JPH06103436A - カード抽選管理装置, カード抽選管理方法及びカード選択ゲーム機 - Google Patents

カード抽選管理装置, カード抽選管理方法及びカード選択ゲーム機

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JPH06103436A
JPH06103436A JP4250174A JP25017492A JPH06103436A JP H06103436 A JPH06103436 A JP H06103436A JP 4250174 A JP4250174 A JP 4250174A JP 25017492 A JP25017492 A JP 25017492A JP H06103436 A JPH06103436 A JP H06103436A
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JP
Japan
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card
lottery
data
code
game
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Application number
JP4250174A
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English (en)
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Katsuaki Terada
勝昭 寺田
Yuji Watanabe
裕司 渡辺
Kosuke Iwagami
光佑 岩上
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Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、情報カード管理装置の改善に関
し、データ読み取り装置の簡素化とカードの低廉化とを
図りつつ、その当たり又は上位等級数字を容易に識別す
ること、及び、必要に応じてその抽選確率やゲーム確率
を任意に可変制御することを目的とする。 【構成】 固有の書込みデータDnを設けた複数の被抽
選カード11と、被抽選カード11の固有の書込みデー
タDnの解読処理をするデータ解読手段12と、固有の
書込みデータDnに基づいて抽選確率制御をするデータ
処理手段13と、データ解読手段12及びデータ処理手
段13の入出力を制御する制御手段14とを具備し、被
抽選カード11が、少なくとも、赤外線を吸収する物質
より成るデータマーク部BDと該赤外線を反射する物質
より成るダミーマーク部BCとを組み合わせたバーコー
ド部11Bから成ることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図16) 発明が解決しようとする課題(図17) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3〜13) (2)第2の実施例の説明(図14,15) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、カード抽選管理装置,
カード抽選管理方法及びカード選択ゲーム機に関するも
のであり、更に詳しく言えば、被抽選カードに設けられ
た数字コードや他のコード入力により抽選確率を制御管
理する装置,方法及びその応用装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】図16,17は、従来例に係る説明図であ
る。図16(a)は、従来例に係る三角クジの抽選管理方
法を説明する図であり、図16(b)は、従来例に係るキ
ー入力式のゲーム機をそれぞれ示している。
【0004】例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラ
クションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシス
テムは、図16(a)において、当たり・外れ又は等級数
字等を記載密封した複数の三角クジ1Aと、その複数の
三角クジ1Aを納める格納容器1Bと、当たり本数や等
級を表示した管理リスト1Cから成る。
【0005】また、抽選管理方法は抽選者によって格納
容器1Bの中から1つの三角クジ1Aが選ばれると、該
三角クジ1Aの一部が切断開封され、その内部に記載さ
れた当たり・外れ又は等級数字等が確認される。なお、
抽選管理者側では、当り本数の重複を避けるべく、当た
り三角クジの保管又は当たり等級数字の記録保持をす
る。
【0006】また、図16(b)は、従来例に係るキー入
力式のゲーム機の説明図である。例えば、各種ソフトプ
ログラムを選択しながら各種ゲームを競うゲーム機は、
図16(b)において、モニタ2A,入力キーボード2B
及びゲームソフト2Cから成る。
【0007】当該ゲーム機の機能は、例えば、各種抽選
プログラムが書き込まれたゲームソフト2Cをモニタ2
Aにセットをし、入力キーボード2Bのテンキーを押す
ことによりゲームソフト2Cが起動され、各種抽選ゲー
ムを競うことができる。しかし、ゲームソフト2Cの選
択時や当たり予想数字の入力時に、テンキーを押す回数
が多くなってソフト立ち上げ時間を多く要したり、キー
入力操作が煩雑化をすることがある。
【0008】そこで、バーコードや磁気データを設けた
ゲームカードを適用し、それをセンサにより検出/解読
して、そのゲームソフト2Cを起動し、各種抽選ゲーム
を競う方法が考えられる。図17(a)は、ゲームカード
等に設けられたバーコードを検出/解読するカード読取
り装置の構成図を示している。
【0009】図17(a)において、ゲームカード5に設
けられたバーコード10Aを検出/解読するカード読取り
装置は、自動送り回路3,バーコードセンサ4A,デー
タ解読回路4B及び制御用CPU(中央演算処理装置)
4C等から成る。
【0010】当該装置の機能は、バーコード10Aが設け
られたカード5がCPU4Cを介して自動送り回路3に
より、バーコードセンサ4Aに誘導される。また、該カ
ード5に設けられたバーコード10Aがバーコードセンサ
4Aにより検出され、該バーコードセンサ4Aから出力
される検出信号SSに基づいてデータがCPU4Cを介
してデータ解読回路4Bにより解読処理される。この際
に、CPU4Cは予めROM(読出し専用メモリ)等に
格納されている比較基準データとデータ解読回路4Bに
より解読処理された解読データとを比較することによ
り、当該ゲームカードの固有の書込みデータを認識して
いる。
【0011】また、磁気データの書込み機能を備えた磁
気カードリード/ライト装置は、図17(b)に示すよう
に、スリット8や磁気ヘッド9から成る。その機能は、
データ入力済の磁気テープ6を有する磁気カード7がス
リット8に通されると、リード/ライト装置の一部に設
けられた磁気ヘッド9により該磁気カード7に記憶され
た磁気データが読取られ、該磁気データに基づいて外部
機器が制御される。なお、必要に応じて磁気データが磁
気ヘッド9を介して磁気テープ6に記憶される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例の簡易
的な三角クジシステムによれば、複数の三角クジ1A,
格納容器1Bや管理リスト1Cから成り、抽選管理者側
では、当り本数の重複を避けるべく、当たり三角クジの
保管又は当たり等級数字が記録保持される。
【0013】このため、三角クジ1Aの製造過程におい
て、当たり・外れ又は等級数字等が記載され、それが密
封貼付された複数の三角クジ1Aと、何らの原因により
管理リスト1Cとの照合が必要となった場合に、当たり
又は上位等級数字を記載密封した特定の三角クジ1Aの
識別をすることが困難となる。強いて、特定の三角クジ
1Aを識別しようとすれば、全三角クジ1Aを切断開封
を迫られる。
【0014】また、当り本数の重複を避けるべく、当た
り三角クジの保管又は当たり等級数字の集計作業が抽選
管理者側等の人手に依存する部分が多くなる。そこで、
バーコードや磁気データを設けたゲームカードを適用
し、それをセンサにより検出/解読して、そのゲームソ
フト2Cを起動し、各種抽選ゲームを競う方法が考えら
れる。
【0015】しかし、バーコードや磁気データを解読す
る装置の内部構造が複雑化をする。例えば、図17(a)
