JPH06109846A - 光学式距離計測装置 - Google Patents

光学式距離計測装置

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JPH06109846A
JPH06109846A JP4262533A JP26253392A JPH06109846A JP H06109846 A JPH06109846 A JP H06109846A JP 4262533 A JP4262533 A JP 4262533A JP 26253392 A JP26253392 A JP 26253392A JP H06109846 A JPH06109846 A JP H06109846A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先行車等の測定対象物の存在方向を推定し、
その方向に光学系を自動操作して先行車等の測定対象物
を捕捉することを可能とする。 【構成】 横方向に配置した発光素子2及び複数個の受
光素子3,4の前方に集光レンズ5,6,7を配置し、
各受光素子3,4の受光エリア43,44は隣同士で一
部重なるように各々異なる範囲に設定し、発光素子5及
び受光素子3,4とその集光レンズ5,6,7との横方
向の相対位置を変位させて受光エリア43,44を偏向
させる機構11及びその駆動モータ12と、各受光素子
3,4についての距離計測値又は受光強度の大小関係の
組合わせに基づいて上記駆動モータ12を制御する操作
制御部33とを設け、常に受光エリア43,44の重な
り領域内に先行車等の反射体40を捕捉するように操作
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載して車両の
進行方向に存在する先行車や障害物までの距離を測定す
るのに有用な光学式距離計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の進行方向に存在する先行
車や障害物等を検出し、先行車や障害物等までの距離を
測定する光学式距離計測装置においては、センシング領
域を広げる必要がある。
【0003】上記要請に対し、光学系の工夫で発光領域
を広げるのでは、発光パワー密度の低下により受光が難
くなることから、従来、細い発光ビームを広角度でスキ
ャニングする方式(ビームスキャン方式)が知られてい
る。しかし、このビームスキャン方式では、発光ビーム
の位置(方向)と受光情報を光速で処理する必要があ
り、信号処理系が大規模なものとなる。そこで、発光素
子を複数個備え、広角度の発光領域を得る方式(複数ビ
ーム方式)が検討されている。
【0004】図9に複数ビーム方式の光学式距離計測装
置を示す(特開昭61−259185号公報)。この装
置は、送光器50内にレーザダイオード等から成る複数
の発光素子a,b,cを設け、駆動回路51で駆動され
る各発光素子a,b,cからの光ビームA,B,Cを集
光レンズ52を通して放射するようになっている。ま
た、受光器53側においては、上記光ビームA,B,C
が先行車や障害物等の反射体53で反射して来る光を、
集光レンズ54を通して受光素子55で受光し、その出
力信号を増幅回路56を通して測距回路57に送り、該
測距回路で、光の放射から受光までの伝播遅延時間を基
に反射体53までの距離を測定する構成となっている。
この送光器50の構成によれば、広い範囲内での測定が
行えると共に、集光レンズ系52が発光素子a,b,c
に共通であるので、装置全体を小形化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した複数
ビーム方式の場合、レーザダイオード等の発光素子を複
数個備えることが不可欠である。現状のレーザダイオー
ドの単価は受光素子に比べ非常に高価であり、複数個設
置することは量産品としてコスト高の装置となる。ま
た、受光素子が1つの場合、先行車両の存在する方向に
受光エリアを偏向させて効率よく先行車両を捕捉するこ
とが出来ない。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、単価の安い受光素子を複数用い、その受光エリアを
異ならせることにより先行車等の測定対象物の存在方向
を推定し、その方向に光学系を自動操作して測定対象物
を捕捉することができる光学式距離計測装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、発光素子と受光素子とを備え、発光素子
