JPH0611062A - 可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置 - Google Patents

可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置

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Publication number
JPH0611062A
JPH0611062A JP19311992A JP19311992A JPH0611062A JP H0611062 A JPH0611062 A JP H0611062A JP 19311992 A JP19311992 A JP 19311992A JP 19311992 A JP19311992 A JP 19311992A JP H0611062 A JPH0611062 A JP H0611062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
commutator
spring
holding device
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP19311992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takero Nakajima
中島健朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP19311992A priority Critical patent/JPH0611062A/ja
Publication of JPH0611062A publication Critical patent/JPH0611062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可動コイル型電磁バルブの整流子に圧接する通
電用のブラシの摩耗による圧接力の低下をスプリングの
位置を移動して復元させる。 【構成】整流子24に圧接させるブラシ4の後方にスプ
リング42を納めた磁性体からなるブラシ押圧部41を
配置し、該ブラシ押圧部41には戻り止めの弾性板43
を取付け、ブラシケース40の内壁面には鋸歯状のロッ
ク溝401を刻設する。そして、ブラシ面の摩耗時には
ブラシケース40の外周に巻回したコイル44に通電し
てブラシ押圧部41を整流子24に近付けることによ
り、スプリング42による圧接力を復元させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸排気口に設けられた電
磁バルブを駆動する可動コイルに通電するブラシの圧接
力を適正に保持する可動コイル型電磁バルブのブラシ圧
保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダの吸排気口を開閉するバルブは
クランク軸の回転に同期して機械的に駆動されるバルブ
が従来から用いられているが、その開閉の自由度が小さ
いため、電磁力を用い例えば磁場中の可動コイルへの通
電制御により吸排気バルブを駆動する電磁バルブが開発
されている。そして、このような可動コイルを用いた電
磁バルブでは、その開閉に際して可動コイルへの通電の
切換えや断続が必要であり、このため、通常、可動コイ
ルに接続された整流子と、これに通電するブラシとが用
いられ、該ブラシは後方のスプリングの弾性力により整
流子に圧接されている。
【0003】一方、電動機のブラシ保持装置として、ブ
ラシホルダに摺動自在に取付けられたブラシのバネの他
端を固定する受部の位置を変化させる受部調整部を設け
てその位置の変化によりブラシの圧接力の調整を図る提
案が特開昭54−23909号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の電磁バルブの可
動機構の長寿命化を図るには整流子とブラシとの接触力
を常に適正に保持する必要があるが、ブラシの摩耗によ
りブラシ圧が減じて特性が悪化する虞がある。そして、
後者の公開公報に示されたようなブラシのバネの受部調
整部の位置を変化させれば圧接力の調整が行えるが、電
磁バルブの駆動中に調整し難いという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はブラシを押すスプリングの後方
に可動鉄心を設けてコイルの磁気力により吸引し、戻り
止めを行って圧接力を適正に保たせようとする可動コイ
ル型電磁バルブのブラシ圧保持装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、可動コイルに接続された整流子に
対しスプリングにより圧接されるブラシを配置し、該ブ
ラシを介する通電により生ずる電磁力にて駆動される可
動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置において、前
記スプリングを備えた強磁性体からなるブラシ押圧部
と、通電により該ブラシ押圧部を整流子の方向に吸引し
てスライドさせる電磁石とを備えた可動コイル型バルブ
のブラシ圧保持装置が提供される。
【0007】
【作用】ブラシを整流子に圧接させるスプリングをブラ
シ押圧部に収めて該ブラシ押圧部に戻り防止機構を設
け、ブラシ面の摩耗時には、ブラシ押圧部を電磁力によ
りスライドさせるソレノイド型の電磁石に通電して整流
子に近付け、スプリングの弾性力を復元させる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる可動コイル型電磁バ
ルブのブラシ圧保持装置の一実施例を示す縦断面図であ
り、図2はそのブラシ関連部分の拡大図である。
【0010】これらの図面において、1は電磁バルブ
で、そのステム11はバルブガイド12により上下方向
に往復自在に軸受され、閉弁時にはシリンダの吸/排気
口に弁部13が密接して、その流路を遮断するものであ
る。
【0011】ステム11の上方には四角な平板状に集中
巻された可動コイル2が取付金具14やアッパーシート
15などにより取付けられ、さらに取付金具14の外周
方向には中空円盤状の磁性体からなる可動板3が装着さ
れている。
【0012】20は可動コイル2に対する界磁部で、一
対の内磁極21、一対の永久磁石22およびヨーク23
を備え、内磁極21の間の空隙に配置された可動コイル
2に強力な磁束を鎖交させるものである。可動コイル2
はその平板状の中央部分に一対の整流子24を備え、該
整流子24の外側にはその側面に接触して可動コイル2
に通電する一対のブラシ4が配置されてリード線45が
