JPH06110061A - 液晶配向膜、これを有する液晶挾持基板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用材料 - Google Patents

液晶配向膜、これを有する液晶挾持基板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用材料

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JPH06110061A
JPH06110061A JP25824092A JP25824092A JPH06110061A JP H06110061 A JPH06110061 A JP H06110061A JP 25824092 A JP25824092 A JP 25824092A JP 25824092 A JP25824092 A JP 25824092A JP H06110061 A JPH06110061 A JP H06110061A
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JP
Japan
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formula
liquid crystal
bis
tetracarboxylic dianhydride
dianhydride
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Pending
Application number
JP25824092A
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English (en)
Inventor
Masami Yusa
正己 湯佐
Toshihiko Kato
利彦 加藤
Hideyuki Hashimoto
秀行 橋本
Yasuo Miyadera
康夫 宮寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP25824092A priority Critical patent/JPH06110061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクティブ型ツイステッドネマチック液晶表示
装置に好適に用うるような、電圧保持率が高く、プレチ
ルト角が安定して高い液晶配向膜、液晶挾持基板、液晶
表示素子及び液晶配向膜用材料を提供する。 【構成】脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物
とジアミンから得られる構成単位(I)、又は芳香族構
造を有するテトラカルボン酸二無水物とジアミンから得
られる構成単位(II)を含むポリイミドであって、かつ
その構成単位の含有比率〔(I):{(I)+(II)}
のモル比〕が、0.1〜1.0であるポリイミドに、下
記の式(III)で表されるイミド化合物を含む液晶配向
膜。 【化1】 〔ただし、式(III)中、Y及びZは、異なっても同一
でもよい1価の有機基、nは2〜20の整数を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶配向膜、これを有
する液晶挾持基板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を利用した表示装置としては、従
来、ツイステッドネマチック液晶表示装置が汎用されて
いる。ツイステッドネマチック液晶表示装置は、液晶の
配向方向が所定の角度に交差するように、表面に配向膜
を形成させた一対の電極基板を、対向配置させて、電極
基板間に液晶をねじれ配向させた表示装置である。液晶
のねじれ角度が90°以上に設定されたものは、いわゆ
る、スーパーツイステッドネマチック液晶表示装置とし
て知られているものであり、また、色素を添加したゲス
ト−ホスト型液晶表示装置も知られている。なお、本明
細書では、以上の表示モードを総称してツイステッドネ
マチック液晶表示という。
【0003】ツイステッドネマチック液晶表示装置のう
ち、マトリックス表示やTV表示するため、多数の画素
電極、オン−オフするための多数のMIM素子又はTF
T素子を組み込んだ電極基板を用いたものがあり、これ
らはアクティブ型ツイステッドネマチック液晶表示装置
として知られている。アクティブ型ツイステッドネマチ
ック液晶表示装置で安定、良好な表示を得るためには、
各画素電極間に印加された電圧が一定時間ロスされず保
持されること、すなわち、電圧保持率が高いことが望ま
しい。
【0004】アクティブ型ツイステッドネマチック液晶
表示装置で使用する配向膜として、主鎖に脂環式構造を
含有する脂環式系ポリイミドの膜を用い、電圧保持率を
著しく改善し、安定、良好な表示を得たことが、特開平
1−303413号公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
脂環式系ポリイミドを配向膜として用いた場合には、プ
レチルト角が小さい問題点がある。本発明は、アクティ
ブ型ツイステッドネマチック液晶表示装置に好適に用い
ることのできるような、電圧保持率が高く、プレチルト
角が安定して高い液晶配向膜、これを有する液晶挾持基
板及び液晶表示素子並びに液晶配向膜用材料を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における液晶配向
膜は、(a)化7〔式(I)〕
【化7】 〔ただし、式(I)中、Rは脂肪族構造を有するテトラ
カルボン酸二無水物の4価の残基、Xは2価の有機基を
示す。〕で表される構成単位、又は化8〔式(II)〕
【化8】 〔ただし、式(II)中、R'は芳香環構造を有するテト
ラカルボン酸二無水物の4価の残基、Xは2価の有機基
を示す。〕で表される構成単位を含むポリイミド樹脂で
あって、その構成単位の含有比率〔(I):{(I)+
(II)}のモル比〕が、0.1〜1.0であるポリイミ
ド;及び(b)化9〔式(III)〕
【化9】 〔ただし、式(III)中、Y及びZは、異なっても同一
でもよい1価の有機基、nは2〜20の整数を示す。〕
で表される化合物;を含む液晶配向膜である。
【0007】本発明の液晶配向膜は、式(III)で表さ
れる化合物を、ポリイミド100重量部に対して、0.