に示すようにカード5に設けられたバーコード10Aの内
容を解読する場合、ROM(読出し専用メモリ)等に格
納されている比較基準データとデータ解読回路4Bによ
り解読処理された解読データとがCPU4Cにより比較
される。
【0016】このため、宴会場や各種催物会場等のアト
ラクションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシ
ステムに適用しようとする場合に、バーコード10Aを認
識するCPU4Cと、その認識の基準となる比較基準デ
ータを格納するメモリとが必要となる。これにより、デ
ータ読み取り装置の内部構成が複雑化をするという第1
の問題がある。
【0017】また、各種抽選ソフトプログラムを起動す
るカード選択ゲーム機に磁気カードリード/ライト装置
を応用する方法も考えられる。かかる場合には、当該ゲ
ームカードに磁気情報を設ける必要があることから、そ
のコストアップにつながるという第2の問題がある。
【0018】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、データ読み取り装置の簡素化と被
抽選カードの低廉化とを図りつつ、その当たり又は上位
等級数字を容易に識別すること、及び、必要に応じてそ
の抽選確率やゲーム確率を任意に可変制御することが可
能となるカード抽選管理装置,カード抽選管理方法及び
カード選択ゲーム機の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係るカード抽選管理装置の原理図であり、図2
(a),(b)は、本発明に係るカード抽選管理方法の
原理図をそれぞれ示している。
【0020】本発明のカード抽選管理装置は、図1
(a)に示すように固有の書込みデータDnを設けた複
数の被抽選カード11と、前記被抽選カード11の固有
の書込みデータDnの解読処理をするデータ解読手段1
2と、前記固有の書込みデータDnに基づいて抽選確率
制御をするデータ処理手段13と、前記データ解読手段
12及びデータ処理手段13の入出力を制御する制御手
段14とを具備し、前記被抽選カード11が、少なくと
も、赤外線を吸収する物質より成るデータマーク部BD
と該赤外線を反射する物質より成るダミーマーク部BC
とを組み合わせたバーコード部11Bから成ることを特徴
とする。
【0021】なお、本発明のカード抽選管理装置におい
て、前記データ解読手段12が図1(b)に示すよう
に、被抽選カード11のスライド状態を規定するカード
位置出し手段12Aと、前記被抽選カード11に設けられ
たデータマーク部BDを検出する二以上の検出手段PS
1,PS2と、前記検出手段PS1,PS2から出力される検
出信号SP1,SP2に基づいて数字コードMCや賞品コー
ドQCを含む固有の書込みデータDnを解読するデータ
解読手段12Bから成ることを特徴とする。
【0022】また、本発明のカード抽選管理装置におい
て、前記固有の書込みデータDnに基づいて集計処理を
する集計処理手段15が設けられることを特徴とする。
さらに、本発明のカード抽選管理装置において、前記被
抽選カード11の抽選確率制御に係る制御プログラムデ
ータDPを記憶する記憶手段16が設けられることを特
徴とする。
【0023】また、本発明のカード抽選管理装置におい
て、前記制御プログラムデータDPを選択するデータ選
択手段17が設けられることを特徴とする。さらに、本
発明のカード抽選管理装置において、前記被抽選カード
11にデータ書込み領域11Aが設けられ、前記データ書
込み領域11Aには、データ処理手段13を起動する数字
コードMCや該カード抽出者に与える景品に係る賞品コ
ードQCが設けられることを特徴とする。
【0024】また、本発明のカード抽選管理装置におい
て、前記数字コードMCや賞品コードQCが,少なくと
も、赤外線を吸収する物質により成るデータマークBD
から構成されることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明のカード抽選管理方法は、
図2(a)の処理フローチャートに示すように、予め、
ステップP1で数字コードMCや賞品コードQCを含む
固有の書込みデータDnの隠蔽印刷をした被抽選カード
11の作成処理をし、次に、ステップP2で前記被抽選
カード11の選択に基づいて固有の書込みデータDnの
解読処理をし、その後、ステップP3で前記固有の書込
みデータDnに基づいて抽選確率制御処理や集計処理を
することを特徴とする。
【0026】なお、本発明のカード抽選管理方法におい
て、前記被抽選カード11の作成処理の際に、図2
(a)の処理フローチャートのステップP1Aで、予め、
赤外線を吸収する物質より成るデータマーク部BDと該
赤外線を反射する物質より成るダミーマーク部BCとを
組み合わせ、前記データマーク部BDが数字コードMC
や賞品コードQCを含むことを特徴とする。
【0027】さらに、本発明のカード抽選管理方法にお
いて、前記抽選確率制御の際に、抽選制御プログラムの
選択処理をすることを特徴とする。また、本発明のカー
ド選択ゲーム機は本発明のカード抽選管理装置の応用装
置であって、前記被抽選カード11がゲームカードに応
用され、前記制御プログラムデータDPには、ゲームプ
ログラムデータが用いられ、前記データ処理手段13が
ゲーム確率制御をすることを特徴とし、上記目的を達成
する。
【0028】
【作 用】本発明のカード抽選管理装置によれば、図1
(a)に示すように複数の被抽選カード11,データ解
読手段12,データ処理手段13及び制御手段14が具
備され、被抽選カード11が、少なくとも、赤外線を吸
収する物質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反
射する物質より成るダミーマーク部BCとを組み合わせ
たバーコード部11Bから成る。
【0029】例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラ
クションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシス
テムに適用した場合に、固有の書込みデータDnを設け
た複数の被抽選カード11が格納容器に納められる。ま
た、カード抽選者が任意に選択した被抽選カード11が
その格納容器付近に設けられたデータ解読手段12に挿
入されると、その被抽選カード11の固有の書込みデー
タDnがデータ解読手段12により解読処理される。
【0030】この際に、図1(b)に示すようなデータ
解読手段12のカード位置出し手段12Aにより被抽選カ
ード11のスライド状態が規定され、該被抽選カード1
1に設けられたデータマーク部BDが二以上の検出手段
PS1,PS2により検出される。ここで、赤外線を吸収す
る物質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反射す
る物質より成るダミーマーク部BCとを組み合わせたバ
ーコード部11Bから成る被抽選カード11が二以上の検
出手段PS1,PS2により検出される。
【0031】さらに、その検出信号SP1,SP2に基づい
て数字コードMCや賞品コードQCを含む固有の書込み
データDnがデータ解読手段12Bにより解読され、その
解読結果がデータ解読手段12Bから制御手段14を介し
てデータ処理手段13に転送される。これにより、固有
の書込みデータDnに基づいてデータ処理手段13によ
り、抽選確率制御される。
【0032】この際に、例えば、データ選択手段17か
らの制御指示にしたがって、被抽選カード11の抽選確
率制御に係る制御プログラムデータDPの1つが選択さ
れ、それが記憶手段16から読み出される。これによ
り、例えば、固有の書込みデータDnの数字コードMC
によりデータ処理手段13が起動され、抽選確率制御に
係る制御プログラムデータDPに基づいて被抽選カード
11が所定の確率により抽選判定処理され、当たり・外
れ又は当たり等級数字が決定される。
【0033】また、当該被抽選カード11の当たり・外
れ又は当たり等級数字が決定されると、例えば、その固
有の書込みデータDnが集計処理手段15により記憶手
段16等に転送され、それが集計管理処理される。
【0034】このため、再度,当たり又は当たり等級数
字と重複する書込みデータDnの被抽選カード11がデ
ータ解読手段12に挿入された場合には、制御手段14
を介して記憶手段16の集計内容が検索され、それが重
複する被抽選カード11と識別された場合には無効にさ
れる。
【0035】これにより、従来例のように当たり三角ク
