JPH06106020A - 乾燥圧縮空気供給装置 - Google Patents

乾燥圧縮空気供給装置

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JPH06106020A
JPH06106020A JP4261553A JP26155392A JPH06106020A JP H06106020 A JPH06106020 A JP H06106020A JP 4261553 A JP4261553 A JP 4261553A JP 26155392 A JP26155392 A JP 26155392A JP H06106020 A JPH06106020 A JP H06106020A
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JP
Japan
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air
pipeline
dehumidifying
compressed air
dry compressed
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Application number
JP4261553A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Hoshino
辰幸 星野
Kunifumi Gotou
邦文 後藤
Takashi Ban
孝志 伴
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】乾燥圧縮空気の供給を必要とする作動機器内の
減圧を伴わずに、乾燥剤の再生を行う。 【構成】空気圧縮機1の吸入管路2と外気に通じる第1
管路6とを接続し、かつ、吐出管路3と除湿筒8の上流
側に通じる第2管路9とを接続するように切換弁7を切
り換えた状態で、圧縮機1を作動させると、除湿筒8を
通過した乾燥圧縮空気が貯槽部10及び作動機器20へ
供給される。切換弁7の切り換えにより、吸入管路2と
第2管路9とを接続し、かつ、吐出管路3と第1管路6
とを接続した状態で圧縮機1を作動させると、圧縮機1
は除湿筒8から空気を吸入し、これを外気に放出する。
このとき除湿筒8の下流側は逆止弁11により閉じられ
ているので、除湿筒8において真空引きされることとな
り、除湿筒8内の乾燥剤から効果的に水分が離脱され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動機器に乾燥圧縮空
気を供給する乾燥圧縮空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、湿気を嫌う作動機器に圧縮空
気を供給する際には乾燥圧縮空気供給装置が利用されて
いる。例えば、実開昭63−43919号公報には、自
動車の車高に応じて乾燥圧縮空気を車体昇降機構に供給
する装置が開示されている。図6に示すようにこの装置
において、空気圧縮機70の吐出室70aは管路71及
び管路72が接続され、管路71は第1電磁弁73を介
して大気に通じ、管路72は第2電磁弁74を介して除
湿部75の導入口75aに接続されている。また空気圧
縮機70の吸入室70bは管路76及び管路77が接続
され、管路76は第3電磁弁78を介して大気に通じ、
管路77は除湿部75の排気口75bに接続されてい
る。除湿部75の導入口75aは、逆止弁75cを介し
て空気入口室75dに通じ、この空気入口室75d内に
は排気用電磁弁75eが配設されている。なお、この排
気用電磁弁75eは、排気口75bと空気入口室75d
とを連通する排気通路75fを開閉するものである。ま
た除湿部75には再生可能な乾燥剤75gが内蔵されて
いる。除湿部75の供給口75hには絞り部75iが設
けられるとともに管路79が接続され、管路79は車体
