円筒7および磁性
体円筒8により満たされているが磁性体円筒8の存在に
より、スリーブ2の内壁と同軸ケーブル1の外部導体1
bの外表面側からなる同軸伝送線路の特性インピーダン
スZ0は高いものとなり、延いてはスリーブ2のシュペ
ルトップ機能において、電流を効果的に阻止できる周波
数帯域が狭くなるのを防ぐことができ、更に磁性体円筒
8の厚さを厚くすることにより上記周波数帯域を広くす
ることも可能である。
軸ケーブル1との間の空間は、誘電体円筒7および磁性
体円筒8により満たされているが磁性体円筒8の存在に
より、スリーブ2の内壁と同軸ケーブル1の外部導体1
bの外表面側からなる同軸伝送線路の特性インピーダン
スZ0は高いものとなり、延いてはスリーブ2のシュペ
ルトップ機能において、電流を効果的に阻止できる周波
数帯域が狭くなるのを防ぐことができ、更に磁性体円筒
8の厚さを厚くすることにより上記周波数帯域を広くす
ることも可能である。
【0011】次に、請求項2の発明の実施例を説明す
る。図2はこの実施例の構成を示すものである。すなわ
ち、図4に示す従来のシュペルトップ付きの半波長ダイ
ポールアンテナの心線露出部1aおよび外部導体露出部
1c(すなわち半波長ダイポールアンテナとして機能す
る部分)を前述の実施例と同様に、誘電体又は磁性体か
らなる被覆材5および6で覆うと共に、シュペルトップ
3の内壁と同軸ケーブル1との間の円筒形状の空間を前
述の実施例と同様に誘電体円筒7および磁性体円筒8で
満たしている。
る。図2はこの実施例の構成を示すものである。すなわ
ち、図4に示す従来のシュペルトップ付きの半波長ダイ
ポールアンテナの心線露出部1aおよび外部導体露出部
1c(すなわち半波長ダイポールアンテナとして機能す
る部分)を前述の実施例と同様に、誘電体又は磁性体か
らなる被覆材5および6で覆うと共に、シュペルトップ
3の内壁と同軸ケーブル1との間の円筒形状の空間を前
述の実施例と同様に誘電体円筒7および磁性体円筒8で
満たしている。
【0012】上記の如くに構成された本実施例では、ダ
イポールを形成し電波の放射等を行なう心線露出部1a
および外部導体露出部1cは、それぞれ誘電体又は磁性
体の被覆材5および6に覆われているので、前記実施例
と同様に波長短縮効果により放射電波等の波長λ は共
振波の波長λ0よりも短かくなる。従って心線露出部1
aおよび外部導体露出部1cの長さもλ0/4からλY/
4へと短かくすることができてアンテナの小型化が図
れ、更に、被覆材5、6の存在によりアンテナの堅固化
も図れることになる。
イポールを形成し電波の放射等を行なう心線露出部1a
および外部導体露出部1cは、それぞれ誘電体又は磁性
体の被覆材5および6に覆われているので、前記実施例
と同様に波長短縮効果により放射電波等の波長λ は共
振波の波長λ0よりも短かくなる。従って心線露出部1
aおよび外部導体露出部1cの長さもλ0/4からλY/
4へと短かくすることができてアンテナの小型化が図
れ、更に、被覆材5、6の存在によりアンテナの堅固化
も図れることになる。
【0013】また、シュペルトップ3の内壁と同軸ケー
ブル1との間の円筒形の空間には、前述の実施例と同様
に誘電体円筒7だけでなく磁性体円筒8も存在している
のでシュペルトップ3の内壁と同軸ケーブル1の外部導
体の外表面とに着目した同軸伝送線路の特性インピーダ
ンスZ0は高いものとなり、シュペルトップ3によって
効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くなるのを防
ぎ、更にはこれを広くすることも可能となる。
ブル1との間の円筒形の空間には、前述の実施例と同様
に誘電体円筒7だけでなく磁性体円筒8も存在している
のでシュペルトップ3の内壁と同軸ケーブル1の外部導
体の外表面とに着目した同軸伝送線路の特性インピーダ
ンスZ0は高いものとなり、シュペルトップ3によって
効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くなるのを防
ぎ、更にはこれを広くすることも可能となる。
【0014】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形可能
である。
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形可能
である。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、スリーブアンテナを
誘電体又は磁性体で覆うと共に、上記スリーブアンテナ
のスリーブとこのスリーブ内の給電用の同軸ケーブルと
で形成される円筒状の空間を同軸ケーブルを包む円筒状
の誘電体および磁性体の2種の層で満した半波長ダイポ
ールアンテナに係るものであるから、スリーブの長さを
シュペルトップとしても半波長ダイポールアンテナの構
成部としても適切なものにでき、かつシュペルトップと
して効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くなるの
を避けることができ、更にはこの帯域を広くすることも
できる半波長ダイポールアンテナの提供を可能とする。
請求項2の発明は、給電用の同軸ケーブルの先端側を一
定の長さで心線のみを残して他を除去して心線露出部を
形成し、この心線露出部の後端側の同軸ケーブルを心線
露出部と同一長さで外被を除いて外部導体を露出した外
部導体露出部を形成し、更に、この外部導体露出部の後
端側の同軸ケーブルを外部導体露出部と同一長さで外被
を除いて、この部分を外部導体露出部側が開口部となっ
ているシュペルトップで覆った半波長ダイポールアンテ
ナの上記心線露出部と上記外部導体露出部とを誘電体又
は磁性体で包むと共に上記シュペルトップとその中の外
部導体が露出している同軸ケーブルとで形成している円
筒状の空間を同軸ケーブルを包む円筒形状の誘電体およ
び磁性体の層で満した半波長ダイポールアンテナに係る
ものであるから、半波長ダイポールアンテナの小型化、
堅固化を可能とすると共にシュペルトップが効果的に電
流を阻止できる周波数の帯域が狭くなるのを防止でき、
更にはこの帯域を広くすることも可能とする。
誘電体又は磁性体で覆うと共に、上記スリーブアンテナ
のスリーブとこのスリーブ内の給電用の同軸ケーブルと
で形成される円筒状の空間を同軸ケーブルを包む円筒状
の誘電体および磁性体の2種の層で満した半波長ダイポ
ールアンテナに係るものであるから、スリーブの長さを
シュペルトップとしても半波長ダイポールアンテナの構
