JPH0610737A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

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JPH0610737A
JPH0610737A JP17069292A JP17069292A JPH0610737A JP H0610737 A JPH0610737 A JP H0610737A JP 17069292 A JP17069292 A JP 17069292A JP 17069292 A JP17069292 A JP 17069292A JP H0610737 A JPH0610737 A JP H0610737A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
sensor
engine
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JP17069292A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Niimoto
和浩 新本
Koichi Terada
浩市 寺田
Yoshiharu Tokuda
祥治 徳田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒前後に2組のO2センサを有し、リア側
2センサによるP値F/B制御システムを採用したエ
ンジンの空燃比制御装置において、最適な排気浄化性能
を得ることができるようにする。 【構成】 エンジンの排気通路に設けられた排気浄化手
段と、該排気浄化手段の上流側と下流側に各々設けられ
排気ガス中の空燃比を検出する第1、第2の空燃比セン
サと、該第1、第2の空燃比センサの内の第1の空燃比
センサによって検出された空燃比に応じてエンジンの実
空燃比を所定の目標空燃比にフィードバック制御する空
燃比フィードバック制御手段と、上記第2の空燃比セン
サの空燃比検出信号により上記第1の空燃比センサの出
力を補正する空燃比センサ出力補正手段とを備えてなる
エンジンの空燃比制御装置において、上記第2の空燃比
センサの検出値を変更することにより上記所定の目標空
燃比を所定値だけ実質的に変更する空燃比センサ検出値
変更手段を設け、目標空燃比を理論空燃比よりも若干ズ
レた排気浄化性能がもっとも良好になるウィンドウ内に
維持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エンジンの空燃比制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの空燃比A/Fは、基本的には
運転者のアクセル操作に連動するスロットル弁のスロッ
トル開度(TVO)によって決定される吸入空気量に応じ
て決まるが、該基本空燃比A/Fは又その時のエンジン
運転状態に応じて任意にリッチ側又はリーン側に補正さ
れて実際の運転状態、車両走行特性にとって最適となる
ような空燃比に制御されるのが通常である。ところで、
最近では厳しい排気ガス規制に対応するために、多くの
車両に例えば三元触媒を使用した排気ガス浄化装置が搭
載されるようになっている。該三元触媒は、周知のよう
に理論空燃比(A/F=14.7、λ=1)近傍の極めて狭い
領域のみで、CO並びにHCの酸化とNOxの還元とを
同時に行ない、それぞれCO2、H2O、O2、N2へと無
害化する能力を持っている。換言すると、このような三
元触媒を使用した排気ガス浄化装置では、エンジンの実
空燃比A/Fが理論空燃比14.7よりもリーンになるとN
Oxを排出し、他方リッチになるとCO,HCを排出する
ことになる。
【0003】従って、上記三元触媒を有効に活用し、エ
ンジンからの排気ガスを確実かつ十分に浄化するために
は、上記エンジンの実空燃比を当該エンジンの運転状態
に応じて可能な限り高精度かつ確実に理論空燃比(A/
F=14.7、λ=1)に維持することが必要である。
【0004】しかし、上述のようにCO,HC,NOxを
共に浄化することのできる理論空燃比のウンドウ(λ=
1±a)は極めて狭く、通常の空燃比のオープンループ制
御では到底上記のような厳格な要求に応じることはでき
ない。
【0005】そこで、従来から例えばO2センサ(酸素セ
ンサ)等の空燃比センサを用いて上記排気ガス中の酸素
濃度を高精度に検出するとともに該空燃比センサによる
酸素濃度(A/F)の検出値を基にエンジンの実空燃比の
変動を等価的に判定し、該判定値に応じてエンジンに対
する供給燃料量を可及的速やかにフィードバック制御す
ることにより正確に目標とする理論空燃比(A/F=14.