引出されており、磁性体からなるブラシ押圧部41の有
するスプリング42の弾性力がブラシ4を整流子24に
圧接させている。
【0013】そして、ブラシ押圧部41には戻り防止機
構となる図3に示すような傘状の弾性板43が取付けら
れて、該弾性板43は傘の閉じる方向のみに撓むように
構成され、さらにブラシ押圧部41やブラシ4を収納す
るブラシケース40の内壁面には図2のような鋸歯状断
面のロック溝401が形成されているため、ブラシ押圧
部41は整流子24の方向には弾性板43が撓んで移動
するが、その逆方向には弾性板40とロック溝401と
が係合して動かないように構成されている。
【0014】44はブラシケース40の所定場所に巻回
されたコイルで、その通電により生ずる磁界がブラシケ
ース40に収納されたブラシ押圧部41を整流子24の
方向に吸引するものであり、長期間にわたる可動コイル
2の駆動のためにブラシ4が摩耗してその圧接力が弱ま
った場合には、コイル44への通電によってブラシ押圧
部41を移動させることにより、ブラシ圧を初期の状態
に戻すことができるものである。
【0015】30は可動板3を吸引駆動する電磁石で、
二重の円筒状の外コア31と内コア32との底部をリン
グコア33で連結したコアー部と、該コア31と内コア
32との空間に巻回された巻線34とを有するものであ
り、電磁バルブ1の開弁駆動時には前記の可動コイル2
への通電とともに巻線34に通電して初期駆動力を増大
させるものである。
【0016】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、電磁バルブ1の開閉駆動を長期間にわ
たって行わせると、可動コイル2に設けた整流子24に
摺動して電流を導くブラシ4の摺動面が摩耗し、ブラシ
押圧部41に設けたスプリング42の押圧力が弱まりブ
ラシ4から整流子24に至る通電特性が悪化するように
なる。この場合、ブラシケース40に巻回されたコイル
44に所定の電力を供給すると、磁性体からなるブラシ
押圧部41が吸引されて弾性板43の開放端の部分を撓
ませて整流子24に近付く方向にスライドし、そのスプ
リング42を初期の状態に戻すことになる。
【0017】したがって、ブラシ4は摩耗前と同等のス
プリング42の弾性力によって整流子24に圧接するこ
とになり、その通電特性が改善されることになる。
【0018】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で、例えばブラシ押圧部
の外方に図2に破線にて示したバランス用のバネ50を
設けて本発明を変形するように種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0019】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
整流子に圧接するブラシの後方にスプリングを備えたブ
ラシ押圧部を設け、ブラシ面の摩耗時にはソレノイドの
巻線の通電によりロック装置を有するブラシ押圧部をス
ライドさせてスプリングの弾性力を保持させるので、電
磁バルブの駆動を停止させずに、容易にブラシの圧接力
の劣化を改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる可動コイル型電磁バルブのブラ
シ圧保持装置の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本実施例のブラシ関連部分の拡大図である。
【図3】その弾性板の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…電磁バルブ 2…可動コイル 4…ブラシ 24…整流子 40…ブラシケース 41…ブラシ押圧部 42…スプリング 43…弾性板 44…コイル 401…ロック溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動コイルに接続された整流子に対しスプ
    リングにより圧接されるブラシを配置し、該ブラシを介
    する通電により生ずる電磁力にて駆動される可動コイル
    型電磁バルブのブラシ圧保持装置において、前記スプリ
    ングを備えた強磁性体からなるブラシ押圧部と、通電に
    より該ブラシ押圧部を整流子の方向に吸引してスライド
    させる電磁石とを備えたことを特徴とする可動コイル型
    バルブのブラシ圧保持装置。
  2. 【請求項2】前記のブラシ押圧部はラチェットを用いた
    戻り防止機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置。
JP19311992A 1992-06-26 1992-06-26 可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置 Pending JPH0611062A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19311992A JPH0611062A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19311992A JPH0611062A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0611062A true JPH0611062A (ja) 1994-01-21

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ID=16302580

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19311992A Pending JPH0611062A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 可動コイル型電磁バルブのブラシ圧保持装置

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JP (1) JPH0611062A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107579627A (zh) * 2016-07-04 2018-01-12 株式会社万都 励磁绕组型马达的电源供应装置及励磁绕组型马达
CN116697205A (zh) * 2023-06-06 2023-09-05 山东同生测绘地理信息有限公司 一种多功能的地理信息测绘装置

Cited By (3)

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