01〜50重量部、好ましくは0.1〜40重量部、更
に好ましくは1〜30重量部を含む。それらの含有量
が、0.01重量部未満であると液晶配向膜のプレチル
ト角を向上させる効果がなく、またそれらの含有量が5
0重量部を越えると、液晶配向膜の耐熱性が低下する。
【0008】ITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極
を設けたガラス基板等の上に本発明の液晶配向膜を形成
し、この電極基板の一対を対向配置して、そのあいだに
液晶を挾み込んで液晶挾持基板とすることができる。
【0009】また、この液晶挾持基板を用い、公知の方
法により、液晶挾持基板を有する液晶表示素子とするこ
とができる。
【0010】前記液晶配向膜に用いるポリイミド系樹脂
は、(i)脂肪族構造を有する 及び/又は 芳香族構造
を有するテトラカルボン酸二無水物;及び(ii)ジアミ
ン化合物を縮合反応させて製造することができる。ここ
でポリイミド系樹脂とは、ポリイミド及びその前駆体を
総称する。ポリイミドの前駆体としてはポリアミド酸及
びポリアミド酸が部分的にイミド化されたものを含む。
ポリイミド系樹脂の製造に用いるテトラカルボン酸二無
水物は、脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物
の量が全体のテトラカルボン酸二無水物の量、すなわ
ち、脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物及び
芳香族構造を有するテトラカルボン酸二無水物の総量に
対してモル比で、0.1〜1.0、好ましくは0.2〜
1.0であるようにする。0.1未満であると、得られ
る液晶配向膜の電圧保持率は低下する。
【0011】脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無
水物としては、エチレンテトラカルボン酸二無水物、デ
カヒドロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン
酸二無水物、4,8−ジメチル−1,2,3,5,6,
7−ヘキサヒドロナフタレン−1,2,5,6−テトラ
カルボン酸二無水物、シクロペンタン−1,2,3,4
−テトラカルボン酸二無水物、ブタン−1,2,3,4
−テトラカルボンカルボン酸二無水物、ビシクロ−
(2,2,2)−オクト(7)−エン−2,3,5,6
−テトラカルボン酸二無水物、シクロブタン−1,2,
3,4−テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサン−
1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、3,3′
−ビシクロヘキシル−1,1′,2,2′−テトラカル
ボン酸二無水物等がある。これらは2種以上を併用して
もよい。
【0012】芳香族構造を有するテトラカルボン酸二無
水物としては、エチレングリコールビス(トリメリット
酸無水物)、1,3−プロパンジオールビス(トリメリ
ット酸無水物)、1,4−ブタンジオールビス(トリメ
リット酸無水物)、1,5−ペンタンジオールビス(ト
リメリット酸無水物)、1,6−ヘキサンジオールビス
(トリメリット酸無水物)、1,8−オクタンジオール
ビス(トリメリット酸無水物)、1,10−デカンジオ
ールビス(トリメリット酸無水物)、1,16−ヘキサ
デカンジオールビス(トリメリット酸無水物)、ピロメ
リット酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,5,6,−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7,−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’
−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス
(3,4,−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸
二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エー
テル二無水物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカ
ルボン酸二無水物、ナフタレン−1,4,5,8−テト
ラカルボン酸二無水物、2,6−ジクロルナフタレン−
1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物、2,7−
ジクロルナフタレン−1,4,5,8,テトラカルボン
酸二無水物、2,3,6,7−テトラクロルナフタレン
−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物、フェナ
ンスレン−1,8,9,10−テトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プ
ロパン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−
ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、
【0013】ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボ
ン酸二無水物、3,4,3’,4’−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、2,3,2’,3−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’
−ベンゾンフェノンテトラカルボン酸二無水物、ピラジ
ン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、チオ
フェン−2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物、
2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、2,3,2’,3’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)ジメチルシラン二無水物、ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)メチルフェニルシラン二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ジフェニルシラン二
無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)ジメチ
ルシラン二無水物、1,4−ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニルジメチルシリル)ベンゼン二無水物、1,3
−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシクロキサン二無水物、p−フ
ェニルビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルスルフイド二無水物、2,2−ビス(2,3−
ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水
物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン二無水物、1,4−ビス(2−ヒ
ドロキシヘキサフルオロプロピル)ベンゼンビストリメ
リット酸二無水物、1,3−ビス(2−ヒドロキシヘキ
サフルオロプロピル)ベンゼンビストリメリット酸二無
水物等がある。これらは2種以上を併用してもよい。
【0014】ジアミン化合物としては、4−(4−アミ
ノフェニル)−3−アミノ安息香酸、2,2−ビス(4
−アミノフェニル)プロパン、2,6−ジアミノピリジ
ン、ビス(4−アミノフェニル)ジエチルシラン、ビス
−(4−アミノフェニル)ジフェニルシラン、ビス−
(4−アミノフェニル)エチルホスフィンオキサイド、
ビス−(4−アミノフェニル)−N−ブチルアミン、ビ
ス−(4−アミノフェニル)−N−メチルアミン、N−
(3−アミノフェニル)−4−アミノベンズアミド、
3,3’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジア
ミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニ
ルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルプロパン、
3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、p−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、m−キシレン
ジアミン、2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジアミ
ノトルエン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジア
ミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノジフェニルス
ルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル、1,5−ジアミノナフタレ
ン、
【0015】2,4−ビス(β−アミノ−t−ブチル)
トルエン、ビス(p−β−アミノ−t−ブチル−フェニ
ル)エーテル、ビス(p−β−メチル−γ−アミノ−ペ
ンチル)ベンゼン、ビス−p−(1,1−ジメチル−5
−アミノペンチル)ベンゼン、2,2−ビス(4−アミ
ノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス
{4−(2−アミノフェノキシ)フェニル}ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス{4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル}ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビ
ス{4−(4−アミノフェノキシ)フェニル}ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2−ビス(3−カルバモイル−4
−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−
ビス{4−(3−カルバモイル−4−アミノフェノキ
シ)フェニル}ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス
(3−スルファモイル−4−アミノフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2−ビス{4−(3−スルファモ
イル−4−アミノフェノキシ)フェニル}ヘキサフルオ
ロプロパン、2,2−ビス(3−カルボキシ−4−アミ
ノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス
{4−(3−カルボキシ−4−アミノフェノキシ)フェ
ニル}ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス〔2−
{4−(4−アミノフェノキシ)フェニル}ヘキサフル
オロイソプロピル〕ベンゼン、p−ビス(3−カルボキ
シ−4−アミノフェノキシ)テトラフルオロベンゼン、
【0016】4,4’−ビス(3−カルボキシ−4−ア
ミノフェノキシ)オクタフルオロビフェニル、4,4’
−ジアミノオクタフルオロビフェニル、1,2−ビス
(3−カルボキシ−4−アミノフェニル)テトラフルオ
ロエタン、1,3−ビス(3−カルボキシ−4−アミノ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,5−ビス(3
カルボキシ−4−アミノフェニル)デカフルオロペンタ
ン、ジアミノベンゾトリフルオライド、ビス(トリフル
オロメチル)フェニレンジアミン、ジアミノテトラ(ト
リフルオロメチル)ベンゼン、ジアミノ(ペンタフルオ
ロエチル)ベンゼン、2,2’−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジジン、2,2’−ビス(トリフルオロメチ
ル)−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、ビス
(アミノフェノキシ)ジ(トリフルオロメチル)ベンゼ
ン、ビス(アミノフェノキシ)テトラキス(トリフルオ
ロメチル)ベンゼン、ビス〔(トリフルオロメチル)ア
ミノフェノキシ〕ベンゼン、ビス〔(トリフルオロメチ
ル)アミノフェノキシ〕ビフェニル、ビス{〔(トリフ
ルオロメチル)アミノフェノキシ〕フェニル}ヘキサフ
ルオロプロパンヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジ
アミン、デカメチレンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジ
アミン、4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、
2,11−ジアミノドデカン、1,2−ビス(3−アミ
ノプロポキシ)エタン、
【0017】2,2−ジメチルプロピレンジアミン、3
−メトキシ−ヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチ
ルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメ
チルジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、2,
17−ジアミノアイコサデカン、1,4−ジアミノシク
ロヘキサン、1,10−ジアミノ−1,10−ジメチル
デカン、1,12−ジアミノオクタデカン、3,3’−
ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン、3,3’ジエトキシ−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、3,3’−ジフルオロ−4,4’−
ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジクロロ−4,