7±φ、λ=1±aのウンドウ内)に維持する電子制御方
式による空燃比のフィードバック制御(クローズドルー
プ制御)が採用されている。これにより、十分な排気ガ
ス浄化性能が実現されるようになっている。
【0006】ところで、上記O2センサは、一般に、例
えば酸化ジルコニウム(ZrO2)に少量の酸化イットリウ
ム(Y23)を固溶させた試験管状の固体電解質素子(ジ
ルコニア管)の表面に多孔質の白金極被膜を設け、内側
に大気を、外側に排気ガスを導くようにして構成されて
おり、高温になると酸素はイオン化して上記内外両者の
酸素の濃度差に応じて上記固体電解質中を大気側から排
気側へと拡散する。その結果、上記素子が一種の濃淡電
池となって上記酸素の濃度差に対応した電圧出力を発生
するようになっている。
【0007】そして、この場合、上記排気側では白金に
よる触媒作用で酸素(O2)は、CO,HC、H2などと反
応して平衡濃度に達する(過濃域ではO2は殆んどオミッ
トされる)ことから、酸素濃度は理論空燃比(14.7)を境
にして急変する。従って、上記電圧出力は該理論空燃比
の前後でパルス状(より厳密に言うとステップ状)に変化
する信号となり、このパルス状信号の正又は負方向への
変化により上述のように高精度な空燃比のフィードバッ
ク制御が行なわれることになる。
【0008】ところが、このような構成の場合にも、他
面次のような問題を含んでいる。
【0009】すなわち、上記O2センサは、先ずそれ自
体として、上述のように濃淡電池と同様の複雑な構造を
有しており、如何に高精度な製造方法を採用したとして
も、現実問題として完全に同一特性のものを量産するこ
とは難しく、製品毎に検出特性に若干のバラツキがあ
る。又、製造初期に或る特定の検出特性を有していたと
しても、経時又は経年劣化などによって検出特性の変化
を生じる。さらに上記O2センサは、一般に、できるだ
けエンジンの燃焼室に近い上記三元触媒コンバータ(キ
ャタリストコンバータ)の上流側に設置されるが、例え
ばEGRシステムを採用したエンジンなどでは燃料噴射
弁の組付位置やEGRバルブの組付位置の組付誤差によ
って当該O2センサ設置部の排気ガス混合状態の均一度
が異なり、検出出力がズレルというケースも生じる。
【0010】このような現象が生じると、その何れの場
合にあっても本来の高精度な空燃比制御は期待できず、
排気エミッションの悪化を招くことになる。
【0011】そこで、このようなO2センサの出力特性
のばらつきおよび部品のばらつき、経時および経年的変
化を補償するために、上記三元触媒コンバータの下流
に、さらに第2のO2センサを設け、この第2のO2セン
サの出力により三元触媒コンバータ上流の上記第1のO
2センサによる空燃比のフィードバック制御における遅
延時間を補正するダブルO2センサシステムは既に知ら
れている(例えば特開昭55−37562号公報、特開
昭58−48755号公報、特開昭58−72647
号、特開昭61−234241号公報等参照)。つま
り、通常のシングルO2センサシステムにおいては、O2
センサ出力がリッチ信号からリーン信号に変化しても一
定時間はリッチ信号とみなすという遅延処理を行なって
おり、これにより、空燃比のフィードバック制御を安定
させている訳であるが、上述のダブルO2センサシステ
ムでは、この遅延時間の一定時間を下流側第2のO2
ンサの出力に応じて可変することにより出力補正するよ
うにしたものである。この場合、上記三元触媒コンバー
タの下流側に設けられた第2のO2センサは、上流側第
1のO2センサに比較して、低い応答速度を有するもの
の、次の理由により出力特性のばらつきが小さいという
利点を有している。
【0012】(1) 三元触媒コンバータの下流では、排
気温が低いので熱的影響が少ない。
【0013】(2) 三元触媒コンバータの下流では、種
々の毒が触媒にトラップされているので下流側O2セン
サの被毒量は少ない。
【0014】(3) 三元触媒コンバータの下流では排気
ガスは十分に混合されておりしかも、排気ガス中の酸素
濃度は平衡状態に近い値になっている。
【0015】従って、上述のごとく、第1、第2の2つ
のO2センサの出力にもとづく空燃比フィードバック制
御(ダブルO2センサシステム)により、上流側第1のO2
センサの出力特性のばらつきを下流側第2のO2センサ
により吸収して適正な特性に補正することができる。つ
まり、上流側第1のO2センサが劣化した場合にも下流
側第2のO2センサによる遅延時間の補正によりエミッ
ションの排出量を最小限にセーブできることになる。す
なわち、実際に、一般のシングルO2センサシステムで
は、O2センサの出力特性が悪化した場合には、それが
