JPH06110661A - 除算装置 - Google Patents

除算装置

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JPH06110661A
JPH06110661A JP4261149A JP26114992A JPH06110661A JP H06110661 A JPH06110661 A JP H06110661A JP 4261149 A JP4261149 A JP 4261149A JP 26114992 A JP26114992 A JP 26114992A JP H06110661 A JPH06110661 A JP H06110661A
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JP
Japan
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equation
quotient
dividing
block
remainder
Prior art date
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Pending
Application number
JP4261149A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Noguchi
功 野口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表参照方式による記憶デバイスで実現した2
進整数の除算装置において,その記憶デバイスの必要な
記憶素子数を減らす除算装置を提供する。 【構成】 被除数Aを,分割部1でブロック分割を行
い,その分割された各信号と除数Bとで,おもに記憶デ
バイスからなる除算処理部2において,上位のブロック
から順次,除算処理を行う。それらの処理結果より,商
生成部3において商Qと生成し,また剰余Rを生成す
る。 【効果】 記憶デバイスの入出力信号数が減るので,素
子数が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ディジタル回路におけ
る,被除数の桁幅が除数よりも大きい2進整数の除算装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路において,図2(a)の
ような論理回路を,図2(b)に示すようなROMやR
AM等の記憶デバイスに,入力信号をアドレス信号と
し,出力信号をデータ信号として置き換え,(表1)に
示すような入出力関係の表参照方式を用いて実現するの
は,その回路を簡易化する方法として,よく用いられる
技術である。
【0003】
【表1】
【0004】除算は四則演算の一つとして,数値演算回
路には重要な要素であるが,これを回路で実現するに
は,他の四則演算と比べて複雑である。従って,除算回
路についても記憶デバイスを用いた表参照方式で実現す
る事が望まれる。
【0005】図3は除算を記憶デバイスを用いた表参照
方式で実現した従来のものである。図3において,Aは
被除数,Bは除数,Q,RはそれぞれA/Bの商及び剰
余である。また4は被除数A及び除数Bをアドレス信号
として入力し,商Q及び剰余Rをデータ信号として出力
する記憶デバイスである。
【0006】2進整数値で表現された,被除数A及び,
除数B(≠0)の桁幅をそれぞれ,M,N[bit]とす
る。得られる商Q及び剰余Rのとり得る最大の桁幅はそ
れぞれ,M,N[bit]である。
【0007】この時,アドレス信号の数は(M+N)[b
it]となるので,必要な記憶デバイス4のアドレス空
間,すなわち表の項目数は(数2)となる。
【0008】
【数2】
【0009】そして,出力として商Qと剰余Rの(M+
N)[bit]のデータ信号があるので,記憶デバイス4の
素子数は(数2)に(M+N)を掛けたものとなる。
【0010】すなわち,(数3)となる。
【0011】
【数3】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】だが,除算を前記従来
方法で行うと,記憶デバイスの総素子数が大きすぎると
いう問題がある。
【0013】例えば,16[bit]÷8[bit]の除算の場
合,M=16,N=8なので(数3)より,記憶デバイ
スの素子数は,384[M bit](1[M bit]は220[bit]
である)となる。現在入手可能な記憶デバイスは,DR
AMで16[M bit],マスクROMで32[M bit]程度で
ある事を考えると,この素子数は非現実的である。
【0014】そこで,本発明の目的は,記憶デバイスの
必要な素子数を大きく減らす除算装置を提供する事であ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達す
るため、被除数Aの桁幅Mが,除数Bの桁幅Nよりも大
きい2進整数の除算において, A=AK・2N・K+・・・+Ai・2N・i+・・・+A1・2N+A0(K≧1) となるように,前記被除数Aを下位の桁から,前記除数
Bと同じ前記桁幅Nで, A0,A1,...,Ai,...,AK となる(K+1)個のブロックに分割する分割手段と,
前記分割手段の出力する各ブロックに対して,まず最上
位のAKのブロックに関しては,AK・2N・KをB・2
N(K-1)で除算し商SK及び剰余TK・2N(K-1)を求める除
算処理を施し,続いて,1≦i≦K−1なるAiのブロ
ックに関しては,上位のブロックから順次,Ai・2N・i
+Ti+1・2N・iをB・2N(i-1)で除算して商Si及び剰
余Ti・2N(i- 1)を求める除算処理を施し,最後に,最
下位のA0のブロックに関しては,A0+T1をBで除算
して商S0及び剰余T0を求める除算処理を施す除算処理
手段と,前記除算処理手段の出力である前記S0
