JPH06109544A - 合成着色料の色を電子ディスプレー上に再現する方法及び装置 - Google Patents

合成着色料の色を電子ディスプレー上に再現する方法及び装置

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JPH06109544A
JPH06109544A JP5093685A JP9368593A JPH06109544A JP H06109544 A JPH06109544 A JP H06109544A JP 5093685 A JP5093685 A JP 5093685A JP 9368593 A JP9368593 A JP 9368593A JP H06109544 A JPH06109544 A JP H06109544A
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Jr Louis W Adams
ルイス・ウイリアム・アダムス・ジュニア
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Milliken Research Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、陰極線管、液晶ディスプレー、又は
その他のRGB値を用いるデバイスのごとき電子ディス
プレー上に合成着色料の色を再現する装置及び方法を提
供する。 【構成】基質上又は中の合成着色料の予測値を、着色料
無し、1着色料、及び1対の着色料で調製された試料の
XYZ測定値から作ることが出来る。その計算方法は光
吸収、光散乱及び光吸収合成の各係数を使用する。イメ
ージディジタイザーは試料からXYZ値を得るために使
用することが出来る。更に、イメージディジタイザーの
RGB値が、簡単な方法を用いた非直線モデルで、XY
Z値に変換される。更に、イメージディジタイザーRG
B値からXYZ値を作り出す上記の方法が電子ディスプ
レーのためにXYZ値からRGB値を作るのに用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成着色料の色を電子デ
ィスプレー上に再現する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】色に関する式を最も正確に計算する方法
はその使用方法が難しかったり、コンピューター的に実
用性が無かったりする。混合体の色を予想する最も簡単
で成功した数学理論はクーベルカ・ムンク・モデル(Ku
belka-Munk)である。適用範囲を広くするために、この
モデルは過度に簡単に割切り過ぎている。クーベルカ・
ムンク・モデルは、着色料を含む完全に平らな媒体に光
が正確に垂直に当たると仮定している。着色料は完全に
基質媒体に混合されていなければならず、出来上がった
着色基質は等方性でなければならない。媒体及び着色料
の屈折率は空気と同じと仮定されており、従って、内部
及び外部における鏡面反射及び屈折は無視される。
【0003】これらの条件が満足され、且つ、基質が光
学的に厚いと仮定する。この場合は、クーベルカ・ムン
ク理論は次の簡単な関係式を予想している、即ち、K/
S=(1−R2 )/2R。K及びSは着色媒体の物理的
性質である。Rは測定した色である。この式で表されて
いる関係は、可視スーペクトル・バンドの中の各波長の
光について成立する。Rは試料から反射される光の一部
を示す。K及びSは、それぞれ、着色料混合体の光の吸
収率及び光の散乱率である。K/Sの方がRよりも扱い
やすい。これは、混合体の物理的性質(K及びS)が、
かなりの近似をもって、混合体の各着色料の物理性質、
即ち着色料iの対応する係数Ki 及びSi 、に比例する
からである。その比例定数が成分濃度Ci である。従っ
て、着色料の構成計算を容易にするために、N種類の着
色料のために、K=K1 1 +K2 2 +…KN N
S=S1 1 +S2 2 +…SN N 、と仮定する。前
と同様に、これらの式は各波長の光に適用される。K/
SとRとを結ぶ前の式K/S=(1−R2 )/2Rを変
換し、K及びSをKi 及びSi に結ぶ上記式を用いるこ
とにより、着色料濃度Ci と測定した色Rとの間の関係
が得られる。着色料の吸収率及び散乱率の値が、主とし
て、サンプルの色の測定値を含む最小二乗計算法から引
き出される。
【0004】高い精度を必要とする場合は、この単純な
クーベルカ・ムンク理論は変形されねばならない。基質
表面の反射、内部屈折、及び着色料間の相互作用に対す
る修正が必要である。時には、スペクトル測定を紫外線
の領域にまで広げ、着色料の燐光性を処理しなければな
らない。目標(例えば織物)によっては、その組織が光
沢を持ち、測定によってこれを差し引いたり、数学的に
モデル化することによって相殺したりすることが容易で
ない。これは、結果として得られる着色料の式による予
想値が正確である以前に、Ki 及びSi の演算値を慎重
に読取り、恐らくは更に変形する必要があることを意味
する。
【0005】コンピュータを利用した設計(CAD)に
おいては、色をフォーミュレーションする間、ピジュア
ル・フィードバック(画像によるフィードバック)が好
ましい。これを行う1つの方法は電子ディスプレー上で
演算結果をシミュレートすることである。クーベルカ・
ムンクの計算を行うことには、上述した修正と共に、膨
大な演算が含まれる。多くの波長におけるスペクトル・
データがコンピュータに記憶されねばならない。色の測
定は従来から分光測光器で行われている。これらのデバ
イスは比較的高価で、走査するのに特別な技術専門家を
必要とする。スペクトル・データを電子ディスプレーに
適した色座標に変換する一般的方法には複雑な非線形式
が入ってくる。CADは、色の予測条件が、例えば織物
の染料の色座標ほど厳格でない場合の1適用例である。
本発明は、余り厳格でない適用に対して、従来技術に開
示されていない形で、これらの問題を解決する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願は、電子ディスプ
レー上に試料の合成彩色を再現する方法及びその装置を
開示している。この電子ディスプレーは陰極線管、液晶
ディスプレー、又は赤、緑、青(RGB)の色座標を用
いたその他の型の電子デイスプレーのいずれでも良い。
本出願では、一般的に、着色料は合成されていて、基質
上に単に隣り合わせに並べられているものではないとす
る。この着色料が殆ど透明であり、余り不透明でない場
合は、着色料は層状であってもよい。カラー・イメージ
・デジタイザーは色々なCADの間に一般的に使用され
る。我々は、従来の色の測定装置よりも安価なカラー・
イメージ・デジタイザーが色の測定値を得るためにどの
ように使われるかを示す。本発明はシュミレーション作
業のためのみのものであり、微妙な着色料調合作業に使
うことは出来ない。
【0007】我々は色の分析のためにCIEの色のXY
Z三刺激座標を選択する。多くの異なった波長について
測定を行う代わりに、色の三刺激測定値X、Y、及びZ
は、それぞれ、赤、緑及び青のスペクトル・バンドの平
均値である。これは色を定量するために必要とする最低
のスペクトル情報である。なんとなれば、色を見ること
によって、網膜円錐細胞を介して、脳に赤、緑及び青の
スペクトルバンドの平均値が送られるからである。又、
これが、電子デイスプレーが三色光放射システムを使用
する理由でもある。CRTカラー・モニターは赤、緑及
び青の燐光を使用する。多くの波長の色を測定するデバ
イス(例えば分光測光器及び放射測定器)は赤、緑及び
青のスペクトルバンドの荷重平均からXYZ値を演算す
る。測色計、輝度測色計及び卓上デジタイザーのごとき
デバイスは、XYZ値が三色光フィルターを使用して直
接測定されるので、比較的費用が掛からない。各フィル
ターはスペクトルバンドの平均値を直接出す。即ち、色
彩は、これらのデバイスの場合、実質的に、3又は4種
類の波長のみを測定する。
【0008】可能な場合は常に、カラー・イメージ・デ
ジタイザーは測色計に好ましいものである。これは、安
価で操作に余り特殊技術を必要としないからである。カ
ラー・イメージ・デジタイザーは、例えば画像捕捉のご
ときその他の機能のために必要と考えられているようで
ある。
【0009】カラー・イメージ・デジタイザーは全スペ
クトル測定デバイスよりも正確性に欠けるが、我々は高
い正確性が必要でない場合だけを考えている。例えば、
CRTカラー・モニターのための画像フィードバック
は、例えば、製造業における製品色彩の品質管理ほど正
確性を必要としない。人間の色彩感覚は色の正確性から
のシステマチックな逸脱にすぐ順応する。
【0010】XYZ値の使用はクーベルカ・ムンク・モ
デルの仮定を破る。これは、この派生した使用が各波長
での放射散乱を扱うからである。波長の荷重平均はこの
モデルにおいては物理的意味を持っていない。クーベル
カ・ムンク・モデルにXYZ値を使用すると、着色料混
合体の予測を不正確なものにする。満足の行く予測を得
るためには、モデルに更に別の項を加える必要がある。
上述したK及びSの式にはKi i 及びSi i の形の
項が含まれている。我々は、Kの式にKijij の形
の項を加えれば十分なことを見出だした。我々は、計数
ijを着色料i及びjの光吸収合成係数と呼ぶ。この項
はSには加える必要はない。これらの新しい係数は、一
般的に、混合媒体の中の着色料の間の分子間相互作用に
は関係しない。このような作用がある場合は、これらの
項を加えたほうが相互作用によく適応する。本発明にお
いては、我々の変形したクーベルカ・ムンクの式に最小
二乗法を適用することによって、鏡面反射、滑らかでな
い表面(例えば織物)、色の三刺激値測定、及び、簡単
なクーベルカ・ムンクの理論には含まれていないその他
の因子のごとき因子が部分的に補正される。
【0011】着色料が基質に十分に混ざっておらず、基