による光の放射から受光素子による受光までの伝播遅延
時間に基づいて先行車等の反射体までの距離を測定する
距離計測装置において、一つの発光素子と複数個の受光
素子とを横方向に配置すると共に、これら各素子の前方
に集光レンズを配置し、上記複数個の受光素子とその集
光レンズとの横方向の相対位置を変位させて各受光素子
の受光エリアを偏向させる機構と、該機構を上記受光素
子の受光エリアが反射体の方向を向くように操作する駆
動手段とを設けた構成のものである(請求項1)。
【0008】本発明においては、上記複数個の受光素子
とその集光レンズの横方向の相対位置の変位に同期して
上記発光素子を変位させる手段を設け、計測対象の方向
に発光エリアと受光エリアが向くようにすることができ
る(請求項2)。
【0009】また、上記複数個の受光素子の受光エリア
を隣同士で一部重なるように各々異なる範囲に設定する
と共に、各受光素子についての距離計測値の大小関係の
組合わせに基づいて、又は、各受光素子についての受光
強度の大小関係の組合わせに基づいて、上記駆動手段を
制御する制御手段を設け、常に受光エリアの重なり領域
内に上記反射体を捕捉するようにすることができる(請
求項3,4)。
【0010】
【作用】図4に示すように、受光素子の受光エリアとそ
の方向(受光角θ1,θ2)は、集光レンズ6と受光素
子3の位置関係により定まる。受光レンズ6又は受光素
子3を相対的に横方向にずらすことにより、受光エリア
の方向を偏向させることができる。発光素子についても
基本的に同じことがいえる。
【0011】各受光素子の受光エリア・発光エリアを偏
向させる機構が、レンズ又は発光・受光素子の相対位置
を横にずらすだけのものでよいため、その構造は極めて
簡単であり、設置スペースが削減でき、振動にも強いシ
ステムが構成できる。
【0012】また、複数個の受光素子を用いているた
め、先行車の存在する概略方向の認識ができ、請求項
3,4の構成では、この判断を各受光素子についての距
離計測値の大小関係の組合わせに基づいて、又は、各受
光素子についての受光強度の大小関係の組合わせに基づ
いて決定することができ、常に受光エリアの重なり領域
内に上記反射体を捕捉することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説
明する。
【0014】図1に光学式距離計測装置のシステム構成
を示す。本実施例の場合、この距離計測装置は車両に搭
載されるものとする。
【0015】図1において、距離計測装置は、レーザー
レーダヘッド1,時間計測ユニット20,信号処理ユニ
ット30の3部分に分れている。
【0016】レーザーレーダヘッド1は、LD(レーザ
ーダイオード)から成る1つの発光素子2と、PD(ピ
ンフォトダイオード)から成る2つの受光素子3,4と
を有し、発光素子2の前側には発光用レンズ(集光レン
ズ)5が配置され、各受光素子3,4の前側にはそれぞ
れ格子状のメカニカルフィルタ8を備えた受光用レンズ
(集光レンズ)6,7が配置されている。尚、9はLD
の駆動回路、10は受光回路である。
【0017】時間計測ユニット20は、LDの駆動回路
に対するスタートパルスを発生するパルス発生部21
と、該スタートパルスにより計時を開始し受光回路10
からのストップパルスで計時を終了する時間計測部22
と、電源部23とを有する。また、信号処理ユニット3
0は、時間計測部22で得られた時間データを基に距離
を算出する距離計側部31と、その結果を表示する表示
部32とを備えている。
【0018】更に、上記レーザーレーダヘッド1は、受
光用レンズ6,7及びメカニカルフィルタ8を受光素子
3,4に対し相対的に横に変位させ、これにより受光素
子3,4の受光エリア43,44を、例えば図2(A)
から図2(B)の如く偏向させるためのサーボ機構11
を備えている。
【0019】また信号処理ユニット30は、先行車の反
射体40を、常に図2(B)の如く2つの受光素子3,
4の受光エリア43,44の重なり領域内に捕捉するよ
うにサーボ機構11を制御する制御手段として、サーボ
機構11の駆動モータ12に対し適切な指令を与えるサ
ーボ操作部33を備えている。このサーボ操作部33
は、具体的には、距離計側部31で計測される受光素子
3,4毎の計測値の大小関係の組合わせから、サーボ機
構11に対し、その駆動モータ12の回転の有無及び回
転方向についての指令を与える。尚、サーボ機構11の
現在変位量は駆動モータ12と連動するポテンショメー
タ13により検出されるようになっている。
