JPH0610299Y2 - 熱分析の電気炉保持装置 - Google Patents
熱分析の電気炉保持装置Info
- Publication number
- JPH0610299Y2 JPH0610299Y2 JP1987163205U JP16320587U JPH0610299Y2 JP H0610299 Y2 JPH0610299 Y2 JP H0610299Y2 JP 1987163205 U JP1987163205 U JP 1987163205U JP 16320587 U JP16320587 U JP 16320587U JP H0610299 Y2 JPH0610299 Y2 JP H0610299Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric furnace
- furnace
- base
- thermal analysis
- sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は示差熱分析、熱重量分析その他各種の熱分析装
置において、筒状電気炉を水平に配置して使用する場合
における電気炉保持機構に関するものである。
置において、筒状電気炉を水平に配置して使用する場合
における電気炉保持機構に関するものである。
ある試料について上述のような任意の熱分析を完了し、
試料を交換して次の熱分析を引き続いて行う場合は、ま
ず炉を取り外して試料の交換を行うと共に取り外した炉
を冷却して試料に嵌装する必要がある。従来はこの操作
が容易でないと共に特に炉の冷却に長時間を要して、多
数の試料を能率よく分析することができない欠点があっ
た。したがって本考案は炉の取り外し、冷却並びに取り
付けの操作を容易迅速に行い得る装置を提供するもので
ある。
試料を交換して次の熱分析を引き続いて行う場合は、ま
ず炉を取り外して試料の交換を行うと共に取り外した炉
を冷却して試料に嵌装する必要がある。従来はこの操作
が容易でないと共に特に炉の冷却に長時間を要して、多
数の試料を能率よく分析することができない欠点があっ
た。したがって本考案は炉の取り外し、冷却並びに取り
付けの操作を容易迅速に行い得る装置を提供するもので
ある。
本考案は筒状の電気炉を水平な案内棒によってその軸方
向へ摺動自在に保持すると共にこの炉が試料から離脱す
ると、その水平移動に伴い自動的に回転して炉の軸が垂
直に配置されるようにしたものである。従って基台に設
けた冷却ファンを動作させて炉の下から冷風を吹き上
げ、これを炉の軸方向へ流通させることにより、極めて
能率よく炉の冷却を行うことができる。従って取り扱
い、並びに分析の操作を容易で、かつ迅速に能率よく行
い得る作用効果がある。
向へ摺動自在に保持すると共にこの炉が試料から離脱す
ると、その水平移動に伴い自動的に回転して炉の軸が垂
直に配置されるようにしたものである。従って基台に設
けた冷却ファンを動作させて炉の下から冷風を吹き上
げ、これを炉の軸方向へ流通させることにより、極めて
能率よく炉の冷却を行うことができる。従って取り扱
い、並びに分析の操作を容易で、かつ迅速に能率よく行
い得る作用効果がある。
図面は本考案の実施例で、第１図は平面図、第２図は側
面図、第３図は第１図におけるＡ−Ａ断面図、また第４
図は炉を試料から離脱させた状態の側面図である。この
ように基台１の一端に天秤ケース２を設けて、その中の
天秤から水平に延長する支持棒３の先端に試料４を取り
付けてある。この試料を挿入する保護管５を水平型円筒
状電気炉６の加熱部に摺動自在に挿入し、かつその電気
炉の先端における下面に１つの車輪７を設けてある。ま
た炉６における上記車輪と反対側の上面側部に電気炉の
軸と直角に側方へ突出した突起８を設けて、その先端に
車輪９を取り付けてある。更に基台１の両側部に水平な
案内棒１０．１０を設けて、これらに嵌合した摺動子１
１．１１に電気炉６の後端における下部に、炉の軸と直
角に突設した軸１２．１２を回転自在に結着してある。
かつ基台１の側部における適当な位置に電気炉の側面と
対向するように案内板１３を設けて、その表面に例えば
図のように傾斜した適当な形状の案内溝１４を形成し、
炉６をその軸に沿って天秤のケース２から離隔する方向
へ移動させると、適当な位置で前記突起８の先端に設け
た車輪９がこの溝に嵌合する。また基台１にはケース２
と反対側の端部に冷却用のファン１５を設け、上方へ向
けて冷却用の風を吹き出すようにしてある。
面図、第３図は第１図におけるＡ−Ａ断面図、また第４
図は炉を試料から離脱させた状態の側面図である。この
ように基台１の一端に天秤ケース２を設けて、その中の
天秤から水平に延長する支持棒３の先端に試料４を取り
付けてある。この試料を挿入する保護管５を水平型円筒
状電気炉６の加熱部に摺動自在に挿入し、かつその電気
炉の先端における下面に１つの車輪７を設けてある。ま
た炉６における上記車輪と反対側の上面側部に電気炉の
軸と直角に側方へ突出した突起８を設けて、その先端に
車輪９を取り付けてある。更に基台１の両側部に水平な
案内棒１０．１０を設けて、これらに嵌合した摺動子１
１．１１に電気炉６の後端における下部に、炉の軸と直
角に突設した軸１２．１２を回転自在に結着してある。
かつ基台１の側部における適当な位置に電気炉の側面と
対向するように案内板１３を設けて、その表面に例えば
図のように傾斜した適当な形状の案内溝１４を形成し、
炉６をその軸に沿って天秤のケース２から離隔する方向
へ移動させると、適当な位置で前記突起８の先端に設け
た車輪９がこの溝に嵌合する。また基台１にはケース２
と反対側の端部に冷却用のファン１５を設け、上方へ向
けて冷却用の風を吹き出すようにしてある。
上述の装置において、第１図、第２図の状態で試料４
の、例えば熱重量分析を行い、その操作を完了したとき