質の上に薄い層としてある場合も、我々の技術は色をう
まく予測することが出来る。着色料がほとんど透明であ
ったり、余り光沢がないような場合は、着色料iに着色
料jを使用するときの計算にKiji j の項を使用
し、又、着色料jに着色料iを使用するときの計算にK
jii j の項を使用することが出来る。Kij及びKji
の値は、着色料の不透明度に相関する程度には異なって
いる。明らかに、暗い着色料に加えられた明るい着色料
は、一般的に、明るい着色料に加えられた暗い着色料よ
りも明るく見える。この出願のその他の部分に対して
は、出願を単純化するために、この区別は不必要と仮定
する。着色料が十分に混合されていれば、着色料が不透
明であると否とに係わらず、KijはKjiに等しい。
【0012】吸収及び散乱係数を演算するのに必要な第
1の手順は、試料の測定値を集めることである。我々
は、無彩色基質から色のX,Y、Z三刺激測定値を測定
する。(以下に説明する全ての試料は同じ型の基質を用
いて調製される。使用する基質が異なる場合は、各基質
はそれぞれ別に処理されねばならない。)従って、色の
X,Y、Z三刺激測定値は、1つの色の異なる濃度の試
料から作られる。これは合成する全ての着色料について
行われ、濃度は、実際的限界の範囲内になければならな
い。最後に、色のXYZ三刺激測定値がいく種類かの濃
度の何組かの着色料を使用した試料から作られ、この場
合、その合成濃度の合計が、関係項の中で100%に決
められる一定範囲にあるようにする。本出願では全ての
濃度がパーセンテージで表される。この相対スケールは
着色料の重量又は体積の如き完全に物理的測定値に基づ
くものでなければならない。
【0013】合計濃度の限界は、一般的に、着色料使用
工程における物理的制限によっている。例えば、織物の
ポリマーの中に拡散することの出来る着色料の量には上
限がある。製造目的のために選ばれた実際的限界が真の
物理的限界より小さい場合は、100%を僅かに越えた
外挿値で十分予測される。
【0014】次に、この第1の手順で得られた測定値の
利用が始まる。第2の手順は、無彩色基質からの測定値
を用い、無彩色基質の光吸収係数Ko を演算することで
ある。第3の手順は、単一の着色料によって彩色された
基質からの測定値を利用して、着色料i の光吸収係数K
i 及び光散乱係数Si を演算する。最後の手順は、2種
類の着色料の合成測定値を用いて、各1対の着色料i及
びjの光吸収合成係数Kijを演算する。X,Y及びZ
(赤、緑、青)のスペクトル・バンドのためにこれらの
全ての係数が演算される。我々は、このモデルを高次の
項にまで拡げる必要のないことを見出だした。我々の方
法においては、この基質の光散乱係数が他の係数の中に
組み込まれているので、着色料基質にはSo 項はないか
らである。
【0015】Ko 、Ki 、Si 及びKijは全ての試料測
定値のコード化された合計値を表している。コンピュー
タの機能はこれらの係数を記憶するためには余り必要で
なく、これらの係数を得るために用いられた測定値の記
憶のため必要なのである。これらの記憶された係数は色
の予測のためのコンパクトなデータベースを含んでい
る。最小二乗法の適用によって、後の計算での試料測定
値の変動がなくなる。これは、色勾配を計算するために
これらの係数を使用することにより、常に、可視的に均
一な色シリーズが作られることを意味する。このこと
は、このような方法が不適当な場合、多くの色の測定値
に基礎を置く内挿法にとって重要な利点である。
【0016】これらの係数を任意の配合のK/S値の計
算に用いれば(この場合、これらの値はXYZ値に変換
される)、これらのXYZ値をRGB色座標を計算する
ために使用し、電子ディスプレー上に合成結果を示すこ
とが出来る。
【0017】本発明の利点の1つは、実際に合成着色料
の試料を作ることなく、基質上の合成着色料の色を予測
することが出来ることである。
【0018】本発明の別の利点は、データを色の標準X
YZ測定値に変換するために、イメージ・デジタイザー
を使用することが出来ることである。
【0019】本発明の更に別の利点は、2以上の着色料
の合成結果を予測するのに、2以上の着色料で試料を作
る必要がないことである。
【0020】本発明の更に別の利点は、鏡面反射、平滑
でない表面(例えば織物)、殆ど透明な着色料の層(例
えば、コンピュータ・ハードコピー着色料)、及び、色
の三刺激測定値が適用出来ることで、これらの条件は従
来のクーベルカ・ムンク・モデルには不適当なものであ
る。
【0021】更にその他の利点は、非直線関係を直線化
することなく、X,Y,Z値をR,G,B値に、及びそ
の逆に変換する新規な方法であることである。この利点
は、CRTカラー・デイスプレーのRGB値及びイメー
ジデジタイザーから得られたRGB値に適用される。
【0022】これらの利点及びその他の利点については
以下の説明で明らかにする。
【0023】
【実施例】添付したフローチャート及びグラフを用いて
説明する。図1は、コンピュータ技術を用いて、合成着
色料を電子ディスブレー上に再現する基本的構成要素を
模式図的に示す図である。図の中の箱書きはコンピュー
タ情報モジュール(算法、データベース)又は外部測定
デバイス(測色計、分光測光器)を表す。矢印はコンピ
ュータ・モジュール又は外部測定デバイス間の情報の流
れる方向を示す。
【0024】コンピュータ・エイデッド・デザイン又は
製造システムのための1つの色の測定スタンダードはC
IEの色のXYZ三刺激座標である。これは、カラー・
インプット(イメージ・デジタイザ、オンライン測色
計、着色料調合のデータベース)、及びカラー・アウト
プット(カラーモニター、カラープリンター、着色料調
合データベース)のいずれにも使用される。この標準表
色系は長く使われている国際標準である。XYZ値は色
を含むコンピュータ処理の基礎として段々使用されるよ
うになった。特定の適用に利点を持つ専門の表色系を持
つ会社でも、一般的に、彼等の色座標をXYZ色座標に
変換することが出来る。XYZ値がその他の標準表色系
にも好まれる1つの理由は、これらが、イメージ・デジ
タイザー及び電子ディスプレーのごときデバイスにRG
B表色系に直接該当するからである。
【0025】測色計で測定されるXYZ値は無次元で、
普通パーセンテージで表される。習慣として%表示は省
略される。XYZ測定値は幾つかの標準光源、例えばD
65(65,000°Kの黒体温度における昼光)、に
対してなされる。これらの色の相対値は、光を出さない
物体の色を定量するために使用される。パーセンテージ
は、赤、緑及び青のスペクトルバンドの目標から反射さ
れる白色光のフラクションを示す。多くの物体はCRT
の色モニターの燐光のごとき光を放射する。絶対XYZ
値はキャンデラス/平方メートル又はフィート・ラムバ
ーツのごとき単位で測定される。これらを白色光の幾つ
かの標準エミッターに対して測ることによって、XYZ
の絶対値はXYZの相対値に変換される。
【0026】普通、測定値は色度x及びyと、「輝度」
Yとで表される。XYZ値とxyY値との間の変換は、
x=X/(X+Y+Z)、及びy=Y/(X+Y+Z)
で与えられる。Yは両座標系で同じである。色度座標x
及びyは無次元で、色の中の赤と緑の相対比率を表す。
青の相対量はz=1−x−yである。等量の赤と緑を持
つ色では、x=y=z=1/3である。Yが、しばし
ば、輝度(強度、明るさ)として選ばれるのは、人間の
視覚が赤や青よりも緑に敏感だからである。一般の色の
色度が図3に示されている。同時に、コンピュータ・エ
イドのデザインに用いられる代表的なCRTカラーモニ
ターの色度の範囲が示されている。
【0027】色の測定値は伝統的に測色計2又は分光測
光器3、又はクロマ・メータ(図示無し)から得られて
いるが、本発明の好ましい方法では、図1に示すごと
く、イメージ・デジタイザ1の使用が含まれる。シャー
プ電子会社(Mahwah、New Jersey)で
作られているようなイメージ・デジタイザは、試料の上
に赤、緑及び青のレセプタ又は赤、緑及び青の閃光を持
っている。然し、従来のイメージデジタイザはXYZ
値、又はその他の標準表色系をリターンしない。このよ
うなデバイスは、一般的に、赤、緑及び青の強度を示す
1組のRGB値をリターンする。赤、緑及び青のイメー
ジデジタイザーの色の成分はR、G及びBでそれぞれ示
されている。RGB値は同じ0から255の範囲にあ
る。本出願は、スキャナーのRGB値から相対XYZ値
への変換の方法を開示する。
【0028】図1のイメージデジタイザ1が試料を走査
し、試料の各測定範囲に対するイメージデジタイザーの
RGB値を出す。このRGBのデータの演算がイメージ
デジタイザ・モデル算法5によって行われる。RGB値
がXYZ値に変換される前に、ある測定と演算とを予め
行わねばならない。先行作業の第1段階において、同じ
色度xyを持つ目標灰色シェードがイメージデジタイザ
ーで走査される。これらの測定値は赤、緑及び青のイメ
ージディジタイザーの光測定チャンネルの特徴であるモ
デル・パラメータを演算するために使用される。第2段
階において、全ての目標の色がミクシング・マトリック
スを演算するために使用される。このミクシング・マト
リックスが、全てのイメージデジタイザのRGB値をX
YZ値に変換するために使用される。
【0029】前の段落で説明したごとく使用するため
に、目標カラーをイメージデジタイザーのために選択し
なければならない。目標は同じ特性を持つ灰色の幾つか
のシェードを持っていなければならない。又、主なる色
度に跨がる幾つかの色を持っていなければならない。色
が重要な工業のために、非常に念入りな目標カラーが開
発されている。このような目標カラー基準がアメリカ規
格協会(ANSI)IT8分科会によって、グラフィッ
ク・アートのために定められている。透明体(ANS
I,IT8.7−1)及び反射体(ANSI,IT8.
