JPH0610840A - 電動油圧ポンプ - Google Patents
電動油圧ポンプInfo
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- JPH0610840A JPH0610840A JP4170682A JP17068292A JPH0610840A JP H0610840 A JPH0610840 A JP H0610840A JP 4170682 A JP4170682 A JP 4170682A JP 17068292 A JP17068292 A JP 17068292A JP H0610840 A JPH0610840 A JP H0610840A
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- Japan
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- pump
- housing
- pressure
- cylinder block
- signal
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ポンプの吐き出し流体圧力及び流量のより良
好な制御機構を備えた電動油圧ポンプを提供する。 【構成】 速度センサー46及び圧力センサー56がモ
ーター/ポンプユニット上に設けられ、対応するコマン
ド信号と比較するために、モーター速度及びポンプ吐出
圧のそれぞれの関数としての電気信号が供給される。ポ
ンプの速度センサー46はポンプの吸い込みインデュー
サに支持されて検出アセンブリ52とからなっている。
これはポンプの角速度を示す周期的な信号をマイクロプ
ロセッサ基調のポンプコントローラ54に供給する。ポ
ンプの吐き出しポート28は圧力センサー56が連絡さ
れており、ポンプの吐出圧力を示す信号をコントローラ
54に供給している。ハウジング12には温度センサー
58が坦持されており、モーター及びシリンダーブロッ
クを取り囲んでいるケーシング圧力の油圧流体の温度を
示すセンサー信号をコントローラ54へ供給している。
好な制御機構を備えた電動油圧ポンプを提供する。 【構成】 速度センサー46及び圧力センサー56がモ
ーター/ポンプユニット上に設けられ、対応するコマン
ド信号と比較するために、モーター速度及びポンプ吐出
圧のそれぞれの関数としての電気信号が供給される。ポ
ンプの速度センサー46はポンプの吸い込みインデュー
サに支持されて検出アセンブリ52とからなっている。
これはポンプの角速度を示す周期的な信号をマイクロプ
ロセッサ基調のポンプコントローラ54に供給する。ポ
ンプの吐き出しポート28は圧力センサー56が連絡さ
れており、ポンプの吐出圧力を示す信号をコントローラ
54に供給している。ハウジング12には温度センサー
58が坦持されており、モーター及びシリンダーブロッ
クを取り囲んでいるケーシング圧力の油圧流体の温度を
示すセンサー信号をコントローラ54へ供給している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動油圧ポンプに関し、
より詳しくはポンプモーターに印加される電力を制御す
ることにより流体の吐き出しを調節する機構を備えたポ
ンプに関する。
より詳しくはポンプモーターに印加される電力を制御す
ることにより流体の吐き出しを調節する機構を備えたポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人に譲渡された米国特許第472
9717号に開示されている電動インライン油圧ポンプ
アセンブリは、ハウジング内に配置された固定軸を含
む。間隔を置いた一対のシリンダーブロックが、相互に
反対方向に回転可能なように固定軸上に設けられてお
り、各々のシリンダーブロック内にはピストン列が支持
されていて、同じヨークプレートの両側に係合してい
る。同期又は非同期(誘導)モーターの固定子がハウジ
ング内に配置されており、シリンダーブロック上に設け
られた回転子を取り囲んでいる。それぞれのモーターは
コントローラによって付勢されるものであり、シリンダ
ーブロックは相互に逆方向に回転し、また相互に180
°位相をずらして保持することができる。ハウジングに
はヨークプレート制御ピストンと圧力補償弁とが担持さ
れ、ポンプの流体吐き出しへと連結されていて、一定の
吐き出し圧力を維持し、また流体吐出圧力が所望レベル
を越えた場合にポンプ行程を短縮するようになってい
る。
9717号に開示されている電動インライン油圧ポンプ
アセンブリは、ハウジング内に配置された固定軸を含
む。間隔を置いた一対のシリンダーブロックが、相互に
反対方向に回転可能なように固定軸上に設けられてお
り、各々のシリンダーブロック内にはピストン列が支持
されていて、同じヨークプレートの両側に係合してい
る。同期又は非同期(誘導)モーターの固定子がハウジ
ング内に配置されており、シリンダーブロック上に設け
られた回転子を取り囲んでいる。それぞれのモーターは
コントローラによって付勢されるものであり、シリンダ
ーブロックは相互に逆方向に回転し、また相互に180
°位相をずらして保持することができる。ハウジングに
はヨークプレート制御ピストンと圧力補償弁とが担持さ
れ、ポンプの流体吐き出しへと連結されていて、一定の
吐き出し圧力を維持し、また流体吐出圧力が所望レベル
を越えた場合にポンプ行程を短縮するようになってい
る。
【0003】同様に本出願人に譲渡された米国特許第5
073091号に開示されている可変容量形油圧ポンプ
は、ハウジングと、ハウジングから突出してモーター又
はその他の動力源に外部接続される回転軸とを含んでい
る。この軸にはシリンダーブロックが連結されていて、
ハウジング内でこの軸と一緒に回転するようになってお
り、またこの軸の軸線を平行に取り囲む周囲列に配置さ
れた複数のシリンダーを含んでいる。各々のシリンダー
内にはピストンが往復動するよう配置されており、また
このピストンはヨークプレートに連結されていて、シリ
ンダー内でのピストンの押し退け容積を定めている。弁
プレートは弁ブロック上に設けられ、シリンダーブロッ
クが回転する際にシリンダーと整合する腎臓形のスロッ
トを含んでいて、それによってシリンダーをポンプの吸
い込み及び吐き出しポートと連通させる。マイクロプロ
セッサを基調とするコントローラがポンプの弁ブロック
上に外的に設けられ、遠隔から選択可能な予め記憶され
た種々の制御プログラムを有する内部メモリを含んでい
る。ポンプの作動状況に応答するセンサーがポンプのコ
ントローラに接続されていて、その中にはコントローラ
により可変制御されるヨークプレートの位置に応答する
センサーと、ポンプの吐出圧に応答する圧力センサー
と、軸及びシリンダーブロックの回転角速度に応答する
速度センサーが含まれる。全ての電気的構成部材は弁ブ
ロック上に設けられるのが好ましい。
073091号に開示されている可変容量形油圧ポンプ
は、ハウジングと、ハウジングから突出してモーター又
はその他の動力源に外部接続される回転軸とを含んでい
る。この軸にはシリンダーブロックが連結されていて、
ハウジング内でこの軸と一緒に回転するようになってお
り、またこの軸の軸線を平行に取り囲む周囲列に配置さ
れた複数のシリンダーを含んでいる。各々のシリンダー
内にはピストンが往復動するよう配置されており、また
このピストンはヨークプレートに連結されていて、シリ
ンダー内でのピストンの押し退け容積を定めている。弁
プレートは弁ブロック上に設けられ、シリンダーブロッ
クが回転する際にシリンダーと整合する腎臓形のスロッ
トを含んでいて、それによってシリンダーをポンプの吸
い込み及び吐き出しポートと連通させる。マイクロプロ
セッサを基調とするコントローラがポンプの弁ブロック
上に外的に設けられ、遠隔から選択可能な予め記憶され
た種々の制御プログラムを有する内部メモリを含んでい
る。ポンプの作動状況に応答するセンサーがポンプのコ