昇降機構80に接続されている。そして、車高センサ8
1からの信号に応じて、制御部82が、空気圧縮機70
の駆動・停止、並びに第1電磁弁73、第2電磁弁7
4、第3電磁弁78及び排気用電磁弁75eの開閉を制
御するようになっている。
【0003】上記装置において、車高が所定置より低い
場合は、車高センサ81からの信号を受けて、制御部8
2が、空気圧縮機70を駆動させると共に、第2電磁弁
74及び第3電磁弁78を開き、かつ、第1電磁弁73
及び排気用電磁弁75eを閉じる。これにより、空気圧
縮機70は管路76を介して大気から吸入された空気を
圧縮し、この圧縮空気は管路72を介して除湿部75に
送られ、同除湿部75で除湿された後、管路79を介し
て車体昇降機構80内に供給され、車体が上昇される。
【0004】車高が所定値より高い場合は、車高センサ
81からの信号を受けて、制御部82が、空気圧縮機7
0を駆動させると共に、第1電磁弁73及び排気用電磁
弁75eを開き、かつ、第2電磁弁74及び第3電磁弁
78を閉じる。これにより、排気通路75fには空気圧
縮機70により生成された減圧力が作用し、排気通路7
5fと車体昇降機構80との間には大きな圧力差が生じ
る。このため、車体昇降機構80内の乾燥圧縮空気は、
管路79を介して除湿部75内に流入し、乾燥剤75g
層を流通し、管路77を介して空気圧縮機70の吸入室
70bに入り、さらに空気圧縮機70の吐出作用により
吐出室70aから管路71を介して大気へ放出され、車
体が下降される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の装
置において、除湿部75内の乾燥剤75gの再生は、車
体下降時に行われる。つまり、車体昇降機構80内の乾
燥圧縮空気が除湿部75内を逆流する際に乾燥剤75g
層を流通するので、このとき乾燥剤75gに吸着されて
いた水分が離脱されて、乾燥剤75gの再生が行われ
る。
【0006】乾燥圧縮空気の供給を必要とする作動機器
の中には、作動機器内の減圧を不都合とするものがあ
り、車体昇降機構80内の減圧を伴って乾燥剤75gの
再生が行われる上記従来の装置は、このような作動機器
には適用できない。また上記従来の装置は、乾燥剤の再
生の度に作動機器内の圧力が低下するので、該再生に使
用した分の作動機器内の圧力低下を補填するためにラン
ニングコストが上昇するという不都合もある。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、乾燥圧縮空気の供給を必要とする上記作動機器内
の減圧を伴わずに乾燥剤の再生を行うことができる乾燥
圧縮空気供給装置を提供することを解決すべき技術課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本第
1発明は、乾燥圧縮空気の供給を必要とする需要部に乾
燥圧縮空気を供給する装置であって、外気に通じる第1
管路と、吸入管路及び吐出管路を有する空気圧縮機と、
該空気圧縮機の下流側に配設され、再生可能な吸着剤を
内蔵する除湿部と、該除湿部の上流側に通じる第2管路
と、該吸入管路又は該吐出管路と該第1管路又は該第2
管路との接続を択一的に切り換える切換弁と、該除湿部
と該除湿部の下流側に配設された該需要部とを逆止弁を
介して接続する第3管路とを備えるという新規な構成を
採用している。
【0009】上記課題を解決する本第2発明は、スター
リング冷凍機の作動空域に乾燥圧縮空気を供給する装置
であって、外気に通じる第1管路と、吸入管路及び吐出
管路を有する空気圧縮機と、該空気圧縮機の下流側に配
設され、再生可能な吸着剤を内蔵する除湿部と、該除湿
部の上流側に通じる第2管路と、該吸入管路又は該吐出
管路と該第1管路又は該第2管路との接続を択一的に切
り換える切換弁と、該除湿部の下流側に配設されて該除
湿部で除湿された乾燥圧縮空気を貯える貯槽部と、該除
湿部と該貯槽部とを第1逆止弁を介して接続する第3管
路と、該貯槽部と該スターリング冷凍機の作動空域とを
第2逆止弁を介して接続する第4管路と、該貯槽部内又
は該スターリング冷凍機の作動空域内の圧力検知信号に
応じて、該空気圧縮機の作動、及び少なくとも該切換弁
を制御する制御部とを備えるという新規な構成を採用し
ている。
【0010】
【作用】本第1発明の乾燥圧縮空気供給装置は、切換弁
の制御により空気圧縮機の吸入管路と外気に通じる第1
管路とを接続するとともに吐出管路と除湿部に通じる第
2管路とを接続した状態で、空気圧縮機を作動させるこ
とにより、需要部への乾燥圧縮空気の供給を行うことが
できる。つまり、空気圧縮機は第1管路及び吸入管路を
介して外気から吸入した空気を圧縮し、吐出管路及び第
2管路を介して除湿部に圧縮空気を送り込む。この圧縮
空気は除湿部で乾燥剤により除湿される。そして、除湿
部と需要部との差圧で第3管路の逆止弁が開くことによ
り、乾燥圧縮空気が除湿部から第3管路を介して需要部
に供給される。
【0011】一方、除湿部の乾燥剤の再生は、切換弁の
制御により空気圧縮機の吸入管路と除湿部に通じる第2
管路とを接続するとともに吐出管路と外気に通じる第1
管路とを接続した状態で、空気圧縮機を作動させること
により行われる。つまり、空気圧縮機は第2管路及び吸
入管路を介して除湿部から空気を吸入し、吐出管路及び
第1管路を介して外気に排出する。このとき、除湿部と
需要部とを接続する第3管路に設けられた逆止弁は閉じ
られているので、除湿部においては真空引きされること
となり、このため乾燥剤から効果的に水分を離脱させる
ことができ、乾燥剤の再生を確実に行うことができる。
【0012】このように、本第1発明の乾燥圧縮空気供
給装置は、乾燥圧縮空気の供給を必要とする需要部内の
減圧を伴わずに、乾燥剤の再生を行うことができる。ま
た、本第2発明の乾燥圧縮空気供給装置は、スターリン
グ冷凍機の作動空域又は貯槽部内の圧力が所定値以下に
なると、この検知圧力信号を受けた制御部により、切換
弁が空気圧縮機の吸入管路と外気に通じる第1管路とを
接続するとともに吐出管路と除湿部に通じる第2管路と
を接続するように切り換えられ、かつ、空気圧縮機が作
動される。これにより上記第1発明と同様に、除湿部か
ら貯槽部内に乾燥圧縮空気が送り込まれる。そして、貯
槽部内の圧力が所定値以上になると、貯槽部と作動空域
との差圧で第4管路に設けられた第2逆止弁が開かれ
る。これにより、貯槽部内の乾燥圧縮空気が第4管路を
介してスターリング冷凍機の作動空域内に供給される。
【0013】そしてスターリング冷凍機の作動空域又は
貯槽部内の圧力が所定値以上になると、この検知圧力信
号を受けた制御部により、切換弁が空気圧縮機の吸入管
路と除湿部に通じる第2管路とを接続するとともに吐出
管路と外気に通じる第1管路とを接続するように切り換
えられる。これにより上記第1発明と同様に、除湿部内
の乾燥剤の再生が行われる。
【0014】このように、本第2発明の乾燥圧縮空気供
給装置は、スターリング冷凍機の作動空域内の圧力低下
に応じて、同作動空域内に乾燥圧縮空気を供給すること
ができる。しかも、乾燥剤の再生時には、除湿部と貯槽
部とを接続する第2管路は逆止弁により閉じられている
ので、貯槽部内には再生前と同じ量の乾燥圧縮空気が貯
えられている。このため、除湿部内の乾燥剤の再生中に
も、必要に応じて適宜貯槽部からスターリング冷凍機の
作動空域内へ乾燥圧縮空気を供給することが可能であ
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明の空気乾燥装置を
具体的に説明する。本実施例は、作動機器としてスター
リング冷凍機を用いた例である。図1の概略図に示すよ
うに、駆動源1aに接続された空気圧縮機1は吸入管路
2及び吐出管路3を有し、吐出管路3には空気清浄機器
4が設けられている。エアフィルタ5を介して外気に通