4’ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジブロモ−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジ
(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3’−ジイソプロピル−4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3’−ジエトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルエー
テル、3,3’−ジフルオロ−4,4’−ジアミノジフ
ェニルエーテル、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル、3,3’−ジブロモ−4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジ(ト
リフルオロメチル)−4,4'−ジアミノジフェニルエ
ーテル、
【0018】3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルスルホン、3,3’−ジメトキシ−4,4’
−ジアミノジフエニルスルホン、3,3’−ジエトキシ
−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−
ジフルオロ−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルス
ルホン、3,3’−ジブロモ−4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルホン、3,3’−ジ(トリフルオロメチル)
−4,4'−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−
ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、
3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノジフェニル
プロパン、3,3’−ジエトキシ−4,4’−ジアミノ
ジフェニルプロパン、3,3’−ジフルオロ−4,4’
−ジアミノジフェニルプロパン、3,3’−ジクロロ−
4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,3’−ジ
ブロモ−4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,
3’−ジ(トリフルオロメチル)−4,4'−ジアミノ
ジフェニルプロパン、3,3’−ジメチル−4,4’ジ
アミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジメトキシ−
4,4’ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジ
エトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、
3,3’−ジフルオロ−4,4’−ジアミノジフェニル
スルフィド、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノ
ジフェニルスルフィド、3,3’−ジブトモ−4,4’
−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジ(トリ
フルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルスル
フィド、
【0019】3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジメト
キシ−4,4'−ジアミノジフェニルヘキサフルオロプ
ロパン、3,3’−ジエトキシ−4,4'−ジアミノジ
フェニルヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジフルオ
ロ−4,4'−ジアミノジフェニルヘキサフルオロプロ
パン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェ
ニルヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジブロモ−
4,4’−ジアミノジフェニルヘキサフルオロプロパ
ン、3,3’−ジ(トリフルオロメチル)−4,4’−
ジアミノジフェニルヘキサフルオロプロパン、3,3’
−ジメチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,
3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノベンゾフェノ
ン、3,3’−ジエトキシ−4,4’−ジアミノベンゾ
フェノン、3,3’−ジフルオロ−4,4’−ジアミノ
ベンゾフェノン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジア
ミノベンゾフェノン、3,3’−ジブロモ−4,4’−
ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジ(トリフルオロ
メチル)−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,
3’−ジメチルベンジジン、3,3’,5,5’−テト
ラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’,5,5’−テトライソプロピル−4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、
【0020】3,3’,5,5’−テトラメトキシ−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,
5’−テトラエトキシ−4,4’−ジアミノジフェニル
メタン、3,3’,5,5’−テトラフルオロ−4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’
−テトラクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’,5,5’−テトラブロモ−4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラ
(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’,5,
5’−テトラエチル−4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,3’,5,5’−テトラメトキシ−4,
4'−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’,5,
5’−テトラエトキシ−4,4'−ジアミノジフェニル
エーテル、3,3’,5,5’−テトラフルオロ−4,
4'−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’,5,