ントローラに接続されていて、その中にはコントローラ
により可変制御されるヨークプレートの位置に応答する
センサーと、ポンプの吐出圧に応答する圧力センサー
と、軸及びシリンダーブロックの回転角速度に応答する
速度センサーが含まれる。全ての電気的構成部材は弁ブ
ロック上に設けられるのが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の全体的な課題
は、上記の米国特許に開示されたタイプの電動油圧ポン
プであって、ポンプの吐き出し流体圧力及び流量のより
良好な制御を行う機構を備えたものを提供することであ
る。本発明の別の、そしてより特定した課題は、上述し
た特徴を有する電動油圧ポンプであって、ポンプの有効
押し退け容積及び速度を、従来技術で典型的に行われて
いるように流体力学的にではなく、電動モーターの出力
を調節することによって電子的に制御し、それによって
動力消費を減少させるものを提供することである。本発
明のさらに別の課題は、出力コマンド及び/又は条件の
変化に対する応答性の改良された電動油圧ポンプを提供
することである。
は、上記の米国特許に開示されたタイプの電動油圧ポン
プであって、ポンプの吐き出し流体圧力及び流量のより
良好な制御を行う機構を備えたものを提供することであ
る。本発明の別の、そしてより特定した課題は、上述し
た特徴を有する電動油圧ポンプであって、ポンプの有効
押し退け容積及び速度を、従来技術で典型的に行われて
いるように流体力学的にではなく、電動モーターの出力
を調節することによって電子的に制御し、それによって
動力消費を減少させるものを提供することである。本発
明のさらに別の課題は、出力コマンド及び/又は条件の
変化に対する応答性の改良された電動油圧ポンプを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電動油
圧ポンプは固定内部軸を有するハウジングを含む。軸に
は少なくとも一つのシリンダーブロックがハウジング内
で回転可能なように担持されており、また少なくとも一
つのピストンがシリンダーブロック内に摺動可能に配置
されている。ハウジング内にはヨークプレートが設けら
れ、ピストンと係合してシリンダーブロック内でのピス
トンの押し退け容積を定めている。流体吸い込みポート
及び吐き出しポートがハウジングに設けられて、シリン
ダーブロックと連結されている。電動モーターは回転子
と固定子を有し、回転子はシリンダーブロックに支持さ
れてそれと共に回転するようになっており、固定子はハ
ウジング内に設けられて回転子を取り囲んでいる。ポン
プからの吐き出し流体圧力及び流量を制御するための電
子的コントローラは、ポンプ及びモーターの動作特性を
検知してその関数としての電子的センサー信号を供給す
る、ハウジング上に設けられた複数のセンサーを含んで
いる。制御エレクトロニクスがセンサー信号に応答し、
ポンプモーターのトルク及び速度を変化させることによ
って、ポンプからの流体の圧力及び/又は流量を制御す
る。
圧ポンプは固定内部軸を有するハウジングを含む。軸に
は少なくとも一つのシリンダーブロックがハウジング内
で回転可能なように担持されており、また少なくとも一
つのピストンがシリンダーブロック内に摺動可能に配置
されている。ハウジング内にはヨークプレートが設けら
れ、ピストンと係合してシリンダーブロック内でのピス
トンの押し退け容積を定めている。流体吸い込みポート
及び吐き出しポートがハウジングに設けられて、シリン
ダーブロックと連結されている。電動モーターは回転子
と固定子を有し、回転子はシリンダーブロックに支持さ
れてそれと共に回転するようになっており、固定子はハ
ウジング内に設けられて回転子を取り囲んでいる。ポン
プからの吐き出し流体圧力及び流量を制御するための電
子的コントローラは、ポンプ及びモーターの動作特性を
検知してその関数としての電子的センサー信号を供給す
る、ハウジング上に設けられた複数のセンサーを含んで
いる。制御エレクトロニクスがセンサー信号に応答し、
ポンプモーターのトルク及び速度を変化させることによ
って、ポンプからの流体の圧力及び/又は流量を制御す
る。
【0006】本発明の別の側面によれば、そしてまた本
発明の現在好ましい実施例によれば、ポンプモーターは
電気モーター(同期又は非同期)からなり、コントロー
ラはこの電気モーターの固定子に交流を印加するための
回路を含む。コントローラでは、シリンダーブロック及
び回転子における所望の回転速度を示す速度コマンド信
号が生成され、固定子に印加される交流の周波数はこの
速度コマンド信号の関数として変化される。所望のポン
プ吐き出し流体圧力を示す圧力コマンド信号もコントロ
ーラで生成され、固定子に印加される交流の振幅はこの
圧力コマンド信号の関数として変化される。このように
して、ポンプからの流体の吐き出し圧力及び流量は、固
定子に印加される電力の可変制御を通じてかかるコマン
ド信号の関数として選択的に変えることができる。かく
して流体動力は負荷へと所望の仕事を行うのに必要なレ
ベルにおいて伝達され、過剰な動力及びその結果として
の損失は最小限のものとなる。
発明の現在好ましい実施例によれば、ポンプモーターは
電気モーター(同期又は非同期)からなり、コントロー
ラはこの電気モーターの固定子に交流を印加するための
回路を含む。コントローラでは、シリンダーブロック及
び回転子における所望の回転速度を示す速度コマンド信
号が生成され、固定子に印加される交流の周波数はこの
速度コマンド信号の関数として変化される。所望のポン
プ吐き出し流体圧力を示す圧力コマンド信号もコントロ
ーラで生成され、固定子に印加される交流の振幅はこの
圧力コマンド信号の関数として変化される。このように
して、ポンプからの流体の吐き出し圧力及び流量は、固
定子に印加される電力の可変制御を通じてかかるコマン
ド信号の関数として選択的に変えることができる。かく
して流体動力は負荷へと所望の仕事を行うのに必要なレ
ベルにおいて伝達され、過剰な動力及びその結果として
の損失は最小限のものとなる。
【0007】本発明の好ましい実施例においては、速度
センサー及び圧力センサーがモーター/ポンプユニット
上に設けられ、対応するコマンド信号と比較するため
に、モーター速度及びポンプ吐出圧のそれぞれの関数と
しての電気信号が供給される。モーターの固定子に印加
される交流の周波数及び振幅は、対応するセンサー信号
とコマンド信号の間の差のそれぞれの関数として制御さ
れる。本発明の好ましい実施例はまた、モーター/ポン
プハウジング内を通って流れる油圧流体の温度を検知す
るための温度センサーを該ハウジング内に含んでおり、
速度コマンド信号は流体温度の関数としてコントローラ
内部で自動的に変化され、流体の温度が増大するにつれ
てポンプ速度及び有効ポンプ押し退け容積を増大させる
ようになっている。このようにして、上昇した温度にお
いて流体の粘度が減少することによる漏れの増大は、ポ
ンプモーターの電子的制御を介して自動的に対処され
る。本発明の好ましい実施例はさらに、ハウジング内で
ヨークプレートに関して動作するよう連結されたセンサ
ーを含み、シリンダーブロック内でのピストンの実際の
押し退け容積を検知する。ポンプのコントローラにより
生成された圧力コマンド信号は実際のポンプ押し退け容
積の関数として自動的に変化され、実際のポンプ押し退
け容積が増大するにつれて、モーターからポンプに加え
られるトルクを増大させるようになっている。
センサー及び圧力センサーがモーター/ポンプユニット
上に設けられ、対応するコマンド信号と比較するため
に、モーター速度及びポンプ吐出圧のそれぞれの関数と
しての電気信号が供給される。モーターの固定子に印加
される交流の周波数及び振幅は、対応するセンサー信号
とコマンド信号の間の差のそれぞれの関数として制御さ
れる。本発明の好ましい実施例はまた、モーター/ポン
プハウジング内を通って流れる油圧流体の温度を検知す
