JPH0610714Y2 - 金属蒸気レ−ザ発振器 - Google Patents
金属蒸気レ−ザ発振器Info
- Publication number
- JPH0610714Y2 JPH0610714Y2 JP19819586U JP19819586U JPH0610714Y2 JP H0610714 Y2 JPH0610714 Y2 JP H0610714Y2 JP 19819586 U JP19819586 U JP 19819586U JP 19819586 U JP19819586 U JP 19819586U JP H0610714 Y2 JPH0610714 Y2 JP H0610714Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- side electrode
- cooling water
- water layer
- laser oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lasers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は金属蒸気レーザ発振器に関するものである。
［従来の技術］ 従来の金属蒸気レーザ発振器は、高電圧側電極とアース
側電極との間にアルミナにて構成して配置した放電管の
外周に、ガラス管により真空層を形成し、更にその外周
にステンレス管により冷却水層を形成し、上記真空槽及
び冷却水層の端部を、前記電極に対して絶縁及び断熱を
行い、且つ気密を保持するためにセラミックスを介して
接続するようにした構成を有している。
側電極との間にアルミナにて構成して配置した放電管の
外周に、ガラス管により真空層を形成し、更にその外周
にステンレス管により冷却水層を形成し、上記真空槽及
び冷却水層の端部を、前記電極に対して絶縁及び断熱を
行い、且つ気密を保持するためにセラミックスを介して
接続するようにした構成を有している。
［考案が解決しようとする問題点］ しかし、上記従来装置においては、真空層及び冷却水層
をガラス管によって構成し、ガラス管の保護用としてア
ルミ管の外套を有してはいるが、絶縁上からアルミ管の
途中が切れており、ガラス管の保護には適した構造では
無い。又、前記接続部にセラミックスを用いているため
に高価になると共に、冷却水層にステンレス管を用いて
いるために高価となり、よって装置全体のコストが増加
してしまう問題を有していた。
をガラス管によって構成し、ガラス管の保護用としてア
ルミ管の外套を有してはいるが、絶縁上からアルミ管の
途中が切れており、ガラス管の保護には適した構造では
無い。又、前記接続部にセラミックスを用いているため
に高価になると共に、冷却水層にステンレス管を用いて
いるために高価となり、よって装置全体のコストが増加
してしまう問題を有していた。
本考案は、上記従来の問題点を解決しようとしたもの
で、金属蒸気レーザ発振器の製作の容易化と安全性の向
上を図ることを目的としている。
で、金属蒸気レーザ発振器の製作の容易化と安全性の向
上を図ることを目的としている。
［問題点を解決するための手段］ 本考案は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
高電圧側電極とアース側電極との間において、放電管の
外周に石英管によって真空層を形成すると共に輻射熱防
止用にモリブデン箔を用い、前記真空層の外周のアルミ
管によって冷却水層を形成し、該冷却水層をデルリンに
絶縁オイル溝を形成した絶縁体を介して前記高電圧側電
極に接続したことを特徴とする金属蒸気レーザ発振器、
に係るものである。
高電圧側電極とアース側電極との間において、放電管の
外周に石英管によって真空層を形成すると共に輻射熱防
止用にモリブデン箔を用い、前記真空層の外周のアルミ
管によって冷却水層を形成し、該冷却水層をデルリンに
絶縁オイル溝を形成した絶縁体を介して前記高電圧側電
極に接続したことを特徴とする金属蒸気レーザ発振器、
に係るものである。
［作用］ 従って、本考案では、高電圧側電極と冷却水層との接続
部を、入手、形成が容易な部材によって絶縁及びシール
させることができ、且つ冷却水層の形成も安価となり、
更に石英による真空層の形成によって放電管内部の温度
の均一化などが向上される。
部を、入手、形成が容易な部材によって絶縁及びシール
させることができ、且つ冷却水層の形成も安価となり、
更に石英による真空層の形成によって放電管内部の温度
の均一化などが向上される。
［実施例］ 以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
図面は本考案の一例を示すもので、高電圧側電極１とア
ース側電極２との間にアルミナ製の放電管３が配置さ
れ、該放電管３の外周に断熱材４を介して石英管５が設
けられ、且つ該石英管５の外周にモリブデン箔６及び真
空層７を形成する如く石英管８が設けられ、更に該石英
管８の外周に冷却水層９を形成する如くアルミ管10が設
けられ、且つ前記冷却水層９を構成するアルミ管10と石
英管８における高電圧側電極１との間を、デルリンによ
って構成し、且つ絶縁オイルを供給してシールを行うよ
うにした絶縁オイル溝11を有した絶縁体12にて接続す
る。この際、絶縁オイルは高電圧側電極１及び真空層７
のシール部の冷却効果も備えている。13はレーザ導出の
ための石英板を示す。
ース側電極２との間にアルミナ製の放電管３が配置さ
れ、該放電管３の外周に断熱材４を介して石英管５が設
けられ、且つ該石英管５の外周にモリブデン箔６及び真
空層７を形成する如く石英管８が設けられ、更に該石英
管８の外周に冷却水層９を形成する如くアルミ管10が設
けられ、且つ前記冷却水層９を構成するアルミ管10と石
英管８における高電圧側電極１との間を、デルリンによ
って構成し、且つ絶縁オイルを供給してシールを行うよ
うにした絶縁オイル溝11を有した絶縁体12にて接続す
る。この際、絶縁オイルは高電圧側電極１及び真空層７