排気エミッション特性に直接影響するのに対し、上記ダ
ブルO2センサシステムでは、上流側第1のO2センサの
出力特性が悪化しても、それを補正してA/Fが理論空
燃比λ=1±aに収束されるから、排気エミッション特
性は悪化しない。つまり、ダブルO2センサシステムに
おいては、下流側第2のO2センサが安定な出力特性を
維持している限り、良好な排気エミッション性能が保証
されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なO2センサを使用した空燃比のフィードバック制御シ
ステムと上記三元触媒コンバータとの組合せによるNO
x等の低減作用、すなわち排気浄化性能を考えて見る
と、例えばエンジン個々の三元触媒コンバータそのもの
の製品特性のバラツキをも無視することはできない。例
えば三元触媒コンバータの製品特性によっては、制御さ
れる目標空燃比は上記の如き理論空燃比(λ=1)ではな
くて、該理論空燃比よりも若干ズレたウインドウ内が最
も排気浄化性能が高いということもあり得る。したがつ
て、上記のように下流側第2のO2センサを使用して上
記上両側第1のO2センサ検出値を常に理論空燃比λ=
1に補正制御するようにすると、そのような場合に新た
に排気エミッションを悪化させる問題が生じる。該問題
に加え、例えばNOxの排出量が特に多い時、目標空燃
比をλ=1から更にリッチ側にズラせたいということも
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜4各項
記載の発明は、各々上記従来の問題を解決することを目
的としてなされたものであって、それぞれ次のように構
成されている。
【0018】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明のエンジンの空燃比制御装置は、エ
ンジンの排気通路に設けられた排気浄化手段と、該排気
浄化手段の上流側と下流側に各々設けられ排気ガス中の
空燃比を検出する第1、第2の空燃比センサと、該第
1、第2の空燃比センサの内の第1の空燃比センサによ
って検出された空燃比に応じてエンジンの実空燃比を所
定の目標空燃比にフィードバック制御する空燃比フィー
ドバック制御手段と、上記第2の空燃比センサの空燃比
検出信号により上記第1の空燃比センサの出力を補正す
る空燃比センサ出力補正手段とを備えてなるエンジンの
空燃比制御装置において、上記第2の空燃比センサの検
出値に基いて得られる空燃比フィードバックの制御定数
を変更することにより上記所定の目標空燃比を所定値だ
け実質的に変更する空燃比センサ検出値変更手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0019】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明のエンジンの空燃比制御装置は、上
記請求項1記載の発明の構成を基本とし、同構成におけ
る上記空燃比センサ検出値変更手段は、上記第2の空燃
比センサの検出出力が所定の空燃比に変更されたことの
判定を遅らせるO2ディレー時間を変更するO2ディレー
時間変更手段よりなることを特徴とするものである。
【0020】(3) 請求項3記載の発明の構成 請求項3記載の発明のエンジンの空燃比制御装置は、上
記請求項1記載の発明の構成を基本とし、同構成におけ
る上記空燃比センサ検出値変更手段は、上記第2の空燃
比センサの検出出力が所定の空燃比に変更されたことを
判定するスライスレベルを変更するスライスレベル変更
手段よりなることを特徴とするものである。
【0021】(4) 請求項4記載の発明の構成 請求項4記載の発明のエンジンの空燃比制御装置は、エ
ンジンの排気通路に設けられた排気浄化手段と、該排気
浄化手段の上流側と下流側に各々設けられ排気ガス中の
空燃比を検出する第1、第2の空燃比センサと、該第
1、第2の空燃比センサの内の第1の空燃比センサによ
って検出された空燃比に応じてエンジンの実空燃比を所
定の目標空燃比にフィードバック制御する空燃比フィー
ドバック制御手段と、上記第2の空燃比センサの空燃比
検出信号により上記第1の空燃比センサの出力を補正す
る空燃比センサ出力補正手段とを備えてなるエンジンの
空燃比制御装置において、上記エンジンの特定の運転状
態を検出し、該特定の運転状態では上記第1の空燃比セ
ンサの検出出力を補正する空燃比センサ出力補正手段の
補正動作を禁止する空燃比センサ出力補正禁止手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本願の請求項1〜4記載の発明のエンジンの空