ジの保管又は当たり等級数字の集計作業を抽選管理者側
等の人手に依存することなく、当たり本数の重複管理の
自動化を図ることが可能となる。
【0036】また、固有の書込みデータDnを解読して
その賞品コードQCを識別し、該カード抽出者に景品を
付与するカード抽選管理装置では、特に、被抽選カード
11の製造過程において、当たり・外れ又は等級数字等
を設けた被抽選カード11が印刷処理され、それが隠蔽
処理された後に、複数の被抽選カード11と、何らの原
因により賞品コードQCの管理リストとの照合が必要と
なった場合に、当該被抽選カード11をデータ解読手段
12に挿入することにより、当たり又は上位等級数字を
隠蔽処理した特定の被抽選カード11を容易に識別をす
ることが可能となる。
【0037】これにより、データ読み取り装置の簡素化
と被抽選カードの低廉化とを図りつつ、その当たり又は
上位等級数字を容易に識別すること、及び、必要に応じ
てその抽選確率やゲーム確率を任意に可変制御すること
が可能となる。
【0038】さらに、本発明のカード抽選管理方法によ
れば、図2(a)の処理フローチャートに示すように、
ステップP1で数字コードMCや賞品コードQCを含む
固有の書込みデータDnの隠蔽印刷をした被抽選カード
11の作成処理をしている。
【0039】例えば、ステップP1Aで予め、赤外線を吸
収する物質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反
射する物質より成るダミーマーク部BCとを組み合わ
せ、データマーク部BDが数字コードMCやカード抽出
者に与える景品に係る賞品コードQCを含む被抽選カー
ド11が作成される。
【0040】このため、ステップP2で被抽選カード1
1の選択に基づいて固有の書込みデータDnの解読処理
をすることにより、ステップP3で固有の書込みデータ
Dnに基づいて当たり・外れ又は当たり等級数字を可変
をする抽選確率制御処理をすること、及び、被抽選カー
ド11の賞品コードQCに基づいて景品の当たり又は当
たり等級数字の重複発生を防止する集計処理を容易に行
うことが可能となる。
【0041】なお、抽選確率制御の際に制御プログラム
データDPが選択処理される。例えば、抽選確率の高い
抽選プログラムソフトやその低いプログラムソフトを選
択することにより、カード抽選者が多い場合又は少ない
場合等により抽選確率を可変制御をすることが可能とな
る。
【0042】これにより、カード抽選者に対するサービ
スの対応性の向上を図ることが可能となる。また、本発
明のカード選択ゲーム機によれば、本発明のカード抽選
管理装置の応用装置であって、被抽選カード11にゲー
ムカードが応用され、制御プログラムデータDPには、
ゲームプログラムデータが用いられ、データ処理手段1
3によりゲーム確率制御が行われる。
【0043】このため、ゲームカードをデータ解読手段
12に挿入すると、その固有の書込みデータDnの解読
結果に基づいて、ゲームプログラムデータを読み出すこ
とができ、各種ゲーム制御プログラムを起動すること
で、各種抽選ゲーム等を競うことが可能となる。
【0044】これにより、従来例のようなバーコードや
磁気データを解読する装置に比べて、データ解読手段1
2の内部構造の簡略化が図られる。また、ゲームソフト
プログラムの選択時や当たり予想数字の入力時に、従来
例のようなテンキーを押す回数が削減され、そのソフト
立ち上げ時間が短縮化され、また、キー入力操作の煩雑
さから開放される。
【0045】また、本発明のカード選択ゲーム機によれ
ば、当該被抽選カード11を,例えば、紙基板を主体構
造とすることにより、従来例のような磁気カードを主体
構造とするゲームカードに比べ、そのコストダウンを図
ることが可能となる。
【0046】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜15は、本発明の実施例に係るカ
ード抽選管理装置,カード抽選管理方法及びカード選択
ゲーム機を説明する図である。
【0047】(1)第1の実施例の説明 図3は、本発明の第1の実施例に係るSK抽選システム
装置の構成図である。また、図4はそのSK隠蔽抽選カ
ードの構成図であり、図5〜7は、そのSKコード解読
器の構成図であり、図8は、そのメモリ部の補足説明図
をそれぞれ示している。
【0048】例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラ
クションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシス
テムに適用したSK抽選システム装置は、図3におい
て、カード格納容器20,SK隠蔽抽選カード(以下単
にSK抽選カードという)21,SKコード解読器2
2,抽選管理制御装置200及び確率選択部27から成
る。
【0049】すなわち、カード格納容器20は複数のS
K(Super Knowlegde)抽選カード21を格納するも
のであり、カード抽出者の利用数に応じて,例えば、10
000枚のSK抽選カード21がカード格納容器20に格
納される。
【0050】SK抽選カード21は被抽選カード11の
一実施例であり、固有の書込みデータDnを設けたカー
ドであり、少なくとも、赤外線を吸収する物質より成る
データマーク部BDと該赤外線を反射する物質より成る
ダミーマーク部BCとを組み合わせたバーコード部11B
から成る。なお、SK抽選カード21については、図4
において詳述する。
【0051】SKコード解読器22はデータ解読手段1
2の一実施例であり、SK抽選カード21の固有の書込
みデータDnの解読処理をするものである。なお、SK
コード解読器22については、図5〜7において詳述す
る。
【0052】抽選管理制御装置200はデータ処理部2
3,CPU24,集計処理部25及びメモリ部26から
成り、パーソナルコンピュータが適用可能である。デー
タ処理部23はデータ処理手段13の一例であり、固有
の書込みデータDnに基づいて抽選確率制御をするもの
である。例えば、データ処理部23は抽選プログラムソ
フトの決定,確率の決定,等級の判定,書換え及び確率
変更割り込み処理をする。なお、データ処理部23につ
いては、図13において詳述する。
【0053】CPU24は制御手段14の一例であり、
SKコード解読器22,データ処理部23,集計処理部
25,メモリ部26及び確率選択部27の入出力を制御
するものである。例えば、CPU24はデータ処理部2
3が実行している抽選プログラムソフトに対して確率選
択部27からの確率変更要求データDWに基づいて該デ
ータ処理部23に割り込み制御をする。
【0054】集計処理部25は集計処理手段15の一例
であり、固有の書込みデータDnに基づいて集計処理を
するものである。例えば、集計処理部25は、図8
(b)に示すように、予め、メモリ部26に分類割付ら
れた1等,2等,3等…の等級番地に当たりコード番号
を登録する。なお、当たりコード番号にはSK抽選カー
ド21の固有の書込みデータDnが適用される。
【0055】メモリ部26は記憶手段16の一例であ
り、SK抽選カード21の抽選確率制御に係る制御プロ
グラムデータDPを記憶するものである。例えば、メモ
リ26は、各種抽選プログラムを格納する領域と、抽選
結果データを集計する領域が割当られる。なお、メモリ
部26の格納内容については、図8において詳述する。
【0056】確率選択部27はデータ選択手段17の一
実施例であり、データ処理部23が固有の書込みデータ
Dnに基づいて抽選確率制御をする際に、割り込みをか
けるべく確率変更要求データDWを出力し、制御プログ
ラムデータDPを選択するものである。確率選択部27
は,例えば、SKコード解読器22を管理する抽選管理
者側に設けられ、また、確率選択部27にはSKコード
解読器22を代用することが可能である。この場合に
は、通常のSK抽選カード21に設けられる数字コード
と、制御プログラムデータDPを選択する専用数字コー
ドを設けた抽選管理者側専用カードを作成する必要があ
る。
【0057】図4は、本発明の実施例に係るSK隠蔽抽
選カードの構成図であり、図4(a)は、被抽選カード
11の一実施例となるSK抽選カード21の平面図を示
している。例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラク
ションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシステ
ムに適用可能なSK抽選カード21は、図4(a)にお
いて、カード基板10に、データマーク部BDとダミー
マークBCから成る黒色系のバーコード部21Bが設けら
れて成る。
【0058】なお、黒色系のバーコード部21Bには、1
等,2等の等級を決める数字コードMCや該カード抽出
者に与える景品に係る賞品コードQCが含まれ、その数
字コードMCや賞品コードQCが,少なくとも、赤外線
を吸収する物質により成るデータマークBDから構成さ
れる。
【0059】すなわち、そのデータ書込み領域11Aを説
明する図4(b)において、SK抽選カード21は横の
長さWが86〔mm〕程度、幅Hが58. 5 〔mm〕程度
に切断された紙基板の下部表面領域に10×78〔mm
2 〕程度のデータ書込み領域11Aが設けられている。
【0060】さらに、S1,S2はデータ書込み領域11
Aを上下に2又は2以上に分割するデータ列を示し、以
後S1列,S2列といい、S1列はSK抽選カード21
の下部に位置し、当SK抽選カード21を本発明の実施
例のSK抽選システム装置に適用した場合に、S1列の
黒色マークが第1の光センサPS1により検出される関係
にあるものとする。例えば、数字コード「0399」の
SK抽選カード21が挿入された場合に、その数字コー
ドMC=03や賞品コードQC=99を含む固有の書込
みデータDnがそれぞれ解読される。
【0061】次に、当該SK抽選カード21に隠蔽され
た数字コードMCや賞品コードQC等の固有の書込みデ
ータDnを解読するSKカード解読器の構成及びその動
作について説明をする。
【0062】図5〜7は、本発明の実施例に係るSKコ
ード解読器の構成図(その1〜3)であり、図5
(a),(b)は、その数字情報の検出部の全体構成図
とその内部回路図を示している。なお、図6はその論理
回路の内部回路図であり、図7はその出力回路とその他
の内部回路図をそれぞれ示している。
【0063】例えば、本発明の実施例に係る数字コード
MCや賞品コードQCを付加したSK抽選カード21の
4桁の数字「0000」〜「9999」の解読をするSKコード
解読器22は、本発明者らが先に特許出願〔特願平成3
−59116号〕した数字情報の読出し装置に見られる
ように、黒色マーク検出回路20,カードガイド22A及
びデータ解読回路22B等から成る。
【0064】すなわち、図5(a)において、黒色マー
ク検出回路20は二以上の検出手段PS1,PS2の一実施
例であり、SK抽選カード21に設けられたバーコード
部21Bを検出するものである。例えば、黒色マーク検出
回路20は上下2段の光センサPS1,PS2と、下部マー
ク信号処理回路221 及び上部マーク信号処理回路222か
ら成る。
【0065】また、第1,第2の光センサPS1, PS2は
反射型赤外線センサから成り、各光センサPS1, PS2が
SK抽選カード21のS1列,S2列に設けられた複数
の黒色マークを検出して検出信号SP1,SP2を下部,上
部マーク信号処理回路22A,22Bに出力するものであ
る。なお、光センサPS1,PS2は、第1,第2の光セン
サPS1, PS2のように二つに限定されることはない。
【0066】下部マーク信号処理回路221 は入力レベル
が調整された検出信号SP1に基づいてマーク検出データ
(以下マーク検出データDP1ともいう)を出力するもの
である。上部マーク信号処理回路222 は入力レベルが調
整された検出信号SP2に基づいてマーク検出データ(以
下マーク検出データDP2ともいう)を出力するものであ
る。
【0067】カードガイド22Aはカード位置出し手段12
Aの一実施例であり、SK抽選カード21のスライド状
態を規定するものである。データ解読回路22Bはデータ
解読手段12Bの一実施例であり、図6,7に示すように
データ入力回路223 ,データコード解読回路224 ,制御
コード解読回路225 及び数字データ出力回路226 から成
り、上部・下部マーク信号処理回路221 ・222 から出力
されたマーク検出データDP1,DP2に基づいてSK抽選
カード21の数字情報0000〜9999の解読処理をするもの
である。
【0068】データ入力回路223 はマーク検出データDP
1,DP2の入力処理をするものである。例えば、データ
入力回路223 は図6に示すように、二入力否定論理積回
路NAND ,二入力論理和回路OR,6個のD型フリップ
・フロップ回路,4個のインバータINV から成り、該マ
ーク検出データDP1,DP2が二入力否定論理積回路NAN
D や二入力論理和回路ORに入力される。
【0069】また、データコード解読回路224 はマーク
検出データDP1,DP2に基づいて各桁の数字情報0000〜
9999を解読するものである。例えば、データコード解読
回路224 は図6に示すように3個の三入力論理積回路A
ND3 ,2個の二入力論理積回路AND,2個の三入力論理
和回路OR3 ,1個の三入力論理和回路ORから成る。
【0070】制御コード解読回路225 はマーク検出デー
タDP1,DP2に基づいて制御データDCを出力するもの
である。例えば、制御コード解読回路225 は図6に示す
ように3個の三入力論理積回路AND3 から成り、コント
ロールコードC1〜C3を出力するものである。
【0071】数字データ出力回路226 は数字情報0000〜
9999に基づいて桁単位に数字データDFを出力するもの
である。例えば、数字データ出力回路226 は、図7に示
すように16個のD型フリップ・フロップ回路から成
り、4桁の数字「0000」〜「9999」を4ビットの2値化
符号により出力するものである。
【0072】また、2値化符号データD00〜D03が数字
の1の位を示し、同様に、データD10〜D13が数字の1
0の位,データD20〜D23が数字の100の位,データD
30〜D33が数字の1000の位をそれぞれ示すものである。
【0073】例えば、数字コード「0399」のSK抽
選カード21が挿入された場合に、数字コードMCや賞
品コードQCを含む固有の書込みデータDnがそれぞれ
解読される。なお、当該読出し装置の電源回路227 を数
字データ出力回路226 に併せて示している。
【0074】図8(a),(b)は、本発明の第1の実
施例に係るSK抽選システム装置の補足説明図であり、
図8(a)は、そのメモリ部の抽選プログラムデータ内
容を説明する図であり、図8(b)は、その集計処理部
の集計内容を説明する図をそれぞれ示している。
【0075】図8(a)において、メモリ部26のテー
ブル内容は、SK抽選カード21の抽選確率制御に係る
制御プログラムデータの一例となる抽選制御プログラム
が格納される。例えば、確率1/1の抽選制御プログラ
ムが制御プログラムデータDP1として格納番地1000に格
納され、どんな数字コードのSK抽選カード21を挿入
した場合でも、必ず当選するプログラムである。また、
確率1/2の抽選制御プログラムが制御プログラムデー
タDP2として格納番地1100に格納され、確率1/5の抽
選制御プログラムが制御プログラムデータDP3として格
納番地1110に格納され、同様に、確率1/nの抽選制御
プログラムが制御プログラムデータDPnとして格納番地
1111に格納される。
【0076】なお、確率1/1の抽選制御プログラム以
外の抽選制御プログラムでは、予め、制御系に当たり数
字コードMCを数種類認識させ、それ以外の数字コード
MCについて、「0」を含む場合には当たり易くし、
「1」を含む場合には当たり難くすべくプログラムを組
む。また、抽選回数,イベント開催日の経過日数によっ
て当たり又は外れの確率を変化させるべくプログラムを
組むことも考えられる。
【0077】さらに、確率1/nの抽選制御プログラム
は最も確率の低いプログラムであり、確率選択部27又
はSKコード解読器22から出力される確率変更要求デ
ータDW又は専用数字コードに基づいて格納番地1000〜
1111等を指定することができる。
【0078】また、図8(b)において、集計処理部2
5の集計内容は、予め、メモリ部26に分類割付られた
1等,2等,3等…の等級番地に登録された当たりコー
ド番号となる。当たりコード番号は,例えば、SK抽選
カード21の固有の書込みデータDn=「0099」,「34
56」が1等に当選したものとすれば、該数字コードが当
たりコード登録部に書き込まれる。
【0079】同様に、SK抽選カード21の固有の書込
みデータDn=「1001」,「8888」が2等に当選したも
のとすれば、該数字コードが当たりコード登録部に書き
込まれる。これにより、再度同じ数字コードのSK抽選
