JPH06102431A - 多分岐光カプラの製造方法 - Google Patents

多分岐光カプラの製造方法

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JPH06102431A
JPH06102431A JP27512092A JP27512092A JPH06102431A JP H06102431 A JPH06102431 A JP H06102431A JP 27512092 A JP27512092 A JP 27512092A JP 27512092 A JP27512092 A JP 27512092A JP H06102431 A JPH06102431 A JP H06102431A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical coupler
fusion
couplers
melt
Prior art date
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Pending
Application number
JP27512092A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Yamazaki
勝広 山崎
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 融着接続部をなくし、融着接続による損失の
ない多分岐光カプラを、補強の必要もなく極めて作業性
良く製造することのできる多分岐光カプラの製造方法を
提供する。 【構成】 2×8の多分岐光カプラCは、先ず、4×4
の光カプラC1 を2個用意し、そして、各光カプラC1
の選択された1本のファイバfを用いて、被覆部が除去
された部分を互いに接触させた後、この部分を加熱装置
10にて加熱して溶融延伸処理を行なうことにより、作
製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光計測等に有
効に利用されている光カプラ、特に、例えば2×8など
とされる多分岐光カプラの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光通信、光計測等に有効に利用されてい
る、例えば2×8の多分岐光カプラが図4に模式的に例
示されているが、従来このような2×8の多分岐光カプ
ラCは、7個の2×2の光カプラを互いに融着接続する
ことにより作製されている。
【0003】つまり、先ず、2×2の光カプラとされる
2個の第1の光カプラC1 は、その選択された一方の入
力端が、2×2の光カプラとされる第2の光カプラC2
の出力端にそれぞれ接続され、2×4の多分岐光カプラ
C’が形成される。次いで、この2×4の多分岐光カプ
ラC’を2組だけ用意し、そして、各2×4の多分岐光
カプラC’の第2の光カプラC2 の選択された一方の入
力端を、これも又同様に2×2の光カプラとされる第3
の光カプラC3 の各出力端に接続する。このようにして
作製された2×8の多分岐光カプラCは、6か所の融着
接続部100を有している。
【0004】又、別法として、図5に示すように、2×
8の多分岐光カプラCは、2個の4×4の第1の光カプ
ラC1 と、1個の2×2の第2の光カプラC2 とを利用
して、各4×4の光カプラC1 の選択された一つの入力
端を第2の光カプラC2 の両出力端にそれぞれ接続する
ことにより作製されている。このようにして作製された
2×8の多分岐光カプラCは、2か所の融着接続部10
0を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方法により作製さ
れた多分岐光カプラCは、第1と第2、更には第2と第
3の光カプラが融着接続されているが、 (1)融着接続部にクラッドが露出しており、曲げに対
し弱く、そのために融着接続部を熱収縮チューブにて補
強する必要があり、作業性が悪い。 (2)融着接続による損失が生じる。融着接続部1か所
に付き0.1〜0.2dBの損失がある。 といった問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、融着接続部をな
くし、融着接続による損失のない多分岐光カプラを、補
強の必要もなく極めて作業性良く製造することのできる
多分岐光カプラの製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多分岐光カプラの製造方法にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、(a)複数本の光ファイバを溶融延伸処
理することにより光カプラを形成すること、(b)前記