燃比制御装置は、各々上記のように構成されている結
果、当該各構成に対応して各々次のような作用を奏す
る。
【0023】(1) 請求項1記載の発明の作用 請求項1記載の発明のエンジンの空燃比制御装置では、
先ずエンジンの排気通路に設けられた排気浄化手段と、
該排気浄化手段の上流側と下流側に各々設けられ排気ガ
ス中の空燃比を検出する第1、第2の空燃比センサと、
該第1、第2の空燃比センサの内の第1の空燃比センサ
によって検出された空燃比に応じてエンジンの実空燃比
を所定の目標空燃比にフィードバック制御する空燃比フ
ィードバック制御手段と、上記第2の空燃比センサの空
燃比検出信号により上記第1の空燃比センサの出力を補
正する空燃比センサ出力補正手段とを備えて基本となる
エンジンの空燃比制御装置が構成されており、排気浄化
手段下流側の第2の空燃比センサの検出値に基いて排気
手段上流側の第1の空燃比センサの検出出力値を補正す
ることによって第1の空燃比センサの製品特性のバラツ
キ、経時劣化などによる検出特性のズレを防止して正確
に理論空燃比に制御できるようにしている。
【0024】次に、該出力補正システムにおいて、さら
に上記補正用の信号を形成する第2の空燃比センサの検
出値に基いて得られる空燃比フィードバックの制御定数
を変更する空燃比センサ検出値変更手段を設け、上記第
1の空燃比センサの検出出力が上記理論空燃比よりも若
干ズレた上記排気浄化手段の排気浄化性能が最も良好に
なる空燃比に最終補正して空燃比制御できるようにして
いる。
【0025】(2) 請求項2記載の発明の作用 請求項2記載の発明のエンジンの空燃比制御装置では、
上記請求項1記載の発明と全く同様の作用を得るに際
し、上述の空燃比センサ検出値変更手段を、上記第2の
空燃比センサの検出出力が所定の空燃比に変更されたこ
との判定を遅らせるO2ディレー時間を変更するO2ディ
レー時間変更手段により構成することにより、実現する
ようにしている。
【0026】(3) 請求項3記載の発明の作用 請求項3記載の発明のエンジンの空燃比制御装置では、
上記請求項1記載の発明と全く同様の作用を得るに際
し、上述の空燃比センサ検出値変更手段を、上記第2の
空燃比センサの検出出力が所定の空燃比に変更されたこ
とを判定するスライスレベルを変更するスライスレベル
変更手段によって構成することにより、実現するように
している。
【0027】(4) 請求項4記載の発明の作用 請求項4記載の発明のエンジンの空燃比制御装置では、
先ずエンジンの排気通路に設けられた排気浄化手段と、
該排気浄化手段の上流側と下流側に各々設けられ排気ガ
ス中の空燃比を検出する第1、第2の空燃比センサと、
該第1、第2の空燃比センサの内の第1の空燃比センサ
によって検出された空燃比に応じてエンジンの実空燃比
を所定の目標空燃比にフィードバック制御する空燃比フ
ィードバック制御手段と、上記第2の空燃比センサの空
燃比検出信号により上記第1の空燃比センサの出力を補
正する空燃比センサ出力補正手段とを備えて基本となる
エンジンの空燃比制御装置が構成されており、排気浄化
手段下流側の第2の空燃比センサの検出値に基いて排気
手段上流側の第1の空燃比センサの検出出力値を補正す
ることによって第1の空燃比センサの製品特性のバラツ
キ、経時劣化などによる検出特性のズレを防止して正確
に理論空燃比に制御できるようにしている。
【0028】次に、該出力補正システムにおいて、さら
に特定の運転状態を検出し、該特定の運転状態では上記
第2の空燃比センサによる第1の空燃比センサの検出値
の補正を禁止する補正禁止手段により、上記理論空燃比
への補正を禁止して実質的に上記第1の空燃比センサの
検出出力が上記理論空燃比よりも若干ズレた上記排気浄
化手段の排気浄化性能が最も良好になるような空燃比に
制御されるようにしている。
【0029】
【発明の効果】したがって、本願発明のエンジンの空燃
比制御装置によると、常に排気浄化手段の排気浄化性能
を最良の状態に維持し得るようになり、排気エミッショ
ン性能の改善を図ることが可能となる。
【0030】
【実施例】
(1) 第1実施例 以下、本願発明の第1実施例について図2〜図5を参照
しながら詳細に説明する。
【0031】本実施例は、例えば自動車用4気筒エンジ
ンに本発明を適用した場合の一例である。
【0032】先ず図2は、該本願発明の第1実施例に係
るエンジンの空燃比制御装置の全体的なシステム構成を
示すものである。
【0033】最初に、同図2を参照して該本願発明第1
実施例の空燃比制御システムの概略を説明し、その後要
部の制御内容の説明に入る。
【0034】図2において、先ず符号1はエンジン本体
