JPH06104491B2 - ワークの分割供給方法とその装置 - Google Patents

ワークの分割供給方法とその装置

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JPH06104491B2
JPH06104491B2 JP24605789A JP24605789A JPH06104491B2 JP H06104491 B2 JPH06104491 B2 JP H06104491B2 JP 24605789 A JP24605789 A JP 24605789A JP 24605789 A JP24605789 A JP 24605789A JP H06104491 B2 JPH06104491 B2 JP H06104491B2
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supply conveyor
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トキワ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば包装機に被包装物を複数個一組で順次供
給する様な場合に適用されるワークの分割供給方法とそ
の装置に関する。
(従来の技術) 従来、ワークの分割供給手段としては、例えば特公昭62
−36930号公報や特開昭49−83593号公報所載の手段が存
在する。
この手段は第4図の如く、分割供給コンベア3eによって
多数のワーク2…をきつきつ状態で移送させて、該ワー
ク2…を分割供給コンベア3eよりも高速の移送コンベア
7e側に送り出し、その速度差を利用してコンベア7e上で
各ワーク2…毎に隙間Sを設ける手段である。当該手段
によれば、分割供給コンベア3eの上流側へのワーク投入
をアトランダムに行っても、その後確実にワーク2…を
一定間隔で分割供給できて都合がよい。又、一定間隔で
分割されたワーク2…の相互間には、同図の如く別途設
けた載置区分付コンベア8のアタッチメント12を進入さ
せることができて、包装機9側へのワーク供給を確実に
行える。
ところで、実際の包装作業ではワーク2を一個ずつ分離
供給させるだけではなく、複数のワークを一組として包
装機側に供給させたい場合が多々ある。
しかるに、前記従来のものでは、分割供給コンベア3eを
等速度で連続運転させてなるために、ワーク2を二個或
いは三個ずつに分割させた状態で移送コンベア7e側に供
給させることは出来ない。
そこで、従来ではその対応策として、第5図(イ),
(ロ)の様に、移送コンベア7eよりも線速度が早く設定
された載置区分付コンベア8のアタッチメント12のピッ
チPを大きくして、二個或いは三個のワーク2を一個の
アタッチメント12で押動させる様に調整していたのが実
情であった。
(発明が解決しようとする課題) 而して、前記従来の手段は、第6図(イ)の如く一個ず
つ相互に間隔S1,S2を隔てた複数(例えば三個)のワー
ク2…毎にアタッチメント12を挿入させるために、該ア
タッチメント12のピッチPは、同図(ロ)の如く三個の
ワーク2…の全長Laよりも、S1,S2及びアタッチメント
11をワーク間に挿入させるための余裕寸法b1,b2の合計
分だけ大きくする必要がある。
ところが、アタッチメント12のピッチPがワークの全長
Laに比べて余分に長くなれば、包装機へのワーク投入を
行う際にはアタッチメント12の移送速度をワークの全長
Laよりも長い寸法分だけ包装側の運転速度よりも高速に
せねばならない。その結果、包装機の速度とワーク2の
投入速度とには大きな差が生じて包装機側に投入される
ワークにずれが発生する等、これが不良包装を発生させ
る大きな原因となり、実用上支障を生じていた。
また、上記従来の手段では、一個ずつに分割されたワー
ク2…を複数個一組に纏める手段としてアタッチメント
12を備えた載置区分付コンベア8の使用が必須条件とな
る。従って、該載置区分付コンベア8を除去して装置全
体の簡易化を図ることが出来ず、この点に於いても難点
を有していた。
この様な難点は、何れにしてもコンベアで連続移送され
る多数のワークを所望の個数毎に適切に分割して後段側
に供給できれば解決できるものであり、本発明は正にこ
の様な要望を達成することを課題として発明されたもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明は分割供給コンベアを従来の如く常時一定速度で
