JPH06105074A - ハンドスキャナシステム - Google Patents

ハンドスキャナシステム

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JPH06105074A
JPH06105074A JP4248384A JP24838492A JPH06105074A JP H06105074 A JPH06105074 A JP H06105074A JP 4248384 A JP4248384 A JP 4248384A JP 24838492 A JP24838492 A JP 24838492A JP H06105074 A JPH06105074 A JP H06105074A
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Toshiharu Hirose
敏治 広瀬
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Shinobu Utashiro
忍 歌代
Motoharu Sunaga
元晴 須永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ある領域単位の読み取り走査の繰り返しによ
り原稿面全面の読み取り走査を行う際の、読み取り精度
を向上させ得るハンドスキャナシステムを提供する。 【構成】ハンドスキャナ10による原稿30の読み取り
走査を、当該原稿面上に透明板20を乗せた状態で実施
する。ハンドスキャナ10の押圧部材が透明板20に押
し付けられると、その部位で上下2枚の印刷抵抗が接触
し、この接触点を通じて各層の端面電極に所定の電流が
流れる。ハンドスキャナ10では、その電流値を各層毎
に取り込んで走査位置情報として検出し、画信号中に
“重なり部分”や“飛越し部分”が生じたことを認識し
た場合、上記走査位置情報に基づいてその重なり部分を
除去し、連続した領域の画信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホームファクシミリやパ
ソコン等の画情報読み取り装置として用いられるハンド
スキャナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ホームファクシミリやパソコン等の画情
報読み取り装置として用いられる従来のハンドスキャナ
の一つのタイプとして、水平方向の所定長1ライン分の
画情報のみの走査能力だけを持つものがあった。図8に
示す如く、このタイプのハンドスキャナ10aはその内
部にラインセンサ11aを有し、接続コード12により
ホームファクシミリやパソコン等の本体部に接続されて
いる。
【0003】読み取り走査に際して、使用者はハンドス
キャナ10aを走査対象である原稿30の表面にライン
センサ11aが図の左右の方向に一致するように直に乗
せ、その後、このハンドスキャナ10aをそのまま下方
(図の矢印方向)に連続して移動させる。この読み取り
走査によって、図の斜線部分の領域に相当する画信号を
ホームファクシミリまたはパソコン等に入力できる。
【0004】この種の従来のハンドスキャナでは、使用
者の扱かい易さを考慮し、ハンドスキャナ10aを小形
化する為に、水平方向1ラインの走査長は短かくせざる
を得ず、例えば、図の斜線部分の幅として10センチ程
度の長さの読取りエリアが選択されるのが一般的であっ
た。従って、このタイプのものでは、原稿30が図8の
様にハンドスキャナの1ライン分の走査長に対してはる
かに大きな幅を持つ場合、原稿30の一部分しか読み取
ることができなかった。
【0005】又、この種の従来のハンドスキャナの別の
タイプのものとして、垂直方向Nラインの各1ビットだ
けを読取る能力を持つものがあった。このタイプのハン
ドスキャナ10bは読み取り走査に際し、図9に示す如
く、ラインセンサ11bが図の上下方向に一致するよう
に原稿30上に置かれる。ここで使用者はハンドスキャ
ナ10bを左から右(図の矢印方向)へ動かしてNライ
ン分の水平方向領域(図の斜線部分)を読み取り走査
し、その後は、ハンドスキャナ10bを、一旦、原稿3
0から離し、Nラインを目安に下方へ移動させた後、再
度、原稿30の上に乗せ、新たに下方Nライン分の水平
方向領域の読み取り走査を行う。
【0006】このタイプのものでは、上述の如くの垂直
方向Nライン分毎の読み取り走査を原稿30の最下部に
達するまで繰り返すことによって、小型のハンドスキャ
ナでありながら大きな面積の原稿の全面を読み取ること
ができる。しかしながらその読み取り走査のためのハン
ドスキャナの移動は使用者が目測量で手動により行って
いるため、読み取り走査位置が不正確となり易く、その
走査により得られる画信号のつながりもうまくいかない
場合が多かった。このような不都合の代表的な例として
は、図10(a)に示す如く、読み取られたN- 1ライ
ン目とNライン目の画信号の一部が重なり合う状態や、