光カプラを複数個用意し、この各光カプラからそれぞれ
1本の光ファイバを選択し、この選択された複数本の光
ファイバ同志を溶融延伸処理することにより光カプラを
形成すること、を特徴とする多分岐光カプラの製造方法
である。
【0008】又、本発明の他の態様によれば、このよう
にして得られた多分岐カプラを複数個用意し、この各多
分岐光カプラからそれぞれ1本の光ファイバを選択し、
この選択された複数本の光ファイバ同志を溶融延伸処理
することにより光カプラを形成し、他の構成の多分岐光
カプラを好適に製造することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る多分岐光カプラの製造方
法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0010】先ず、本発明に従って、図5に関連して説
明したと同様の、4×4の光カプラを利用して2×8の
多分岐光カプラCを製造する方法について説明する。
【0011】図1を参照して、本実施例では、4本の光
ファイバを溶融延伸処理することにより4×4の光カプ
ラCが2個作製される。
【0012】更に説明すれば、4本の光ファイバfは、
それぞれ所定長さにわたって被覆を除去し、図1(B)
に示すように、互いにコンタクト状態とした後、この部
分を加熱しながら、溶融延伸台(図示せず)により溶融
延伸処理が行なわれる。溶融延伸処理は、通常の方法に
従って行なうことができ、例えば、火炎バーナ、炭酸ガ
スレーザ、小型電気炉など適宜の加熱装置10を用い
て、一般に1300〜2000℃の温度で加熱しなが
ら、溶融延伸台を、例えばラック−ピニオン機構を介し
て光ファイバfを軸方向両側に例えば0.005〜10
0mm/分の速度で引っ張ることにより行い得る。
【0013】溶融延伸処理は、各光ファイバfの一端に
受光器(図示せず)を接続し、一つの光ファイバの他端
から例えば波長(λ)1.30μmの光を入射し、この
光の出力を受光器で観察しながら、行なうことができ
る。
【0014】このようにして、所定の分岐比とされる4
×4の光カプラC1 が形成されると、この状態で、溶融
延伸部をガラス基板に樹脂で固定し、樹脂付けを完了し
た光カプラC1 を溶融延伸台から取外す。
【0015】次いで、図2に示すように、本発明に従え
ば、このようにして作製された4×4の光カプラC1
2個用意し、そして、各光カプラC1 の選択された1本
のファイバfを用いて、被覆部が除去された部分を互い
に平行に設置した後、この部分を加熱装置10にて加熱
して溶融延伸処理を行なう。溶融延伸処理は、先に説明
したと同様にして行なうことができる。
【0016】又、このとき、溶融延伸される各光ファイ
バfの一端に受光器PDを接続し、両光カプラCの中の
選択された一つの光ファイバの他端から例えば波長
(λ)1.30μmの光を入射し、この光の出力を受光
器PDで観察しながら、所定の分岐比を有するまで溶融
延伸処理を行なうことができる。
【0017】このようにして、所定の分岐比を有した2
×8の多分岐光カプラCが形成される。そして、この状
態で、溶融延伸部をガラス基板に樹脂で固定し、樹脂付
けを完了した多分岐光カプラCを溶融延伸台から取外
す。
【0018】上記実施例では、2個の4×4の光カプラ
1 を使用して、2×8の多分岐光カプラCを作製する
ものとして説明したが、例えば3個の4×4の光カプラ
と1個の3×3の光カプラとを使用して、3×12の多
分岐光カプラなどをも作製することが可能である。
【0019】図3には、本発明の他の実施例を示す。こ
の実施例は、図4に関連して説明したと同様の、2×2
の光カプラC1 を利用して2×8の多分岐光カプラCを
製造する方法について説明する。
【0020】本実施例では、通常の2×2の光カプラC
1 を利用して、図3(A)に示すように、上記実施例と
同様にして、2組の2×4の多分岐光カプラC’が作製
される。
【0021】つまり、図3(A)にて、各2×2の光カ
プラC1 の1本のファイバfを用いて、被覆部が除去さ
れた部分を互いに接触させた後、この部分を加熱して溶
融延伸処理を行なう。溶融延伸処理は、先に説明したと
同様にして行なうことができる。
【0022】又、このとき、溶融延伸される各光ファイ
バfの一端に受光器PDを接続し、2×2の光カプラC
1 の中の選択された一つの光ファイバfの他端から例え
ば波長(λ)1.30μmの光を入射し、この光の出力
を受光器PDで観察しながら、所定の分岐比を有するま
で溶融延伸処理を行なうことができる。
【0023】このようにして、所定の分岐比を有した2
×4の多分岐光カプラが形成されると、この状態で、溶
融延伸部をガラス基板に樹脂で固定し、樹脂付けを完了
した多分岐光カプラを溶融延伸台から取外す。