連続運転させるのではなく、分割供給コンベアを間歇運
転させてその際の速度,加速度及びその加速及び減速の
開始終了時期を制御することにより、連続運転される移
送コンベア上にワークを複数個ずつに分割させて供給さ
せるという全く新規な技術思想の下に発明されたもので
ある。
すなわち、本発明は、間歇運転される分割供給コンベア
3の駆動ベルト3a,3bによって上下又は左右の両面が挟
まれてその前後面部が相互に当接して移送される複数の
ワーク2…を、前記分割供給コンベア3の下流側に配置
された移送コンベア7上に間歇的に送り出して複数個一
組に分割供給させるワークの分割供給方法であって、前
記分割供給コンベア3の停止状態から該分割供給コンベ
ア3を起動させてワーク2…を移送コンベア7上に送り
出す際に、先頭のワーク2aが分割供給コンベア3の駆動
ベルト3a,3bから解放される迄の期間に分割供給コンベ
ア3を移送コンベア7と同一の速度まで加速させる加速
期間Aを終了させて、その後移送コンベア7と同一速度
の等速期間Bで所望個数のワーク2b,2c…を移送コンベ
ア7側に移送させ、次に分割供給コンベア3が所望の最
後尾のワーク2dの送り出しを終了した後に分割供給コン
ベア3の減速期間Cを開始させて次の組のワーク2eの全
量が分割供給コンベア3から送り出されない間に前記減
速期間Cを終了させて分割供給コンベア3を停止させ
る、ワークの分割供給方法である。
また、上記方法を実施するための本発明に係る装置は、
複数のワーク2…のを一対の駆動ベルト3a,3bで挟んで
各ワーク2の前後を相互に当接させた状態で移送する分
割供給コンベア3と、該分割供給コンベア3の下流側に
配置されて該分割供給コンベア3から送り出されるワー
ク2…を受領する移送コンベア7とを夫々具備してなる
ワークの分割供給装置に於いて、前記分割供給コンベア
3は、移送コンベア7とは独立して間歇運転自在となる
べく移送コンベア7とは別駆動源のサーボモータ5にて
駆動され、且つ該サーボモータ5には、分割供給コンベ
ア3の駆動開始時及び駆動終了時の加速度a1,a2と等速
度期間の速度V2とを所望の値に設定可能とすべくサーボ
モータ5に送信する駆動用パルスのパルス数を変更設定
自在な制御装置19が接続して設けられ、しかも分割供給
コンベア3よりも下流の位置には、分割供給コンベア3
から移送コンベア7側に所望個数のワーク2a…2dが送り
出された際に先頭のワーク2aを検知してサーボモータ5
の停止に至る減速動作を開始させるためのタイミング信
号を発信する検知手段18が設けられてなる、ワークの分
割供給装置である。
(作用) 上記前者の構成の分割供給方法に於いては、分割供給コ
ンベア3で前後当接したワーク2…が間歇的に移送コン
ベア7上に送り出されることにより、これらワーク2…
が移送コンベア7上で複数個ずつ分割された状態で供給
されることとなる。
而して、分割供給コンベア3をその停止状態から起動さ
せる際には、先頭のワーク2aが分割供給コンベア3から
解放される迄の間に分割供給コンベア3の加速期間Aが
終了して移送コンベア7と同一速度に設定されるため
に、二個目のワーク2bが移送コンベア7上に送り出され
る速度は移送コンベア7の速度及び先頭のワーク2aの移
送速度と同一となる。従って、先頭のワーク2aと二個目
のワーク2aとは相互に接触した状態のまま移送コンベア
7上に移送され、両者2a,2b間に不当な隙間は発生しな
い。
また、その後二個目のワーク2bから所望のワーク2d迄に
ついては分割供給コンベア3から移送コンベア7側に移
送コンベア7と同速度で送り出され、更には分割供給コ
ンベア3の減速期間Cの開始は最後尾のワーク2dの送り
出しが終了した後に行われるから、先頭のワーク2aから
最後尾のワーク2d迄の各ワークの移送速度は全て等速と
なって、各ワーク間に不当な隙間は発生しない。
更に、分割供給コンベア3の減速期間Cは、次の組のワ
ーク2eの全量が分割供給コンベア3から送り出されない
間に終了して分割供給コンベア3が停止されるために、
前記ワーク2eが移送コンベア7側に不当に移送されるこ
ともない。従って、前記ワーク2a…2dは複数個一組に分
割された状態となって移送コンベア7上を移送されるこ
ととなる。
一方、上記後者の構成の分割供給装置に於いては、サー
ボモータ5によって分割供給コンベア3を移送コンベア
7とは独立して間歇駆動させて、連続駆動される移送コ