じる第1管路6は、切換弁7を介して、空気圧縮機1の
吸入管路2又は吐出管路3と択一的に接続されるように
なっている。空気圧縮機1の下流側には再生可能な乾燥
剤を内蔵する除湿筒8が配設され、この除湿筒8の上流
側に通じる第2管路9は、切換弁7を介して空気圧縮機
1の吸入管路2又は吐出管路3と択一的に接続されるよ
うになっている。除湿筒8の下流側には、除湿筒8で除
湿された乾燥圧縮空気を貯える貯槽部10が配設され、
除湿筒8と貯槽部10とは、第1方向制御弁としての第
1逆止弁11を有する第3管路12により連結されてい
る。なお、貯槽部10には圧力スイッチ13が設けられ
ている。また貯槽部10の下流側には、第4管路14を
介して作動機器としてのスターリング冷凍機20が配設
されている。第4管路14は、減圧弁15、及び第2方
向制御弁としての第2逆止弁16が上流側から順に設け
られている。
【0016】そして、空気圧縮機1のON/OFF、及
び切換弁7の切換えは、圧力スイッチ13からの信号を
受ける制御部17により制御可能とされている。上記ス
ターリング冷凍機20は、貯槽部10から供給される乾
燥圧縮空気を作動気体として利用するもので、図4に示
すように、膨張シリンダ21及び圧縮シリンダ22と、
各シリンダ21及び22内に往復動可能に装備された膨
張ピストン23及び圧縮ピストン24と、膨張シリンダ
21の膨張室21aと圧縮シリンダ22の圧縮室22a
とを連結し、膨張シリンダ21側から順に配設された放
熱器25、蓄冷器26及び吸熱器27を有する作動管路
28とを備えている。なお、膨張ピストン23のロッド
及び圧縮ピストン24のロッドは、膨張ピストン23が
圧縮ピストン24から90度の位相差をもって先行する
ように(図5参照)クランク機構を介して、図示しない
駆動源により回転される図示しない駆動軸に連結されて
いる。そして、上記第4管路14は、膨張シリンダ21
と放熱器25との間の作動管路28に接続されている。
【0017】このスターリング冷凍機20においては、
駆動軸が駆動源により回転されると各シリンダ21、2
2内で各ピストン23、24が往復動を繰り返す。この
際、図5の作動行程図に示すように、膨張ピストン23
が下死点から上死点への中間点にあり、圧縮ピストン2
4が下死点にある状態(ポイント1)から、膨張ピスト
ン23が上死点に向かって動き、かつ、圧縮ピストン2
4が中間点に向かって上死点方向へ動くと(行程1→
2)、作動気体は圧縮されて圧力が上昇する。この発生
する圧縮熱は、放熱器25で外部に放出され、作動気体
の温度は一定に保たれる(等温圧縮行程)。
【0018】次に上死点に達した膨張ピストン23が中
間点に向かって下死点方向へ動き、かつ、下死点から上
死点への中間点にある圧縮ピストンが上死点に向かって
動くと(行程2→3)、作動気体は圧縮室22aから蓄
冷器26を通って膨張室21aへ移送される。この際、
作動気体は、蓄冷器26に熱を奪われて温度が低下す
る。また、膨張室21aの容積の増加量と圧縮室22a
の容積の減少量が等しいので、系全体の容積は一定であ
る(等容移送行程)。
【0019】上死点から下死点への中間点にある膨張ピ
ストン23が下死点に向かって動き、かつ、上死点にあ
る圧縮ピストン24が中間点に向かって下死点方向へ動
くと(行程3→4)、作動気体は膨張して圧力が低下
し、同時に温度が下がる。このとき、吸熱器27に熱負
荷があれば、作動気体の温度は一定のまま熱が吸収さ
れ、冷凍出力が得られる(等温膨張行程)。
【0020】下死点に達した膨張ピストン23が中間点
に向かって上死点方向へ動き、かつ、上死点から下死点
への中間点にある圧縮ピストン24が下死点に向かって
動くと(行程4→1)、作動気体は膨張室21aから蓄
冷器26を通って圧縮室22aへ移送される。この際、
作動気体は、蓄冷器26であたためられて温度が上昇す
る。また、膨張室21aの容積の減少量と圧縮室22a