【0024】次いで、この2×4の多分岐光カプラC’
を2組利用して、図3(B)に示すように、2×8の多
分岐光カプラCが作製される。
【0025】つまり、各2×4の光カプラC’の選択さ
れた1本のファイバを用いて、被覆部が除去された部分
を互いに平行に設置した後、この部分を加熱して溶融延
伸処理を行なう。溶融延伸処理は、先に説明したと同様
にして行なうことができる。
【0026】又、このとき、溶融延伸される各光ファイ
バfの一端に受光器PDを接続し、両2×4の光カプラ
C’の中の選択された一つの光ファイバfの他端から例
えば波長(λ)1.30μmの光を入射し、この光の出
力を受光器PDで観察しながら、所定の分岐比を有する
まで溶融延伸処理を行なうことができる。
【0027】このようにして、所定の分岐比を有した2
×8の多分岐光カプラCが形成される。そして、この状
態で、溶融延伸部をガラス基板に樹脂で固定し、樹脂付
けを完了した多分岐光カプラCを溶融延伸台から取外
す。
【0028】上述のように、本発明によれば、多分岐光
カプラを構成する各カプラの間に融着接続部は全く存在
しない。従って、従来必要とされた融着接続部の補強作
業は必要とされない。
【0029】又、融着接続部が存在しないことにより、
接続部1か所に付き0.1〜0.2dBだけ生じていた
接続損失の問題が解決される。
【0030】実際に、本発明に従って製造した2×8の
多分岐光カプラは、従来の2×8の多分岐光カプラに比
較して、5%程度その光減衰特性が向上していた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多分
岐光カプラの製造方法は、複数個の光カプラからそれぞ
れ1本の光ファイバを選択し、これら複数の光ファイバ
を互いに接触させた後、この部分を溶融延伸処理するこ
とにより光カプラを形成して多分岐光カプラを製造する
構成とされるので、製造された多分岐光カプラには、融
着接続部が存在せず、従って、従来必要とされた融着接
続部の補強作業が必要とされず、融着接続による損失の
ない多分岐光カプラを、極めて作業性良く製造すること
ができるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多分岐光カプラの製造方法の一実
施例を説明する図である。
【図2】本発明に係る多分岐光カプラの製造方法を説明
する図である。
【図3】本発明に係る多分岐光カプラの製造方法の他の
実施例を説明する図である。
【図4】従来の製造方法にて製造された多分岐光カプラ
を示す図である。
【図5】従来の製造方法にて製造された多分岐光カプラ
を示す図である。
【符号の説明】
C 多分岐光カプラ C1 、C2 、C3 光カプラ 10 加熱装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次いで、図2に示すように、本発明に従え
ば、このようにして作製された4×4の光カプラC
2個用意し、そして、各光カプラCの選択された1本
のファイバfを用いて、被覆部が除去された部分を互い
接触させた後、この部分を加熱装置10にて加熱して
溶融延伸処理を行なう。溶融延伸処理は、先に説明した
と同様にして行なうことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】つまり、各2×4の光カプラC’の選択さ
れた1本のファイバを用いて、被覆部が除去された部分
を互いに接触させた後、この部分を加熱して溶融延伸処
理を行なう。溶融延伸処理は、先に説明したと同様にし
て行なうことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数本の光ファイバを溶融延伸処
    理することにより光カプラを形成すること、(b)前記
    光カプラを複数個用意し、この各光カプラからそれぞれ
    1本の光ファイバを選択し、この選択された複数本の光
    ファイバ同志を溶融延伸処理することにより光カプラを
    形成すること、を特徴とする多分岐光カプラの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の多分岐カプラを複数個用意
    し、この各多分岐光カプラからそれぞれ1本の光ファイ
    バを選択し、この選択された複数本の光ファイバ同志を
    溶融延伸処理することにより光カプラを形成すること、
    を特徴とする多分岐光カプラの製造方法。
JP27512092A 1992-09-18 1992-09-18 多分岐光カプラの製造方法 Pending JPH06102431A (ja)

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