ンベア7側に複数のワーク2…を送り出すことができ
る。
而して、分割供給コンベア3の加速期間A,Cの各加速度a
1,a2及び等速区間の速度V2は、制御装置19からサーボ
モータ5に送信する駆動用パルスのパルス数の設定変更
によって所望の値に設定できるものであるから、ワーク
2の寸法及び移送コンベア7の速度の応じて前記a1
a2,V2を上記方法に合致する値に設定できる。即ち、分
割供給コンベア3の等速区間Bの速度V2を移送コンベア
7の速度と同速度に設定できる。又、加速度a1,a2は一
個のワーク2が分割供給コンベア3で送り出される迄の
期間に速度零から速度V2に、又は速度V2から速度零にな
る様に設定すればよい。これによって、複数のワーク2a
…を不当に分離させることなく分割供給コンベア3から
移送コンベア7上に移送させ得る。
サーボモータは他の汎用モータに比較してその駆動制御
性能に優れ、又立ち上がりが鋭いことにより、上記一連
の制御が高精度に行えるのである。
また、分割供給コンベア3から移送コンベア7側に所望
個数のワーク2…が送り出された際にはこれを検知手段
18で検知させて、サーボモータ5に減速期間Cの開始信
号を送信させて、所定のタイミングで分割供給コンベア
3を停止させることができ、所望数以上のワークが移送
コンベア7上に送り出されることを適切に防止できる。
よって、上記本発明に係るワークの分割供給方法を適正
に実施できるのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
〔装置の実施例〕
第1図中、1はワーク2の製造又は加工装置20等に接続
されるプールコンベア。3はその下流側に接続された分
割供給コンベアで、ワーク2の上下面又は左右の両側面
を挟む一対の駆動ベルト3a,3bを備えている。前記プー
ルコンベア1の速度V1は分割供給コンベア3の速度V2
りも常時高速となる様に設定されており、これによって
分割供給コンベア3はワーク2…をその各前後部が相互
に当接した押せ押せ状態で移送し得る様に設定されてい
る。
5は分割供給コンベア3を駆動させるためのサーボモー
タで、減速機6を介してコンベア3と接続されている
が、後述する制御装置19からのパルス信号によってその
回転速度並びに回転角度が高精度に制御されるものであ
る。
7は分割供給コンベア3の後段側に配置された移送コン
ベア。8は該移送コンベア7の途中位置からその後方の
包装機9のフォーマ9に渡って設けられた載置区分付コ
ンベアで、循環駆動自在なチェーン11に複数のワーク押
圧用のアタッチメント12を所定の一定ピッチで取付けた
ものである。尚、該載置区分付コンベア8と移送コンベ
ア7とは包装機9の駆動源で駆動されて分割供給コンベ
ア3とは別駆動されており、又その移送速度V4とV3は同
一速度である。
13は包装機9の一包装作業で一回転する所謂一回転軸14
に設けられたエンコーダで、一回転軸14の一回転毎に所
望数のパルス信号を発生させて後述する制御装置19に送
信するものである。15は一回転軸14に別途設けられたカ
ム16の回転を検出して一回転軸14の一回転毎にタイミン
グ基準となる原点信号を制御装置19に送信する原点信号
発信用センサーを示す。尚、前記カム16の角度位相は任
意に調整自在である。17,18は分割供給コンベア3の下
流側出口の近傍位置及びそれよりも下流の位相コンベア
7の上方位置に夫々矢印a,b方向に沿って位置決め調整
自在に設けられた光電センサー等からなるワーク検知用
センサーで、先頭のワーク2の先端部を検知した際にそ
の検知信号を制御装置19に送信すべく構成されている。
次に、制御装置19について説明すると、先ず制御装置19
はエンコーダ13から送信されるパルスに基づいてサーボ
モータ5を間歇駆動させるための駆動用パルスを作って
これをサーボモータ5に送信する機能を具備している。
ここに、エンコーダ13から制御装置19に送信されるパル
スはそのままサーボモータ5に送信されるのではなく、
分割供給コンベア3の駆動速度,及びその加速度を所望
の値に設定できる様にエンコーダ13から送信されたパル
スを設定回路で設定された値の所望の倍数のパルスに変
換されてサーボモータ5に送信されるものである。ま
た、制御装置19は原点信号発信用センサー15や他のセン
サー17,18からの信号受信によって、サーボモータ5へ
のパルス送信を所定の状態に自動制御するものである
が、その詳細については便宜上以下の方法の実施例の欄
で詳述する。
〔方法の実施例〕