の容積の増加量が等しいので、系全体の容積は一定であ
る(等容移送行程)。
【0021】このようなスターリング冷凍機20におい
ては、作動空域は密閉空域とされているが、膨張ピスト
ン23と膨張シリンダ21とのシール部などから作動気
体が漏れて、作動空域内圧力が低下する場合がある。こ
の作動空域内圧力は冷凍能力に影響を及ぼす。また作動
空域内での結露も冷凍能力に影響を及ぼす。本実施例で
は、以下に説明するように、スターリング冷凍機20の
作動空域内圧力の低下に応じて、乾燥圧縮空気を貯槽部
10から供給し、作動空域内圧力を必要圧力P(本実施
例では必要圧力:P=8kgf/cm2 とした)に保持
する。
【0022】すなわち本実施例では、圧力スイッチ13
の設定圧は、10kgf/cm2 以上でONとなり、8
kgf/cm2 未満でOFFとなるように設定されてい
る。そして、貯槽部10内の圧力が8kgf/cm2
満となって圧力スイッチ13がOFFになると、図3の
フローチャートに示すように以下の順で作動する。上記
圧力スイッチ13からの信号を受けた制御部17によ
り、切換弁7が空気圧縮機1の吸入管路2と外気に通じ
る第1管路6とを接続するとともに吐出管路3と除湿筒
8に通じる第2管路9とを接続するように切り換えら
れ、この状態で空気圧縮機1が作動される(図1の状
態)。これにより、空気圧縮機1は第1管路6及び吸入
管路2を介して外気から吸入した空気を圧縮し、吐出管
路3及び第2管路9を介して除湿筒8に圧縮空気を送り
込む。なお、このときエアフィルタ5及び空気清浄機器
4の作用により、空気中のダストやオイルミストが除去
されており、除湿筒8内には浄化された圧縮空気が送り
込まれる。この圧縮空気は除湿筒8で乾燥剤により除湿
され、乾燥圧縮空気となって除湿筒8から第3管路12
を介して貯槽部10に送り込まれて貯えられ、貯槽部1
0内の圧力が8kgf/cm2 以上に上昇する。
【0023】そして、スターリング冷凍機20の作動空
域内の圧力が8kgf/cm2 未満に低下した時には、
減圧弁15の作用により8kgf/cm2 に減圧された
乾燥圧縮空気が貯槽部10から第4管路14を介してス
ターリング冷凍機20の作動空域内に供給される。これ
により、スターリング冷凍機20の作動空域内の圧力を
必要圧力である8kgf/cm2 に保持することができ
る。
【0024】そして、貯槽部10内の圧力が10kgf
/cm2 以上になって圧力スイッチ13がONになる
と、この信号を受けた制御部17により、切換弁7が空
気圧縮機1の吸入管路2と除湿筒8に通じる第2管路9
とを接続するとともに吐出管路3と外気に通じる第1管
路6とを接続するように切り換えられる(図2の状
態)。これにより空気圧縮機1は第2管路9及び吸入管
路2を介して除湿筒8から空気を吸入し、吐出管路3及
び第1管路6を介して外気に排出する。このとき、除湿
筒8の下流側は第1逆止弁11により閉じられているの
で、除湿筒8においては真空引きされることとなり、こ
のため乾燥剤から効果的に水分を離脱させることがで
き、乾燥剤の再生を確実に行うことができる。
【0025】そして、上記乾燥剤の再生時間はタイマー
制御によって設定され、タイマーのOFFにより空気圧
縮機1の作動が停止される。上記乾燥剤の再生時には、
除湿筒8の下流側は第1逆止弁11により閉じられてい
るので、貯槽部10内には再生前と同じ量の乾燥圧縮空
気が貯えられている。このため、除湿筒8内の乾燥剤の
再生中にも、必要に応じて適宜貯槽部10からスターリ
ング冷凍機20の作動空域内へ乾燥圧縮空気を供給する
ことが可能である。このように本実施例では、スターリ
ング冷凍機20の作動空域への乾燥圧縮空気の供給と乾
燥剤の再生とを同時に行うことができるので、乾燥剤を
確実に再生して、スターリング冷凍機20の作動空域内
の圧力低下に応じた乾燥圧縮空気の供給を常に安定して
行うことが可能となる。