であり、吸入空気はエアクリーナ30を介して外部より
吸入され、その後エアフロメータ2、スロットルチャン
バ3を経て各シリンダに供給される。また燃料は燃料ポ
ンプ12により燃料タンク13からエンジン側に供給さ
れてフューエルインジェクタ5により噴射されるように
なっている。そして、車両走行時等アクセルペダル操作
時における上記シリンダへの吸入空気の量Qは、上記ス
ロットルチャンバ3内に設けられているスロットル弁6
によって制御される。スロットル弁6は、上記アクセル
ペダルに連動して操作され減速走行状態及びアイドル運
転状態では、最小開度状態に維持される。そして、該最
小(全閉)開度状態では、アイドルスイッチ(ID・SW)
15がONになる。
【0035】上記スロットルチャンバ3には、上記スロ
ットル弁6をバイパスしてバイパス吸気通路7が設けら
れており、該バイパス吸気通路7にはアイドル時および
ダッシュポットエア供給状態では、上記エアフロメータ
2を経た吸入空気は、上記バイパス吸気通路7を介して
各シリンダに供給されることになり、その供給量は上記
電磁弁8によって調節される。この電磁弁8は、エンジ
ンコントローラ(以下、ECUと略称する)9より供給さ
れる制御信号のデューティ比Dによってその開閉状態が
制御される。
【0036】さらに、符号10は排気管であり、該排気
管10の排気通路10a途中には先に述べたような三元
触媒コンバータ(キャタリストコンバータ)11が設けら
れている。そして、該排気管10の上記三元触媒コンバ
ータ11の上流部と下流部の各々には、それぞれ独立し
て排気通路10a内を流れる排気ガス中の酸素濃度(A/
F)を検出する第1、第2のO2センサ16a,16bが設
けられている。
【0037】上記O2センサ16a,16bは、各々その特
性より実際の空燃比A/Fが理論空燃比(λ=1、A/
F=14.7)より濃いと高い起電力を出力し、薄いと低い
起電力を出力する(反転する)。また、その起電力は特に
理論空燃比(A/F=14.7)の近傍で大きく変化する。エ
ンジンコントローラ(ECU)9は、該O2センサ16a,
16bの内の第1のO2センサ16aの出力V1と上記理論
空燃比λ=1に対応する一定の基準電圧値(スライスレ
ベル)Vsとを比較し、上記V1が基準電圧値Vsよりも高
い場合にはリッチと判定して供給燃料量を減少させる一
方、逆に上記V1が基準電圧値Vsよりも低い場合にはリ
ーンと判断して供給燃料量を増量させ、それによって実
空燃比を理論空燃比(λ=1、A/F=14.7)付近に保つ
ように制御する。そして、該場合において、上記第1の
2センサ16aの出力V1は、そのセンサ特性および上
記三元触媒コンバータ11の製品特性などを考慮して後
述するように第2のO2センサ16bの出力を利用して適
切に補正されるようになっている。
【0038】一方、符号14は、上記エンジン本体1の
シリンダヘッド部に設けられた点火プラグであり、該点
火プラグ14にはイグナイタ17、ディストリビュータ
18を介して所定の点火電圧が印加されるようになって
おり、その印加タイミング、すなわち点火時期は上記E
CU9より上記イグナイタ17に供給される点火時期制
御信号θIGTによってコントロールされる。さらに、
符号19は吸気温センサ、20は水温センサであり、そ
れぞれ吸気温TA、エンジン水温TWを検出して上記E
CU9に入力する。
【0039】上記ECU9は、例えば演算部であるマイ
クロコンピュータ(CPU)を中心とし、上記吸入空気量
Q、燃料噴射量(A/F)Tp、点火時期θIGT、バル
ブタイミング等の各種制御回路、メモリ(ROM及びR
AM)、インターフェース(I/O)回路などを備えて構
成されている。そして、このECU9の上記インターフ
ェース回路には上述の各検出信号の他に例えば図示しな
いスタータスイッチからのエンジン始動信号(ECUト
リガー)、ディストリビュータ18側エンジン回転数セ
ンサ部からのエンジン回転数検出信号Ne、スロットル
開度センサ6aにより検出されたスロットル開度検出信
号TVO等のエンジンコントロールに必要な各種の検出
信号が各々入力されるようになっている。
【0040】そして、エンジン運転時の空燃比は、上記
ECU9における電子燃料噴射制御装置側の空燃比制御
システムにおいて、例えば当該エアフロメータ2等の出
力値Qとエンジン回転数Neとに基づいて先ず基本燃料
噴射量Tpを決定する一方、さらに上記第1、第2のO2
センサ16a,16bを用いて実際のエンジン空燃比A/
Fを適切に検出し、該検出値と設定された目標空燃比と
の偏差に応じて上記基本燃料噴射量Tpをフィードバッ