同図(b)に示す如く上記両ラインの画信号が飛越す状
態とがあり、いずれの場合も正確な読み取り走査の障害
となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
ハンドスキャナでは、一回の読み取り可能領域より大き
な面を持つ原稿の全面を、複数回の読み取り走査の繰り
返しによって読み取ることができたが、繰り返し走査の
ためのハンドスキャナの移動は使用者自らが目測量で行
っていたため、走査面の連続性が正確に保てず、各回の
走査により得た画信号の間に重なり部分や飛び越し部分
が生じ、読み取り精度が低下するという問題点があっ
た。
【0008】本発明はこの問題点を除去し、ある領域単
位の読み取り走査の繰り返しにより原稿面全面の読み取
り走査を行う際も、スキャナの移動の不正確さからくる
連続した読み取り画信号の重なりまたは飛び越しを防止
でき、もって読み取り精度を向上させ得るハンドスキャ
ナシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のハンドスキャナ
システムは、1回の走査でNラインの画情報読み取り能
力を有するハンドスキャナ手段と、読み取るべき原稿面
上に載置され、読み取り走査時における前記ハンドスキ
ャナ手段の移動に応じた走査位置情報を発生する透明板
と、前記ハンドスキャナ手段により読み取られた少なく
とも連続する2走査分の画信号を記憶する画信号記憶手
段と、該記憶手段に記憶された2走査分の画信号に重な
り部分があるか飛び越し部分があるかを前記走査位置情
報に基づいて認識する認識手段と、前記2走査分の読み
取り画信号に重なり部分がある場合、その重なり部分を
除去して連続した走査領域の画信号として出力する第1
の画信号処理手段と、前記2走査分の画信号に飛び越し
部分がある場合、その旨を報知する報知手段と、前記報
知に係る画信号を有効とするか無効とするかを指示する
有効/無効指示手段と、有効である旨が指示された場合
は該当する前記画信号を正規画信号として出力すると共
に、無効である旨が指示された場合は当該画信号を破棄
する第2の画信号処理手段とを具備して構成される。
【0010】
【作用】本発明では、ハンドスキャナによる原稿の読み
取り走査を、当該原稿面上に透明板を乗せた状態で実施
する。この透明板は、内部に2層の印刷抵抗が形成さ
れ、読み取り走査の際、ハンドスキャナの押圧部材が透
明板に押し付けられると、その部位で上下2枚の印刷抵
抗が接触し、この接触点を通じて各層の端面電極に所定
の電流が流れる。
【0011】本発明では、その電流値を各層毎に取り込
んで走査位置情報として検出する。また、上述の手順に
よる何回目かの走査において、連続して得られた画信号
の間に“重なり部分”や“飛越し部分”が生じたことを
上記透明板からの走査位置情報に基づいて認識する。も
し重なり部分が認識された場合、上記走査位置情報に基
づいてその重なり部分を除去し、連続した領域の画信号
として出力する。
【0012】この処理により、重なり走査が何回繰り返
されても、常に原画と一致した画信号が得られる。同様
の処理によって、繰り返し走査に係る読み取り画信号の
飛び越し部分も認識できる。
【0013】この場合、飛び越し走査が生じた旨を警報
音等により使用者に知らしめ、使用者からその回の読み
取り画信号を有効とするか、無効とするかの指示を仰
ぐ。
【0014】そして、無効である旨の指示があれば、そ
の回の読み取り画信号を破棄し、同じ領域の再読み取り
走査を行う。この処理により、連続した画信号の飛び越
し走査は一切回避される。
【0015】一方、使用者から有効である旨の指示があ
ればその回の読み取り画信号はそのまま正規の画信号と
して出力する。この処理により、空白部のある原稿等は
その部分を意図的に飛び越し走査できる。本発明を運用
面からみれば、飛び越し走査や意図しない飛び越し走査
を回避し得る画信号処理によって、ハンドスキャナの移
動時、走査面の連続性にさほど注意を払わずに済み、扱
いも非常に楽なものとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るハンド
スキャナシステムの運用形態を示した図である。このハ
ンドスキャナシステムは、ハンドスキャナ10及び透明
板20と、これらハンドスキャナ10及び透明板20を
それぞれ接続コード12及び21で接続する図示しない
本体部とから成っている。運用に際して、このシステム
では、原稿30の上を覆うように透明板20を乗せ、そ
の上からハンドスキャナ10を図の矢印方向に繰り返し
移動させつつ読み取り走査を行う。ここで、ハンドスキ
ャナ10は図1に示す如くの上面の構成に対して図2に
示す如くの底面構成を有しており、ラインセンサ部11
の読み取り幅に相当する上記所定位置に1対の押圧部材
13a, 13bが形成されている。上述の読み取り走査
の際、ハンドスキャナ10の底面にある押圧部材13