るための温度センサーを該ハウジング内に含んでおり、
速度コマンド信号は流体温度の関数としてコントローラ
内部で自動的に変化され、流体の温度が増大するにつれ
てポンプ速度及び有効ポンプ押し退け容積を増大させる
ようになっている。このようにして、上昇した温度にお
いて流体の粘度が減少することによる漏れの増大は、ポ
ンプモーターの電子的制御を介して自動的に対処され
る。本発明の好ましい実施例はさらに、ハウジング内で
ヨークプレートに関して動作するよう連結されたセンサ
ーを含み、シリンダーブロック内でのピストンの実際の
押し退け容積を検知する。ポンプのコントローラにより
生成された圧力コマンド信号は実際のポンプ押し退け容
積の関数として自動的に変化され、実際のポンプ押し退
け容積が増大するにつれて、モーターからポンプに加え
られるトルクを増大させるようになっている。
【0008】
【実施例】本発明は、その付加的な課題、特徴及び利点
と共に、以下の説明、特許請求の範囲及び添付図面から
最も良く理解されるであろう。図1は、長手方向に貫通
して延びている中空の固定軸14を有するケース又はハ
ウジング12を含む、電動インライン油圧ポンプ10を
示している。一対のシリンダーブロック16,18がヨ
ークプレート20を挟んで反対側で、固定軸14上で回
転するように支持されている。ピストン22の列が、各
々のシリンダーブロック16,18の回転軸心の周囲を
取り囲んでいる対応するボア内に摺動可能に支持されて
おり、またそれぞれのシリンダーブロックから軸方向に
延伸して、ヨークプレート20の両側の表面のそれぞれ
に係合している。従ってヨークプレート20は、各々の
シリンダーブロック16,18におけるピストン22の
物理的な押し退け容積を決定する。各々のシリンダーブ
ロック16,18は対応する弁プレート24,26と連
通している。これらの弁プレートは、流体を吸い込み圧
力でもってシリンダーブロックのシリンダーへと給送
し、また流体を吐出圧力でもって固定軸14内の内部通
路へ、次いでそこから吐き出しポート28へと給送する
のに適した通路を含んでいる。
と共に、以下の説明、特許請求の範囲及び添付図面から
最も良く理解されるであろう。図1は、長手方向に貫通
して延びている中空の固定軸14を有するケース又はハ
ウジング12を含む、電動インライン油圧ポンプ10を
示している。一対のシリンダーブロック16,18がヨ
ークプレート20を挟んで反対側で、固定軸14上で回
転するように支持されている。ピストン22の列が、各
々のシリンダーブロック16,18の回転軸心の周囲を
取り囲んでいる対応するボア内に摺動可能に支持されて
おり、またそれぞれのシリンダーブロックから軸方向に
延伸して、ヨークプレート20の両側の表面のそれぞれ
に係合している。従ってヨークプレート20は、各々の
シリンダーブロック16,18におけるピストン22の
物理的な押し退け容積を決定する。各々のシリンダーブ
ロック16,18は対応する弁プレート24,26と連
通している。これらの弁プレートは、流体を吸い込み圧
力でもってシリンダーブロックのシリンダーへと給送
し、また流体を吐出圧力でもって固定軸14内の内部通
路へ、次いでそこから吐き出しポート28へと給送する
のに適した通路を含んでいる。
【0009】シリンダーブロック16,18を固定軸1
4の周りで反対方向に回転させるために、電動モーター
30,32が各々のシリンダーブロックを取り囲んでい
る。各々のモーター30,32は、対応するシリンダー
ブロックに支持されてそれと共に回転する回転子34
と、ハウジング12内に支持されて、対応する回転子3
4を半径方向外側で取り囲んでいる固定子36とを含ん
でいる。ヨークプレート20の周縁からはアーム38が
半径方向外方へと延びている。アーム38の外端部は片
側ではコイルバネ40に係合され、反対側では制御ピス
トン42に係合されている。制御ピストン42のアーム
から遠い方の端部は、ハウジング12内の通路44を介
して吐出圧の流体を受容する。
4の周りで反対方向に回転させるために、電動モーター
30,32が各々のシリンダーブロックを取り囲んでい
る。各々のモーター30,32は、対応するシリンダー
ブロックに支持されてそれと共に回転する回転子34
と、ハウジング12内に支持されて、対応する回転子3
4を半径方向外側で取り囲んでいる固定子36とを含ん
でいる。ヨークプレート20の周縁からはアーム38が
半径方向外方へと延びている。アーム38の外端部は片
側ではコイルバネ40に係合され、反対側では制御ピス
トン42に係合されている。制御ピストン42のアーム
から遠い方の端部は、ハウジング12内の通路44を介
して吐出圧の流体を受容する。
【0010】一般に、モーター30,32の固定子36
は、回転子34及びシリンダーブロック16,18を固
定軸14の周りで相互に反対方向に回転させるように付
勢される。シリンダーブロック16,18内部における
ピストン22の往復動は、弁プレート24,26及び固
定軸14を介して流体を吐き出しポート28へと給送す
る。流体は吐出圧においてまた制御ピストン42へも供
給され、このピストンは、流体の吐出圧がバネ40によ
って定まるレベルを越えた場合に、バネ40に抗してヨ
ークプレート20を枢動させることによってポンプ行程
を短くするよう動作する。これまでに説明してきた範囲
においては、ポンプ10は米国特許第4729717号
に開示されたポンプと実質的に同じである。構造及び動
作のより詳しい説明については、この米国特許が参照さ
れる。
は、回転子34及びシリンダーブロック16,18を固
定軸14の周りで相互に反対方向に回転させるように付
勢される。シリンダーブロック16,18内部における
ピストン22の往復動は、弁プレート24,26及び固
定軸14を介して流体を吐き出しポート28へと給送す
る。流体は吐出圧においてまた制御ピストン42へも供
給され、このピストンは、流体の吐出圧がバネ40によ
って定まるレベルを越えた場合に、バネ40に抗してヨ
ークプレート20を枢動させることによってポンプ行程
を短くするよう動作する。これまでに説明してきた範囲
においては、ポンプ10は米国特許第4729717号
に開示されたポンプと実質的に同じである。構造及び動
作のより詳しい説明については、この米国特許が参照さ
れる。
【0011】図1及び図2の両者を参照すると、ポンプ
の動作特性を検知し、またその関数として電子的センサ
ー信号を提供するために、複数のセンサーがポンプ10
上に設けられている。これらのセンサーにはポンプの速
度センサー46が含まれ、これはポンプの吸い込みイン
デューサ50(図1)に支持されてシリンダーブロック
18と共に回転する歯車ホイール48と、ホイール48
に近接してその半径方向外側に配置された検出アセンブ
リ52とからなっている。しかして検出アセンブリ52
は、ポンプの角速度を示す周期的な信号N(図4)をマ
イクロプロセッサ基調のポンプコントローラ54(図
2)に供給する。ポンプの吐き出しポート28には圧力
センサー56が連結されており、ポンプの吐出圧力を示
す信号Pをコントローラ54に供給している。ハウジン
グ12には温度センサー58が担持されており、モータ
ー及びシリンダーブロックを取り囲んでいるケーシング
圧力の油圧流体の温度を示す対応するセンサー信号Tを
コントローラ54へと供給している。位置センサー60
はハウジング12内に、ヨークプレート20から突出し
ているアーム62の末端に近接して配置されており、ハ
ウジングに対するヨークプレート20の位置を示す信号
Yをマイクロプロセッサ基調のコントローラ54へと供
給している。ハウジング12は外殻64によって取り囲
まれている。定速マフィンファン66がハウジング12
の一端に設けられており、ハウジング12と外殻64の
間の空間を介して長手方向に送風している。外殻64の
冷却フィン68(図1)は、熱が気流中に散逸するのを
助ける。
の動作特性を検知し、またその関数として電子的センサ
ー信号を提供するために、複数のセンサーがポンプ10