ク補正することによって常に上記設定空燃比(三元触媒
コンバータ11の製品特性に対応して排気浄化性能が最
良となる理論空燃比近傍の値)に維持するようなA/F
フィードバック制御システムが採用されている。
【0041】従って、該空燃比コントロールシステムに
おける最終燃料噴射量Toの一般的な算出式は、次のよ
うになる。
【0042】 To=Tp・α・(1+KTW+KAS+KAI+KMR−CREC) +Ts ・・・・(1) 但し Tp :基本燃料噴射量 α :O2出力に基づく空燃比フィードバック補正係
数 KTW :水温補正係数 KAS :始動時補正係数 KAI :アイドリング後増量補正係数 KMR :空燃比(混合比)増量補正係数 CREC:減量補正係数(減速燃料カット補正係数) Ts :電圧補正係数 上記空燃比のフィードバック補正は、エンジン回転数N
eおよび負荷(スロットル開度)が所定の範囲(空燃比A/
Fのフィードバックゾーン)内にある等、その実行条件
が成立している場合に、上記の如く第2のO2センサ1
6bの出力によって補正された第1のO2センサ16aの
出力に基づいて行なわれるようになっている。
【0043】ところで、エンジンの空燃比A/Fと上記
第1のO2センサ16aの出力V1と空燃比フィードバッ
ク補正係数αの三者は、一般に図3に示すようなバラン
ス関係を保っている。
【0044】今、もし空燃比A/Fが濃いほうにずれた
とすると、上記第1のO2センサ16aの信号は、図示の
ようにほとんどステップ状に跳ね上がる。この信号を受
け取って、上記ECU9はF/B補正係数αを先ず比例
値PRだけリーン方向に落とし、そのあと積分値IRを
図示のように徐々に低下させる。
【0045】その結果、燃料噴射量Toが絞られるか
ら、空燃比A/Fはやがて理論空燃比(λ=1)より薄く
なり、今度は上記第1のO2センサ16aの出力信号V1
が落ちる。そして、該第1のO2センサ16aの出力V1
が、その起電力の中央値、すなわちスライスレベルSL
に比べてマイナスになる。
【0046】そこで、この信号を受け取ったら、ECU
9は上記F/B補正係数αを先ず比例値PLだけリッチ
方向に上げ、そのあと積分値ILを図示のように徐々に
に上げていく。その結果、燃料噴射量Toが増えて空燃
比A/Fがやがて理論空燃比(λ=1)より濃くなり、第
1のO2センサ16aの信号V1が跳ね上がる。
【0047】そして、この信号を受けると、ECU9は
再びF/B補正係数αをストンと下げる・・・というよ
うに、空燃比A/Fには絶えずネガティブフィードバッ
クコントロールがかけられる。そして、全体として混合
気が濃いときには、空燃比A/Fが濃くなる時間の方が
薄くなる時間よりも長くなるから、第1のO2センサ1
6aの出力V1がスライスレベルSLよりも大きくなる時
間が増え、F/B補正係数αは小さくなる方向に徐々に
ずれていく。このようにして空燃比A/Fは、図3の右
側方向の状態に示すように理論空燃比(λ=1)の前後で
バランスすることになる。
【0048】この空燃比のフィードバック制御は、上記
第1、第2のO2センサ16a,16bの温度が十分に上が
った後で行なわれる。温度が低い間は、第1、第2のO
2センサ16a,16bの起電力V1は低下するから、通
常、冷間始動後各O2センサ16a,16bが暖まるまで
は、F/B補正係数αはフィードバック制御範囲の中央
値にクランプ(α=1)させている。
【0049】次に、先ず上記構成を前提として実行され
る上記ECU9による本実施例の基本となるエンジン空
燃比の制御動作(基本ルーチン)について図4のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0050】先ず最初にステップS1で、後述する制御
に必要な各種のエンジンデータ信号(吸入空気量Q、吸
気温TA、エンジン水温TW、エンジン回転数Ne、ス
ロットル開度TVOなどの検出パラメータ)を読み込
む。そして、次のステップS2で吸入空気量Qおよびエ
ンジン回転数Neに基き現在のエンジン運転状態におけ
る基本燃料噴射量Tpを演算する。
【0051】続いて、ステップS3に移り、該現在の運
転状態は空燃比のフィードバック制御を行うべき領域
(F/B領域)であるか否かを判定し、YES(F/B領
域)の場合には、ステップS5で目標空燃比マップよりル
ックアップした目標空燃比(理論空燃比)と上記第2のO
2センサ16bの出力で補正された第1のO2センサ16a
の検出値との偏差に基く空燃比のフィードバック補正係
数αを、またステップS6で負荷補正量等運転状態に応
じた各種の補正量パルス幅を各々演算し、それらを基に
ステップS7で上述の(1)式に示すように最終燃料噴射
