JPH06106443A - 切粉処理装置 - Google Patents
切粉処理装置Info
- Publication number
- JPH06106443A JPH06106443A JP28231492A JP28231492A JPH06106443A JP H06106443 A JPH06106443 A JP H06106443A JP 28231492 A JP28231492 A JP 28231492A JP 28231492 A JP28231492 A JP 28231492A JP H06106443 A JPH06106443 A JP H06106443A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coolant
- trough
- chips
- tank
- flow
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、切粉を含んだクーラントを水平面の
クーラントトラフで流れを強制的に発生させて周回さ
せ、クーラントと切粉を回収するようにした切粉処理装
置を提供する。 【構成】閉ループ状で水平面のクーラントトラフ12を
ベッド11に設置し、このクーラントトラフ12に流体
のジェットノズル13をクーラントが一方向に周回する
ように噴口を配置し、クーラントトラフ12にクーラン
トと切粉を回収するクーラントタンク14を接続した構
成を特徴とする。
クーラントトラフで流れを強制的に発生させて周回さ
せ、クーラントと切粉を回収するようにした切粉処理装
置を提供する。 【構成】閉ループ状で水平面のクーラントトラフ12を
ベッド11に設置し、このクーラントトラフ12に流体
のジェットノズル13をクーラントが一方向に周回する
ように噴口を配置し、クーラントトラフ12にクーラン
トと切粉を回収するクーラントタンク14を接続した構
成を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械における切粉
処理装置に関するものである。
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械におけるクーラントには切粉を
含んでいる。このクーラントを排出するために、一般に
は床面にピット(排水溝)を設けているが、床面にピッ
トが施工できない場合には図3及び図4で示すように、
治具ベッド1内にトラフ2を設ける。
含んでいる。このクーラントを排出するために、一般に
は床面にピット(排水溝)を設けているが、床面にピッ
トが施工できない場合には図3及び図4で示すように、
治具ベッド1内にトラフ2を設ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記トラフ2は、クー
ラント及び切粉の流れをよくするために勾配Hが施さ
れ、クーラント及び切粉はトラフ2の勾配Hの低い側の
端部に設置した回収用のクーラントタンクに流入する。
しかし、この構造では、前記の勾配Hによって治具ベッ
ド1の高さが高くなり、殊にマシン全長が大きいトラン
スファマシンの場合、勾配Hが大きくなり、マシンの高
さが増大し、加工位置が高くなる。また、回収用のクー
ラントタンクも使用量の5〜10倍の大きな容量のもの
が必要であり、工場のクーラントタンク設置スペースも
必要としている。
ラント及び切粉の流れをよくするために勾配Hが施さ
れ、クーラント及び切粉はトラフ2の勾配Hの低い側の
端部に設置した回収用のクーラントタンクに流入する。
しかし、この構造では、前記の勾配Hによって治具ベッ
ド1の高さが高くなり、殊にマシン全長が大きいトラン
スファマシンの場合、勾配Hが大きくなり、マシンの高
さが増大し、加工位置が高くなる。また、回収用のクー
ラントタンクも使用量の5〜10倍の大きな容量のもの
が必要であり、工場のクーラントタンク設置スペースも
必要としている。
【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、切粉を含んだクーラントを水平面のクーラントトラ
フで流れを強制的に発生させて、クーラントと切粉を回
収するようにした切粉処理装置を提供する。
み、切粉を含んだクーラントを水平面のクーラントトラ
フで流れを強制的に発生させて、クーラントと切粉を回
収するようにした切粉処理装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の特徴とする構成は、水平面のクーラントトラフ
と、このクーラントトラフにクーラントの流れ方向に噴
口を向けて配置した流体のジェットノズルと、前記クー
ラントトラフに接続してクーラントと切粉を回収するク
ーラントタンクとから成るものである。
発明の特徴とする構成は、水平面のクーラントトラフ
と、このクーラントトラフにクーラントの流れ方向に噴
口を向けて配置した流体のジェットノズルと、前記クー
ラントトラフに接続してクーラントと切粉を回収するク
ーラントタンクとから成るものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、水平面のクーラントトラフ
に落下したクーラントと切粉は、ジェットノズルから噴
出する流体によって一定の方向に生じた流れによってク
ーラントや切粉を堆積することなく流れ、最終的にはク