7−2)の目標が1992年中頃、主だった写真フィル
ム・メーカーによって要求されるであろう。我々の目的
のためには、Macbeth(登録商標) Color
Checker(登録商標)の色翻訳チャートを使えば
十分である。
【0030】Macbeth ColorChecke
rの色翻訳チャートは、過去15年にわたる写真及びビ
デオの信頼性の高い色基準でる。Macbethチャー
トは表1に示すごとく、24色で、CIE光源Cに基づ
く色度座標を持っている。色の中には6つの灰色シェー
ドと、3つの加法混色の原色(赤、緑、青)と、3つの
減法混色の原色(黄、マジェンタ、シアン)と、2つの
肌色と、及び、10の種々雑多な色とが含まれている。
チャートの色の色度は、図3に示すごとく、殆どの色彩
空間に跨がっている。図3は、又、主なCRTのカラー
・モニターに使用できる特性の色域を示している。
【0031】CIEの色測定値は、Macbethチャ
ートの各色のためにMacbethによって提供されて
おり、表1に示されている。この代わりに、特別の測色
計を使用して、Macbethの色を測定することが出
来る。演算のためMacbethによって与えられる測
定値を使用するのが便利であるが、好ましい方法ではな
い。標準測色計を選択して、全ての測定値がコンピュー
タ・エイデッド・デザインの役に立つようにしなければ
ならない。例えば、Hunter Lab of Re
ston(Virginia)製のHunterLab
(登録商標)LabScanが全ての商品試料の測定に
使用されるとすると、Macbethカラー・チャート
の色はHunterLab LabScanで測定した
方が好ましい。次に、後の試料測定値とイメージデジタ
イザーの測定値との一致は出来るだけ近いほうがよい。
これは、たとえ同じ会社で作られているにしても、違っ
たモデルの測色計は違ったCIE色測定値を出すことが
あるからである。例えば、測色計によって鏡面反射の扱
い方が違う。又、測色計によって試料照明の幾何学的配
列が違う。この目標の色のRGB及びXYZ値を集める
段階が図2に参照符号20で示されている。この明細書
では、RGB及びXYZ値が0から1の間になるように
正規化される。この手順が図2に符号30で示されてい
る。
【0032】赤、緑、青のイメージデジタイザー・チャ
ンネルのための三刺激値をそれぞれXr 、Yg 、及びZ
b で表し、ここではこれらを「Xr g b 値」と呼
ぶ。これらは同じ中間色度を持つ灰色シェードのみを規
定している。これらが灰色シェード光測定値から演算さ
れ、イメージデジタイザーの光センサーの機能を特徴付
ける次の計算に使用される。灰色シェードはMacbe
th ColorCheckerによって与えられる。
これらの灰色シェードは全て色度x=0.310及びy
=0.316を持ち、表1に示す色19〜24である。
【0033】イメージデジタイザーのRGB値とXYZ
値との非直線性を特徴付けるイメージデジタイザー・パ
ラメータをそれぞれgr 、gg 、及びgb で表す。これ
らを総称して「ガンマ」又は「g」と呼ぶ。
【0034】赤、緑、青のチャンネル・コントラストを
特徴付けるイメージデジタイザー・パラメータをそれぞ
れGr 、Gg 、Gb で表す。これらを総称して「ゲイ
ン」又は「G」と呼ぶ。
【0035】赤、緑、青のチャンネルの明るさを特徴付
けるイメージデジタイザー・パラメータをそれぞれOr
、Og 、Ob で表す。これらを総称して「オフセッ
ト」又は「O」と呼ぶ。
【0036】これらの符号及びガンマ、ゲイン、オフセ
ットと言う名称は、最初、陰極線管ディスブレー・デバ
イスを数学的にモデリングするために使われた言葉を引
用したものである。
【0037】イメージデジタイザー・モデルにおけるゲ
イン、オフセット及びガンマは測定した色(XYZ三刺
激値)と、赤、緑、青のイメージデジタイザー・チャン
ネルのイメージデジタイザーの色の成分(RGB値)と
の間の定量的関係を示し、次の式で示される: Xr =(Gr +Or *R)gr 式 1.0 Yg =(Gg +Og *G)gg 式 1.1 Zb =(Gb +Ob *B)gb 式 1.2 次に、Macbeth ColorCheckerの色
の測定値からイメージデジタイザー・モデル・パラメー
タの演算方法を説明する。XYZ測定値が、同じ色度x
yを持つ灰色シェードのために選択される。色19〜2
4(表1)は同じ色度を持つ灰色シェードである。これ
らがXr g b 値として同定される。各灰色シェード
はそれに対応するイメージデジタイザーのRGB値を持
つ。この手順が図2に符号40で示されている。次の手
順が図2に符号50で示されており、X、Y、又はZデ
ータのいずれを扱うか選択する。普通は、X成分から初
め、次にY成分、そしてZ成分の順で行う。この順番は
重要ではない。表2はMacbethの色に対するイメ
ージデジタイザーのRGB値の1例を示す。式1.0、
1.1、及び1.2が次の形になる(ここでは、x及び
yは色度の変数ではない): y=(G+O*x)g 式 2.0 式2.0はy1/g にリニヤーである1つの式に書き替え
られる。即ち、y1/gの関数としてのxのグラフは直線
である。
【0038】 y1/g =G+O*x 式 2.1 g、G、及びOの特定値のために、最小二乗誤差Eを規
定する。下付け文字mはここの灰色シェードの測定値x
m (Rm 又はGm 又はBm を代表する)及びy1/g (X
rm 1/gr又はYgm 1/gg又はZbm 1/gbを代表する)を示す。
mが1からNの範囲にあるN個の灰色シェードの測定値
の合計がある。
【0039】
【数17】 演算目的のためには、式2.2の展開形が好ましい。式
2.3は最終算法の中の先行演算手順の中に現れる。 E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+2GOSx +G2 S 式 2.3 次の合計式が“S”可変値を決定する。
【0040】
【数18】
【0041】
【数19】 注:式2.4の変数Sは灰色シェードの番号に等しい。
【0042】式2.1はgが非直線である。この非直線
性のため、我々の試みは、同時にg、G、及びOに対し
て式2.3の中の最小二乗誤差を最少にすることではな
く、その代わりに、gのリーズナブルの値をピックし、
最小二乗誤差を最少にするG及びOを見出だすことであ
る。gを選択する手順が図2に符号60で示されてい
る。このgのために、G及びOが式3.0、3.1及び
3.2から演算される。これが図2に符号70で示され
ている。これらの式が、与えられたgの最少二乗フィッ
トに対する解である。
【0043】 D=SxxS−Sx 2 式 3.0 G=(Sxxy −Sx xy)/D 式 3.1 O=(−Sx y +SSxy)/D 式 3.2 我々が選択したgとG及びOの演算した最適値とを式
2.3に代入し、図2に符号80で示すごとく、最少二
乗誤差E(又はE2 )を演算する。次に、gの別の値を
ピックし、これにより、別の1組のG及びOの最適値を
演算し、新しい最少二乗誤差を得ることが出来る。この
別のgの選択決定が図2に符号90で示されている。2
つのgから選択する場合、より良い値はより小さい最少
二乗誤差E(又は、E2 )を与えるものである。最少二
乗誤差Eはgが0.25違っても余り敏感に変化しな
い。算法は増分0.25における1から5までのgの値
を選択する。概略を上述したごとく、各gに対して、式
2.4〜2.9、及び3.0〜3.2からG及びOを、
又、式2.3から最少二乗誤差E2 を演算する。gの最
良値はE2 を最少にするものである。このgの最終選択
が図2に符号100で示されている。
【0044】図2のフローチャートの符号100に関し
て前に説明したごとく、この計算が灰色シェードの赤、
緑、青の成分に対して別々に繰り返される。この決定手
順が図2に符号110で示されており、これが、各スペ
クトル・バンドに対して、図2の手順60、70、8
0、90及び100の繰り返しに繋がる。
【0045】ガンマ、ゲイン及びオフセットを演算する
と、式1.0、1.1及び1.2が、オリジナルの灰色
ーシェードにマッチする色度を持つ灰色シェードの
r 、Yg 及びZb を予測する。Macbethチャー
トに対しては、式1.0、1.1及び1.2が、x=
0.310、y=0.316に等しい色度を持つ灰色シ
ェードを全て正確に予測する。式1.0、1.1及び
1.2は、それ自体では、任意の色を正確に予測はしな
い。
【0046】次の手順は、任意の色の測定値を用いるこ
とで、これにより任意の色のイメージディジタイザーの
RGB値をXYZ値に(又はその逆)変換することが出
来る。1つのGrassmanの法則が、任意の色の三
刺激値を計算する近似式を提供する。これは、イメージ
ディジタイザーのチャンネルが十分に独立しているから
この法則を適用できるのである(即ち、チャンネルは一
次の色を測定する)。従って、付加的混色が充当され
る。ミクシング・マトリックスMによって、灰色シェー
ドの三刺激値のリニヤーな組み合わせが行われる。任意
の色のXYZ測定値の次のごときコラム・マトリックス
と、
【0047】
【数20】 式1.0、1.1及び1.2から演算されたXYZの予
測値の次のごときコラム・マトリックスとを規定する。
【0048】
【数21】 次に、XとXrgb とが直線関係で結ばれる。
【0049】 X=MXrgb 式 4.2 ここで、Mは3x3マトリックスである。Mが灰色シェ
ードを含む全ての目標の色から、次の如き最少二乗(疑
似逆数)の形で、演算される。コラムが式4.0の中に
示される型のN個のカラー・ターゲットの測定値である
3xNマトリックスQを作る。即ち、 Q=|X1 2 3 …XN | 式 4.3 又、同じN測定値に対して式1.0、1.1及び1.2
から得られる対応するイメージディジタイザー・チャン
ネルの三刺激値の予測値を含む3xNマトリックスQ
rgb を作る。次のごとし、 Qrgb =|Xrgb1rgb2rgb3…XrgbN| 式 4.4 XYZ測定値及び全ての色の目標予測値からのQ及びQ
rgb の演算が図2に符号120で示されている。Q及び
rgb のコラムが式4.2からマトリックスMによって
繋がれ、従って、 Q=MQrgb 式 4.5 この式は、イメージディジタイザー・モデル(式1.
