JPH06102677A - 導電性支持体およびそれを用いた静電記録体 - Google Patents

導電性支持体およびそれを用いた静電記録体

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JPH06102677A JP27340792A JP27340792A JPH06102677A JP H06102677 A JPH06102677 A JP H06102677A JP 27340792 A JP27340792 A JP 27340792A JP 27340792 A JP27340792 A JP 27340792A JP H06102677 A JPH06102677 A JP H06102677A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、良好な記録特性を得ることのでき
る優れた耐湿度特性と、屋外でも十分使用できる優れた
耐水性とを有する導電層を設けた導電性支持体およびそ
れを用いた静電記録体を提供するものである。 【構成】 支持体上の少なくとも片面に、導電性顔料、
正塩および結着剤を含有する導電層を有し、該結着剤と
してでんぷんを全結着剤成分の20〜85重量部含有
し、かつ、前記正塩の配合量が導電性顔料100重量部
に対して10〜100重量部であることを特徴とする導
電性支持体であり、更に、該導電性支持体の導電層上に
記録層を設けた静電記録体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性支持体に関するも
のであり、より詳細には導電層に必要とされる耐湿度特
性の良好な導電性を有すると共に、優れた耐水性を有す
る導電性支持体およびそれを用いた静電記録体を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より電子写真感光体や静電記録紙に
おいては、記録層(電子写真感光体の場合は光導電層、
静電記録体の場合は誘電層)を設けるための支持体とし
て導電性支持体が用いられている。ところで、静電記録
体を用いる静電記録方式は、ファクシミリ用、製図用、
新聞校正用、公文書記録用等さまざまな分野で使用され
てきており、近年、カラー化の要望に応じてカラー記録
対応装置が開発され、これに伴ってその用途が急速に拡
大している。特に該静電記録方式は、デザイン関係、イ
ベント関係、広告関係等屋外で使用される分野でも簡便
にカラーのコピーが得られることから普及してきてい
る。このような背景からして、前記導電性支持体には、
過酷な環境条件下においても良好な記録特性を得ること
のできる優れた耐湿度特性と、屋外でも十分に使用でき
るような優れた耐水性とが要求されている。
【0003】然るに従来の静電記録体は、予め耐水化処
理した紙、樹脂フィルム、及び布帛等の耐水性支持体上
に、例えば特開昭61−264345号公報に開示され
ているようにアミノ基を有するカチオン性高分子電解質
からなる導電性付与剤を含有した導電性を設けた導電性
支持体がもちいられているものである。しかしながら、
このような従来の静電記録体は、導電層の電気抵抗が広
範囲の環境条件下における湿度変化の影響を受けにく
い、いわゆる湿度依存性が少ない点においては満足する
ものであったが、導電層に配合されているカチオン性高
分子電解質が水溶性であるため、上記の如く屋外で使用
すると雨に曝されて導電層が次第に溶解して記録層が剥
離してしまうという問題を生じてしまう。従って、優れ
た記録特性と共に屋外で使用することのできる十分な耐
水性を有する静電記録体は未だ開発されていない状況に
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き事
情に鑑み、良好な記録特性を得ることのできる優れた耐
湿度特性と、屋外でも十分使用できる優れた耐水性とを
有する導電層を設けた導電性支持体およびそれを用いた
静電記録体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上の少
なくとも片面に、導電性顔料、正塩および結着剤を含有
する導電層を有し、該結着剤としてでんぷんを全結着剤
成分の20〜85重量%含有し、かつ、前記正塩の配合
量が導電性顔料100重量部に対して10〜100重量
部であることを特徴とする導電性支持体であり、更に、
該導電性支持体の導電層上に記録層を設けた静電記録体
である。
【0006】本発明において導電層に用いられる結着剤
は、その20〜85重量%がでんぷんであり、残りの8
0〜15重量%は他の水性樹脂、すなわち水溶性高分子
または水分散性高分子が用いられる。ここででんぷんと
しては、αでんぷん、βでんぷん、酸化でんぷん、エー
テル化でんぷん、アセチル化でんぷん、メチル化でんぷ
ん、カルボキシ変性でんぷん等の各種でんぷんが挙げら
れ、適宜選択して用いることができる。なお、結着剤と
してでんぷんの配合量が20重量%未満では十分な耐湿
度特性を得ることができず、一方、85重量%を越える
