JPH06108954A - 自動車用エンジン - Google Patents
自動車用エンジンInfo
- Publication number
- JPH06108954A JPH06108954A JP4259753A JP25975392A JPH06108954A JP H06108954 A JPH06108954 A JP H06108954A JP 4259753 A JP4259753 A JP 4259753A JP 25975392 A JP25975392 A JP 25975392A JP H06108954 A JPH06108954 A JP H06108954A
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- JP
- Japan
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- cylinder
- state
- ignition timing
- speed
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- Granted
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
ら休筒状態に切り換えられる際にアイドル回転の極端な
低下を来さないようにすることのできる構造を備えた自
動車用エンジンを得ることにある。 【構成】本発明は、アイドル運転時に、全筒状態から休
筒状態への切り換え条件が整った場合、一旦アイドルス
ピードコントロール機構7での空気量を増加させると共
に、この空気量の増加により回転数が上昇するのを保証
するために、回転数が上昇したときに実行される点火時
期設定装置8での点火時期補正を禁止するようにした制
御部3を備えたことを特徴としている。
Description
し、さらに詳しくは、複数気筒のうちの選択された気筒
での吸・排気のための弁装置の作動を休止させることの
できる構造を備えた自動車用エンジンに関する。
バルブの最大開放量がバルブ開閉用カムのカムプロフィ
ールからの最大リフト量に対応しており、しかも、この
量が常に一定とされているために、エンジンの回転数お
よびスロットル開度からの負荷に応じた吸・排気効率を
設定することができないのが現状であった。つまり、上
述したカムプロフィールは、例えば、高速回転を要求さ
れるようなエンジンの場合には、混合気の吸入率および
排気効率を高めることを考慮して設定されていることか
ら、低速回転時での燃料消費率を犠牲にしてしまう傾向
がある。また、上述した場合とは逆に燃料消費率を考慮
したカムプロフィールとした場合には、高速回転あるい
は高負荷運転時での出力が充分に得られなくなる虞れが
ある。
対応させて、低速、低負荷運転時での燃料消費量の低
減、および高速、高負荷運転時での出力確保のいずれを
も満足させるために、バルブ開閉用カムとして、低速
用、高速用のカムプロフィールを設定されたものを準備
する一方、これら各カムに対向当接しているカムフォロ
ワを備えたロッカーアームと、このアームの揺動支点を
構成しているロッカーシャフトとを分離し、ロッカーシ
ャフトにはバルブステムに当接しているサブロッカーア
ームを一体に設け、ロッカーアームとロッカーシャフト
とはロッカーシャフト内で油圧制御により突没可能なプ
ランジャにより連結および非連結態位を選択されるよう
にし、連結された側のロッカーアームの揺動をロッカー
シャフトを介してサブロッカーアームに伝達してバルブ
の開閉制御を行なうようにした構造が提案されている
(例えば、本願出願人による先願である特願平2ー18
2131号)。この構造においては、低速運転時、高速
運転時でのバルブ開閉用カムによるバルブの開閉量を切
り換える他に、各ロッカーアームに対するプランジャの
連結を行わないようにして、所謂、気筒側でのバルブの
作動を停止して休筒させることもできるようになってい
る。
ジンである場合、ピストンの作動行程が同じである1番
気筒と4番気筒を該当させて、燃料消費量を低減させる
ようになっており、この休筒設定は、エンジン回転数お
よび負荷情報に相当する気筒内での空気の体積効率とを
割り出して決められたマップにより実行されるようにな
っている。
休筒システムを用いたエンジンにおいては、例えば、エ
ンジンの回転が不安定になりやすいアイドル運転時にお
いて全筒状態から休筒状態へ切り換えられる際には、休
筒状態での回転数を全筒時よりも高く設定して振動面で
の安定性および回転の急激な落ち込みを防止するように
なっている。そして、上述したアイドル回転数として
は、例えば、全筒状態が750rpmに、また、休筒状態
が850rpmに設定されている。このため、休筒システ
ムを用いたエンジンにおいては、アイドル運転時での全
筒状態から休筒状態への切り換え時に、一旦、アイドル
スピードコントロール機構の開閉弁の開放およびエア・
コントロールバルブを介して空気量を増加させ、回転を
上昇させてから、休筒状態への切り換えが行なわれるよ
うになっている。
を増加させた場合には、通常の点火時期設定による爆発
行程において、その出力が異常に大きくなるのを防止す
るために、空気の増加量に対応させて点火時期をリター
ドさせて切り換え時での過渡期にトルクショックが発生
するのを防止するようになっている(例えば、本願出願
人の先願である特願平3ー346709号)。
を行なう構造においては、全筒状態から休筒状態への切
り換え時に空気を増量して回転の落ち込みを回避しよう
としても、その空気の増量による回転数の増加に対応し
て点火時期のリタードが実行されることになる。従っ
て、休筒状態に切り換えられた時点での回転数が低下し
てしまい、出力の低下と共にアイドル回転が不安定にな
ってしまう虞れがある。