5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,3’,5,5’−テトラブロモ−4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’,5,5’−
テトラ(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3’,5,5’−テトラメチル
−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’,
5,5’−テトラメトキシ−4,4'−ジアミノジフェ
ニルスルホン、3,3’,5,5’−テトラエトキシ−
4,4'−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’,
5,5’−テトラフルオロ−4,4'−ジアミノジフェ
ニルスルホン、3,3’,5,5’−テトラクロロ−
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’,
5,5’−テトラブロモ−4,4’−ジアミノジフェニ
ルスルホン、3,3’,5,5’−テトラ(トリフルオ
ロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルプロパン、3,3’,5,5’−テトラメ
トキシ−4,4'−ジアミノジフェニルプロパン、3,3',
5,5'-テトラエトキシ-4,4'−ジアミノジフェニルプロパン、
3,3’,5,5’−テトラフルオロ−4,4'−ジア
ミノジフェニルプロパン、3,3’,5,5’−テトラ
クロロ−4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,
3’,5,5’−テトラブロモ−4,4’−ジアミノジ
フェニルプロパン、3,3’,5,5’−テトラ(トリ
フルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルプロ
パン、
【0021】3,3’,5,5’−テトラメチル−4,
4'−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’,5,
5’−テトラメトキシ−4,4’−ジアミノジフェニル
スルフィド、3,3’,5,5’−テトラエトキシ−
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’,
5,5’−テトラフルオロ−4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、3,3’,5,5’−テトラクロロ−
4,4'−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’,
5,5’−テトラブロモ−4,4'−ジアミノジフェニ
ルスルフィド、3,3’,5,5’−テトラ(トリフル
オロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジ
アミノジフェニルヘキサフルオロプロパン、3,3’,
5,5’−テトラメトキシ−4,4’−ジアミノジフェ
ニルヘキサフルオロプロパン、3,3’,5,5’−テ
トラエトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルヘキサフ
ルオロプロパン、3,3’,5,5’−テトラフルオロ
−4,4’−ジアミノジフェニルヘキサフルオロプロパ
ン、3,3’,5,5’−テトラクロロ−4,4’−ジ
アミノジフェニルヘキサフルオロプロパン、3,3’,
5,5’−テトラブロモ−4,4’−ジアミノジフェニ
ルヘキサフルオロプロパン、3,3’,5,5’−テト
ラ(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェ
ニルヘキサフルオロプロパン、
【0022】3,3’,5,5’−テトラメチル−4,
4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’,5,5’−
テトラメトキシ−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、
3,3’,5,5’−テトラエトキシ−4,4’−ジア
ミノベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テトラフル
オロ−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’,
5,5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノベンゾフ
ェノン、3,3’,5,5’−テトラブロモ−4,4’
−ジアミノベンゾフェノン、3,3’,5,5’−テト
ラ(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノベンゾ
フェノン、3,3’,5,5’−テトライソプロピル−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジイ
ソプロピル−5,5’−ジメチル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、3,3’−ジイソプロピル−5,
5’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’−ジイソプロピル−5,5’−ジメチル−
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジ
イソプロピル−5,5’−ジエチル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,3’−ジイソプロピル−
5,5’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルプ
ロパン、3,3’−ジイソプロピル−5,5’−ジエチ
ル−4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、3,3’
−ジイソプロピル−5,5’−ジメチル−4,4’−ジ
アミノジフェニルスルホン、3,3’−ジイソプロピル
−5,5’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニル
スルホン、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジジン、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ビス
(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニ
ルエーテル、3,3’,5,5’−テトラキス(トリフ
ルオロメチル)−4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’
−ジアミノベンゾフェノン、等がある。これらは2種類
以上を併用してもよい。
【0023】脂肪族構造を有する 及び/又は 芳香族構
造を有するテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物
の縮合反応の条件を適当に選ぶことにより、イミド化の
度合を適宜調整することができる。例えば、100℃以
上、特に120℃以上で、また必要に応じてトリブチル
アミン、トリエチルアミン、亜リン酸トリフエニル等の