【0020】上記受光エリア43,44を偏向させる機
構の原理は次の通りである。即ち、図4(a)の如く受
光素子3,4の位置が光軸から右側に在る場合には、そ
の受光角θ1がメカニカルフィルタ8の受光角θの左側
領域に向いている。しかし、図4(b)の如く、受光素
子3,4の位置が光軸から左側に移ると、その受光角θ
2はメカニカルフィルタ8の受光角θの右側領域に向
く。この関係はメカニカルフィルタ8が無い場合にも成
り立つものである。従って、受光用レンズ6,7及びメ
カニカルフィルタ8と受光素子3,4のいずれかを相対
的に横に変位させると受光エリア43,44を偏向させ
ることができる。
【0021】ちなみに、メカニカルフィルタ8の受光角
θは、メカニカルフィルタ8の長さをL0 とし、格子ス
リット幅をaとしたとき、θ=2tan-1(a/L0
で与えられる。また、受光素子3,4の受光角θ1,θ
2は、レンズの焦点距離をS,受光素子径をxとしたと
き、θ1=θ2=tan-1(x/S)で与えられる。そ
して、受光中心軸広り角αは、受光用レンズピッチをL
1,受光素子ピッチをL2としたとき、α=2tan-1
{(L1−L2)/2S)}で与えられる。
【0022】本実施例では、受光用レンズ6,7及びメ
カニカルフィルタ8を横移動させることで、受光素子
3,4の受光エリアを変える構成となっている。即ち、
図5及び図6において、発光用レンズ5,受光用レンズ
6及び受光用レンズ7はこの順序で枠体14内に横並び
に配置され、且つ、スライダ17(図7)により枠体1
4に対し横移動可能に支持されている。発光用レンズ5
及び受光用レンズ6間にはカム15が設けてあり、該カ
ムは駆動モータ12で回転変位されるようになってい
る。また、発光用レンズ5及び受光用レンズ7と枠体1
1間には弾性体16が設けてある。この結果、発光用レ
ンズ5及び受光用レンズ6,7並びにメカニカルフィル
タ8は、カム15を駆動モータ12で回転変位させるこ
とにより、発光素子2及び受光素子3,4に対し相対的
に変位できることとなる。従って、このカム15は、駆
動モータ12と共に、上記の機構11を受光素子の受光
エリア43,44が反射体40の方向を向くように操作
する駆動手段を構成する。
【0023】ここで、発光用レンズ5までも横移動させ
るようにしたのは、上記受光素子の場合と同様に発光用
レンズ5の光軸に対してLDの光軸を若干ずらせること
により、投射方向を可変できるからである。但し、受光
と発光では焦点距離や素子−レンズ間距離が異なるた
め、同じ横移動量にすると発光・受光方向の移動量が異
なる不具合が発生する。従って各々の光学的移動量が同
じになるように、各々のレンスの移動量は、図8の如
く、駆動用モータ12の回転角に対し異なったレンズ移
動量になるよう、カム15により駆動させる。図8に示
す例の場合、カム15は、受光用レンズ6,7よりも発
光用レンズ5の方が僅かしか変位しない関係の外輪形成
とされる。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。
【0025】図1において、時間計測ユニット20のパ
スル発生部21からレーザーレーダヘッド1のLD駆動
回路9にスタートパルスが出力される。LD駆動回路9
は、このスタートパルスのトリガーにより発光素子2た
るLDを駆動し、レーザーパルスを発生させる。また、
上記スタートパルスは時間計測部22に与えられ、時間
計測部22の計時を開始する。先行車の反射体40(図
2)で反射したレーザパルスは、受光素子3,4の一方
又は両方により受光され、電流を発生し、受光回路10
で増幅された後、ストップパルスを時間計測部22に出
力する。時間計測部22ではパルス発生部21からのス
タートパルスと、受光回路10からのストップパルスと
の間の時間間隔を計測し、時間データとして距離計側部
31に出力する。距離計側部31では時間データから先
行車との距離を演算し、距離データとして車両の制御ユ
ニット(ASC ECU)へ出力する。
【0026】ここで、受光素子が反射光を受光しないと
きは、距離計側部31における該当する受光素子系統で
の距離計測値が「最大」となり、距離データは“先行車
がない”旨の信号として取り扱われる。しかし、何がし
かの距離計測値がある場合は“先行車あり”と判断さ
れ、その旨の信号ととして取り扱われる。
【0027】次に、光学系の操作との関連について説明
する。
【0028】図2(A)は左側の受光素子4の受光エリ
ア44内にだけ先行車の反射体40が位置する場合を、
また図2(B)は左右両方の受光素子3,4の受光エリ