のシール部の冷却効果も備えている。13はレーザ導出の
ための石英板を示す。
上記構成により、放電管３内側及び真空層７が真空に保
持された状態において、放電管３内に装入された金属
（例えば銅、金等）を電極1,2による放電によって蒸
発、励起さ、共振器を用いることによってレーザを発生
させる。
持された状態において、放電管３内に装入された金属
（例えば銅、金等）を電極1,2による放電によって蒸
発、励起さ、共振器を用いることによってレーザを発生
させる。
上記において、高電圧側電極１と冷却水層９との間の断
熱を、セラミックスに代えて加工及び入手が容易なデル
リンによって絶縁し、更に絶縁オイル溝11に絶縁オイル
を供給して完全な絶縁と冷却を行わせるようにしている
ので、安価に、しかも確実な絶縁を行わせることができ
る。
熱を、セラミックスに代えて加工及び入手が容易なデル
リンによって絶縁し、更に絶縁オイル溝11に絶縁オイル
を供給して完全な絶縁と冷却を行わせるようにしている
ので、安価に、しかも確実な絶縁を行わせることができ
る。
又、前記真空層７及び冷却水層９を石英管5,8用いて構
成し、且つ発振器の熱応力、その他衝撃に対する保護及
び冷却水層９の形成用として、アルミ管10を用いて前記
石英管5,8を保持するようにしているので、安価な材料
で、しかも締付けによる破損等の危険の発生を防止する
ことができる。
成し、且つ発振器の熱応力、その他衝撃に対する保護及
び冷却水層９の形成用として、アルミ管10を用いて前記
石英管5,8を保持するようにしているので、安価な材料
で、しかも締付けによる破損等の危険の発生を防止する
ことができる。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得る。
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得る。
［考案の効果］ 上記したように、本考案の金属蒸発レーザ発振器によれ
ば、高電圧側電極に対する冷却水層の接絶部を、絶縁オ
イル溝を有したデルリンによって接続させるようにして
いるので、従来のセラミックスを用いる場合に比し非常
に安価に実施することができると共に、冷却水層をアル
ミ管にて構成したので、従来のステンレスを用いる場合
に比して安価に実施でき、更に真空層を石英管及びモリ
ブデン箔にて形成していることにより放電管内の均一な
温度分布の実現等、レーザ発振器全体の大幅なコスト低
減と性能の向上が図れる優れた効果を奏し得る。
ば、高電圧側電極に対する冷却水層の接絶部を、絶縁オ
イル溝を有したデルリンによって接続させるようにして
いるので、従来のセラミックスを用いる場合に比し非常
に安価に実施することができると共に、冷却水層をアル
ミ管にて構成したので、従来のステンレスを用いる場合
に比して安価に実施でき、更に真空層を石英管及びモリ
ブデン箔にて形成していることにより放電管内の均一な
温度分布の実現等、レーザ発振器全体の大幅なコスト低
減と性能の向上が図れる優れた効果を奏し得る。
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 １は高電圧側電極、２はアース側電極、３は放電管、４
は断熱材、５は石英管、６はモリブデン箔、７は真空
層、８は石英管、９は冷却水層、10はアルミ管、11は絶
縁オイル溝、12は絶縁体、13は石英板を示す。
は断熱材、５は石英管、６はモリブデン箔、７は真空
層、８は石英管、９は冷却水層、10はアルミ管、11は絶
縁オイル溝、12は絶縁体、13は石英板を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】高電圧側電極とアース側電極との間におい
て、放電管の外周に石英管によって真空層を形成すると
共に、該真空層の外周のアルミ管によって冷却水層を形
成し、該冷却水層をデルリンに絶縁オイル溝を形成した
絶縁体を介して前記高電圧側電極に接続したことを特徴
とする金属蒸気レーザ発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19819586U JPH0610714Y2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 金属蒸気レ−ザ発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19819586U JPH0610714Y2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 金属蒸気レ−ザ発振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63102268U JPS63102268U (ja) | 1988-07-02 |
| JPH0610714Y2 true JPH0610714Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31158658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19819586U Expired - Lifetime JPH0610714Y2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 金属蒸気レ−ザ発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610714Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-22 JP JP19819586U patent/JPH0610714Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63102268U (ja) | 1988-07-02 |
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