JPH06103168B2 - 微小寸法測定方法 - Google Patents
微小寸法測定方法Info
- Publication number
- JPH06103168B2 JPH06103168B2 JP24629589A JP24629589A JPH06103168B2 JP H06103168 B2 JPH06103168 B2 JP H06103168B2 JP 24629589 A JP24629589 A JP 24629589A JP 24629589 A JP24629589 A JP 24629589A JP H06103168 B2 JPH06103168 B2 JP H06103168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimension
- measured
- measurement
- image
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,光学顕微鏡とTVカメラ等のイメージセンサを
利用して,磁気ヘッドのギャップ幅,ICウェハの線幅等
の微小寸法を非接触で測定する微小寸法測定方法に関す
るものである。
利用して,磁気ヘッドのギャップ幅,ICウェハの線幅等
の微小寸法を非接触で測定する微小寸法測定方法に関す
るものである。
基本的な寸法測定装置の構成(例えば,特開昭59−1766
05号公報に記載)としては,第2図に示すように,光学
顕微鏡5で投影された被写体(被測定物)7の空間像を
TVカメラ8で撮像し,寸法測定演算処理装置9で所望部
分の寸法を電気的に測定し,TVモニタ10に被測定物7の
画像と寸法測定値を表示するものがある。
05号公報に記載)としては,第2図に示すように,光学
顕微鏡5で投影された被写体(被測定物)7の空間像を
TVカメラ8で撮像し,寸法測定演算処理装置9で所望部
分の寸法を電気的に測定し,TVモニタ10に被測定物7の
画像と寸法測定値を表示するものがある。
ここで,第3図に示すようにTVカメラ8の撮像した被測
定物7のモニタ画像7′における1水平走査線li上の輝
度分布は,走査線liに対応する映像信号をN分解した各
画素位置とそれぞれの輝度により,輝度一画素特性が得
られる。この特性より,寸法を求めるが,従来の処理方
法としては,第3図において輝度分布における最大輝度
レベル2を100%とし,最小輝度レベル3を0%とし,50
%の輝度レベル4に相当するa番目の位置の画素とb番
目の位置の画素間の位置差Nabを求め、この位置差Nab
に、この時の顕微鏡5の測定倍率とTVカメラ8から被測
定物7までの被写体距離により決まる予め求めていた係
数kを乗じて、対応する被測定物7の寸法値Xを求めて
いた。
定物7のモニタ画像7′における1水平走査線li上の輝
度分布は,走査線liに対応する映像信号をN分解した各
画素位置とそれぞれの輝度により,輝度一画素特性が得
られる。この特性より,寸法を求めるが,従来の処理方
法としては,第3図において輝度分布における最大輝度
レベル2を100%とし,最小輝度レベル3を0%とし,50
%の輝度レベル4に相当するa番目の位置の画素とb番
目の位置の画素間の位置差Nabを求め、この位置差Nab
に、この時の顕微鏡5の測定倍率とTVカメラ8から被測
定物7までの被写体距離により決まる予め求めていた係
数kを乗じて、対応する被測定物7の寸法値Xを求めて
いた。
X=k・Nab なお,本発明におけるa,bの部分を,ここでは被測定物
7の輪郭と呼ぶ。また,ここでは被測定物7が磁気ヘッ
ドのギャップ部の場合を示している。
7の輪郭と呼ぶ。また,ここでは被測定物7が磁気ヘッ
ドのギャップ部の場合を示している。
従来の方法において,被測定物の実寸法が光学顕微鏡の
分解能αよりも小さい時に,測定不可能となる。
分解能αよりも小さい時に,測定不可能となる。
上記のように,顕微鏡の分解能は上式のように表わされ
るが,現状の光学顕微鏡では,λ=0.55μm,NA=0.9で
あり、α=0.3μmが寸法測定の限界である。
るが,現状の光学顕微鏡では,λ=0.55μm,NA=0.9で
あり、α=0.3μmが寸法測定の限界である。
すなわち,TVカメラ8で撮像した1水平走査線liに対応
する映像信号の輝度分布は,第4図のように,分解能α
以上の実寸法の被測定物画像7′の場合は、最小輝度レ
ベル3′が所定の一定値となるが,分解能α以下の実寸
法の被測定物画像7″,7は,実寸法が小さくなるにつ
れて,図のように最小輝度レベル3″,3が高くなる。
これは光の干渉により明るい部分の信号が混ざるためで
ある。このような場合に,画像の輪郭から輪郭までの画
