JPH06110455A - オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置 - Google Patents

オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置

Info

Publication number
JPH06110455A
JPH06110455A JP4256394A JP25639492A JPH06110455A JP H06110455 A JPH06110455 A JP H06110455A JP 4256394 A JP4256394 A JP 4256394A JP 25639492 A JP25639492 A JP 25639492A JP H06110455 A JPH06110455 A JP H06110455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
data
code
memory
code string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4256394A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Naito
明彦 内藤
Yasushi Nishikawa
靖 西川
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4256394A priority Critical patent/JPH06110455A/ja
Publication of JPH06110455A publication Critical patent/JPH06110455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードに数分間のオーディオ信号とその
再生回路とを組み込むことのできる符号化/復号化方法
を得ること、およびこの符号化方法で得たオーディオ信
号を記録したメモリと、この復号化方法を用いた再生回
路を当該ICカード内に収めたオーディオ再生装置を得
る。 【構成】 オーディオ信号を部分パターンに区分し、各
部分パターンを相類似するものごとにまとめてそれぞれ
代表パターンを選定してコードを付したコードブックを
作成し、このコードブックを用いて上記オーディオ信号
の各部分パターンのコード列データを作成して上記コー
ドブックとともにデータ圧縮してメモリ13に書き込
み、再生時には、再生回路14でメモリ13から読みだ
した圧縮コード列データを伸長し、この伸長したコード
列データの各コードをそれぞれ代表パターンに置き換え
て継ぎ目の部分をなめらかにしたのち復号するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はオーディオ信号の符号
化/復号化方法およびこの符号化方法で符号化したオー
ディオ信号を記録するメモリ、およびその記録したオー
ディオ信号の再生装置をICカード内に収めたオーディ
オ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は特開昭63−301996号公
報に示されているディジタル音楽カード(Digita
l Audio Card)装置(以下、「DAC」と
いう)の構成を示す図である。図において、1はステレ
オ再生装置で、カード挿入口2、イヤホン3、音量調節
用,音質調整用およびバランス調整用のボリューム4が
設けられている。5はディジタルオーディオカードで、
内蔵しているROMIC等にディジタルオーディオ信号
が記録されている。図示していないがカード挿入口2の
奥には、ディジタルオーディオカード5が挿着されたと
き一端に設けられたターミナル電極6と接続するソケッ
トが設けられている。
【0003】このように構成されたDACは、ディジタ
ルオーディオカード5をステレオ再生装置1に装着する
ことによって記録されている音楽などを聴くことができ
るが、ステレオ再生装置1の小形・軽量化には限度があ
り、携帯性の点から更に小形・軽量のオーディオ再生装
置の実現が望まれていた。
【0004】このような小形・軽量のオーディオ再生装
置としては、例えばセイコー電子工業株式会社から市販
されている外国語練習機(商標名:VOICE STA
TION)がある。これは、図25に示すように、幅5
5mm,高さ91mm,厚さ9.4mmの筐体7内に、ICで
構成したメモリおよび再生装置8と、文例番号等を表示
するLCD9と、操作スイッチ10と、電池11とを内
蔵し、イヤホン3の接続端子を備えたものである。
【0005】この外国語練習機は、携帯性の点は優れて
いるが、周波数帯域を狭くしてメモリ容量が少なくなる
ようにしているため、音楽のような広い周波数帯域の信
号を記録すると、必要なメモリ容量が膨大となるため実
用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な課題を解決するためになされたもので、歌謡曲のよう
な一曲3分程度のオーディオ信号を、1枚のICカード
のなかに再生回路とともに記録できるようにデータ圧縮
できる符号化/復号化方法を得ることを目的とする。
【0007】また、この符号化/復号化方法を用いて、
1枚のICカード内にメモリと再生回路とを収めたオー