次に上記装置を使用してワーク2を四個ずつ分割して供
給する方法を説明する。
先ず、多数のワーク2…をプールコンベア1から分割供
給コンベア3側に移送させて、分割供給コンベア3の駆
動ベルト3a,3bで挟まれたワーク2…の前後部を相互に
当接させた押せ押せ状態で下流側に移送させる。次に、
第2図(イ)の様にワーク2…のうち先頭のワーク2aが
分割供給コンベア3の下流側出口から一部露出した際に
その先端部をセンサー17で検知させ、その検知信号を制
御装置19に送信させて分割供給コンベア3を停止させ
る。
ここに、各ワーク2の全長がLが100mmの場合には、分
割供給コンベア3の出口からセンサー17の設置位置迄の
距離Lbを例えば45mmに設定させて、その後に分割供給コ
ンベア3を再起動させた際に先頭のワーク2aを充分に加
速できる距離を残しておく。
次に、前記ワーク2…の待機状態に於いて、空運転が行
われている包装機9側のセンサー15から原点信号が発信
されれば、これと同時に分割供給コンベア3を起動させ
てワーク2a,2b…を順次移送コンベア7上に受け渡す。
尚、分割供給コンベア3から送り出されるワーク2a…と
載置区分付コンベア8のアタッチメント12とのタイミン
グが合う様にカム16の位相を予め調整して前記原点信号
の出力時期を予め設定しておけばよい。
而して、分割供給コンベア3が起動された立ち上がりの
際には、先頭のワーク2aが分割供給コンベア3から離
反,解放される迄の短期間で、分割供給コンベア3のワ
ーク移送速度V2を移送コンベア7の速度V3と同速度(例
えば500mm/sec)となる様に加速させる。即ち、第2図
(ロ)の様にワーク2aの後部Lbが10mm以上駆動ベルト3
a,3bによって挟まれていれば該ワーク2aに駆動ベルト3
a,3bの駆動を伝達できる状態の場合には、同図(イ)の
状態ではワーク2aは残り45mmの範囲で分割供給コンベア
3によって加速され得る。従って、分割供給コンベア3
の加速時には、例えば第3図の加速期間Aの如く、起動
開始時から0.18秒で500mm/secまで立ち上がる加速度a1
にすればよい。係る移送作業では、ワーク2aが駆動ベル
ト3a,3bによって丁度45mmだけ下流側に移送された際に
その移送速度が500mm/secとなる。即ち、加速期間Aが
終了した時点で丁度第2図(ロ)の状態となる。また、
該分割供給コンベア3の加速度a1は、制御装置19からサ
ーボモータ5へ送信するパルス周波数を調整することに
より適切に設定できるものである。
尚、分割供給コンベア3の加速度が小さくてその加速期
間が第7図に示す様に次の二個目のワーク2bの送り出し
期間迄長引いた場合には、ワーク2aと2bとは分離される
不都合を生じる。これは移送コンベア7の速度V3よりも
分割供給コンベア3の加速期間Aの速度の方が小さいか
らである。しかるに、本発明では先頭のワーク2aの送り
出しが終了する迄にワーク移送速度が移送コンベア7と
同速度に達するから第7図の様な不都合は生じない。
次に、分割供給コンベア3の加速期間の終了後には、そ
の速度V2を第3図の等速区間Bの如く適当な期間だけ50
0mm/secの等速度として、この期間中に第2図(ハ)の
様に二個目以降のワーク2b,2c,2dを移送コンベア7側に
移送させる。当該期間中では、これら各ワーク2b…が移
送コンベア7と同速度で送り出されるから、やはり各ワ
ーク2b…の相互間に不当な隙間は発生しない。
また、上記の如くしてワーク2a,2b…が移送コンベア7
上に移送されて、四個目のワーク2dの後部が分割供給コ
ンベア3から送り出された際には、この時点で先頭のワ
ーク2aをセンサー18で検知させる。これによって、制御
装置19を介してサーボモータ5に減速開始を指示させ
る。また、この減速期間Cに於ける加速度a2は、加速期
間Aと同様に0.18秒の時間で速度零まで減速させる。
すると、既に該分割供給コンベア3の減速開始前に移送
コンベア7上に受け渡されている四個のワーク2a…2dは
第2図(ハ)から同図(ニ)の状態にそのまま移送コン
ベア7上を移送される。一方、次の組の先頭のワーク2e
は0.18秒の減速期間中に於いて、Lc=45mmだけ分割供給
コンベア3の下流側に突出され、この状態で分割供給コ
ンベア3の速度は零となって第2図(ホ)の様に停止さ
れるから、ワーク2eと先のワーク2d戸の間には適当な隙
間Sが発生する。これによって、先のワーク2a…2dは四
個に分割されて包装機9側に適切に供給されるのであ
