JPH0610750Y2 - 前処理部高さ設定解除装置 - Google Patents

前処理部高さ設定解除装置

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JPH0610750Y2
JPH0610750Y2 JP1234287U JP1234287U JPH0610750Y2 JP H0610750 Y2 JPH0610750 Y2 JP H0610750Y2 JP 1234287 U JP1234287 U JP 1234287U JP 1234287 U JP1234287 U JP 1234287U JP H0610750 Y2 JPH0610750 Y2 JP H0610750Y2
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interlocking
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洋 矢島
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はコンバイン等における前処理部高さ設定解除
装置に関する。
<従来の技術> コンバインにおける穀稈の刈高さは圃場の土質や耕土の
深さ、湿田、乾田の違い等に応じて同一条件の圃場では
同一高さで均一に刈取りが行なわれるように、コンバイ
ン機体に対して、刈取装置を昇降調節すべく、前処理部
全体を揺動昇降せしめる機構が一般に知られており、従
来例えば実開昭55-166445号,同56-85535号公報等に示
される技術があり、これらはいずれも前処理部の揺動を
ワイヤ等の連動部で前処理リフト用油圧シリンダの操作
部にフイードバックし、前処理部の下限設定位置でシリ
ンダ操作部を連動操作して前処理部の下降を停止させる
ものである。
<考案が解決しようとする問題点> しかし上記に示すような従来の前処理部高さ(刈高さ)
設定装置においては、一旦下降高さを設定しても作業の
中断時や終了時その他の必要に応じて油圧ポンプの作動
を停止させる時は、リフトシリンダの長時間にわたる負
荷を避け、あるいは油圧系のリーク等による前処理部の
自重による下降設定位置以下への下降を防止するために
前処理下降位置の設定を解除しなければならず、刈取作
業等を再開するときは再度前処理下降位置の設定をし直
す必要があるため作業性が悪くなる等の欠点があった。
<問題点を解決するための手段> 本考案の前処理部高さ設定解除装置は、機体1前方に前
処理部2を上下揺動自在に取り付け、前処理部2の揺動
を操作する揺動操作部と前処理部2の間に前処理部2の
揺動に連動して動作することにより上記揺動操作部を前
処理部2の下降を停止させる方向に駆動せしめる機構と
して連動部25を連結して設け、該連動部25の端部連結し
た中継レバー28を機体フレーム10a側に揺動自在に軸支
して設け、該中継レバー28の揺動を規制し且つ揺動量を
調節することによって前処理部2の揺動下降位置を設定
する調節部24を中継レバー28に連接せしめて設け、上記
中継レバー28と連動部25との連結部には前処理部2の揺
動に伴う揺動操作部の連動駆動を解除する機構からなる
前処理部揺動下降位置設定機能解除のための解除部48を
介設したことを特徴としている。
<作用> 前処理部2の下降位置の設定は調節部24において行なわ
れ、前処理部2が下降すると前処理部2の下降揺動を連
動部25によりフィードバックして油圧系の揺動操作部を
調節部24の設定通り連動操作して前処理部2は停止す
る。調節部24の解除部48を切操作すると調節部24の上記
機能は解除されて、前処理部2は自由に揺動操作でき
る。
<実施例> 第2図、第3図に示すように、コンバインの機体1の前
方には、前処理部2等の作業機が支点3を中心に揺動可
能に取り付けられ、4,5は後端を上記支点3に軸支さ
れる前処理フレームを兼ねた伝動軸と揺動杆である。伝
動軸4の下面と機体1側との間には前処理部2を揺動せ
しめる油圧シリンダ6が張設され、該油圧シリンダ6は
機体1側に取り付けられた油圧ポンプ7によって駆動さ
れる。
運転席8の近傍には、上記油圧ポンプ7をバルブ制御す
る操作レバー9が設けられ、該操作レバー9の基端部に
は機体側のフレーム10aに回動自在に軸支されるレバー
軸11の一端が固着され、さらに該レバー軸11の他端には
回動アーム12が固設されるとともに、該回動アーム12の
端部と油圧ポンプ7の操作バルブ用レバー13の端部との
間は、ロッド14で連結され、操作レバー9の揺動操作に
より油圧シリンダ6が作動し、前処理部2が昇降揺動さ
れる機構となっている。そして上記操作レバー9はスプ
リング15によって第1図に示す如く常に中立位置(油圧
シリンダ停止操作位置)に復帰するように付勢されてお
り、後傾又は前傾させることにより前処理部2が上昇又
は下降する機構となっている。
揺動杆5の基端部には上向きのプレート16が固設され、
該プレート16の側面には後端部がピン18で回動自在に軸
支されて安全レバー17が取り付けられており、該安全レ
バー17は先端が一定角度の範囲で上下に揺動し得るよう
に、ピン18を中心とした円弧状のスリット19が穿設され
るとともに、該スリット19にはプレート16に固設される