と十分な耐水性を得ることができないという問題を生ず
る。
【0007】また、でんぷんと共に用いられる結着剤と
しては、でんぷん以外の水溶性高分子または水分散性高
分子が使用され、例えば、ポリニビルアルコール、変性
ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カゼ
イン、ゼラチン、アルギン酸ソーダ、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアミド、変性ポリアクリルアミド、
イソブチレン−無水マレイン酸共重合体樹脂のアルカリ
水溶液、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体樹脂
のアルカリ水溶液、スチレン−無水マレイン酸共重合体
樹脂のアルカリ水溶液等の水溶性樹脂、水性ポリエステ
ル、水性ポリウレタン、(メタ)アクリル酸エステル系
共重合体、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢
酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル−アクリル系共重合体、ポリ塩化ビニリデンおよびこ
れらの誘導体等の水分散性樹脂が挙げられる。これらは
単独または併用して使用することができるが、耐水性に
優れていることから水分散性樹脂が好ましく用いられ
る。なお、より優れた耐水性を得るために必要に応じて
耐水化剤を用いることができ、例えばグリオキザール、
クロム明ばん、メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒ
ド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒド
リン樹脂等の耐水化剤が添加できる。
【0008】本発明において用いられる正塩としては、
例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化カリウム、
酢酸ナトリウム、硫酸銅等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。中でも取扱いの容易さ、コスト
等から塩化ナトリウムが特に好ましく用いられる。かか
る正塩は、導電層において導電性顔料100重量部に対
して10〜100重量部の割合で用いられる必要があ
る。ここで、正塩の配合量が上記の範囲からはずれると
十分な耐湿度安定性が得られないという問題を生ずる。
【0009】本発明における導電性顔料としては、従来
より導電層に用いられている電子伝導材料や該電子伝導
材料を表面にドーピング処理した無機化合物を適宜選択
して用いることができる。例えば各種のカーボンブラッ
ク、グラファイト、酸化スズ、酸化アンチモン、金、
銀、銅等の電子伝導性粉末や、酸化亜鉛、二酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、雲母、チタン酸カリウム、アルミニウムボレート、
シリコンカーバイト等の無機化合物に前記の電子伝導性
粉末をドーピング処理した粉末が挙げられる。本発明に
おいては、これらの無機化合物粉末の中でも針状の結晶
構造を有するものが、比較的少量の添加で同等の効果を
得ることができるという理由により好適であり、具体的
にはチタン酸カリウム、シリコンカーバイト、アルミニ
ウムボレート等のウィスカーを酸化スズ、酸化アンチモ
ン、金、銀等によってドーピング処理を施したものが挙
げられる。更に上記の如き針状結晶の大きさが、長さ方
向の長軸径が5〜100μmであり、幅方向の短軸径が
0.1〜1μmであるものが均一な導電層を形成するた
めに特に好ましい。上記の如き導電性顔料は、導電層に
おいて結着剤100重量部に対して70〜900重量部
の割合で用いられるのが好ましいが、針状の結晶構造を
有する導電性顔料を用いる場合は20〜150重量部の
割合が好ましい。
【0010】本発明における導電層は、導電性顔料およ
び正塩と、結着剤としてでんぷんとを含有するものであ
り、しかも、これらは前述の如く特定の配合量で用いら
れるものである。そして、かかる組成よりなる導電層を
設けることによって、はじめて本願発明の目的である良
好な記録特性を得るための優れた耐湿度特性と、屋外で
も十分使用することのできる優れた耐水性とを同時に満
足することができるものである。なお、導電層には上記
の如き作用効果を損なわない範囲で、必要に応じて例え
ばシリカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、カ
オリン、タルク、マイカ、炭酸カルシウム等の無機顔料
や、セルロース粉末、ポリエチレン粉末、ポリプロプレ
ン粉末、ポリスチレン粉末等の有機顔料を添加すること
ができる。また、導電層は表面固有抵抗値が1.0×1
5〜1.0×109Ω/□であることが望ましい。
【0011】本発明における支持体は、例えば、紙、合
成紙、不織布、各種の樹脂フィルム、布帛、皮革等が挙
げられ、特に限定されるものではない。本発明の導電性