る。
又、ワーク2eはセンサー17によって検知されるから分割
供給コンベア3の停止を確実に行えるが、分割供給コン
ベア3はセンサー15から次の原点信号は発信されると再
度前記同様に起動して、ワーク2e…の分割供給を継続し
て行う。ここに、該先頭のワーク2eは前回の分割供給作
業時に於ける先頭のワーク2aと同様に45mmだけ分割供給
コンベア3の下流側に露出した状態に設定されているか
ら、以後は前回と全く同様な加速期間A,等速度期間B,減
速期間Cを設けることにより、第2図(ヘ)の様にワー
ク2…を四個一組として適切に分割供給できるのであ
る。また、この分割されたワーク2…の相互間に載置区
分付コンベア8のアタッチメント12を進入させれば、こ
れらワーク2…を四個一組で包装機9のフォーマ10側に
供給してその一体包装が行える。
而して、前記移送コンベア7や載置区分付コンベア8は
常時連続して運転されており、間歇運転等を行う必要が
ないために、包装機9の連続運転が行え、その包装作業
が効率的に行える。
また、ワーク2…は分割供給コンベア3から四個が相互
に当接した状態で送り出され、これら四個一組の各ワー
ク2…間には隙間が無いから、載置区分付コンベア8の
アタッチメント12のピッチを小さくできることとなる。
従って、載置区分付コンベア8及び移送コンベア7の移
送速度をさほど高速にすることなくワーク2…の包装機
9への供給が行えるのである。
〔他の実施例〕
尚、上記実施例では、ワークを四個一組に分割させた
が、その具体的な個数は問うものではない。センサー18
の位置変更を行う等して、二個一組,三個一組,五個一
組等、様々な形態でワークの分割供給が行える。但し、
二個一組の場合には等速度期間中に移送させるワークの
個数は実質上零である。尚、装置の使用例としては、複
数個一組に分割させるだけではなく、一個ずつ分割させ
る用途に併用してもよい。
また、本発明は分割供給コンベア3の速度V2を移送コン
ベア7の速度V3までに立ち上がらせる加速度a1及び速度
V3から速度零まで減速させる加速度a2の値は上記の如く
限定されない。例えば立ち上がりの加速度a1を上記実施
例以上に大きくして余裕を持たせた状態で速度期間Aに
移行させてもよい。減速時の加速度a2も同様である。更
に、分割供給コンベア3の等速度期間Bの速度は移送コ
ンベア7と同速度に設定する必要があるが、係る具体的
な速度値は何ら特定されるものではない。また、分割供
給コンベア3の間歇運転時に於ける停止時間の値も一切
問うものではない。
更に、上記実施例では、分割供給コンベア3の起動開始
は包装機9のカム16に設けたセンサー15からの原点信号
で行わせたために、ワーク2…の移送と包装機9とのタ
イミング合わせを適切に行えるが、係る手段は本発明に
必須ではない。分割供給コンベア3の起動開始は他のタ
イミング信号或いはタイマー等を用いて行っても何ら構
わないからである。
また、本発明に係る装置の構成も上記実施例の如く限定
されない。本発明では分割供給コンベア3から移送コン
ベア7にワーク2…を供給した段階で既にワークが所望
個数ずつに分割されているために、載置区分付コンベア
8は必ずしも設ける必要はない。検知手段18としては光
電センサー以外の他のセンサーを使用でき、又制御装置
19の具体的な回路構成等も問わない。
更に、上記実施例では、包装機へのワーク供給を一例と
して説明したが、本発明は決してこれに限定されない
他、ワーク2の具体的な種類を問わないことは勿論のこ
と、様々な装置へのワーク供給に適用できるものであ
る。
その他、本発明に係る方法の各作業工程、及び装置の各
部の具体的な構成は、全て本発明の意図する範囲内で任
意に変更自在又は設計変更自在である。
(発明の効果) 叙上の様に、本発明に係る方法では、分割供給コンベア
を間歇運転させて、所望個数の複数のワークを後段の移
送コンベアと同一速度で間歇的に送り出す際に、分割供
給コンベアの加速期間を先頭のワークが送り出される迄
の間に終了させ、又分割供給コンベアの減速期間を最後
尾のワークの送り出しが終了した際に開始して次の先頭
のワークの送り出しが行われる前に完了させるために、
等速度期間に移送コンベア側へ送り出されるワーク相互
間に隙間を発生させないことは勿論のこと、先頭及び最
後尾のワークも他のワークと隙間を生じさせない様にし
て連続運転状態の移送コンベア側へ移送させ得ることと
なった。
その結果、本発明では従来の如く分割供給コンベアの後