a, 13bは透明板20の表面に当接し、該透明板20
に押圧力を与えつつ走査方向へと移動する。
【0017】一方、透明板20は図3に示される如くに
構成され、2枚の独立した抵抗印刷シート22, 23
と、これら両シートを両側から挟み込む表面シート24
および背面シート25とから成る。この透明板20の結
線の様子は図4に示されている。すなわち、この図4に
おいて、透明板20の接続コード21は、印刷抵抗シー
ト22から流れ出る電流を図示しない本体部に渡す信号
線211a, 211bと、もう1つの印刷抵抗シート2
3から流れ出る電流を本体部に渡す信号線212a, 2
12bとから成っている。
【0018】ここで、印刷抵抗シート22と23とはハ
ンドスキャナ10の上述した押圧力によって両者の接触
点を生じ、この接触点を通して形成される定電流経路の
中にあって、その接触点の位置に対応した電流値変化を
生じる。即ち、印刷抵抗シート22と23はこれら両シ
ートの接触点から各シート端面の電極までの距離の差に
よって生ずる電流値を検出しつつその値を比較し、これ
によって走査位置のX座標、Y座標を求める為に用いら
れる。この技術自体は、既に、電子黒板などで応用され
ている周知のものである。尚、本発明では2枚の抵抗印
刷シート22,23間の接触点がハンドスキャナ10の
底面部に設けた押圧部材13a, 13bによって2ケ所
で与えられるようになっている。
【0019】次に、図5は本発明のハンドスキャナシス
テムによる実際の読み取り走査手順をを示す概略図であ
る。同図から明かであるように、本発明のハンドスキャ
ナ10の扱いに際しては、このハンドスキャナ10を原
稿30を覆うように置いた透明板20上に載置し、その
上から従来タイプのもの(図9図参照)と同様に、ハン
ドスキャナ10を透明板20に所定の押圧力を与えつつ
最下段のラインまで順次移動させつつ各エリア毎に繰り
返し連続的に読み取り走査を行う。その間、ハンドスキ
ャナ10の移動位置は透明板20からの出力信号に基づ
いて常時認識され、その際、ハンドスキャナ10の位置
移動に伴って得られる各走査エリア単位の画信号はその
位置情報に基づいて合成処理され、原稿30全体として
の1つの画信号が作成される。
【0020】このような画信号の処理を図6の回路図を
参照して説明する。すなわち、図6は本発明のハンドス
キャナシステム(第1図参照)の構成をブロック図で示
したものである。図6において、画情報読み取り手段で
あるラインセンサ部11は原稿30の1回の読み取り走
査においてNライン分各1ビットの容量の読み取り能力
を有するものである。41はその読み取り走査によりラ
インセンサ部11から出力される信号を2値化する2値
化部である。42はその2値化信号を読み取り画信号と
して記憶する画信号記憶部であり、少くとも連続する2
Nライン分の走査長に対応した記憶容量を持っている。
【0021】一方、本発明のシステムでは上述した画情
報読み取り手段による読み取り走査の位置を指示するた
めの手段として透明板30が付加される。43はその透
明板30を構成する2枚の抵抗印刷シート22, 23が
ハンドスキャナ10の2ケ所の押圧機構すなわち押圧部
材13a, 13bによって接触せしめられた時、当該各
シート22, 23の両端面から流れ出る電流の差を検出
する電流検出器である。44はその電流検出器43の検
出値に基づいてハンドスキャナ10の走査位置の座標を
検出するX、Y座標演算部であり、45はその演算結果
を記憶するX、Y座標記憶部である。46はハンドスキ
ャナ10の全体の動作を制御する制御部であり、その制
御の中には、上記読み取り手段により各エリア毎に読み
取られた画情報に関して、透明板20より与えられる位
置情報に基づいて上記各走査エリア毎の読み取り画信号
の“重なり”あるいは“飛び越し”を認識し、これらを
除去した画信号を得るための制御が含まれている。
【0022】47はその制御によって最終的に“重な
り”あるいは“飛び越し”補正のなされた画信号をファ
クシミリ装置又はパソコン等に供給すべくこれら外部機
器との接続を果たす外部インタフェース部である。ま
た、48は上記制御によって“飛び越し”が検出された
時にその旨を警報として報知する飛び越し報知部であ
り、例えばランプやブザー等により構成される。更に、
49は“飛越し”警報を確認後、使用者から、その時の
走査により得たNラインの読み取り画信号を有効とする
か、無効とするかを指示する為の有効/無効指示部であ
り、例えば、スイッチ等によって構成される。
【0023】以下、この図6のシステムの回路動作を説
明する。まず、読み取り走査の際、透明シート20は図
5に示す如く原稿30の上にこれを覆うように直に置か
れる。次に、ハンドスキャナ10が透明板20に押し付
けられると、ハンドスキャナ10の読み取り走査面に臨
む2つの押圧部材13a, 13bがその押圧力でスイッ
チ動作し、これによって動作開始を示す信号が制御部4
6に伝えられる。同時に、電流検出器43は透明板20