パルス幅To=Tp・α(1+KTW+KAS+KAI+
KMR−CREC)+Tsを演算し、該演算値Toで上記
フューエルインジェクタ5を駆動する(ステップS8)。
このルーチンが例えばエンジンの低中負荷領域における
通常の空燃比A/Fのフィードバック制御ルーチンであ
る。
【0052】一方、上記ステップS3の判定の結果、現
在の運転状態は空燃比のフィードバック制御領域ではな
いと判定されたNOの場合には、他方ステップS4に進
んで所定の目標空燃比を設定したオープンループ制御を
実行する。
【0053】次に、上記図4のECU9によるエンジン
の空燃比制御において使用される第1のO2センサ16a
の出力の第2のO2センサ16bの出力による補正制御の
内容について図5のフローチャートを参照して詳細に説
明する(請求項4の発明に対応)。
【0054】すなわち、先ずステップS1で、現在の運
転状態が上述した空燃比F/B補正係数αの比例値P
(図3のPL又はPR)のフィードバック制御領域(P値
F/B領域)であるか否かを判定する。
【0055】その結果、YESになると、次にステップ
2で同比例値Pに基く上述した空燃比のフィードバッ
ク制御(リッチからリーンPR、リーンからリッチPL)
を実行する(一旦、λ=1に合わせる)。
【0056】その後、さらにステップS3に進み、現在
のエンジン運転状態が、例えばエンジン始動後最初のP
値フィードバック制御を完了してP値が安定した時など
の各種制御モードにおけるP値フィードバックを停止し
得るに適したタイミングの特定の運転状態(車速、時間
等で決定)にあるか否かを判定する。
【0057】その結果、YESの時は続くステップS4
で、一旦、第1のO2センサ16aの出力による上記比例
値Pのフィードバック制御を禁止する。
【0058】その上で、さらにステップS5に進み、比
例値Pとして、それまでの平均値Psをメモリに代入す
る。
【0059】その後、最終ステップS6で、例えば、
(A)第2のO2センサ16bのO2ディレータイムを変え
るか、または(B)第2のO2センサ16bのスライスレベ
ルSLを変更するなどの方法により、第2のO2センサ
16bの出力により上記第1のO2センサ16aの出力特
性を三元触媒コンバータ11の製品特性を考慮して補正
することによって、最終的に制御される目標空燃比λを
上記理論空燃比(λ=1よりもズレた排気浄化性能が最
適となる値にシフトする。
【0060】この結果、上流側第1のO2センサ16aや
三元触媒コンバータ11の経時、経年劣化や製品間の特
性のバラツキによる制御空燃比のズレが改善され、排気
浄化性能が向上するようになる。
【0061】(2) 第2実施例 次に、上記図4のECU9を利用した本願発明の第2実
施例に係るエンジンの空燃比制御において使用される第
1のO2センサ16aの出力の第2のO2センサ16bの出
力による補正制御の内容について図6のフローチャート
を参照して詳細に説明する(請求項1〜3の発明に対
応)。
【0062】すなわち、先ずステップS1で、現在の運
転状態が、上述した空燃比F/B補正係数αの比例値P
(図3のPL又はPR)のフィードバック制御領域(P値
F/B領域)で、しかも平均空燃比変更領域であるか否
かを判定する。
【0063】その結果、YESになると、次にステップ
2で同比例値Pに基く上述した空燃比のフィードバッ
ク制御(リッチからリーンPR、リーンからリッチPL)
を、例えば、(A)第2のO2センサ16bのO2ディレー
タイムを変えるか、または(B)第2のO2センサ16bの
スライスレベルSLを変更するなどの方法により第2の
2センサ16bの出力により上記第1のO2センサ16a
の出力特性を三元触媒コンバータ11の製品特性などを
考慮して補正した上で実行することにより、最終的に制
御される目標空燃比λを上記理論空燃比(λ=1よりも
ズレた排気浄化性能が最適となる値にシフトする。
【0064】この結果、本実施例の構成においても、上
流側第1のO2センサ16aや三元触媒コンバータ11の
経時、経年劣化や製品間の特性のバラツキによる制御空
燃比のズレが改善され、排気浄化性能が向上するように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明のクレーム対応図である。
【図2】図2は、本願発明の第1実施例に係るエンジン
の空燃比制御装置の制御システム図である。
【図3】図3は、同装置のエンジンコントローラによる
空燃比制御時のO2センサ出力と空燃比のフィードバッ
ク補正係数、空燃比3者の関係を示すタイムチャートで
ある。
【図4】図4は、同装置のエンジンコントローラによる