ディオ再生装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオーディ
オ信号の符号化/復号化方法は、オーディオ信号を零ク
ロス点または所定ピッチで区分して部分パターンに分割
し、これらの部分パターンを相類似するものごとに分別
してそれぞれ代表パターンを選定し、各代表パターンに
コードを付して符号化したコードブックを作成し、上記
オーディオ信号の各部分パターンを上記コードブックに
収録されている代表パターンのコードに置き換えたコー
ド列データを作成し、このコード列データをデータ圧縮
して上記コードブックとともにメモリに書き込み、再生
時に、上記メモリから読み出した圧縮コード列データを
伸長し、このコード列データの各コードを上記コードブ
ックに収められている代表パターンに置き換えたのち復
号するようにしたものである。
【0009】また、符号化時に、オーディオ信号の各部
分パターンとその代表パターンとの差分データを作成
し、コード列データとともにデータ圧縮してメモリに書
き込み、再生時に、読み出した差分データを代表パター
ンに置き換えたデータに加算したのち復号するようにし
たものである。
【0010】また、符号化時に、オーディオ信号の各部
分パターンを代表パターンに置き換えたときの各継ぎ目
がスムーズにつながるように補間する補間データを作成
してコード列データとともにデータ圧縮してメモリに書
き込み、再生時に、読み出した補間データで代表パター
ンに置き換えた継ぎ目を補間して復号するようにしたも
のである。
【0011】また、上記符号化方法によって作成したオ
ーディオ信号のコードブックとコード列データとを1枚
のICカードのメモリに書き込むとともに、その復号化
方法を用いた再生回路をそのICカードに内蔵させたも
のである。
【0012】
【作用】この発明によれば、メモリに書き込むオーディ
オ信号は、コードブックと圧縮されたコード列データと
なるので、大幅なデータ圧縮が行え、復号も簡易な再生
回路によって行うことができる。
【0013】また、オーディオ信号の各部分パターンと
その代表パターンとの差分データをメモリに書き込み、
再生時に、その差分データを各代表パターンのデータに
加算して復号するので、再生したオーディオ信号の音質
が向上する。
【0014】また、オーディオ信号の各部分パターンを
代表パターンに置き換えたときの各継ぎ目の部分がスム
ーズにつながるように補間する補間データをメモリに書
き込み、再生時に、その補間データで各代表パターンの
継ぎ目の部分を補間したのち復号するので、再生したオ
ーディオ信号の音質が向上する。
【0015】また、1枚のICカードに、コードブック
と圧縮コード列データとを書き込むとともに、その再生
回路を内蔵させたので、小形・軽量のオーディオ再生装
置が実現できる。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明に係るオーディオ再生装置
の一実施例の構成を示す図で、12はICカード、13
はオーディオ信号のデータが書き込まれているメモリ、
14はICで構成されている再生回路、15は外部出力
端子、16は曲名等を表示するラベル、17はイヤホン
装置で、イヤホン3と、スイッチ10および電池11を
収容する操作部18と、接続端子19とで構成されてい
る。
【0017】図2は、この発明に係る符号化/復号化方
法を実施する一実施例のブロツク回路図で、図2(a)
は符号化回路を、図2(b)は再生回路14を示してい
る。図において、21aはCH1のオーディオ信号、2
1bはCH2のオーディオ信号、22はA/D変換手段
で、オーディオ信号21a,21bを直接、またはフー
リェ変換等によって等価なパラメータに変換したものを
量子化する。23はコードブック作成手段で、量子化さ
れたオーディオ信号21a,21bを部分パターンに区
切り、相類似する部分パターンごとに一つの代表パター
ンを選定し、各代表パターンにコードを付したデータを
メモリに書き込んでコードブック24を作成する。
【0018】図3,図4は、それぞれオーディオ信号を
部分パターンに区分する方法の一例を説明するための波
形図で、図3はオーディオ信号の零クロス点で区切った
例を示し、図4はピッチ周期で区切った例を示し、この
ピッチ周期は、 (1) フィルタを通すことによって中心周波数を求め
る。 (2) 周波数分析を行って中心スペクトラムを求め、
その中心周波数のバンドパスフィルタを通すことにより
ピッチを求める。 ことにより得られる。なお、ボーカルなどでは、同じピ
ッチ周期の同じ波形の繰り返しが多くみられるので、デ
ータ圧縮上有効である。
【0019】図5は、部分パターンの類似の程度を判別
する一例を説明するための図で、図5(a),(b)に
示した二つの部分パターンのサンプリングデータx1
nとy1〜yn について、(1) 二つのサンプリング
データの差成分の和
【0020】
【数1】
【0021】または(2) 二つのサンプリングデータ
の2乗誤差の和
【0022】
【数2】
【0023】を使用する。
【0024】25はコード列表現生成手段で、オーディ
オ信号21a,21bの各部分パターンが、それぞれコ
ードブック24のどの代表パターンに属するかを判別
し、そのコードで表したコード列データ26を作成す
る。27はコード列データ圧縮手段で、コード列データ
26をデータ圧縮した圧縮コード列データ28を作成し
てICカード12のメモリ13にコードブック24とと