段側にアタッチメントを備えた載置区分付コンベアを必
ずしも併設する必要がなくなり、簡易な手段によって多
数のワークを順次所望の個数ずつに分割供給できて、包
装機やその他の装置類に究めて効率の良い複数個一組の
ワーク供給が行え、各種作業に有意義な使用が行えると
いう格別な効果を有するに至った。
特に、本発明では一組のワークを相互に密接させたまま
の状態で供給させることができるために、従来の様に各
組のワーク毎に大きな隙間を発生させることがなく、又
移送コンベアは連続運転状態のままでよいから効率的な
ワーク供給が行える利点がある。
また、本発明に係る装置によれば、サーボモータによっ
て分割供給コンベアを移送コンベアとは独立して間歇駆
動させて、該分割供給コンベアの速度,加速度を所定の
状態に高精度で制御でき、また分割供給コンベアから所
望個数のワークが送り出された際にはこれを検知手段で
検知させて分割供給コンベアの減速期間開始時期を正確
に設定できて、上記本発明に係るワーク分割供給方法が
適切に実施でき、その実用的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分割供給装置の一実施例を示し、
同図(イ)は平面図、同図(ロ)は側面図。 第2図(イ)乃至(ヘ)は分割供給作業の一連の工程を
示す説明図。 第3図は分割供給コンベアの速度変化を示す説明図。 第4図、第5図(イ),(ロ)、及び第6図は従来例を
示す要部側面図。 第7図は分割供給の不適切な例を示す説明図。 2…ワーク、3…分割供給コンベア 3a,3b…駆動ベルト、5…サーボモータ 7…移送コンベア、18…検知手段 19…制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間歇運転される分割供給コンベア3の駆動
    ベルト3a,3bによって上下又は左右の両面が挟まれてそ
    の前後面部が相互に当接して移送される複数のワーク2
    …を、前記分割供給コンベア3の下流側に配置された移
    送コンベア7上に間歇的に送り出して複数個一組に分割
    供給させるワークの分割供給方法であって、前記分割供
    給コンベア3の停止状態から該分割供給コンベア3を起
    動させてワーク2…を移送コンベア7上に送り出す際
    に、先頭のワーク2aが分割供給コンベア3の駆動ベルト
    3a,3bから解放される迄の期間に分割供給コンベア3を
    移送コンベア7と同一の速度まで加速させる加速期間A
    を終了させて、その後移送コンベア7と同一速度の等速
    期間Bで所望個数のワーク2b,2c…を移送コンベア7側
    に移送させ、次に分割供給コンベア3が所望の最後尾の
    ワーク2dを送り出しを終了した後に分割供給コンベア3
    の減速期間Cを開始させて次の組のワーク2eの全量が分
    割供給コンベア3から送り出されない間に前記減速期間
    Cを終了させて分割供給コンベア3を停止させることを
    特徴とするワークの分割供給方法。
  2. 【請求項2】複数のワーク2…を一対の駆動ベルト3a,3
    bで挟んで各ワーク2の前後を相互に当接させた状態で
    移送する分割供給コンベア3と、該分割供給コンベア3
    の下流側に配置されて該分割供給コンベア3から送り出
    されるワーク2…を受領する移送コンベア7とを夫々具
    備してなるワークの分割供給装置に於いて、前記分割供
    給コンベア3は、移送コンベア7とは独立して間歇運転
    自在となるべく移送コンベア7とは別駆動源のサーボモ
    ータ5にて駆動され、且つ該サーボモータ5には、分割
    供給コンベア3の駆動開始時及び駆動終了時の加速度
    a1,a2と等速度期間の速度V2とを所望の値に設定可能と
    すべくサーボモータ5に送信する駆動用パルスのパルス
    数を設定変更自在な制御装置19が接続して設けられ、し
    かも分割供給コンベア3よりも下流の位置には、分割供
    給コンベア3から移送コンベア7側に所望個数のワーク
    2a…2dが送り出された際に先頭のワーク2aを検知してサ
    ーボモータ5の停止に至る減速動作を開始させるための
    タイミング信号を発信する検知手段18が設けられてなる
    ことを特徴とするワークの分割供給装置。
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