カード21がSKコード解読器22に挿入された場合に
は、メモリ26の集計内容テーブルを参照することによ
り重複当選を防止することができる。
【0080】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るSK抽選システム装置によれば、図3に示すように
カード格納容器20,複数のSK抽選カード21,SK
コード解読器22,抽選管理制御装置200及び確率選択
部27が具備され、SK抽選カード21が、少なくと
も、赤外線を吸収する物質より成るデータマーク部BD
と該赤外線を反射する物質より成るダミーマーク部BC
とを組み合わせたバーコード部11Bから成る。
【0081】例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラ
クションとして被獲得賞品を競う簡易的な三角クジシス
テムに適用した場合に、固有の書込みデータDnを設け
た複数のSK抽選カード21がカード格納容器20に納
められる。また、カード抽選者が任意に選択したSK抽
選カード21がその格納容器付近に設けられたSKコー
ド解読器22に挿入されると、そのSK抽選カード21
の固有の書込みデータDnがSKコード解読器22によ
り解読処理される。
【0082】この際に、図5(a)に示すようなSKコ
ード解読器22のカードガイド22AによりSK抽選カー
ド21のスライド状態が規定され、該SK抽選カード2
1に設けられたデータマーク部BDが二以上の光センサ
PS1,PS2により検出される。ここで、赤外線を吸収す
る物質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反射す
る物質より成るダミーマーク部BCとを組み合わせたバ
ーコード部11Bから成るSK抽選カード21が二以上の
光センサPS1,PS2により検出される。
【0083】さらに、そのマーク検出信号SP1,SP2に
基づいて数字コードMCや賞品コードQCを含む固有の
書込みデータDnがデータ解読回路22Bにより解読さ
れ、その解読結果がデータ解読回路22BからCPU24
を介してデータ処理部23に転送される。これにより、
固有の書込みデータDnに基づいてデータ処理部23に
より、その抽選確率制御される。
【0084】この際に、例えば、確率選択部27からの
制御指示にしたがって、SK抽選カード21の抽選確率
制御に係る制御プログラムデータDP1〜DPnの1つが選
択され、それがメモリ26から読み出される。これによ
り、例えば、固有の書込みデータDnの数字コードMC
によりデータ処理部23が起動され、抽選確率制御に係
る制御プログラムデータDPnに基づいてSK抽選カード
21が所定の確率により抽選判定処理され、当たり・外
れ又は当たり等級数字が決定される。なお、カード抽選
状況に応じて確率選択部27から確率変更要求データD
Wを出力することにより当選確率の高い確率の制御プロ
グラムデータDP1を選択することができる。
【0085】また、当該SK抽選カード21の当たり・
外れ又は当たり等級数字が決定されると、例えば、その
固有の書込みデータDnが集計処理部25によりメモリ
26等に転送され、それが集計管理処理される。
【0086】このため、再度,当たり又は当たり等級数
字と重複する書込みデータDnのSK抽選カード21が
SKコード解読器22に挿入された場合には、CPU2
4を介してメモリ26の集計内容が検索され、それが重
複するSK抽選カード21と識別された場合には無効に
される。
【0087】これにより、従来例のように当たり三角ク
ジの保管又は当たり等級数字の集計作業を抽選管理者側
等の人手に依存することなく、当たり本数の重複管理の
自動化を図ることが可能となる。
【0088】また、固有の書込みデータDnを解読して
その賞品コードQCを識別し、該カード抽出者に景品を
付与するカード抽選管理装置では、特に、SK抽選カー
ド21の製造過程において、当たり・外れ又は等級数字
等を設けたSK抽選カード21が印刷処理され、それが
隠蔽処理された後に、複数のSK抽選カード21と、何
らの原因により賞品コードQCの管理リストとの照合が
必要となった場合に、当該SK抽選カード21をSKコ
ード解読器22に挿入することにより、当たり又は上位
等級数字を隠蔽処理した特定のSK抽選カード21を容
易に識別をすることが可能となる。
【0089】なお、この際に、従来例の三角クジのよう
に、強いて、特定のSK抽選カード21を識別すべく、
全SK抽選カード21の物理的変化を迫られることが無
くなる。これにより、データ読み取り装置の簡素化とS
K抽選カードの低廉化とを図りつつ、その当たり又は上
位等級数字を容易に識別すること、及び、必要に応じて
その抽選確率やゲーム確率を任意に可変制御することが
可能となる。
【0090】次に、本発明の第1の実施例に係るSK抽
選カードの抽選管理方法について当該装置の動作やSK
抽選カード21の作成方法を補足しながら説明をする。
図9,10は本発明の実施例に係るSK抽選カード管理の
処理フローチャート(その1,2)であり、図11〜13は
その補足説明図をそれぞれ示している。
【0091】例えば、宴会場や各種催物会場等のアトラ
クションとして被獲得賞品を競う簡易的なSK抽選カー
ド21の抽選管理をする場合、図9において、まず、ス
テップP1で予め、数字コードMCや賞品コードQCを
含む固有の書込みデータDnの隠蔽印刷をしたSK抽選
カード21の作成処理をする。この際に、SK抽選カー
ド21は、予想カード抽選者に応じて,例えば、10000
枚程度を用意をする。また、予め、赤外線を吸収する物
質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反射する物
質より成るダミーマーク部BCとを組み合わせ、データ
マーク部BDが等級が決定される数字コードMCやカー
ド抽出者に与える景品に係る賞品コードQCを含ませ
る。
【0092】ここで、図11(a)に示したSK抽選カー
ドの説明図において、SK抽選カード21は、本発明者
らが先に特許出願(特願平03−308864号)した数字情報
(以下SKコードともいう)の記憶媒体に見られるよう
に、カード基板の表面領域にw×h=10×78〔mm
2 〕程度のデータ書込み領域11Aを割当て、それに黒色
系のバーコード部21Bを作成する。すなわち、横の長さ
Wが86〔mm〕程度、幅Hが58. 5 〔mm〕程度の紙
やプラスチック等のカード基板にデータマーク部BDや
ダミーマーク部BCを形成する。
【0093】また、イラスト印刷領域21Cに人気キャラ
クタ等の所定イメージの印刷処理をする。データ書込み
領域11Aは、データ解読器22の光センサPS1,PS2の
取付け位置を考慮して上段を縦×横=5〔mm〕×2
〔mm〕×39に分割し、その下段を縦×横=5〔m
m〕×2〔mm〕×39に分割する。
【0094】なお、図11(b)は、本発明の実施例に係
るSK抽選カード21に格納された数字「0399」の
記号例を示している。例えば、SK抽選カード21は、
図11(b)において、データコードF=「0399」及
びコントロールコードC=「終了」から成る。
【0095】すなわち、数字情報の1の位,10の位,
100の位,1000の位はそれぞれ先に分割(m=39)さ
れたデータ書込み領域11Aの中に4×8=32が使用さ
れ、コントロールコードCは本発明の実施例では「終
了」を示す記号である。なお、本発明の各実施例では、
100の位と1000の位とに係る数字情報を数字コードMC
に割当てるものとし、また、1の位と10の位とに係る数
字情報を賞品コードQCに割当てるものとする。
【0096】また、データコードF及びコントロールコ
ードCの長いマークBH や短いマークBL が、少なくと
も、赤外線を吸収するカーボンブラックを使用したイン
キ(スミと呼ばれる黒やスミを混入したセピア色などを
いう)を主体とする黒色マークにより印刷される。例え
ば、黒色マークはオフセット,グラビア,活版,シルク
等の一般印刷,又は、墨インキ熱転写及び静電カーボン
印刷法により行う。
【0097】なお、21Dは領域分割線であり、便宜上デ
ータ書込み領域11Aを2つに分割する境界線である。ま
た、領域分割線21Dを白抜きにすることにより、一層隠
蔽性を高めることができる。なお、本発明の実施例に係
るSK抽選カード21に使用する数字コード記号「0〜
9」のフォーマット例を図10に示す。これは、本発明者
らが先に特許出願したSKコードを採用する(図12参
照)。