もに書き込む。29はスーパーバイザで、コードブック
作成手段23におけるデータ圧縮量や、コード列データ
圧縮手段27においてできるだけ同じコードブックを用
いることによりコードブックの数を減らすなどのコント
ロールを行うもので、ICカード12内のメモリ13に
無駄なく記録できるように全体の情報量をコントロール
する作用を行うものである。
【0025】図6は、上述の符号化方法の手順をまとめ
た図で、図6(a)は図5に示した相関係数から部分パ
ターンを分類して代表パターンを選定する様子を示して
おり、図6(b),(c)は代表パターンのデータをデ
ータ圧縮してコードブック24を作成する様子を示して
おり、図6(d)は図6(a)のオーディオ信号をコー
ドブックのコードで表したコード列データ26を示して
いる。
【0026】図7は、メモリ13のメモリマップの一例
を示す図で、コードブックエリアとコード列データエリ
アとを有している。
【0027】図8は、この実施例による3分間のオーデ
ィオ信号を区分する部分パターンの数の一例を説明する
ための図で、一つの部分パターンのサンプル数を256
サンプルとすると、3分間の曲のサンプル数Nは N=3×60×48×106 =8.64×106 サンプル であり、また、その部分パターンの数nは n=8.64×106 /256=3375 となる。各部分パターンについてそれぞれコードを付し
てコードブックを作成した場合にコードブックの情報量
は最大となり、相類似する部分パターンの数が増すほど
減少するので、部分パターンの区切り方が重要となる。
【0028】実験例では、48kHzでサンプリング
し、16ビットで符号化した全情報量が768kbpsであ
るオーディオ信号を、この実施例によって符号化した後
の情報量は64〜32kbpsとなり、1/12〜1/24
に圧縮することができた。
【0029】つぎに、図2(b)に示した再生回路を説
明する。図において、30はコード列データ伸長手段
で、ICカード12のメモリ13から指定された曲の圧
縮コード列データを読み出して元のコード列データに伸
長する。31はコード解読手段で、コード列データの各
コードの代表パターンのデータをメモリ13に収められ
ているコードブックから読み出してオーディオ信号に復
号する。32は音響波形復元手段で、復号されたオーデ
ィオ信号の各部分パターンの継ぎ目の部分がなめらかに
つながるようにスムージングを行い、出力端子15から
再生オーディオ信号33a,33bをイヤホン装置17
に出力する。
【0030】実施例2.図9は、この発明に係る符号化
/復号化方法の他の実施例のICカード12のメモリマ
ップを示す図である。この実施例2は、オーディオ信号
の各部分パターンとその代表パターンとの差分データを
作成し、メモリ13のコード列データエリアに、コード
列データとその差分データとを記録したもので、再生時
には、メモリ13から読み出した代表パターンのデータ
にその差分データを加算したのち復号する。
【0031】実施例3.また、図10はこの発明に係る
符号化/復号化方法の他の実施例のICカード12のメ
モリマップを示す図である。この実施例3は、オーディ
オ信号を部分パターンに区分するとき図11に示すよう
に、一部分がオーバーラップするようにして代表パター
ンを選定し、コード列データを作成するとき、その二つ
の代表パターンの位相差データを補間のためのデータと
してコード列データとともに図10に示すようにコード
列データエリアに書き込んでおき、再生時に、復号した
補間データ(位相差データ)にもとづいて図11中に一
点鎖線で示すように相隣接する二つの代表パターンがス
ムーズにつながるように補間する。
【0032】実施例4.図12は、この発明に係るオー
ディオ再生装置の一実施例の構成を示す図で、ICカー
ド12とイヤホン3を接続する際にアダプタ34を使用
し、そのアダプタ34に電池11を内蔵し、汎用のイヤ
ホン3の接続端子19をアダプタ34の接続端子35に
接続して使用する構成としたものである。これにより、
電池を内蔵していない汎用端子のイヤホンを用いて、こ
の発明に係るオーディオ再生装置を使用することができ
る。
【0033】実施例5.図13は、他の実施例の構成を
示す図で、シート状の電池36をICカード12に貼り
付ける構成としたもので、イヤホン側の重量を軽減でき
る。
【0034】実施例6.図14は、ボタン状の電池37
をICカード12に埋め込んだもので、実施例5と同様
に、イヤホン側の重量を軽減することができる。
【0035】実施例7.図15は、他の実施例の要部を
示す図で、ICカード12とイヤホン、またはICカー
ド12とアダプタを接続する手段として、一方を他方に
差し込む差込形アダプタ38に形成したものである。
【0036】実施例8.図16は、一方が他方を挟む挟
み形アダプタ39に形成したものである。この構成にす
ると、ICカード12とイヤホン3との接続を可動にし
て、携帯使用の場合の便宜を計ることができる。
【0037】実施例9.図17は、挟み形アダプタ39
に凸部40を、ICカード12に凹部41を形成し、そ
れらを噛み合わせることで、抜けやずれを防ぐ作用を持
たせることができる。
【0038】実施例10.図18は、ICカード12を
複数枚束ねて連奏用アダプタ43に接続し、イヤホン3
を接続し直さなくても複数のICカード12を再生でき
るようにした実施例を示した図である。図において、4
3は連奏用アダプタ、44は連奏制御回路である。