上に設けられている。これらのセンサーにはポンプの速
度センサー46が含まれ、これはポンプの吸い込みイン
デューサ50(図1)に支持されてシリンダーブロック
18と共に回転する歯車ホイール48と、ホイール48
に近接してその半径方向外側に配置された検出アセンブ
リ52とからなっている。しかして検出アセンブリ52
は、ポンプの角速度を示す周期的な信号N(図4)をマ
イクロプロセッサ基調のポンプコントローラ54(図
2)に供給する。ポンプの吐き出しポート28には圧力
センサー56が連結されており、ポンプの吐出圧力を示
す信号Pをコントローラ54に供給している。ハウジン
グ12には温度センサー58が担持されており、モータ
ー及びシリンダーブロックを取り囲んでいるケーシング
圧力の油圧流体の温度を示す対応するセンサー信号Tを
コントローラ54へと供給している。位置センサー60
はハウジング12内に、ヨークプレート20から突出し
ているアーム62の末端に近接して配置されており、ハ
ウジングに対するヨークプレート20の位置を示す信号
Yをマイクロプロセッサ基調のコントローラ54へと供
給している。ハウジング12は外殻64によって取り囲
まれている。定速マフィンファン66がハウジング12
の一端に設けられており、ハウジング12と外殻64の
間の空間を介して長手方向に送風している。外殻64の
冷却フィン68(図1)は、熱が気流中に散逸するのを
助ける。
【0012】弁ブロックアセンブリ70が、ファン66
から遠い方のハウジング12端部に設けられている。弁
ブロックアセンブリ70は、ポンプハウジング12の吐
き出しポート28と連通する内部通路を有するマニホー
ルド72を含み、流体を吐出圧力においてソレノイド作
動の方向制御弁74へと給送する。方向制御弁74はコ
ントローラ54(図2)によって作動され、流体を吐出
圧力において一対の作業ポート76,78へと選択的に
給送する。戻り流はリターンポート80からフィルター
82を通って弁ブロック72内へと給送され、ポンプハ
ウジングへと帰還される。圧力リリーフ弁84が弁ブロ
ック72上に設けられていて、吐出圧力が過剰な場合に
吐き出し流をハウジングへと戻すようになっており、ま
た圧力補償装置86がやはり弁ブロックアセンブリ70
のマニホールド72により支持されている。図2は本発
明の修正実施例を示しており、そこにおいては弁ブロッ
クアセンブリ70は一対の方向制御弁74a,74bを
担持しており、これらの弁のソレノイドはマイクロプロ
セッサ基調のコントローラ54へと接続されている。方
向制御弁74aは流体を回転油圧アクチュエータ88へ
と選択的に供給し、これに対して方向制御弁74bは線
形油圧アクチュエータ90へと流体を選択的に供給す
る。各々のアクチュエータ88,90はそれらに関連し
た位置センサー92,94を有しており、アクチュエー
タの位置を示す信号をコントローラ54へと供給する。
から遠い方のハウジング12端部に設けられている。弁
ブロックアセンブリ70は、ポンプハウジング12の吐
き出しポート28と連通する内部通路を有するマニホー
ルド72を含み、流体を吐出圧力においてソレノイド作
動の方向制御弁74へと給送する。方向制御弁74はコ
ントローラ54(図2)によって作動され、流体を吐出
圧力において一対の作業ポート76,78へと選択的に
給送する。戻り流はリターンポート80からフィルター
82を通って弁ブロック72内へと給送され、ポンプハ
ウジングへと帰還される。圧力リリーフ弁84が弁ブロ
ック72上に設けられていて、吐出圧力が過剰な場合に
吐き出し流をハウジングへと戻すようになっており、ま
た圧力補償装置86がやはり弁ブロックアセンブリ70
のマニホールド72により支持されている。図2は本発
明の修正実施例を示しており、そこにおいては弁ブロッ
クアセンブリ70は一対の方向制御弁74a,74bを
担持しており、これらの弁のソレノイドはマイクロプロ
セッサ基調のコントローラ54へと接続されている。方
向制御弁74aは流体を回転油圧アクチュエータ88へ
と選択的に供給し、これに対して方向制御弁74bは線
形油圧アクチュエータ90へと流体を選択的に供給す
る。各々のアクチュエータ88,90はそれらに関連し
た位置センサー92,94を有しており、アクチュエー
タの位置を示す信号をコントローラ54へと供給する。
【0013】電流、周波数及び振幅制御装置96は適当
なソース(図示せず)から電力を受け取り、ポンプ10
のハウジング12に担持された電気モーター制御部98
へと三相交流を、制御された振幅及び周波数において供
給している。電気モーター制御部98は適当な制御回路
(前述の米国特許に記載のような)を含み、モーター3
0,32(図1)のそれぞれの固定子巻線に対して18
0°相のずれた交流を供給する。電流、周波数及び振幅
制御装置96の出力には電流センサー100が接続され
ている。マイクロプロセッサ基調のコントローラ54は
電流、周波数及び振幅制御装置96に対して一対の制御
出力を提供し、この制御装置96は次いでモーター3
0,32に対して振幅及び周波数制御をもたらす。制御
装置96に適した装置は、「GXシリーズ」という商品
名の下に、ウィスコンシン州ニューベルリンのABBイ
ンダストリアル・システムズから市販されている。
なソース(図示せず)から電力を受け取り、ポンプ10
のハウジング12に担持された電気モーター制御部98
へと三相交流を、制御された振幅及び周波数において供
給している。電気モーター制御部98は適当な制御回路
(前述の米国特許に記載のような)を含み、モーター3
0,32(図1)のそれぞれの固定子巻線に対して18
0°相のずれた交流を供給する。電流、周波数及び振幅
制御装置96の出力には電流センサー100が接続され
ている。マイクロプロセッサ基調のコントローラ54は
電流、周波数及び振幅制御装置96に対して一対の制御
出力を提供し、この制御装置96は次いでモーター3
0,32に対して振幅及び周波数制御をもたらす。制御
装置96に適した装置は、「GXシリーズ」という商品
名の下に、ウィスコンシン州ニューベルリンのABBイ
ンダストリアル・システムズから市販されている。
【0014】図3及び5は、固定容量形ポンプにおける
本発明の実施、及び在来の射出成形機のモールドクラン
プ104及び材料噴出機106の動作を制御するため
の、射出成形用途における制御構成を示している。クラ
ンプ104は一対の線形アクチュエータ90a,90b
を含み、これらはそれぞれソレノイド弁90c,90d
により制御されていて、クランプの二つの部材を作動さ
せている。噴出機106は射出スクリューを作動させる
ための回転アクチュエータ88aを含み、線形アクチュ
エータ90eが射出ラムに連結されている。アクチュエ
ータ88a,90eは比例弁88b,90fにより制御
されている。装置の動作段階の各々について、比例弁9
0g及び90hが電気信号により適当に位置決めされ
て、装置のアクチュエータの速度及び静水圧を効率的に
調節するようになっている。
本発明の実施、及び在来の射出成形機のモールドクラン
プ104及び材料噴出機106の動作を制御するため
の、射出成形用途における制御構成を示している。クラ
ンプ104は一対の線形アクチュエータ90a,90b
を含み、これらはそれぞれソレノイド弁90c,90d
により制御されていて、クランプの二つの部材を作動さ
せている。噴出機106は射出スクリューを作動させる
ための回転アクチュエータ88aを含み、線形アクチュ
エータ90eが射出ラムに連結されている。アクチュエ
ータ88a,90eは比例弁88b,90fにより制御
されている。装置の動作段階の各々について、比例弁9
0g及び90hが電気信号により適当に位置決めされ
て、装置のアクチュエータの速度及び静水圧を効率的に
調節するようになっている。
【0015】流体速度及び圧力に関連した装置の機能の
調節はコントロールパネルからなるコントローラ108
で設定することができ、コントロールパネルはデジタル
及び/又はアナログキーボードからなる。アクチュエー
タの位置及び力は測定されて、装置のコントローラへと
送られる。この情報は入力設定値と比較され、補正帰還
信号が比例弁90g及び90hへと送られる。信号のこ
の比較及び補正シーケンスは、プリセット条件に合致す
るまで連続的に行われる。比例弁90g及び90hがプ
ログラムされた流量及び圧力に応答している時間の間、
電気モーター/固定容量形ポンプユニットに対する電力
は調節されて(電流及び周波数の調整)、過剰なエネル
ギー損失を生ずることなしに、正確な油圧力要求の「近
く」に合致するようにされる。
調節はコントロールパネルからなるコントローラ108
で設定することができ、コントロールパネルはデジタル
及び/又はアナログキーボードからなる。アクチュエー
タの位置及び力は測定されて、装置のコントローラへと
送られる。この情報は入力設定値と比較され、補正帰還
信号が比例弁90g及び90hへと送られる。信号のこ
の比較及び補正シーケンスは、プリセット条件に合致す
るまで連続的に行われる。比例弁90g及び90hがプ
ログラムされた流量及び圧力に応答している時間の間、
電気モーター/固定容量形ポンプユニットに対する電力
は調節されて(電流及び周波数の調整)、過剰なエネル
ギー損失を生ずることなしに、正確な油圧力要求の「近
く」に合致するようにされる。
【0016】図4は、電動/可変容量形の油圧ポンプ1
0の制御を示す機能ブロックダイヤグラムである。ポン
プコントローラ108はマイクロプロセッサ54内で、
所望のポンプと出圧力及び流量をそれぞれに示すコマン
ド信号Pc及びNcを発生する。コマンドを発生するこ
のコントローラ108は、温度センサー58から信号T
を受け取り、より高い温度、従って低粘度における流体
の漏れの増大を補償するために、ポンプの速度コマンド
信号を大きくすることによってポンプ10の有効押し退
け容積を調節する。コントローラ108はまたヨークプ
レートの位置センサー60から信号Yを受け取り、モー
ター/ポンプユニット内部の適当な押し退け容積制御機
構に対して供給される押し退け容積制御信号Y1によっ
て、ポンプ10の押し退け容積を制御する。
0の制御を示す機能ブロックダイヤグラムである。ポン
プコントローラ108はマイクロプロセッサ54内で、
所望のポンプと出圧力及び流量をそれぞれに示すコマン
ド信号Pc及びNcを発生する。コマンドを発生するこ
のコントローラ108は、温度センサー58から信号T
を受け取り、より高い温度、従って低粘度における流体
の漏れの増大を補償するために、ポンプの速度コマンド
信号を大きくすることによってポンプ10の有効押し退
け容積を調節する。コントローラ108はまたヨークプ
レートの位置センサー60から信号Yを受け取り、モー
ター/ポンプユニット内部の適当な押し退け容積制御機
構に対して供給される押し退け容積制御信号Y1によっ
て、ポンプ10の押し退け容積を制御する。
【0017】速度コマンド信号Ncは実際の速度信号N
と比較され、これに対応する誤差信号はポンプの動力制
御回路112へと供給されてポンプの巻線に印加される
交流の周波数を制御し、それによってポンプの動作速度
を制御する。同様に、圧力コマンド信号Pcは実際のポ
ンプ吐出圧力信号Pと比較され、これらの間の差の関数
である信号が発生されて、ポンプモーターの固定子巻線
に対して印加される電流の振幅が制御される。電流コマ
ンド信号はまた、電流センサー100から戻された信号
Iと比較され、モーターの巻線に印加される電流の微調
整が行われる。前述した米国特許第5073091号
(1989年9月25日出願番号07/412211
号)は、マイクロプロセッサ基調のコントローラ54に
適した構成を開示している。マイクロプロセッサのメモ
リに記憶されているポンプ制御プログラムは通常、モー
ター/ポンプユニットが採用される特定の用途に合わせ
て仕立てられるものであり、それ自体は本発明の一部を
形成するものではない。
と比較され、これに対応する誤差信号はポンプの動力制
御回路112へと供給されてポンプの巻線に印加される
交流の周波数を制御し、それによってポンプの動作速度
を制御する。同様に、圧力コマンド信号Pcは実際のポ
ンプ吐出圧力信号Pと比較され、これらの間の差の関数
である信号が発生されて、ポンプモーターの固定子巻線
に対して印加される電流の振幅が制御される。電流コマ
ンド信号はまた、電流センサー100から戻された信号
Iと比較され、モーターの巻線に印加される電流の微調
整が行われる。前述した米国特許第5073091号
(1989年9月25日出願番号07/412211
号)は、マイクロプロセッサ基調のコントローラ54に
適した構成を開示している。マイクロプロセッサのメモ
リに記憶されているポンプ制御プログラムは通常、モー
ター/ポンプユニットが採用される特定の用途に合わせ
て仕立てられるものであり、それ自体は本発明の一部を
形成するものではない。
【0018】図5は電動/固定容量形のポンプ10aの
制御のための機能ブロックダイヤグラムを示している。
コントローラ108は、所望のポンプ速度(吐出流)を
示すコマンドNcを発生する。また、コントローラはソ
レノイド作動の方向制御弁に対してそれらの動作位置を
指令し、比例弁に対してそれらの圧力及び流量設定を指
令する。機械的アクチュエータは、コントローラ108
により指示された命令に応じて作動する。アクチュエー
タで測定された位置及び力(圧力)は帰還され、コント
ローラ108において比較され、これが次いで比例弁9
0g,90hを調整し、所望の流量及び/又は圧力が提
供される。一回の機械的動作が完了すると、コントロー
ラ108は次の機械的シーケンスに向けて弁の動作を付
勢する。アクチュエータの動作は再びコントローラ10
8の入力指令と比較され、圧力及び流量の制御サイクル
が繰り返される。弁の動作によってアクチュエータにお
ける作動条件が一旦満足されたならば、コントローラ1
08はモーター制御部112へと指令を送って電動/固
定容量形のポンプに対する入力電力の周波数を調節し、
ポンプの流体吐き出しは、系の要求に効率的に合致する
ように調整される。この電力周波数の調整は、機械的サ
イクルのそれぞれの段階において行うことができる。
制御のための機能ブロックダイヤグラムを示している。
コントローラ108は、所望のポンプ速度(吐出流)を
示すコマンドNcを発生する。また、コントローラはソ
レノイド作動の方向制御弁に対してそれらの動作位置を
指令し、比例弁に対してそれらの圧力及び流量設定を指
令する。機械的アクチュエータは、コントローラ108
により指示された命令に応じて作動する。アクチュエー
タで測定された位置及び力(圧力)は帰還され、コント
ローラ108において比較され、これが次いで比例弁9
0g,90hを調整し、所望の流量及び/又は圧力が提
供される。一回の機械的動作が完了すると、コントロー
ラ108は次の機械的シーケンスに向けて弁の動作を付
勢する。アクチュエータの動作は再びコントローラ10
8の入力指令と比較され、圧力及び流量の制御サイクル
が繰り返される。弁の動作によってアクチュエータにお
ける作動条件が一旦満足されたならば、コントローラ1
08はモーター制御部112へと指令を送って電動/固
定容量形のポンプに対する入力電力の周波数を調節し、
ポンプの流体吐き出しは、系の要求に効率的に合致する
ように調整される。この電力周波数の調整は、機械的サ
イクルのそれぞれの段階において行うことができる。
【0019】別の単純化された実施形態においては、電
気モーターの制御部112は、一定のモーター速度で動
作している二連のポンプ群の回転グループの一方又は双
方を付勢するスイッチによって置き換えられる。各々の
回転グループの押し退け容積は、特定の流量要求に合致
するように変化され得る。
気モーターの制御部112は、一定のモーター速度で動
作している二連のポンプ群の回転グループの一方又は双
方を付勢するスイッチによって置き換えられる。各々の