ーラントタンクに回収される。従って、勾配のないクー
ラントトラフによりマシンの高さを低くすることが可能
となり、また、クーラントと切粉を流すクーラントトラ
フはクーラントタンクの役割を行い、回収用のクーラン
トタンクの小型化が可能となる。
に落下したクーラントと切粉は、ジェットノズルから噴
出する流体によって一定の方向に生じた流れによってク
ーラントや切粉を堆積することなく流れ、最終的にはク
ーラントタンクに回収される。従って、勾配のないクー
ラントトラフによりマシンの高さを低くすることが可能
となり、また、クーラントと切粉を流すクーラントトラ
フはクーラントタンクの役割を行い、回収用のクーラン
トタンクの小型化が可能となる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、10は工作機械、11は前
記工作機械10で加工するワークWを位置決め固定する
治具ベッドである。
る。図1及び図2において、10は工作機械、11は前
記工作機械10で加工するワークWを位置決め固定する
治具ベッドである。
【0008】前記治具ベッド11には、前記ワークWを
工作機械10で加工する際に使用されたクーラントと切
粉が落下する閉ループ状で水平面のクーラントトラフ1
2が設置されている。
工作機械10で加工する際に使用されたクーラントと切
粉が落下する閉ループ状で水平面のクーラントトラフ1
2が設置されている。
【0009】また、前記クーラントトラフ12にはクー
ラントが一方向に周回するように一定の方向に噴口を向
けた流体のジェットノズル13が複数位置にて配置され
ている。このジェットノズル13から噴出する流体はク
ーラント又はエアである。
ラントが一方向に周回するように一定の方向に噴口を向
けた流体のジェットノズル13が複数位置にて配置され
ている。このジェットノズル13から噴出する流体はク
ーラント又はエアである。
【0010】前記閉ループ状のクーラントトラフ12の
一部にクーラントの出入口17が開口しており、この出
入口17にクーラントと切粉を回収するクーラントタン
ク14が接続されている。
一部にクーラントの出入口17が開口しており、この出
入口17にクーラントと切粉を回収するクーラントタン
ク14が接続されている。
【0011】前記クーラントタンク14に近接して切粉
受け箱15が設置され、クーラントタンク14と切粉受
け箱15との間に、クーラントタンク14に回収された
切粉を切粉受け箱15に搬出する切粉回収用コンベア1
6が配置されている。
受け箱15が設置され、クーラントタンク14と切粉受
け箱15との間に、クーラントタンク14に回収された
切粉を切粉受け箱15に搬出する切粉回収用コンベア1
6が配置されている。
【0012】本発明は上記の通りの構造であるから、ワ
ークWを工作機械10で加工する際に使用されたクーラ
ントと切粉は閉ループ状で水平面のクーラントトラフ1
2に落下する。
ークWを工作機械10で加工する際に使用されたクーラ
ントと切粉は閉ループ状で水平面のクーラントトラフ1
2に落下する。
【0013】一方、ジェットノズル13から噴出する流
体によってクーラントトラフ12に溜まっているクーラ
ントと切粉は、その流体が噴出する方向に流動して、ク
ーラントトラフ12を周回する。そのため、水平面のク
ーラントトラフ12であってもクーラントと切粉が堆積
することなく確実に流動し、かつオーバフローを防止す
る。
体によってクーラントトラフ12に溜まっているクーラ
ントと切粉は、その流体が噴出する方向に流動して、ク
ーラントトラフ12を周回する。そのため、水平面のク
ーラントトラフ12であってもクーラントと切粉が堆積
することなく確実に流動し、かつオーバフローを防止す
る。
【0014】クーラントトラフ12を周回するクーラン
トと切粉はクーラントの出入口17からクーラントタン
ク14に回収され、さらに、クーラントタンク14に回
収された切粉は切粉回収用コンベア16によって切粉受
け箱15に搬出して回収される。尚、本実施例は、クー
ラントトラフ12を治具ベッド11に固定しているが、
クーラントトラフ12を床上に配置してもよい。また、
クーラントトラフ12は閉ループ形状であるが、直線あ
るいは曲線形状にし、その端部にクーラントタンク14
を接続してもよい。
トと切粉はクーラントの出入口17からクーラントタン
ク14に回収され、さらに、クーラントタンク14に回
収された切粉は切粉回収用コンベア16によって切粉受
け箱15に搬出して回収される。尚、本実施例は、クー
ラントトラフ12を治具ベッド11に固定しているが、
クーラントトラフ12を床上に配置してもよい。また、
クーラントトラフ12は閉ループ形状であるが、直線あ
るいは曲線形状にし、その端部にクーラントタンク14
を接続してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、水平面のクーラ
ントトラフと、このクーラントトラフにクーラントの流
れ方向に噴口を向けて配置した流体のジェットノズル
と、前記クーラントトラフに接続してクーラントと切粉
を回収するクーラントタンクとから成る構成であるか
ら、クーラントトラフに勾配を施さなくてもジェットノ
ズルによりクーラントと切粉を強制的に流動させること
ができるため、マシンの高さ及び加工位置を低くするこ
とができる。