1,...,SK及び前記T0より,商Q及び剰余Rを
所定の数式より求める商生成手段とを備えた構成となっ
ている。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、被除数を分割手
段でブロック分割し、そのそれぞれのブロックで除算処
理を行うことにより,記憶デバイスの入出力信号数は減
らせる。従って,記憶デバイスの素子数は減らせる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は,本発明の一実施例の概略構
成を示している。
【0018】図1において、Aは被除数,Bは除数,Q
は商,Rは剰余である。また,1は被除数Bのブロック
分割を行う分割手段であり,2は前記分割された各信号
と除数Bとで上位のブロックから順次除算処理を行う複
数の除算処理手段であり,また3は除算処理手段2の結
果より商Qを生成する商生成手段である。
【0019】本発明は,被除数Aが除数B(≠0)より
も桁幅が大きい2進数の除算に関するものである。よっ
て,A,Bの桁幅をそれぞれM,N[bit]とするとき,
M>Nである。また,商Q,剰余Rの桁幅は,図4に示
すようにそれぞれ,最大M,N[bit]必要である。この
時(数4)が成り立つ。
【0020】
【数4】
【0021】以下、(1)被除数のブロック分割、
(2)除算処理、(3)商の生成及び剰余に分けて説明
する。 (1)被除数のブロック分割 被除数Aを下位の桁から,除数Bの桁幅N[bit]でブロ
ック分割する。ここで,被除数Aの桁幅M[bit]を(数
5)とする。
【0022】
【数5】
【0023】この場合,K+1個のブロックに被除数A
は分割される。図4のように各ブロックの下位の方か
ら, A0,A1,A2,...,Ai,...,AK とすると,被除数Aと,Aの各ブロックAiの間には
(数6)が成り立つ。
【0024】
【数6】
【0025】なお,被除数Aの各ブロックAi(i=
0,1,2,...,K)の桁幅は, i=Kのとき n i≠Kのとき N [bit] である。 (2)除算処理 最上部のブロックAKから,下位のブロックの方へ,順
次,除算処理を行っていく。それらのプロセスを,上位
から順に, PK,PK-1,...,Pi,...,P1,P0 とする。これらのプロセスは次の三つに分けることがで
きる。
【0026】(2−1) 最上位のプロセスPK (2−2) 中間のプロセスPi(i=1,
2,...,K−1) (2−3) 最下位のプロセスP0 図6(a),(b),(c)はそれぞれ,(2−1),(2−
2),(2−3)について説明した図である。 (2−1)最上位のプロセスPK 図6(a)において,AKは被除数Aの最上位のブロック,
Bは除数,CKはAKと等しい信号,SK及びTKはともに
このプロセスPKの結果である信号である。また5は,
K(=AK)とBをアドレス信号として入力し,SK
びTKをデータ信号として出力する記憶デバイスであ
る。
【0027】このプロセスにおいて,記憶デバイス5で
は(数7)で表される除算処理を表参照方式で行ってい
る。また,CKとAKとの関係は(数8)のようにも表さ
れる。
【0028】
【数7】
【0029】
【数8】
【0030】これらの式は,CK・2N・KをB・2N(K-1)
で除算した結果が,商SK,剰余TK・2N(K-1)であるこ
とを示している。また,CK,B,SK,TKの桁幅はそ
れぞれ,n,N,n+N,n[bit]である。
【0031】したがって,記憶デバイス5のアドレス信
号の数はn+N,データ信号の数は2n+Nなので,素
子数は(数9)のようになる。
【0032】
【数9】
【0033】(2−2)中間のプロセスPi(i=1,
2,..,K−1) 図6(b)において,Ti+1は上位のプロセスPi+1の結果
の信号,Aiは1≦i≦K−1である被除数Aの任意の
ブロック,6はTi+1とAiを入力とする加算器で,Ci
は加算器6の出力信号である。また,Bは除数,Si
びTiはともにこのプロセスP0の結果である信号であ
る。7は,CiとBをアドレス信号として入力し,Si
びTiをデータ信号として出力する記憶デバイスであ
る。
【0034】記憶デバイス7では,(数10)で示され
る除算処理を,表参照方式で行っている。また,前記加
算器6の加算は(数11)の加算を意味している。
【0035】
【数10】
【0036】
【数11】
【0037】これらの式は,Ci・2N・i(=Ai・2N・K
+Ti+1・2N・i)をB・2N(i-1)で除算した結果が,商
i,剰余Ti・2N(i-1)であることを示している。
【0038】また,Ci,B,Si,Tiの桁幅はそれぞ
れ,N+1,N,2N,Nである。したがって,記憶デ
バイス7のアドレス信号の数は2N+1,データ信号の
数は3Nなので,素子数は(数12)のようになる。
【0039】
【数12】
【0040】(2−3)最下位のプロセスP0 図6(c)において,T1は上位のプロセスP1の結果の信
号,A0は被除数Aの最下位のブロック,8はT1とA0
を入力とする加算器で、C0は加算器8の出力信号であ
る。また,Bは除数,S0及びT0はともにこのプロセス
0の結果である信号である。9は,C0とBをアドレス
信号として入力し,S0及びT0をデータ信号として出力
する記憶デバイスである。
【0041】記憶デバイス9では,(数13)で示され
る除算処理を,表参照方式で行っている。また,前記加
算器8の加算は(数14)の加算を意味している。
【0042】
【数13】
【0043】
【数14】
【0044】これらの式は,C0(=A0+T1)をBで
除算した結果が,商S0,剰余T0であることを示してい
る。また,C0,B,S0,T0の桁幅はそれぞれ,N+
1,N,N,Nである。
【0045】したがって,記憶デバイス9のアドレス信
号の数は2N+1,データ信号の数は2Nなので,素子