成部としても適切なものにでき、かつシュペルトップと
して効果的に電流を阻止できる周波数帯域が狭くなるの
を避けることができ、更にはこの帯域を広くすることも
できる半波長ダイポールアンテナの提供を可能とする。
請求項2の発明は、給電用の同軸ケーブルの先端側を一
定の長さで心線のみを残して他を除去して心線露出部を
形成し、この心線露出部の後端側の同軸ケーブルを心線
露出部と同一長さで外被を除いて外部導体を露出した外
部導体露出部を形成し、更に、この外部導体露出部の後
端側の同軸ケーブルを外部導体露出部と同一長さで外被
を除いて、この部分を外部導体露出部側が開口部となっ
ているシュペルトップで覆った半波長ダイポールアンテ
ナの上記心線露出部と上記外部導体露出部とを誘電体又
は磁性体で包むと共に上記シュペルトップとその中の外
部導体が露出している同軸ケーブルとで形成している円
筒状の空間を同軸ケーブルを包む円筒形状の誘電体およ
び磁性体の層で満した半波長ダイポールアンテナに係る
ものであるから、半波長ダイポールアンテナの小型化、
堅固化を可能とすると共にシュペルトップが効果的に電
流を阻止できる周波数の帯域が狭くなるのを防止でき、
更にはこの帯域を広くすることも可能とする。
【図1】請求項1の発明の一実施例の構成を示す図。
【図2】請求項2の発明の一実施例の構成を示す図。
【図3】従来例を示す図。
【図4】従来例を示す図。
1 同軸ケーブル 1a 心線露出部 1b 外部導体 1c 外部導体露出部 2 スリーブ 2a、3a ショート円環 2b、3b 固定材 2c、3c 開口部 3 シュペルトップ 5、6 被覆材 7 誘電体円筒 8 磁性体円筒
Claims (2)
- 【請求項1】 スリーブアンテナを誘電体又は磁性体で
覆うと共に、上記スリーブアンテナのスリーブとこのス
リーブ内の給電用の同軸ケーブルとで形成される円筒状
の空間を同軸ケーブルを包む円筒状の誘電体および磁性
体の2種の層で満したことを特徴とする半波長ダイポー
ルアンテナ。 - 【請求項2】 給電用の同軸ケーブルの先端側を一定の
長さで心線のみを残して他を除去して心線露出部を形成
し、この心線露出部の後端側の同軸ケーブルを心線露出
部と同一長さで外被を除いて外部導体を露出した外部導
体露出部を形成し、更に、この外部導体露出部の後端側
の同軸ケーブルを外部導体露出部と同一長さで外被を除
いて、この部分を外部導体露出部側が開口部となってい
るシュペルトップで覆った半波長ダイポールアンテナに
おいて、 上記心線露出部と上記外部導体露出部とを誘電体又は磁
性体で包むと共に上記シュペルトップとその中の外部導
体が露出している同軸ケーブルとで形成される円筒形状
の空間を同軸ケーブルを包む円筒形状の誘電体および磁
性体の層で満したことを特徴とする半波長ダイポールア
ンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28532792A JPH06112723A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 半波長ダイポールアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28532792A JPH06112723A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 半波長ダイポールアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112723A true JPH06112723A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17690116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28532792A Pending JPH06112723A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 半波長ダイポールアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06112723A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158854A1 (ja) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Sakuma Masao | アンテナ |
CN105514583A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-20 | 深圳市维力谷无线技术股份有限公司 | 一种小型高性能天线 |
CN109216941A (zh) * | 2018-09-03 | 2019-01-15 | 吴通控股集团股份有限公司 | 一种小型干涉仪测向天线组 |
JP2022178552A (ja) * | 2021-05-20 | 2022-12-02 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | フレキシブルアンテナ |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28532792A patent/JPH06112723A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158854A1 (ja) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Sakuma Masao | アンテナ |
CN105514583A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-04-20 | 深圳市维力谷无线技术股份有限公司 | 一种小型高性能天线 |
CN109216941A (zh) * | 2018-09-03 | 2019-01-15 | 吴通控股集团股份有限公司 | 一种小型干涉仪测向天线组 |
JP2022178552A (ja) * | 2021-05-20 | 2022-12-02 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | フレキシブルアンテナ |
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