ントトラフと、このクーラントトラフにクーラントの流
れ方向に噴口を向けて配置した流体のジェットノズル
と、前記クーラントトラフに接続してクーラントと切粉
を回収するクーラントタンクとから成る構成であるか
ら、クーラントトラフに勾配を施さなくてもジェットノ
ズルによりクーラントと切粉を強制的に流動させること
ができるため、マシンの高さ及び加工位置を低くするこ
とができる。
【0016】また、クーラントトラフは、クーラントト
ラフ自体がクーラントタンクの役割を兼用している。そ
れ故、クーラントと切粉の回収用のクーラントタンクは
容量の小さな小型のもので十分に賄えるため、クーラン
トタンクの据付面積を縮小することができる。
ラフ自体がクーラントタンクの役割を兼用している。そ
れ故、クーラントと切粉の回収用のクーラントタンクは
容量の小さな小型のもので十分に賄えるため、クーラン
トタンクの据付面積を縮小することができる。
【図1】本発明装置の平面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】従来のクーラントトラフの断面図
【図4】図3のB矢視図
10 工作機械 11 治具ベッド 12 クーラントトラフ 13 ジェットノズル 14 クーラントタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 孝典 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 石原 順治 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 水平面のクーラントトラフと、このクー
ラントトラフにクーラントの流れ方向に噴口を向けて配
置した流体のジェットノズルと、前記クーラントトラフ
に接続してクーラントと切粉を回収するクーラントタン
クとから成る切粉処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28231492A JPH06106443A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 切粉処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28231492A JPH06106443A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 切粉処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106443A true JPH06106443A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17650807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28231492A Pending JPH06106443A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 切粉処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06106443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0949044A2 (en) * | 1998-04-07 | 1999-10-13 | Jack R. Bratten | Sealing arrangement for machine/tool coolant collection troughs |
EP0992319A3 (en) * | 1998-10-09 | 2003-04-09 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Chip conveyor and machining system using the same |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP28231492A patent/JPH06106443A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0949044A2 (en) * | 1998-04-07 | 1999-10-13 | Jack R. Bratten | Sealing arrangement for machine/tool coolant collection troughs |
EP0949044A3 (en) * | 1998-04-07 | 2000-12-06 | Jack R. Bratten | Sealing arrangement for machine/tool coolant collection troughs |
EP0992319A3 (en) * | 1998-10-09 | 2003-04-09 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Chip conveyor and machining system using the same |
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