JPH0611087U

JPH0611087U - 店舗用自動販売機

Info

Publication number: JPH0611087U
Application number: JP5420592U
Authority: JP
Inventors: 進司永野
Original assignee: 富士電機冷機株式会社
Priority date: 1992-07-10
Filing date: 1992-07-10
Publication date: 1994-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】店舗に並設する自動販売機の商品補充の労力
を軽減する。【構成】店舗外に面する側２に自動販売部５を設け、
店舗内に面する側３に自動販売部５に対するローディン
グ部９とショーケース部１０とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コンビニエンスストア等の店舗に並設して使用する自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

コンビニエンスストア、その他のスーパーマーケット等の店舗においては、通常陳列棚、ショーケース等を利用して商品を展示し販売するが、それとは別に主として飲料関係の自動販売機を店外に並設して来店者の需要に供している場合が多い。その場合、特にコンビニエンスストアのようにごく少数の人員で店舗全体の管理を行わなければならないところでは、ショーケースのような開放型のラックの商品補充は比較的容易であるが、自動販売機のように逐一前扉の施錠を外しての商品補充は極めて労力を要する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、店舗に並設する自動販売機の商品補充の労力を軽減することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するため、本考案においては、店舗外に面する第１の側と、店舗内に面する第２の側とを備え、第１の側には自動販売部、第２の側には自動販売部に対するローディング部とショーケース部とを設ける。

【０００５】

【作用】

本考案においては、店舗外の側に設けた自動販売部により利用者は通常の自動販売機と同様に貨幣を投入し商品選択釦を押して商品を購入し、店舗内の側に設けたショーケース部では利用者はそこから所望の商品を取り出し通常の支払いをして商品を受け取る。一方商品の補充は、自動販売部に対しては前扉は全く開放する必要なく店舗内側のローディング部より行い、ショーケース部に対しては同様に店舗内側より直接陳列棚に対して行う。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例を図面について説明する。

【０００７】図１は本考案の実施例の縦断側面図を示し、１は自動販売機本体で、２はその店舗外に面する側、３は店舗内に面する側、４は店舗の内外を区画する建宅の壁面である。店舗外の側２には自動販売部５が設けられ、その前面扉６には、図２に示すように、通常の自動販売機と同様に電照部２１、商品選択釦２２、コイン投入口２３、コイン返却釦２４、コイン返却口２５、商品取出口２６が設けられている。自動販売部５はさらに商品収納棚７、商品搬出路８を有し、商品搬出路８は商品取出口２６に通じている。

【０００８】店舗内の側３にはローディング部９、ショーケース部１０が設けられ、ローディング部９は自動販売部の商品収納棚７に連通している。１１はローディング部９、ショーケース部１０を覆う扉である。図３は店舗内の側３の正面図で、上部にローディング部９の商品投入口３１が縦方向に４列、横方向に４行設けられ、下部にショーケース部１０の陳列棚３２が４段設けられている。

【０００９】自動販売機本体１の下部には、販売商品の加熱または冷却に用いられる加熱器または冷却器１２が配置されている。

【００１０】次にこの自動販売機の動作について説明する。まず自動販売部５においては、利用者が電照部２１に示された商品見本より購入しようとする商品を選定し、コイン投入口２３よりコインを投入し、商品選択釦２２の一つを押すと、対応する商品が商品収納棚７より商品搬出路８を通って商品取出口２６に搬出される。その動作は通常の自動販売機と同様である。この自動販売部５の商品収納棚７への商品の補充は、店舗内側において扉１０を開け、ローディング部９の商品投入口３１より商品を投入することによって行われる。

【００１１】ショーケース部１０においては、利用者は自分で扉１１を開け、所望の商品を陳列棚３２より取り出し、レジカウンターで支払いをすませることによりその商品を購入することができる。ショーケース部１０への商品の補充は扉１１を開けて陳列棚３２へ直接行われる。

【００１２】上述の例ではローディング部は上部に設けられているが、必ずしも上部である必要はなく、ショーケース部の下部に設けてもよい。

【００１３】図４は本考案による自動販売機を設置したコンビニエンスストアの一例の配置図で、４１は本考案の自動販売機、４２は本棚、４３は商品棚、４４はショーケース、４５はレジカウンター、４６は入口である。自動販売機４１はその自動販売部５は店舗外に向けられ、自動販売部のローディング部９、ショーケース部１０は店舗内に向けられて設置されている。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば、自動販売部とショーケース部とを一体化し、両者の商品補充はいずれも店内側から行うことができるから、特にコンビニエンスストアのようにごく小人数で管理しなければならない店舗にとって管理に要する労力が軽減され、自動販売部とショーケース部とで同じ商品が取り扱われる場合には利用者は都合のよいほうを利用して商品を購入することができ、また通常の自動販売機を設置するよりもスペースを低減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の縦断側面図である。

【図２】本考案の実施例の店舗外から見た正面図であ
る。

【図３】本考案の実施例の店舗内から見た正面図であ
る。

【図４】本考案の自動販売機を設置した店舗の一例の配
置図である。

【符号の説明】

１自動販売機本体２店舗外に面する側３店舗内に面する側５自動販売部９ローディング部１０ショーケース部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】店舗外に面する第１の側と、店舗内に面
する第２の側とを備え、第１の側には自動販売部、第２
の側には自動販売部に対するローディング部とショーケ
ース部とを設けたことを特徴とする店舗用自動販売機。