0、1.1及び1.2)が正確に正しく、色の測定値に
誤差が無ければ、成立する。モデルとデータが正確でな
いと、疑似逆数を用いて式4.5を解くことにより、
「ベスト」(最少二乗)の解が得られる。次のごとし、 M=Q(Qrgb rgb T -1 式 4.6 肩の文字Tはマトリックスの入れ替えを示し、肩文字−
1はマトリックスの逆数を示す。Mの演算が図2に符号
130で示されている。この逆数が3x3のマトリック
スについて演算される。ゲイン、オフセット、ガンマ及
び混合マトリックスMが解ければ、式1.0、1.1、
1.2及び4.2を用いて、イメージディジタイザー
R,G,及びBを任意の色に対してX,Y及びZに変換
する。この手順は図2に符号140で示されている。こ
の変換は図1に符号5で示すイメージディジタイザー・
モデルの算法を構成している。ある適用例においては、
この変換が図1に符号7で示す色のデータベースのXY
Z値を得るために使うことが出来る。
【0050】X,Y及びZをR,G及びBに変換する逆
数変形が次のごとくに演算される。
【0051】 Xrgb =M-1X 式 5.0 R=(Xr 1/gr−Gr )/Or 式 5.1 G=(Yg 1/gg−Gg )/Og 式 5.2 B=(Zb 1/gb−Gb )/Ob 式 5.3 ガンマ、ゲイン及びオフセットを1つのデバイスのため
に演算すると、これらが今後の全ての色の変換のために
コンピュータのデータ・ストラクチャの中にセーブされ
る。図2に符号140で示す手順さえ行えば、次の色の
変換が出来る。これらのイメージディジタイザーのパラ
メータはイメージディジタイザーによって測定される目
標の型に対して独立している。布地、紙製品、写真等の
XYZ値は同じパラメータの値を使ってRGB値から演
算することが出来る。
【0052】表2はイメージディジタイザーのRGB値
の1例を示し、表3及び表4は対応する演算されたイメ
ージディジタイザー・モデルのパラメータを示す。詳し
く言うと、表3は、R,G及びBのイメージディジタイ
ザー・チャンネルのガンマ、ゲイン及びオフセットを示
し、表4は3x3ミクシング・マトリックスMを示す。
これらのデータはSharp(登録商標) JX−45
0イメージディジタイザーから得られた。図4はMac
bethの灰色シェードに対する測定及び予測されたX
YZ三刺激値のグラフで、イメージディジタイザーのR
GB値に対してプロットされている。予測値はガンマ、
ゲイン及びオフセット値の最少二乗値から演算された。
図5はイメージディジタイザーのXYZ測定値と全ての
Macbethの色に対するXYZ予測値との関係を示
す。予測値はガンマ、ゲイン、オフセット、及びミクシ
ングマトリックスMの最少二乗値から演算された。
【0053】非常に重要な本発明の第2の態様は、光学
的に厚い基質にブレンドされた着色料の色の予測能力で
ある。着色料が殆ど透明なものと、余り不透明でなもの
とで、これらが層状に施されている場合でも、本発明を
適用することが出来る。後者の場合の説明のための非限
定の例として、絨毯基質の上に複数の染料をスプレーし
た場合がある。層状に重ねられた着色料は、時に、着色
料の吹き付け順による色を作り出す場合があるが、この
影響は本発明によって対応することが出来る。このこと
は後程説明する。
【0054】Kubelka−Munk理論において
は、記号Rは、特定の光の波長で、試料から反射される
光のフラクションを現す。本出願では、Rは一般的に、
三刺激値X,Y又はZの1つのスケール・バージョンを
示す。前に説明したごとく、三刺激値座標X,Y又はZ
は赤、緑、青のスペクトルバンドの平均値をそれぞれ表
わしている。従って、我々がRのためにXYZ値を使用
するのはKubelka−Munk理論とは異なってい
る。XYZ値の選ばれたスケーリングは1以下のR値を
与えなければならない。
【0055】着色料混合体の光吸収及び光散乱係数の比
はK/Sで示される。K/Sは無次元で、赤、緑、青の
スペクトルバンドに該当する3つの成分を持っている。
K/Sは式6.0によってR(スケールされたXYZ
値)に関係する。式6.0は光学的に厚い基質に対する
Kubelka−Munk理論から引き出される。式
6.1は式6.0の数学的に逆の式である。式6.0は
Rが測定によって既知のときK/Sを演算するために使
われる。式6.1はK/Sが既知のときRを予測するた
めに使われる。
【0056】 K/S=(1−R)2 /2R 式 6.0 R=(1+K/S)−[(1+K/S)2 −1]1/2 式 6.1 次の式7.0は、個々の着色料の吸収及び散乱係数がど
のようにして混合体の中で組み合わされ、この明細書に
おけるK/Sを作り出しているかを示す。
【0057】
【数22】 0 は着色料を持たない基質の光吸収係数である。ゼロ
の下付き文字は着色料が0濃度であることを示す。後に
示す式8.0はR0 とK0 との間に関連を持たせる式で
ある。無彩色の基質の反射率はR0 によって示される。
この関係は、着色料の濃度比がCi 及びCj がゼロに設
定されたとき式7.0から引き出される。この表記方法
は標準的測色計とは若干異なり、基質の光散乱係数S0
が式7.0には見当たらない。基質の光散乱係数は本出
願においては他の係数の中に因子として組み込まれてお
り、無次元項「1」が式7.0の分母に出て来る理由を
説明する。この文書の中の全ての光の吸収及び散乱係数
は、この正規化の故に無次元である。
【0058】光の吸収及び散乱係数Ki 及びSi はKu
belka−Munkのモデルの中の類似の項に該当す
る。着色料i及びjの光吸収の合成係数はKijで示され
る。我々はこの発明においては、これらの後者の係数を
Kubelka−Munkのモデルに加え、XYZ値が
特定の波長におけるスペクトル反射率の代わりに用いら
れると言う事実を相殺する。一般的に、これらの係数は
混合媒体の中の着色料の間の分子間反応に関係しない。
但し、これらの係数は相互反応があるとすればこれらを
補正することが出来る。着色料が層状に施されている場
合は、下付け文字の順序が重要である。例えば、着色料
iが最初に基質に施され、これに着色料jが続く場合
は、Kijを使用し、この逆の場合は、Kjiを使用する。
一般的に、KijとKjiとは等しくない。
【0059】式7.1は式7.0の配列変えから引き出
される。これは着色料濃度Ci に対してリニヤーで、リ
ニヤーの最小二乗適合度計算の基礎を構成する。K/S
が等式の両側に現れる点に注意。適合度処理の間、K/
Sが式6.0から演算される。全ての計算において、濃
度は分数で示され、パーセンテージではない。
【0060】
【数23】 次に、試料の測定値が光の吸収、散乱、及び吸収合成係
数の演算に使用される方法を点検する。第1の手順は、
無彩色基質のX,Y,Z値の測定で、図6に符号170
で示されている。着色料が基質に無いときは、全ての着
色料濃度はゼロであり、K0 を式8.0から演算する。
0 は基質のXYZ測定値を表す。
【0061】 (K/S)0 =K0 =(1−R0 2 /2R0 式 8.0 混合体の中の全ての着色料の濃度が非常に小さいとき
は、この制約が基質の予測した色が無彩色基質の色に近
付くことを保証する。この計算が図6に符号200で示
されている。図7の手順2参照。計算したならば、着色
料濃度が正確にゼロのときの基質の色を演算するために
0 が用いられる。
【0062】この方法の第2の手順は、1種類の着色料
が色々な濃度で存在する試料から色の測定値を得ること
である。これが図6に符号180で示されている。色は
1種類なので、式7.0及び7.1の中のKiji j
項は全てゼロである。K1 とS1 は着色料1の濃度C1
における光吸収及び散乱係数を示す。K/Sが式6.0
から計算され、K0 は既知である。式9.0から9.5
に示す最小二乗適合度を用い、K1 及びS1 を演算す
る。
【0063】 y=K/S−K0 式 9.0 x1 =C1 式 9.1 x2 =(K/S)C1 式 9.2 w=[R/(R0 −R)2 2 式 9.3
【0064】
【数24】 変数yは従属変数を示し、x1 及びx2 は独立変数を示
す。変数wは最小二乗ウエイトホーシング相対誤差で、
XYZに対して均一である。インデックスqは異なる着
色料濃度に関し、Pは異なる着色料濃度の総数(試料の
総数)を示す。この計算が図6に符号210で示されて
いる。図7の手順3参照。計算が終わったならば、K1
及びS1 が着色料1の異なる色によって作り出される色
を予測するために使われる。
【0065】この方法の第3の手順は、異なった濃度で
存在する2種類の着色料で作られた色測定値を得ること
である。この2つの着色料を下付け文字1及び2で表す
ことにする。2つの色濃度C1 及びC2 は、最小二乗適
合度に使用されるデータ・セットの中でゼロであっては
ならない。濃度計C1 +C2 は100%でなければなら
ない。これらの濃度が出来るだけ広い範囲に跨がるのが
最善で、C1 +C2 =100%を選ぶのに便利である
(但し必ずしも必要ではない)。K0 、K1 、S1 、K
2 及びS2 は着色料1及び2について既知とする。普
通、K/Sは式6.0を使用して計算される。K12を決
定する。何種類かの濃度で施された1対の着色料を持つ
基質のX,Y,Z値を測定する手順が図6に符号190
で示されている。
【0066】 y=(1+S1 1 +S2 2 )(K/S)−(K0 +K1 1 +K2 2 ) 式 10.0 x=C1 2 式 10.1 w=[R/(R0 −R)2 2 式 10.2
【0067】
【数25】 インデックスqは異なる着色料の濃度に関し、Pは合成
の組数の計(試料の総数)を示す。この計算が図6に符
号220で示されている。図7の手順4参照。計算した
後、K12(K0 、K1 、S1 、K2 及びS2 と共に)が
着色料1及び2の異なった配合により作られる色の予測
に使われる。
【0068】同じ手順を用いて、別の着色料のパラメー
タを決定する。1回決定すれば、K0 、Ki 、Si 、K
ijは、式7.0及び6.1により合成された任意の着色
料のXYZ値の演算に使われる。これが図6に符号23
0で示す最終手順である。
【0069】1つの所定の基質の上の1つの着色料の色
は9つの数字:K0 、K1 、S1 、によって規定され
る。所定の基質の上の着色料は、18の数字:K0 、K
1 、S1 、K2 、S2 、K12によって規定される色を持
つ。(本出願の初めの部分で説明したごとくK21が必要
な場合は除く。)所定の基質上の3つの着色料の色は3
0の数字K0 、K1 、S1 、K2 、S2 、K3 、S3
12、K13、K23によって規定される。これらの係数が
全ての試料の測定値を集約し、普通、次の合成計算のた
めにコンピュータのデータペースに保存される。例えば
図1の7。
【0070】この型の着色料合成分析の1つの適用例
は、コンピュータ制御されたジェット染色技術を使って
染料を絨毯の上に施す場合である。いかなる光学的に厚