内の抵抗印刷シート22, 23相互間の接触点を通して
流れる電流を検出し、更にX、Y座標演算部44ではそ
の検出値に基づきそれぞれのシート対応に読み取り走査
位置としてのX座標、Y座標の算出演算を行う。
【0024】そして、その演算結果はX、Y座標記憶部
45に記憶される。この時、ハンドスキャナ10の2つ
の押圧部材13a, 13bによって、上記原稿20内に
は抵抗印刷シート22, 23相互間で同時に2つの接触
点が形成されるが、それぞれハンドスキャナ部11の上
端、下端に対応してその時のNラインの左から右への水
平方向の読み取り走査エリアの最上ライン、最下ライン
(Y座標)が常に水平方向の位置(X座標)と共に検
出、演算され、これがX、Y座標記憶部45記憶されて
ゆく。
【0025】このX、Y座標の演算、記憶処理と同時
に、ラインセンサ部11によって原稿30はNラインず
つ、ハンドスキャナ10の左から右への動きに合せて読
み取り走査され、この時のラインセンサ部11からの出
力信号が2値化部41にて2値化され、読み取り画信号
として画信号記憶部42に記憶されてゆく。
【0026】一回目の水平方向Nラインへの走査が終る
と、ハンドスキャナ10は次にNラインを目安として下
方にずらされ、再度左から右に動かされて次のNライン
の読み取り走査が行なわれる。以下、この動作が原稿3
0の走査領域全面を対象として最下部のラインに到達す
るまで繰り返し実施される。その間、ハンドスキャナ1
0の移動は使用者自らの手で行っており、移動の軌跡が
不正確となり易い。
【0027】その結果、各走査により得られる連続する
エリアの画信号の間には、通常、図10(a)に示す様
な“重なり状態”や、図10(b)に示す様な“飛越し
状態”が発生することになる。制御部46では画信号記
憶部42に記憶されている画信号とX、Y座標記憶部4
5に記憶されたこれら画信号の走査位置情報とに基づい
て上記各状態を認識する。そして、その後の処理とし
て、“重なり状態”に関しては、X、Y座標記憶部45
に記憶されている2回のNライン分の座標を比較し、重
なっている部分の、例えば、後の回の読み取り画信号の
内容のみを破棄し、常に1回分の読み取り画信号だけを
左から右に、従来の形式に従って外部インタフェース部
47を通じて出力する。
【0028】また、“飛越し状態”が発生した場合、そ
れまでに読み取った画信号の転送を一旦終了するととも
に、外部インタフェース部47から外部機器への画信号
の出力を止め、飛び越し発生の旨を飛越し報知部48に
より警告音等によって使用者に報知する。この報知によ
り“飛越し状態”が発生したことを認識した使用者は、
その後、その報知の対象である今回の読み取り走査によ
り得たNライン分の画信号を有効とするか、無効とする
かを有効/無効指示部49の操作にて選択する。ここ
で、使用者により“有効”とする旨の指示が与えられた
場合、それまでの読み取り動作の単なる延長として認識
し、飛越された部分は欠落したまま外部インタフェース
部47からの画信号の送出を継続して行う。
【0029】これに対して使用者により“無効”とする
旨の指示が与えられた場合、この回のNラインの読み取
り走査は行われなかったものとして処理し、1回前の走
査状態に戻る。係る画信号処理によれば、“飛越し状
態”が発生した場合も、警告によってそのことを知り、
再読み取り走査を行うことで原稿30上の連続する面の
画信号の欠落を防止することができる。また、その際、
有効/無効指示部49より有効とする旨を指示すれば、
その時の読み取り画信号をそのまま活かすことができ、
例えば、中間に空白域が存在し、これを意図的に飛び越
し走査する場合等への対応が容易となる。
【0030】上記実施例では、ハンドスキャナシステム
とホームファクシミリやパソコン等の外部機器とを外部
インタフェース部47により有線接続して運用するタイ
プのものについて説明したが、他の実施例としては、図
7に示す如く、その接続を無線インタフェースににより
果たすタイプのものも考えられる。この図7に示すハン
ドスキャナシステムのハンドスキャナ10Aは、ハンド
セット機能も有するコードレスタイプのものであり、そ
の読み取り画信号は無線インタフェースにより主装置5
0へと伝送する。ここで、主装置50は本体ユニット5
1、プリンタユニット52、表示ユニット53、ハンド
セット54等のそれぞれ分離独立に形成された機能ユニ
ットの集合によって成る。これら各機能ユニットもま
た、ハンドスキャナ10Aと同様、互いに無線インタフ
ェースにより接続されている。
【0031】上述の如くハンドスキャナ10Aより無線
インタフェースを通じて受信された画信号は、本体ユニ
ット51内に一旦取り込まれた後、その時の指示に従っ
て表示ユニット53にソフトコピーとして表示された
り、あるいはプリンタユニット52で記録排出される。
このように本発明のハンドスキャナシステムを無線イン
タフェースにより他の機能機能ユニットと連携できるよ
うにすることによって、使用場所の制限を緩和でき、よ