触媒の存在下に(触媒は、反応成分の総量に対して0〜
15重量%使用するのが好ましく、特に0.01 〜15
重量%使用するのが好ましい)反応させて、完全に又は
ほとんど完全にイミド化したポリイミドを製造すること
ができる。また、80℃以下、特に50℃以下で反応さ
せると、ポリイミドの前駆体であって、全く又はほとん
どイミド化されていないポリアミド酸を製造することが
できる。更に部分的にイミド化が進行したポリイミド前
駆体を製造することもできる。
【0024】全く又はほとんどイミド化されていないポ
リアミド酸、又は部分的にイミド化が進行したポリイミ
ド前駆体を、更に100 ℃以上、特に120℃以上に加熱
してイミド化させる方法、又は無水酢酸、無水プロピオ
ン酸、無水安息香酸等の酸無水物、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド等のカルボジイミド等の閉環剤、又は必要
に応じてピリジン、イソキノリン、トリメチルアミン、
アミノピリジン、イミダゾール等の閉環触媒の存在下
に、化学閉環(イミド化)させる方法によって、イミド
化が大部分、又は完全に完結したポリイミドを製造する
ことができる。この際、閉環剤及び閉環触媒は、酸無水
物1モルに対してそれぞれ1〜8モルの範囲内で使用す
るのが好ましい。また、反応は有機溶媒中で行うのがよ
い。
【0025】ここで使用できる好ましい有機溶媒として
は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、フエノー
ル、m−クレゾール、クロルベンゼン等の極性溶媒があ
り、互いに相溶すれば2種類以上を混合して用いてもよ
い。また、これらの有機極性溶媒とともに、トルエン、
キシレン、セロソルブアセテート、メチルセロソルブな
どの汎用溶媒を、ポリイミド又はその前駆体の溶解性を
低下させない範囲で併用することもできる。
【0026】このようにして得られるポリイミド系樹脂
のうち、ポリアミド酸は化10〔式(IV)〕
【化10】 (ただし、式(IV)中、R及びXは式(I)中における
意味と同じ。)又は、化11〔式(V)〕
【化11】 (ただし、式(V)中、R'及びXは式(II)中におけ
る意味と同じ。)で表される構成単位を含むものであ
る。ポリイミド系樹脂のうちの、ポリイミド前駆体、特
にポリアミド酸にあっては、30℃で測定するときの還
元粘度(N,N−ジメチルアセトアミドに0.1g/d
lの濃度で溶解し、測定する。)は、0.1dl/g以
上であることが好ましい。また、ポリイミドはそのガラ
ス転移温度を容易に100〜250℃に調整することが
でき、熱分解温度を容易に350℃以上に調整すること
ができる。
【0027】本発明で用いる式(III)で表される化合
物は、化12〔式(VI)〕
【化12】 (ただし、式(VI)中、nは式(III)中における意味と
同じ。)で表されるテトラカルボン酸二無水物と、式
(VII) H2N−Y もしくは H2N−Z (VII) 又は、式(VIII) OCN−Y もしくは OCN−Z (VIII) (ただし、式(VII)及び式(VIII)中、Y及びZは式
(III)中における意味と同じ。)で表される化合物を反
応させて得られる。
【0028】式(VI)で表されるテトラカルボン酸二無
水物と式(VII)で表される化合物の反応では、化13
〔式(X)〕で表されるアミド酸化合物が生成する。
【化13】 (ただし、式(X)中、Y、Z及びnは、式(III)中に
おける意味と同じ。)このとき、反応条件を選ぶことに
より、イミド化の度合を適宜調整することができる。例
えば、100℃以上、特に120℃以上で、また必要に
応じてトリブチルアミン、トリエチルアミン、亜リン酸
トリフエニル等の触媒の存在下に(触媒は、反応成分の
総量に対して0〜15重量%使用するのが好ましく、特
に0.01 〜15重量%使用するのが好ましい)反応さ
せて、完全に又はほとんど完全にイミド化したイミド化
合物を製造することができる。また、80℃以下、特に
50℃以下で反応させると、イミド化合物の前駆体であ
って、全く又はほとんどイミド化されていないアミド酸
化合物を製造することができる。更に部分的にイミド化
が進行したイミド前駆体化合物を製造することもでき
る。
【0029】全く又はほとんどイミド化されていないア
ミド酸化合物、又は部分的にイミド化が進行したイミド
前駆体化合物を、更に100 ℃以上、特に120℃以上に
加熱してイミド化させる方法、又は無水酢酸、無水プロ
ピオン酸、無水安息香酸等の酸無水物、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド等のカルボジイミド等の閉環剤、又は
必要に応じてピリジン、イソキノリン、トリメチルアミ
ン、アミノピリジン、イミダゾール等の閉環触媒の存在
下に、化学閉環(イミド化)させる方法によって、イミ
ド化が大部分、又は完全に完結したイミド化合物を製造
することができる。この際、閉環剤及び閉環触媒は、酸
無水物1モルに対してそれぞれ1〜8モルの範囲内で使
用するのが好ましい。また、反応は有機溶媒中で行うの
がよい。
【0030】ここで使用できる好ましい有機溶媒として
は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド、フエノー
ル、m−クレゾール、クロルベンゼン等の極性溶媒があ
り、互いに相溶すれば2種類以上を混合して用いてもよ
い。また、これらの有機極性溶媒とともに、トルエン、
キシレン、セロソルブアセテート、メチルセロソルブな
どの汎用溶媒を、イミド化合物(イミド又はその前駆
体)の溶解性を低下させない範囲で併用することもでき
る。
【0031】いっぽう、式(VI)で表されるテトラカル
ボン酸二無水物と式(VIII)で表される化合物の反応で
は、100℃以上の温度で反応させることにより、上記
のようなポリアミド酸化合物もしくはイミド化が部分的
に進行したイミド前駆体化合物を経ることなく、直接、
式(III)の化合物が得られる。
【0032】式(VI)で表されるテトラカルボン酸二無
水物の例としては、エチレングリコールビス(トリメリ
ット酸無水物)、1,3−プロパンジオールビス(トリ
メリット酸無水物)、1,4−ブタンジオールビス(ト
リメリット酸無水物)、1,5−ペンタンジオールビス
(トリメリット酸無水物)、1,6−ヘキサンジオール
ビス(トリメリット酸無水物)、1,8−オクタンジオ
ールビス(トリメリット酸無水物)、1,10−デカン
ジオールビス(トリメリット酸無水物)、1,16−ヘ
キサデカンジオールビス(トリメリット酸無水物)等が
ある。これらは2種以上を併用してもよい。
【0033】式(VII)の化合物は、アミノ基を1個も
つ化合物であればよく、例えば、アニリン、m−トルイ
ジン、o−トルイジン、p−トルイジン、1−ナフチル
アミン、2−ナフチルアミン、m−アミノジフェニル、
o−アミノジフェニル、p−アミノジフェニル、2−ア
ミノジフェニルエーテル、4−アミノジフェニルエーテ
ル、4−アミノジフェニルメタン、メチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、シク
ロヘキシルアミン、等がある。これらは2種以上を併用
してもよい。
【0034】式(VIII)の化合物の例としては、フェニ
ルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、メ
チルイソシアネート、エチルイソシアネート、プロピル
イソシアネート、イソプロピルイソシアネート、等があ
る。これらは2種以上を併用してもよい。
【0035】本発明の液晶配向膜用材料は、前記ポリイ
ミド系樹脂及び前記イミド化合物を含有するものであ
る。これは有機溶媒に溶解したもの(ワニス)が好まし
い。有機溶媒としては、ポリイミド系樹脂の製造時に使
用できるものとして先に例示したものが使用できる。使
用する有機溶媒の選択は、ポリイミド系樹脂及びイミド
化合物の溶解性を考慮して決定する。ポリイミド系樹脂
のうち、ポリアミド酸等のポリイミドの前駆体は概ね有
機溶媒へ良く溶解する。
【0036】本発明の液晶配向膜用材料は、例えば、あ
らかじめITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極が設
けられたガラス板等の適当な基板上に塗布し、乾燥して
ポリイミド層とする。塗布方法としては、浸漬法、印刷
法、吹付け法等の方法が用いられる。乾燥温度は100
〜250℃、好ましくは150〜230℃の範囲で選択
する。ポリイミド系樹脂としてポリアミド酸等のポリイ
ミドの前駆体を使用する場合は、閉環が起こる温度以上
とする。このためには150℃以上が好ましく、特に1
70℃以上が好ましい。また加熱時間は1分〜6時間が
好ましく、特に1分〜3時間が好ましい。基板とポリイ
ミド層との密着性を良くするために、この間にシランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤等のカップリング
剤を用いてもよい。
【0037】このようにして形成されたポリイミド層
は、表面をラビングすることによって液晶配向膜として
用いる。また、この液晶配向膜を有する液晶挾持基板を
用いて公知の方法により液晶表示素子を得ることができ
る。
【0038】なお、本発明の液晶配向膜、液晶挾持基板
又は液晶表示素子は、アクティブ型ツイステッドネマチ
ック液晶表示装置に最も適しているが、それのみなら
ず、通常のセグメント表示の液晶表示装置やスーパーツ
イステッドネマチック液晶表示装置にも使用できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明の範囲は、これらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0040】合成例1 温度計、撹拌装置、窒素導入管、乾燥管及び窒素導入管
を備えた四つ口フラスコに、N,N−ジメチルアセトア
ミド8g及び4,4′−ジアミノジフエニルエーテル
0.20g(2ミリモル)を入れ、均一溶液になるまで
撹拌した。ジアミンが溶解した後、ピロメリット酸二無
水物0.416g(0.8ミリモル)とシクロヘキサン
−1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物0.26
4g(1.2ミリモル)の混合物を少量ずつ添加した。
添加終了後、氷浴で冷却しながら5時間反応させ、ポリ
アミド酸の溶液を得た。
【0041】合成例2 温度計、撹拌装置、窒素導入管、乾燥管及び窒素導入管
を備えた四つ口フラスコに、N−メチル−2−ピロリド
ン8g及び2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパ
ン0.45g(2ミリモル)を入れ、均一溶液になるま
で撹拌した。ジアミンが溶解した後、ピロメリット酸二
無水物0.416g(0.8ミリモル)とシクロヘキサ
ン−1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物0.4
g(2ミリモル)を少量ずつ添加した。添加終了後、室
温で5時間反応させ、ポリアミド酸の溶液を得た。
【0042】合成例3 温度計、撹拌装置、窒素導入管、乾燥管及び窒素導入管
を備えた四つ口フラスコに、N,N−ジメチルアセトア
ミド8g及びパラフエニレンジアミン0.216g(2
ミリモル)を入れ、均一溶液になるまで撹拌した。ジア
ミンが溶解した後、1,10−デカンジオールビス(ト
リメリット酸無水物)0.52g(1ミリモル)とブタ
ン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物0.1
98g(1ミリモル)の混合物を少量ずつ添加した。添
加終了後、室温で5時間反応させ、ポリアミド酸の溶液
を得た。
【0043】合成例4 温度計、撹拌装置、窒素導入管、乾燥管及び窒素導入管
を備えた四つ口フラスコに、N,N−ジメチルアセトア
ミド8g及び4,4′−ジアミノジフエニルエーテル
0.20g(2ミリモル)を入れ、均一溶液になるまで
撹拌した。ジアミンが溶解した後、3,3′,4,4′
−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物0.58g(2
ミリモル)を少量ずつ添加した。添加終了後、室温で5
時間反応させ、ポリアミド酸の溶液を得た。
【0044】合成例5 温度計、撹拌装置、窒素導入管、乾燥管及び窒素導入管
を備えた四つ口フラスコに、N,N−ジメチルアセトア
ミド8g、アニリン0.83g(10ミリモル)及び
1,10−デカンジオールビス(トリメリット酸無水
物)2.61g(5ミリモル)を入れ、撹拌し、室温で
2時間反応させた。その後、無水酢酸2.55g及びピ
リジン1.98gを加え、更に1時間反応させた。反応
生成物を水で沈殿させ、濾別洗浄後、乾燥した。
【0045】合成例6 1,10−デカンジオールビス(トリメリット酸無水
物)2.61gの代わりに、1,8−オクタンジオール
ビス(トリメリット酸無水物)2.47gを用いたほか
は合成例5と同様に操作した。
【0046】実施例1 合成例1〜4で得られたポリアミド酸の溶液並びに合成
例5〜6で得られたイミド化合物をN,N−ジメチルア
セトアミドで固形分約5重量%になるように希釈し、こ
れらを表1に示した分量をそれぞれとって、液晶配向膜
用組成物を調製した。上記の液晶配向膜用組成物の溶液
を2枚のITO透明電極付きガラス基板上にスピンナー
塗布し、200℃で1時間加熱乾燥し、厚さ500Åの
ポリイミド層を形成した。このポリイミド層の表面をラ
ビング処理して液晶挾持基板を得、この2枚をラビング
方向がアンチパラレルになるようにポリイミド層を対向
させて組み合せ、周りをエポキシ系シール剤EN−10
00(日立化成工業株式会社商品名)で封止し、120
℃で2時間、加熱(硬化)処理し、試験用液晶表示セル
を組み立てた。これらの試験用液晶表示セルに液晶ZL
I−4792(メルク社製商品名)を室温で封入し、液
晶セルを形成した。液晶のTNI(71℃)以上の温度で
ある120℃で1時間加熱し、セルのプレチルト角をレ
ーザー光を用いて測定した。
【0047】電圧保持率は次のようにして測定した。T
FT素子のドレインと液晶表示セルの一方の基板上のI
TO電極を電気的に連結し、液晶表示セルの他方の基板
上のITO電極は接地して、TFT素子のゲート〜ソー
ス間に、パルス幅100μsのゲート信号及び周波数3
0Hz、電圧±4.5Vのソース信号を入力し、ドレイ
ン電圧の変化をデジタルメモリースコープによりモニタ
ーして測定した。{〔(ソース信号の立上り時のドレイ
ン電圧の値)−(ソース信号の立下がり時の印加したド
レイン電圧の値)〕/(ソース信号の立上り時のドレイ
ン電圧の値)}×100(%)を電圧保持率として求め
た。
【0048】得られた試験用液晶表示セルの性能の試験
結果を表1に示した。表1の結果から、No.1〜4は
プレチルト角が約5〜10°と高く、電圧保持率も98
%以上と良好であるが、式(III)の化合物を含まないN
o.5(比較)はプレチルト角が低く、また、ポリアミ
ド酸に脂肪族構造を有しないNo.6(比較)は式(II
I)の化合物を含むものではあっても、電圧保持率が低い
ことが分かる。
【表1】 表1 試験用液晶表示セルの性能の試験結果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No. 材料又は ───────────────────────────── 性能 1 2 3 4 5(比較) 6(比較) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポリアミド 合成例1 合成例2 合成例3 合成例2 合成例1 合成例4 酸(重量部) (100) (100) (100) (100) (100) (100) ──────────────────────────────────── イミド化合 合成例5 合成例6 合成例5 合成例6 ── 合成例5 物(重量部) (5) (0.1) (10) (20) (5) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ プレチルト 6.3 5.7 8.3 9.8 2.3 5.3 角 (°) ──────────────────────────────────── 電圧保持率 98.7 99.3 98.9 99.0 98.9 43.7 (%) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0049】実施例 2 TV表示用のTFT−TNLCDを以下のようにして、
作製した。まず、通常のプロセスにより、ガラス基板の
一方の面にアモルファスシリコンTFTを各画素(画素
数240×384)に形成させた。他の一方の面にはゼ
ラチンを用いる染色法により、RGBのカラーフィルタ
ー絵素を形成させ、その上にスパッタリング法でITO
透明導電膜を形成させた。次にこれらの基板に、実施例
1のNo.1〜4及びNo.5〜6(比較)で調製した
液晶配向膜用材料をオフセット印刷法で膜状(膜厚さ:
600Å)に塗布し、通常のLCDプロセスにより、L
CDセルを作製した。ポリイミド系樹脂の加熱条件は2
00℃、1時間で、セル厚さは5.0μmとし、液晶は
ZLI−4792液晶混合物(メルク社製)を用いた。
【0050】これらのLCDを用いてTV画像を表示し
たところ、実施例1のNo.1〜4で調製した液晶配向
膜用材料を用いたものでは、各画素に充分電圧がかか
り、良好な表示が得られたが、No.5〜6(比較)で
調製した液晶配向膜用材料を用いたものでは、コントラ
ストにムラのある表示しか得られなかった。
【0051】
【発明の効果】請求項1の液晶配向膜により、安定して
高いプレチルト角及び高い電圧保持率が得られる。請求
項2の液晶挾持基板は、同様に高いプレチルト角及び高
い電圧保持率を示す。請求項3の液晶表示素子は、同様
に高いプレチルト角及び高い電圧保持率を示す。請求項
1の液晶配向膜、請求項2の液晶挾持基板又は請求項3
の液晶表示素子は、アクティブ型ツイステッドネマチッ
ク液晶表示装置に最も好適に用いられうる。請求項4〜
請求項6の液晶配向膜用材料から請求項1における液晶
配向膜を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮寺 康夫 茨城県つくば市和台48番 日立化成工業株 式会社筑波開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)化1〔式(I)〕 【化1】 〔ただし、式(I)中、Rは脂肪族構造を有するテトラ
    カルボン酸二無水物の4価の残基、Xは2価の有機基を
    示す。〕で表される構成単位、又は化2〔式(II)〕 【化2】 〔ただし、式(II)中、R'は芳香環構造を有するテト
    ラカルボン酸二無水物の4価の残基、Xは2価の有機基
    を示す。〕で表される構成単位を含むポリイミドであっ
    て、その構成単位の含有比率〔(I):{(I)+(I
    I)}のモル比〕が、0.1〜1.0であるポリイミ
    ド;及び (b)化3〔式(III)〕 【化3】 〔ただし、式(III)中、Y及びZは、異なっても同一
    でもよい1価の有機基、nは2〜20の整数を示す。〕
    で表される化合物;を含む液晶配向膜。
  2. 【請求項2】基板の片面に請求項1に記載の液晶配向膜
    を形成させた電極基板の一対を対向配置し、その電極基
    板間に液晶を挾持してなる液晶挾持基板。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の液晶挾持基板を有する液
    晶表示素子。
  4. 【請求項4】(a)化4〔式(IV)〕 【化4】 〔ただし、式(IV)中、R及びXは式(I)中における
    意味と同じ。〕で表される構成単位、又は化5〔式
    (V)〕 【化5】 〔ただし、式(V)中、R'及びXは、式(II)中にお
    ける意味と同じ。〕で表 される構成単位を含むポリア
    ミド酸であって、その構成単位の含有比率〔(IV):
    {(IV)+(V)}のモル比〕が、0.1〜1.0であ
    るポリアミド酸;及び (b)式(III)で表される化合物;を含有してなる液
    晶配向膜用材料。
  5. 【請求項5】(a)式(IV)で表される構成単位、又は
    式(V)で表される構成単位を含むポリアミド酸であっ
    て、その構成単位の含有比率〔(IV):{(IV)+
    (V)} のモル比〕が、0.1〜1.0であるポリア
    ミド酸;及び (b)化6〔一般式(X)〕 【化6】 〔ただし、式(VII)中、Y、Z及びnは、式(III)中
    の意味と同じ。〕で表される化合物;を含有してなる液
    晶配向膜用材料。
  6. 【請求項6】(a)脂肪族構造を有するテトラカルボン
    酸二無水物の含有比率〔モル比〕が、脂肪族構造及び/
    又は芳香環構造を有する全テトラカルボン酸二無水物の
    0.1〜1.0であるテトラカルボン酸二無水物にジア
    ミン化合物を反応させて得られるポリイミド系樹脂;及
    び (b)式(III)で表される化合物;を含有してなる液
    晶配向膜用材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05119322A (ja) * 1991-10-29 1993-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶配向膜
KR20140072198A (ko) 2011-10-12 2014-06-12 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
JP5564792B2 (ja) * 2006-07-18 2014-08-06 三菱瓦斯化学株式会社 ポリイミド樹脂

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