【0039】図19は、この実施例10のブロツク回路
図で、44は連奏制御回路で、連奏用アダプタ42に装
着されているICカード12のうち、どのICカード1
2に収録されているオーディオ信号を再生するかの選択
信号であるスタート/ストップ信号を送出する。45は
オーディオセレクタで、選択されたICカード12の再
生オーディオ信号を選択してイヤホン3に送出する。4
6は使用者が連奏制御回路44にICカード選択信号お
よびスタート/ストップ信号を入力するスイッチであ
る。
【0040】この実施例によれば、使用者は複数のIC
カードの収録曲を、ICカードを差し替えることなく再
生して聴くことができる。
【0041】実施例11.図20は、他の実施例を示す
図で、ICカード12の裏面にクリップ47を付けたも
のである。このクリップ47により使用者の携帯の際の
便宜を増すことができる。同様の機能は、ピン,接着
布,粘着テープ等によっても実現できることは明らかで
ある。
【0042】実施例12.なお、上記各実施例では、I
Cカード12の形状を基本的に長方形・薄形のいわゆる
クレジットカード形態のものを示したが、この形態に限
られるものではなく、例えば、ハート形,円形,雲形な
どでもよく、またバッジ形態は勿論、ペンシル形,キー
ホルダ形等でもよい。これにより、記念物,販売促進
物,贈答物等としてこの発明に係るICカードを用いた
場合に、その印象を高める効果が期待できる。
【0043】実施例13.図21は、この発明に係るオ
ーディオ再生装置の他の実施例を示す図で、ICカード
12に無線や超音波等の空間を伝播する信号の受信部4
8を内蔵し、その信号の受信によって再生の制御を行う
ことを実現したものである。
【0044】この実施例のオーディオ再生装置を、例え
ば、美術館などのアナウンスに使用するような場合に、
特定の絵の展示場所に特定の信号を発信する装置を配し
ておき、入館者がこの実施例のICカードを持ち、上記
の受信部48でその信号を受信することにより、その絵
の解説に該当する部分のアナウンスだけを聞くというよ
うな機能を実現できる。
【0045】実施例14.図22は、この発明に係るオ
ーディオ再生装置の他の実施例を示す図で、ICカード
12に無線や超音波等の空間を伝播する信号の発信部4
9を内蔵し、信号の外部出力端子15に替えて、或いは
それに加えて、再生したオーディオ信号を空間伝播さ
せ、例えばイヤホンに組み込んだ受信部で受信するよう
にしたものである。
【0046】この実施例によれば、使用時に接続コード
があることの不便さが解消される。或いは、一枚のIC
カードを複数の使用者で共用して聞くことができる等の
メリットがある。
【0047】実施例15.また、再生ICカード12を
生産・販売するにあたり、メモリ13に不揮発性メモリ
を使用し、販売見込み数量等に応じて焼き付け式(マス
クROM)か書き込み式(ワンタイムROM,EPRO
M等)かを選んで生産することが望ましい。このように
構成すると、オーディオ信号として販売用音楽を格納す
る場合、曲によって見込める販売数量が異なり、ベスト
セラーが予想されるものはマスクROMで、販売数量が
読めない曲は書き込み式(ワンタイムROM,EPRO
M等)で生産し、生産・販売での過剰在庫を防ぐ処置を
講ずることができる。
【0048】実施例16.図23は、この発明に係るオ
ーディオ再生装置の他の実施例を示す図で、メモリ13
に消去・再書き込み可能な不揮発性メモリを使用し、消
去・書き込み用端子50と、消去・書き込み回路51と
を設けたものである。
【0049】この実施例によれば、メモリ13の格納内
容が変更できるようになり、ICカード12を再利用す
ることができるようになる。
【0050】
【発明の効果】この発明の符号化/復号化方法によれ
ば、オーディオ信号を部分パターンに分割し、相類似す
る部分パターンごとに代表パターンを選定してコードを
付したコードブックを作成し、当該オーディオパターン
の各部分パターンをコードで表したコード列データを作
成して上記コードブックとともにデータ圧縮してメモリ
に書き込み、再生時に、読み出した圧縮コード列データ
を伸長して各コードを代表パターンに置き換えた後復号
するようにしたものであるから、メモリに書き込む情報
量を大幅に低減することができる効果が得られる。
【0051】また、符号化時に、オーディオ信号の各部
分パターンとその代表パターンとの差分データを作成
し、コード列データとともにデータ圧縮してメモリに書
き込み、再生時に、読み出した差分データを代表パター
ンに置き換えたデータに加算したのち復号するようにし
たので、再生オーディオ信号の品質が向上する。
【0052】また、符号化時に、オーディオ信号の各部
分パターンを代表パターンに置き換えたときの各継ぎ目
がスムーズにつながるように補間する補間データを作成
してコード列データとともにデータ圧縮してメモリに書
き込み、再生時に、読み出した補間データで代表パター
ンに置き換えた継ぎ目を補間して復号するようにしたも
ので、再生オーディオ信号の品質が向上する。
【0053】また、この発明に係るオーディオ再生装置
は、上記符号化方法によって収録する曲から作成したコ
ードブックと圧縮コード列データとをICカードのメモ
リに書き込むとともに、当該ICカードのICでもって
再生回路を構成したので、薄形・小形・軽量で記録媒体