ア43,44内に反射体40が位置する場合を示してい
る。
【0029】説明の便宜上、最初は先行車の反射体40
が、図2(A)の如く、受光素子4の受光エリア44内
にのみ位置するものとする。この場合、先行車の反射体
40からの反射光は受光素子4のみにより受光され、受
光素子3,4の出力状態は図3(A)の如くになる。こ
のとき、距離計側部31における距離計測値は、受光素
子3について「距離最大」、受光素子4について「距離
小」の関係となる。信号処理ユニット30のサーボ制御
部33は、上記距離計測値の信号の大小関係から、先行
車は左方向にあると推定し、サーボ機構11に対しレン
ズ系の「左移動指令」を与える。これにより、駆動モー
タ12が正回転し、レンズ系5,6,7,8が受光素子
3,4に対し相対的に左方向に移動し、受光エリア4
3,44が左に移動して行く。先行車の反射体40が、
図2(B)の如く受光エリア43,44の重なり領域内
に入ると、受光素子3,4の出力状態は図3(B)の如
くになり、距離計測値は受光素子3,4のいずれについ
ても「距離小」の関係となる。ここで、サーボ制御部3
3は「左移動指令」を停止する。
【0030】上記とは逆に、反射光が受光素子3のみに
より受光された場合には、距離計測値は受光素子3につ
いて「距離小」、受光素子4について「距離最大」の関
係となり、サーボ制御部33は先行車が右方向にあると
判断し、サーボ機構11に対しレンズ系の「右移動指
令」を与える。これにより、駆動モータ12が逆回転
し、レンズ系5,6,7,8が受光素子3,4に対し相
対的に右方向に移動する。先行車の反射体40が、受光
エリア43,44の重なり領域内に入ると、距離計測値
は受光素子3,4についていずれも「距離小」の関係と
なり、その時点でサーボ制御部33は「右移動指令」を
停止する。尚、距離計測値が受光素子3,4についてい
ずれも「距離最大」の場合、サーボ制御部33はサーボ
機構11に対し何の指示も与えない。
【0031】このように、2つの受光素子3,4の系統
について、共に何がしかの距離計測値がある状態、即ち
上記「距離小」が得られるまで受光系6,7,8を横に
変位させることにより、常に先行車をレーザレータヘッ
ド1の光学系の真正面で捕捉することができる。従っ
て、むやみに発光視野を広げることなく、また、広範囲
なスキャニングをして不必要なデータ処理を行うことも
なく、距離計測エリアを広げることが可能となる。
【0032】尚、光学系の自動操作手段としては、光学
系全体をターンテーブル上で回転させる方法も考えられ
るが、回転物が大きすぎて回転駆動源(モータ等)を含
めると設置スペースが大となり、また車の振動に影響さ
れやすい等の問題がある。しかし、上記構成によれば、
レンズ又は発光・受光素子の相対位置をずらすだけで良
いため、簡単な構造、設置スペース削減、振動にも強い
システムが構成できる。
【0033】上記実施例では、距離計測値の大小関係か
らサーボ機構11に対する指示を与えたが、2つの受光
素子の受光信号レベル差を計測して、その信号を基に比
例回転制御を行うこともできる。この場合、サーボ操作
部33の代わりに、時間計測部22で観測される2つの
受光素子3,4の受光強度の大小関係の組合わせに基づ
いて、常に受光エリア43,44の重なり領域内に反射
体40を捕捉するように上記駆動モータ12を制御する
制御手段を設けることになる。
【0034】また上記実施例では、水平方向の捕捉をな
す場合について説明したが、実際には道路状況により上
下方向の捕捉も必要となるので、上下方向に受光エリア
の異なる受光素子を更に1つ設置することが実際的であ
る。この場合、必要に応じ、レンズの光軸を傾けて上下
方向にレンズ角度を振らせることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。
【0036】1)請求項1の構成では、受光素子を複数
個設置しているので、先行車等の測定対象物の位置推定
が行える。この受光素子は発光素子に比べ安価であるの
で、装置が安価に構成できる。また、その受光レンズと
受光素子の相対位置を横にずらすだけで受光エリアが偏
向され、先行車等の測定対象物を受光エリア内に捕捉で
きる。この機構は構造が簡単で、設置スペースも取ら
ず、振動にも強い計測装置が構成できる。しかも、この
捕捉制御は簡単な自動制御系で済み、システムを安価に
提供できるようになる。
【0037】2)請求項2の構成では、各受光素子の受
光エリアに同期して発光素子の発光エリアが偏向させる
ので、より確実かつ有効に先行車等の測定対象物を受光