回転グループの押し退け容積は、特定の流量要求に合致
するように変化され得る。
【0020】以上により、前述した課題及び目的の全て
を満足する本発明による電動インライン油圧ポンプの幾
つかの実施例が開示された。本発明はその現在好ましい
実施例に関して開示されてきたが、本発明の最も広い側
面においては、本発明の原理から逸脱することなしに多
数の修正及び変更を行うことができる。例えば、ヨーク
プレート20の位置やシリンダーブロック16,18内
でのピストン22の実際の押し退け容積を制御するため
に、ポンプの押し退け容積のコントローラに連結させた
線形アクチュエータその他をポンプに含ませることがで
きる。そのような適用例では、誘導モーター30,32
の速度は可変とするよりもむしろ固定のものとされる。
また多くの用途において、小さなポンプをポンプアセン
ブリ中に組み込んで、押し退け容積及び流体流量がゼロ
に近いような場合でも、モーターの巻線の周囲に冷却流
体を循環させることが有利である。さらに、図面に記載
しまた上述したような誘導モーターではなしに、電動サ
ーボモーターを採用することも考えられる。
を満足する本発明による電動インライン油圧ポンプの幾
つかの実施例が開示された。本発明はその現在好ましい
実施例に関して開示されてきたが、本発明の最も広い側
面においては、本発明の原理から逸脱することなしに多
数の修正及び変更を行うことができる。例えば、ヨーク
プレート20の位置やシリンダーブロック16,18内
でのピストン22の実際の押し退け容積を制御するため
に、ポンプの押し退け容積のコントローラに連結させた
線形アクチュエータその他をポンプに含ませることがで
きる。そのような適用例では、誘導モーター30,32
の速度は可変とするよりもむしろ固定のものとされる。
また多くの用途において、小さなポンプをポンプアセン
ブリ中に組み込んで、押し退け容積及び流体流量がゼロ
に近いような場合でも、モーターの巻線の周囲に冷却流
体を循環させることが有利である。さらに、図面に記載
しまた上述したような誘導モーターではなしに、電動サ
ーボモーターを採用することも考えられる。
【0021】図6はサーボ電気モーターの技術及び/又
はサーボポンプの押し退け容積制御を応用して、ポンプ
流量(Q)又は(P)を調節することを示している。圧
力制御モードにおいては、速度(N)及び押し退け容積
(Y)の幅広い範囲にわたって圧力(P)を調節するた
めに、サーボモーター10bにより駆動されているポン
プ軸の速度(N)及びポンプの押し退け容積(Y)を変
更することができる。ポンプ軸の速度(N)及び押し退
け容積(Y)といった変数はまた、速度(N)及び押し
退け容積(Y)の幅広い範囲にわたってポンプ流量
(Q)を変化させるために制御することが可能である。
漏れを補填するためにポンプ軸の速度を調節(バイア
ス)するように、モーターポンプ流の温度(T)及びポ
ンプの吐出圧力(P)を帰還することが行われる。サー
ボモーター及びポンプ行程の押し退け機構は両方とも、
圧力(P)及び流量(Q)要求に応答し合致するための
高い動的挙動特性を有している。
はサーボポンプの押し退け容積制御を応用して、ポンプ
流量(Q)又は(P)を調節することを示している。圧
力制御モードにおいては、速度(N)及び押し退け容積
(Y)の幅広い範囲にわたって圧力(P)を調節するた
めに、サーボモーター10bにより駆動されているポン
プ軸の速度(N)及びポンプの押し退け容積(Y)を変
更することができる。ポンプ軸の速度(N)及び押し退
け容積(Y)といった変数はまた、速度(N)及び押し
退け容積(Y)の幅広い範囲にわたってポンプ流量
(Q)を変化させるために制御することが可能である。
漏れを補填するためにポンプ軸の速度を調節(バイア
ス)するように、モーターポンプ流の温度(T)及びポ
ンプの吐出圧力(P)を帰還することが行われる。サー
ボモーター及びポンプ行程の押し退け機構は両方とも、
圧力(P)及び流量(Q)要求に応答し合致するための
高い動的挙動特性を有している。
【0022】ポンプの吐き出し流量又は圧力の何れかを
制御するためにポンプ軸の速度を動的に制御すべく、モ
ーター/ポンプは非同期(誘導)又は同期(永久磁石)
タイプの高性能電気サーボモーターを含むことができ
る。別の圧力制御モードでは、コントローラを介して電
気サーボモーターに供給される電流に変動を生じさせる
ことにより、サーボモーターのトルク出力を制御するこ
とが含まれる。
制御するためにポンプ軸の速度を動的に制御すべく、モ
ーター/ポンプは非同期(誘導)又は同期(永久磁石)
タイプの高性能電気サーボモーターを含むことができ
る。別の圧力制御モードでは、コントローラを介して電
気サーボモーターに供給される電流に変動を生じさせる
ことにより、サーボモーターのトルク出力を制御するこ
とが含まれる。
【0023】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、上記の米国
特許に開示されたタイプの電動油圧ポンプにおける、ポ
ンプの吐き出し流体圧力及び流量のより良好な制御を行
うことができる。ポンプの有効押し退け容積及び速度
は、流体力学的にではなく、電動モーターの出力を調節
することによって電子的に制御され、かくして動力消費
を減少させることが可能である。出力コマンド及び/又
は条件の変化に対する応答性も良好である。
特許に開示されたタイプの電動油圧ポンプにおける、ポ
ンプの吐き出し流体圧力及び流量のより良好な制御を行
うことができる。ポンプの有効押し退け容積及び速度
は、流体力学的にではなく、電動モーターの出力を調節
することによって電子的に制御され、かくして動力消費
を減少させることが可能である。出力コマンド及び/又
は条件の変化に対する応答性も良好である。
【図1】本発明の現在好ましい実施例による電動インラ
イン油圧ポンプアセンブリを部分的に切除して示す斜視
図である。
イン油圧ポンプアセンブリを部分的に切除して示す斜視
図である。
【図2】図1に示されたポンプを、関連する制御エレク
トロニクス及び例示的な負荷と共に示す電気油圧的な概
略図である。
トロニクス及び例示的な負荷と共に示す電気油圧的な概
略図である。
【図3】射出成形機の動作を制御するための例示的な用
途における、電動固定容量形ポンプの概略的な油圧ダイ
ヤグラムである。
途における、電動固定容量形ポンプの概略的な油圧ダイ
ヤグラムである。
【図4】電動可変容量形ポンプ及び制御エレクトロニク
スの機能ブロックダイヤグラムである。
スの機能ブロックダイヤグラムである。
【図5】図3に示されたモーター/ポンプ及び制御エレ
クトロニクスの機能ブロックダイヤグラムである。
クトロニクスの機能ブロックダイヤグラムである。
【図6】本発明の別の実施例によるサーボモーター/可
変容量形ポンプ及び制御エレクトロニクスの機能ブロッ
クダイヤグラムである。
変容量形ポンプ及び制御エレクトロニクスの機能ブロッ
クダイヤグラムである。
10 電動インライン油圧ポンプ 14 固定軸 16,18 シリンダーブロック 20 ヨークプレート 22 ピストン 30,32 電動モーター 34 回転子 36 固定子 46 速度センサー 54 コントローラ 56 圧力センサー 58 温度センサー 60 位置センサー 72 マニホールド 96 電流、周波数及び振幅制御装置 98 電気モーター制御部
Claims (13)
- 【請求項1】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーを含み、前記複数の
センサーが、前記回転子の回転速度を検知してその関数
としての速度信号を提供する速度センサーと、前記ポン
プからの吐き出し流体の圧力を検知してその関数として
の圧力信号を提供する圧力センサーと、前記ハウジング
内にあって前記ポンプを通って流れる油圧流体の温度を
検知する温度センサーとを含み、 前記センサーの信号に応答して前記固定子に対する電力
の印加を制御し、前記軸の回りでの前記回転子及び前記