ガイドピン20が収容され、通常の状態では安全レバー17
はプレート16に対して下向きに揺動した姿勢でガイドピ
ン20のボルトヘッド又はここにねじ込まれたナットでプ
レート側に締着されており、これらにより後述する融通
機構23を構成している。
上記安全レバー17の先端にはアウタワイヤ25aとインナ
ワイヤ25bとからなる連動部25のインナワイヤ25bの一端
が固着され、アウタワイヤ25aの同端部はフレーム10bに
突設したワイヤ止め26で止められている。アウタワイヤ
25aの他端は、回動アーム12又はレバー軸11と一体回動
するように突設された作動レバー27に固着され、さらに
同端部のインナワイヤ25bは後方の中継レバー28側に係
止されている。
上記中継レバー28はその側方に突出した中継軸29により
且つブラケット30を介してフレーム10a側に回動自在に
軸支され、該中継軸29の端部には中継レバー28と一体回
動するようにカム子31が突設されている。上記カム子31
の近接位置にはブラケット30に水平方向に回動自在に軸
支される規制軸32が立設され、該規制軸32には上端につ
まみ33が付設されるとともに、ブラケット30の上面に押
接される皿バネ34が基端部に嵌着され、規制軸32が誤っ
て回転しない構成となっている。
そして上記規制軸32にはフランジ状の規制部材35が傾斜
して固設され、前記カム子31の上部が規制部材35の下面
に当たり、カム子31の時計方向の回転(第1図)が規制
され且つ規制部材35の回動によってカム子31の時計方向
回転停止位置が、規制部材35下面との接触姿勢の変化に
より調節できる。その結果中継レバー28に固着されてい
るインナワイヤ25bの引き込み量が調節規制できるもの
で、これらの一連の機構によって調節部24が構成され
る。
上記機構においては、操作レバー9を中立から時計方向
に揺動させて前処理部2を下降させると、インナワイヤ
25bがこれに連動して中継レバー28を時計方向に回動さ
せるが、この回動により予め回動設定された規制部材35
の下面にカム子31が当接し、尚前処理部2が下降し続け
ると、インナワイヤ25bのループの縮小によりアウタワ
イヤ25aの端部が後方(第1図左方)に押出され、作動
レバー27の回動によって操作レバー9が中立位置まで復
帰し、この時点で油圧ポンプ7から油圧シリンダ6への
油圧が制御され、前処理部2の下降も停止される。
これらの作用により明らかなように、つまみ32により規
制部材35の回動位置を調節することにより、中継レバー
28の右回動限度位置が設定され、これによって前処理部
2がどの位置に下降した時点で操作レバー9が中立にな
り且つその下降が停止させられるかが決められることに
なる。また、前処理部の下降が一旦停止した後、油圧系
のリーク等によりさらに前処理部が下降したときは、操
作レバー9は左傾して上昇域に達し、前処理部が上昇す
る機構とすることもできる。
38は揺動杆5の下降時の下面に高さ調節自在に設けられ
たアンダーストッパーで、そこに位置する機体側フレー
ム10cに取り付けられている。そしてこのアンダースト
ッパー38は上述した刈高さ設定用の機構と異なり、前処
理部2の荷重を機体下部においてフレーム10cで受け止
めるもので、格納時等の油圧ポンプ7の非作動時に使用
するものである。
次に、上記調節部24における前処理部高さ設定を解除す
る機構(解除部48)につき説明すると、中継レバー28は
第1図、第5図に示されるようにへ字形に屈曲又は湾曲
した形状をなし、その湾曲した内側の中間位置には後向
きに突出する切換レバー41の前端がボス39と支点軸42に
より回動自在に軸支されている。選択レバー41の後端部
の側方に突出したピン43には前述したインナワイヤ25b
のワイヤエンド25cと前後方向のコイルスプリング44の
後端が係止され、該スプリング44の前端は中継レバー28
の前方突出側面に突設したピン45に張設して係止されて
いる。
上記スプリング44は選択レバー41の後端を常にピン45側
に牽引しており、ピン43と45を結ぶ直線(スプリング44
の軸心)が支点軸42より上に位置するときは選択レバー
41を上向きに起立させる方向に、またスプリング軸心が
支点軸42の中心より下側に位置する時は下向きに倒伏さ
せるように、選択レバー41の回動姿勢を択一的に選択決
定するものである。
前記ボス39には上方に突出する切換レバー46の下端が回
着され、これを前後に揺動させることにより選択レバー
41が上記起立方向又は倒伏方向に回動させられ、これを
切換レバー46の時計方向に回動させて起立方向に回動さ
せた時は、中継レバー28側面に突出したストッパー47に
選択レバー41が当接し、逆に切換レバー46により倒伏方
向に回動させた時は切換レバー46自体がストッパー47に
当接して停止し、それぞれの場合の選択レバー41の姿勢
が決められる。
上記のような作動により、切換レバー46を前方に揺動し
た時(入操作時)は作動レバーにおけるアウタワイヤ25
aの固定端とピン43との間でインナワイヤ25bは緊張状態
となり、切換レバー46を後方に換動した時(切操作時)
は上記緊張が緩められてインナワイヤ25aに第5図想像
線で示すようなゆとりが生じ、前処理部2の下降設定位