い基質もこの方法を使用することが出来るので、上記例
に限定して考えるべきではない。測定は絨毯が最終製品
の形になった後に行われねばならない。例えば、絨毯の
染料が固定された後、裁断された後、主だった処理が行
われた後、等々。この条件には非染色の試料について行
われる測定を含み、これが絨毯基質のK0 を演算するた
めに使われる。測色計がイメージディジタイザーの代わ
りに使われる場合は、測定値を測色計だけに限定した方
が良い。測色計がCIEのL* * * 測定値を提供す
る場合は、これらの色座標は、適宜の測色計装置を使っ
て、XYZ三刺激値に変換しなければならない。この測
色計は可能な最大アパーチャ、好ましくは少なくとも直
径2”、を使ってキャリブレーションしなければならな
い。ガラスは、絨毯のパイルをガラスに押し付けると、
普通の使用状態では判らない光沢が出るので、測色計の
アパーチャには使われない。試料上の絨毯パイルは、そ
れが好ましい方向に寝るように測定前に手でならす。
【0071】図7は「染料合成計算のための段階的回帰
手順」と銘打った4つのグラフによる実施例からなる。
着色料の光吸収、散乱、及び合成の係数を得るために必
要とする計算をグラフ的に示したものである。この例で
は、合成着色料が絨毯に施された2種類の染料から成り
立っているとする。染料1及び2が、それぞれ、相対濃
度C1 及びC2 で合成される。C1 、C2 及びRは直交
座標軸で示される。
【0072】図7の手順1参照。前にも述べたごとく、
比K/Sの使用はRよりもコンピュータ的に単純であ
る。K/SとRとの数学的関係が図7の手順1に示され
ている。全ての計算予測値が非染色又は染色試料の測定
から得られる。1つの試料は着色料が施されておらず
(C1 =C2 =0)、「ゼロ染料」と示した点である。
この点は最も明るい測定色を持ち、この測定値がR方向
の一番高いデータ点として示されている。
【0073】幾つかの試料は異なる量の染料1を持たね
ばならない。これらは点「33%染料1」、「66%染
料1」及び「100%染料1」で、これらは全てC1
びR軸で形成される面の中に横たわっている。これらの
点は「ゼロ染料」測定値より低い(暗い)。染料1の量
が増えるのにつれて、測定値はC1 軸に向かって近付く
(より暗くなる)。異なる量の染料2を持つ試料につい
ても同じことが言える。この試料においては、染料2の
Rの測定値が染料1よりも小さい。これは色成分Rに対
して染料1が染料2よりも明るい色であることを意味す
る。
【0074】手順1は、又、染料1と2との合成割合の
違うものについての3種類の測定値を示している。1つ
の測定値だけが「50%染料1+50%染料2」で示さ
れている。C1 及びC2 軸によって形成される面に1本
の破線が横たわっている。この破線上の点は 式C1
2 =100% を満足する。この式を満足するように
合成試料を作ると便利である。3つの2染料合成色が図
面の中でこの関係を満足しており、従って、この三次元
空間の中で破線上に横たわっている。例えば、他の2つ
の点は「33%染料1+67%染料2」と「67%染料
1+33%染料2」である。従って、合成濃度の合計は
いずれの場合も100%である。
【0075】要約すると、図面の座標系をR軸に沿って
下に向かって見て行くと、1染料の測定値はC1 又はC
2 軸上に投影し、2染料の測定値は上記破線の上に投影
する。制約条件 C1 +C2 ≦100% を満足する任
意の合成はこれら3本の線で囲まれる三角形の中に落ち
るであろう。
【0076】図7の手順2参照。一連の回帰の中での第
1段階は、着色料の無い試料を使ってK0 を演算する。
着色料の無い100%濡れた溶液がしばしば無彩色基質
(例えば生機(きはた)織物)に施され、たとえ色を与
えたり、外観を変えても、混合絨毯試料の1部として処
理されることがある。この「クリヤーな」溶液は着色料
を基質上で合成するときにしばしば使われる。即ち、こ
れは、着色料の希釈及び二色合成試料作成の間に使われ
る。
【0077】ゼロ着色料試料の測定値が基質の光吸収計
数K0 を演算するのに使われる。この時点で計算を止
め、K/S=K0 を使って染料1及び2の合成体の色
を予測しようとすると、この予測値は、C1 =C2 =0
のときの測定値にマッチするだけである。予測値が、
図7の手順2の中に、「ゼロ染料」点と交差する三角形
の予測面によって示される。この回帰の第1段階におい
ては、「ゼロ染料」予測値のみが測定値と一致する。
【0078】図7、手順3参照。この手順は着色した試
料を使用し、K1 、S1 、K2 及びS2 を演算する。各
着色料が少なくとも5種類の異なった濃度を持つように
したほうが良い、図7には3種類しか示されていない。
0%濃度はこの手順では使用されないが、100%濃度
は含んでいる。考えられる組合わせは15%、20%、
30%、50%、及び100%である。等しくない濃度
増分を選択すると、視覚的に均一な色勾配を作り出しや
すい。少量の着色料が最終の色に強い影響を与える。1
0種類の異なった濃度が使える場合、考えられる組合わ
せは15%、20%、30%、35%、40%、50
%、60%、80%、及び100%である。
【0079】1つの着色料の希釈測定値が光吸収及び散
乱係数の演算に使われる。これらの新しい項が、手順3
に示すごとく、K/Sの式に加えられる。新しい予測面
が実線で示されている。新しい予測値は単一の染料測定
値に近接して横たわっている。これらは、演算が最小二
乗適合度のため、完全には一致しない。適合度の良さは
測定精度及び我々の数学モデルの自由度によって限定さ
れる。然し予測値は「ゼロ染料」測定値とは一致する。
回帰の第2段階は最初の回帰段階を邪魔することはない
が、予測面は染料の合成測定値とは十分には一致しな
い。
【0080】図7、手順4参照。この最終手順は1対の
着色料を使って、Kijを確立する。各着色料が少なくと
も5種類の異なった濃度を持つようにしたほうが良い、
図7には3種類しか示されていない。0%及び100%
濃度は使ってはいけない。考えられる組合わせは15%
/85%、33%/67%、50%/50%、67%/
33%、及び85%/15%である。10種類の異なっ
た濃度が使える場合、考えられる組合わせは15%/8
5%、20%/80%、25%/75%、30%/70
%、40%/60%、60%/40%、70%/30
%、75%/25%、80%/20%、及び85%/1
5%である。等しくない濃度増分を選択すると、視覚的
に均一な色勾配を作り出しやすい。少量の着色料が最終
の色に強い影響を与える。
【0081】着色料の1対の合成測定値を使って、光の
吸収合成係数を演算する。手順4に示すごとく、これが
K/Sの式に1つの項を加える。この予測曲面は全ての
染料測定値を十分に予測する。再び、演算が最小二乗適
合度のため、最終予測値は完全には一致しない。この第
3の回帰段階はゼロ染料又は1対の染料合成予測値には
影響しない。
【0082】要約すると、変形されたKubelka−
Munkモデルが段階における測定値にフィットされ、
各段階がより多くの測定データを含み、更に、全体の最
小二乗誤差を小さくする。前の予測値の精度による影響
は無い。このデカップリングの代数的理由は、K/Sの
等式における分子K及び分母Sの式が着色料濃度の逐次
高くなるオーダーの積を含むと言うことである。若し、
両方の着色料の濃度がゼロの場合は、C1 、C2 及びC
1 *C2 を持つ全ての項が消える。残る項は手順2に示
すものだけである。1つの着色料がゼロとすると、C1
*C2 を持つ項が消える。残る項は手順3に示すものだ
けである。両方の濃度がゼロでなく、従って、C1 *C
2 の項がある場合のみ、手順4に示す全ての項が適用さ
れる。
【0083】合成着色料の予測値は図の手順4に示す曲
面の上に落ちる。予測値は全表面にわたって我々が特定
した仕様を満足する。任意の予測値は、図示した式(式
7.0と同じ)で作られたK/Sモデルに基づく内挿値
である。3種類の着色料が含まれる場合は、内挿範囲は
体積、等である。この数学的方法は高次の項(例えばS
12、K123 、S123 等)に拡大することが出来るが、こ
れは三刺激値座標予想には必要無いことが判った。
【0084】第3の着色料の追加はK0 、K1 、S1
2 又はK12の値に影響しない。但し、第3の着色料を
含む合成体の予測値が必要な場合は、係数K3 、S3
13及びK23は計算しなければならない。再び、染料1
及び2の合成体の前の全ての予測値は、たとえ、K/S
の等式に別の項が加えられたとしても、影響されずに残
る。
【0085】表5から7は、7種類の織物染料の光吸
収、光散乱及び合成光吸収の各係数のリストを示す。こ
れらの染料はコンピュータ制御の下での染料スプレーに
よって絨毯に施された。3つの暗い(「濃い」)染料
と、3つの中間の(「薄い」)染料と、1つの明るい染
料(黄色)とがある。4種類の染料(薄い赤、薄い緑、
薄い青及び黄色)の部分集合体の合成予測値が表8〜1
1に示されている。
【0086】本発明の第3及び最後の態様は、計算され
た合成色をRGBベースの電子ディスプレーに表示する
ことである。コンピュータ化された設計システムが、色
を陰極線管(CRT)上に表示するのが普通である。R
GB値を使った任意の電子デイスプレー、例えば液晶デ
イスプレー、をこのために使うことが出来る。陰極線管
(CRT)は光を三原色で放射する。これが人間の網膜
の赤、緑、青の感覚器官を刺激する。便宜上、RGBベ
ースの電子ディスプレーはエレクトロルミネッセンス・
ディスプレー又はプラズマ・ディスプレーとして使うこ
とができるものであるが、本出願ではCRTディスプレ
ーを扱うことにする。電子ディスプレーによって放射さ
れる色はラジオメータ又はクロマメータ(例えば、Mi
nolta(登録商標) TVカラー分析器II、Min
olta CRTカラー分析器CA−100、Mino
lta クロマメータCS−100)によって測定され
る。色の測定デバイスに使うことの出来る各種の色の座
標の中から、前に述べたごとく、本出願ではXYZ三刺
激値を選択する。
【0087】光を放射するデバイスから測定されるXY
Z値は例えばカンデラ/平方メートルのごとき単位を持
っている。これらの測定値は絶対であると言われるもの
で、XYZ相対値は以後X′Y′Z′で示す。これらの
値は無次元であり、普通パーセントで示される。同じ白
色媒体(同じ色度を持つ)の異なった絶対測定値は、普
通、電子可視ディスプレー又はコンピュータ・イメージ
ング・ハードコピーの適用に対しては、同じ相対値で示
される。ディスプレー・デバイスに対して可能な最大Y
値を選択して、絶対XYZ測定値を相対X′Y′Z′値
に変換することが多い。例えば、あるCRTに可能な最
大Y値が80cd/m2 で、1つの表示された色のメジャー
がX=60cd/m2 、Y=70cd/m2 、Z=75cd/m2
あったとすると、これに対応する相対X′Y′Z′値は