シリンダーブロックの回転速度を前記センサーの信号の
関数として選択的に変化させ、それにより前記ポンプの
有効押し退け容積を変化させて前記ポンプからの流体の
圧力及び流量を制御する動力制御手段を備え、前記動力
制御手段が、 前記固定子に交流を印加する手段と、 前記モーター及びポンプにおける所望の速度の関数とし
ての速度コマンド信号を発生する手段と、前記速度信号
を前記速度コマンド信号と比較する手段と、前記速度信
号と前記速度コマンド信号の間の差の関数として前記固
定子に印加される交流の周波数を変化させる手段と、 前記ポンプからの所望の吐出圧力の関数としての圧力コ
マンド信号を発生する手段と、前記圧力信号を前記圧力
コマンド信号と比較する手段と、前記圧力信号と前記圧
力コマンド信号の間の差の関数として前記固定子に印加
される交流の振幅を変化させる手段とを含み、 前記速度コマンド信号を発生させる手段が、前記温度セ
ンサーに応答して前記流体の温度の関数として前記速度
コマンド信号を変化させ、流体の温度の上昇につれてポ
ンプ速度及びポンプの有効押し退け容積を増大させる手
段を含む、電動油圧ポンプ。 - 【請求項2】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーを含み、前記複数の
センサーが、前記ポンプからの吐き出し流体の圧力を検
知してその関数としての圧力信号を提供する圧力センサ
ーと、前記シリンダーブロック内での前記ピストンの実
際の押し退け容積を検出すべく前記ヨークプレートに関
して動作するよう連結された押し退け容積センサーとを
含み、 前記センサーの信号に応答して前記固定子に対する電力
の印加を制御し、前記軸の回りでの前記回転子及び前記
シリンダーブロックの回転速度を前記センサーの信号の
関数として選択的に変化させ、それにより前記ポンプの
有効押し退け容積を変化させて前記ポンプからの流体の
圧力及び流量を制御する動力制御手段を備え、前記動力
制御手段が、 前記固定子に交流を印加する手段と、 前記ポンプからの所望の吐出圧力の関数としての圧力コ
マンド信号を発生する手段と、前記圧力信号を前記圧力
コマンド信号と比較する手段と、前記圧力信号と前記圧
力コマンド信号の間の差の関数として前記固定子に印加
される交流の振幅を変化させる手段とを含み、 前記圧力コマンド信号を発生させる手段が、前記押し退
け容積センサーに応答して実際の押し退け容積の関数と
して前記圧力コマンド信号を変化させ、実際の押し退け
容積の増大につれてポンプのトルクを増大させる手段を
含む、電動油圧ポンプ。 - 【請求項3】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーと、前記センサー信
号に応答し前記ポンプの有効押し退け容積を変化させて
前記ポンプからの流体圧力及び流量を制御する手段と、
前記センサー信号に応答する手段が前記固定子に対する
電力の印加を制御して前記センサー信号の関数として前
記軸の周りでの前記回転子及び前記シリンダーブロック
の回転速度を選択的に制御する手段からなる、電動油圧
ポンプ。 - 【請求項4】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーと、前記センサー信
号に応答し前記ポンプの有効押し退け容積を変化させて
前記ポンプからの流体圧力及び流量を制御する手段と、
前記センサー信号に応答する手段が前記固定子に対する
電力の印加を制御して前記センサー信号の関数として前
記軸の周りでの前記回転子及び前記シリンダーブロック
の回転速度を選択的に制御する手段からなり、前記電力
印加制御手段が前記固定子に対して電力を選択的に印加
するスイッチ手段からなり、 前記ポンプがさらに、前記ハウジング上に設けられて前
記吐き出し手段と連結されたマニホールドと、前記マニ
ホールド上の少なくとも一つのソレノイド作動油圧式比
例弁と、前記油圧式比例弁の制御の下に前記ポンプから
負荷へと油圧流体を供給するための前記マニホールドの
流体ポートを含むことからなる、電動油圧ポンプ。 - 【請求項5】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーを含み、前記複数の
センサーが、前記回転子の回転速度を検知してその関数
としての速度信号を提供する速度センサーを含み、 前記センサー信号に応答して前記ポンプの有効押し退け
容積を変化させることにより前記ポンプからの流体の圧
力及び流量を制御する手段と、前記センサー信号に応答
する手段が、前記固定子に印加される交流の周波数及び
振幅を制御しながら前記固定子に交流を印加することで
前記固定子に対する電力の印加を制御し、それにより前
記センサー信号の関数として前記軸の周りでの前記回転
子及び前記シリンダーブロックの回転を選択的に変化さ
せるスイッチ手段からなり、 前記交流の周波数を制御する手段が、前記モーター及び
ポンプにおける所望の速度の関数としての速度コマンド
信号を発生する手段と、前記速度信号を前記速度コマン
ド信号と比較する手段と、前記速度信号と前記速度コマ
ンド信号の間の差の関数として前記固定子に印加される
交流の周波数を変化させる手段からなる、電動油圧ポン
プ。 - 【請求項6】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーを含み、前記複数の
センサーが、前記ポンプからの吐き出し流体の圧力を検
知してその関数としての圧力信号を提供する圧力センサ
ーを含み、 前記センサー信号に応答して前記ポンプの有効押し退け
容積を変化させることにより前記ポンプからの流体圧力
及び流量を制御する手段を備え、前記センサー信号に応
答する手段が、 前記固定子に交流を印加する手段を含んでおり前記固定
子への電力の印加を制御して前記センサー信号の関数と
して前記軸の周囲での前記回転子及び前記シリンダーブ
ロックの回転速度を選択的に変化させるスイッチ手段
と、 前記固定子に対して印加される交流の周波数及び振幅を
前記センサー信号の関数として制御する手段を含み、 前記交流の振幅を制御する手段が、前記ポンプからの所
望の吐出圧力の関数として圧力コマンド信号を発生する
手段と、前記圧力信号を前記圧力コマンド信号と比較す
る手段と、前記圧力信号と前記圧力コマンド信号の間の
差の関数として前記固定子に印加される交流の振幅を変
化させる手段とからなる、電動油圧ポンプ。 - 【請求項7】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記少なくとも一つの
ピストンに係合して前記シリンダーブロック内での前記
ピストンの押し退け容積を定めるヨークプレートと、前
記シリンダーブロックに連結された前記ハウジング内の
流体吸い込み手段及び吐き出し手段と、前記ハウジング
内で前記シリンダーブロックに支持されてそれと共に回
転する回転子及び前記ハウジング内に設けられ前記回転
子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポンプから
の流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手段とを
含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手段が、 前記ハウジング上に設けられ、前記ポンプ及び前記モー
ターの動作特性を検知してその関数としての電子的セン
サー信号を供給する複数のセンサーを含み、前記複数の
センサーが、前記回転子の回転速度を検知してその関数
としての速度信号を提供する速度センサーを含み、 前記センサー信号に応答して前記ポンプの有効押し退け
容積を変化させることにより前記ポンプからの流体圧力
及び流量を制御する手段を備え、前記センサー信号に応
答する手段が、 前記固定子に交流を印加する手段を含んでおり前記固定
子への電力の印加を制御して前記センサー信号の関数と
して前記軸の周囲での前記回転子及び前記シリンダーブ