支持体は、上記の支持体の少なくとも片面に前記の如き
導電層を設けたものである。
【0012】また、本発明の静電記録体は、上記の導電
性支持体の導電層上に記録層を設けたものである。な
お、導電層を支持体の両面に設けた導電性支持体の場合
は、片面の導電層上にのみ記録層を設けるものとする。
ここで、記録層としては、静電記録体の誘電体層として
の機能を有する有機溶剤可溶性の絶縁抵抗の大きい各種
の樹脂が使用でき、例えばポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリウレタン、(メタ)アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、ブチラール樹脂、オレフィン系
樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。な
お、必要に応じて前記の導電層に使用される無機顔料や
有機顔料を加えて用いることができる。
【0013】本発明において導電層及び記録層を設ける
には、例えば、水、メタノール、エタノール、トルエ
ン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等の溶
媒に前記の材料を溶解または分散した塗料を、エアーナ
イフコーター、ロールコーター、ワイヤーバーコータ
ー、スプレーコーター、ファウンテンコーター、リバー
スロールコーター等によって塗布・乾燥して設けること
ができる。
【0014】本発明の導電性支持体及び静電記録体にお
いては、必要に応じて (i)片面にのみ導電層が設けられている場合は、支持
体と導電層の間及び支持体の導電層とは反対側の面上の
少なくとも一方 (ii)支持体の両面に導電層が設けられている場合は、
該支持体と導電層の間の少なくとも一方 にバリヤー層を設けることができる。バリアー層は、例
えばスチレン−ブタジエン共重合体、アクリル−アクリ
ル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、
酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等の各種エマルジョン系の
樹脂が好適であるがこれらに限定されることなく公知の
各種樹脂が用いられる。また前記の導電層に使用する無
機顔料、有機顔料、導電性顔料を必要に応じて用いるこ
とができる。なお、本発明の導電性支持体は、上記の如
き静電記録体に用いられるのみでなく、例えば電子写真
感光体、電子写真式平版印刷用原版等にも用いられるも
のである。
【0015】
【実施例】次に実施例により詳細に説明する。なお、配
合を示す部数はすべて重量部を表わすものである。 実施例1 支持体として坪量50g/m2 の上質紙を用いて、該支
持体の片面に下記組成よりなる導電層用塗料を塗布・乾
燥して、塗布量8g/m2 の導電層を設けて本発明の導
電性支持体を作製した。 ・導電性チタン酸カリウムウィスカー 25部 (大塚化学社製、デントール WK−300) ・アクリル系水分散性樹脂 33部 (三井東圧化学社製、ボンロン−428、固形分44.7%) ・でんぷん(松谷化学工業社製、ユニークガム) 83部 ・塩化ナトリウム(日本たばこ産業社製、食塩) 10部 ・水 500部
【0016】実施例2 下記組成よりなる導電層用塗料を用いた以外は、実施例
1と全く同様にして本発明の導電性支持体を作製した。 ・導電性チタン酸カリウムウィスカー 25部 (大塚化学社製、デントール WK−300) ・アクリル系水分散性樹脂 170部 (三井東圧化学社製、ボンロン−428、固形分44.7%) ・でんぷん(松谷化学工業社製、ユニークガム) 20部 ・塩化ナトリウム(日本たばこ産業社製、食塩) 10部 ・水 420部
【0017】実施例3 下記組成よりなる導電層用塗料を用いた以外は、実施例
1と全く同様にして本発明の導電性支持体を作製した。 ・導電性チタン酸カリウムウィスカー 140部 (大塚化学社製、デントール WK−300) ・アクリル系水分散性樹脂 45部 (三井東圧化学社製、ボンロン−428、固形分44.7%) ・でんぷん(松谷化学工業社製、ユニークガム) 80部 ・塩化ナトリウム(日本たばこ産業社製、食塩) 15部 ・水 1000部 実施例4 実施例3の導電層用塗料において塩化ナトリウムの配合
量を140部とした以外は、実施例3と全く同様にして
本発明の導電性支持体を作製した。
【0018】比較例1 下記組成よりなる導電層用塗料を用いた以外は、実施例
1と全く同様にして比較用の導電性支持体を作製した。 ・導電性チタン酸カリウムウィスカー 25部 (大塚化学社製、デントール WK−300) ・でんぷん(松谷化学工業社製、ユニークガム) 100部 ・塩化ナトリウム(日本たばこ産業社製、食塩) 10部 ・水 540部
【0019】比較例2 下記組成よりなる導電層用塗料を用いた以外は、実施例
1と全く同様にして比較用の導電性支持体を作製した。 ・導電性チタン酸カリウムウィスカー 25部 (大塚化学社製、デントール WK−300) ・アクリル系水分散性樹脂 200部 (三井東圧化学社製、ボンロン−428、固形分44.7%) ・でんぷん(松谷化学工業社製、ユニークガム) 10部 ・塩化ナトリウム(日本たばこ産業社製、食塩) 10部 ・水 400部
【0020】比較例3 実施例3の導電層用塗料において塩化ナトリウムの配合
量を10部とした以外は、実施例3と全く同様にして比
較用の導電性支持体を作製した。 比較例4 実施例3の導電層用塗料において塩化ナトリウムの配合
量を180部とした以外は、実施例3と全く同様にして
比較用の導電性支持体を作製した。
【0021】以上の実施例1〜4及び比較例1〜4で作
製した導電性支持体について、低湿度(30℃、20%
RH)、中湿度(25℃、65%RH)、高湿度(30
℃、80%RH)の各環境条件下に24時間放置後の表
面固有抵抗を測定(リング式、印加電圧100V)し
た。測定結果は表−1の通りであり、比較例3〜4の導
電性支持体は表面固有抵抗の大きな変化が認められ耐湿
度特性が不十分なのに対して、実施例1〜4の本発明の
導電性支持体は低湿度、中湿度、高湿度の広範囲な環境
において安定した表面固有抵抗が得られており、優れた
耐湿度特性を有していることが確認された。
【表1】
【0022】次に、実施例1〜4及び比較例1〜4で作
製した導電性支持体の導電層上に下記組成よりなる記録
層用塗料を塗布・乾燥して、塗布量5g/m2の記録層
を設けて本発明又は比較用の静電記録体を作製した。 ・n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート(1:1)共重合体 (分子量約10万、40%トルエン溶液) 100部 ・炭酸カルシウム 40部 ・トルエン 180部
【0023】上記で作製した静電記録体について、下記
の要領にて画像評価及び耐水性試験を行った。 (1) 画像評価; 静電カラープロッター(バーサテ
ック社製、CE3436)を用いて、低湿度(30℃、
30%RH)、中湿度(20℃、60%RH)、高湿度
(30℃、80%RH)の各環境条件中にて静電記録体
に画像形成を行い、画像濃度(マクベス反射濃度計RD
−914を使用して、黒色部を測定した)と画質を評価
した。なお、画質評価は画像の荒れ、抜け等の画質不良
のないものを○、前記の画像不良のうちの少なくとも1
つが実用上問題ある程度に認められたものを×とした。 (2) 耐水性試験; 上記の画像評価にて画像形成さ
れた静電記録体を水中に72時間浸漬した後、記録層の
脹れや剥離が発生していないものを○、脹れ又は剥離が
認められたものを×とした。画像評価及び耐水性試験の
結果は表−2に示すとおりであり、本発明の静電記録体
は良好な記録特性と共に、優れた耐水性を有しているこ
とが確認された。
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明の導電性支持体及びそれを用いた
静電記録体は、上記の如く導電層の構成を特定したこと
によって、広範な環境条件において湿度依存性が少な
く、良好な記録特性を有すると共に優れた耐水性を有す
るので、屋外でも十分に使用することができ、広範囲な
用途に適応できるという優れた効果を有するものであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上の少なくとも片面に、導電性顔
    料、正塩および結着剤を含有する導電層を有し、該結着
    剤としてでんぷんを全結着剤成分の20〜85重量%含
    有し、かつ、前記正塩の配合量が導電性顔料100重量
    部に対して10〜100重量部であることを特徴とする
    導電性支持体。
  2. 【請求項2】 支持体上の少なくとも片面に、導電層お
    よび記録層を順次積層してなる静電記録体において、該
    導電層は導電性顔料、正塩および結着剤を含有し、該結
    着剤としてでんぷんを全結着剤成分の20〜85重量%
    含有し、かつ、前記正塩の配合量が導電性顔料100重
    量部に対して10〜100重量部であることを特徴とす
    る静電記録体。
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US5681642A (en) * 1994-08-11 1997-10-28 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Electrostatic recording material

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JPS54110849A (en) * 1978-02-18 1979-08-30 Mita Industrial Co Ltd Photoconductive composition for electric responsive recording material

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