素位置差に基づいて被測定物の測定方法を算出したの
で,第4図に示すように,それぞれの位置差N″ab,N
abに差は認められなくなり,第5図に示す如く,実寸法
と測定値の間に差を生ずる結果となる。
する映像信号の輝度分布は,第4図のように,分解能α
以上の実寸法の被測定物画像7′の場合は、最小輝度レ
ベル3′が所定の一定値となるが,分解能α以下の実寸
法の被測定物画像7″,7は,実寸法が小さくなるにつ
れて,図のように最小輝度レベル3″,3が高くなる。
これは光の干渉により明るい部分の信号が混ざるためで
ある。このような場合に,画像の輪郭から輪郭までの画
素位置差に基づいて被測定物の測定方法を算出したの
で,第4図に示すように,それぞれの位置差N″ab,N
abに差は認められなくなり,第5図に示す如く,実寸法
と測定値の間に差を生ずる結果となる。
本発明は,これらの欠点を除去し,α以下の被測定物に
対しても,寸法測定ができるようにすることを目的とし
ている。
対しても,寸法測定ができるようにすることを目的とし
ている。
本発明は,上記の目的を達成るため、被測定物画像の輪
郭間の位置差の情報だけに基づいて,寸法測定をするの
ではなく,被測定物の実寸法と該被測定物の対応画像の
輝度レベル情報との比例関数関係に着目し,これを被測
定物の寸法測定の1要素に加えた構成としたものであ
る。
郭間の位置差の情報だけに基づいて,寸法測定をするの
ではなく,被測定物の実寸法と該被測定物の対応画像の
輝度レベル情報との比例関数関係に着目し,これを被測
定物の寸法測定の1要素に加えた構成としたものであ
る。
その結果,顕微鏡の分解能α以上の寸法測定では,被測
定物画像の輪郭間の位置差に基づいて寸法測定を行ない
分解能α以下の寸法測定では,画像の輝度情報に基づい
て寸法測定を行なうため,分解能α以下の寸法測定が正
確にできる。
定物画像の輪郭間の位置差に基づいて寸法測定を行ない
分解能α以下の寸法測定では,画像の輝度情報に基づい
て寸法測定を行なうため,分解能α以下の寸法測定が正
確にできる。
以下,本発明を一実施例によって説明する。第1図は,
第2図に示すTVカメラ8で被測定物7を撮像し,寸法測
定をする1走査線に対応する映像信号を適宜,寸法測定
演算処理装置9に取込み,A/Dコンバータでその輝度レベ
ルをデジタル化し,これを一連の記憶素子に画素単位で
記憶させたときの各画素位置における輝度レベル特性を
示したものである。ここで,記憶素子上の画素番地をO
〜N番地、i番地の輝度レベルをViとする。そして記憶
された輝度レベルの最大値2を100%レベル、最小値3
を0%レベルとし、スレッシュホールドレベル4の値T
Lを、例えば50%レベルに定め、このスレッシュホール
ドレベル4と同じ輝度レベルの画素a,bの番地を求め
る。そして、画素a,b間の全ての番地の輝度レベル(ス
レッシュホールドレベルからの輝度差TL−Vi)を加算
し、画素a,b間の輝度レベルViの積分値Sを次式により
得る。
第2図に示すTVカメラ8で被測定物7を撮像し,寸法測
定をする1走査線に対応する映像信号を適宜,寸法測定
演算処理装置9に取込み,A/Dコンバータでその輝度レベ
ルをデジタル化し,これを一連の記憶素子に画素単位で
記憶させたときの各画素位置における輝度レベル特性を
示したものである。ここで,記憶素子上の画素番地をO
〜N番地、i番地の輝度レベルをViとする。そして記憶
された輝度レベルの最大値2を100%レベル、最小値3
を0%レベルとし、スレッシュホールドレベル4の値T
Lを、例えば50%レベルに定め、このスレッシュホール
ドレベル4と同じ輝度レベルの画素a,bの番地を求め
る。そして、画素a,b間の全ての番地の輝度レベル(ス
レッシュホールドレベルからの輝度差TL−Vi)を加算
し、画素a,b間の輝度レベルViの積分値Sを次式により
得る。
ここで,この積分値Sは,第4図にも示す如く,被測定
物7の実寸法と密接な比例関係があることが実測の結
果,明らかとなった。そこで,このSに顕微鏡5の光学
倍率等によって決まる,あらかじめ算出した係数kを乗
じて,被測定物7の測定寸法値Xを次の如くして得る。
物7の実寸法と密接な比例関係があることが実測の結
果,明らかとなった。そこで,このSに顕微鏡5の光学
倍率等によって決まる,あらかじめ算出した係数kを乗
じて,被測定物7の測定寸法値Xを次の如くして得る。
なお,本方式は所望範囲にある輝度レベルを加算する方
式のため,照明系の自動調光により,被測定物の最大輝
度を安定させる必要がある。
式のため,照明系の自動調光により,被測定物の最大輝
度を安定させる必要がある。
このため,実際には,記憶される1走査線の映像信号の
輝度レベルの最大値2が,つねに一定になるように光源