ロックの回転速度を選択的に変化させるスイッチ手段
と、 前記固定子に対して印加される交流の周波数及び振幅を
前記センサー信号の関数として制御する手段を含み、 前記交流の振幅を制御する手段が、前記モーター及びポ
ンプにおける所望の速度の関数としての速度コマンド信
号を発生する手段と、前記速度信号を前記速度コマンド
信号と比較する手段と、前記速度信号と前記速度コマン
ド信号の間の差の関数として前記固定子に印加される交
流の周波数を変化させる手段とからなる、電動油圧ポン
プ。 - 【請求項8】 内部固定軸を有するハウジングと、前記
ハウジング内で前記軸に回転可能に支持された少なくと
も一つのシリンダーブロックと、前記シリンダーブロッ
クに摺動可能に配置された少なくとも一つのピストン
と、前記ハウジング内に設けられ前記ピストンに係合し
て前記シリンダーブロック内での前記ピストンの押し退
け容積を定めるヨークプレートと、前記シリンダーブロ
ックに連結された前記ハウジング内の流体吸い込み手段
及び吐き出し手段と、前記シリンダーブロックに支持さ
れてそれと共に回転する回転子及び前記ハウジングで前
記回転子を取り囲む固定子を含む電気モーターと、ポン
プからの流体吐出圧力及び流量を制御する電子的制御手
段とを含む電動油圧ポンプであって、前記電子的制御手
段が、 前記固定子に対して交流を印加する手段と、 前記シリンダーブロック及び前記回転子の所望の回転速
度を示す速度コマンド信号を発生する手段と、 前記ポンプにおける所望の流体吐出圧力を示す圧力コマ
ンド信号を発生する手段と、 前記速度コマンド信号の関数として前記固定子に印加さ
れる交流の周波数を変化させる手段と、 前記圧力コマンド信号の関数として前記固定子に印加さ
れる交流の振幅を変化させる手段とを含み、 前記シリンダーブロックからの吐出圧力及び流体流量が
前記コマンド信号の関数として前記固定子に対して印加
される交流の周波数及び振幅の両者の可変制御を介して
選択的に変化される、電動油圧ポンプ。 - 【請求項9】 前記ハウジング上に設けられ前記回転子
の回転速度を検知してその関数としての速度信号を提供
する速度センサーをさらに含み、前記周波数を変化させ
る手段が前記速度信号を前記速度コマンド信号と比較す
る手段と、前記速度信号と前記速度コマンド信号の間の
差の関数として前記固定子に印加される交流の周波数を
変化させる手段とからなる、請求項8の電動油圧ポン
プ。 - 【請求項10】 前記ハウジング上に設けられ前記ポン
プからの吐き出し流体の圧力を検知してその関数として
の圧力信号を提供する圧力センサーをさらに含み、前記
振幅を変化させる手段が前記圧力信号を前記圧力コマン
ド信号と比較する手段と、前記圧力信号と前記圧力コマ
ンド信号の間の差の関数として前記固定子に印加される
交流の振幅を変化させる手段とからなる、請求項8の電
動油圧ポンプ。 - 【請求項11】 前記ポンプを通って流れる油圧流体の
温度を検知する温度センサーをさらに含み、前記速度コ
マンド信号を発生させる手段が、前記温度センサーに応
答して前記流体の温度の関数として前記速度コマンド信
号を変化させ、流体の温度の上昇につれてポンプ速度及
びポンプの有効押し退け容積を増大させる手段を含む、
請求項8の電動油圧ポンプ。 - 【請求項12】 前記ハウジング内に設けられ前記シリ
ンダーブロック内での前記ピストンの実際の押し退け容
積を検出すべく前記ヨークプレートに関して動作するよ
う連結された押し退け容積センサーをさらに含み、前記
圧力コマンド信号を発生させる手段が、前記押し退け容
積センサーに応答して実際の押し退け容積の関数として
前記圧力コマンド信号を変化させ、実際の押し退け容積
の増大につれてポンプのトルクを増大させる手段を含
む、請求項8の電動油圧ポンプ。 - 【請求項13】 前記ハウジング上に設けられて前記吐
き出し手段と連結されたマニホールドと、前記マニホー
ルド上の少なくとも一つのソレノイド作動油圧式比例弁
と、前記油圧式比例弁の制御の下に前記ポンプから負荷
へと油圧流体を供給するための前記マニホールドの流体
ポートをさらに含む、請求項8の電動油圧ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170682A JPH0610840A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 電動油圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170682A JPH0610840A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 電動油圧ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610840A true JPH0610840A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15909444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4170682A Pending JPH0610840A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 電動油圧ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610840A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001132651A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Tokimec Inc | 液圧装置 |
US6435836B1 (en) | 1998-02-09 | 2002-08-20 | Ebara Corporation | Fluid machinery |
KR100768777B1 (ko) * | 2006-09-22 | 2007-10-19 | 임규동 | 콘크리트 도상 철도의 지반 보강 방법 |
JP2009257288A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Yuken Kogyo Co Ltd | 可変容量型ポンプ |
JP2010180731A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Jtekt Corp | 電動ポンプユニット |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4170682A patent/JPH0610840A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6435836B1 (en) | 1998-02-09 | 2002-08-20 | Ebara Corporation | Fluid machinery |
JP2001132651A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Tokimec Inc | 液圧装置 |
KR100768777B1 (ko) * | 2006-09-22 | 2007-10-19 | 임규동 | 콘크리트 도상 철도의 지반 보강 방법 |
JP2009257288A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Yuken Kogyo Co Ltd | 可変容量型ポンプ |
JP2010180731A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Jtekt Corp | 電動ポンプユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040128 |