とその再生回路とを一体に備えたオーディオ再生装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のオーディオ再生装置の構
成を示す図である。
【図2】実施例1の符号化回路および復号化回路のブロ
ック図である。
【図3】実施例1の符号化回路における部分パターンの
区分方法の一例を説明するための図である。
【図4】実施例1の符号化回路における部分パターンの
区分方法の他の例を説明するための図である。
【図5】実施例1の符号化回路における部分パターンの
類似度判定方法の一例を説明するための図である。
【図6】実施例1の符号化方法の手順をまとめて示した
図である。
【図7】実施例1のICカードのメモリマップの一例を
示す図である。
【図8】実施例1の符号化方法による情報量を説明する
ための図である。
【図9】この発明に係る符号化/復号化方法の実施例2
のICカードのメモリマップの一例を示す図である。
【図10】この発明に係る符号化/復号化方法の実施例
3のICカードのメモリマップの一例を示す図である。
【図11】実施例3の位相差データを説明するための図
である。
【図12】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例4)の構成を示す斜視図である。
【図13】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例5)の構成を示す斜視図である。
【図14】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例6)の構成を示す斜視図である。
【図15】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例7)の構成を示す一部拡大斜視図である。
【図16】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例8)の構成を示す一部拡大斜視図である。
【図17】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例9)の構成を示す一部拡大斜視図である。
【図18】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例10)の構成を示す斜視図である。
【図19】実施例10のブロツク回路図である。
【図20】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例11)の構成を示す斜視図である。
【図21】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例13)の構成を示す図である。
【図22】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例14)の構成を示す図である。
【図23】この発明に係るオーディオ再生装置の他の実
施例(実施例16)の構成を示す図である。
【図24】ICカードを記録媒体として用いた従来のオ
ーディオ再生装置の構成を示す斜視図である。
【図25】記録媒体と再生回路とを一体に構成した外国
語練習機の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 イヤホン 11 電池 12 ICカード 13 メモリ 14 再生回路 15 外部出力端子 17 イヤホン装置 18 操作部 22 A/D変換手段 23 コードブック作成手段 24 コードブック 25 コード列表現生成手段 26 コード列データ 27 コード列データ圧縮手段 28 圧縮コード列データ 29 スーパーバイザ 30 コード列データ伸長手段 31 コード解読手段 32 音響波形復元手段 34 アダプタ 36 シート状電池 37 ボタン電池 38 差込形アダプタ 39 挟み形アダプタ 40 凸部 41 凹部 42 連奏用アダプタ 43 連奏用再生回路 47 クリップ 48 受信部 49 発信部 50 消去・書き込み端子 51 消去・書き込み回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録時に、収録する曲のオーディオ信号
    をチヤンネル毎に零クロス点または所定ピッチで区分し
    て部分パターンに分割し、これらの部分パターンを相類
    似するものごとに分別してそれぞれ代表パターンを選定
    し、各代表パターンにコードを付して符号化したコード
    ブックを作成し、上記収録する曲のオーディオ信号を上
    記部分パターンごとに上記コードブックに収められてい
    る代表パターンのコードに置き換えたコード列データを
    作成し、このコード列データをデータ圧縮して上記コー
    ドブックとともにメモリに書き込み、再生時に、上記メ
    モリから再生する曲の圧縮コード列データを読み出して
    伸長し、このコード列データの各コードを上記コードブ
    ックに収められている代表パターンに置き換えたのち復
    号するようにしたオーディオ信号の符号化/復号化方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項第1項において、記録時に、代表
    パターンのコード列データとともに、当該オーディオ信
    号の各部分パターンとその代表パターンとの差分データ
    を作成し、上記コード列データとともにデータ圧縮して