【0098】さらに、図11(b)において、ダミーマー
クBCはデータ書込み領域11Aの中に4×8=32以外
に形成する。これは、本発明者らが現在,特許出願中の
SK隠蔽カードの製造方法により形成をする。
【0099】例えば、図13(a)において、データマー
ク部BDは、赤外線Lを吸収することができる範囲の網
点60〔%〕程度のカーボンが含有された黒色(墨)の
印刷物質により印刷処理をする。また、ダミーマークB
Cはカーボン墨入りインキを主体としないシアン色,イ
エロー色及びマゼンタ色を最初から混合したインキ(以
下カーボンレスインキという)によりダミーマーク部B
Cを印刷(混合印刷処理)する。詳しくは本発明者らが
現在,特許出願中のSK隠蔽カードの製造方法を参照さ
れたい。
【0100】また、図13(b)に示すように、ダミーマ
ーク部BCをカーボン墨入りインキを主体としないシア
ン色,イエロー色及びマゼンタ色を重ね合わせる印刷
(印刷積層処理)をしても良い。これにより、図13
(a),(b)に示すようなカード基板10に赤外線L
を吸収するデータマーク部BDと、該赤外線Lを反射す
るスペース部WD及びダミーマーク部BCとが設けら
れ、そのダミーマーク部BCの色調がデータマーク部B
Dの色調に融合する状態のSK隠蔽カードが形成され
る。
【0101】ここで、図9に戻って、その処理フローチ
ャート(その1)のステップP2でSK抽選カード21
の挿入を待機する。なお、ステップP2〜ステップP14
はSK抽選システム装置の制御フローチャートとなる。
また、SK抽選カード21は図3に示したようなカード
格納容器20に格納されるものとする。
【0102】すなわち、ステップP3でカード抽選者が
カード格納容器20から任意に選んだSK抽選カード2
1の固有の書込みデータDnの解読処理をする。ここ
で、図5に示すようなSKコード解読器22のカードガ
イド22AによりSK抽選カード21のスライド状態が規
定され、該SK抽選カード21に設けられたデータマー
ク部BDが上下2段の光センサPS1,PS2により検出さ
れる。
【0103】この際に、赤外線を吸収する物質より成る
データマーク部BDと該赤外線を反射する物質より成る
ダミーマーク部BCとを組み合わせた黒色系のバーコー
ド部21Bから成るSK抽選カード21が上下2段の光セ
ンサPS1,PS2により検出され、そのマークマーク検出
信号SP1,SP2に基づいて数字コードMCを含む固有の
書込みデータDnがデータ解読回路22Bにより解読さ
れ、その解読結果が抽選管理制御装置200 に転送され
る。
【0104】その後、ステップP4で数字コードMCの
判別処理をし、ステップP5で抽選判定方法の決定処理
をする。ここでは、CPU24によりメモリ部26から
SK抽選カード21の抽選確率制御に係る制御プログラ
ムデータDPnが読み出される。
【0105】さらに、ステップP6で当選確率の設定処
理をし、次に、図10の処理フローチャート(その2)の
ステップP7で当選確率の変更要求の有無を判断する。
この際に、当選確率の変更要求が有る場合(YES)に
は、ステップP6に戻って当選確率の再設定処理をす
る。例えば、データ処理部23が実行しようとする抽選
プログラムソフトに対して確率選択部27からの確率変
更要求データDWが待たれ、これに基づいてCPU24
により該データ処理部23に対して割り込み制御が行わ
れる。なお、確率選択部27からデータ処理部23にに
対する割り込みは、抽選管理者側の判断により、その確
率を変更をする場合には、確率変更要求データDWが確
率選択部27からCPU24に出力され、他の制御プロ
グラムデータDP1が選択される。
【0106】また、当選確率の変更要求が無い場合(N
O)には、ステップP8に移行して抽選プログラムの起
動をし、ステップP9で抽選プログラムの実行をする。
例えば、ランダム発生器等によって、ランダムに4桁に
係る数字コードが発生される。
【0107】次いで、ステップP10で当該SK抽選カー
ド21の等級を決定する。この際に、ランダム発生器等
によって発生された数字コードとSK抽選カード21の
固有の書込みデータDnとの差分値が予め設定された数
種類の差分値内に含まれる条件により等級が決定され
る。
【0108】また、ステップP11で当たりコード番号の
集計処理をする。ここでは、例えば、集計処理部25に
より、メモリ部26に分類割付られた1等,2等,3等
…の等級番地にSK抽選カード21の固有の書込みデー
タDnが当たりコード番号として登録される(図8
(b)参照)。
【0109】さらに、ステップP12で当たりコード番号
の集計有無を判断する。この際に、当たりコード番号が
登録できた場合(YES)には、ステップP13に移行し、
また、それが登録できない場合(NO)には、ステップ
P6に戻ってリトライをする。したがって、当たりコー
ド番号が登録できた場合(YES)や外れが確定した場合
には、ステップP13で当該SK抽選カード21の当たり
・外れの表示処理をする。
【0110】その後、ステップP14でSK抽選カード2
1の抽選管理を終了するか否を判断をする。この際に、
抽選管理を終了する場合(YES)には、その制御を終了
し、それを継続する場合(NO)には、ステップP2に
戻って、SK抽選カード21の挿入を待機する。これに
より、宴会場や各種催物会場等のアトラクションとして
被獲得賞品を競うSK抽選カード21の抽選管理を行う
ことが可能となる。
【0111】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るSK抽選カード管理方法によれば、図9,10の処理
フローチャート(その1,2)に示すように、ステップ
P1で数字コードMCや賞品コードQCを含む固有の書
込みデータDnの隠蔽印刷をしたSK抽選カード21の
作成処理をしている。
【0112】例えば、ステップP1で予め、赤外線を吸
収する物質より成るデータマーク部BDと該赤外線を反
射する物質より成るダミーマーク部BCとを組み合わ
せ、データマーク部BDが数字コードMCやカード抽出
者に与える景品に係る賞品コードQCを含むSK抽選カ
ード21が作成される。
【0113】このため、ステップP2のSK抽選カード
21の選択に基づいてステップP3で固有の書込みデー
タDnの解読処理をすることにより、ステップP4〜14
で固有の書込みデータDnに基づいて当たり・外れ又は
当たり等級数字を可変をする抽選確率制御処理をするこ
と、及び、SK抽選カード21の賞品コードQCに基づ
いて景品の当たり又は当たり等級数字の重複発生を防止
する集計処理を容易に行うことが可能となる。
【0114】なお、抽選確率制御の際に制御プログラム
データDP1〜DPnの選択処理をする際に、抽選確率の高
い抽選プログラムソフトやその低いプログラムソフトを
選択することにより、景品の在庫が多い場合,カード抽
選者が多い場合又は少ない場合等により現場状況に応じ
た抽選確率を可変制御をすることが可能となる。
【0115】これにより、カード抽選者に対するサービ
スの対応性の向上を図ることが可能となる。 (2)第2の実施例の説明 図14は、本発明の第2の実施例に係るSKカード選択ゲ
ーム機の構成図であり、図15は、そのゲーム制御の処理
フローチャートをそれぞれ示している。
【0116】例えば、第1の実施例に係るSK抽選シス
テム装置を応用したカード選択ゲーム機は図14におい
て、SKゲームカード31,SKコード解読器32,モ
ニタ33,ゲーム制御装置34及びゲーム制御プログラ
ムソフト35から成る。
【0117】すなわち、SKゲームカード31はSK抽
選カード21の一応用例であり、ゲーム制御プログラム
ソフト35の起動,選択,確率制御をするカードであ
る。SKコード解読器32はSKコード解読器22の一
応用例であり、SKゲームカード31に設けられた固有
の書込みデータDnを解読するものである。
【0118】なお、モニタ33,ゲーム制御装置34は
抽選管理制御装置200 の一応用例であり、ゲーム制御プ
ログラムソフト35の制御実行をするものである。ま
た、ゲーム制御プログラムソフト35は制御プログラム
データDPの一例となるゲームデータを出力するもので
あり、ゲーム制御装置34がゲーム確率制御をする。
【0119】例えば、図15のゲーム制御の処理フローチ
ャートにおいて、ステップP1でSK抽選カード31の
挿入を待機する。その後、ステップP2でSK抽選カー
ド31の選択に基づいて固有の書込みデータDnの解読
処理をする。ここで、図5に示すようなSKコード解読
器22のカードガイド22AによりSK抽選カード31の