【0026】なお、上記実施例では、除湿筒8と貯槽部
10とを接続する第3管路12や、貯槽部10とスター
リング冷凍機20の作動空域とを接続する第4管路14
に第1逆止弁11や第2逆止弁16を用いたが、これら
の代わりに制御部17により開閉制御可能な電磁切換弁
を用いることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本第1発明の乾燥圧
縮空気供給装置は、乾燥圧縮空気の供給を必要とする需
要部の減圧を伴わずに乾燥剤の再生を行うことができ
る。したがって、本第1発明装置は、同需要部内の減圧
が不都合なシステムにも適用することが可能となる、ま
た、乾燥剤の再生による需要部の減圧を補填するのに要
するランニングコストを削減することが可能となる。
【0028】また、本第2発明の乾燥圧縮空気供給装置
は、スターリング冷凍機の作動空域への乾燥圧縮空気の
供給と乾燥剤の再生とを同時に行うことができるので、
乾燥剤を確実に再生して、スターリング冷凍機の作動空
域内の圧力低下に応じた乾燥圧縮空気の供給を常に安定
して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の乾燥圧縮空気供給装置の除湿時を説
明する模式図である。
【図2】本実施例の乾燥圧縮空気供給装置の再生時を説
明する模式図である。
【図3】本実施例の乾燥圧縮空気供給装置の作動を説明
するフローチャートである。
【図4】本実施例に用いたスターリング冷凍機を説明す
る模式図である。
【図5】上記スターリング冷凍機の作動行程図である。
【図6】従来の空気乾燥装置を説明する模式図である。
【符号の説明】
1…空気圧縮機 2…吸入管路 3
…吐出管路 6…第1管路 7…切換弁 8
…除湿筒 9…第2管路 10…貯槽部 11
…第1逆止弁 12…第3管路 13…圧力スイッチ 1
4…第4管路 16…第2逆止弁 17…制御部 20…作動機器としてのスターリング冷凍機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥圧縮空気の供給を必要とする需要部に
    乾燥圧縮空気を供給する装置であって、 外気に通じる第1管路と、 吸入管路及び吐出管路を有する空気圧縮機と、 該空気圧縮機の下流側に配設され、再生可能な吸着剤を
    内蔵する除湿部と、 該除湿部の上流側に通じる第2管路と、 該吸入管路又は該吐出管路と該第1管路又は該第2管路
    との接続を択一的に切り換える切換弁と、 該除湿部と該除湿部の下流側に配設された該需要部とを
    逆止弁を介して接続する第3管路とを備えたことを特徴
    とする乾燥圧縮空気供給装置。
  2. 【請求項2】スターリング冷凍機の作動空域に乾燥圧縮
    空気を供給する装置であって、 外気に通じる第1管路と、 吸入管路及び吐出管路を有する空気圧縮機と、 該空気圧縮機の下流側に配設され、再生可能な吸着剤を
    内蔵する除湿部と、 該除湿部の上流側に通じる第2管路と、 該吸入管路又は該吐出管路と該第1管路又は該第2管路
    との接続を択一的に切り換える切換弁と、 該除湿部の下流側に配設されて該除湿部で除湿された乾
    燥圧縮空気を貯える貯槽部と、 該除湿部と該貯槽部とを第1逆止弁を介して接続する第
    3管路と、 該貯槽部と該スターリング冷凍機の作動空域とを第2逆
    止弁を介して接続する第4管路と、 該貯槽部内又は該スターリング冷凍機の作動空域内の圧
    力検知信号に応じて、該空気圧縮機の作動、及び少なく
    とも該切換弁を制御する制御部とを備えたことを特徴と
    する乾燥圧縮空気供給装置。
JP4261553A 1992-09-30 1992-09-30 乾燥圧縮空気供給装置 Pending JPH06106020A (ja)

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