    メモリに書き込み、再生時に、上記メモリから読み出し
    た圧縮コード列データおよび圧縮差分データを伸長し、
    このコード列データの各コードをコードブックに収めら
    れている代表パターンに置き換え、上記伸長した差分デ
    ータを加算したのち復号するようにしたオーディオ信号
    の符号化/復号化方法。
  3. 【請求項3】 請求項第1項または第2項において、記
    録時に、代表パターンのコード列データとともに、各コ
    ードの代表パターンの継ぎ目をスムーズに成形する補間
    データを作成し、当該コード列データとともにデータ圧
    縮してメモリに書き込み、再生時に、上記メモリから読
    み出した圧縮コード列データおよび補間データを伸長
    し、このコード列データの各コードをコードブックに収
    められている代表パターンに置き換え、上記伸長した補
    間データで各代表パターンの継ぎ目を補間したのち復号
    するようにしたオーディオ信号の符号化/復号化方法。
  4. 【請求項4】 収録曲のオーディオ信号をチヤンネル毎
    に零クロス点または所定ピッチで区分して部分パターン
    に分割し、これらの部分パターンを相類似するものごと
    に分別してそれぞれ代表パターンを選定し、各代表パタ
    ーンにコードを付して符号化したコードブックおよび当
    該収録曲のオーディオ信号を上記部分パターンごとに上
    記コードブックに収められている代表パターンのコード
    に置き換えたコード列データを圧縮した圧縮コード列デ
    ータが書き込まれているメモリと、このメモリから収録
    曲の圧縮コード列データを読み出して伸長し、上記メモ
    リに書き込まれているコードブックから当該伸長された
    コード列データの各コードの代表パターンを読み出して
    当該収録曲データに再生したのちオーディオ信号に復号
    する再生回路と、この再生されたオーディオ信号を出力
    する手段と、上記メモリとをICカードに内蔵したオー
    ディオ再生装置。
JP4256394A 1992-09-25 1992-09-25 オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置 Pending JPH06110455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256394A JPH06110455A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256394A JPH06110455A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06110455A true JPH06110455A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17292072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4256394A Pending JPH06110455A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06110455A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990046448A (ko) * 1999-03-13 1999-07-05 박흥수 휴대용데이터저장및음향재생장치
WO2001097212A1 (fr) * 2000-06-14 2001-12-20 Kabushiki Kaisha Kenwood Dispositif et procédé d'interpolation de fréquence
US6873955B1 (en) 1999-09-27 2005-03-29 Yamaha Corporation Method and apparatus for recording/reproducing or producing a waveform using time position information
JP2005292640A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Casio Comput Co Ltd 音声符号化装置、方法及びプログラム、並びに音声復号装置、方法及びプログラム
KR100687701B1 (ko) * 1999-09-21 2007-02-27 소니 가부시끼 가이샤 통신시스템 및 그 방법, 통신장치 및 그 방법
JP2016080968A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 オリンパス株式会社 第1の録音装置、第2の録音装置、録音システム、第1の録音方法、第2の録音方法、第1の録音プログラム、および第2の録音プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990046448A (ko) * 1999-03-13 1999-07-05 박흥수 휴대용데이터저장및음향재생장치
KR100687701B1 (ko) * 1999-09-21 2007-02-27 소니 가부시끼 가이샤 통신시스템 및 그 방법, 통신장치 및 그 방법
