JPH06103960B2 - ライン型指向性マイクロホン - Google Patents
ライン型指向性マイクロホンInfo
- Publication number
- JPH06103960B2 JPH06103960B2 JP15469687A JP15469687A JPH06103960B2 JP H06103960 B2 JPH06103960 B2 JP H06103960B2 JP 15469687 A JP15469687 A JP 15469687A JP 15469687 A JP15469687 A JP 15469687A JP H06103960 B2 JPH06103960 B2 JP H06103960B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic tube
- internal acoustic
- sound
- internal
- directional microphone
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は周囲騒音の影響を軽減し、目的音を効果的に収
音する狭角度指向性を有するライン型指向性マイクロホ
ンに関するものである。
音する狭角度指向性を有するライン型指向性マイクロホ
ンに関するものである。
従来の技術 第5図は従来のライン型指向性マイクロホンの外形及び
部分断面図、第6図は内部音響管の斜視図である。第5
図及び第6図に於いて、本体ケース1、外ケース2、内
部音響管3、内部音響管3の外周面に一定の間隔にて配
置された音孔3a〜3iを覆うように内部音響管3の外周面
に貼付けられた音響抵抗材4、外ケース2と内部音響管
3を止める固定リング5、固定リング5に貼付け固定さ
れた前面ネット6、出力コード7にて構成されるライン
型指向性マイクロホンに於いて、内部音響管3の外周面
に一定の間隔にて設けられた音孔3a〜3iは、音孔3aより
も音孔3bが小さく、音孔3bより音孔3cが小さいというよ
うに順次小さな寸法となるように配置されており、音響
抵抗材4を通過し音孔3a〜3iより内部音響管3内に到達
する音波と、前面ネット6を通過し内部音響管3内に到
達する音波の合成により狭角度の指向性を得ることによ
り周囲騒音の影響を軽減し、目的音を効果的に収音する
というものであった。
部分断面図、第6図は内部音響管の斜視図である。第5
図及び第6図に於いて、本体ケース1、外ケース2、内
部音響管3、内部音響管3の外周面に一定の間隔にて配
置された音孔3a〜3iを覆うように内部音響管3の外周面
に貼付けられた音響抵抗材4、外ケース2と内部音響管
3を止める固定リング5、固定リング5に貼付け固定さ
れた前面ネット6、出力コード7にて構成されるライン
型指向性マイクロホンに於いて、内部音響管3の外周面
に一定の間隔にて設けられた音孔3a〜3iは、音孔3aより
も音孔3bが小さく、音孔3bより音孔3cが小さいというよ
うに順次小さな寸法となるように配置されており、音響
抵抗材4を通過し音孔3a〜3iより内部音響管3内に到達
する音波と、前面ネット6を通過し内部音響管3内に到
達する音波の合成により狭角度の指向性を得ることによ
り周囲騒音の影響を軽減し、目的音を効果的に収音する
というものであった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のライン型指向性マイクロホン
に於いては、内部音響管3の外周面に設ける音孔3a〜3i
はボール盤等の加工機械を使用し、1ケづつ寸法の相違
するドリルに交換しながら加工する必要があり、内部音
響管3が高価なものとなると共に、内部音響管3の外周
面に貼付けられる音響抵抗材4は内部音響管3の外周面
に塗布された接着剤によるため、内部音響管3の外周面
と音響抵抗4の間に隙間が生じ易く、音孔形状が変化し
た状況となることにより、出力電圧周波数特性が不安定
となるという欠点があった。本発明はこのような欠点を
除去し、安価にて出力電圧周波数特性を有するライン型
指向性マイクロホンを提供することを目的とするもので
ある。
に於いては、内部音響管3の外周面に設ける音孔3a〜3i
はボール盤等の加工機械を使用し、1ケづつ寸法の相違
するドリルに交換しながら加工する必要があり、内部音
響管3が高価なものとなると共に、内部音響管3の外周
面に貼付けられる音響抵抗材4は内部音響管3の外周面
に塗布された接着剤によるため、内部音響管3の外周面
と音響抵抗4の間に隙間が生じ易く、音孔形状が変化し
た状況となることにより、出力電圧周波数特性が不安定
となるという欠点があった。本発明はこのような欠点を
除去し、安価にて出力電圧周波数特性を有するライン型
指向性マイクロホンを提供することを目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、内部音響管にスリ
ットを設け、両面粘着テープにより内部音響管の外周面
に音響抵抗材を貼り合わせたものである。
ットを設け、両面粘着テープにより内部音響管の外周面
に音響抵抗材を貼り合わせたものである。
作用 本発明は上記のような構成により次のような効果を有す
る。すなわち、内部音響管の外周面にスリットを設ける
ことにより内部音響管の製作を容易にすると共に、一定
の間隔に配置された寸法の相違する複数の音孔を有する
両面粘着テープを内部音響管のスリットに音孔を合わせ
て内部音響管の外周面に両面粘着テープにより音響抵抗
材を貼り合わせることにより、音孔の形状が変化した状
況の発生を防止することができるという効果を有する。
る。すなわち、内部音響管の外周面にスリットを設ける
ことにより内部音響管の製作を容易にすると共に、一定
の間隔に配置された寸法の相違する複数の音孔を有する
両面粘着テープを内部音響管のスリットに音孔を合わせ
て内部音響管の外周面に両面粘着テープにより音響抵抗
材を貼り合わせることにより、音孔の形状が変化した状
況の発生を防止することができるという効果を有する。
実施例 第1図は本発明の一実施例の構成を、第2図は本発明の
一実施例の音響抵抗材の構成を、第3図は内部音響管の
構成を、第4図は本発明の一実施例の音響抵抗材と内部
音響管の組み合わせを示すものである。第1図に於い
て、1は本体ケース、2は外ケース、4は音響抵抗材、
11は内部音響管、5は外ケース2の内部音響管11を止め
る固定リング、6は固定リング5に貼付け固定された前
面ネット、7は出力コードである。第2図に於いて、8
は台紙、9は両面粘着テープである。第3図に於いて、
12は内部音響管11に設けられたスリットである。この場
合、台紙8と両面粘着テープ9にて形成される音孔10a
〜10iは、音孔10aより音孔10bが小さく、音孔10bより音
孔10cが小さいというように順次小さな寸法となるよう
に一定間隔にて配置されており、内部音響管11に設けら
れるスリット12は音孔10aより大きな巾を有するもので
あり、台紙8を取り外し両面粘着テープ9により内部音
響11の外周面に音響抵抗材4を貼り合わせることによ
り、音響抵抗材4を通過し両面粘着テープ9の音孔10a
〜10iを経て、内部音響管11の内部に到達する音波と、
前面ネット6を通過し内部音響管11の内部に到達する音
波を合成することにより、狭角度指向性が得られると共
に、内部音響管11の加工が容易となり、音孔10a〜10iは
両面粘着テープ9の加工時に設定されたものにて変化せ
ず安価にて出力電圧周波数特性の安定したライン型指向
性マイクロホンが得られる。
一実施例の音響抵抗材の構成を、第3図は内部音響管の
構成を、第4図は本発明の一実施例の音響抵抗材と内部
音響管の組み合わせを示すものである。第1図に於い
て、1は本体ケース、2は外ケース、4は音響抵抗材、
11は内部音響管、5は外ケース2の内部音響管11を止め
る固定リング、6は固定リング5に貼付け固定された前
面ネット、7は出力コードである。第2図に於いて、8
は台紙、9は両面粘着テープである。第3図に於いて、
12は内部音響管11に設けられたスリットである。この場
合、台紙8と両面粘着テープ9にて形成される音孔10a
〜10iは、音孔10aより音孔10bが小さく、音孔10bより音
孔10cが小さいというように順次小さな寸法となるよう
に一定間隔にて配置されており、内部音響管11に設けら
れるスリット12は音孔10aより大きな巾を有するもので
あり、台紙8を取り外し両面粘着テープ9により内部音
響11の外周面に音響抵抗材4を貼り合わせることによ
り、音響抵抗材4を通過し両面粘着テープ9の音孔10a
〜10iを経て、内部音響管11の内部に到達する音波と、
前面ネット6を通過し内部音響管11の内部に到達する音
波を合成することにより、狭角度指向性が得られると共
に、内部音響管11の加工が容易となり、音孔10a〜10iは
両面粘着テープ9の加工時に設定されたものにて変化せ
ず安価にて出力電圧周波数特性の安定したライン型指向
性マイクロホンが得られる。
発明の効果 本発明は上記実施例にて明らかなように、内部音響管は
スリット加工のみとし、音孔を形成する両面粘着テープ
と音響抵抗材を一体化し、内部音響管に貼付け固定する
ようにしたものであり、周囲騒音の影響を軽減し、目的
音を効果的に収音するという効果を損うことなく、従来
の方法にては高価にて不安定な出力電圧周波数特性とな
りやすかったという欠点を除去したライン型指向性マイ
クロホンを実現することができる。
スリット加工のみとし、音孔を形成する両面粘着テープ
と音響抵抗材を一体化し、内部音響管に貼付け固定する
ようにしたものであり、周囲騒音の影響を軽減し、目的
音を効果的に収音するという効果を損うことなく、従来
の方法にては高価にて不安定な出力電圧周波数特性とな
りやすかったという欠点を除去したライン型指向性マイ
クロホンを実現することができる。
第1図は本発明の一実施例に於けるライン型マイクロホ
ンの部分側断面図、第2図は音響抵抗材の構成を示す斜
視図、第3図は内部音響管の斜視図、第4図は音響抵抗
材と内部音響管の組合わせを示す斜視図、第5図は従来
のライン型指向性マイクロホンの部分側断面図、第6図
はその音響抵抗材と内部音響管の組合わせを示す斜視図
である。 4……音響抵抗材、8……台紙、9……両面粘着テー
プ、10a〜i……音孔、11……内部音響管。
ンの部分側断面図、第2図は音響抵抗材の構成を示す斜
視図、第3図は内部音響管の斜視図、第4図は音響抵抗
材と内部音響管の組合わせを示す斜視図、第5図は従来
のライン型指向性マイクロホンの部分側断面図、第6図
はその音響抵抗材と内部音響管の組合わせを示す斜視図
である。 4……音響抵抗材、8……台紙、9……両面粘着テー
プ、10a〜i……音孔、11……内部音響管。
Claims (1)
- 【請求項1】側面にスリットを形成した内部音響管と、
前記スリット内に配置される複数の孔を有する両面粘着
テープと、前記スリットを包含し、前記両面粘着テープ
により固定される音響抵抗材とを備えるライン型指向性
マイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15469687A JPH06103960B2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | ライン型指向性マイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15469687A JPH06103960B2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | ライン型指向性マイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63318899A JPS63318899A (ja) | 1988-12-27 |
JPH06103960B2 true JPH06103960B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=15589946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15469687A Expired - Fee Related JPH06103960B2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | ライン型指向性マイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103960B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4751802B2 (ja) * | 2006-10-19 | 2011-08-17 | 株式会社オーディオテクニカ | 狭指向性マイクロホン |
JP5340791B2 (ja) * | 2009-04-09 | 2013-11-13 | 株式会社オーディオテクニカ | 狭指向性マイクロホン |
GB2535790A (en) * | 2015-02-27 | 2016-08-31 | Pss Belgium Nv | Speaker unit |
US10057701B2 (en) | 2015-03-31 | 2018-08-21 | Bose Corporation | Method of manufacturing a loudspeaker |
EP3510790B1 (en) * | 2016-09-12 | 2021-11-10 | Bose Corporation | Directional acoustic device |
JP6798699B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2020-12-09 | 株式会社オーディオテクニカ | マイクロホン |
-
1987
- 1987-06-22 JP JP15469687A patent/JPH06103960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63318899A (ja) | 1988-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |