JPH0610250Y2 - ジヤイロ装置における懸吊線のクランプ機構 - Google Patents
ジヤイロ装置における懸吊線のクランプ機構Info
- Publication number
- JPH0610250Y2 JPH0610250Y2 JP3552487U JP3552487U JPH0610250Y2 JP H0610250 Y2 JPH0610250 Y2 JP H0610250Y2 JP 3552487 U JP3552487 U JP 3552487U JP 3552487 U JP3552487 U JP 3552487U JP H0610250 Y2 JPH0610250 Y2 JP H0610250Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension wire
- wire
- spring pin
- gyro device
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は例えばジャイロ装置において、高速回転する
ロータを内蔵したロータケースの垂直軸受のスラスト荷
重を軽減するために、垂直軸を懸吊支持する懸吊線のク
ランプ機構に関する。
ロータを内蔵したロータケースの垂直軸受のスラスト荷
重を軽減するために、垂直軸を懸吊支持する懸吊線のク
ランプ機構に関する。
〈従来の技術およびその問題点〉 第5図に示すようにジャイロ装置において、高速回転す
るロータを内蔵したロータケースaの垂直軸bを支持す
る軸受cのスラスト荷重を軽減するために、垂直軸を懸
吊線3で吊持している。
るロータを内蔵したロータケースaの垂直軸bを支持す
る軸受cのスラスト荷重を軽減するために、垂直軸を懸
吊線3で吊持している。
この懸吊線はピアノ線或いはステンレス線が使用され、
これを接着剤や楔によって固定しているが、接着剤によ
る固定は接着剤の使用量、或いは使用方法により接着力
が相違し、接着力および耐用年数等に対する信頼性に問
題があり、楔によるものも、楔の弛緩等の問題がある。
これを接着剤や楔によって固定しているが、接着剤によ
る固定は接着剤の使用量、或いは使用方法により接着力
が相違し、接着力および耐用年数等に対する信頼性に問
題があり、楔によるものも、楔の弛緩等の問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 従来のような固定方法の問題点を解決するため、この考
案では懸吊線を複数本の線で包囲して線条束とし、これ
を管状体の長さ方向に開口部を設けたスプリングピンで
包囲した後、スリーブ内へ打込み線条束相互を圧着する
ことにより作業の簡略化と、支持力の強化を図ったもの
である。
案では懸吊線を複数本の線で包囲して線条束とし、これ
を管状体の長さ方向に開口部を設けたスプリングピンで
包囲した後、スリーブ内へ打込み線条束相互を圧着する
ことにより作業の簡略化と、支持力の強化を図ったもの
である。
〈実施例〉 この考案の実施例を添付図面について説明すると、貫通
孔2を有するスリーブ1に懸吊線3となるピアノ線を挿
通してスリーブ他端に突出させ、この突出部分の外周を
別の複数本のピアノ線で包囲して線条束4とする。この
線条束4を、管状体の長さ方向に開口部6を設けたスプ
リングピン5で包被し、同スプリングピンから突出する
線条束4の余端を第4図A−A線で示すように切落した
後スプリングピン5を、スリーブ1の孔内へ打込み、ス
プリングピンによって懸吊線3を含む線条束4をスリー
ブ1内に圧着させる。
孔2を有するスリーブ1に懸吊線3となるピアノ線を挿
通してスリーブ他端に突出させ、この突出部分の外周を
別の複数本のピアノ線で包囲して線条束4とする。この
線条束4を、管状体の長さ方向に開口部6を設けたスプ
リングピン5で包被し、同スプリングピンから突出する
線条束4の余端を第4図A−A線で示すように切落した
後スプリングピン5を、スリーブ1の孔内へ打込み、ス
プリングピンによって懸吊線3を含む線条束4をスリー
ブ1内に圧着させる。
尚、スプリングピンの打込みはスリーブ1の貫通孔2を
テーパ孔とするか、打込み口端だけにテーパをつけて孔
径を大きくすれば容易となる。又、懸吊線3は所要数の
線条束をスプリングピン5で包囲し、その中心に懸吊線
3を挿通することにより容易に懸吊線3を線条束4の中
心に位置させることができる。
テーパ孔とするか、打込み口端だけにテーパをつけて孔
径を大きくすれば容易となる。又、懸吊線3は所要数の
線条束をスプリングピン5で包囲し、その中心に懸吊線
3を挿通することにより容易に懸吊線3を線条束4の中
心に位置させることができる。
添付図面では一体の懸吊線3を、同懸吊線と同一のφ0.
32のピアノ線6本で包囲し、1.4φのスプリングピン5
を使用し、1.4φの孔径をスリーブに打込んだ場合が示
されている。
32のピアノ線6本で包囲し、1.4φのスプリングピン5
を使用し、1.4φの孔径をスリーブに打込んだ場合が示
されている。
〈考案の効果〉 この考案によれば、懸吊線3はスプリングピン5の打込
み時の衝撃により強力に締付けられ、充分な固定力が簡
単に得られ、作業が容易であると共に、スプリングピン
は市販品を利用できるので安価に製作できる効果があ
る。
み時の衝撃により強力に締付けられ、充分な固定力が簡
単に得られ、作業が容易であると共に、スプリングピン
は市販品を利用できるので安価に製作できる効果があ
る。
第1図はこの考案に係る固定部の縦断正面図、第2図は
一部欠截側面図、第3図は懸吊線を線条束の中心に挿通
する直前の斜視図、第4図は打込み前の縦断正面図、第
5図は懸吊線の使用状態を示すジャイロ装置の正面図で
ある。 1……スリーブ、2……貫通孔 3……懸吊線、4……スプリングピン 5……開口
一部欠截側面図、第3図は懸吊線を線条束の中心に挿通
する直前の斜視図、第4図は打込み前の縦断正面図、第
5図は懸吊線の使用状態を示すジャイロ装置の正面図で
ある。 1……スリーブ、2……貫通孔 3……懸吊線、4……スプリングピン 5……開口
Claims (1)
- 【請求項1】ピアノ線、ステンレス線等からなる懸吊線
の外周を、同質の複数の線で包囲し、これを長さ方向に
開口部を設けたスプリングピンで包被してスリーブの貫
通孔内に打込み、線条相互を締め付けたことを特徴とす
るジャイロ装置における懸吊線のクランプ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3552487U JPH0610250Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | ジヤイロ装置における懸吊線のクランプ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3552487U JPH0610250Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | ジヤイロ装置における懸吊線のクランプ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142717U JPS63142717U (ja) | 1988-09-20 |
JPH0610250Y2 true JPH0610250Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=30845102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3552487U Expired - Lifetime JPH0610250Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | ジヤイロ装置における懸吊線のクランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610250Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP3552487U patent/JPH0610250Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142717U (ja) | 1988-09-20 |
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