エンジン空燃比制御の基本制御内容を示すフローチャー
トである。
【図5】図5は、同エンジンコントローラによるO2
ンサ出力補正の内容を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本願発明の第2実施例のエンジンコン
トローラによるO2センサ出力補正の内容を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1はエンジン本体、2はエアフロメータ、5はフューエ
ルインジェクタ、10は排気管、10aは排気通路、1
1は三元触媒コンバータ、16aは第1のO2センサ、1
6bは第2のO2センサである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気通路に設けられた排気浄
    化手段と、該排気浄化手段の上流側と下流側に各々設け
    られ排気ガス中の空燃比を検出する第1、第2の空燃比
    センサと、該第1、第2の空燃比センサの内の第1の空
    燃比センサによって検出された空燃比に応じてエンジン
    の実空燃比を所定の目標空燃比にフィードバック制御す
    る空燃比フィードバック制御手段と、上記第2の空燃比
    センサの空燃比検出信号により上記第1の空燃比センサ
    の出力を補正する空燃比センサ出力補正手段とを備えて
    なるエンジンの空燃比制御装置において、上記第2の空
    燃比センサの検出値に基づいて得られる空燃比フィード
    バックの制御定数を変更することにより上記所定の目標
    空燃比を所定値だけ実質的に変更する空燃比センサ検出
    値変更手段を設けたことを特徴とするエンジンの空燃比
    制御装置。
  2. 【請求項2】 上記空燃比センサ検出値変更手段は、上
    記第2の空燃比センサの検出出力が所定の空燃比に変更
    されたことの判定を遅らせるO2ディレー時間を変更す
    るO2ディレー時間変更手段よりなることを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 上記空燃比センサ検出値変更手段は、上
    記第2の空燃比センサの検出出力が所定の空燃比に変更
    されたことを判定するスライスレベルを変更するスライ
    スレベル変更手段よりなることを特徴とする請求項1記
    載のエンジンの空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの排気通路に設けられた排気浄
    化手段と、該排気浄化手段の上流側と下流側に各々設け
    られ排気ガス中の空燃比を検出する第1、第2の空燃比
    センサと、該第1、第2の空燃比センサの内の第1の空
    燃比センサによって検出された空燃比に応じてエンジン
    の実空燃比を所定の目標空燃比にフィードバック制御す
    る空燃比フィードバック制御手段と、上記第2の空燃比
    センサの空燃比検出信号により上記第1の空燃比センサ
    の出力を補正する空燃比センサ出力補正手段とを備えて
    なるエンジンの空燃比制御装置において、上記エンジン
    の特定の運転状態を検出し、該特定の運転状態では上記
    第1の空燃比センサの検出出力を補正する空燃比センサ
    出力補正手段の補正動作を禁止する空燃比センサ出力補
    正禁止手段を設けたことを特徴とするエンジンの空燃比
    制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8887491B2 (en) 2011-03-01 2014-11-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for an internal combustion engine
US8904762B2 (en) 2011-03-10 2014-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for an internal combustion engine

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US8887491B2 (en) 2011-03-01 2014-11-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for an internal combustion engine
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