ステムを用いた自動車用エンジンにおける問題に鑑み、
アイドル時での全筒状態から休筒状態に切り換えられた
際にアイドル回転の極端な低下を来さないようにするこ
とのできる構造を備えた自動車用エンジンを得ることに
ある。
本発明は、低速用、高速用のカムプロフィールを設定さ
れたバルブ開閉用カムを備え、これらカムに対するロッ
カーアーム側での従動状態を切り換えることにより、バ
ルブの開閉量およびバルブの休止状態を設定できるバル
ブ機構を備えた自動車用エンジンにおいて、エンジン回
転数を検出する回転数センサと、スロットル開度に応じ
た気筒内での空気の体積効率を割り出すためのブースト
圧センサと、アイドルスピードコントロール機構と、点
火時期設定装置と、クランク角センサと、上記回転数セ
ンサ、ブースト圧センサおよびクランク角センサを入力
側に接続され、出力側には、上記バルブ機構の駆動部、
上記アイドルスピードコントロール機構の駆動部および
上記点火時期設定装置が接続されている制御部とを備
え、上記制御部は、エンジン回転数および空気の体積効
率に基づく負荷情報によって全気筒を対象としてバルブ
の開閉を行なわせる全筒状態および全気筒のうちの一部
のバルブの開閉停止による休筒状態を設定するマップを
備え、アイドル運転時で上記マップにより選択された全
筒状態から休筒状態への切換時には、上記アイドルスピ
ードコントロール機構による空気の増量指令を行なうと
共に、この増量に応じて実行される点火時期のリタード
補正を禁止する指令を行なったうえで休筒状態へ切り換
えることをことを特徴としている。
換えられる場合には、アイドルスピードコントロール機
構による空気量の増加を設定される一方、この空気量の
増加による出力トルクの上昇を抑制するために実行され
る点火時期のリタード補正を禁止したうえで休筒状態へ
の切り換えを行なうことにより、休筒状態に切り換えら
れた時点での回転数の異常な低下を防止することができ
る。
の詳細を説明する。
ジンのシステム構成図であり、同図において、エンジン
1の吸気・排気ポートには、前述した明細書に記載され
たバルブ機構2が設けてあり、このバルブ機構2におけ
る油圧駆動部は後述する制御部によって作動態位を設定
され、全気筒でのバルブ開閉および全気筒のうちの一部
の気筒のみでのバルブ開閉を行なわせて他の気筒でのバ
ルブ開閉を休止するための作動が行なわれるようになっ
ている。一方、制御部(図では、ECUという表示で示
してある)3は、燃料噴射量の設定等のエンジンの燃焼
に係わる各種制御を総合的に行なうためのマイクロコン
ピュータにより主要部を構成されているものであり、図
示しないインターフェースを介して入力側には、本実施
例に関するものとして、エンジン回転数を検出する回転
数センサ4、吸気ポートの上流側に位置してブースト圧
を検出するブースト圧センサ5、クランク角センサ6が
それぞれ接続されており、そして出力側には、上記バル
ブ機構2の油圧駆動部、アイドルスピードコントロール
機構7の駆動部および点火時期設定装置であるディスト
リビュータ8がそれぞれ接続されている。
ジン回転数4とブースト圧センサ5により得られる空気
の体積効率を基にして図2に示すマップから負荷に応じ
た全筒/休筒状態の判定を行なうようになっているとと
もに、図示しないが、前述した明細書に記載されたトル
ク補正マップにより、走行中での全筒状態から休筒状態
への切り換え時に出力トルクの低下を抑えるようになっ
ている。このトルク補正マップは、全筒状態から休筒状
態に運転モードが切り換えられるとき、一旦、空気量を
増加させて回転数を上昇させた場合に適用されるもので
あり、空気量の増加による回転数の上昇に応じて点火時
期のリタード量を設定するようになっている。
転時で全筒状態から休筒状態に切り換えるための条件が
整った場合、図3に示すように、アイドルスピードコン
トロール機構7での空気量を増加させる一方、この空気
量の増加に基づく点火時期の補正、この場合には、リタ
ードを禁止するようになっている。これは、点火時期の
リタードによる爆発行程での出力が低下するのを抑え
て、回転数を上昇させやすくするために実行される。ま
た、点火時期の補正禁止期間は、アイドルスピードコン
トロール機構7での空気の増量が終了するまでの間とさ
れ、換言すれば、休筒時でのアイドル回転数が得られた
時点までとされている。
いま、制御部の動作を示すフローチャートにより作用を
説明すると図4に示すとおりである。すなわち、アイド
ル運転時であるかどうかを判別し(ST1)、アイドル運転
時である場合には、全筒状態であるかどうかを判別する
(ST2)。そして、全筒状態である場合には、休筒条件、
つまり、図2に示した関係による休筒状態への切り換え
条件が満足されたかどうかを判別し(ST3)、満足した場
合には、アイドルスピードコントロール機構7に対して
開閉弁の開度を大きくして空気量を増量する指令を出力
し、そして、この開閉弁の開度を大きくするのに合わせ
てディストリビュータ8に対して点火時期の補正禁止指
令を出力する(ST4)。従って、燃焼行程を実行する気筒
では、通常運転時と同様な点火時期により、空気量を増
加された常時での爆発行程が実行されて急激な出力の上
昇を来すことにより回転数も上昇することになる。
微点火時期の補正禁止による回転数の上昇を検出し、そ
の回転数が休筒切換判定回転数(A)以上に達しているか
を判別し(ST5)、その回転数以上であるときに休筒切り
換えをすべく、バルブ機構2の油圧駆動部に信号を出力
する(ST6)。このように、休筒状態へ切り換えられた際
に回転数の低下が見込めないと判断した場合には、アイ
ドルスピードコントロール機構7での開閉弁の開度を空
気量増量状態から通常の運転状態にあわせるために減少
傾向に復帰させ(ST7)、さらに、点火時期補正禁止を解
除する(ST8)。従って、ディストリビュータ8では、制
御部3に入力されるクランク角センサ7からの信号に基
づいて点火時期の調整が行なわれるようになる。
運転時で全筒状態から休筒状態に切り換える際に、吸入
空気量を増加させて回転数を上昇させると共に、この回
転数の上昇によるトルクショックを抑えるために実行さ
れる点火時期補正を禁止させて回転数の上昇を促進させ
た上で休筒状態への切り換えを実行するようにしたの
で、休筒状態に切り換えられた時点でのアイドル回転数
の急激な落ち込みを防止することが可能になる。
ム構成を説明するためのブロック図である。
での全筒/休筒判定マップを説明するための線図であ
る。
行する制御の方式を説明するための全筒/休筒状態とブ
ースト圧の変化とトルクの変化と点火時期調整との関係
を示す線図である。
作を説明するためのフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】低速用、高速用のカムプロフィールを設定
されたバルブ開閉用カムを備え、これらカムに対するロ
ッカーアーム側での従動状態を切り換えることにより、
バルブの開閉量およびバルブの休止状態を設定できるバ
ルブ機構を備えた自動車用エンジンにおいて、 エンジン回転数を検出する回転数センサと、 スロットル開度に応じた気筒内での空気の体積効率を割
り出すためのブースト圧センサと、 アイドルスピードコントロール機構と、 点火時期設定装置と、 クランク角センサと、 上記回転数センサ、ブースト圧センサおよびクランク角
センサを入力側に接続され、出力側には、上記バルブ機
構の駆動部、上記アイドルスピードコントロール機構の
駆動部および上記点火時期設定装置が接続されている制
御部とを備え、 上記制御部は、エンジン回転数および空気の体積効率に
基づく負荷情報によって全気筒を対象としてバルブの開
閉を行なわせる全筒状態および全気筒のうちの一部のバ
ルブの開閉停止による休筒状態を設定するマップを備
え、アイドル運転時で上記マップにより選択された全筒
状態から休筒状態への切換時には、上記アイドルスピー
ドコントロール機構による空気の増量指令を行なうと共
に、この増量に応じて実行される点火時期のリタード補
正を禁止する指令を行なったうえで休筒状態へ切り換え
ることを特徴とする自動車用エンジン。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25975392A JP2697520B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 自動車用エンジン |
US08/244,291 US5542389A (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Control system for multi-cylinder internal combustion engine |
KR1019940701730A KR0137314B1 (ko) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | 다기통 내연기관의 제어장치 |
PCT/JP1993/001386 WO1994008134A1 (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Controlling device for multi-cylinder internal combustion engine |
DE69317253T DE69317253T2 (de) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Steuerungsvorrichtung für eine mehrzylindrige innere brennkraftmaschine |
EP93921082A EP0615066B1 (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Controlling device for multi-cylinder internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25975392A JP2697520B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 自動車用エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06108954A true JPH06108954A (ja) | 1994-04-19 |
JP2697520B2 JP2697520B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=17338478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25975392A Expired - Lifetime JP2697520B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 自動車用エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697520B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP25975392A patent/JP2697520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2697520B2 (ja) | 1998-01-14 |
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