スライド状態が規定され、該SK抽選カード31に設け
られたデータマーク部BDが上下2段の光センサPS1,
PS2により検出される。
【0120】この際に、赤外線を吸収する物質より成る
データマーク部BDと該赤外線を反射する物質より成る
ダミーマーク部BCとを組み合わせた黒色系のバーコー
ド部21Bから成るSK抽選カード31が上下2段の光セ
ンサPS1,PS2により検出され、そのマークマーク検出
信号SP1,SP2に基づいて数字コードMCを含む固有の
書込みデータDnがデータ解読回路22Bにより解読さ
れ、その解読結果がゲーム制御装置34に転送される。
【0121】その後、ステップP3で数字コードMCの
判別処理をし、ステップP4でゲームプログラムの決定
処理をする。ここでは、ゲーム制御装置34内のCPU
24によりメモリ部26からSKゲームカード31のゲ
ーム制御プログラムに係るゲームデータが読み出され、
ゲーム確率が設定される。
【0122】次に、ステップP5でゲーム確率の変更要
求の有無を判断する。この際に、ゲーム確率の変更要求
が有る場合(YES)には、ステップP4に戻ってゲーム
確率の再設定処理をする。例えば、ゲーム制御装置34
内のデータ処理部23が実行しようとするゲーム制御プ
ログラムソフトに対して確率選択部27を兼ねるSKコ
ード解読器22からの確率変更要求データDWが待た
れ、これに基づいてCPU24により該データ処理部2
3に対して割り込み制御が行われる。なお、SKコード
解読器22からデータ処理部23に対する割り込みは、
ゲーム機利用者の判断により、その確率を変更をする場
合には、予め専用数字コードを設けたゲーム確率変更専
用カードを用いて行う。
【0123】また、ゲーム確率の変更要求が無い場合
(NO)には、ステップP6に移行してゲーム制御プロ
グラムの起動をし、ステップP7でゲーム制御プログラ
ムの実行をする。例えば、各種ゲーム制御プログラムの
中の1つの「数字合わせゲーム」等によって、ランダム
発生器により4桁のランダムな数字コードが発生され
る。
【0124】次いで、ステップP7で当該SKゲームカ
ード31のゲーム等級を決定する。この際に、ランダム
発生器で発生された数字コードとSKゲームカード31
の固有の書込みデータDnとの差分値が予め設定された
数種類の差分値内に含まれる条件により等級が決定され
る。
【0125】また、ステップP8で等級テーブルに当た
りコード番号の登録をする。ここでは、例えば、ゲーム
制御装置34の集計処理部25により、メモリ部26に
分類割付られた1等,2等,3等…の等級番地にSKゲ
ームカード31の固有の書込みデータDnが当たりコー
ド番号として登録される(図8(b)参照)。
【0126】さらに、ステップP9で当たりコード番号
の集計有無を判断する。この際に、当たりコード番号が
登録できた場合(YES)には、ステップP10に移行し、
また、それが登録できない場合(NO)には、ステップ
P7に戻ってリトライをする。したがって、当たりコー
ド番号が登録できた場合(YES)や外れが確定した場合
には、ステップP10で当該SKゲームカード31の当た
り・外れの表示処理をする。
【0127】これにより、第1の実施例に係るSK抽選
システム装置を応用したカード選択ゲーム機により「数
字合わせゲーム」等のゲーム制御管理を行うことが可能
となる。
【0128】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るカード選択ゲーム機によれば、本発明のカード抽選
管理装置の応用装置であって、SKゲームカード31が
SK抽選カード21から成り、制御プログラムデータD
Pがゲーム制御プログラムデータから成り、ゲーム制御
装置34によりゲーム確率制御が行われる。
【0129】このため、SKゲームカード31をSKコ
ード解読器32に挿入すると、その固有の書込みデータ
Dnの解読結果に基づいて、ゲーム制御プログラムデー
タを読み出すことができ、各種ゲーム制御プログラムを
起動することで、各種ゲームゲーム等を競うことが可能
となる。
【0130】例えば、数字コード=01が設けられたS
Kゲームカード31をSKコード解読器32に挿入する
と、NO1のゲームソフトプログラムを読み出すことが
でき、同様に、数字コード=02が設けられたSKゲー
ムカード31をSKコード解読器32に挿入すると、N
O2のゲームソフトプログラムを読み出すことができ
る。
【0131】これにより、従来例のようなバーコードや
磁気データを解読する装置に比べて、SKコード解読器
32の内部構造の簡略化が図られる。また、ゲーム制御
プログラムの選択時や当たり予想数字の入力時に、従来
例のようなテンキーを押す回数が削減され、そのソフト
立ち上げ時間が短縮化され、また、キー入力操作の煩雑
さから開放される。
【0132】また、本発明のカード選択ゲーム機によれ
ば、当該SKゲームカード31を,例えば、紙基板を主
体構造とすることにより、従来例のような磁気カードを
主体構造とするゲームカードに比べ、そのコストダウン
を図ることが可能となる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード抽
選管理装置によれば、複数の被抽選カード,データ解読
手段,データ処理手段及び制御手段が具備され、被抽選
カードが、少なくとも、赤外線を吸収する物質より成る
データマーク部と該赤外線を反射する物質より成るダミ
ーマーク部とを組み合わせたバーコード部から成る。
【0134】このため、数字コードや賞品コードを含む
固有の書込みデータがデータ解読手段により解読され、
その解読結果に基づいてデータ処理手段が起動され、抽
選確率制御に係る制御プログラムデータに基づいて被抽
選カードが所定の確率により抽選判定処理され、当たり
・外れ又は当たり等級数字が決定される。また、当該被
抽選カードの当たり・外れ又は当たり等級数字が決定さ
れると、集計処理手段により集計管理処理される。
【0135】このことから、再度,当たり又は当たり等
級数字と重複する被抽選カードがデータ解読手段に挿入
された場合には、記憶手段の集計内容が検索され、それ
が重複する被抽選カードが無効にされ、従来例に比べ
て、抽選管理者側等の人手に依存することなく、当たり
本数の重複管理の自動化を図ることが可能となる。
【0136】また、本発明によれば、被抽選カードの製
造過程において、当たり・外れ又は等級数字等を設けた
被抽選カードが印刷処理され、それが隠蔽処理された後
に、複数の被抽選カードと何らの原因により賞品コード
の管理リストとの照合が必要となった場合に、当該被抽
選カードをデータ解読手段に挿入することにより、当た
り又は上位等級数字を隠蔽処理した特定の被抽選カード
を容易に識別をすることが可能となる。
【0137】さらに、本発明のカード抽選管理方法によ
れば、数字コードや賞品コードを含む固有の書込みデー
タの隠蔽印刷をした被抽選カードの作成処理をしてい
る。このため、被抽選カードの選択に基づいて固有の書
込みデータの解読処理をすることにより、これに基づい
て当たり・外れ又は当たり等級数字を可変をする抽選確
率制御処理をすること、及び、被抽選カードの賞品コー
ドに基づいて景品の当たり又は当たり等級数字の重複発
生を防止する集計処理を容易に行うことが可能となる。
【0138】また、本発明のカード選択ゲーム機によれ
ば、本発明のカード抽選管理装置の応用装置であって、
被抽選カードにゲームカードが応用され、制御プログラ
ムデータには、ゲームプログラムデータが用いられ、デ
ータ処理手段によりゲーム確率制御が行われる。
【0139】このため、ゲームカードをデータ解読手段
に挿入すると、その固有の書込みデータの解読結果に基
づいて、ゲームプログラムデータを読み出すことがで
き、各種ゲーム制御プログラムを起動することで、各種
抽選ゲーム等を競うことが可能となる。このことから、
従来例のようなバーコードや磁気データを解読する装置
に比べて、データ解読手段の内部構造の簡略化が図られ
る。
【0140】また、ゲームソフトプログラムの選択時や
当たり予想数字の入力時に、従来例のようなテンキーを
押す回数が削減され、そのソフト立ち上げ時間が短縮化
され、また、キー入力操作の煩雑さから開放される。
【0141】なお、本発明によれば、当該被抽選カード
が紙基板を主体構造とすることにより、従来例に比べ、
そのコストダウンを図ることが可能となる。これによ
り、データ読み取り装置の簡素化と被抽選カードの低廉
化とを図りつつ、その当たり又は上位等級数字を容易に
識別することが可能となる。このことから、汎用型,取
扱い簡易なカード抽選管理装置やカード選択ゲーム装置
の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード抽選管理装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係るカード抽選管理方法の原理図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例に係るSK抽選システム
装置の構成図である。
【図4】本発明の各実施例に係るSK隠蔽抽選カードの
構成図である。
【図5】本発明の各実施例に係るSKコード解読器の構
成図(その1)である。
【図6】本発明の各実施例に係るSKコード解読器の構
成図(その2)である。
【図7】本発明の各実施例に係るSKコード解読器の構
成図(その3)である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るSK抽選システム
装置の補足説明図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係るSK抽選カードの
抽選管理の処理フローチャート(その1)である。
【図10】本発明の第1の実施例に係るSK抽選カードの
抽選管理の処理フローチャート(その2)である。
【図11】本発明の各実施例に係るSK抽選カードの説明
図である。
【図12】本発明の各実施例に係るSK抽選カードに使用
する数字コード記号「0〜9」の説明図である。
【図13】本発明の各実施例に係るフローチャートの補足
説明図である。
【図14】本発明の第2の実施例に係るSKカード選択ゲ
ーム機の構成図である。
【図15】本発明の第2の実施例に係るゲーム制御の処理
フローチャートである。
【図16】従来例に係る三角クジシステム及びゲームシス
テムの説明図である。
【図17】従来例に係る問題点を説明するデータ読取り装
置の構成図である。
【符号の説明】
11…被抽選カード、 12…データ解読手段、 13…データ処理手段、 14…制御手段、 15…集計処理手段、 16…記憶手段、 11A…データ書込み領域、 11B…バーコード部、 12A…カード位置出し手段、 12B…データ解読手段、 PS1, PS2…検出手段、 BD…データマーク部、 BC…ダミーマーク部、 SP1,SP2…検出信号、 Dn…固有の書込みデータ、 QC…賞品コード、 MC…数字コード。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有の書込みデータ(Dn)を設けた複
    数の被抽選カード(11)と、前記被抽選カード(1
    1)の固有の書込みデータ(Dn)の解読処理をするデ
    ータ解読手段(12)と、前記固有の書込みデータ(D
    n)に基づいて抽選確率制御をするデータ処理手段(1
    3)と、前記データ解読手段(12)及びデータ処理手
    段(13)の入出力を制御する制御手段(14)とを具
    備し、前記被抽選カード(11)が、少なくとも、赤外
    線を吸収する物質より成るデータマーク部(BD)と該
    赤外線を反射する物質より成るダミーマーク部(BC)
    とを組み合わせたバーコード部(11B)から成ることを
    特徴とするカード抽選管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記データ解読手段(12)が、被抽選カード
    (11)のスライド状態を規定するカード位置出し手段
    (12A)と、前記被抽選カード(11)に設けられたデ
    ータマーク部(BD)を検出する二以上の検出手段(P
    S1,PS2)と、前記検出手段(PS1,PS2)から出力さ
    れる検出信号(SP1,SP2)に基づいて数字コード(M
    C)や賞品コード(QC)を含む固有の書込みデータ
    (Dn)を解読するデータ解読手段(12B)から成るこ
    とを特徴とするカード抽選管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記固有の書込みデータ(Dn)に基づいて集計
    処理をする集計処理手段(15)が設けられることを特
    徴とするカード抽選管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記被抽選カード(11)の抽選確率制御に係る
    制御プログラムデータ(DP)を記憶する記憶手段(1
    6)が設けられることを特徴とするカード抽選管理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記制御プログラムデータ(DP)を選択するデ
    ータ選択手段(17)が設けられることを特徴とするカ
    ード抽選管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記被抽選カード(11)にデータ書込み領域
    (11A)が設けられ、前記データ書込み領域(11A)に
    は、データ処理手段(13)を起動する数字コード(M
    C)や該カード抽出者に与える景品に係る賞品コード
    (QC)が設けられることを特徴とするカード抽選管理
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のカード抽選管理装置にお
    いて、前記数字コード(MC)や賞品コード(QC)
    が,少なくとも、赤外線を吸収する物質により成るデー
    タマーク(BD)から構成されることを特徴とするカー
    ド抽選管理装置。
  8. 【請求項8】 予め、数字コード(MC)や賞品コード
    (QC)を含む固有の書込みデータ(Dn)の隠蔽印刷
    をした被抽選カード(11)の作成処理をし、前記被抽
    選カード(11)の選択に基づいて固有の書込みデータ
    (Dn)の解読処理をし、前記固有の書込みデータ(D
    n)に基づいて抽選確率制御処理や集計処理をすること
    を特徴とするカード抽選管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のカード抽選管理方法にお
    いて、前記被抽選カード(11)の作成処理は、予め、
    赤外線を吸収する物質より成るデータマーク部(BD)
    と該赤外線を反射する物質より成るダミーマーク部(B
    C)とを組み合わせ、前記データマーク部(BD)が数
    字コード(MC)や賞品コード(QC)を含むことを特
    徴とするカード抽選管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のカード抽選管理方法にお
    いて、前記抽選確率制御の際に、抽選制御プログラムの
    選択処理をすることを特徴とするカード抽選管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7記載のカード抽選管理装置
    の応用装置であって、前記被抽選カード(11)がゲー
    ムカードに応用され、前記制御プログラムデータ(D
    P)には、ゲームプログラムデータが用いられ、前記デ
    ータ処理手段(13)がゲーム確率制御をすることを特
    徴とするカード選択ゲーム機。
JP4250174A 1992-09-18 1992-09-18 カード抽選管理装置, カード抽選管理方法及びカード選択ゲーム機 Pending JPH06103436A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10257185A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Rizoomu:Kk 電話抽選装置
JP2009095448A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Taito Corp シークレットコードパターン、これを印刷したゲーム用カードとその読取り装置及びそれらを利用したカードゲーム装置
US9640018B2 (en) 2005-05-12 2017-05-02 Igt Rhode Island Llc Hybrid instant online lottery game

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