り使い勝手のよいファクシミリシステムの構築に寄与で
きることになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンドスキ
ャナシステムによれば、ハンドスキャナと原稿の間に介
在させた透明板からの位置情報に基づいて、連続した各
走査毎に得られる読み取り画信号の重なり部分や意図し
ない飛び越し部分を除去するようにしたため、従来同様
の小形のハンドスキャナをその位置移動の正確さをさほ
ど意識することなく扱いつつも、一回の走査で読み取り
可能な領域以上の面を持つ原稿面の全体を極めて高精度
に読み取ることができるという優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るハンドスキャナシステ
ムの運用形態の一例を示す概念図。
【図2】図1に示したシステム内のハンドスキャナの底
面部の構成を示す図。
【図3】本発明に係る透明板の構成を示す図。
【図4】図3に示した透明板の結線状態を示す図。
【図5】本発明に係るハンドスキャナシステムの走査方
法の説明図。
【図6】本発明の一実施例に係るハンドスキャナシステ
ムのブロック構成図。
【図7】本発明の他の実施例に係るハンドスキャナシス
テムの運用形態の一例を示す概念図。
【図8】従来のハンドスキャナのあるタイプの走査方法
の説明図。
【図9】従来のハンドスキャナの別のタイプの走査方法
の説明図。
【図10】従来のハンドスキャナによる読み取り走査の
不都合を説明するため図。
【符号の説明】
10, 10A ハンドスキャナ 11 ラインセンサ部 12, 21 接続コード 13a, 13b 押圧部材 41 2値化部 42 画信号記憶部 43 電流検出部 44 X、Y座標演算部 45 X、Y座標記憶部 46 制御部 47 外部インタフェース部 48 飛越し報知部 49 有効/無効指示部 20 透明板 211a, 211b, 212a, 212b 位置情報出
力用信号線 22, 23 抵抗印刷シート 24 表面シート 25 背面シート 30 原稿 50 主装置 51 本体ユニット 52 プリンタユニット 53 表示ユニット 54 ハンドセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 歌代 忍 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 須永 元晴 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 上野 誠三 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回の走査でNラインの画情報読み取り
    能力を有するハンドスキャナ手段と、 読み取るべき原稿面上に載置され、読み取り走査時にお
    ける前記ハンドスキャナ手段の移動に応じた走査位置情
    報を発生する透明板と、 前記ハンドスキャナ手段により読み取られた少なくとも
    連続する2走査分の画信号を記憶する画信号記憶手段
    と、 該記憶手段に記憶された2走査分の画信号に重なり部分
    があるか飛び越し部分があるかを前記走査位置情報に基
    づいて認識する認識手段と、 前記2走査分の読み取り画信号に重なり部分がある場
    合、その重なり部分を除去して連続した走査領域の画信
    号として出力する第1の画信号処理手段と、 前記2走査分の画信号に飛び越し部分がある場合、その
    旨を報知する報知手段と、 前記報知に係る画信号を有効とするか無効とするかを指
    示する有効/無効指示手段と、 有効である旨が指示された場合は該当する前記画信号を
    正規画信号として出力すると共に、無効である旨が指示
    された場合は当該画信号を破棄する第2の画信号処理手
    段とを具備することを特徴とするハンドスキャナシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 透明板は2層の抵抗印刷シートから成
    り、前記走査位置情報は前記ハンドスキャナ手段の読み
    取り面の2カ所に設けた押圧部材の押圧部位にて接触す
    る前記両抵抗印刷シート間の導通電流により与えられる
    ことを特徴とする請求項1記載のハンドスキャナシステ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011005A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Panasonic Corp 画像処理装置

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JP3018215B2 (ja) 2000-03-13

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