JPH06103773B2 - 半導体レーザの温度補償回路 - Google Patents

半導体レーザの温度補償回路

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JPH06103773B2
JPH06103773B2 JP2039808A JP3980890A JPH06103773B2 JP H06103773 B2 JPH06103773 B2 JP H06103773B2 JP 2039808 A JP2039808 A JP 2039808A JP 3980890 A JP3980890 A JP 3980890A JP H06103773 B2 JPH06103773 B2 JP H06103773B2
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哲章 石川
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国際電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は半導体レーザ(レーザダイオード)の温度補償
回路に関するものである。
(従来技術) 半導体レーザは周囲温度によって発光出力が大幅に変化
するという欠点がある。すなわち、駆動電流を一定とし
た時の発光出力の温度特性例は第3図に示すようにな
る。図に示されるように、例えば、−20℃のときの発光
出力に対して+40℃では発光出力が1/2以下になる。
第4図は半導体レーザをパルス的に発光させる従来の回
路であり、周囲温度の変化にかかわらず発光出力を一定
にする温度補償を兼ねた出力補償回路である。図におい
て、1は半導体レーザの駆動電圧発生回路、2は半導体
レーザをパルス的に発光させるため駆動電圧発生回路1
の出力を制御入力によってオンオフするスイッチ回路、
3は半導体レーザでスイッチ回路2からのパルス化され
た駆動電圧によって発光する。4〜8は発光出力の補償
回路である。すなわち、4は発光出力の一部を受光する
フォトダイオードで、抵抗器5を介して接地され、フォ
トダイオード4には直流電圧が与えられている。これに
よって抵抗器5には半導体レーザ3の発光出力に比例し
たパルス波形の電圧が検出される。抵抗器6とコンデン
サ7は平滑回路で、パルス波形の検出電圧が直流に変換
される。8は制御用増幅器で平滑回路からの直流入力が
増幅され、駆動電圧発生回路1に制御信号として加えら
れる。この制御増幅器8の出力制御信号は、抵抗器5に
よる検出電圧が低いとき駆動電圧発生回路1の発生電圧
を上げ、検出電圧が高いとき発生電圧を下げるように制
御する。このようなフィードバックループの動作によっ
て周囲温度等による発光出力の変化が補償され、発光出
力が一定に保たれる。
しかし、上記の従来方法は、発光出力パルスのパルス幅
が広く、かつ、デューティサイクルが一定の場合には十
分実用できるが、次のような欠点がある。
(1)回路の動作原理から明らかなように、発光出力パ
ルスのデューティサイクルが変動する(パルス幅が変化
又は休止時間が変化する)ような用途には使用できな
い。
(2)発光出力パルスのパルス幅が小さくデューティサ
イクルが非常に小さい(発光時間の割合いが小さい)よ
うな用途では、検出電圧の平滑後の電圧が小さくなるた
め、雑音や電磁干渉の影響を受け易く、動作が不安定に
なり易い。
(発明の目的) 本発明の目的は、前記のような発光出力パルスのパルス
幅が小さい場合やデューティサイクルが変動するような
用途にも、上述のような欠点がなく安定な動作をする半
導体レーザの温度補償回路を提供することにある。
(発明の構成および作用) 本発明は、温度によって抵抗値が変化する素子例えば、
シリコンダイオードやサーミスタ等を使って温度を検出
し、使用温度範囲を複数区分に分割し、階段状に半導体
レーザの駆動電圧を変えるように構成した制御回路によ
って発光出力の温度補償を行うものである。
すなわち、本発明による半導体レーザの温度補償回路
は、半導体レーザを直流電圧により駆動する電源と、周
囲の温度変化に対応して変化する出力電圧が得られる温
度検出回路と、 該温度検出回路の出力が予め設定された複数の温度区分
毎に前記温度変化の方向に従って順に値が異なるように
定められた複数のスレッショルド電圧を超えたときそれ
ぞれ独立した複数の出力端子にディジタル出力を出力す
るA/D変換回路と、 前記複数の出力端子にそれぞれ接続され前記ディジタル
出力の有無によりON/OFFされる複数のスイッチからなる
アナログスイッチ回路と、 該複数のスイッチのON/OFFによりそれぞれ短絡/開放さ
れる複数の抵抗器が直列に接続されその片端と接地との
間及び他端と前記電源との間にそれぞれ可変抵抗器が接
続された抵抗器群とを備え、 前記電源の直流電圧により発生する前記接地側の可変抵
抗器の両端の電圧を前記半導体レーザの駆動電圧とし、 前記複数の抵抗器のそれぞれの抵抗値が前記半導体レー
ザの発光出力が前記温度変化に対してほぼ一定になるよ
うな前記駆動電圧になるように設定されたことを特徴と
するものである。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例を示す回路ブロック図であり、
第2図はその各部の電圧の温度特性例である。第1図の
実施例は、周囲温度の検出にダイオードを使った例で、
抵抗器9を通してダイオード10に直流電圧が加えられて
いる。よく知られているように、ダイオード10の端子電
圧は第2図aのような温度に対する変化を示す。増幅器
11はこれを増幅してA/D変換回路12に入力する。このA/D
変換回路12では、半導体レーザの使用温度範囲を複数の
温度区分に分け、その温度区分毎に温度変化の方向に従