炉６の電源を切って、この炉を右方へ牽引すると、円筒
状の炉６が案内棒１０で案内されると共に先端は車輪７
で支持されてまず水平に右方へ移動する。しかし適当な
位置に達すると突起８の先端が溝１４に嵌合するから、
これを更に右方へ移動させると、上記溝によって炉６の
左端が下方へ押し下げられる。従って保護管５を僅かに
上方へ引き上げると共に炉６を更に右方へ移動させると
第４図に示したように、炉６が垂直に立ち上がる。すな
わちこの状態でファン１５を起動すると、空気が上方へ
吹き上げられて、炉６の内側を流通するから、この炉が
効率よく、迅速に冷却されて、次の試料の分析を速やか
に開始することができる。
の、例えば熱重量分析を行い、その操作を完了したとき
炉６の電源を切って、この炉を右方へ牽引すると、円筒
状の炉６が案内棒１０で案内されると共に先端は車輪７
で支持されてまず水平に右方へ移動する。しかし適当な
位置に達すると突起８の先端が溝１４に嵌合するから、
これを更に右方へ移動させると、上記溝によって炉６の
左端が下方へ押し下げられる。従って保護管５を僅かに
上方へ引き上げると共に炉６を更に右方へ移動させると
第４図に示したように、炉６が垂直に立ち上がる。すな
わちこの状態でファン１５を起動すると、空気が上方へ
吹き上げられて、炉６の内側を流通するから、この炉が
効率よく、迅速に冷却されて、次の試料の分析を速やか
に開始することができる。
このように本考案の装置は炉を水平に移動させるだけ
で、これを試料部分から離隔させて、その試料の交換を
行い得ると共に、炉が自動的に垂直に立ち上がって下方
から吹き上げる空気が流通し、かつ炉で加熱された空気
は上方へ速やかに逸散する。従ってこの操作が簡単であ
ると共に炉が迅速に冷却されて、次の測定を速やかに開
始することができる。
で、これを試料部分から離隔させて、その試料の交換を
行い得ると共に、炉が自動的に垂直に立ち上がって下方
から吹き上げる空気が流通し、かつ炉で加熱された空気
は上方へ速やかに逸散する。従ってこの操作が簡単であ
ると共に炉が迅速に冷却されて、次の測定を速やかに開
始することができる。
図面は本考案の一実施例で、第１図は平面図、第２図は
側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は炉を
試料から取り外した状態の側面図である。なお図におい
て、１は基台、２は天秤のケース、４は試料、５は保護
管、６は電気炉、７は車輪、８は突起、９は車輪、１０
は案内棒、１１は摺動子、１２は軸、１３は案内板、１
４は案内溝、１５は冷却用のファンである。
側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は炉を
試料から取り外した状態の側面図である。なお図におい
て、１は基台、２は天秤のケース、４は試料、５は保護
管、６は電気炉、７は車輪、８は突起、９は車輪、１０
は案内棒、１１は摺動子、１２は軸、１３は案内板、１
４は案内溝、１５は冷却用のファンである。
Claims (1)
- 【請求項１】基台上を水平な案内棒に沿って移動するこ
とにより熱分析試料に嵌合する水平型筒状電気炉の一端
を上記案内棒に摺動自在に嵌合した摺動子にこの電気炉
の軸線に対して直角な軸で回転自在に結着すると共に前
記基台上を移動する車輪で電気炉の他端を基台上に載置
し、かつ上記基台の側部に突設した案内板に電気炉を分
析装置から離脱させたときその側面に突設した突起が嵌
合する案内溝を設けて、電気炉を分析装置から離脱させ
たときその側面に設けた突起が嵌合しかつ電気炉の移動
に伴ってこの電気炉が垂直に立ち上がるように上記溝を
形成し、更にその状態における電気炉の開口部と対向す
るように前記基台に冷却用のファンを設けた熱分析の電
気炉保持装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987163205U JPH0610299Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 熱分析の電気炉保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987163205U JPH0610299Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 熱分析の電気炉保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0167555U JPH0167555U (ja) | 1989-05-01 |
| JPH0610299Y2 true JPH0610299Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31447721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987163205U Expired - Lifetime JPH0610299Y2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 熱分析の電気炉保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610299Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP1987163205U patent/JPH0610299Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0167555U (ja) | 1989-05-01 |
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