X′=75.00、Y′=87.50、及びZ′=9
3.75である。これらはパーセントだが、慣例として
パーセント表示は省略される。
【0088】明細書の初めに説明したごとく、色の測定
値を色度x,y及び「輝度」Yで表すことが一般的であ
る。XYZ値とxyY値と間の変換は明細書の初めに説
明したごとくにして行われる。X及びYのディメンショ
ンを持った値が、これによって、x,yのディメンショ
ンの無い値に変換される。コンピュータエイド設計のた
めの代表的CRTカラー・モニターの色度範囲が図3に
示されており、Macbeth ColorCheck
erの色と比較される。
【0089】従来の電子カラー・ディスプレーは色を表
示するのに直接XYZ値を使用しない。このようなデバ
イスは一般的に、赤、緑、青の燐光放射を示すRGB値
を使用する。赤、緑、青の色の成分が、それぞれ、R、
G、Bで表される。RGB値の一般的範囲は0から25
5である。次に、絶対XYZ三刺激値をRGB電子ディ
スプレー値に変換する方法を示す。図1はCRTディス
プレーを符号4で示し、これが色をRGB値として授受
する。XYZ値とRGB値との間の変換が図1の中の符
号6、CRTモデル算法によって行われる。
【0090】コンピュータ演算の第1段階において、
赤、緑、青のCRT燐光に対して別々の測定が異なった
輝度で行われる。これは幾つかのレベルのRGB値につ
いて行われねばならない。燐光測定値に対するRGB値
の代表的な1組は50,100,150,200,22
5及び255である。信頼性のある測定値を提供する最
小のRGB値を含むようにしたほうが良い。これは、M
inolta TV−カラー分析器IIに対してはY=
0.6cd/m 2 で、Minolta色彩分析器CA−10
0に対してはY=0.3cd/m 2 である。このデータ収集
手順が図8に符号260で示されている。本明細書にお
いては、RGB及びXYZ値が正規化され、各値が0か
ら1の間になるようにしている。この手順が図8に符号
270で示されている。これらの測定値を使用して、
赤、緑、青の燐光に特徴的であるモデル・パラメータを
演算する。演算の第2段階において、混合マトリックス
を演算し、1つの燐光がオンのとき作られる色だけでな
く、任意の色が変換されるようにする。
【0091】本明細書の初めに、イメージディジタイザ
ーのモデル算法(図1の5)の説明をした。電子カラー
・ディスプレーのためのCRTのモデル算法(図1の
6)はこれに非常に似ている。事実、CRTのモデル算
法は本発明のディジタイザーのモデル算法を作るために
ディジタイザーの色測定に初めて適用された。CRTの
モデル算法において使用される用語(例えば、ガンマ、
ゲイン、オフセット)はCRTの内部エレクトロニック
スと関連している。例えば、エレクトロン・ビーム・イ
ンテンシティー及び増幅器電圧である。本出願の説明に
当たって、モデルの数学的態様は、例えばイメージディ
ジタイザーやその他の電子カラー・ディスプレー・デバ
イスのごときRGBベースのデバイスに適用することが
出来る。
【0092】赤、緑、青のCRT燐光の三刺激値が
r 、Yg 、Zb でそれぞれ表され、全体的には「Xr
g b 値」と呼ばれる。Xr は赤の燐光のみが点灯し
ているときに測定されるX値であり(GとBはゼロ)、
g は緑の燐光のみが点灯しているときに測定されるY
値であり(RとBはゼロ)、Zb は緑の燐光のみが点灯
しているときに測定されるZ値である(RとGはゼ
ロ)。
【0093】1つのCRTに対して、ガンマは、電子ピ
ーム加速電圧とその結果の色の輝度との非直線関係を特
徴付けるパラメータである。赤、緑、青の燐光のガンマ
値が、それぞれ、gr 、gg 、及びgb で示される。こ
れらを集合して「ガンマ」又は「g」と呼ぶ。
【0094】1つのCRTに対して、ゲインは、結果と
して得られた色の知覚コントラスト・レベルを特徴付け
るパラメータである。赤、緑、青の燐光のゲイン値が、
それぞれ、Gr 、Gg 、及びGb で示される。これらを
集合して「ゲイン」又は「G」と呼ぶ。
【0095】1つのCRTに対して、オフセットは、結
果として得られた色の知覚輝度を特徴付けるパラメータ
である。赤、緑、青の燐光のオフセット値が、それぞ
れ、Or 、Og 、及びOb で示される。これらを集合し
て「オフセット」又は「O」と呼ぶ。
【0096】CRTモデル算法におけるゲイン、オフセ
ット及びガンマのパラメータは、各燐光に対する、測定
した色(絶対XYZ三刺激値)とCRT色彩座標の色成
分(RGB値)との間の定量的関係を規定する。これが
次の等式に示されている。これらの等式は、イメージデ
ィジタイザーのモデル算法について本明細書の初めに提
出したものと同じである。
【0097】 Xr =(Gr +Or *R)gr 式 1.0 Yg =(Gg +Og *G)gg 式 1.1 Zb =(Gb +Ob *B)gb 式 1.2 次に、燐光の色測定値からCRTモデル・パラメータを
演算する方法の説明をする。Xr が赤の燐光のみが点灯
したときに測定され(G及びBはゼロ)、Ygが緑の燐
光のみが点灯したときに測定され(R及びBはゼロ)、
b が青の燐光のみが点灯したときに測定される(R及
びGはゼロ)。この第1の手順は、図8に符号280で
示されているごとく、次の演算のために、赤、緑、青の
燐光のいずれか1つを選択することである。等式1.
0、1.1及び1.2が次の形になる(x及びyは色度
変数ではない)。即ち、 y=(G+O*x)g 式 2.0 式2.0はy1/g にリニヤーである1つの式に書き替え
られる。即ち、y1/gの関数としてのxのグラフは直線
である。
【0098】 y1/g =G+O*x 式 2.1 g、G、及びOの特定値のために、最小二乗誤差Eを規
定する。下付け文字mはここの灰色シェードの測定値x
m (Rm 又はGm 又はBm を代表する)及びy1/g (X
rm 1/gr又はYgm 1/gg又はZbm 1/gbを代表する)を示す。
N個の灰色シェード測定値の合計があり、従って、mは
1からNの範囲にある。
【0099】
【数26】 演算目的のためには、式2.2の展開形が好ましい。式
2.3は最終算法の中の先行演算手順の中に現れる。 E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+1GOSx +G2 S 式 2.3 次の合計式が“S”可変値を決定する。
【0100】
【数27】 式2.4の変数Sは灰色シェードの番号に等しい。式
2.1はgが非直線である。この非直線性のため、我々
の試みは、同時にg、G、及びOに対して式2.3の中
の最小二乗誤差を最少にすることではなく、その代わり
に、gのリーズナブルの値をピックし(図8の29
0)、最小二乗誤差を最少にするG及びOを見出だす
(図8の300)。このgのために、G及びOが式3.
0、3.1及び3.2から演算される。これらの式が、
与えられたgの最少二乗フィットに対する解である。
【0101】 D=SxxS−Sx 2 式 3.0 G=(Sxxy −Sx xy)/D 式 3.1 O=(−Sx y +SSxy)/D 式 3.2 我々が選択したgとG及びOの演算した最適値とを式
2.3に代入し、図8に符号310で示すごとく、最少
二乗誤差E(又はE2 )を演算する。次に、gの別の値
をピックし、これにより、別の1組のG及びOの最適値
を演算し、新しい最少二乗誤差を得ることが出来る。こ
の手順が図8に符号320で示されている。2つのgの
推計値に対して、より良い値はより小さい最少二乗誤差
E(又は、E2 )を与えるものである。最少二乗誤差E
はgが0.25違っても余り敏感に変化しない。算法は
増分0.25における1から5までのgの値を選択す
る。概略を上述したごとく、各gに対して、式2.4〜
2.9、及び3.0〜3.2から、G及びOを、又、式
2.3から最少二乗誤差E2 を演算する。gの最良の値
はE2 を最少にするものである。このgの最終選択が図
8に符号330で示されている。
【0102】図8のフローチャートの符号280に関し
て前に説明したごとく、この計算が対応する測定された
燐光色のの赤、緑、青の成分に対して別々に繰り返され
る。この決定手順が図8に符号340で示されており、
これが、各CRT燐光に対して、図8の手順290、3
00、310、320及び330を繰り返えす。
【0103】ガンマ、ゲイン及びオフセットのパラメー
タを演算したならば、式1.0が、最小誤差をもって、
G及びBがゼロの時のXr をRから予測する。緑及び青
の燐光に対しても同様である(1つの燐光のみがオン
で、他の2つはオフ)。式1.0、1.1及び1.2
は、それ自体では、任意の色を正確に予測はしない。
【0104】次の手順は、すべての燐光測定値を使用し
て、任意の色のRGB値をXYZ値に(又はその逆)変
換することである。1つのGrassmanの法則が、
任意の色の三刺激値を計算する近似的方法を提供する。
これは、CRTモニターが付加的色彩混合によって色を
作り出すので、適用可能である。ミクシング・マトリッ
クスMが燐光の三刺激値の直線組み合わせを作り出す。
任意の色の測定された三刺激値の下記のコラム・マトリ
ックスと、
【0105】
【数28】 式1.0、1.1及び1.2から演算されたXYZの予
測値の下記のコラム・マトリックスとを規定する。
【0106】
【数29】 次に、XとXrgb とが直線関係で結ばれる。
【0107】 X=MXrgb 式 4.2 ここで、Mは3x3マトリックスである。Mが、次のご
とく、最少二乗(疑似逆数)の形で、ゲイン、オフセッ
ト及びガンマの各パラメータを演算するために使われる
全ての測定値から演算される。そのコラムが式4.0の
中に規定される種類の3N燐光測定値Xm である3x3
NマトリックスQを規定する。
【0108】 Q=|X1 2 3 …XN | 式 4.3 又、同じ3N個の測定値に対して式1.0、1.1及び
1.2から得られる対応する予測値を含む3x3Nマト
リックスQrgb を規定する。
【0109】 Qrgb =|Xrgb1rgb2rgb3…XrgbN| 式 4.4 XYZ測定値及び全ての燐光色測定値からのQ及びQ
rgb の演算が図8に符号350で示されている。Q及び
rgb のコラムが式4.2のマトリックスMによって結
ばれ、従って、 Q=MQrgb 式 4.5 この式は、CRTモデル(式1.0、1.1及び1.
2)が正確に正しく、色の測定値に誤差が無ければ、成
立する。モデルとデータが正確でないと、疑似逆数を用
いて式4.5を解くことにより、「ベスト」(最少二
乗)の解が得られる。次のごとし、 M=Q(Qrgb rgb T -1 式 4.6 上付き文字Tはマトリックスの入れ替えを示し、上付き
文字−1はマトリックスの逆数を示す。この手順が図8
に符号360で示されている。この逆数計算が3x3の
マトリックスについて行われる。ゲイン、オフセット、
ガンマ及び混合マトリックスMが解ったならば、式1.
0、1.1、1.2及び4.2を用いて、CRTのR,
G,及びBを任意の色に対してX,Y及びZに変換す
る。X,Y及びZをR,G及びBに変換するこの逆数変
換が次のごとくに演算される。
【0110】 Xrgb =M-1X 式 5.0 R=(Xr 1/gr−Gr )/Or 式 5.1 G=(Yg 1/gg−Gg )/Og 式 5.2 B=(Zb 1/gb−Gb )/Ob 式 5.3 図9は、コンピュータ・エイドの設計に用いられる代表
的CRTの赤、緑、青の燐光のCRTモデル計算のグラ
フを示す。XYZ三刺激値がRGB値に対してプロット
されている。図10は全ての燐光色に対するCRT測定
値と予想値との対比を示す。XYZ予想値がXYZ測定
値に対してプロットされている。
【0111】本実施例においては、絶対色測定値(XY
Z三刺激値)と電子カラー・ディスプレーの成分(RG
B値)との間の変換手段が設けられる。絶対色測定値
(XYZ三刺激値)と相対色測定値(X′Y′Z′三刺
激値)との間の変換も必要である。電子ディスプレー上
に色を再現する場合は、ここでは記載しないが、人間の
視覚を含め、微妙な問題があり、ここでは、この問題を
避けるため、XYZとX′Y′Z′の直線関係を適用す
る。マトリックス表示法で、 X=W(X′−B) 式 11.0 X′=(X/W)+B 式 11.1 ここで、W及びBはスカラー値である。スカラー値を使
って、赤、緑、青色の成分が同じ用にして測られる。W
及びBが明暗両色のケベルをそれぞれ調整する。X及び
X′は、それぞれ、XYZ及びX′Y′Z′を表す3成
分のコラム・マトリックスである。
【0112】B=0%のとき、色は、普通、代表的CR
Tカラーディスプレー上でウオッシュ・アウトされ、黒
は余り暗くないると考えられる。Bを増すと色のコント
ラストが向上する。我々はB=2%が最良の結果を与え
ることを見出だした。必要ならば、Bを負数にし、Wを
これより大きくすることが出来る。Wは、RGBの計算
値がその限界、普通255の値、を決して越えないよう
にして計算される。適切な白色標準値(例えば、Mac
beth CoiorCheckerのカラー・セッ
ト)を選択し、これらの相対X′Y′Z′値と、RGB
値が最大レベルにあるときのCRTで得られたXYZ値
とを比較することにより、式11.0をWの演算に使う
ことができる。(この目的のために明白な公式を引き出
すことが出来る。)これによって、フルレンジのCRT
輝度を表示している色に用いることが出来る。Wが絶対
色測定値XYZを相対色測定値X′Y′Z′に変換する
のに用いられ、従って、これは無次元ではない。輝度W
及びコントラストBの選択又は演算が図8に符号370
で示されている。
【0113】次に、本発明は、色の測定装置から得られ
た相対色測定値(X′Y′Z′三刺激値)と、コンピュ
ータの色成分(RGB値)との間の変換手段を備えてい
る。この手順が図8に符号380で示されている。これ
は、又、CRTモデル算法6を用いて上記作業を行い、
次に、RGB値をCRTディスプレー4上に表示する、
XYZ色彩データベース7からのXYZ値の検索として
図1に示されている。
【0114】本発明の範囲は、以上に示し説明した特定
の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲は添
付した請求項及びそれに相当するものによって規定され
るものと考える。
【0115】
【表1】
【0116】
【表2】
【0117】
【表3】
【0118】
【表4】
【0119】
【表5】
【0120】
【表6】
【0121】
【表7】
【0122】
【表8】
【0123】
【表9】
【0124】
【表10】
【0125】
【表11】
【0126】
【表12】
【0127】
【表13】
【0128】
【表14】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は電子ディスプレー上に基質の合成色を再
現するための基本的構成要素を示す模式図的ブロック図
である。
【図2】図2はイメージディジタイザーにより試料の色
を測定するのに用いられる手順のフローチャートであ
る。
【図3】図3は、6つの灰色シェード、3つの加法混色
の原色(赤、緑、青)、3つの減法混色の原色(黄、マ
ジェンタ、シアン)、2つの肌色、及びほとんどの色空
間に集合的に拡がる10の雑色とからなるMacbet
h ColorCheckerの演色評価チャートの色
度のグラフ図であり、このグラフはCRT色モニタに使
われる色度の色域を示す。
【図4】図4は、Macbethの灰色シェードに対す
る、XYZの測定及び予測値を持つイメージディジタイ
ザーのRGB値と、イメージディジタイザーのモデルパ
ラメータのグラフ図である。
【図5】図5は、全てのMacbethカラーの測定値
対予測値のグラフ図である。
【図6】図6は、基質上の着色料合成体を予測するのに
用いる手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、染料である着色料のK0 、Ki
i 、及びKijの演算に必要な1連の4つの計算を示す
図である。
【図8】図8は、陰極線管又はその他のRGB電子イメ
ージ・ディスプレー上に色測定値を表示するのに用いら
れる手順を示すフローチャートである。
【図9】図9は、XYZの測定及び予測値とCRTモデ
ルパラメータとを持つ陰極線管(CRT)RGB値のグ
ラフ図である。
【図10】図10は、全ての測定された燐光色に対す
る、陰極線管の測定値対予測値のグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/70 310 9071−5L

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージ・ディジタイザーを用いて試料
    のXYZ値を測定する方法で、この方法が: (a)色のRGB値を集めるためにイメージ・ディジタ
    イザーで目標カラーチャートを走査する; (b)XYZ値を集めるために目標カラーチャートを測
    定する; (c)上記目標の色の値及び上記目標の色の三刺戟値を
    正規化する; (d)同じ色度を持つ目標から目標の灰色シェードを選
    択する; (e)上記目標の灰色シェードのX三刺戟値のガンマ
    (g)値をピッキングする; (f)下記の式で、上記ピックされたガンマ(g)値の
    最小二乗フィットを演算する; D=SxxS−S x 2 G=(Sxxy −Sx xy)/D O=(−Sx y +SSxy)/D 【数1】 【数2】 (g)次の式で最小二乗誤差を計算する; E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+2GOS
    x +G2 S (h)ガンマ(gr )、ゲイン(Gr )及びオフセット
    (Or )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、X三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (i)ガンマ(gg )、ゲイン(Gg )及びオフセット
    (Og )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Y三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (j)ガンマ(gb )、ゲイン(Gb )及びオフセット
    (Ob )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Z三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (k)次の式から、マトリックスQ及びQrgb を組み立
    てる; 【数3】 (l)次の式から、ミクシング・マトリックスMを組み
    立てる; M=Q(Qrgb rgb T -1 ; (m)RGB値を得るために、イメージ・ディジタイザ
    ーで試料を走査する;及び、 (n)次の式で、ゲイン(G)、ガンマ(g)、オフセ
    ット(O)及びミクシング・マトリックス(M)の上記
    最適値を使用する: Xr =(Gr +Or *R)grg =(Gg +Og *G)ggb =(Gb +Ob *B)gb X=MXrgb 以上の手順を含み、これにより、イメージ・ディジタイ
    ザーのRGB値がXYZ測定値に変換される、イメージ
    ・ディジタイザーを用いて試料のXYZ値を測定する方
    法。
  2. 【請求項2】 上記試料が織物材料である、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 上記織物材料が敷物材料である、請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記試料が紙と着色料とである、請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 XYZ値を集めるための目標カラーチャ
    ートを測定する上記手順が測色計の利用を含む、請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】 XYZ値を集めるための目標カラーチャ
    ートを測定する上記手順が分光測光器の利用を含む、請
    求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 XYZ値を集めるための目標カラーチャ
    ートを測定する上記手順が彩度計の利用を含む、請求項
    1記載の方法。
  8. 【請求項8】 イメージ・ディジタイザーを用いて試料
    のXYZ値を測定する装置で、この装置が: (a)色のRGB値を集めるためにイメージ・ディジタ
    イザーで目標カラーチャートを走査する手段と; (b)色のXYZ値を集めるために目標カラーチャート
    を測定する手段と; (c)上記目標カラーチャート及び上記目標の色の三刺
    戟値を正規化する手段と; (d)同じ色度を持つ目標の灰色シェードを選択する手
    段と; (e)上記目標の灰色シェードのX三刺戟値のためのガ
    ンマ(g)の値をピッキングする手段と; (f)上記ピックされたガンマ(g)の値の最小二乗フ
    ィットを、下記の式で演算する手段と; D=SxxS−S x 2 G=(Sxxy −Sx xy)/D O=(−Sx y +SSxy)/D 【数4】 (g)次の式で最小二乗誤差を計算する手段と; E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+2GOS
    x +G2 S (h)ガンマ(gr )、ゲイン(Gr )及びオフセット
    (Or )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、X三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (i)ガンマ(gg )、ゲイン(Gg )及びオフセット
    (Og )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Y三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (j)ガンマ(gb )、ゲイン(Gb )及びオフセット
    (Ob )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Z三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (k)次の式からマトリックスQ及びQrgb を組み立て
    る手段と; 【数5】 (l)次の式からミクシング・マトリックスMを組み立
    てる手段と; M=Q(Qrgb rgb T -1 ; (m)RGB値を得るために、イメージ・ディジタイザ
    ーで試料を走査する手段と;及び、 (n)次の式で、ゲイン(G)、ガンマ(g)、オフセ
    ット(O)及びミクシング・マトリックス(M)の上記
    最適値を使用する手段と; Xr =(Gr +Or *R)grg =(Gg +Og *G)ggb =(Gb +Ob *B)gb X=MXrgb を含み、これにより、イメージ・ディジタイザーのRG
    B値がXYZ測定値に変換される、イメージ・ディジタ
    イザーを用いて試料のXYZ値を測定する装置。
  9. 【請求項9】 上記試料が織物材料である、請求項8記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 上記織物材料が敷物材料である、請求
    項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記試料が紙と着色料とから成り立っ
    ている、請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 XYZ値を集めるための目標カラーチ
    ャートを測定する上記手段が測色計である、請求項8記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 XYZ値を集めるための目標カラーチ
    ャートを測定する上記手段が分光測光器である、請求項
    8記載の装置。
  14. 【請求項14】 XYZ値を集めるための目標カラーチ
    ャートを測定する上記手段が彩度計である、請求項8記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 着色料合成体を電子ディスプレー上に
    再現する方法で、この方法が: (a)非彩色状態の試料のXYZ値を測定する; (b)その上に単一の着色料を持つ上記試料のXYZ値
    を、複数の着色料濃度で測定する; (c)その上に一対の着色料を持つ上記試料のXYZ値
    を、複数の着色料濃度で測定する; (d)非彩色の状態の上記試料のKo を次の式を用いて
    演算する, (K/S)o =Ko =(1−Ro 2 /2Ro ; (e)次の式で、iで示されている各単一の着色料のK
    i 及びSi を演算する; y=K/S−Ko1 =Ci2 =(K/S)Ci w=[R/(Ro −R)2 2 【数6】 (f)次の式で、i及びjで示される各1対の着色料の
    ijを演算する, y=(1+Si i +Sj j )(K/S)−(Ko
    i i +Kj j) x=Ci j w=[R/(Ro −R)2 2 【数7】 ここで、インデックスqは異なる着色料の濃度及び反射
    率測定値に関し、文字Pはその合計を示す; (g)算出したKo 、Ki 、Si 及びKijの各値を使用
    して、次の式から色のXYZ三刺戟値を演算する、この
    場合、文字Nは着色料の総数を示す、 【数8】 R=(1+K/S)−[(1+K/S)2 −1]1/2
    及び、 (h)上記演算した色のXYZ三刺戟値を電子デイスプ
    レー上に表示する;以上の手順を含む、着色料合成体を
    電子ディスプレー上に再現する方法。
  16. 【請求項16】 上記試料が織物材料である、請求項1
    5記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記織物材料が敷物材料である、請求
    項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記試料が紙と着色料とから成り立っ
    ている、請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記電子ディスプレーが陰極線管であ
    る、請求項15記載の方法。
  20. 【請求項20】 上記電子ディスプレーが液晶ディスプ
    レーである、請求項15記載の方法。
  21. 【請求項21】 上記電子ディスプレーがエレクトロル
    ミネッセント・ディスプレーである、請求項15記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 上記電子ディスプレーがプラズマ・デ
    ィスプレーである、請求項15記載の方法。
  23. 【請求項23】 XYZ値を測定する上記手順がイメー
    ジ・ディジタイザの利用を含む、請求項15記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 XYZ値を測定する上記手順が測色計
    の利用を含む、請求項15記載の方法。
  25. 【請求項25】 XYZ値を測定する上記手順がクロマ
    ・メーターの利用を含む、請求項15記載の方法。
  26. 【請求項26】 XYZ値を測定する上記手順が分光測
    光器の利用を含む、請求項15記載の方法。
  27. 【請求項27】 着色料合成体を電子ディスプレー上に
    再現する装置で、この装置が: (a)非彩色状態の試料の色のXYZ値を測定する手段
    と; (b)その上に単一の着色料を持つ上記試料のXYZ値
    を、複数の着色料濃度で測定する手段と; (c)その上に一対の着色料を持つ上記試料のXYZ値
    を、複数の着色料濃度で測定する手段と; (d)非彩色状態の上記試料のKo を次の式を用いて演
    算する手段と、 (K/S)o =Ko =(1−Ro 2 /2Ro ; (e)次の式で、iで示されている各単一の着色料のK
    i 及びSi を演算する手段と; y=K/S−Ko1 =Ci2 =(K/S)Ci w=[R/(Ro −R)2 2 【数9】 (f)次の式で、i及びjで示されている各1対の着色
    料のKijを演算する手段と、 y=(1+Si i +Sj j )(K/S)−(Ko
    i i +Kj j) x=Ci j w=[R/(Ro −R)2 2 【数10】 ここで、インデックスqは異なる着色料の濃度及び反射
    率測定値に関し、文字Pはその合計を示す; (g)算出したKo 、Ki 、Si 及びKijの各値を使用
    して、次の式から色のXYZ三刺戟値を演算する手段
    と、この場合、文字Nは着色料の総数を示す、 【数11】 R=(1+K/S)−[(1+K/S)2 −1]1/2
    及び、 (h)上記演算した色のXYZ三刺戟値を電子デイスプ
    レー上に表示する手段と;を含む、着色料合成体を電子
    ディスプレー上に再現する装置。
  28. 【請求項28】 上記試料が織物材料である、請求項2
    7記載の装置。
  29. 【請求項29】 上記織物材料が敷物材料である、請求
    項28記載の装置。
  30. 【請求項30】 上記試料が紙と着色料とである、請求
    項27記載の装置。
  31. 【請求項31】 上記電子ディスプレーが陰極線管であ
    る、請求項27記載の装置。
  32. 【請求項32】 上記電子ディスプレーが液晶ディスプ
    レーである、請求項27記載の装置。
  33. 【請求項33】 上記電子ディスプレーがエレクトロル
    ミネッセント・ディスプレーである、請求項27記載の
    装置。
  34. 【請求項34】 上記電子ディスプレーがプラズマ・デ
    ィスプレーである、請求項27記載の装置。
  35. 【請求項35】 XYZ値を測定する上記手段がイメー
    ジ・ディジタイザの利用を含む、請求項27記載の装
    置。
  36. 【請求項36】 XYZ値を測定する上記手段が測色計
    の利用を含む、請求項27記載の装置。
  37. 【請求項37】 XYZ値を測定する上記手段がクロマ
    ・メーターの利用を含む、請求項27記載の装置。
  38. 【請求項38】 XYZ値を測定する上記手段が分光測
    光器の利用を含む、請求項27記載の装置。
  39. 【請求項39】 試料のXYZ値を、電子デイスプレー
    のためのRGB値に変換する方法で、この方法が: (a)電子デイスプレーのためのRGB値を選択する; (b)上記RGB値のためにXYZ値を集める; (c)上記RGB値及び上記XYZ値を正規化する; (d)X三刺戟値のためのガンマ(g)の値をピッキン
    グする; (e)上記ピックされたガンマ(g)の値の最小二乗フ
    ィットを、下記の式で演算する; D=SxxS−S x 2 G=(Sxxy −Sx xy)/D O=(−Sx y +SSxy)/D 【数12】 (f)次の式で最小二乗誤差を計算する; E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+2GOS
    x +G2 S (g)ガンマ(gr )、ゲイン(Gr )及びオフセット
    (Or )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、X三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (h)ガンマ(gg )、ゲイン(Gg )及びオフセット
    (Og )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Y三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (i)ガンマ(gb )、ゲイン(Gb )及びオフセット
    (Ob )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Z三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする; (j)次の式からマトリックスQ及びQrgb を組み立て
    る; 【数13】 (k)次の式からミクシング・マトリックスMを組み立
    てる、 M=Q(Qrgb rgb T -1 ;及び、 (l)次の式で、ゲイン(G)、ガンマ(g)、オフセ
    ット(O)及びミクシング・マトリックス(M)の上記
    最適値を使用する、 Xr =(Gr +Or *R)grg =(Gg +Og *G)ggb =(Gb +Ob *B)gb X=MXrgb ; 以上の手順を含み、これにより、イメージ・ディジタイ
    ザーのRGB値がXYZ測定値に変換される、試料のX
    YZ値を電子デイスプレーのためのRGB値に変換する
    方法。
  40. 【請求項40】 上記試料が織物材料である、請求項3
    9記載の方法。
  41. 【請求項41】 上記織物材料が敷物材料である、請求
    項40記載の方法。
  42. 【請求項42】 上記試料が紙と着色料とである、請求
    項39記載の方法。
  43. 【請求項43】 上記電子ディスプレーが陰極線管であ
    る、請求項39記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記電子ディスプレーが液晶ディスプ
    レーである、請求項39記載の方法。
  45. 【請求項45】 上記電子ディスプレーがエレクトロル
    ミネッセント・ディスプレーである、請求項39記載の
    方法。
  46. 【請求項46】 上記電子ディスプレーがプラズマ・デ
    ィスプレーである、請求項39記載の方法。
  47. 【請求項47】 電子ディスプレーのために、合成媒体
    の色のXYZ三刺戟値をRGB値に変換する装置で、こ
    の装置が: (a)電子デイスプレーのためのRGB値を選択する手
    段と; (b)上記RGB値のためにXYZ値を集める手段と; (c)上記RGB値及び上記XYZ値を正規化する手段
    と; (d)X三刺戟値のためのガンマ(g)の値をピッキン
    グする手段と; (e)上記ピックされたガンマ(g)の値の最小二乗フ
    ィットを、下記の式で演算する手段と; D=SxxS−S x 2 G=(Sxxy −Sx xy)/D O=(−Sx y +SSxy)/D 【数14】 【数15】 (f)次の式で最小二乗誤差を計算する手段と、 E2 =Syy−2GSy −2OSxy+O2 xx+2GOS
    x +G2 S; (g)ガンマ(gr )、ゲイン(Gr )及びオフセット
    (Or )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、X三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (h)ガンマ(gg )、ゲイン(Gg )及びオフセット
    (Og )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Y三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (i)ガンマ(gb )、ゲイン(Gb )及びオフセット
    (Ob )の最適値を見出だすために、手順(e)から
    (g)までを繰り返し、Z三刺戟値の誤差(E)を最小
    にする手段と; (j)次の式からマトリックスQ及びQrgb を組み立て
    る手段と、 【数16】 (k)次の式からミクシング・マトリックスMを組み立
    てる手段と、 M=Q(Qrgb rgb T -1 ;及び、 (l)次の式で、ゲイン(G)、ガンマ(g)、オフセ
    ット(O)及びミクシング・マトリックス(M)の上記
    最適値を使用する手段と、 Xr =(Gr +Or *R)grg =(Gg +Og *G)ggb =(Gb +Ob *B)gb X=MXrgb ; を含み、これにより、RGB値がXYZ測定値に変換さ
    れ、電子デイスプレーのための利用される、電子ディス
    プレーのために、合成媒体の色のXYZ三刺戟値をRG
    B値に変換する装置。
  48. 【請求項48】 上記試料が織物材料である、請求項4
    7記載の装置。
  49. 【請求項49】 上記織物材料が敷物材料である、請求
    項48記載の装置。
  50. 【請求項50】 上記試料が紙と着色料とである、請求
    項47記載の装置。
  51. 【請求項51】 上記電子ディスプレーが陰極線管であ
    る、請求項47記載の装置。
  52. 【請求項52】 上記電子ディスプレーが液晶ディスプ
    レーである、請求項47記載の装置
  53. 【請求項53】 上記電子ディスプレーがエレクトロル
    ミネッセント・ディスプレーである、請求項47記載の
    装置。
  54. 【請求項54】 上記電子ディスプレーがプラズマ・デ
    ィスプレーである、請求項47記載の装置。
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