って順に値が異なるようなスレッショルド電圧が定めら
れており、A/D変換回路12の入力が、定められたスレッ
ショルド電圧を超えたときそれぞれ独立した複数の出力
端子にディジタル符号を出力する。具体的には、定めら
れたスレッショルド電圧を超えたとき出力が0から1に
変化する電圧比較器を並列に接続する等によって実現で
きる。本実施例では、温度区分を5つに分けた場合を示
してあり、第2図のb1〜b4はそのA/D変換回路12の各出
力端子のディジタル出力である。アナログスイッチ回路
13は、A/D変換回路12の複数の出力に対応した複数のア
ナログスイッチから構成され、各スイッチはA/D変換回
路12の出力b1〜b4によってそれぞれ開閉制御される。
14,15,16は直列抵抗回路で、半導体レーザを駆動する直
流電源20と接地との間に直列に接続されている。14及び
16は可変抵抗器である。15は複数の抵抗器が直列に接続
され、その各抵抗器はアナログスイッチ回路13の出力端
子にそれぞれ接続されており、アナログスイッチ回路13
の各スイッチのON/OFFによって各抵抗器の両端がそれぞ
れ短絡又は開放されるように構成されている。可変抵抗
器16の端子電圧cは増幅器17で増幅され、スイッチ回路
18を介して半導体レーザ19の駆動電圧となる。スイッチ
回路18及び半導体レーザ19は第4図の2,3と同じであ
り、スイッチ回路18をパルス制御する制御入力によって
半導体レーザ19がパルス発光する。
複数の抵抗器15の数と抵抗値は次のようにして設定され
る。まず、その数は使用温度範囲の区分の数から1を減
じた数に設定され、本実施例では5−1=4である。そ
してその各抵抗値は、それを順次短絡することによって
可変抵抗器16の両端の電圧cが第3図に示す半導体レー
ザの温度に対して変わる発光出力を補償してほぼ一定の
発光出力になるように設定される。従って、アナログス
イッチ回路13及び直列抵抗回路14,15,16からなる制御回
路によって直流電源20からの直流電圧は第2図のcのよ
うな特性に従った駆動電圧となり、半導体レーザ19の発
光出力の温度特性は第2図dのようになる。第3図と比
べてわかるように、温度による発光出力の変化は小さな
変化に抑えられほぼ一定となる。可変抵抗器14,16は半
導体レーザ19の特性のばらつきを補正するための調整抵
抗器である。
上記の例では、使用温度範囲を5つの区分に分けて補償
する場合を示したが、発光出力の温度による変動がどれ
だけ許容されるかに対応させて使用温度範囲の区分の数
と、半導体レーザを駆動する直流電圧を制御する制御回
路のアナログスイッチ回路13のスイッチの数と分割する
抵抗器15の数と値を設定すれば、任意の精度で温度変化
に対して発光出力がほぼ一定になるように制御すること
ができる。
本発明は、発光出力パルスのデェーティサイクルの値に
よって影響を受ける部分はないから、従来方法のような
欠点がない。
(発明の効果) 本発明によって、使用上の制約を受けない温度補償回路
が実現することができ、デューティサイクルが一定でな
いようなパルス発光が必要な用途、例えば、バースト通
信のような用途で、特に温度変化の大きい屋外での半導
体レーザの利用に著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の温度補償回路の実施例図、第2図は第
1図の各部電圧の温度特性図、第3図は半導体レーザの
発光出力の温度特性例図、第4図は従来の温度補償回路
の構成例図である。 1……駆動電圧発生回路、2,18……スイッチ回路、3,19
……半導体レーザ、4……フォトダイオード、5,6,9,15
……抵抗器、7……コンデンサ、8……制御増幅器、10
……ダイオード、11,17……増幅器、12……A/D変換回
路、13……アナログスイッチ回路、14,16……可変抵抗
器、20……直流電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、 該直流電源から出力される直流電圧から発生させた駆動
    電圧を制御信号によってパルス的にオン/オフして半導
    体レーザに与えるスイッチ回路と、 前記直流電源の出力端子と接地との間に、該出力端子側
    から順次第1の可変抵抗器,複数の抵抗器,及び第2の
    可変抵抗器が直列に接続され、該第2の可変抵抗器の両
    端に発生する電圧を前記半導体レーザの駆動電圧として
    前記スイッチ回路に入力する抵抗器群と、 周囲の温度変化に対応して変化する出力電圧が得られる
    温度検出回路と、 該温度検出回路の出力電圧が予め設定された複数の温度
    区分毎に前記温度変化の方向に従って順に値が異なるよ
    うに定められた複数のスレッショルド電圧を超えたとき
    複数の出力端子からそれぞれ独立したディジタル出力を
    出力するA/D変換回路と、 該A/D変換回路の複数の出力端子にそれぞれ接続され前
    記ディジタル出力により前記抵抗器群の複数の抵抗器を
    それぞれ短絡/開放して前記第2の可変抵抗器の両端に
    発生する前記駆動電圧を変化させる複数のスイッチから
    なるアナログスイッチ回路とを備え、 前記複数の抵抗器のそれぞれの抵抗値は、前記第2の可
    変抵抗器の両端に発生する駆動電圧によって発光する前
    記半導体レーザの発光出力が周囲温度変化に対してほぼ
    一定になるような値に設定されたことを特徴とする半導
    体レーザの温度補償回路。
JP2039808A 1990-02-22 1990-02-22 半導体レーザの温度補償回路 Expired - Lifetime JPH06103773B2 (ja)

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