US6873955B1 (en) 1999-09-27 2005-03-29 Yamaha Corporation Method and apparatus for recording/reproducing or producing a waveform using time position information
WO2001097212A1 (fr) * 2000-06-14 2001-12-20 Kabushiki Kaisha Kenwood Dispositif et procédé d'interpolation de fréquence
US6836739B2 (en) 2000-06-14 2004-12-28 Kabushiki Kaisha Kenwood Frequency interpolating device and frequency interpolating method
JP2005292640A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Casio Comput Co Ltd 音声符号化装置、方法及びプログラム、並びに音声復号装置、方法及びプログラム
JP2016080968A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 オリンパス株式会社 第1の録音装置、第2の録音装置、録音システム、第1の録音方法、第2の録音方法、第1の録音プログラム、および第2の録音プログラム
US10356518B2 (en) 2014-10-21 2019-07-16 Olympus Corporation First recording device, second recording device, recording system, first recording method, second recording method, first computer program product, and second computer program product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6070494A (ja) 音楽装置
US6466677B1 (en) Cordless digital audio headphone
JP2006317972A (ja) オーディオデータ編集方法とこれを適用した記録媒体及びデジタルオーディオプレーヤー
JP2001290490A (ja) グラフィックデータ作成及び編集システム、デジタルオーディオプレーヤー、グラフィックデータ作成及び編集方法、及び記録媒体
KR19990046448A (ko) 휴대용데이터저장및음향재생장치
US6182043B1 (en) Dictation system which compresses a speech signal using a user-selectable compression rate
JPH06318073A (ja) オーディオ信号記録フォーマットとその再生方法及び装置
JPH06110455A (ja) オーディオ信号の符号化/復号化方法およびこの方法を用いたオーディオ再生装置
Rothenbuhler The compact disc and its culture: Notes on melancholia
US20060120225A1 (en) Apparatus and method for synchronizing audio with video
JPH06164408A (ja) 圧縮データ記録及び/又は再生装置並びに圧縮データ記録及び/又は再生方法
JP4012976B2 (ja) 口述録音及び録音再生装置
KR100349467B1 (ko) 문자데이터 재생 기능을 갖는 오디오플레이어
KR20000067175A (ko) 음성 청취가 가능한 디지탈 데이터 플레이어
US5886277A (en) Electronic musical instrument
KR100745250B1 (ko) 오디오/비디오 동기용 멀티미디어 파일 작성 프로그램을기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체 및 오디오/비디오동조화 장치
JP3531178B2 (ja) ディジタル信号処理装置及び方法
KR100670443B1 (ko) 음악/이미지 동조용 데이터 파일이 기록된 컴퓨터로 읽을수 있는 기록매체 및 이미지 데이터 샘플을 오디오 파일에삽입하는 방법
JP3620787B2 (ja) 音声データの符号化方法
JP3829134B2 (ja) 生成装置、再生装置、生成方法、再生方法、および、プログラム
JP2009122609A (ja) 音響信号符号化装置と音響信号復号化装置と、その方法とプログラムと記録媒体
KR19980026673A (ko) 저장용 메모리를 사용한 고성능 음성 기록장치
JPS6011896A (ja) 音声レコ−ダ
US7214869B2 (en) Method for generating and playing a musical file and a computer-readable media storing the musical file
JP2006343740A (ja) 音声情報変換装置及び方法