6の光量を制御する自動調光システムを併用している。
輝度レベルの最大値2が,つねに一定になるように光源
6の光量を制御する自動調光システムを併用している。
また,この自動調光システムの誤差分に対しては,輝度
レベルの最大値VPを積分値Sに対して除算することに
より,より正確な寸法値を得ることができる。
レベルの最大値VPを積分値Sに対して除算することに
より,より正確な寸法値を得ることができる。
この場合の測定寸法Xは次式により表わされる。
以上の説明は,顕微鏡の分解能α以下の場合の寸法測定
方法であり,分解能α以上の寸法測定においては従来の
被測定物画像の輪郭間の位置差に基づく測定寸法を併用
することにより,本発明の測定寸法は,分解能α以上か
ら以下までの被測定物の寸法測定において,第5図に示
すように,従来の測定値特性17に比較して理想寸法値特
性18に,より近づいた測定値特性19となる。
方法であり,分解能α以上の寸法測定においては従来の
被測定物画像の輪郭間の位置差に基づく測定寸法を併用
することにより,本発明の測定寸法は,分解能α以上か
ら以下までの被測定物の寸法測定において,第5図に示
すように,従来の測定値特性17に比較して理想寸法値特
性18に,より近づいた測定値特性19となる。
なお,上記の説明は,測定部分の画像の輝度レベルが他
の部分より低い場合の測定について説明したが,高い場
合にも本発明が適用できることは言うまでもない。
の部分より低い場合の測定について説明したが,高い場
合にも本発明が適用できることは言うまでもない。
以上説明した如く,本発明によれば,被測定物の実寸法
が顕微鏡の分解能αよりも小さい時にも,実寸法値に近
い高精度の寸法測定が可能である。
が顕微鏡の分解能αよりも小さい時にも,実寸法値に近
い高精度の寸法測定が可能である。
第1図は本発明の演算処理方法を説明するための輝度−
画素特性図,第2図は基本的な寸法測定装置全体のブロ
ック図,第3図は被測定物画像とその映像信号の輝度分
布の関係を示す図,第4図は種々の寸法の被測定物画像
とそれぞれの映像信号の輝度分布の関係を示す図,第5
図は実寸法と測定値の特性図である。 1:輝度−画素特性曲線,2:最大輝度レベル,3:最小輝度レ
ベル,4:スレッシュホールドレベル,5:顕微鏡,6:光源,7:
被測定物,8:TVカメラ,9:演算処理装置,10:TVモニタ。
画素特性図,第2図は基本的な寸法測定装置全体のブロ
ック図,第3図は被測定物画像とその映像信号の輝度分
布の関係を示す図,第4図は種々の寸法の被測定物画像
とそれぞれの映像信号の輝度分布の関係を示す図,第5
図は実寸法と測定値の特性図である。 1:輝度−画素特性曲線,2:最大輝度レベル,3:最小輝度レ
ベル,4:スレッシュホールドレベル,5:顕微鏡,6:光源,7:
被測定物,8:TVカメラ,9:演算処理装置,10:TVモニタ。
Claims (1)
- 【請求項1】光学顕微鏡とイメージセンサを用いて,被
測定物を撮像し,得られた映像信号から所定の輝度レベ
ルに一致する2点の信号位置を抽出し,この2点間の位
置差情報に基づき上記被測定物の寸法を算出測定する装
置において,上記2点間の位置情報と該2点間に含まれ
る映像信号の輝度レベルの積分値に基づき,上記被測定
物の寸法を算出することを特徴とする微小寸法測定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24629589A JPH06103168B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 微小寸法測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24629589A JPH06103168B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 微小寸法測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03110404A JPH03110404A (ja) | 1991-05-10 |
JPH06103168B2 true JPH06103168B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=17146429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24629589A Expired - Fee Related JPH06103168B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 微小寸法測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103168B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002131019A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 徴小寸法測定方法 |