エリア内に捕捉できる。
【0038】3)請求項3,4の構成によれば、先行車
の存在する概略方向の認識は、各受光素子についての距
離計測値の大小関係の組合わせに基づいて、又は、各受
光素子についての受光強度の大小関係の組合わせに基づ
いて決定することができ、常に、受光エリアの重なり領
域内に、先行車等の測定対象物を捕捉するようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1における受光レンズと受光素子の相対位置
と受光エリアの向きとの関係を示す説明図である。
【図3】図2における発光素子と受光素子の発光・受光
動作を示すタイミング図である。
【図4】受光レンズと受光素子の相対位置の横移動によ
り受光エリアを偏向する原理の説明に供する図である。
【図5】発光・受光レンズと発光・受光素子を相対的に
横移動させる機構を示す正面図である。
【図6】図5の機構の平面図である。
【図7】図6のスライド部分を示す側面図である。
【図8】駆動モータの回転角度と発光・受光レンズの横
移動量の関係を例示した説明図である。
【図9】従来の光学式距離計測装置を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザーレーダヘッド 2 発光素子(レーザーダイオード) 3,4 受光素子(ピンフォトダイオード) 5 発光用レンズ(集光レンズ) 6,7 受光用レンズ(集光レンズ) 8 メカニカルフィルタ 9 LDの駆動回路 10 受光回路 11 サーボ機構 12 駆動モータ 13 ポテンショメータ 14 枠体 15 カム 16 弾性体 17 スライダ 20 時間計測ユニット 21 パルス発生部 22 時間計測部 30 信号処理ユニット 31 距離計側部 33 サーボ操作部 40 先行車の反射体 43,44 受光エリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と受光素子とを備え、発光素子
    による光の放射から受光素子による受光までの伝播遅延
    時間に基づいて先行車等の反射体までの距離を測定する
    距離計測装置において、一つの発光素子と複数個の受光
    素子とを横方向に配置すると共に、これら各素子の前方
    に集光レンズを配置し、上記複数個の受光素子とその集
    光レンズとの横方向の相対位置を変位させて各受光素子
    の受光エリアを偏向させる機構と、該機構を上記受光素
    子の受光エリアが反射体の方向を向くように操作する駆
    動手段とを設けたことを特徴とする光学式距離計測装
    置。
  2. 【請求項2】 上記複数個の受光素子とその集光レンズ
    の横方向の相対位置の変位に同期して上記発光素子を変
    位させる手段を設け、計測対象の方向に発光エリアと受
    光エリアが向くようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の光学式距離計測装置。
  3. 【請求項3】 上記複数個の受光素子の受光エリアを隣
    同士で一部重なるように各々異なる範囲に設定すると共
    に、各受光素子についての距離計測値の大小関係の組合
    わせに基づいて、常に受光エリアの重なり領域内に上記
    反射体を捕捉するように上記駆動手段を制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の光学
    式距離計測装置。
  4. 【請求項4】 上記複数個の受光素子の受光エリアを隣
    同士で一部重なるように各々異なる範囲に設定すると共
    に、各受光素子についての受光強度の大小関係の組合わ
    せに基づいて、常に受光エリアの重なり領域内に上記反
    射体を捕捉するように上記駆動手段を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の光学式
    距離計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173099A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp レーザレーダ装置
CN102749626A (zh) * 2012-07-17 2012-10-24 奇瑞汽车股份有限公司 雷达传感器、汽车以及目标方位识别方法

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