置以下の下降を許容する状態となる。この状態での前処
理部2の下降作動では、連動部25のインナワイヤ25bに
前処理部2の下降荷重が作用して切断されたり、あるい
はアウタワイヤ25aのフィードバック動作もしないので
油圧シリンダ7への揺動操作系を作動せしめることもな
い。
換言すれば上記のように切換レバー46を入操作すると、
連動部25は前処理部下降時にフィードバックして揺動操
作部を自動的に操作して調節部24の調節設定位置で停止
せしめるが、切操作時には調節部24が作動しなくなるた
めに、前処理部2はアンダーストッパー38によって停止
するまで自由に下降でき且つフィードバック操作用の連
動系に無理な荷重がかかることもない。その結果コンバ
インによる刈取作業時等の中断時に上記切換レバー46を
入操作することにより、再度中断前の調節部24の設定状
態を変更することなく使用できるものである。
以上の機構において、解除部48を切操作しないで、前処
理部2を設定した下降位置で長時間放置して油圧ポンプ
7が停止していると、油圧シリンダ6の油圧系が前処理
部2の荷重等によりリークし、前処理部2は刈高さ設定
された位置からさらに下降することになる。それによっ
て操作レバー9が中立から左傾して前処理上昇位置に揺
動しても油圧ポンプ7による前処理部2の上昇復帰は期
待できず、インナワイヤ25bの切断等のトラブルが生じ
る危険がある。
このときインナワイヤ25bに前処理部2のすべての下降
荷重が掛らないように融通機構23の安全レバー17とプレ
ート16との締着部であるガイドピン20において、安全レ
バー17がプレート16に対して滑りを生じてスリット19の
円弧の範囲内で上向きに回動し、前処理部2がアンダー
ストッパー38に当たる迄の間にインナワイヤ25bの切
断、その他中継レバー28や安全レバー17の変形等のトラ
ブルが生じることを防止する機構となっている。このよ
うな融通機構23は連動部25の下端に限らず、調節部24側
端部に又は連動部25の中間等にも設けることができる。
<考案の効果> 本考案の装置は以上の如く構成されるので、調節部にお
いて一旦前処理部下降高さを設定すると、仮に作業中断
等により調節部の作用を解除しなければならない場合で
も、中断の前後に解除部48により調節部の切操作又は入
操作を行えば、作業再開時においても再度前処理部下降
高さの設定操作をする必要がなく、中断前の設定状態を
そのまま利用して刈取作業時の再開ができるので、作業
性が向上するだけでなく、同一刈取場等では中断の前後
の刈高さが均一に揃えられるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示し、第1図は考案要部
の抽出側面図、第2図は本考案の装置のコンバインへの
組付状態を示す斜視図、第3図は同じくコンバインの全
体斜視図、第4図、第5図は本考案装置の平面図及び要
部拡大側面図である。 1:機体、2:前処理部 7:油圧ポンプ、9:操作レバー 24:調節部、25:連動部 25a:アウタワイヤ、25b:インナワイヤ 25c:ワイヤエンド、41:選択レバー 42:支点軸、43,45:ピン 44:スプリング、46:切換レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(1)前方に前処理部(2)を上下揺動自在
    に取り付け、前処理部(2)の揺動を操作する揺動操作部
    と前処理部(2)の間に前処理部(2)の揺動に連動して動作
    することにより上記揺動操作部を前処理部(2)の下降を
    停止させる方向に駆動せしめる機構として連動部(25)を
    連結して設け、該連動部(25)の端部連結した中継レバー
    (28)を機体フレーム(10a)側に揺動自在に軸支して設
    け、該中継レバー(28)の揺動を規制し且つ揺動量を調節
    することによって前処理部(2)の揺動下降位置を設定す
    る調節部(24)を中継レバー(28)に連接せしめて設け、上
    記中継レバー(28)と連動部(25)との連結部には前処理部
    (2)の揺動に伴う揺動操作部の連動駆動を解除する機構
    からなる前処理部揺動下降位置設定機能解除のための解
    除部(48)を介設してなる前処理部高さ設定解除装置。
JP1234287U 1987-01-30 1987-01-30 前処理部高さ設定解除装置 Expired - Lifetime JPH0610750Y2 (ja)

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JPS63119322U JPS63119322U (ja) 1988-08-02
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JPH083247Y2 (ja) * 1989-12-22 1996-01-31 株式会社クボタ 刈取収穫機の刈取クラッチ操作装置

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JPS63119322U (ja) 1988-08-02

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