数は(数15)のようになる。
【0046】
【数15】
【0047】(3)商の生成及び剰余 ここでは,(2)の結果Si及びTi(i=0,
1,...,K)及びT0より,A/Bの商Q及び剰余
Rを求める。
【0048】(数7),(数10),(数13)の辺々
を加算して,整理すると(数16)となる。
【0049】
【数16】
【0050】ここで,(数8),(数11),(数1
3)より,(数16)の左辺は(数17)となる。
【0051】
【数17】
【0052】(数6),(数16),(数17)を整理
して,(数18)となる。
【0053】
【数18】
【0054】この(数18)を(数4)と比較して,
(数19)(数20)が得られる。
【0055】
【数19】
【0056】
【数20】
【0057】しかし,図7で示すように,(数19)の
第1項において,Siの下位N[bit]をLiとし,それよ
り上位をHiとする。すなわち,Siを(数21)とす
る。
【0058】
【数21】
【0059】よって,(数19)は(数22)となる。
【0060】
【数22】
【0061】図8は(数22)を表した図である。図8
において,10は(数22)のL1とS0を入力とする加
算器である。11は加算器10からのキャリー出力信号
である。12は(数22)のLi+1とHiを入力とする加
算器である。13,14はそれぞれ,加算器12の出力
または入力キャリー信号である。15は(数22)にお
けるHKを入力とするインクリメンタである。16はイ
ンクリメンタ15のキャリー入力信号である。
【0062】加算器10での加算結果,1≦i≦K−1
のそれぞれでの加算器12での加算結果及び,インクリ
メンタ15での結果が,商Qとなる。
【0063】図9は,(数19)を表した図である。図
9において,Rは剰余,T0は最下位のプロセスP0での
除算処理で得られた剰余である。
【0064】(数9),(数12),(数15)より,
本発明における,記憶デバイスの総素子数は,次式とな
る。
【0065】
【数23】
【0066】16[bit]÷8[bit]の場合,N=8,K=
1,n=8より,必要な総素子数は3.5[M bit]であ
る。図2で表される前記の従来の方法では,384[M b
it]なので,この場合約109分の1となり,明らか
に,素子数を大きく減らす事ができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、被除数をブロッ
ク分割しそのそれぞれのブロックで除算処理を行うこと
により,記憶デバイスの入出力信号数が減らせるために
記憶デバイスの素子数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の除算装置の構成図
【図2】(a)は表参照方式を説明するための論理回路
の回路図 (b)は同記憶デバイスのブロック図
【図3】除算回路を記憶デバイスを用いた表参照方式で
実現した従来方法を説明した図
【図4】被除数A,除数B,商Q,剰余Rの桁幅を示し
た図
【図5】被除数Aの分割について示した図
【図6】(a)は最上位のプロセスを行なうための除算
処理部のブロック図 (b)は中間のプロセスを行なうための除算処理部のブ
ロック図 (c)は最下位のプロセスを行なうための除算処理部の
ブロック図
【図7】各除算処理部で得られた商の分割に関する図
【図8】商Qに関する図
【図9】剰余Rに関する図
【符号の説明】
A 被除数 B 除数 Q 商 R 剰余 1 分割部 2 除算処理部 3 商生成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被除数Aの桁幅Mが,除数Bの桁幅Nより
    も大きい2進整数の除算において, A=AK・2N・K+・・・+Ai・2N・i+・・・+A1・2N+A0(K≧1) となるように,前記被除数Aを下位の桁から,前記除数
    Bと同じ前記桁幅Nで, A0,A1,...,Ai,...,AK となる(K+1)個のブロックに分割する分割手段と,
    前記分割手段の出力する各ブロックに対して,まず最上
    位のAKのブロックに関しては,AK・2N・KをB・2
    N(K-1)で除算し商SK及び剰余TK・2N(K-1)を求める除
    算処理を施し,続いて,1≦i≦K−1なるAiのブロ
    ックに関しては,上位のブロックから順次,Ai・2N・i
    +Ti+1・2N・iをB・2N(i-1)で除算して商Si及び剰
    余Ti・2N(i- 1)を求める除算処理を施し,最後に,最
    下位のA0のブロックに関しては,A0+T1をBで除算
    して商S0及び剰余T0を求める除算処理を施す除算処理
    手段と,前記商Q及び前記剰余Rを,前記除算処理手段
    の出力である前記S0,S1,...,SK及び前記T0
    り,(数1)として求める商生成手段とを備えたことを
    特徴とする除算装置。 【数1】
  2. 【請求項2】除算処理手段は、記憶デバイスで実現され
    た表参照方式で除算処理を行なう請求項1記載の除算装
    置。
JP4261149A 1992-09-30 1992-09-30 除算装置 Pending JPH06110661A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5945657A (en) * 1996-07-31 1999-08-31 Nec Corporation Constant divider

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5945657A (en) * 1996-07-31 1999-08-31 Nec Corporation Constant divider

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