JP2007113925A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 被測定線状体の外径測定方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100694320B1 (ko) * | 2005-08-05 | 2007-03-14 | 한국원자력연구소 | 길이 측정장치 및 방법 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP24629589A patent/JPH06103168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002131019A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 徴小寸法測定方法 |
JP2007113925A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 被測定線状体の外径測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03110404A (ja) | 1991-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2696044B2 (ja) | 合焦検出方法、これを用いた非接触変位測定方法及び装置 | |
CN100373423C (zh) | 用于评价显示器的运动图像质量的系统和方法 | |
KR20000071087A (ko) | 옥외용 거리 계측 장치 | |
US5638167A (en) | Method of measuring the light amount of a display picture element, display screen inspecting method and display screen inspecting apparatus | |
JP3691404B2 (ja) | 微小寸法測定装置 | |
JPH06103168B2 (ja) | 微小寸法測定方法 | |
JP3146255B2 (ja) | 微小寸法測定方法 | |
JP2681745B2 (ja) | レーザ光を利用したスペックルパターンによる被計測物の上下および横移動量の測定方法。 | |
JPH07159133A (ja) | 寸法測定装置 | |
EP1676238B1 (en) | A method for measuring dimensions by means of a digital camera | |
US6826307B1 (en) | Contrast determining apparatus and methods | |
JPH0619262B2 (ja) | 塗面の平滑性測定方法 | |
JP2861341B2 (ja) | 画像処理方法 | |
JP2005091284A (ja) | 単調増加波形投影による連続物体の形状計測方法及び装置 | |
JP4719348B2 (ja) | 徴小寸法測定方法 | |
JP2521512B2 (ja) | 高炉内における装入原料流動部の検出方法 | |
JPS63128215A (ja) | カメラ光軸の傾き検出方法 | |
JP2002250625A (ja) | レーザ墨出し器の光線評価方法及びその装置 | |
JPH0695065B2 (ja) | 亀裂試験装置の亀裂進展追跡装置 | |
JP2023004070A (ja) | カメラキャリブレーション装置、架線高さ計測装置及びカメラキャリブレーション方法 | |
JPH0528264A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2008309552A (ja) | 形状測定方法および形状測定装置 | |
JPH10206113A (ja) | エッジ位置検出方法及び画像測定装置 | |
JP2765285B2 (ja) | 変位計 | |
JP3149839B2 (ja) | 物体抽出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |