JPH06103853B2 - 同一周波数時分割送受信移動通信方式 - Google Patents

同一周波数時分割送受信移動通信方式

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JPH06103853B2
JPH06103853B2 JP1052948A JP5294889A JPH06103853B2 JP H06103853 B2 JPH06103853 B2 JP H06103853B2 JP 1052948 A JP1052948 A JP 1052948A JP 5294889 A JP5294889 A JP 5294889A JP H06103853 B2 JPH06103853 B2 JP H06103853B2
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transmission
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station
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正行 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は同一周波数を使い、時分割で送信及び受信を交
互に行なう移動通信方式において、周辺局からの干渉を
軽減する技術に関するものである。
(従来の技術) 双方向通信の移動通信においては、移動局と基地局の送
信する周波数を異ならせることが一般的である。これに
対して移動局と基地局の送信周波数を同一周波数とし、
時分割により送信と受信を交互に行なう通信方式があ
る。これは例えば音声信号をデジタル符号に変換し、数
10ミリ秒ごとに分割し、(分割された符号をブロックと
呼ぶことにする。)ブロック単位で移動局と基地局とで
交互に送信する。移動局と基地局がそれぞれ送信するこ
とのできる時間(タイムスロット)は全体の1/2になる
から、ブロックの符号伝送速度は、音声をデジタル符号
に変換した場合の速度の2倍にする。この方式には次の
ような利点がある。
(1)通常は送信帯域用及び受信帯域用のRFフィルタが
必要であるが、これらが同一周波数であるから、RFフィ
ルタは1つでよい。
(2)移動局及び基地局の送信周波数を異ならせる場合
には、移動局又は基地局装置の中で送信波が受信帯域に
まわり込み、受信機の感度抑圧を生じさせることを防止
するため、送信波と受信波(別の言い方をすれば移動局
と基地局の送信波)の周波数を十分離す必要がある。こ
のため十分に離れた2つの周波数(帯)に空きがある場
合にしかこのようなシステムを使用することはできな
い。これに対して、同一周波数時分割送受信方式では1
つでもあいている周波数(帯)があれば使用することが
できる。
このような利点がある反面、本方式は次のような欠点が
ある。
第3図において、1,3は基地局、2,4は移動局とする。基
地局1と移動局2とが使用している周波数をF1、基地局
3と移動局4とが使用している周波数をF2とする。F1
F2が同一周波数である場合は自局が受信中にレベルの高
い他局の電波が干渉として入ってきたときは同一チャネ
ル干渉となり、干渉雑音を生じる。F1とF2が異なる周波
数であっても、F1で受信中にレベルの高いF2の電波が干
渉として入ってきた場合は、受信機に感度抑圧を生じ、
通信に対して支障を与える。
ところで一般に基地局アンテナは鉄塔上等の高所に設置
されるが、移動局アンテナは地表から1〜2mの低い位置
である場合が多い。このため、例えば基地局1の受ける
干渉は移動局4からよりも基地局3からのものがレベル
が高い。一方、移動局2が基地局3から受ける干渉は前
述の基地局3から基地局1が受ける干渉よりも小さい。
移動局1と4が極く近くにいる場合には移動局4から移
動局2が受ける干渉の方が、基地局3から移動局2が受
ける干渉より大きくなることがある。即ち、基地局どう
し、移動局どうしの干渉が最も問題である。この干渉を
避けるためには、基地局及び移動局におけるF1とF2の送
信及び受信のタイミングを同期させる必要がある。何故
ならば同期させることによって、移動局2が送信してい
る時は他の移動局4も送信しており、基地局1が送信し
ている時は他の基地局3も送信しているから、移動局ど
うし、基地局どうしの干渉を考える必要がなくなるから
である。しかしこのためには、まず基地局が互いに同期
をとり、次に移動局がこれらの基地局に同期をとること
が必要である。基地局間同期のための従来の技術では基
地局とは別に制御局を設け、この制御局から各基地局に
同期のための制御回線を設ける必要があった。また制御
局・基地局間の制御線を伝送している伝送路の障害等の
場合には、自動的に伝送路を切替えることがあり、この
ときは伝送遅延時間が異なるから、同期を取り直す必要
がある。
これらのため、制御回線だけでなく、同期が保たれてい
るかを監視する装置や、同期がはずれた場合に、自動的
に再同期をとる装置が必要であり、コスト高となる欠点
があった。また互いに干渉を与える基地局を異なる通信
業者が設置・運営している場合には、制御局や制御回線
をこれら業者の異なる基地局の接続すること自体が困難
であることもある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は基地局間の同期のための制御回線等を必
要としないで、基地局どうし、及び移動局どうしの干渉
を避けることが可能な同一周波数時分割送受信移動通信
方式を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の特徴は、同一周波数
を用い、交互に配列される2系列のタイムスロットによ
り送信と受信を時分割で行なう移動通信方式において、
通信開始に先立って当該通信に干渉妨害を与える可能性
のあるチャネルを受信し、当該チャネルが通信中のとき
に、そのチャネルの交互の送信タイムスロット系列のう
ち、受信レベルの高い方のタイムスロット系列と同じタ
イムスロット系列を自局の送信タイムスロット系列とす
る同一周波数時分割送受信移動通信方式にある。
(作用) 本発明は移動局と基地局が通信を開始しようとする場
合、通信チャネルに妨害を与える可能性のあるチャネル
をモニタし、そのチャネルでの交互送受信のタイムスロ
ットの受信レベルを測定し、レベルの高い方のタイムス
ロットを自局の送信タイムスロットとする。
既に説明したように、基地局が受ける干渉波のレベルは
他の移動局からのものよりも他の基地局からのものの方
が一般に高レベルである。従って基地局でより強く受信
されるタイムスロットは他の基地局送信のタイムスロッ
トである。従って受信レベルの高い方のタイムスロット
を自局の送信タイムスロットとすることで自動的に他の
基地局と同期をとることができる。従来の技術では基地
局間同期のための制御回線等が必要であるのに対して、
本発明では、これらの装置・線路が不要である。
特別の場合には基地局どうしよりも移動機、基地局間の
干渉の方が強いことがある。例えば携帯機を高層ビルの
高階窓際で使用した場合で、これと通信している基地局
が建物内にあるときは、隣のビル内の基地局に対する干
渉は窓際の携帯機からの方が強い。このような場合には
隣のビルの送信タイムスロットを移動機送信のタイムス
ロットに合わせることにより、移動機からの基地局への
干渉をさけることができる。
また、基地局どうしは十分離れており、基地局相互の干
渉が問題にならない場合には、移動局で上記と同様に受
信レベルの高い方のタイムスロットを自局の送信タイム
スロットとすることにより、移動局受信の干渉を避ける
ことができる。
(実施例) 第1図はある特定の局でみた同一周波数時分割送受信方
式を説明する図であって、10-1,10-2,…10-5は送信符号
をブロックに分割した送信符号ブロック、20-1,20-2,…
20-4は受信した受信符号ブロック、11-1,…11-4は送信
符号ブロック10-1,10-2,…10-4を送信するタイムスロッ
ト、21-1,21-2,…21-4は受信符号ブロック20-1,20-2,…
20-4を受信したタイムスロットである。例えば基地局3
を例にとると、タイムスロット11-1,…11-4は基地局3
が送信し、移動局4が受信しているタイムスロットであ
り、21-1,21-2,…20-4は移動局4が送信し、基地局3が
受信しているタイムスロットである。
今、移動局4と基地局3が周波数F2で通信を行なってい
るときに、基地局1と移動局2間で通信要求が発生した
場合を例に説明する。但しF2はF1での通信に対して干渉
妨害を与える関係にあるとする。
基地局1は通信開始に先立ってF1に対して干渉を与える
関係にあるF2の電波をまず受信する。F2の受信電波は第
1図に示すように、基地局3の送信した11-1,11-2,…11
-4と移動局4が送信した21-1,21-2,…21-4とが交互にな
っている。基地局1は11-1,11-2,…11-4の平均受信レベ
ルと21-1,21-2,…21-4の平均受信レベルとを測定し、い
づれのレベルが高いかを判断し、レベルの高いタイムス
ロットに同期したタイムスロットで送信する。移動局2
は、基地局1に同期するから、基地局1が送信に選んだ
タイムスロットを受信タイムスロットとし、他のタイム
スロットを送信タイムスロットとする。
第2図は基地局の構成例であって、30は送受話器、31は
制御回路、32は送信回路、33は受信回路、34はアンテナ
共用回路、35はアンテナである。通信を開始するに際し
て、制御回路31はF2を受信するよう受信回路33を制御す
る。受信回路33はF2で受信される21-1,11-1,21-2,11-2
…のタイムスロット毎にその受信レベルを測定し、制御
回路31に報告する。31は交互のタイムスロット毎に平均
をとり、平均レベルの高いタイムスロットを決定する。
次に制御回路31は送信回路32及び受信回路33に対してF1
のチャネルで送信及び受信するよう制御する。また同時
に制御回路31は上記高受信レベルタイムスロットに同期
したタイムスロットを送信タイムスロットとするよう送
信回路32を制御し、低受信レベルタイムスロットに同期
したタイムスロットを受信タイムスロットとするよう受
信回路33を制御する。
移動局2は第2図に示した構成と類似の構成であり、基
地局の送信タイムスロットを受信タイムスロットとし、
基地局の受信タイムスロットを送信タイムスロットとし
て基地局1との間の通信路を構成する。
ところで基地局1がF1に対して干渉を与える関係にある
F2の電波を受信しても、近くに他の基地局、又は移動局
がないか又はあってもF2を使用していない場合にはF2
の受信レベルがないことがある。この場合は上述の方法
では送受信タイムスロットのタイミングを決められない
ことになる。しかしこの場合は、干渉波がないときであ
るからどのタイミングで送受信してもよいことを意味し
ている。従って基地局1は任意のタイミングを送信タイ
ムスロットに選定し、これに従って受信タイムスットを
決める。
(発明の効果) 以上説明したように、通信チャネルに干渉妨害を与える
可能性のあるチャネルを受信し、その2系列のタイムス
ロットの受信レベルを測定し、受信レベルの高い系列の
タイムスロットを自局のタイムスロットとして選定する
ことにより、高い干渉妨害を受ける恐れのあるタイムス
ロットを受信タイムスロットとして選定することなく、
送信タイムスロットとすることができるから干渉妨害を
避けることができる利点がある。
従来の技術で同様の効果を得るには基地局相互間に同期
のための連絡線や装置を必要とするのに対して、本発明
ではこれらを必要としない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による同一周波数時分割送受信方式を説
明する図、第2図は基地局の構成例、第3図は移動通信
方式のモデル図である。 1,3;基地局、2,4;移動局、 10-1,10-2,…10-5;送信符号ブロック、 20-1,20-2,…20-4;受信符号ブロック、 21-1,21-2,…21-4;受信タイムスロット、 11-1,11-2,…11-4;送信タイムスロット、 30;送受話器、31;制御回路、 32;送信回路、33;受信回路、 34;アンテナ共用回路、35;アンテナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一周波数を用い、交互に配列される2系
    列のタイムスロットにより送信と受信を時分割で行う移
    動通信方式において、 通信開始に先立って当該通信に干渉妨害を与える可能性
    のあるチャンネルを受信し、 当該チャンネルが通信中のときに、 そのチャンネルの交互の送信タイムスロット系列のう
    ち、受信レベルの高い方のタイムスロット系列と同じタ
    イムスロット系列を自局の送信タイムスロット系列とす
    ることを特徴とする、同一周波数時分割送受信移動通信
    方式。
JP1052948A 1989-03-07 1989-03-07 同一周波数時分割送受信移動通信方式 Expired - Fee Related JPH06103853B2 (ja)

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US5594720A (en) * 1993-11-24 1997-01-14 Lucent Technologies Inc. Multiple access cellular communication with dynamic slot allocation and reduced co-channel interferences
IL160832A (en) 2004-03-11 2009-02-11 Alvarion Ltd Spectrum sharing between wireless systems

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